JPH0618170U - ティルトキャブの懸架装置 - Google Patents

ティルトキャブの懸架装置

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JPH0618170U
JPH0618170U JP10666691U JP10666691U JPH0618170U JP H0618170 U JPH0618170 U JP H0618170U JP 10666691 U JP10666691 U JP 10666691U JP 10666691 U JP10666691 U JP 10666691U JP H0618170 U JPH0618170 U JP H0618170U
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JP
Japan
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cab
stabilizer
tilt
bush
lever
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JP10666691U
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English (en)
Inventor
秀樹 長倉
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スタビライザを備えたキャブ懸架装置付トラ
ックの走行時等に生ずるスタビライザの移動を規制、緩
衝して打音等の発生を防止する。 【構成】 スタビライザ3の端部付近において、該スタ
ビライザの支持部材とトルクレバー8との間にブッシュ
21とサイドワッシャ22からなる緩衝体を介装し、こ
れによりトラックの走行時及びキャブティルト時に生ず
る振動、揺れによるスタビライザの横移動を緩衝しつつ
規制し、トルクレバーがキャブマウント2等に衝突して
生ずる打音やトルクレバー等の損傷を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はトラック等に使用されているティルト(TILT)し得るキャブ、いわゆる ティルトキャブの懸架装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
前記ティルトキャブは、エンジン、クラッチ、変速機等の点検整備に便利であ るため、いわゆるキャブオーバ型トラックに多用されている。 また最近では、キャブ自体の振動特性、操縦安定性等を向上させるため、キャ ブ用の懸架ばねやスタビライザ(トルクチューブ)を備えたキャブのサスペンシ ョン、いわゆるキャブサスが前記トラックに使用されている。 その一例として本考案者らが案出した特願平2−86388号があり、これは スタビライザを備えたティルトキャブにおいて前記操縦安定性を損なうことなく 、ティルト時のキャブの動きによる変速操作系の不必要な動きをなくし、且つ上 記操作系の円滑な作動を確保するためのもので、その構成は、図5〜図7に示す ごとく、キャブ4をシャシフレーム1上に固着したキャブマウント2に回動中心 を有するティルトアーム5を介して前記フレーム1上にティルト可能に支持し、 且つ前記キャブマウント2におけるティルトアーム5の回動中心上に、前記キャ ブ4側に枢支した変速機操作用部材11の連節部を配設するとともに、前記回動 中心からオフセットして、前記キャブマウント2にスタビライザ3を設け、該ス タビライザ3に固定したトルクレバー8外側と前記ティルトアーム5のキャブ4 側接続端をリンク9により連結したものである。なお、6はキャブ側ブラケット 、7はスピンドル、10はピン、12はロッド、14はばねである。
【0003】 上記構成により、キャブティルト時(またはキャブダウン時)キャブ4はティ ルトアーム5を介して前記ティルト中心線Pを中心として回動し、このとき前記 変速機操作用部材11は、ティルト中心線上におかれたその連節部を中心に回動 して、操作ロッド13を引く(または押す)ことはなく、また、このときリンク 9を介してトルクレバー8も同方向に回動するが、ティルトアーム5の先端とト ルクレバー8先端の回動軌跡上の差はリンク9によって吸収される。 走行時にはキャブ4の左右方向(軸方向)の振動ないし揺れは、リンク9を介 して左右のトルクレバー8によるスタビライザ3の捩りを生じ、その反発力によ って前記振動または揺れが抑えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記特願平2−86388号の如きキャブサスでは、前記スタ ビライザ3の両端に固着されたレバー8と、スタビライザ3のキャブマウント2 との間に、図7に示す如き間隙Sがあるため、走行中キャブ4が振動する際キャ ブ4の横ずれが発生しやすく、前記レバー8と前記キャブマウント2との間で打 音が発生するとともに、前記横ずれが強烈且つ大きいときは、前記キャブマウン ト2等を損傷するおそれがあり、更にキャブティルト時にレバー8とキャブマウ ント2間が接触した状態ではティルトアーム5に無理な力が加わってキャブの左 右方向の姿勢を乱すおそれもあった。 本考案者らは上記に鑑み、スタビライザを備えたティルトキャブの懸架装置に おいて、組付けやすく、且つトラックの走行中及びキャブティルト時にキャブの 横方向(車幅方向)への移動を規制し、移動とそれによる衝突に伴う騒音を防止 するティルトキャブの懸架装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案の構成は、キャブをティルトアーム及びばね を介してシャシフレーム上にティルト可能に懸架し、且つキャブを該キャブの回 動中心線に平行に設けたスタビライザにレバーを介して連結するとともに、前記 スタビライザと前記レバー端面及び前記スタビライザの支持部材との間に、スタ ビライザとその支持部材間に挿入されるブッシュと、該ブッシュと別体に該ブッ シュ側面に端面が嵌合した、スタビライザとレバーの端面間に設置されるサイド ワッシャとからなる緩衝体を介装したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
上記構成の本考案ティルトキャブの懸架装置では、該装置を備えたトラックの 走行時にキャブの左右方向の振動ないし揺れは、左右のトルクレバーによるスタ ビライザの捩りを生じ、その反発力によって前記振動または揺れが抑えられるが 、このときスタビライザの横移動は、該スタビライザと前記レバー端面及び前記 スタビライザの支持部材との間に介装した緩衝体によって緩衝されつつ規制され 、前記打音やキャブマウントの損傷を生ずることはない。また、キャブティルト 時におけるキャブの左右方向の振動ないし揺れによるスタビライザの横移動は、 前記と同様に緩衝体によって緩衝され、且つ規制され、キャブが不安定となるこ とはない。
【0007】
【実施例】
本考案を前記特願平2−86388号に適用した実施例について、図1〜6に より詳細に説明する。なお、図7〜9と同一の符号は同一部材、同一部品を示す ので説明を省略する。 本考案ティルトキャブの懸架装置は、基本的には図1に示すように、キャブ( 図示せず)をブラケット6によりティルトアーム5及びばね14を介してシャシ フレーム上のキャブマウント2にティルト可能に懸架し、且つキャブを該キャブ の回動中心線に平行に設けたスタビライザ3にトルクレバー8を介して連結する とともに、前記スタビライザ3と前記トルクレバー8端面及び前記スタビライザ 3の支持部材、即ちキャブマウント2との間に緩衝体20を介装したものである 。
【0008】 前記緩衝体20はゴムまたは合成樹脂製で、図1〜4に示す如く、前記スタビ ライザ3とキャブマウント2との隙間Saに挿入されるブッシュ21と、該ブッ シュ21と別体に該ブッシュ21の側面溝21aに端面が嵌合した、前記スタビ ライザ3とトルクレバー8の端面間Sbに設置されるサイドワッシャ22とから なるものである。
【0009】 前記緩衝体20におけるブッシュ21は、図2に示すように、前記スタビライ ザ3の端部付近に外形に合致する内面形状を持ち、該スタビライザ3に嵌装して 該スタビライザ3と前記キャブマウント2との隙間Saに挿入れる円筒部21b と、該円筒部21bの一端にこれと一体に形成したつば部21cからなり、図2 の例では円周方向の1ヶ所にスリット21dが形成され、その端面にサイドワッ シャ22が嵌合する側面溝21aが形成されている。また、前記サイドワッシャ 22は円筒状で、前記スタビライザ3の端部の外径に合致する内径を持ち、該ス タビライザ3に嵌装して、一端は前記つば部21cの側面溝21aに嵌合し、他 端は前記トルクレバー8の端面に接するように構成され、前記側面溝21aに嵌 合する一端側には図3(b)に示すような薄金属板製のカバーリング26が嵌装 されている。
【0010】 上記ブッシュ21とサイドワッシャ22を装着する場合は、図4に示すように スタビライザ3の端部にトルクレバー8を固着しない状態において、まずブッシ ュ21をスリット21dで割って嵌装し、その円筒部21bを前記隙間Saに、 円筒部21bに続くつば部21cがキャブマウント2端部に当接するまで挿入す る。次にサイドワッシャ22をスタビライザ3端部に嵌装して前記カバーリング 26側を前記ブッシュ21の側面溝21a嵌入する。さらにトルクレバー8側面 を前記サイドワッシャ22に押し付けつつスタビライザ3端部のセレーション部 に固着する。
【0011】 上記構成の本考案ティルトキャブの懸架装置では、該装置を備えたトラックの 走行時のキャブ左右(車幅)方向の振動ないし揺れは、左右のトルクレバー8に よるスタビライザ3の捩りを生じ、その反発力によって前記振動または揺れが抑 えられるが、この時のスタビライザ3の横移動は、前記ブッシュ22のつば部2 1c及び前記サイドワッシャ22によって緩衝されつつ規制され、また、スタビ ライザ3の上下動も前記ブッシュ22の円筒部21bにより同様に緩衝且つ規制 され、前記打音やキャブマウント2の損傷を生ずることはない。また、キャブテ ィルト時におけるキャブの左右方向の振動ないし揺れによるスタビライザ3の横 移動は、前記と同様に緩衝体20によって緩衝且つ規制され、キャブが不安定と なるおそれはない。
【0012】
【考案の効果】
本考案に係るティルトキャブの懸架装置は、キャブをティルトアーム及びばね を介してシャシフレーム上にティルト可能に懸架し、且つキャブを該キャブの回 動中心線に平行に設けたスタビライザにレバーを介して連結するとともに、前記 スタビライザと前記レバー端面及び前記スタビライザの支持部材との間に、スタ ビライザとその支持部材間に挿入されるブッシュと、該ブッシュと別体に該ブッ シュ側面に端面が嵌合した、スタビライザとレバーの端面間に設置されるサイド ワッシャとからなる緩衝体を介装したので、本考案ティルトキャブの懸架装置を 備えたトラックの走行時またはキャブティルト時に、キャブの振動または揺れに 伴うスタビライザの横移動が生じても、前記緩衝体によって前記スタビライザの 横移動または上下動が緩衝されつつ規制され、前記走行時に打音やキャブマウン トの損傷を生ずることがなく静かで安全なキャブサスが得られるとともに、前記 ティルト時にキャブが安定する効果がある。 また、前記緩衝体はブッシュとサイドワッシャが別体であるため、スタビライ ザへの組付けが容易となる効果もある。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ティルトキャブの懸架装置の側面図、
【図2】本考案ティルトキャブの懸架装置における別体
型緩衝体を構成するブッシュを示し、(a)は正面図、
(b)は半載側面図、
【図3】本考案ティルトキャブの懸架装置における別体
型緩衝体を構成するサイドワッシャを示し、(a)は側
面図、(b)は正面図、
【図4】別体型緩衝体を組み込んだ本考案ティルトキャ
ブの懸架装置の部分的断面図、
【図5】本考案ティルトキャブの懸架装置における一体
型緩衝体を示し、(a)は左半載側面図、(b)は正面
図、(c)は右半載側面図、
【図6】一体型緩衝体を組み込んだ本考案ティルトキャ
ブの懸架装置の部分的断面図、
【図7】従来のティルトキャブの懸架装置の正面図、
【図8】従来のティルトキャブの懸架装置の平面図、
【図9】従来のティルトキャブの懸架装置の側面図。
【符号の説明】
1 シャシフレーム 2 キャブマウント 3 スタビライザ 4 キャブ 5 ティルトアーム 6 キャブ側ブラケット 7 スピンドル 8 トルクレバー 9 リンク 10 ピン 11 変速機操作用部材 12 ロッド 13 操作ロッド 14 ばね 20 緩衝体 21 ブッシュ 21a 側面溝 21b 円筒部 21c つば部 21d スリット 22 サイドワッシャ 26 カバーリング
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月7日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ティルトキャブの懸架装置の側面図、
【図2】本考案ティルトキャブの懸架装置における別体
型緩衝体を構成するブッシュを示し、(a)は正面図、
(b)は半載側面図、
【図3】本考案ティルトキャブの懸架装置における別体
型緩衝体を構成するサイドワッシャを示し、(a)は側
面図、(b)は正面図、
【図4】別体型緩衝体を組み込んだ本考案ティルトキャ
ブの懸架装置の部分的断面図、
【図5】従来のティルトキャブの懸架装置の正面図、
【図6】一体型緩衝体を組み込んだ本考案ティルトキャ
ブの懸架装置の部分的断面図、
【図7】従来のティルトキャブの懸架装置の正面図。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャブをティルトアーム及びばねを介し
    てシャシフレーム上にティルト可能に懸架し、且つキャ
    ブを該キャブの回動中心線に平行に設けたスタビライザ
    にレバーを介して連結するとともに、前記スタビライザ
    と前記レバー端面及び前記スタビライザの支持部材との
    間に、スタビライザとその支持部材間に挿入されるブッ
    シュと、該ブッシュと別体に該ブッシュ側面に端面が嵌
    合した、スタビライザとレバーの端面間に設置されるサ
    イドワッシャとからなる緩衝体を介装したことを特徴と
    するティルトキャブの懸架装置。
JP10666691U 1991-11-29 1991-11-29 ティルトキャブの懸架装置 Pending JPH0618170U (ja)

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JP10666691U JPH0618170U (ja) 1991-11-29 1991-11-29 ティルトキャブの懸架装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504517A (ja) * 2008-10-02 2012-02-23 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 中空軸−接続装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012504517A (ja) * 2008-10-02 2012-02-23 ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト 中空軸−接続装置
RU2547119C2 (ru) * 2008-10-02 2015-04-10 Цф Фридрихсхафен Аг Соединительное устройство для передающего вращающий момент присоединения сопрягаемого узла к полому валу

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