JPH0618433Y2 - 動力草刈機における刈刃正逆転切替レバーの誤操作防止装置 - Google Patents

動力草刈機における刈刃正逆転切替レバーの誤操作防止装置

Info

Publication number
JPH0618433Y2
JPH0618433Y2 JP14068888U JP14068888U JPH0618433Y2 JP H0618433 Y2 JPH0618433 Y2 JP H0618433Y2 JP 14068888 U JP14068888 U JP 14068888U JP 14068888 U JP14068888 U JP 14068888U JP H0618433 Y2 JPH0618433 Y2 JP H0618433Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutting blade
lever
switching lever
stopper pin
clutch lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP14068888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0260541U (ja
Inventor
俊春 林
Original Assignee
三国 慶耿
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三国 慶耿 filed Critical 三国 慶耿
Priority to JP14068888U priority Critical patent/JPH0618433Y2/ja
Publication of JPH0260541U publication Critical patent/JPH0260541U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0618433Y2 publication Critical patent/JPH0618433Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Harvester Elements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、歩行型の水平回転刈刃付動力草刈機、特に往
復刈り作業ができるように、刈刃の正逆転切替機構を設
けた草刈機において、刈刃の回転を止めずに正逆転切替
レバーを操作するのを防ぐ装置に関するものである。
〔従来の技術〕
歩行型動力草刈機で作業する場合、操縦し易さの点では
回り刈りより往復刈りの方が適している。しかし刈刃が
一方向にのみ回転する式の草刈機で往復刈りを行うと、
刈取られた草が傍らのまだ刈ってない草に重なって、折
り返してくるとき新たに刈り取った草を、重なっている
刈草と一緒に飛ばすことになり地乾列が平均に形成され
にくい。
そこで往復刈りしても地乾列が平均に形成されるよう
に、刈刃に正逆転切替機構を設け、折り返すごとに刈刃
の回転方向を切り替えて刈り取った草を刈跡側に飛ばす
ことができるように構成した草刈機がある。
上記刈刃の正逆転切替機構は、その切替作動の確実を期
すため、一般に歯車、特に傘歯車による逆転機構を組み
込んでいる。
そして草刈機の機体後部に備えた操縦ハンドル上に、上
記刈刃正逆転切替機構に対する動力の入・切操作を行う
ための刈刃クラッチレバーと、歯車の係脱操作を行うた
めの刈刃正逆転切替レバーを操作しやすいように並べて
設けている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記歯車による逆転機構は、逆転切り替えのために歯車
を係脱するとき、歯車の歯を傷めないようにするには逆
転機構に対する原動機からの動力の伝達を断って刈刃を
停止させてから歯車の係脱操作を行う必要がある。すな
わち刈刃クラッチレバーを「切」側に操作した後、刈刃
正逆転切替レバーを「右」回転側または「左」回転側に
操作しなければならない。
ところが以上の逆転切替操作手順は、草刈機の取り扱い
説明書に注意書きされているだけであるから、うっかり
して刈刃クラッチレバーを「切」側に操作するのを忘れ
て、いきなり刈刃正逆転切替レバーを操作してしまうこ
とがあり、正逆切替歯車の歯の破損原因となる。
本考案は、操縦ハンドル上に刈刃クラッチレバーと刈刃
正逆転切替レバーを並べて設けた従来の歩行型の水平回
転刈刃付動力草刈機における上記レバーによる刈刃の正
逆転切替操作時の問題点を解決する誤操作防止装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するために、エンジンを搭
載し車輪を備えた機体の前下部に、エンジンによって回
される水平回転刈刃を有し、機体の後部に備えた操縦ハ
ンドル上に、刈刃クラッチレバーと刈刃正逆転切替レバ
ーを並べて設けた動力草刈機において、刈刃クラッチレ
バーと刈刃正逆転切替レバーの間に、上記切替レバーの
移動面と交差する方向に進退可能に支持されたストッパ
ピンを設け、刈刃クラッチレバーにそのレバーを「切」
側に操作すると上記ストッパピンを取り付けている支持
板から外れ、刈刃クラッチレバーを「入」側に操作する
と上記支持板に作用してストッパピンを上記切替レバー
に移動面を横切る位置に押し進めるカムを設け、上記ス
トッパピンを常時後退傾向に保つばねを備えたことを要
旨とする。
〔作用〕
刈刃クラッチレバーを「入」、刈刃正逆転切替レバーを
例えば「左」の側に操作して作業している状態では、ス
トッパピンが刈刃クラッチレバーと一体のカムによって
刈刃正逆転切替レバーの方に押し出されている。
従って刈刃の回転方向を切り替えるに際し、刈刃クラッ
チレバーを「切」側に操作するのを忘れて、いきなり刈
刃正逆転切替レバーを「右」の側に操作しようとして
も、切替レバーは上記ストッパピンに阻まれて動かすこ
とができない。
そこで刈刃の回転方向を切り替える際、刈刃正逆転切替
レバーの操作に先立って刈刃のクラッチレバーを「切」
側に操作して刈刃への動力を断つと、刈刃クラッチレバ
ーと一体のカムがストッパピンの支持板から外れてスト
ッパピンがばねの作用で後退するので、切替レバーの
「右」回転側への切り替え操作が可能となる。切替レバ
ーを操作した後、刈刃クラッチレバーを再び「入」側に
操作すると、動力が伝わって刈刃は逆回転し、引続き刈
り取り作業が行われる。
更に刈刃を右回転から左回転に切り替える際も同様であ
る。
〔実施例〕
本考案装置の一実施例を図面を参照して説明する。第1
図は本考案装置を備えた歩行型動力草刈機の要部を示す
斜視図にして、機体・車輪・エンジンは図に省略されて
いる。
機体の前下部に、エンジンからベルト伝動機構1を介し
て駆動される水平回転刈刃2が垂直軸3(第5図示)で
取り付けられている。図の刈刃2は円板型で、円周上複
数箇所に交換可能のナイフ2Aが付いている。
上記ベルト伝動機構1は、そのベルトに対するテンショ
ンプーリ4の押圧・解放によって動力の断続ができるい
わゆるベルトテンションクラッチを構成している。
ベルト伝動機構1の従動車1Aの軸と刈刃軸3の間に、
第5図に示すように刈刃正逆転切替機構5が組み込まれ
ている。その刈刃正逆転切替機構5および刈刃軸3は一
体のケース6で保護支持されている。
上記刈刃正逆転切替機構5は傘歯車による逆転機構であ
る。すなわちベルト伝動機構1の従動車1Aの軸端に固
定された傘歯車7を、刈刃軸3上に遊転自在に軸受させ
た一対の傘歯車8および9と常時かみ合わせている。
そして上記一対の傘歯車8・9の対向面に、それらの傘
歯車8・9間で刈刃軸3上にスプライン係合させたクラ
ッチ子10の両端の歯とかみ合う8A・9Aを設け、そ
のクラッチ子10をいずれかの傘歯車8または9に交互
にかみ合わせるように移動させるためのシフタ11の先
端のピン11Aを、上記クラッチ子10に係合させてい
る。
図の場合クラッチ子10は中立位置、すなわちいずれの
傘歯車8・9にもかみ合っていないが、実際は、常時い
ずれか一方の傘歯車にかみ合っている。
円板型刈刃2と刈刃軸ケース6の間に刈刃停止用ブレー
キを備えている。図示のブレーキは、刈刃2と一体に設
けたブレーキドラム12と、ケース6の側に設けた上記
ドラム12に接離させるブレーキシュー13およびその
ブレーキシュー13を制御するブレーキカム14とから
成るいわゆる内拡式ブレーキである。
刈刃軸3の下端、すなわち円板型刈刃2の下面中央に刈
高さ調整用のソール15を備えている。ソール15は、
刈刃軸3に対し遊転自由にホルダ筒16の外側にはまっ
ていて、ホルダ筒16の周面に上下複数段形成した調整
用穴17に外方からピン18を差し込むことによってソ
ール15の高さを位置決めしている。
第1図・第2図に示すように、機体の後部に後方に向か
って斜め上向きに設けた二股上の操縦ハンドル19の握
り部の近傍に、刈刃クラッチレバー20と刈刃正逆転切
替レバー21が共通の支点軸22によって取り付けられ
ている。更に第2図のように走行クラッチレバー23が
並設される場合もある。各クラッチレバー20・21
は、その握りを残して箱形カバー24で覆われている。
箱形カバー24の上面には各クラッチレバー20・21
の操作を案内する平行一対の長穴25・26が開いてい
る。また箱形カバー24の内部の、上記長穴25・26
の中間に、長穴と平行の隔壁27が一体に設けられてい
る。
上記隔壁27の刈刃クラッチレバー20側に配置した共
通の支持板28に基部を固定した互いに平行の前後一対
のストッパピン29・30が隔壁27を貫いて支持され
ている。隔壁27と支持板28の間に圧縮コイルばね3
1が設けられていて、そのばねの作用でストッパピン2
9・30は刈刃クラッチレバー20側に後退し、ピン2
9・30が刈刃正逆転切替レバー21の移動面から外れ
るようになっている。32はコイルばね31を支持する
支持板28に固定の軸で、ストッパピン29・30と平
行且つ隔壁27を貫いている。
刈刃クラッチレバー20に、上記ストッパピン支持板2
8に作用する板カム33が固定されている。
刈刃クラッチレバー20の作用点側に2本のワイヤ34
・35が連結されており、一方のワイヤ34はベルトテ
ンションプーリ4の揺動支持腕36に、他方のワイヤ3
5は刈刃停止用ブレーキのカム操作用レバー37に連な
っている。
刈刃正逆転切替レバー21の作用点側に連結されている
ワイヤ38は、刈刃正逆転切替機構5のシフタ11の一
端につながっている。第2図に示す走行クラッチレバー
23に連結されたワイヤ39は、エンジンから車輪に至
る伝動機構中のクラッチ部につながっている。
第3図は、切替レバー21が左回転側に切替操作され
(シフタ11は常時ばね40の力で一方向の戻し傾向に
保たれているので、切替レバー21は案内長穴26の端
のL形部26Aに入れてロックしている)、刈刃クラッ
チレバー20を「切」側に操作した刈刃軸3に対する動
力の伝達を断ち、同時に刈刃2にブレーキを掛けた状態
にして、カム33がストッパピン支持板28から離れる
ため、ばね31の伸張によりストッパピン29・30が
切替レバー21の操作移動面の外に後退している。従っ
てこの状態では切替レバー21を図の位置から右回転側
に切替操作できる。
第4図は、切替レバー21を上記第3図の状態から右回
転側に切替操作し、次いで刈刃クラッチレバー20を
「入」側に操作して刈刃2のブレーキを解除し刈刃軸3
に動力を伝えた状態にして、刈刃2は右回転に切り替わ
る。
この場合、刈刃クラッチレバー20の「入」側操作に伴
ってカム33が支持板28を押すため、ストッパピン2
9・30が図のように切替レバー21の操作移動面を横
切る位置まで押し出される。
従って刈刃クラッチレバー20が「入」側に操作されて
いる、すなわち刈刃2が回転している状態で誤って切替
レバー21を操作しようとしても、ストッパピン29・
30に阻止されるので、刈刃クラッチレバー20を
「切」側に操作することを促される。
〔考案の効果〕
本考案動力草刈機における刈刃正逆転切替レバーの誤操
作防止装置は上述の構成としたから、操縦ハンドル上に
刈刃クラッチレバーと刈刃正逆転切替レバーを並べて設
けた従来の歩行型の水平回転刈刃付動力草刈機におい
て、刈り取り作業中刈刃の回転方向を切り替えるとき、
刈刃の正逆転切替機構の歯車保護のために切替レバーの
操作に先立って必ず刈刃クラッチレバーを操作して動力
の伝達を断たなければならないのに、誤ってその刈刃ク
ラッチレバーの「切」操作をしないで切替レバーを操作
しようとしても切替レバーを動かすことができない。
従って刈刃クラッチレバーの「切」操作を失念している
ことに気が付き、刈刃クラッチレバーを操作することが
促され、刈刃正逆転切替機構の歯車の破損が防止され
る。
そして、刈刃正逆転切替レバーの動きを阻止するストッ
パピンは、刈刃クラッチレバーと一体のカムによって進
退制御されるから、構造が簡単でしかも確実に作動する
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を備えた歩行型動力草刈機の要部を
分解して示した斜視図、第2図はクラッチレバー群の斜
視図、第3図はクラッチレバーの操作状態を示す平面
図、第4図は同じく横断平面図、第5図は刈刃軸支部お
よび刈刃正逆転切替機構の拡大縦断側面図、第6図は刈
刃正逆転切替機構のシフタを示す正面図。 1は刈刃駆動用ベルト伝動機構、2は水平回転刈刃、3
は刈刃軸、4はテンションプーリ、5は刈刃正逆転切替
機構、6はケース、11は逆転切替用シフタ、19は操
縦ハンドル、20は刈刃クラッチバー、21は刈刃正逆
転切替レバー、28はストッパピン支持板、29・30
はストッパピン、31はストッパピン後退ばね、33は
カム、34は刈刃クラッチワイヤ、35は刈刃ブレーキ
ワイヤ、36はテンションプーリ支持腕、37はブレー
キレバー、38は正逆切替ワイヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンを搭載し車輪を備えた機体の前下
    部に、エンジンによって回される水平回転刈刃を有し、
    機体の後部に備えた操縦ハンドル上に、刈刃クラッチレ
    バーと刈刃正逆転切替レバーを並べて設けた動力草刈機
    において、刈刃クラッチレバーと刈刃正逆転切替レバー
    の間に、上記切替レバーの移動面と交差する方向に進退
    可能に支持されたストッパピンを設け、刈刃クラッチレ
    バーにそのレバーを「切」側に操作すると上記ストッパ
    ピンを取り付けている支持板から外れ、刈刃クラッチレ
    バーを「入」側に操作すると上記支持板に作用してスト
    ッパピンを上記切替レバーの移動面を横切る位置に押し
    進めるカムを設け、上記ストッパピンを常時後退傾向に
    保つばねを備えた刈刃正逆転切替レバーの誤操作防止装
    置。
JP14068888U 1988-10-28 1988-10-28 動力草刈機における刈刃正逆転切替レバーの誤操作防止装置 Expired - Lifetime JPH0618433Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14068888U JPH0618433Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 動力草刈機における刈刃正逆転切替レバーの誤操作防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14068888U JPH0618433Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 動力草刈機における刈刃正逆転切替レバーの誤操作防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0260541U JPH0260541U (ja) 1990-05-02
JPH0618433Y2 true JPH0618433Y2 (ja) 1994-05-18

Family

ID=31405089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14068888U Expired - Lifetime JPH0618433Y2 (ja) 1988-10-28 1988-10-28 動力草刈機における刈刃正逆転切替レバーの誤操作防止装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0618433Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109743969B (zh) * 2017-11-08 2024-04-30 南京泉峰科技有限公司 手推式自驱行进机器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0260541U (ja) 1990-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4538401A (en) Control lever assembly in a self-propelled lawn mower
JPH0618433Y2 (ja) 動力草刈機における刈刃正逆転切替レバーの誤操作防止装置
JPH0741306Y2 (ja) 歩行型作業機
JPS5842068B2 (ja) 歩行型作業車
JPS6351284B2 (ja)
JPS6245939Y2 (ja)
JP2560439Y2 (ja) 農作業機における前後進切り換え装置
JPS6341Y2 (ja)
JPS598908Y2 (ja) 農用作業機の運転操作装置
JP4014175B2 (ja) 歩行型農作業機における制動装置
JP6897627B2 (ja) 歩行型管理機
JPH0512813Y2 (ja)
JPH0637459Y2 (ja) 農作業機における変速操作装置
JPS6020525Y2 (ja) クロ−ラ型刈取豊用作業機の操縦装置における相互インタ−ロツク機構
JPS6225373Y2 (ja)
KR880000339Y1 (ko) 농업기계의 조작레버장치
JPH0541051Y2 (ja)
JPS5927696Y2 (ja) トラクタ−における動力取出軸自動停止装置
JPH0310817Y2 (ja)
JPS623336Y2 (ja)
JPH1175638A (ja) 両軸受リールの変速装置
JPS5828498Y2 (ja) 刈取収穫機の操作装置
JPH0433692Y2 (ja)
JPS6225389Y2 (ja)
JPS5841799Y2 (ja) 刈取収穫機