JPH06185473A - ポンプ - Google Patents

ポンプ

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JPH06185473A
JPH06185473A JP4336396A JP33639692A JPH06185473A JP H06185473 A JPH06185473 A JP H06185473A JP 4336396 A JP4336396 A JP 4336396A JP 33639692 A JP33639692 A JP 33639692A JP H06185473 A JPH06185473 A JP H06185473A
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JP
Japan
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air
space
outside world
pump
air chamber
Prior art date
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Pending
Application number
JP4336396A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Yasunaka
敏男 安中
Hiroyuki Suzuki
弘之 鈴木
Makoto Aoki
真 青木
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Tokimec Inc
Original Assignee
Tokimec Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 主に空気の送出を目的とし、実際の使用時に
おける低騒音・低振動を図ったポンプを提供することを
目的とする。 【構成】 ケ−ス50と、弾性部材からなる可動壁12
とにより空気室10を構成する。該可動壁12上に磁石
33を配置し、また、該磁石33を作動させる電磁石2
0を空気室10内に配置する。なお、ケ−ス50、可動
壁12等の接合部は気密を保って行うことにより水中で
の使用を可能とする。 【効果】 電磁石の冷却を十分に行うことができる。ポ
ンプを水中に配置して使用すれば、外部にもれる振動、
騒音を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、水耕栽培や魚
の飼育等の分野において使用される、主に空気を送り出
すポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】空気等の流体を送るためのポンプは多く
の分野でなくてはならないものである。 現在使用され
ているポンプの一例を図9に示す。該ポンプは、主とし
て、一般家庭における金魚の飼育等において空気を送り
出すために使用されているものである。
【0003】該ポンプは、吸入・送出する空気の流路を
形成する吸送出流路系と、該吸送出流路系を作動させて
空気を送り出す駆動系と、これらを収容するケ−ス50
0と、から主に構成される。
【0004】吸送出流路系は、空気室100と、吸入管
400と、送出管410と、により主に構成されてい
る。空気室100は、固定壁110と、弾性壁120と
からなり、該弾性壁120が変形することによりその容
積を変更可能に構成されている。また、吸入管400
は、外部の空気を該空気室100内に吸入するためのも
のである。送出管410は、該空気室100内の空気を
外部に送出するためのものである。そして、吸入管40
0、送出管410には、それぞれ、逆流防止のための弁
130,140が設けられている。
【0005】駆動系は、作動ア−ム300と、電磁石2
00とにより主に構成される。作動ア−ム300は、一
方の端部310をケ−ス500に固定されている。ま
た、その中央付近に設けられた連結部材320により上
記弾性壁120と連結されている。さらに、作動ア−ム
300の他端は固定されておらず、ここには磁石330
が設けられている。そして、電磁石200は、該磁石3
30に対応した位置に配置されている。
【0006】動作を説明する 電磁石200に交流電流を流すと、該電磁石200の発
生する磁界により磁石330には、(図9において)上
向きの力と下向きの力とが交互に作用する。その結果、
該磁石330は上下方向の往復運動を行い、これに伴っ
て該磁石330の固定されているア−ム300も端部3
10を支点として上下方向(図中矢印で示す)に振れ
る。そして、該ア−ム300と連結されている弾性壁1
20も変形を繰り返す。その結果、空気室100の容積
が変化し、これに伴って、該空気室100への空気の吸
入および外部への空気の送出が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記図9に示したタイ
プのポンプは、構造が単純で低コストであるため、一般
家庭で使用されることが多い。そして、家庭での使用を
前提とした場合、低騒音化・低振動化を図る必要があ
る。しかしながら、このタイプのポンプは、弁120,
130の作動およびア−ム300の振れに伴う騒音、振
動が、大きいという問題があった。該問題を解決するた
めには、ケ−ス500の重量を大きくするか、あるい
は、空気吐出量を小さくするしかなく、上記要望に十分
応えたものとはなっていなかった。
【0008】また、金魚の飼育等においては、水槽、ポ
ンプ等を統一的にデザインし、意匠的に優れたものにし
たいとする要求が近年高まっている。そのため、該デザ
インの制約を小さくするためにも、吐出能力を低下させ
ることなく、小型化を図ることが要求されていた。
【0009】本発明は、実際の使用時における騒音・振
動の低減を図ることのできるポンプを提供することを目
的とする。
【0010】本発明は、吐出能力を維持しつつ小型化を
図ったポンプを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上記問題
点を検討した結果、ポンプ自体の発生する振動・騒音そ
のものを十分に小さくすることはできなくても、発生し
た振動・騒音が使用者に伝わりにくい状態で使用可能な
ポンプを提供すれば、結果として上記目的は達成可能で
あるとの結論を得た。本発明は、主としてかかる観点か
らなされたものである。
【0012】本発明は上記目的を達成するためになされ
たもので、その一態様としては、移動および/または変
形可能な可動壁を含んで構成され、該可動壁を移動およ
び/または変形させることによってその容積を変更可能
な密閉空間を形成する空気室壁と、上記空気室壁を移動
および/または変形させて上記密閉空間の容積を変更さ
せる駆動手段と、上記密閉空間と外界とをつなぎ、外界
から上記密閉空間へ空気が流入することは許すが、上記
密閉空間から外界へ空気が流出することは許さない吸入
流路手段と、上記密閉空間と外界とをつなぎ、外界から
上記密閉空間へ空気が流入することは許さないが、上記
密閉空間から外界へ空気が流出することは許す送出流路
手段と、を有するポンプにおいて、上記駆動手段は上記
密閉空間内に配置されていること、を特徴とするポンプ
が提供される。
【0013】本発明の他の態様としては、密閉空間を構
成する外殻手段と、上記密閉空間を少なくとも二つの個
室空間に区切り、移動および/または変形することによ
り各個室空間の容積を変更可能に構成された可動隔壁手
段と、上記いずれかの個室空間内に配置され、上記可動
隔壁手段を移動および/または変形させて、上記各個室
空間の容積を変化させる駆動手段と、上記各個室空間と
外界とをつなぎ、各個室空間の容積変化に伴って生じる
各個室空間と外界との間の圧力差を解消すべく、外界か
ら各個室空間へ空気が流入することは許すが、上記各個
室空間から外界へ空気が流出することは許さない吸入流
路手段と、上記各個室空間と外界とをつなぎ、上記各個
室空間密閉空間の容積変化に伴って生じる各個室空間と
外界との間の圧力差を解消すべく、外界から各個室空間
へ空気が流入することは許さないが、上記個室空間から
外界へ空気が流出することは許す送出流路手段と、を有
することを特徴とするポンプが提供される。
【0014】なお、上記二つの態様においては、上記駆
動手段は電力により作動するものであり、上記吸入流路
手段または上記送出流路手段内を通って設置された、上
記駆動手段に電力を供給する電力供給線を有するもので
あってもよい。
【0015】
【作用】駆動手段は、可動壁を移動および/または変形
させることによって、空気室壁が構成する密閉空間の容
積を変化させる。すると、この容積変化に伴って生じる
上記密閉空間と外界との間の圧力差が生じる。外圧力差
を無くすべく、吸入流路手段および排出流路手段は作動
し、これにより空気を送出する。
【0016】この場合、上記駆動手段は上記密閉空間内
に配置されているため、該密閉空間内に流入・送出する
空気により冷却される。また、構造的に見て、ポンプを
小型化することができる。
【0017】他の態様について述べる。
【0018】駆動手段により、可動隔壁手段を移動およ
び/または変形させて各個室空間の容積を変更する。こ
れにより各個室空間ごとに吸入流路手段、送出流路手段
によって空気の流入、送出が行われる。
【0019】該電力供給線は上記吸入流路手段または上
記送出流路手段内を通って設置されているため、絶縁皮
膜を厚くしなくても高い信頼性を得ることができる。ま
た、電力供給線を曲げることが容易となり、ポンプ配置
の自由度が高くなる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
【0021】本実施例のポンプは、ポンプ全体の気密性
を高めて、ポンプ自体を水中に配置して使用することを
前提としたものである(注:水上でも使用可能であるこ
とはいうまでもない。)。
【0022】該ポンプは、吸入・送出する空気の流路を
形成する吸入・送出流路系と、該吸入・送出流路系を作
動させて空気を送り出す駆動系と、これらを収容するケ
−ス50と、から主に構成される。
【0023】ケ−ス50は、略筒状であり、その両端面
は開口状態となっている。後述するとおり、該ケ−ス5
0は、それ自身が吸入・送出流路系の空気室10を形成
する壁面の一部を構成している。
【0024】吸入・送出流路系は、空気室10と、吸入
管40と、送出管41と、により主に構成されている。
空気室10は、該ポンプのケ−ス50自身と、可動壁1
2とにより構成されている。該可動壁12は、ケ−ス5
0の開口面を塞ぐようにして設けられている。本実施例
においては、可動壁12は弾性の膜からなり、空気室1
0の内側方向および外側方向のいずれの方向にも撓むこ
とができる。そして、撓むことによって空気室10の容
積を変化させる構成となっている。なお、いうまでもな
く、該可動壁12とケ−ス50との接合は完全に気密性
を保ってなされている。
【0025】外部の空気を該空気室10内に吸入するた
めの吸入管40、該空気室10内の空気を送出するため
の送出管41が設けられている点は従来と同様である。
また、それぞれに、逆流防止のための弁13,14が設
けられている点も同様である。該吸入管40には、必要
に応じて所望の長さの吸入チュ−ブPおよび送出チュ−
ブQを接続して使用する。図面上明らかではないが、こ
れらの接続は気密性を保って行われるようになってお
り、該接続部から水がポンプ内に侵入することはない。
【0026】駆動系は、磁石33と、該磁石33を作動
させるための電磁石20とにより主に構成される。電磁
石20は、棒状の鉄心21とコイル22とからなる。本
実施例においては、該電磁石20は、該鉄心21の軸方
向が上記可動壁12に対してほぼ垂直になるような向き
で、空気室10内に配置されている。該電磁石20は、
ケ−ス50に固定されており、可動壁12の撓むのを妨
げることはない。
【0027】コイル22に電力を供給する電力供給線6
0は、吸入管40内を通されている。また、該電力供給
線60の先端にあるコンセント62は、分解可能に構成
されている。従って、吸入チュ−ブPを交換する際に
は、該コンセント62を分解することで、電力供給線6
0を吸入チュ−ブPに通すことができる。なお、該コン
セント62の直前の位置に吸入チュ−ブPを通すことが
できる程度の小型のコネクタを設け、該コネクタ部分か
ら先のコンセント部分を着脱自在に構成しても、同様に
電力供給線60を吸入チュ−ブPを通すことができる。
【0028】上述したとおり本実施例のポンプは、水中
での使用を前提としているため、電磁石20には、樹脂
でモ−ルドする等した防水構造が採られている。従っ
て、万が一水が該空気室10内に侵入しても漏電などは
生じないようになっている。
【0029】磁石33u,dは、おのおの可動壁12上
において上記鉄心21と対応する位置に配置されてい
る。従って、該磁石33u,dは、電磁石20の発する
磁力を受けて、該可動壁12に対して垂直な方向に往復
運動する構成となっている。なお、磁石33uはN極を
電磁石20に向けて、一方、磁石33dはS極を電磁石
20に向けて配置されている。
【0030】動作を説明する 電磁石20に交流電流を流すと、該電磁石20の発生す
る磁界により磁石33u,dには、空気室10の内向き
の力と外向きの力とが交互に作用する。
【0031】そして、可動壁12u,dも該磁石33
u,dから受ける力により変形を繰り返す。その結果、
空気室10の容積が変化し(図2参照)、これに伴っ
て、該空気室10への空気の吸入、外部への空気の送出
が行われる。
【0032】この場合、空気室10内を通過する空気が
該電磁石20の熱を奪うため、電磁石20を効率よく冷
却することができる。また、逆に、送出する空気を該電
磁石20の発する熱により加温することができる。さら
に、電磁石20を構成する鉄心21を棒状として、電磁
石20自体の大きさを小さくすることができる。従っ
て、放熱上の制限等を受けることなく、ケ−ス50(す
なわちポンプ1)を極限まで小型化することができる。
さらに、可動壁を二つ有するダブルポンプとするととも
に、両可動壁12u,dの運動方向を対向したものとし
ているため、振動を打ち消しあわせることができる。従
って、発生する振動そのものが非常に少ないという効果
もある。
【0033】ポンプの内部は、完全に気密性を保って構
成しているため、内部に水が侵入することはない。従っ
て、実際の使用時には、図3に示すように、該ポンプ自
身を水中に配置すれば、振動・騒音は、該質量の大きな
水に吸収され、低振動・低騒音を実現できる。
【0034】電力供給線60は、常に空気で満たされた
吸入管40内にあり、水wに直接触れることはない。従
って、電力供給線60の絶縁皮膜の劣化、また、該劣化
に伴って生じる漏電のおそれは小さい。そのため、絶縁
皮膜は、通常、地上で使用することを前提とした薄いも
のでも十分な信頼性を保つことができる。また、これに
より、電力供給線60の取扱が容易になる。例えば、絶
縁皮膜が薄いと、電力供給線60を比較的自由に曲げる
ことができ、水槽s内におけるポンプの配置等の制約が
少なくなる。この他にも、電力供給線60を吸入管40
内に配置したことにより、電力供給線60が目立たなく
なり意匠面からも有効である。
【0035】他の実施例を図4を用いて説明する。
【0036】本実施例は基本的には上記実施例と同様で
あるが、ケ−ス50の形状を変更し、該可動壁12の外
側位置にも空気室を設けた点に特徴を有するものであ
る。
【0037】本実施例のケ−ス55は、可動壁12の外
側位置も被った構造となっている。
【0038】これにより、空気室10b(注:該空気室
10bが上記実施例の空気室10に対応する。)に加え
て、該ケ−ス55と可動壁12u,dとの間に空気室1
0a,bを新たに構成している。言い替えれば、ケ−ス
55内に一つの大きな気密空間を設け、これを可動壁1
2a,bによって区切ることによって、3つの空気室を
形成している。
【0039】なお、当然ながら、各空気室10a,b,
cには、おのおのに送出管41a,b,cが設けられて
いる。また、本実施例においては、吸入チュ−ブPを一
本とするために、吸入管40を一本として、該吸入管4
0が枝分かれして各空気室10a,b,cにつながる構
造としている。ただし、これに限定されるものではなく
各空気室10a,b,c毎に独立した吸入管40を設け
てもよい。この場合には、各空気室10a,b,cの系
統毎に種類の異なる気体を送るといったことが可能にな
る。
【0040】動作を説明する。
【0041】電磁石20に交流電流を流すと、該電磁石
20の発生する磁界により磁石33u,dには、空気室
10bに対して内向きの力と外向きの力とが交互に作用
する。そして、可動壁12u,dは該磁石33u,dか
ら受ける力により変形を繰り返す。その結果、空気室1
0a,b,cの容積が変化し、これに伴って、該空気室
10a,b,cへの吸入、送出が行われる。この場合、
空気室10a,cと、空気室10bとでは、空気の吸
入、送出のタイミングが異なる。可動壁12u,dが空
気室10bの内側方向に動く時、図5に示すとおり、該
空気室10bからは空気が送出される。一方、この時、
空気室10a,cには空気が吸入される。逆に、可動壁
12u,dが空気室10bの外側方向に動く時、図6に
示すとおり、該空気室10bには空気が吸入される。一
方、この時、空気室10a,cからは空気が送出され
る。
【0042】この実施例においては上記実施例の説明で
述べた効果に加えて以下のような効果が得られる。
【0043】空気室10bから送出される空気は、電磁
石20の発する熱により加温される。一方、空気室10
a,cから送出される空気に対しては、このような加温
はほとんど行われない。従って、必要に応じて空気室1
0a,b,cを使い分ければ、空気を送出される装置側
の温度制御等が容易となる。当然、同時に両者を併用す
ることも可能である。
【0044】本実施例においては、弾性膜からなる可動
壁12が外部に露出していないため、水中で使用した場
合でも、空気の送出能力が水圧の影響を受けにくい。ま
た、該可動壁12に孔が開いて水が侵入するなどの恐れ
も少なく信頼性が高い。
【0045】各空気室によって空気を送出するタイミン
グが異なるため、該ポンプをゆっくりと作動させれば、
気泡の発生するタイミングも各送出管41毎にずらすこ
とができる。これにより、インテリアとしての意匠的な
効果も期待できる。
【0046】図7に示すごとく、単に、ケ−ス55によ
って空気室10bを完全に密閉した場合には、可動壁1
2の移動、変形に伴って該ケ−ス55内の空気室10b
以外の空間において生じる圧力変化により、該可動壁1
2の動きが妨げられてしまう。しかし、本実施例におい
ては、該空気室10b以外の空間部にも吸入管40等を
設け新たな空気室10a,cとして活用しているためこ
のような問題を防ぐことができる。さらには、一つの電
磁石で3つの空気室から空気を送りだすことができ、効
率がよい。
【0047】上記実施例においては、電力供給線60を
吸入管40内に配置していたが、図8に示すように、電
力供給線60を送出管41Q内に配置するとともに、当
該送出管41Qに接続される送出チュ−ブの先端に、弁
45を設け該送出管41Q内を所定の圧力に保つことが
できるようにすれば、さらに水の侵入に対する信頼性が
さらに高まる。これは、送出管41Q内は圧力が高いた
め、当該送出管41Qと送出チュ−ブQとの接続部の気
密性が十分でない場合でも、送出管41Q等に水が侵入
できないからである。なお、当然ながら、実際の使用の
際には、図3に示した場合と同様に当該送出管41Qの
先端は、水上に出しておく。該目的のために使用される
送出管41Qは、空気を水中等送り出すという本来の目
的には使用できなくなるが、上記実施例においては送出
管を複数有しているため、実際の使用上の制約は少な
い。また、各送出管は、各々独立した空気室に由来した
ものであるため、他の送出管から送出する空気の圧力を
低下させてしまうといった悪影響を与えることもない。
なお、送出管41Qは、吸入管40と同じ面に設けられ
ていることが実際の使用に際しては都合がよいと思われ
るため、設置位置については必要に応じて変更すればよ
い。電磁石20の発する熱を水に伝えたくない場合に
は、電磁石20の設置された空気室10bの送出管41
b中に電力供給せん60を配置すればよい。
【0048】上記実施例においては、可動壁12を弾性
膜により構成していたが、ピストンにより該可動壁12
を構成してもよい。この場合には、該ピストンの移動に
より各空気室の容積を変更することとなる。
【0049】また、上記実施例においてはポンプを完全
に水中に没して使用するものであるが、浮き等を設けて
水上に浮かぶ構成としてもよい。この場合には、電磁石
の格納されている部分が水上に出るような内部構成とす
れば、電磁石の発生する熱により水温が上昇してしまう
ことはない。一方、空気室、弁等を格納した部分は、水
面よりも下に位置するような内部構成とすることが好ま
しい。このようにすれば、振動、騒音の大部分は、水に
吸収されることとなる。
【0050】なお、本発明は空気のみならず各種流体を
送出するのに適用可能である。
【0051】
【発明の効果】以上説明したとおり本発明のポンプは、
小型化を図ることができる。また、水中での使用が可能
である。従って、水中で使用した場合、振動、騒音を低
位源差せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】ポンプの作動状態を示す説明図である。
【図3】ポンプの使用状態を示す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施例の内部構成を示す説明図
である。
【図5】作動状態を示す説明図である。
【図6】作動状態を示す説明図である。
【図7】問題点を含んだ例を示す説明図である。
【図8】他の実施例を示す説明図である。
【図9】従来技術の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1……ポンプ、 10……空気室、 12……可動壁、
13……弁、 14……弁、 20……電磁石、 3
3……磁石、 40……吸入管、 41……送出管、
50……ケ−ス、 52……吸盤、 55……ケ−ス、
60……電力供給線、 62……コンセント、 10
0……空気室、 110……固定壁、120……弾性
壁、 130……弁、 140……弁、 200……電
磁石、300……作動ア−ム、 310……端部、 3
20……連結部、 330……磁石、 400……吸入
管、 410……送出管、 500……ケ−ス、 51
0……通気孔、 P……吸入チュ−ブ、 Q……送出チ
ュ−ブ、 S……水槽、W……水。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動および/または変形可能な可動壁を含
    んで構成され、該可動壁を移動および/または変形させ
    ることによってその容積を変更可能な密閉空間を形成す
    る空気室壁と、 上記空気室壁を移動および/または変形させて上記密閉
    空間の容積を変更させる駆動手段と、 上記密閉空間と外界とをつなぎ、外界から上記密閉空間
    へ空気が流入することは許すが、上記密閉空間から外界
    へ空気が流出することは許さない吸入流路手段と、 上記密閉空間と外界とをつなぎ、外界から上記密閉空間
    へ空気が流入することは許さないが、上記密閉空間から
    外界へ空気が流出することは許す送出流路手段と、 を有するポンプにおいて、 上記駆動手段は上記密閉空間内に配置されていること、 を特徴とするポンプ。
  2. 【請求項2】密閉空間を構成する外殻手段と、 上記密閉空間を少なくとも二つの個室空間に区切り、移
    動および/または変形することにより各個室空間の容積
    を変更可能に構成された可動隔壁手段と、 上記個室空間内に配置され、上記可動隔壁手段を移動お
    よび/または変形させて、上記各個室空間の容積を変化
    させる駆動手段と、 上記各個室空間と外界とをつなぎ、外界から各個室空間
    へ空気が流入することは許すが、上記各個室空間から外
    界へ空気が流出することは許さない吸入流路手段と、 上記各個室空間と外界とをつなぎ、外界から各個室空間
    へ空気が流入することは許さないが、上記個室空間から
    外界へ空気が流出することは許す送出流路手段と、 を有することを特徴とするポンプ。
  3. 【請求項3】上記駆動手段は電力により作動するもので
    あり、 上記吸入流路手段または上記送出流路手段内を通って設
    置された、上記駆動手段に電力を供給する電力供給線を
    有すること、 を特徴とする請求項1または2記載のポンプ。
JP4336396A 1992-12-16 1992-12-16 ポンプ Pending JPH06185473A (ja)

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JP4336396A JPH06185473A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 ポンプ

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JP4336396A JPH06185473A (ja) 1992-12-16 1992-12-16 ポンプ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011011434A3 (en) * 2009-07-22 2011-04-28 Vbox, Incorporated Gaseous fluid pump
EP2875241A4 (en) * 2012-07-19 2016-05-04 Dániel Alexander Wamala LINEAR ACTUATOR CONTROLLED BY PULSES

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