JPH0618252A - 外観構成部品の検査方法 - Google Patents

外観構成部品の検査方法

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JPH0618252A
JPH0618252A JP17111092A JP17111092A JPH0618252A JP H0618252 A JPH0618252 A JP H0618252A JP 17111092 A JP17111092 A JP 17111092A JP 17111092 A JP17111092 A JP 17111092A JP H0618252 A JPH0618252 A JP H0618252A
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JP17111092A
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Kenji Tamaoki
研二 玉置
Masato Uno
正人 宇野
Nobuhiko Suzuki
信彦 鈴木
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Hitachi Ltd
Hitachi High Tech Corp
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Hitachi Ltd
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品の外観の要部を構成する複数個の3次元
形状部品の組付け状態および形状の検査を、2次元走査
で自動的に、短時間かつ高精度に行うことができる検査
方法の提供。 【構成】 各被検査部品の表面に、予め複数の測定点を
設定し、非接触形の距離センサーにより測定点までの距
離を計測しながら、該測定点よりXおよびY方向に、各
被検査部品の端辺を通過するように走査し、該通過点の
XおよびY方向の座標を検出して各端辺の複数の位置に
被測定位置を設定し、被測定位置間を結ぶ直線を検査装
置のXY座標上に求めて、予め求めた各被検査部品中の
基準部品の被測定位置間を結ぶ直線とを座標上にて比較
し、両直線のなす角度,被測定位置より基準部品におけ
る直線までの垂線の長さ,計測した距離データとを指標
として、基準部品に対する相対的な位置ずれおよび傾き
を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家電製品などの外観の
要部を構成する複数個の3次元形状部品(例えば、冷蔵
庫の複数の扉等)が、その製品の本体に組付けられた状
態を検査する外観構成部品の検査方法に係わり、特に、
外観構成部品の組付け状態および形状の検査を、2次元
走査で自動的に、短時間かつ高精度に行うのに好適な検
査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】家電製品のうち、特に冷蔵庫等の大形品
においては、その製品の性能の良さはもちろんである
が、現在ではその製品の主たる外観を構成する部品の形
状や、該部品の製品本体に対する位置・姿勢等の組付け
られた状態などに対してユーザの関心が高くなってい
る。このため、外観構成部品の検査は、製品の品質検査
の中でも重要な検査項目の一つになっている。
【0003】従来、前記検査は工場の組立ラインにおい
て行われるほか、製品の納入先でも行われているが、測
定器を使用して行う検査では、接触式の3次元測定器を
使用して行うのが一般的である。この検査方法は、3次
元測定器の先端部に取り付けられたプローブを、静止状
態の製品の被検査部品の表面に所定の力で押圧し、予め
設定されている所定の複数個所について、XYZの各方
向にそれぞれ走査して各部の寸法を計測し、その計測値
と基準値とを比較して各部品の相対位置や傾き等を算出
し、部品形状や部品の組付け状態等を検査する方法であ
る。
【0004】一方、工場などの組立ラインにおける検査
においては、前記接触式の3次元測定器を使用すると、
検査に長時間を要する上に該測定器が比較的高価である
ことから、従来から目視検査や簡単なゲージを使用する
手作業による簡便な検査が多用されている。
【0005】他方、ライン上を移送されてくるパレット
上の物品の座標位置を、超音波センサー(非接触−物体
感知センサー)を使用して検出する産業用ロボットおよ
び関連装置(例えば、特開昭61−109686号公
報)が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術のうち、
接触式の3次元測定器を使用する検査方法は、先端プロ
ーブの大きさによりおのずから対象検査部品の大きさや
形状が制約される。また、外観構成部品の材質にもよる
が、外観構成部品が意匠用プラスチック部品などの場合
には、プローブを押圧することにより該外観構成部品に
変形や傷を発生させる場合があるため、使用する3次元
測定器の選定に制約を受ける問題点を有していた。
【0007】また、目視検査や簡単なゲージを使用する
手作業による検査は、対象検査部品の種類や検査場所等
に制約されることなく、簡便で手軽に行うことができる
利点はあるが、検査者の熟練度に頼るところが大きくど
うしても個人差を生じることになる。従って、その検査
精度は一定しないため信頼性は低く、品質検査を精度よ
く均一化する点で問題があった。
【0008】他方、前記超音波センサーを使用してパレ
ット上の物品の座標位置を検出する産業用ロボットおよ
び関連装置は、一方向のみ(例えばX軸方向のみ)の座
標検出であり、超音波センサーは物品を検出したか否か
に使用されるものであって、部品形状や、該部品の製品
本体に対する組付け位置や姿勢等の状態を検査すること
はできないものである。
【0009】このように、前記製品の外観を構成する部
品形状や、該部品の製品本体に対する組付け位置や姿勢
等の状態を、精度よく自動的に検査する装置および方法
は提供されていないのが実状であった。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、
家電製品などの外観の要部を構成する複数個の3次元形
状部品が、その製品の本体に組付けられた状態および形
状の検査を、2次元走査で自動的に、短時間かつ高精度
に行うことができる外観構成部品の組付け状態および形
状の検査方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の外観構成部品の検査方法は、製品の外観の
要部を構成する複数個の3次元形状部品が、製品本体に
組付けられた状態の検査を、(i)前記組付けられた各
被検査部品の表面上の任意位置に、予め組付け状態検査
用の複数の測定点を設定し、(ii)該設定した測定点
に対してXYの各軸方向に走査可能なロボットに非接触
形の距離センサーを取り付け、該距離センサーより前記
各測定点までの距離を、前記各被検査部品ごとに計測し
ながら該測定点よりXおよびY方向に、各被検査部品の
外周を形成する端辺を通過するように走査して該通過点
のXおよびY方向の座標を検出し、(iii)該座標検
出された被測定位置を、走査された各端辺の複数の位置
に設定し、(iv)該設定した端辺上の被測定位置間を
結ぶ直線を、各端辺ごとに検査装置のXY座標上に求め
るとともに、予め求めた各被検査部品中の基準部品にお
ける被測定位置間を結ぶ直線とを前記XY座標上にて比
較し、(v)前記両直線のなす角度および前記座標検出
した被測定位置より前記基準部品における直線までの垂
線の長さ並びに前記計測した距離データとを指標とし
て、前記基準部品に対する各被検査部品の相対的な位置
ずれおよび傾きを求める、構成にしたものである。
【0012】一方、本発明の外観構成部品の検査方法
は、製品に組付けられて該製品の外観の要部を構成する
複数個の3次元形状部品の形状の検査を、(i)前記組
付けられた各被検査部品の表面上の任意位置に、予め組
付け状態検査用の複数の測定点を設定し、(ii)該設
定した測定点に対してXYの各軸方向に走査可能なロボ
ットに非接触形の距離センサーを取り付け、該距離セン
サーより前記各測定点までの距離を、前記各被検査部品
ごとに計測しながら該測定点よりXおよびY方向に、各
被検査部品の外周を形成する端辺を通過するように走査
して該通過点のXおよびY方向の座標を検出し、(ii
i)該座標検出された被測定位置を、走査された各端辺
の複数の位置に設定し、(iv)該設定した端辺上の被
測定位置間を結ぶ直線を、各端辺ごとに検査装置のXY
座標上に求め、隣り合う直線のなす角度および各被測定
位置より相対する前記直線までの垂線の長さを指標とし
て、基準部品に対する各被検査部品の形状および寸法の
誤差を検出して検査する、構成にしたものである。
【0013】そして、前記距離センサーを、照射ビーム
が被検査部品の表面に垂直に照射可能で、かつ被検査部
品表面との距離が移動調整可能なセンサーヘッド機構を
介して前記ロボットに取り付け、走査開始前に、前記セ
ンサーヘッド機構によりビームスポット径を所定の値に
調整可能に構成することが望ましい。
【0014】また、前記距離センサーによる被検査部品
の走査を、製品搬送用の組立ライン際に立てられた支柱
に、該組立ライン上を移動する製品の各被検査部品に対
応させた位置に複数の距離センサーを固着し、前記製品
移動に伴って行われる各被検査部品のX軸方向の走査
と、同じく組立ライン際に前記支柱と平行に立てられた
支柱状のロボットに、該ロボットの支柱に沿って移動可
能な距離センサーを装着し、該距離センサーの移動によ
る各被検査部品のY軸方向の走査およびZ軸方向の距離
計測とにより行うようにするとよい。
【0015】そして、前記距離センサーによる被検査部
品の走査を、製品搬送用の組立ライン際に立てられた支
柱に、該組立ライン上を移動する製品の各被検査部品に
対応させた位置に複数の距離センサーを固着し、前記製
品移動に伴って行われる各被検査部品のX軸方向の走査
と、該走査後、前記組立ライン上の製品を移動方向の面
内で被検査部品とともに90度回転させた位置の組立ラ
イン際に立てられた前記支柱と平行の支柱に、該90度
回転させた位置における各被検査部品に対応させて複数
の距離センサーを固着し、前記製品移動に伴って行われ
る各被検査部品のY軸方向の走査およびZ軸方向の距離
計測とにより行うようにしてもよい。
【0016】さらに、前記距離センサーによる被検査部
品の走査を、製品搬送用の組立ライン際に立てられた支
柱に、該組立ライン上を移動する製品の各被検査部品に
対応させた位置に複数の距離センサーを固着し、前記製
品移動に伴って行われる各被検査部品のX軸方向の走査
と、該走査後に、前記組立ライン上の製品がその移動方
向を該移動方向の面内で垂直に変えられて移動する位置
に設けられた複数の距離センサーにより、前記垂直に変
えられた方向の製品移動に伴って行われる各被検査部品
のY軸方向の走査およびZ軸方向の距離計測とにより行
うようにしてもよい。
【0017】また、前記距離センサーを、前記センサー
ヘッド機構先端部に回動機構を介してXY面内で90度
回動可能に取り付けられた複数個の並設されたセンサー
群とし、該センサー群の各距離センサーを、被検査部品
の端辺を順次通過可能にX軸およびY軸の各方向に移動
可能に構成することが好ましい。
【0018】そして、前記複数の被測定位置を結ぶXY
座標上の直線を、該各被測定位置からの距離の2乗和が
最小値になる直線にすることが好ましい。
【0019】
【作用】上記構成としたことにより、外観構成部品の組
付け状態の検査は、まず、非接触形の距離センサーを取
り付けたXYの各軸方向に走査可能なロボットを介し
て、各被検査部品の表面上に設定された複数の測定点に
対し、距離センサーから該各測定点までの距離を計測し
ながら、該各測定点をそれぞれX方向およびY方向に走
査する。この場合の各走査は、各測定点より被検査部品
の外周を形成する端辺を通過するように行われるため、
その通過の際の距離センサーからの照射ビームの反射信
号強度は、それまでの被検査部品の表面上における強度
に比べて低下し、変曲点を形成する。そして、この変曲
点位置により前記端辺の複数位置におけるXおよびY方
向の座標が検出される。前記反射信号強度の低下は、前
記端辺が鋭くエッジ状に変化しているほど急激に低下
し、従って変曲点も明瞭になり、前記端辺位置の座標が
明確になってその検出を容易にするが、例えば、市販さ
れている冷蔵庫の扉の端辺に形成されているR程度であ
っても、その座標検出を明確かつ容易に行うことは可能
である。
【0020】上記走査により端辺上の複数位置に座標検
出された位置は、それぞれ被測定位置として設定され、
設定された各被測定位置は、端辺ごとにXY座標上にプ
ロットされ、該プロットした各点間を結んだ直線が求め
られる。ここで、端辺における被測定位置が3点以上の
多点の場合には、各被測定位置からの距離の2乗和が最
小値になるような直線を演算により求める。
【0021】つぎに、被検査部品のうちで基準部品に設
定された被検査部品について、上記と同様に測定点まで
の距離を計測しながら、それぞれX方向およびY方向に
走査し、その端辺の複数位置に座標検出された被測定位
置を設定し、該各被測定位置を端辺ごとにXY座標上に
プロットして各点間を結んだ直線を求める。なお、基準
部品における直線は、他の被検査部品より先に求めるよ
うにしてもよい。そして、この基準部品より求めた直線
と該直線に対応する端辺の前記直線とを座標系上にて比
較する。
【0022】前記比較した両直線のなす角度は、基準部
品の端辺と該基準部品と比較される被検査部品の対応す
る端辺との傾き度を示し、また、比較される被検査部品
の前記直線上の被測定位置より基準部品にて求めた直線
までの垂線の長さは、基準部品と該基準部品と比較され
る被検査部品との対応する端辺間のX軸またはY軸方向
のずれ量を示すもので、これらを数式により演算するこ
とにより、基準部品との間のXY座標面における相対的
な位置ずれおよび傾きを求めることができる。また、前
記各測定点までの距離データは、基準部品と該基準部品
と比較される被検査部品との被検査面間の傾き度および
ずれ量、すなわちZ軸方向の傾き度およびずれ量を示す
もので、これらを数式により演算することにより、基準
部品との間のXZまたはYZ座標面における相対的な位
置ずれおよび傾きを求めることができる。
【0023】一方、外観構成部品の形状検査は、前記組
付け状態の検査と同様にして、各端辺の複数位置に座標
検出された被測定位置を設定し、該被測定位置を端辺ご
とにXY座標上にプロットし、該プロットした各点を結
んだ直線を求める。
【0024】上記求めた複数の直線のうち、隣り合う直
線のなす角度は、被検査部品の形状を形成する1隅の角
度(例えば、被検査部品が長方形の場合には90度)に
対応する角度を示し、また、前記直線上の被測定位置よ
り相対する直線までの垂線の長さは、被検査部品の前記
被測定位置における幅寸法(例えば、被検査部品が長方
形の場合には縦または横の幅寸法)を示すもので、これ
らの各値をその許容値と比較することにより、容易かつ
短時間に被検査部品の幾何形状および寸法誤差を検査す
ることができる。
【0025】なお、各端辺における被測定位置を、前記
組付け状態の検査において設定した位置を流用すること
により、形状検査をより短時間に行うことが可能にな
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明の基本的な実施例を図1ないし
図6を参照して説明する。図1は冷蔵庫を例にした検査
方法説明図、図2は距離センサーによる被検査部品の走
査要領説明図、図3は図1におけるX軸方向の組付け状
態検査方法説明図、図4は図1におけるY軸方向の組付
け状態検査方法説明図、図5は図1におけるZ軸方向の
組付け状態検査方法説明図、図6はXYロボットの制御
系およびセンサー信号の処理系のブロック図である。
【0027】図1において、1は冷蔵庫、1aは冷蔵庫
1の本体、Aは本体1aに組付けられた冷蔵庫1の上
扉、Bは同じく中扉、Cは同じく下扉である。3は直立
した支柱状のy軸3bと、該y軸3bと直交して十字状
を形成し、y軸3bに沿って上下方向(Y軸方向)に移
動するとともに、y軸3bに対して直交方向(X軸方
向)にも移動可能なx軸3aとを備えたロボットで、ロ
ボット3は粗位置決め機構6により図に示す座標のZ軸
方向に前後進可能に構成されている。4a,4b,4
c,4dはロボット3のx軸3aに取り付けられた超音
波距離センサー(以下、単にセンサーという)、5は冷
蔵庫1搬送用のコンベアである。なお、本実施例におい
ては、検査時の相対評価の基準となる部品を、中扉Bに
している。
【0028】つぎに、図2において、a1,a4,a7
8は上扉Aの表面任意位置に予め設定されている検査
用の測定点、b1,b4,b7,b8は中扉Bの表面任意位
置に予め設定されている検査用の測定点、c1,c4,c
7,c8は下扉Cの表面任意位置に予め設定されている検
査用の測定点である。A1,A2,A3,A4は上扉Aの長
方形の外周を形成する各端辺、B1,B2,B3,B4は中
扉Bの長方形の外周を形成する各端辺、C1,C2
3,C4は下扉Cの長方形の外周を形成する各端辺をそ
れぞれ示す。
【0029】図6において、7xはx軸3a駆動用のモ
ータ12xに接続されたエンコーダ、7yはy軸3b駆
動用のモータ12yに接続されたエンコーダ、8はロボ
ット3制御用のコントローラ、9はエンコーダ7x,7
yに接続されたカウンタ、10はA/Dコンバータ、1
1aはCPU、11bはCPU11に接続されたメモリ
である。
【0030】検査は、図1に示すように、冷蔵庫1をコ
ンベア5上の予め設定された所定の被検査位置に停止さ
せ、この冷蔵庫1に向けてロボット3が、粗位置決め機
構6を介して所定の位置まで前進させた状態で開始され
る。この場合、コンベア5上の冷蔵庫1とロボット3と
の相対的な位置および姿勢は、正確でなくてもよく、一
定の範囲内であればよい。
【0031】前記相対状態でセンサーにより測定点まで
の距離を計測しながら、該測定点をXまたはY方向に走
査するが、以下に、センサー4aを使用して走査する場
合について説明する。
【0032】まず、前記上中下の各扉A,B,CのX軸
方向(左右方向)の組付け状態検査方法を説明する。ロ
ボット3を駆動してセンサー4aを、図2に示す上扉A
の右上部に設定した測定点a1に位置させ、x軸3aを
駆動してセンサー4aを測定点a1より端辺A2を通過さ
せて任意に設定した走査終了点a3まで移動させる。こ
のとき、図6に示すエンコーダ7x,7yのパルスは、
カウンタ9およびCPU11aを介してメモリ11bに
取り込まれ、センサー4aのアナログ出力信号はA/D
コンバータ10およびCPU11aを介してメモリ11
bに取り込まれる。そして、CPU11aはロボットコ
ントローラ8と同期を取りながら各データの収集を行
う。
【0033】前記センサー4aによる距離計測値は、セ
ンサー4aが端辺A2を通過したときに、照射ビームの
反射信号強度が上扉Aの面上に比べて大きく低下するか
ら、メモリ11bに取り込まれたデータを検索すること
により変曲点を求めることができる。そして、この変曲
点におけるエンコーダ7x,7yのカウント値より、ロ
ボット3に設置された座標系のXY座標面における座標
(x1,y1)が求まり、被測定位置a2が設定される。
同様にして、図2に示す上扉Aの右下部に設定した測定
点a4から走査終了点a6までの走査により、座標
(x2,y2)の被測定位置a5が設定される。
【0034】上記被測定位置の設定は、中扉Bおよび下
扉Cに対しても同様に行われ、中扉Bの右上部,右下部
に座標(x3,y3),(x4,y4)の被測定位置b2
5が、また、下扉Cの右上部,右下部に被測定位置
2,c5がそれぞれ設定される。
【0035】上記座標検出された被測定位置を端辺ごと
に前記XY座標上にプロットし、そのプロットした各点
間を結んだ直線を求める。図3は被測定位置a2,a5
結んだ直線S1と、被測定位置b2,b5を結んだ直線S2
とを示したものである。この場合、直線S1は座標系に
おける端辺A2の傾きとX軸方向の位置とを示してお
り、数式1で表される。また、直線S2は座標系におけ
る端辺B2の傾きとX軸方向の位置とを示しており、数
式2で表される。
【0036】
【数1】
【0037】
【数2】
【0038】そして、両直線S1,S2のなす角θ1は、
中扉Bの端辺B2に対する上扉Aの端辺A2のXY座標上
での相対的な位置(姿勢)を示しており、数式3で表さ
れる。
【0039】
【数3】
【0040】すなわち、θ1=0は、端辺B2に対して端
辺A2が平行状態に組付けられた状態を表し、θ1=正
(+)は、上扉AがXY座標上で時計方向に、また、反
対にθ1=負(−)は、上扉AがXY座標上で反時計方
向にそれぞれ中扉Bに対して回転し、傾いて組付けられ
た状態を表している。
【0041】また、被測定位置a5より直線S2までの垂
線t1は、端辺B2に対する端辺A2のX軸方向の相対的
な位置ずれ量を示しており、数式4で表される。
【0042】
【数4】
【0043】上記上扉Aと中扉Bとの間の検査方法は、
被測定位置c2,c5を結ぶ直線を求めることにより、そ
のまま下扉Cと中扉Bとの間の検査方法に適用すること
が可能である。
【0044】つぎに、前記上中下の各扉A,B,CのY
軸方向(上下方向)の組付け状態検査方法を説明する。
前述のX軸方向(左右方向)の検査方法と同様に、ま
ず、センサー4aを、ロボット3を駆動して図2に示す
上扉Aの右下部の測定点a4に移動させ、ついで、y軸
3bを駆動して該位置から中扉Bの右上部に設定した測
定点b1まで、距離を測定しながら移動させる。このと
きもX軸方向の検査時と同様に、センサー4aによる距
離測定値は、上扉Aの端辺A3上の通過点a9で反射信号
強度が大きく低下し、つづいて中扉Bの端辺B1上の通
過点b9にて低下前のほぼ元の値にまで復する。この反
射信号強度の変曲点は、メモリ11bに取り込まれたデ
ータをCPU11aにより検索して容易に求めることが
でき、該変曲点におけるエンコーダ7x,7yのカウン
ト値より、ロボット3に設置の座標系のXY座標面に、
被測定位置a9の座標(x5,y5)および被測定位置b9
の座標(x7,y7)が設定される。そして、同様にして
上扉Aの左下部の測定点a8から中扉Bの左上部の測定
点b7まで走査して、被測定位置a10の座標(x6
6)および被測定位置b10の座標(x8,y8)を設定
し、また、中扉Bと下扉Cとの左右に、被測定位置
11,b12およびc9,c10をそれぞれ設定する。
【0045】図4は、上記座標検出された被測定位置a
9,a10間を結んだ直線S3およびb9,b10間を結んだ
直線S4を示す。ここで、直線S3は、座標系における端
辺A3の傾きとY軸方向の位置とを示しており、数式5
で表される。また、直線S4は、座標系における端辺B1
の傾きとY軸方向の位置とを示しており、数式6で表さ
れる。
【0046】
【数5】
【0047】
【数6】
【0048】そして、両方の直線S3,S4のなす角度θ
2は、中扉Bの端辺B1に対する上扉Aの端辺A3のXY
座標上での相対的な位置(姿勢)を示しており、数式7
で求められる。
【0049】
【数7】
【0050】すなわち、θ2=0は、端辺B1に対して端
辺A3が平行状態に組付けられた状態を表し、θ2=正
(+)は、上扉AがXY座標上で時計方向に、また、反
対にθ2=負(−)は、上扉AがXY座標上で反時計方
向にそれぞれ中扉Bに対して回転し、傾いて組付けられ
た状態を表している。なお、θ2と前記θ1とは必ずしも
一致せず、θ2=θ1のときは、端辺A2とA3のなす角度
と端辺B2とB1のなす角度とが等しいことを表し、θ2
≠θ1のときは、端辺A2とA3のなす角度と端辺B2とB
1のなす角度とが等しくないことを表している。
【0051】また、被測定位置a9より直線S4までの垂
線t2は、端辺B1に対する端辺A3の被測定位置a9にお
けるY軸方向の扉間距離を示しており、数式8で求めら
れる。そして、求めた値が所望の範囲内かどうかが検査
される。
【0052】
【数8】
【0053】一方、被測定位置a10より直線S4に対し
て降ろした垂線t3は、端辺B1に対する端辺A3の被測
定位置a10におけるY軸方向の扉間距離を示しており、
数式9で求められる。そして、求めた値が所望の範囲内
かどうかが検査される。
【0054】
【数9】
【0055】上記上扉Aと中扉Bとの検査は、中扉Bと
下扉Cとの検査にも同様に行うことができる。
【0056】つぎに、前記上中下の各扉A,B,CのZ
軸方向(前後方向)の組付け状態検査方法を説明する。
この場合、前記XYの各軸方向走査時に、A/Dコンバ
ータ10,CPU11aを介してメモリ11bに取り込
んで既に得られている距離データおよびエンコーダ7y
のカウント値を利用する。そして、図2に示す上扉Aの
測定点a1の座標(y10,z10),測定点a4の座標(y
11,z11)および中扉Bの測定点b1の座標(y12,z
12),測定点b4の座標(y13,z13)を求める。この
求めた各測定点の座標の位置関係の一例を図5に示す。
【0057】図5において、測定点a1,a4の各座標間
を結んだ直線S5は、YZ座標上における測定点a1とa
4とを結ぶラインのZ軸方向の傾きと位置とを示してお
り、数式10で表される。また、測定点b1,b4の各座
標を結んだ直線S6は、YZ座標上における測定点b1
4とを結ぶラインのZ軸方向の傾きと位置とを示して
おり、数式11で表される。
【0058】
【数10】
【0059】
【数11】
【0060】前記直線S5とS6とのなす角度θ3は、中
扉Bの測定点b1とb4とを結ぶラインに対する上扉Aの
測定点a1とa4とを結ぶラインのYZ座標上での相対的
な位置(姿勢)を示しており、数式12で求めることが
できる。
【0061】
【数12】
【0062】すなわち、すなわち、θ3=0は、中扉B
の測定点b1とb4とを結ぶラインに対して上扉Aの測定
点a1とa4とを結ぶラインがZ軸方向に平行状態に組付
けられた状態を表し、θ3=正(+)(図5に示す状
態)は、上扉AがYZ座標上で中扉Bに対して時計方向
に回転し、測定点a1部が奥に測定点a4部が手前に傾い
て組付けられた状態を表し、また、反対にθ3=負
(−)は、上扉AがYZ座標上で中扉Bに対して反時計
方向に回転し、測定点a1部が手前に測定点a4部が奥に
傾いて組付けられた状態を表している。
【0063】また、被測定位置a4より降ろした直線S6
までの垂線t4は、中扉Bに対する上扉Aの測定点a1
4とを結ぶラインにおけるZ軸方向の位置ずれ量(段
差)を示しており、数式13で求められる。そして、求
めた値が所望の範囲内かどうかが検査される。
【0064】
【数13】
【0065】ついで、図2に示す上扉Aの測定点a7
8側においても、該測定点の座標および中扉Bの測定
点b7,b8の座標を求め、前記数式10ないし13によ
り上記検査と同様に、中扉Bに対するZ軸方向の組付け
状態を検査することができる。また、下扉Cについて
も、図2に示す下扉Cの測定点c1,c4,c7,c8の各
座標を求め、同様に検査することができる。
【0066】なお、前記実施例は、センサー4aを使用
して走査した場合について説明したが、複数のセンサ
ー、例えば、4aと4bとを組合せたり、或いは4bと
4dとを組合せて、複数の測定点を一回の走査で同時に
走査するようにしてもよい。このように走査することに
より検査時間を短縮することができ、検査効率を向上さ
せることが可能になる。
【0067】つぎに、ロボット3に対するセンサー4a
の取り付け構成例および該センサーの姿勢調整方法を、
図7ないし図9を参照して説明する。図7はセンサーヘ
ッド機構の一例を示す図、図8はセンサーの姿勢調整方
法の説明図その1、図9はセンサーの姿勢調整方法の説
明図その2である。図7において、22はセンサー4a
のY軸方向のチルト機構、23はセンサー4aのZ軸方
向の移動機構、24はセンサー4a,Y軸方向のチルト
機構22およびZ軸方向の移動機構23を装着している
センサーヘッド機構で、ロボット3のx軸3a先端部に
取り付けられている。また、図8において、(a)〜
(d)はセンサー4aのY軸方向の姿勢を角度調整する
手順を示すもので、21はセンサー4aから照射され、
かつ検査対象物(この場合は上扉A)から反射する超音
波ビーム、鎖線で示す25はセンサー4aの初期姿勢の
位置である。
【0068】図8(a)に示すように、超音波ビーム2
1が上扉Aに垂直に照射されている場合は、走査時に上
扉Aより反射した超音波ビーム21を確実に受信するこ
とができるが、図8(b)に示すように、センサー4a
が初期姿勢の位置25に傾いている場合には、上扉Aよ
り反射した超音波ビーム21を確実に受信することがで
きず、そのため、上扉Aの端辺を精度よく検出すること
ができなくなる。かかる場合は、まず、チルト機構22
を駆動してセンサー4aを図示矢印方向に回動し、上扉
Aに垂直に照射する位置を通過させ、さらに超音波ビー
ム21の反射波がセンサー4aに受信されなくなる位置
まで回動する。そして、該位置と初期姿勢の位置25と
のなす角度αを検出する。ついで、チルト機構22を反
対方向に駆動し、図8(c)に示すように、センサー4
aを図示矢印方向に回動し、上扉Aに垂直に照射する位
置を通過させた後、超音波ビーム21の反射波がセンサ
ー4aに受信されなくなる位置まで回動する。そして、
前記と同様に、この位置と初期姿勢の位置25とのなす
角度βを検出する。つづいて、図8(d)に示すよう
に、初期姿勢の位置25とのなす角度が、前記検出され
た角度α,βの1/2、つまり(α+β)/2になるよ
うに、センサー4aを図示矢印方向に回動し、該位置に
て固定する。従って、この固定位置は、超音波ビーム2
1を上扉Aに垂直に照射するセンサー4aのY軸方向の
姿勢になっており、図8(a)と同じ姿勢になる。
【0069】上記図8においては、センサー4aのY軸
方向の姿勢を角度調整する方法について説明したが、セ
ンサーヘッド機構24にX軸方向のチルト機構を付設す
ることにより、X軸方向の姿勢の角度調整をY軸方向と
同様に行うことができ、センサー4aのXY両軸方向の
姿勢を角度調整することが可能である。
【0070】図9は、センサー4aを前記図8(a)ま
たは図8(d)に示す状態のまま、上扉Aに接近または
離反させる説明図である。センサー4aのような非接触
の距離センサーを使用して検出精度のよい走査をするた
めには、被検体までの距離により変化する照射ビームの
スポット径をできるだけ小さくして行う必要がある。こ
のため図示の如く、センサー4aを上扉Aに対して超音
波ビーム21が垂直に照射されるように相対させ、前記
スポット径が予め設定した最適値になるように、Z軸方
向の移動機構23を駆動してセンサー4aと上扉Aとの
間隔γを調整し、センサー4aの反射ビーム検出強度が
所定の値になるようにしている。
【0071】なお、前記図8および図9におけるセンサ
ー4aの調整は、センサー4aの初期姿勢の位置25お
よび間隔γの値に応じて、チルト機構22およびZ軸方
向の移動機構23が自動的に連動して所定量だけ駆動さ
れ、自動調整されるように構成されている。
【0072】つぎに、組立ライン上の被検査物の移動を
利用して走査する実施例を、図10ないし図12を参照
して説明する。図10はX軸方向の走査を被検査物の移
動を利用して行い、Y,Z軸方向を1軸ロボットで走査
する実施例、図11は被検査物のX,Y,Zの各軸方向
の走査を、被検査物の移動を利用して行う実施例その
1、図12は被検査物のX,Y,Zの各軸方向の走査
を、被検査物の移動を利用して行う実施例その2であ
る。図中、図1ないし図6と同符号のものは同じものを
示す。
【0073】前述の図1ないし図6を参照して説明した
実施例は、静止状態の冷蔵庫1に対して、XYZ各軸方
向にセンサー移動可能なロボット3を介して走査する検
査方法であるが、これに対して図10は、X軸方向の走
査を被検査物の移動を利用して行い、Y軸方向の走査を
Y軸方向にのみセンサー移動可能な1軸ロボットを使用
して行う検査方法の例である。図10において、13は
センサー4e,4f,4g,4h,4i,4jを取り付
けた支柱で、コンベア5に沿う位置のベース上に立てら
れている。センサー4e,4f,4g,4h,4i,4
jの取付位置は、冷蔵庫1の上扉A,中扉Bおよび下扉
Cに対応させた位置、例えば、図2に示す測定点a1
4,b1,b4,c1,c4或いはa7,a8,b7,b8
7,c8を走査可能な位置にする。14は装着している
センサー4kをY軸方向にのみ移動可能な1軸ロボット
で、支柱13より所定距離(例えば、冷蔵庫1の幅寸法
よりやや大きい距離)だけ離れたコンベア5に沿う位置
のベース上に、支柱13と平行に立てられている。冷蔵
庫1はコンベア5上を図示矢印方向に所定の一定速度で
水平移動するようになっており、冷蔵庫1の左端側が支
柱13の位置にさしかかり冷蔵庫1の右端側が支柱13
を通過することにより、該冷蔵庫1の移動を利用して測
定点a7,a8,a1,a4が、センサー4e,4fにより
X軸方向に走査され、同時に、測定点b7,b8,b1
4がセンサー4g,4hにより、また、測定点c7,c
8,c1,c4がセンサー4i,4jにより走査される。
この走査により前述した方法を介して、上中下の各扉
A,B,CのX軸方向(左右方向)の組付け状態を検査
することができる。
【0074】上記X軸方向の検査終了後、コンベア5を
駆動し、冷蔵庫1をその左端側の各測定点が1軸ロボッ
ト14に相対する位置まで移動して停止させ、該位置に
てセンサー4kをY軸方向(上下方向)に走査する。こ
の走査により前述した方法を介して、上中下の各扉A,
B,Cの左端側のY軸方向(上下方向)およびZ軸方向
(前後方向)の組付け状態を検査する。つづいて、冷蔵
庫1の右端側の各測定点が1軸ロボット14に相対する
位置まで移動して停止させ、左端側と同様に走査して検
査を行う。
【0075】図11は、被検査物のX,Y,Zの各軸方
向の走査を、支柱に固定された複数のセンサーにより被
検査物の移動を利用して行う例である。図中、図10と
同符号のものは同じものを示す。図において、15はセ
ンサー4m,4nを取り付けてコンベア5に沿う位置の
ベース上に支柱13と平行に立てられている支柱であ
る。支柱15の設置位置は、冷蔵庫1が支柱13を通過
した後、コンベア5上の移動方向の面内、すなわち、X
Y面内で90度回転した際の冷蔵庫1の長さ寸法よりや
や大きい寸法の位置である。センサー4m,4nの取付
位置は、図2に示す冷蔵庫1の測定点a7,a8,b7
8,c7,c8およびa1,a4,b1,b4,c1,c4
走査可能な位置にする。16はコンベア5上の冷蔵庫1
をXY面内で90度回転させて横向きにする回転リフタ
である。本実施例においても図10に示す実施例と同様
に、冷蔵庫1が支柱13を通過することにより、該冷蔵
庫1の移動を利用して各測定点が走査され、上中下の各
扉A,B,CのX軸方向(左右方向)の組付け状態を検
査することができる。
【0076】一方、Y軸方向およびZ軸方向の検査は、
上記X軸方向の検査終了後、回転リフタ16により冷蔵
庫1をコンベア5上に90度回転させ、その回転した状
態でコンベア5を駆動して支柱15を通過させる。この
通過時に、センサー4mにより測定点c8,c7,b8
7,a8,a7が順に走査され、同時に、該各測定点ま
での距離計測が冷蔵庫1の移動を利用して行われる。ま
た同時に、センサー4nにより測定点c4,c1,b4
1,a4,a1が順に走査され、同時に、該各測定点ま
での距離計測が行われ、各扉A,B,Cの上下方向およ
び前後方向の組付け状態が検査される。
【0077】図12は、前記図11と同様に、被検査物
のX,Y,Zの各軸方向の走査を、支柱に固定された複
数のセンサーにより被検査物の移動を利用して行う例で
あるが、図11の方法が回転リフタ16を使用するのに
対して、本実施例はエレベータを使用する点が異なる。
図中、図10,11と同符号のものは同じものを示す。
図12において、17は、支柱13と同様に、センサー
4e,4f,4g,4h,4i,4jを取り付け、コン
ベア5上の冷蔵庫1に相対するように直立した縦部材1
7aと、縦部材17aと直角の方向に水平に突出する横
部材17bとを有する支柱で、横部材17bにはセンサ
ー4m,4nが取り付けられている。センサー4e,4
f,4g,4h,4i,4jの取付位置は図11の場合
と同じである。18は縦部材17aを通過した冷蔵庫1
を、コンベア5上から積替えて垂直に所定の速度で下降
させ、下方の例えば包装ラインへ移動させるエレベータ
である。センサー4m,4nの取付位置は、冷蔵庫1が
エレベータ18により下降する場合に、各測定点のY,
Z軸方向を走査可能な位置にする。このため、本実施例
においても前記図11の例と同様に、冷蔵庫1の移動を
利用して各扉A,B,CのX,Y,Zの各軸方向の組付
け状態を検査することができる。
【0078】上記図10,11,12に示す各検査方法
は、いずれも簡単で廉価な構成の検査装置を使用する方
法であるが、コンベア上の冷蔵庫1を、自動的に、短時
間でしかも精度よく検査することが可能である。
【0079】つぎに、図13を参照して部品組付け状態
の検査精度を向上させる実施例について説明する。図1
3は複数個のセンサーを並設したセンサーヘッド機構の
正面図で、図13(a)はX軸方向走査の説明図、図1
3(b)はY軸方向走査の説明図である。図中、図2と
同符号のものは同じものを示す。図13において、31
はセンサーヘッド機構で、センサーヘッド機構31には
4個のセンサー4p,4q,4r,4sが所定のピッチ
で一列に装着されている。センサーヘッド機構31は、
前記センサー群とともに回動機構30によりZ軸の回り
(XY面内)に、90度回動可能に図示しないロボット
に取り付けられている。
【0080】上記センサー群によるX軸方向の走査は、
図13(a)に示すように、まず、任意の測定点に対
し、図示しないロボットを駆動してセンサーヘッド機構
31を矢印方向へ移動する。この移動によりセンサー4
sが端辺A2を最初に通過し、引き続きセンサー4r,
4q,4pが順に通過する。ついで、各センサーの端辺
2通過に伴う反射信号強度の変曲点を順次求める。こ
の各変曲点の位置は完全には一致しないため、各センサ
ーごとの変曲点の平均値により通過点の被測定位置の座
標を決定する。同様にして他の測定点に対しても走査
し、各センサーごとの平均値から被測定位置の座標を求
め、各扉A,B,Cの組付け状態を相対的に検査する。
このように各センサーごとの平均値を比較して検査する
ことにより、求めた座標の位置精度を向上させることが
でき、検査精度を向上させることが可能になる。
【0081】一方、Y軸方向の走査は図13(b)に示
すように、センサーヘッド機構31を回動機構30によ
り図示矢印方向へ90度回動して行う。そして、この姿
勢で端辺A3の走査および他の端辺についての走査を上
記X軸方向の場合と同様に行い、各センサーごとの平均
値から各扉A,B,CのY軸方向の組付け状態を、相対
的に精度よく検査することができる。
【0082】つぎに、外観構成部品の幾何形状の検査方
法を、図14を参照して説明する。図14(a)は冷蔵
庫の上扉Aを例にその形状と各端辺に設定された被測定
位置を示す図、図14(b)は上扉Aの形状および寸法
の検査方法説明図である。図中、前記図1ないし図4と
同符号のものは同じものを示す。図14(a)におい
て、a11,a12,a13,a14は新たに端辺A1およびA4
に追加設定された被測定位置で、前記図2ないし図4に
示すa2,a5,a9,a10と同様にして設定された位置
である。また、図14(b)において、XY座標におけ
る被測定位置a13,a14を結んだ直線S7と、被測定位
置a11,a12を結んだ直線S8は、前記図3および図4
にて求めた直線S1,S3と同様の方法で求められる。各
端辺A1〜A4に対応する各直線S1,S3,S7,S8が求
められると、隣り合う直線のなす角度θ4,θ5,θ6
θ7が、図3および図4にて求めた方法と同様にして求
められ、求めた各角度が許容値と比較される。上扉Aが
長方形に設計されている場合は、各角度θ4,θ5
θ6,θ7は90度との差を検査される。また、被測定位
置a11,a12から直線S1に降ろした垂線t5,t6は、
該垂線の長さが該垂線の位置における上扉Aの縦幅寸法
を表しており、一方、被測定位置a13,a14から直線S
3に降ろした垂線t7,t8は、該垂線の長さが該垂線の
位置における上扉Aの横幅寸法を表しており、それぞれ
基準寸法と比較される。このように、被検査部品の各コ
ーナーの角度および相対する端辺間の寸法を計測するこ
とにより、被検査部品の幾何形状とその寸法誤差とを容
易に検査することが可能である。
【0083】つぎに、前述の被検査部品の組付け状態お
よび形状の各検査方法を、さらに高精度に行う方法につ
いて図15を参照して説明する。図15(a)は、冷蔵
庫の上扉Aを例にその端辺A3に多点の被測定位置を設
定した図、図15(b)は、図15(a)の多点の被測
定位置の走査結果をXY座標上にプロットした図であ
る。図中、図2,4と同符号のものは同じものを示す。
図15(a)において、a15,a16,a17は、新たに端
辺A3に追加設定された被測定位置で、a9,a10と同様
にして設定された位置である。これら多点の被測定位置
のXY座標は、図15(b)に示すように、a9
15,a16,a17,a10の順に(x21,y21),
(x22,y22),(x23,y23),(x24,y24),
(x25,y25)となるが、各座標は被測定位置の相違や
走査誤差等の関係から位置がばらつき、前記図4におけ
るa9,a10の2点間を結ぶ場合と異なり一直線上にプ
ロットすることができない。そのため、各座標からの距
離r1,r2,r3,r4,r5の2乗和が、最小値になる
ような直線S3を数式14で求める。
【0084】
【数14】
【0085】上記多点の被測定位置を走査して求めた直
線S3は、前記図4におけるa9,a10の2点間を結んで
求めたものに比べて、端辺A3の姿勢をより実姿勢に近
く表しており、それだけ精度よく組付け状態および形状
の検査をすることができる。なお、上扉Aの端辺A3
例に説明したが、他の端辺および他の扉にも同様に行う
ことができるのは勿論である。
【0086】なお、前記実施例においては、3次元形状
の被検査部品として冷蔵庫の各扉を対象にしたが、これ
に限定されることはなく、例えば、電子レンジや洗濯機
等に対しても同様に検査することができる。そして、被
検査部品は冷蔵庫の扉のように、表面が平面的または比
較的大きい曲率で、しかも端辺がエッジ状に形成されて
いる形状が望ましいが、必ずしもこれに限定されること
はなく、形状においても長方形に限らず幾何学的形状で
あればよい。さらに、距離センサーとして超音波距離セ
ンサーを使用したが、レーザ、発光ダイオード等を利用
した非接触形の距離センサーを使用してもよい。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、家電製品
などの本体に組付けられてその製品の外観の要部を構成
する複数個の3次元形状部品の組付け状態および形状の
検査を、2次元走査で自動的に、短時間かつ高精度に行
うことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷蔵庫を例にした検査方法の説明図で
ある。
【図2】図1に示す被検査部品の距離センサーによる走
査要領説明図である。
【図3】図1におけるX軸方向の組付け状態検査方法説
明図である。
【図4】図1におけるY軸方向の組付け状態検査方法説
明図である。
【図5】図1におけるZ軸方向の組付け状態検査方法説
明図である。
【図6】XYロボットの制御系およびセンサー信号処理
系のブロック図である。
【図7】センサーヘッド機構の一例を示す図である。
【図8】センサーの姿勢調整方法の説明図その1であ
る。
【図9】センサーの姿勢調整方法の説明図その2であ
る。
【図10】X軸方向を被検査物の移動を利用して走査
し、Y,Z軸方向を1軸ロボットで走査する実施例の斜
視図である。
【図11】X,Y,Zの各軸方向の走査を被検査物の移
動を利用して行う実施例その1の斜視図である。
【図12】X,Y,Zの各軸方向の走査を被検査物の移
動を利用して行う実施例その2の斜視図である。
【図13】複数個のセンサーを並設したセンサーヘッド
機構の正面図である。
【図14】外観構成部品の幾何形状の検査方法説明図で
ある。
【図15】多点走査による検査方法の説明図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫、3…ロボット、4a,4b,4c,4d,
4e,4f,4g,4h,4i,4j,4k,4m,4
n,4p,4q,4r,4s…超音波距離センサー(セ
ンサー)、5…コンベア、13,15,17…支柱、1
4…1軸ロボット、16…回転リフタ、18…エレベー
タ、22…チルト機構、23…Z軸方向の移動機構、2
4,31…センサーヘッド機構、30…回動機構、A…
上扉、B…中扉、C…下扉、A1,A2,A3,A4
1,B2,B3,B4,C1,C2,C3,C4…端辺、
1,a4,a7,a8,b1,b4,b7,b8,c1,c4
7,c8…測定点、a2,a5,a9,a10,a11
12,a13,a14,a15,a16,a17,b2,b5
9,b10,b11,b12,c2,c5,c9,c10…被測定
位置。
フロントページの続き (72)発明者 鈴木 信彦 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 日 立電子エンジニアリング株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の外観の要部を構成する複数個の3
    次元形状部品が、製品本体に組付けられた状態を検査す
    る外観構成部品の検査方法であって、(i)前記組付け
    られた各被検査部品の表面上の任意位置に、予め組付け
    状態検査用の複数の測定点を設定し、(ii)該設定し
    た測定点に対してXYの各軸方向に走査可能なロボット
    に非接触形の距離センサーを取り付け、該距離センサー
    より前記各測定点までの距離を、前記各被検査部品ごと
    に計測しながら該測定点よりXおよびY方向に、各被検
    査部品の外周を形成する端辺を通過するように走査して
    該通過点のXおよびY方向の座標を検出し、(iii)
    該座標検出された被測定位置を、走査された各端辺の複
    数の位置に設定し、(iv)該設定した端辺上の被測定
    位置間を結ぶ直線を、各端辺ごとに検査装置のXY座標
    上に求めるとともに、予め求めた各被検査部品中の基準
    部品における被測定位置間を結ぶ直線とを前記XY座標
    上にて比較し、(v)前記両直線のなす角度および前記
    座標検出した被測定位置より前記基準部品における直線
    までの垂線の長さ並びに前記計測した距離データとを指
    標として、前記基準部品に対する各被検査部品の相対的
    な位置ずれおよび傾きを求める、ことを特徴とする外観
    構成部品の検査方法。
  2. 【請求項2】 製品に組付けられて該製品の外観の要部
    を構成する複数個の3次元形状部品の形状を検査する外
    観構成部品の検査方法であって、(i)前記組付けられ
    た各被検査部品の表面上の任意位置に、予め組付け状態
    検査用の複数の測定点を設定し、(ii)該設定した測
    定点に対してXYの各軸方向に走査可能なロボットに非
    接触形の距離センサーを取り付け、該距離センサーより
    前記各測定点までの距離を、前記各被検査部品ごとに計
    測しながら該測定点よりXおよびY方向に、各被検査部
    品の外周を形成する端辺を通過するように走査して該通
    過点のXおよびY方向の座標を検出し、(iii)該座
    標検出された被測定位置を、走査された各端辺の複数の
    位置に設定し、(iv)該設定した端辺上の被測定位置
    間を結ぶ直線を、各端辺ごとに検査装置のXY座標上に
    求め、隣り合う直線のなす角度および各被測定位置より
    相対する前記直線までの垂線の長さを、予め設定された
    基準値と比較することにより各被検査部品の幾何形状お
    よびその寸法誤差を検査する、ことを特徴とする外観構
    成部品の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記距離センサーが、照射ビームを被検
    査部品の表面に垂直に照射可能で、かつ被検査部品表面
    との距離を移動調整可能なセンサーヘッド機構を介して
    前記ロボットに取り付けられ、走査開始前に、前記セン
    サーヘッド機構により距離センサーの向きおよびビーム
    スポット径を調整可能に構成されてなる請求項1または
    2記載の外観構成部品の検査方法。
  4. 【請求項4】 前記距離センサーによる被検査部品の走
    査が、製品搬送用の組立ライン際に立てられた支柱に、
    該組立ライン上を移動する製品の各被検査部品に対応さ
    せた位置に複数の距離センサーを固着し、前記製品移動
    に伴って行われる各被検査部品のX軸方向の走査と、同
    じく組立ライン際に前記支柱と平行に立てられた支柱状
    のロボットに、該ロボットの支柱に沿って移動可能な距
    離センサーを装着し、該距離センサーの移動による各被
    検査部品のY軸方向の走査およびZ軸方向の距離計測と
    により行われる請求項1または2記載の外観構成部品の
    検査方法。
  5. 【請求項5】 前記距離センサーによる被検査部品の走
    査が、製品搬送用の組立ライン際に立てられた支柱に、
    該組立ライン上を移動する製品の各被検査部品に対応さ
    せた位置に複数の距離センサーを固着し、前記製品移動
    に伴って行われる各被検査部品のX軸方向の走査と、該
    走査後、前記組立ライン上の製品を移動方向の面内で被
    検査部品とともに90度回転させた位置の組立ライン際
    に立てられた前記支柱と平行の支柱に、該90度回転さ
    せた位置における各被検査部品に対応させて複数の距離
    センサーを固着し、前記製品移動に伴って行われる各被
    検査部品のY軸方向の走査およびZ軸方向の距離計測と
    により行われる請求項1または2記載の外観構成部品の
    検査方法。
  6. 【請求項6】 前記距離センサーによる被検査部品の走
    査が、製品搬送用の組立ライン際に立てられた支柱に、
    該組立ライン上を移動する製品の各被検査部品に対応さ
    せた位置に複数の距離センサーを固着し、前記製品移動
    に伴って行われる各被検査部品のX軸方向の走査と、該
    走査後に、前記組立ライン上の製品がその移動方向を該
    移動方向の面内で垂直に変えられて移動する位置に設け
    られた複数の距離センサーにより、前記垂直に変えられ
    た方向の製品移動に伴って行われる各被検査部品のY軸
    方向の走査およびZ軸方向の距離計測とにより行われる
    請求項1または2記載の外観構成部品の検査方法。
  7. 【請求項7】 前記距離センサーが、前記センサーヘッ
    ド機構先端部に回動機構を介してXY面内で90度回動
    可能に取り付けられた複数個の並設されたセンサー群か
    らなり、該センサー群の各距離センサーが、被検査部品
    の端辺を順次通過可能にX軸およびY軸の各方向に移動
    可能に構成されてなる請求項1,2または3記載の外観
    構成部品の検査方法。
  8. 【請求項8】 前記複数の被測定位置を結ぶXY座標上
    の直線が、該各被測定位置からの距離の2乗和が最小値
    になる直線である請求項1または2記載の外観構成部品
    の検査方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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