JPH06183909A - 昆虫誘引物質 - Google Patents

昆虫誘引物質

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Publication number
JPH06183909A
JPH06183909A JP5213580A JP21358093A JPH06183909A JP H06183909 A JPH06183909 A JP H06183909A JP 5213580 A JP5213580 A JP 5213580A JP 21358093 A JP21358093 A JP 21358093A JP H06183909 A JPH06183909 A JP H06183909A
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JP
Japan
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butyric acid
acid
mixture
insects
attractant
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Pending
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JP5213580A
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English (en)
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Heinz-Juergen Dr Bertram
ハインツ−ユルゲン・ベルトラム
Juergen Georg Dr Lenz
ユルゲン・ゲオルク・レンツ
Bernd-Wieland Krueger
ベルント−ビーラント・クリユガー
Guenther Dr Nentwig
ギユンター・ネントビヒ
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/02Saturated carboxylic acids or thio analogues thereof; Derivatives thereof

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  • Zoology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 昆虫誘引物質を提供する。 【構成】 昆虫を防除する際の誘引物質としての酪酸或
いは酪酸と次の物質: (a)ジアセチル及び/または (b)ラウリン酸及び/または (c)カプリル酸及び/または (d)ムスカルレ(Muscalure)の少なくとも1つとの
混合物の使用。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は昆虫(insect)を防除する際の誘
引物質(attractant)としての酪酸及び他の物質との混
合物の状態での酪酸の新規な使用、及び昆虫を防除する
際の装置並びに昆虫誘引物質として酪酸並びに他の物質
との混合物の状態の酪酸を含む薬剤(agent)に関す
る。
【0002】昆虫、殊に家構内、食料処理施設、炊事場
及び病院のみでなく、馬屋及び家畜の小屋に住む昆虫を
防除することは衛生及び美的理由から高度に重要であ
る。昆虫を防除する際の機械的、生物学的及び化学的方
法は適当な誘引物質例えば餌、ある配色などにより防除
する昆虫をこれらを防除するための装置または殺虫剤
(insecticidal agents)に誘引することにより効果を
高めることができる。
【0003】酪酸(CH3−CH2−CH2−COOH)
または酪酸と次の物質 (a) カプリル酸[CH3−(CH2)6−COOH]及び
/または(b) ジアセチル(CH3−CO−CO−CH
3)及び/または(c) ラウリン酸[CH3−(CH2)
10−COOH]及び/または(d) ムスカルレ(Musca
lure)(シス−9−トリコセン)の少なくとも1つとの
混合物を昆虫を防除する際の誘引物質として使用できる
ことが見い出された。
【0004】米国特許第4,988,507号にイエバエ
(Musca domestica)に対する誘引物質としてのキンセ
ンカ(marigold)[トウキンセンカ(Calendula offici
nalis)抽出物]及びイソ酪酸の混合物並びにイソ酪酸
及びデカン酸イソアミル(及び適当ならば更にキンセン
カ)の混合物の使用が開示される。しかしながら、驚く
べきことであり、そして本分野の現状では示唆されてい
なかつたことは、酪酸それ自体または(a)〜(d)で
挙げられる物質の1つまたはそれ以上との混合物の状態
の酪酸が昆虫を防除するための機械的または物理的装置
及び薬剤または昆虫を防除するための生物学的及び化学
的薬剤に昆虫を誘引し、そこで死滅させることにより昆
虫を防除する際に使用し得る、昆虫に対する強い誘引効
果を有することであつた。
【0005】従つてまた本発明は昆虫を防除するための
機械的装置または薬剤並びに昆虫を防除するための生物
学的及び/または好ましくは化学的薬剤及びかかる薬剤
の組合せにより望ましくない昆虫を防除するための酪酸
或いは酪酸と成分(a)及び/または(b)及び/また
は(c)及び/または(d)との混合物の使用に関す
る。
【0006】既に上に挙げたように、酪酸はそれ自体
か、または成分(a)〜(d)との混合物の状態で使用
し得る。使用の意図及び物質の入手性に依存して、適当
な成分の選択は本分野に精通せる者によつて容易に行い
得る。
【0007】酪酸及び(a)〜(d)に挙げられる物質
の少なくとも1つの混合物を用いる場合、活性が顕著に
減少しない限り、混合比は広い範囲で変え得る。しかし
ながら、混合物は少なくとも5重量%の量の酪酸を含む
べきである。混合物は好ましくは5〜95、殊に好まし
くは5〜80重量%の酪酸を含む。混合物は好ましくは
5〜90重量%、殊に15〜80重量%の量の成分
(b)及び/または(c)を含む。混合物は好ましくは
5〜90重量%、殊に15〜80重量%の量の成分
(d)を含む。
【0008】本発明の好適な具体例において、酪酸或い
は酪酸と成分(a)及び/または(b)及び/または
(c)と成分(d)との混合物を用いる。驚くべきこと
に、成分(d)の添加は誘引効果を更に高める効果を有
し、これは相乗作用として働らくことが示唆される。
【0009】従つてまた本発明は酪酸と成分(d)との
新規な混合物にも関し、その際に適当ならばこの混合物
は更に成分(a)及び/または(b)及び/または
(c)を含むことができる(本明細書においてまた本発
明により使用し得る誘引物質として称する)。
【0010】本発明により使用し得る誘引物質は防除す
る昆虫をこれらのものを機械的方法或いは生物学的及び
/または化学的薬剤を用いて防除し得るある場所に誘引
するために有利に使用し得る。
【0011】酪酸並びに酪酸及び成分(a)及び/また
は(b)及び/または(c)及び/または(d)はそれ
自体でか、或いは1つまたはそれ以上の通常の補助剤及
び/または増量剤及び/または他の添加剤との混合物の
状態(「調製された誘引物質」)で使用し得る。適当な
補助剤及び増量剤は通常用いることができ、そして誘引
物質の取扱い及び/または処理を便利にする全ての物質
である。また誘引物質はこれらのものを長期間にわたつ
て放出させるように調製物化し得る(徐放性調製物)。
この目的のため、これらのものは例えば高分子物質、パ
ラフイン、ワツクスなど中に配合するか、またはこれら
のものでマイクロカプセル化することができる。更にそ
のままでか、または調製物化された誘引物質の状態の本
発明により使用し得る誘引物質の活性を改善し得る添加
剤は例えば昆虫を誘引する他の物質例えばフエロモン、
或いは誘引効果を有する着色及び食用物質例えば糖また
は糖含有食物例えばシヨ糖、果糖、転化糖、ハチミツ及
び果物成分である。かかる「餌調製物」は配合状態また
は餌の極近傍(例えば餌の上)中に本発明による誘引物
質を含む。またこれらの餌調製物は昆虫病原性ウイルス
もしくは微生物または、好ましくは殺虫活性物質を含有
し得る。
【0012】かかる餌調製物は好ましくは餌1個当り
0.5〜500mg、殊に好ましくは1〜300mg、
極めて殊に好ましくは1.5〜100mgの本発明によ
り使用し得る誘引物質[酪酸並びに、適当ならば成分
(a)、(b)、(c)及び/または(d)]を含む。
【0013】本発明により用いる誘引物質は一般的に通
常の調製物例えば散布可能粉末、粉剤及び粒剤の状態
か、注入可能か、もしくは噴霧可能な液体調製物の状態
か、または水で希釈し、次に注入もしくは噴霧により施
用する固体もしくは液体調製物の状態であり得る。昆虫
を化学的に防除するために、これらの調製物は少なくと
も1つの殺虫活性物質を便宜上含む。本発明により使用
し得る誘引物質の施用割合は処理される面積1m2当り
好ましくは0.05〜800mg、殊に好ましくは1〜
500g、極めて殊に好ましくは2〜100mgであ
る。
【0014】本発明により使用し得る殺虫物質は家畜及
び衛生の目的に対する薬剤並びに家畜小屋に用いる薬剤
として使用し得る全ての物質であり、その際に殺虫剤で
あるリン酸誘導体、カルバメート、天然及び合成ビレト
ロイド、ニトロソイミノ、ニトロメチレン、シアノイミ
ノ及びシアノメチレン誘導体並びにピラゾリン誘導体が
好適なものとして挙げられる。これらのものの中で殊に
好適なものは殊にイエバエ科(Muscidae)の属からの昆
虫、好ましくはイエバエに対して良好な活性を有する殺
虫剤である。
【0015】本発明による殊に好適である殺虫物質とし
て次のものを挙げ得る: 1) 式(I)
【0016】
【化1】 式中、R1は随時置換されていてもよい炭素環式もしく
は複素環式芳香族基または随時置換されていてもよいオ
キシム基を表わし(好適な基R1は更に下に示すもので
ある)、R2はC1〜C4−アルキルを表わし、R3は水
素、C1〜C4−アルキルまたは基Uを表わし、ここにU
は基−CO−R4を表わし、ここにR4はハロゲン、C1
〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C3〜C5
アルケノキシ、C3〜C5−アルキノキシ、C1〜C4−ア
ルキルチオ、C1〜C4−アルキルアミノ、ジ−C1〜C4
−アルキルアミノ、C1〜C4−アルキルヒドロキシルア
ミノを表わすか、各々随時ハロゲン、ニトロ、シアノ、
トリフルオロメチル、C1〜C4−アルキル、C1〜C4
アルコキシ、C1〜C4−アルキレンジオキシ、C1〜C4
−アルキルチオ、C1〜C4−アルコキシカルボニルで置
換されていてもよいフエノキシ、フエニルチオまたはフ
エニルアミノを表わすか、或いは2,3−ジヒドロ−2,
2−ジメチル−7−ベンゾフラニルまたは基
【0017】
【化2】 を表わし、ここにR5は水素、C1〜C4−アルキルまた
はジ−C1〜C4−アルキルアミノカルボニルを表わし、
6はC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルキルチオ、
シアノ−C1〜C4−アルキルチオ、C1〜C4−アルキル
チオ−C1〜C4−アルキルを表わすか、或いは2つの基
5及びR6は一緒になつて随時酸素、硫黄、SOまたは
SO2を含んでいてもよいC2〜C8−アルカンジイルを
表わし、Uは基−Sq(O)r−R7を表わし、ここにq
は1または2を表わし、rは0、1または2を表わし、
ここにqが2を表わす場合、rは0を表わし、R7は各
々随時ハロゲンで置換されていてもよいC1〜C4−アル
キル、C3〜C5−アルケニル、C3〜C5−アルキニルま
たはC3〜C6−シクロアルキルを表わすか、各々随時ハ
ロゲン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、トリフ
ルオロメトキシ、トリフルオロメチルチオ、C1〜C4
アルキルもしくはC1〜C4−アルコキシで置換されてい
てもよいフエニル、ベンジルまたはフエニルエチルを表
わすか、或いは基
【0018】
【化3】 を表わし、ここにR8はC1〜C4−アルキル、C3〜C5
−アルケニル、C3〜C5−アルキニル、C3〜C6−シク
ロアルキルまたはベンジルを表わし、R9はC1〜C4
アルキル、C3〜C5−アルケニル、C3〜C5−アルキニ
ル、C3〜C6−シクロアルキル、ベンジル、フエニルエ
チル、ハロゲノカルボニル、ホルミル、C1〜C4−アル
キルカルボニル、C1〜C4−アルコキシカルボニル、C
1〜C4−アルコキシフエノキシカルボニル、C3〜C5
アルキノキシカルボニル、C3〜C5−アルケノキシカル
ボニル、C1〜C4−アルキルチオカルボニル、C1〜C4
−アルキルアミノカルボニル、C1〜C4−アルキルヒド
ロキシルアミノカルボニル、C1〜C10−アルキルフエ
ノキシカルボニル、ジ−C1〜C4−アルキルアミノカル
ボニル、フエニルチオカルボニル、フエノキシカルボニ
ル、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾフ
ラニルオキシカルボニルを表わすか、各々随時ハロゲ
ン、シアノ、ニトロ、トリフルオロメチル、C1〜C10
−アルキルもしくはC1〜C4−アルコキシで置換されて
いてもよいフエニルスルフエニル、フエニルスルフイニ
ル、フエニルスルホニルまたはフエニルを表わすか、或
いは基
【0019】
【化4】 を表わし、ここにR10はR5に対して上に与えられる意
味を有し、 て、基R8及びR9は一緒になつて炭素原子3〜8個を有
し、且つ随時酸素または硫黄を含んでいてもよい炭化水
素鎖を表わし、そして更にまたR7は基−Sq(O)r−
に結合する同じ基を表わし得る、のカルバメート。
【0020】活性物質成分として極めて殊に好ましい式
(I)のカルバメートはR1が各々随時C1〜C4−アル
キル、C2〜C4−アルケニル、C1〜C4−アルコキシ、
1〜C4−アルコキシメチル、C1〜C4−アルキルチ
オ、C1〜C4−アルキルチオメチル、C1〜C4−アルキ
ルアミノ、ジ−(C1〜C4−アルキル)−アミノ、ジ−
(C3〜C4−アルケニル)−アミノ、ハロゲンジオキソ
ラニル、メチレンジオキシ及び/もしくは基 −N=C
H−N(CH3)で置換されていてもよいフエニル、ナ
フチル、2,3−ジヒドロ−7−ベンゾフラニル、ピラ
ゾリルまたはピリミジニルよりなる群からの基を表わ
し、R2が式
【0021】
【化5】 のアルキリデンアミノ基を表わし、ここにR12及びR13
がR5またはR6に対して上に与えられる意味を有し、R
2がC1〜C4−アルキルを表わし、そしてR3が水素また
はC1〜C4−アルキル(好ましくは水素)を表わすもの
である。
【0022】挙げ得る式(I)のカルバメートの例には
次のN−メチルカルバメート:2−メチル−フエニル、
2−エチル−フエニル、2−イソ−プロピル−フエニ
ル、2−sec−ブチル−フエニル、2−メトキシ−フ
エニル、2−エトキシ−フエニル、2−イソ−プロポキ
シ−フエニル、4−メチル−フエニル、4−エチル−フ
エニル、4−n−プロピル−フエニル、4−メトキシ−
フエニル、4−エトキシ−フエニル、4−n−プロポキ
シ−フエニル、3,4,5−トリメチル−フエニル、3,
5−ジメチル−4−メチルチオ−フエニル、3−メチル
−4−ジメチルアミノフエニル、2−エチルチオメチル
−フエニル、1−ナフチル、2,3−ジヒドロ−2,2−
ジメチル−7−ベンゾフラニル、2,3−(ジメチル−
メチレンジオキシ)−フエニル、2−(4,5−ジメチ
ル−1,3−ジオキソラン−1−イル)−フエニル、1
−メチルチオ−エチリデンアミノ、2−メチルチオ−2
−メチルプロピリデンアミノ、1−(2−シアノ−エチ
ルチオ)−エチリデンアミノ及び1−メチルチオメチル
−2,2−ジメチルプロピリデンアミノ−N−メチルカ
ルバメートがあり、2−イソ−プロポキシ−フエニル−
N−メチルカルバメートが好ましい。
【0023】2) 式(II)
【0024】
【化6】 式中、R14は随時ハロゲン、アルキル、シクロアルキ
ル、随時ハロゲン−、アルキル−及び/もしくはアルコ
キシ−置換されていてもよいアルケニル、各々随時ハロ
ゲン並びにアルキル、アルコキシ、アルキレンジオキシ
及び/もしくはアルキルチオよりなる群からの随時ハロ
ゲン置換されていてもよい基で置換されていてもよいフ
エニルまたはスチリル、随時ハロゲン置換され、且つ随
時ベンゾ融合されていてもよいスピロ環式結合されたシ
クロアルク(エン)イルで置換されていてもよい開鎖ま
たは環式アルキル基を表わし、更にR15は水素、アルキ
ル、ハロゲノアルキル、アルケニル、アルキニルまたは
シアノを表わし、そしてR16は随時置換されていてもよ
いアルキルもしくはアリール基、または複素環を表わす
か、或いはR15及び2つの基が結合する炭素原子と一緒
になつてシクロペンテノン環を形成する、のカルボキシ
レート。
【0025】活性物質成分として極めて殊に好ましい式
(II)のカルボキシレートはR14が(a)基
【0026】
【化7】
【0027】を表わし、ここにR17が水素、メチル、フ
ツ素、塩素または臭素を表わし、そしてR18がメチル、
フツ素、塩素、臭素、C1〜C2−フルオロアルキルまた
はC1〜C2−クロロフルオロアルキルを表わすか、随時
ハロゲン及び/または各々随時ハロゲン置換されていて
もよいC1〜C4−アルキル、C1〜C4−アルコキシ、C
1〜C4−アルキルチオ及び/またはC1〜C2−アルキレ
ンジオキシよりなる群からの基で置換されていてもよい
フエニルを表わすか、或いは両方の基R17及びR18がC
2〜C5−アルカンジイル(アルキレン)を表わすか;R
14が(b)基
【0028】
【化8】 を表わし、ここにR19が随時ハロゲン及び/または各々
随時ハロゲン−置換されていてもよいC1〜C4−アルキ
ル、C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4−アルキルチオも
しくはC1〜C2−アルキレンジオキシよりなる群からの
基で置換されていてもよいフエニルを表わし、そしてR
20がイソプロピルまたはシクロプロピルを表わすか;R
14が(c)メチルまたは基
【0029】
【化9】
【0030】の1つを表わし、ここに破線は可能である
二重結合を意味し、R15が水素、C1〜C4−アルキル、
1〜C4−ハロゲノアルキル、シアノまたはエチニルを
表わし、そしてR16がフエニル、フリルまたはテトラヒ
ドロフタルイミドよりなる群からの基を表わし、その際
にこれらの基はハロゲン及び/または各々更にハロゲン
で置換され得るC1〜C4−アルキル、C2〜C4−アルケ
ニル、C1〜C4−アルコキシ、C2〜C4−アルケノキ
シ、C1〜C4−アルキルチオ、C1〜C2−アルキレンジ
オキシ、フエノキシ及び/またはベンジルよりなる群か
らの基で置換されることができ、ここにR16が好ましく
はテトラフルオロフエニル、3,4−ジクロロフエニ
ル、テトラヒドロフタルイミドまたは1つもしくは両方
のフエニル環においてハロゲン(好ましくはフツ素)で
置換され得るフエニキシフエニルを表わす。
【0031】殊に好ましい式(II)の他のカルボキシ
レートは天然のピレトロイド(例えばピレトラム)であ
る。
【0032】挙げ得る本発明による式(II)の殊に好
適なカルボキシレートの例には2,2−ジメチル−3−
(2−メチル−プロペン−1−イル)−シクロプロパン
−カルボン酸3,4,5,6−テトラヒドロ−フタルイミ
ド−メチル、2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−シクロプロパン−カルボン酸3−フエノキシ
−ベンジル、2,2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロ
ビニル)−シクロプロパン−カルボン酸α−シアノ−3
−フエノキシベンジル、2,2−ジメチル−3−(2,2
−ジクロロビニル)−シクロプロパン−カルボン酸α−
シアノ−4−フルオロ−3−フエノキシベンジル、2,
2−ジメチル−3−(2,2−ジクロロビニル)−シク
ロプロパン−カルボン酸2,3,5,6−テトラフルオロ
−ベンジル、2,2−ジメチル−3−(2,2−ジブロモ
ビニル)−シクロプロパンカルボン酸α−シアノ−3−
フエノキシ−ベンジル及び3−メチル−2−(4−クロ
ロフエニル)−ブタン酸α−シアノ−3−フエノキシ−
ベンジルがある。
【0033】3) 一般式(III)
【0034】
【化10】 式中、Xは同一もしくは相異なり、且つOまたはSを表
わし、Yは、O、S、−NH−または中心のP原子及び
23間の直接結合を表わし、R21及びR23は同一もしく
は相異なり、且つ各々随時置換されていてもよいアルキ
ルまたはアリールを表わし、R23は水素、各々随時置換
されていてもよいアルキル、アリール、ヘテロアリー
ル、アラルキル、アルケニルまたはジオキサニルを表わ
すか、オキシム基を表わすか、或いはこのものが結合す
る基と同じものを表わす、のリン酸エステル及びホスホ
ン酸エステル。
【0035】殊に好適な式(III)のリン酸エステル
及びホスホン酸エステルはR21及びR22が同一もしくは
相異なり、且つアルキルまたはフエニルを表わし、R23
が水素、炭素原子1〜4個を有し、且つ随時ハロゲン、
ヒドロキシル、シアノ、随時ハロゲン置換されていても
よいフエニル、カルバモイル、アルキルスルホニル、ア
ルキルスルフイニル、アルキルカルボニル、アルコキ
シ、アルキルチオ、アルコキシカルボニルまたはアルキ
ルアミノカルボニルで置換されていてもよいアルキルを
表わし、その際に後者の基は各々の場合に炭素原子6個
までを有するか、炭素原子4個までを有し、且つ随時ハ
ロゲン置換されたフエニルもしくはC1〜C4−アルコキ
シカルボニルで置換されていてもよいアルケニルを表わ
すか、一般式
【0036】
【化11】 の基を表わし、ここにR24及びR25はR5またはR6に対
する上記の意味を有するか、或いはシアノまたはフエニ
ルを表わし、R23が更にR22が結合するものと同じ基で
置換されるジオキサニルを表わすか、R23がこのものが
結合するものと同じ基を表わすか、或いはR23が随時メ
チル、ニトロ、シアノ、ハロゲン及び/またはメチルチ
オで置換されていてもよいフエニルを表わし、R23が殊
に好ましくは各々随時C1〜C4−アルコキシ、C1〜C4
−アルキルチオメチル、C1〜C4−アルキル及び/また
はハロゲンで置換されていてもよい複素環式芳香族基例
えばピリジニル、キノリニル、キノキサリニル、ピリミ
ジニルまたはベンゾ−1,2,4−トリアジニルを表わす
ものである。
【0037】個々に挙げ得る化合物には次のものがあ
る:O−(2,2−ジクロロ−もしくは2,2−ジブロモ
ビニル)リン酸O,O−ジメチル、またはO,O−ジエチ
ル、O−(4−ニトロ−フエニル)チオノリン酸O,O
−ジエチル、O−(3−メチル−4−メチルチオ−フエ
ニル)チオノリン酸O,O−ジメチル、O−(3−メチ
ル−4−ニトロ−フエニル)チオノリン酸O,O−ジメ
チル、O−(2,4−ジクロロフエニル)チオノリン酸
O−エチルS−n−プロピル、O−(4−メチルチオ−
フエニル)チオノリン酸O−エチルS−n−プロピル、
S−(4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン(3)
イル−メチル)チオノチオリン酸O,O−ジメチル、O
−(2−イソ−プロピル−6−メトキシ−ピリミジン
(4)イル)チオノメタンスルホン酸O−メチル、O−
(2−イソ−プロピル−6−メチル−ピリミジン(4)
イル)チオノリン酸O,O−ジエチル、O−(3−クロ
ロ−4−メチル−クマリン(7)イル)チオノリン酸
O,O−ジエチル、2,2,2−トリクロロ−1−ヒドロ
キシ−エタン−ホスホン酸O,O−ジメチル、S−(メ
チルアミノカルボニル−メチル)チオノホスホン酸O,
O−ジメチル、O−(6−メトキシ−2−t−ブチル−
ピリミジン−4−イル)チオノエタンリン酸O−メチ
ル。
【0038】4) 式IV
【0039】
【化12】 式中、R26はC1〜C4−アルキル(好ましくはメチルま
たはエチル)または基
【0040】
【化13】 を表わし、ここにR30はC1〜C4−アルキル(好ましく
はメチルまたはエチル)を表わすか、或いはR30はR27
と一緒になつて随時分枝鎖状であつてもよいC2〜C5
アルカンジイル鎖[好ましくは−(CH2)2−または−
(CH2)3−]を表わし、R31は水素またはC1〜C4
アルキル(好ましくは水素を表わし)、R27はC1〜C4
−アルキル(好ましくはメチルまたはエチル)を表わす
か、或いはR30と一緒になつて随時分枝鎖状であつても
よいC2〜C5−アルカンジイル鎖[好ましくは−(CH
2)2−または−(CH2)3−]を表わし、R28はNO2
たはCNを表わし、R29は随時置換されていてもよい
(好ましくはハロゲン及び/またはC1〜C4−アルキル
で)複素芳香族基(好ましくはピリジルまたはチアゾリ
ル基)を表わし(R29は殊に好ましくは2−クロロピリ
ド−5−イル及び2−クロロチアゾル−5−イル基を表
わす)、Qは=C−または=N−を表わし、そしてVは
直接結合またはC1〜C3−アルカンジイル基(好ましく
は−CH2−)を表わす、のニトロメチレン、ニトロイ
ミノ、シアノイミノまたはシアノメチレン誘導体。ある
殊に好適な式XIVの化合物を以後例として個々に挙げ
る:
【0041】
【化14】
【0042】式中、R32
【0043】
【化15】
【0044】基を表わす。
【0045】その特殊な物理的及び/または化学的特性
に依存して、本発明により使用し得る誘引物質及び/ま
たは殺虫物質並びに本発明により使用し得る誘引物質と
殺虫物質との混合物は通常の調製物例えば液剤、乳剤、
懸濁剤、粉剤、発泡剤、塗布剤、粒剤、エアロゾル、活
性化合物を含浸させた天然及び合成物質並びに高分子物
質中のマイクロカプセルに転化することができる。
【0046】これらの調製物は公知の方法において、例
えば本発明により使用し得る誘引物質及び/または殺虫
物質並びに本発明により使用し得る誘引物質と殺虫活性
化合物との混合物を随時表面活性剤、即ち乳化剤及び/
または分散剤及び/または発泡剤を用いて補助剤及び/
または伸展剤、即ち液体溶媒、及び/または固体担体と
混合することにより製造される。また伸展剤として水を
用いる場合、例えば補助溶媒として有機溶媒を用いるこ
ともできる。液体溶媒として、主に、芳香族炭化水素例
えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレン、
塩素化された芳香族もしくは塩素化された脂肪族炭化水
素例えばクロロベンゼン、クロロエチレンもしくは塩化
メチレン、脂肪族炭化水素例えばシクロヘキサン、また
はパラフイン例えば鉱油留分、鉱油及び植物油、アルコ
ール例えばブタノールもしくはグリコール並びにそのエ
ーテル及びエステル、ケトン例えばアセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘ
キサノン、強い有極性溶媒例えばジメチルホルムアミド
及びジメチルスルホキシド並びに水が適している;固体
の担体として、粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、ク
レイ、タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モ
ントモリロナイト、またはケイソウ土並びに粉砕した合
成鉱物例えば高度に分散性ケイ酸、アルミナ及びシリケ
ートが適している;粒剤に対する固体の担体として、粉
砕し且つ分別した天然岩、例えば方解石、大理石、軽
石、海泡石及び白雲石並びに無機及び有機のひきわり合
成顆粒及び有機物質の顆粒例えばおがくず、やしがら、
トウモロコシ穂軸及びタバコ茎が適している;乳化剤及
び/または発泡剤として非イオン性及び陰イオン性乳化
剤例えばポリオキシエチレン−脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン脂肪族アルコールエーテル例えばアルキル
アリールポリグリコールエーテル、アルキルスルホネー
ト、アルキルスルフエート、アリールスルホネート並び
にアルブミン加水分解生成物が適している;分散剤とし
て、例えばリグニンスルフアイト廃液及びメチルセルロ
ースが適している。
【0047】接着剤例えばカルボキシメチルセルロース
並びに粉状、粒状またはラテツクス状の天然及び合成重
合体例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポ
リビニルアセテート並びに天然リン脂質例えばセフアリ
ン及びレシチン、及び合成リン脂質を組成物に用いるこ
とができる。更に添加物は鉱油及び植物油であることが
できる。
【0048】着色剤例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸
化チタン及びプルシアンブルー並びに有機染料例えばア
リザリン染料、アゾ染料及び金属フタロシアニン染料、
及び微量の栄養剤例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コ
バルト、モリブテン及び亜鉛の塩を用いることができ
る。
【0049】成形製品は好ましくは0.001〜95重
量%、殊に0.01〜70重量%の本発明により使用し
得る誘引物質を含む。
【0050】殺虫物質の調製物は(適当ならば本発明に
より使用し得る誘引物質以外に)好ましくは0.1乃至
95重量%間、殊に0.5〜90重量%の殺虫物質を含
む。
【0051】またこの他、少なくとも1つの昆虫病原性
もしくは昆虫毒性ウイルスもしくは微生物及び/または
(好ましくは)少なくとも1つの殺虫活性物質及び、適
当ならば1つまたはそれ以上の補助剤及び/または伸展
剤及び、適当ならば1つまたはそれ以上の酪酸或いは酪
酸並びに成分(a)及び/または(b)及び/または
(c)及び/または(d)の混合物以外の添加剤を含む
昆虫を防除するための上記の餌調製物並びに生物学的及
び/または化学的薬剤も本発明の一部である。
【0052】また本発明は昆虫を防除するための機械的
装置並びに酪酸または酪酸及び少なくとも1つの上記
(a)〜(d)に記載の物質の混合物を含む薬剤に関す
る。
【0053】昆虫を防除するための機械的または物理的
装置及び方法は本質的には通常の捕虫器(insect tra
p)並びに昆虫が付着される粘着表面を有する装置及び
方法である。捕虫器において、精巧に設計された配置
(例えば錠としてじようご形状を用いる)の使用により
昆虫が捕虫器から脱出するのを機械的に妨害することが
できるか、或いは昆虫を電気的にか、または殺虫活性物
質により撲滅することができる。
【0054】これらの捕虫器において、全表面またはそ
れ以外は表面のある部分に本発明による誘引物質を与え
ることができるか、または誘引物質は捕虫器の外の適当
な器具(例えばダンボール)上に置く。
【0055】またこれらの誘引物質は適当ならばまた殺
虫物質を含む餌調製物の状態か、または殺虫物質との混
合物の状態で餌物質を含まない適当な組成物として捕虫
器中に存在し得る。
【0056】本発明の殊に好適な具体例はヨーロツパ特
許出願公開第0,446,464号に記載の餌トラツプで
ある。このトラツプはその色調(好ましくは内部上の)
が昆虫を誘引する中空製品(好ましくは角形及び好まし
くは上端で開放)からなり、誘引性色調は Cielab シス
テム(DIN 6174による)により測定される色調
部位を有する赤色の色調を有し、そして36〜45のL
*値、20〜55のa*値及び0〜25のb*値を有す
る。更にトラツプには好ましくは内部に黒い縞模様を与
えることができる。本発明による誘引物質は好ましくは
食用物質及び少なくとも1つの殺虫活性物質と共にトラ
ツプの内部(好ましくは存在し得る黒い縞模様)に塗布
される。殺虫活性化合物の外か、またはこれらに加えて
また、トラツプの内部に昆虫を付着させる粘着表面を与
えることができる。
【0057】粘着表面を有する装置及び方法は好ましく
は昆虫を付着させる粘着表面を有するフイルムまたは紙
である。これらのフイルムは室内にかけるか、または置
くことができる(例えばらせん形の状態で)。また粘着
性組成物を例えば食物加工施設または家畜小屋に塗布ま
たは噴霧することにより該組成物を平滑な表面(例えば
タイル)に塗布することができる。これらの装置及び方
法は粘着表面中に適当ならば他の昆虫誘引剤と一緒に本
発明による誘引物質を含むことができるか、または本発
明による誘引物質は極近くに置くことができる。
【0058】本発明により使用し得る誘引物質により誘
引される昆虫は殊に家屋、病院、食物産業及び動物飼育
において有害生物(pest)またはやつかいな有害生物と
して見い出され得る昆虫である。これらのものは双翅目
の属からの飛行性昆虫、殊に好ましくは短角群からのも
の及び極めて殊に好ましくはイエバエ科のものであり、
殊にイエバエが強調される。
【0059】本発明により使用し得る誘引物質の生物学
的活性は次の実施例により説明される。
【0060】
【実施例】実施例A 1.実験構成 実験は室内(7×6.3×3.8m)で外部照明せずに、
永続的に人工照明し、そして温度は24乃至26℃間で
行つた。
【0061】この室に両性のイエバエ(Musca domestic
a)[WHO(N)株]1000匹を含む60×60×6
0cmの大きさのかごを置いた。加えて、この室に対面
する壁の近くに2つの同じ大きさの机を置き、その各々
の上に通常の餌組成物中に殺虫活性化合物としてプロポ
キスル及びフエニトロチオンを含む餌箱を置いた。
【0062】試験する誘引物質を組成物中に配合した。
【0063】実験の開始時に、測定できない数のハエが
かごから室中に放たれた。15分後、倒れたハエ(即ち
死滅したハエまたはひつくり返つているハエ)の数を餌
箱中及び特殊な餌箱が置かれた机上で測定した。
【0064】室内での潜在的な適合性を除去するため
に、餌箱を続いて交換し、そして15分後に再評価し
た。これらの交換及び評価を更に2回繰り返し、従つて
各実験は全体で4回の個々の評価を与えた。室中でのハ
エの密度に依存して、より多くのハエを個々の評価間に
かごから放出した。
【0065】実験の最後に、誘引物質を有する餌により
倒されたハエの全数を誘引物質なしの餌により倒された
ハエ(対照)の全数で割つた。生じた>1の数は対照よ
りも高い誘引性(attractivity)を意味し、そして<1
の数は低い誘引性を表わす。 2.試験結果:
【0066】
【表1】 a) ムスカルレ(Muscalure)[成分(d)]なしの混合物誘引物質(組成、重量%) 餌1個当りの施用割合、mg 誘引性 酪酸100% 2.5 2.2 酪酸80%+ジアセチル20% 2.5 2.5 酪酸62%+ジアセチル16% +ラウリン酸22% 2.5 2.3 酪酸24%+カプリル酸68% +ラウリン酸8% 2.5 2.5
【0067】
【表2】 b)ムスカルレ[成分(d)]を含む混合物誘引物質(組成、重量%) 餌1個当りの施用割合、mg 誘引性 ムスカルレ(対照) 10 1.6 酪酸(対照) 2.5 2.2 酪酸 2.5 4.7 +ムスカルレ +10 酪酸 10 4.6 +ムスカルレ +10実施例B 1.実験構成 長さ20cmの小さな棒を酪酸を含んでいないか(対
照)、または酪酸2重量%を含む通常の昆虫ライム(li
me)で処理した。
【0068】餌箱を小さな棒に換えるのみ以外は実施例
Aに記載のとおり実験を行つた。毎回位置を変え、小さ
な枠を換えた。この実験において、付着したハエの数を
測定し、そしてライム及び誘引物質を用いて得られたハ
エの全数をライムのみ(対照)を用いて得られたハエの
全数で割り、生じた数が誘引性である。
【0069】2.実験結果 上の実験において、7.5の誘引性が測定された。
【0070】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0071】1.昆虫を防除する際の誘引物質としての
酪酸或いは酪酸と次の物質: (a) ジアセチル及び/または(b) ラウリン酸及び
/または(c) カプリル酸及び/または(d) ムスカ
ルレ(Muscalure)の少なくとも1つとの混合物の使
用。
【0072】2.昆虫を防除する際の誘引物質としての
酪酸及びムスカルレの混合物が更に次の物質: (a) ジアセチル及び/または(b) ラウリン酸及び
/または(c) カプリル酸の少なくとも1つを含むこ
とができる、上記1に記載の酪酸及びムスカルレの混合
物の使用。
【0073】3.昆虫を防除する際の機械的または物理
的装置及び方法を用い、昆虫を防除する際の生物学的ま
たは化学的薬剤、並びにかかる装置及び薬剤を用いる昆
虫を防除する際の上記1に記載の使用。
【0074】4.昆虫を防除する際の、1つの昆虫病原
性もしくは昆虫毒性ウイルス以外に、並びに/或いは少
なくとも1つの殺虫活性物質及び、適当ならば1つまた
はそれ以上の補助剤及び/または増量剤及び/または他
の添加剤以外に更に誘引物質として酪酸或いは酪酸と次
の物質: (a) ジアセチル及び/または(b) ラウリン酸及び
/または(c) カプリル酸及び/または(d) ムスカ
ルレの少なくとも1つとの混合物を含む生物学的及び化
学的薬剤。
【0075】5.昆虫を防除する際の餌調製物の状態の
上記4に記載の薬剤。
【0076】6.昆虫を防除する際の誘引物質としての
酪酸或いは酪酸と次の物質: (a) ジアセチル及び/または(b) ラウリン酸及び
/または(c) カプリル酸及び/または(d) ムスカ
ルレの少なくとも1つとの混合物を含む機械的または物
理的装置及び方法。
【0077】7.上記4または5に記載の昆虫を防除す
る際の薬剤を含む、上記6に記載の昆虫を防除する際の
装置及び方法。
【0078】8.昆虫が付着される粘着表面を有し、そ
の際に酪酸或いは酪酸と成分(a)及び/または(b)
及び/または(c)及び/または(d)の少なくとも1
つとの混合物が粘着表面に配合されるか、または粘着表
面の極近傍に存在する、昆虫を防除する際の上記6また
は7に記載の装置及び方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ベルント−ビーラント・クリユガー ドイツ連邦共和国デー51467ベルギツシユ グラートバツハ・アムフオレント52 (72)発明者 ギユンター・ネントビヒ ドイツ連邦共和国デー51061ケルン・ハー フアーカンプ10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 昆虫を防除する際の誘引物質としての酪
    酸或いは酪酸と次の物質: (a) ジアセチル及び/または(b) ラウリン酸及び
    /または(c) カプリル酸及び/または(d) ムスカ
    ルレ(Muscalure)の少なくとも1つとの混合物の使
    用。
  2. 【請求項2】 昆虫を防除する際の誘引物質としての酪
    酸及びムスカルレの混合物が更に次の物質: (a) ジアセチル及び/または(b) ラウリン酸及び
    /または(c) カプリル酸の少なくとも1つを含むこ
    とができる、請求項1に記載の酪酸及びムスカルレの混
    合物の使用。
  3. 【請求項3】 昆虫を防除する際の機械的または物理的
    装置及び方法を用い、昆虫を防除する際の生物学的また
    は化学的薬剤、並びにかかる装置及び薬剤を用いる、昆
    虫を防除する際の請求項1に記載の使用。
  4. 【請求項4】 昆虫を防除する際の、1つの昆虫病原性
    もしくは昆虫毒性ウイルス以外に、並びに/或いは少な
    くとも1つの殺虫活性物質及び、適当ならば1つまたは
    それ以上の補助剤及び/または増量剤及び/または他の
    添加剤以外に更に誘引物質として酪酸或いは酪酸と次の
    物質: (a) ジアセチル及び/または(b) ラウリン酸及び
    /または(c) カプリル酸及び/または(d) ムスカ
    ルレの少なくとも1つとの混合物を含む生物学的及び化
    学的薬剤。
  5. 【請求項5】 昆虫を防除する際の誘引物質としての酪
    酸或いは酪酸と次の物質: (a) ジアセチル及び/または(b) ラウリン酸及び
    /または(c) カプリル酸及び/または(d) ムスカ
    ルレの少なくとも1つとの混合物を含む機械的または物
    理的装置及び方法。
JP5213580A 1992-08-12 1993-08-06 昆虫誘引物質 Pending JPH06183909A (ja)

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DE (2) DE4226674A1 (ja)
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PT (1) PT582915E (ja)
ZA (1) ZA935829B (ja)

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CN1083307A (zh) 1994-03-09
ZA935829B (en) 1994-03-10
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AU4434793A (en) 1994-02-17
AU667550B2 (en) 1996-03-28
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