JPH06183123A - 印刷方法 - Google Patents

印刷方法

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JPH06183123A
JPH06183123A JP35524992A JP35524992A JPH06183123A JP H06183123 A JPH06183123 A JP H06183123A JP 35524992 A JP35524992 A JP 35524992A JP 35524992 A JP35524992 A JP 35524992A JP H06183123 A JPH06183123 A JP H06183123A
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JP
Japan
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pattern
printing
ink
printed
plate
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Application number
JP35524992A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Taki
克彦 瀧
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷位置の見当合わせを行わなくても位置ズ
レすることなく重ね合わせ精度に優れた多色重ね印刷が
でき、しかも所要版数を少なくすることができ、また、
グラビア印刷によってもドクターすじの発生、ひげ及び
細線の欠けやかすれがない印刷方法を提供する。 【構成】 被印刷体1の表面に、頂部が平坦な凸部から
なるパターン2を設け、次いで正面に印刷インキ3を付
けた第1全面ベタ版Aを用いてパターン2を設けた被印
刷体1の表面にベタ印刷を行い、パターン2の凸部表面
のみにインキを転移させて第1インキ層31を形成す
る。次いで更に、第1インキ層31を形成した被印刷体
1の上から上記と同様に印刷インキ4を付けた第2全面
ベタ版Bを用いてパターン2の凸部表面のみに印刷イン
キを転移させて、第2インキ層41がパターン2の凸部
の第1インキ層31の上に形成された印刷物5を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全面ベタ版を用いて所定
のパターンに任意の多色重ね刷りをする印刷方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、多色重ね刷り模様を印刷する場
合、所定の同一模様を形成した版を重ね刷りする色の種
類分の個数用意しておき、基材上に第1色目用の版を用
いて第1色目を印刷し、次いで第2色目用の版のパター
ンが、基材上に形成された第1色目の印刷パターンに位
置的に丁度一致するように見当合わせをして、第2色目
を第1色目の印刷パターン上に印刷し、第3色目以降も
同様に、各色毎に用意された版を用いて下層の印刷パタ
ーン上にのみ印刷されるように版を位置合わせして印刷
するという方法を用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来、多
色重ね刷り模様を印刷する場合において、最初に形成し
た印刷パターン上に位置ズレなく正確に2色目以降のパ
ターンを印刷するための見当合わせには非常に時間がか
かるばかりでなく、しばしば見当ズレが起こって良好な
印刷物が得られないという問題があった。また、印刷に
用いる版は1色毎に必要となるので、N色重ね刷りのパ
ターンであれば1パターンにつきN個の版を必要とし、
更にN色重ね刷りのパターンをM個用意するためにはN
×M個という多量の版が必要となって、多大な製版経
費、製版所要時間を要ししかも保管場所の確保が負担と
なるという問題があった。
【0004】また、上記多色重ね刷り模様印刷をグラビ
ア印刷によって行う場合は、ひげ及び細線の欠けやかす
れ(特に線状パターンの場合)が発生したり、また線状
パターンがドクター移動方向と直角に近い角度で交差す
るようなものであるとドクター移動方向に沿ってドクタ
ーすじが発生することがあり、印刷物の外観が悪くなる
という問題があった。
【0005】本発明は上記従来技術の欠点を解消するた
めのものであり、印刷位置の見当合わせを行わなくとも
位置ズレすることなく重ね合わせ精度に優れた多色重ね
印刷ができ、しかも所要版数を少なくすることができ、
またグラビア印刷によってもひげ及び細線の欠けやかす
れ及びドクターすじの発生がなく外観の良好な印刷物が
得られる印刷方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明印刷方法は、所望
のパターンを被印刷体の表面に頂部の平坦な凸部として
設け、全面ベタ印刷版を用い上記パターンの凸部の頂部
のみに印刷インキ層が形成されるように印刷を複数回行
って、所望のパターン上のみに印刷インキ層を複数層形
成することを特徴とする。
【0007】以下、本発明を図面に基き詳細に説明す
る。図面は本発明の印刷方法の1例を示し、図1は本発
明印刷方法を用いて多色重ね刷りパターンを形成する場
合の各工程を示す縦断面図である。
【0008】まず、図1(a)に示すように、被印刷体
1の表面に、頂部が平坦な凸部からなるパターン2を設
ける。次に同図(b)に示すように、表面に印刷インキ
3を付けた第1全面ベタ版Aを用いてパターン2を設け
た被印刷体1の表面にベタ印刷を行い、パターン2の凸
部表面のみにインキを転移させて第1インキ層31を形
成する。更に、同図(c)に示すように、第1インキ層
31を形成した被印刷体1の上から上記と同様に印刷イ
ンキ4を付けた第2全面ベタ版Bを用いてパターン2の
凸部表面のみに印刷インキを転移させて、第2インキ層
41がパターン2の凸部の第1インキ層31の上に形成
された印刷物5が得られる。
【0009】上記第1インキ層31と第2インキ層41
ではインキの種類が異なるので、これら各々を印刷する
には上記A、Bの2種類の全面ベタ版を用いるが、上記
パターン2の凸部さえ正確に所定のパターンに形成され
ていれば、あとは色毎に異なる版が必要なだけであっ
て、この場合2色重ね刷りの1種類のパターン(凸部か
らなるパターンの形状)を印刷するために2+1個の版
があればよい。特に上記凸部からなるパターン2を印刷
以外の方法によって形成する場合は、該凸部からなるパ
ターン2を印刷するための版は不要になる。勿論、3種
類以上の全面ベタ版を用いて重ね刷りすることも可能で
ある。
【0010】被印刷体1としては、多色刷りの基材とな
るものであり、印刷物の目的、用途等に応じて適宜ガラ
ス、金属、プラスチック、セラミック等の素材を選択す
る。また、被印刷体1の形状としては、従来公知の印刷
方法によって該被印刷体の表面に印刷できる形状であれ
ばどのような形状であってもよく、平板状、シート状、
フィルム状等のものを適宜用いる。
【0011】被印刷体1の表面に形成する凸部からなる
パターン2は、凸部の頂部が平坦に形成されていればよ
い。該パターン2の素材としては、上記被印刷体1と同
様、ガラス、金属、プラスチック、セラミック等どのよ
うなものを用いてもよく、該凸部からなるパターン2の
形成方法に応じて適宜に選択することができる。
【0012】図2は上記パターン2の凸部の形状、及び
被印刷体1との位置関係を示すための、表面にパターン
2を設けた被印刷体1の縦断面図である。同図に示すよ
うに、パターン2の凸部の形状、及び被印刷体1との位
置関係としては、被印刷体1にインキが転移しなければ
よく、凸部の高さ、間隔、高さの差は、ベタ版へのイン
キの塗布量、印圧、印刷基材等に応じて適宜に決めれば
よいが、一般に凸部の高さhが高いほど、該凸部の表面
にインキ層を形成する際に該凸部どうしの間の被印刷体
1表面にインキが転移しにくく、例えば全面ベタ版とし
てグラビアベタ版を用いる場合、パターン2の凸部の高
さhとしては3〜100μmであるのが好ましく、特に
5〜20μmであるのが好ましい。
【0013】また、上記パターン2の間隔wが狭いほど
よく、wは1μm〜1cmであるのが好ましく、特に1
〜100μmであるのが好ましい。
【0014】また、上記パターン2相互の高さの差dが
小さいほどよく、dは10μm以下であるのが好まし
く、特に2μm以下であるのが好ましい。
【0015】更に、上記パターン2の凸部の表面が平滑
であるほど該凸部の表面に良好なインキ層を無理なく形
成することができ、且つインキが該凸部どうしの間の被
印刷体1表面に転移しにくい。該パターン2の凸部頂部
の平滑性としては、最大表面粗さ(JIS−B−061
0)Rmax=1mm以下であるのが好ましく、その中
でも特に中心線表面粗さ(JIS−B−0610)Ra
=7μm以下であるのが好ましい。
【0016】上記凸部からなるパターン2としては、図
1に示したような、被印刷体1と別体に形成されたもの
以外に、図3に示すように、被印刷体1と一体に形成
されたもの(同図(a))であってもよく、また被印
刷体1と別体であって、被印刷体1の表面に凸部からな
るパターンを有するシート状のものが該凸部が表面側に
なるようにして積層された状態のもの(同図(b))で
あってもよい。
【0017】上記凸部からなるパターン2を被印刷体1
の表面に形成するには、例えば以下の方法を用いること
ができる。 基材を、凹凸形状を有する型で機械的にプレスする等
従来公知の方法によりエンボス加工を施して、基材の表
面に凸部からなるパターンを形成する(図3(a))。 ロール状凹版の凹部に充填した電離放射線硬化性樹脂
に基材を接触させながら電離放射線を照射して凹版と基
材間に介在している樹脂を硬化させて該樹脂と基体とを
密着せしめ、そののちロール状凹版から基材を剥離する
ことによって、電離放射線硬化性樹脂からなる凸形状を
有するパターンを基材の表面に設ける。また必要に応じ
て更に、基材の表面に形成したパターンに電離放射線を
照射して、凸部の樹脂をより完全に硬化させる(本出願
人による特開平2−131175号)。 基材の表面に、オフセット印刷、グラビア印刷、シル
クスクリーン印刷、凸版印刷等従来の印刷方法を用いて
従来公知の発泡インキ、印刷用インキ、樹脂、ペースト
等を印刷して、上記インキ等の層からなる凸形状を有す
るパターンを設ける。 特に上記の方法を用いると、エッヂがシャープで凸部
の頂部がより平坦な凸部からなるパターンを形成するこ
とができて好ましい。
【0018】第1全面ベタ版A及び第2全面ベタ版B
は、適用する印刷方法に応じたものであり、前記のオフ
セット印刷、グラビア印刷、シルクスクリーン印刷、凸
版印刷等に用いられる全面ベタ版である。上記全面ベタ
版A及びBは、従来公知の方法で形成することができ
る。全面ベタ版は、パターンが形成されたパターン印刷
用の版と比較して製版が格段に容易である。該全面ベタ
版は、図1のような平板には限定されず、円筒状の版を
用いて輪転印刷することもできる。
【0019】第1インキ層31及び第2インキ層41を
形成するためのインキとしては、多色重ね印刷用のイン
キであればどのようなインキでも良く、上記した、本発
明印刷方法に適用できる印刷方法や目的に応じて適宜に
選択することができる。
【0020】第1インキ層31を凸部の表面に、また第
2インキ層41をインキ層31の表面にそれぞれ印刷す
るにあたっては、一般にパターン2の凸部相互の間隔が
大きくなるほど、又はパターン2の凸部の高さが低くな
るほど、インキの塗布量を少なくするか又はインキの粘
度を高くするかもしくは印圧を小さくすることによっ
て、パターン2の凸部どうしの間の被印刷体1表面にイ
ンキが転移しないようにする。
【0021】以下、本発明印刷方法の応用例について説
明する。本発明の印刷方法は、化粧材、転写シート、印
刷回路部品、電極、映写膜(スクリーン)、EL(電場
発光素子)等の製造用途等、パターン状に印刷され、該
印刷が複数回重ね刷りされるものであればどのようなも
のにでも適用することができる。
【0022】上記化粧材とは例えば基材シート上に絵柄
層が印刷形成されたものであり、具体的には、弱電機
器の計器パターンやロゴマークによく用いられる、着色
インキパターンの裏面に隠蔽性の白インキを同パターン
で重ね刷りしたもの。透明層を間に挟んで上下に絵柄
層を設けることにより、奥行き、立体感を有するもの。
透明基材に隠蔽性のあるインキで2色刷りするか、又
は表柄印刷/隠蔽インキ印刷/裏柄印刷の3色刷りとす
ることにより、表側から見た場合と裏側から見た場合と
が異なる色、絵柄が得られ、且つ向こう側も透視して見
える構成を有するもの(実開平1−68498号等)。
等が挙げられる。勿論、多色重ね刷りしたインキを加色
混合して色彩パターンを得ることも可能であるが、3原
色を用いても絵柄内総てが同量の3原色の重ね刷りとな
るため、天然色の再生はできない。
【0023】また転写シートとは例えば基材シート上に
絵柄層や接着剤層が印刷積層されて構成されたものであ
り、具体的には、剥離性基材シート/凸部からなる剥離
性インキパターン/転写層からなり、該転写層としては
(a) 絵柄層のみからなるもの、(b) 絵柄層/接着材層か
らなるもの、(c) 剥離層/絵柄層/接着剤層からなるも
の、(d) 剥離層/絵柄層/隠蔽性インキ層/接着剤層か
らなるもの。等が挙げられる。
【0024】更に、印刷回路部品、電極等とは、導電イ
ンキ印刷層が基材表面に形成され該導電インキ印刷層の
全面又は一部が絶縁インキベタ印刷層により被覆されて
いるものであり、具体的には、絶縁性の基材として、ス
テアタイト等の磁器、アルミナ等の無機質、ポリエチレ
ンテレフタレート、ポリイミド等の合成樹脂、フェノー
ル樹脂含浸積層板等の上に、回路や電極のパターンを頂
部が平坦な凸パターンとして形成し、その後必要に応じ
て焼成し(基材が磁器、アルミナ等の場合)、その上に
絶縁性インキで絶縁層を直接印刷又は転写したもの。等
が挙げられる。
【0025】また、映写膜(スクリーン)とは具体的に
は例えば、透明基材の片面にレンティキュラーレンズ、
蠅の目レンズ等の凹凸を形成し、裏面にはレンズの焦点
領域以外の領域に凸部からなるパターンを形成、裏面の
パターン上に黒色インキでブラックストライプを形成し
たもの等が挙げられる。
【0026】また、EL(電場発光素子)とは具体的に
は例えば、絶縁性基材の表面にパターン状凸部を形成
し、該パターン上に光反射性導電インキ層、EL蛍光体
層、透明導電性インキ層及び透明絶縁インキ層をこの順
序で積層形成したもの等が挙げられる。
【0027】
【実施例】以下に本発明の実施例を示す。実施例1 ロール状凹版の花柄模様のパターン状凹部に充填したウ
レタン−アクリレート系電離放射線硬化性樹脂液に50
μm厚みの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィル
ム(東レ製:ダイヤS−50)を接触させながら紫外線
を照射して該樹脂液を硬化させたのちロール状凹版から
上記フィルムと硬化樹脂とを剥離して、該フィルム表面
に電離放射線硬化性樹脂からなる厚さ10μmの頂部が
平坦な花柄模様を形成し、次いでグラビア印刷用の全面
ベタ版Aを用いて白色インキ(昭和インク製:化X)を
グラビア印刷により花柄模様の表面のみに印刷し、その
後全面ベタ版Bを用いて透明インキ(昭和インク製:化
X)を白色インキ層の表面のみに印刷した後、全面ベタ
版Cを用いて赤色インキ(昭和インク製:化X)を透明
インキ層の表面のみに印刷して3色重ね刷りによる化粧
材を得た。
【0028】実施例2 ロール状凹版の回路パターン状凹部に充填したポリエス
テル−アクリレート系電離放射線硬化性樹脂液に50μ
m厚みの2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム
(東レ製:ダイヤS−50)を接触させながら電子線を
照射して該樹脂液を硬化させたのちロール状凹版から上
記フィルムと硬化樹脂とを剥離して、該フィルム表面に
電離放射線硬化性樹脂からなる幅100μm、厚さ10
μmの回路パターンを形成し、次いでシルクスクリーン
印刷用の全面ベタ版Aを用いてウレタン樹脂系の易接着
プライマーを1回印刷し、その上に全面ベタ版Bを用い
て導電性カーボンインキ(バインダーは塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体)をシルクスクリーン印刷により上記
回路パターンの表面のみに2回連続して印刷して低抵抗
の厚さ20μmの細線印刷回路を形成した。更にその上
に、紫外線硬化型のウレタン−アクリレート系樹脂の絶
縁インキを、全面ベタ版Cを用いてシルクスクリーン印
刷を行い、紫外線硬化させて絶縁層を形成した。
【0029】実施例3 厚さ2mmのガラス板の表面に、オフセットグラビア印
刷により不飽和ポリエステル系紫外線硬化型樹脂を線幅
100μm、ピッチ200μmの頂部が平坦なストライ
プ状に印刷形成した後、該樹脂に紫外線を照射して硬化
させ、次いでオフセット印刷用の全面ベタ版Aを用いて
黒色インキ(昭和インク製:化X)をグラビア印刷によ
り上記樹脂の表面のみに2回連続して印刷して、表面に
ブラックストライプの形成されたガラス板を得た。
【0030】
【作用】本発明の印刷方法は、平坦な全面ベタ版A(又
はB)に付いているインキを、凸部からなるパターン2
の凸部頂部に接触させて、平坦な版側からパターン2の
凸部頂部にインキを転移させる構成を有するため、該凸
部の頂部以外の部分にはインキが転移することがない。
そのため、該パターンの形状に関わりなく如何なるパタ
ーンの形状に対しても該パターン2の凸部の表面のみに
インキ層を形成することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明印刷方法は以
下のような効果を有する。本発明印刷方法は、全面ベタ
版を用いて多色重ね刷りしても凸部からなるパターンの
頂部以外の分にはインキが転移することがないので、最
初に形成した印刷パターンの位置に2色目以降の版の位
置を見当合わせする必要がなく印刷時間を短縮すること
ができる。しかも所定のパターンからはみ出して印刷さ
れたりせずにパターン上に正確に重ね刷りを行うことが
できる。
【0032】また、印刷に用いる版は全面ベタ版である
ので、製版経費、製版所要時間を大幅に削減することが
できる。しかも、凸部さえ所定のパターンに形成すれ
ば、あとは色毎に異なる版があればよく、N色刷りパタ
ーンをM種類印刷するのに、従来はN×M個の版が必要
であったのに対してN+M個の版で済む(例えばN=
3、M=100の場合、従来300版必要であったのが
103版で済む)というように版数を少なくすることが
できるので、版の保管に場所をとらない。
【0033】更に、印刷インキ層の形成を全面ベタ版の
グラビア印刷によって行う場合は、グラビア全面ベタ版
はインキの保留量が多いために、該版を用いて印刷した
インキのレベリングは良好であり、そのためドクターす
じ、ひげ及び細線の欠けやかすれが発生する虞れが少な
いという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明印刷方法を用いて重ね刷りを行う工程を
示す縦断面図である。
【図2】パターンの凸部の形状、及び被印刷体との位置
関係を示すための、表面にパターンを設けた被印刷体の
縦断面図である。
【図3】凸部からなるパターンが被印刷体に設けられる
態様を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 被印刷体 2 凸部からなるパターン 31 第1インキ層 41 第2インキ層 A 第1全面ベタ版 B 第2全面ベタ版

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のパターンを被印刷体の表面に頂部
    の平坦な凸部として設け、全面ベタ印刷版を用い上記パ
    ターンの凸部の頂部のみに印刷インキ層が形成されるよ
    うに印刷を複数回行って、所望のパターン上のみに印刷
    インキ層を複数層形成することを特徴とする印刷方法。
JP35524992A 1992-12-17 1992-12-17 印刷方法 Pending JPH06183123A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006066626A (ja) * 2004-08-26 2006-03-09 Kyocera Corp 複合体及び複合体の製造方法並びに、複合シートの製造方法、積層体の製造方法、積層部品の製造方法
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