JPH06178501A - 全閉外扇形回転電機 - Google Patents
全閉外扇形回転電機Info
- Publication number
- JPH06178501A JPH06178501A JP32451892A JP32451892A JPH06178501A JP H06178501 A JPH06178501 A JP H06178501A JP 32451892 A JP32451892 A JP 32451892A JP 32451892 A JP32451892 A JP 32451892A JP H06178501 A JPH06178501 A JP H06178501A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- boss
- spring
- fan
- electric machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】よく冷却される外扇から軸への熱伝達効率を高
めて軸受冷却効果を向上し、あわせて軸端における応力
集中を防止する。 【構成】軸受1に支承されてブラケット2を貫通する軸
3の端部のテーパ軸3aに、金属製の外扇4のボス4a
を軸3の端面が突出するようにテーパ結合する。軸3の
端面とボス4aの端面との軸方向距離より全圧縮高さが
小さいばね6をボス4aの端面に当接させ、ボルト5を
軸3の端面に座金7を介して当接させてばね6を圧縮さ
せる。テーパ結合するテーパ軸3aとボス4aとが均一
に密着して嵌合面圧が高まり、熱流H1 が大きくなる。
めて軸受冷却効果を向上し、あわせて軸端における応力
集中を防止する。 【構成】軸受1に支承されてブラケット2を貫通する軸
3の端部のテーパ軸3aに、金属製の外扇4のボス4a
を軸3の端面が突出するようにテーパ結合する。軸3の
端面とボス4aの端面との軸方向距離より全圧縮高さが
小さいばね6をボス4aの端面に当接させ、ボルト5を
軸3の端面に座金7を介して当接させてばね6を圧縮さ
せる。テーパ結合するテーパ軸3aとボス4aとが均一
に密着して嵌合面圧が高まり、熱流H1 が大きくなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、全閉外扇形回転電機
の外扇の取付け構造に関する。
の外扇の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】全閉外扇形回転電機の一般構造は、フレ
ームに固定される固定子の内側に空隙を介して配置され
る回転子と、この回転子を固定する軸を軸受を介して支
承してフレームに取付けられるブラケットとからなる。
そしてブラケットを貫通する軸の端部に外扇を取付けて
ファンカバーで覆う。
ームに固定される固定子の内側に空隙を介して配置され
る回転子と、この回転子を固定する軸を軸受を介して支
承してフレームに取付けられるブラケットとからなる。
そしてブラケットを貫通する軸の端部に外扇を取付けて
ファンカバーで覆う。
【0003】図2は従来例の要部の断面図である。図に
おいて、軸受1に支承されブラケット2を貫通する軸2
3の円柱状の端部23aに、金属製の外扇24の内周が
円筒状をなすボス24aを嵌合する。ねじ穴を持つボス
24aにボルト25をねじ込み、その先端を端部23a
に設けた凹部23bに押し当てる。
おいて、軸受1に支承されブラケット2を貫通する軸2
3の円柱状の端部23aに、金属製の外扇24の内周が
円筒状をなすボス24aを嵌合する。ねじ穴を持つボス
24aにボルト25をねじ込み、その先端を端部23a
に設けた凹部23bに押し当てる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来例では、端
部23aとボス24aとの嵌合がゆるくて一様な面圧が
ないから熱流H2 が少なくて熱伝達効率が低く、外扇2
4が軸23を介して軸受1を冷却する効果が少ない。ま
た凹部23bに応力集中が生じるという問題がある。
部23aとボス24aとの嵌合がゆるくて一様な面圧が
ないから熱流H2 が少なくて熱伝達効率が低く、外扇2
4が軸23を介して軸受1を冷却する効果が少ない。ま
た凹部23bに応力集中が生じるという問題がある。
【0005】この発明の目的は、よく冷却される外扇か
ら軸への熱伝達効率を高めて軸受冷却効果を向上し、あ
わせて軸端における応力集中を防止できる全閉外扇形回
転電機を提供することにある。
ら軸への熱伝達効率を高めて軸受冷却効果を向上し、あ
わせて軸端における応力集中を防止できる全閉外扇形回
転電機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の全閉外扇形回
転電機は、軸受に支承されてブラケットを貫通する軸の
端部のテーパ軸に金属製の外扇のボスを軸の端面が突出
するようにテーパ結合し、軸の端面とボスの端面との軸
方向距離より全圧縮高さが小さいばねをボスの端面に当
接させ、ボルトの頭を軸の端面に当接させてばねを圧縮
させるものである。このとき、ボルトの頭と軸の端面と
の間に座金を介装するとよい。
転電機は、軸受に支承されてブラケットを貫通する軸の
端部のテーパ軸に金属製の外扇のボスを軸の端面が突出
するようにテーパ結合し、軸の端面とボスの端面との軸
方向距離より全圧縮高さが小さいばねをボスの端面に当
接させ、ボルトの頭を軸の端面に当接させてばねを圧縮
させるものである。このとき、ボルトの頭と軸の端面と
の間に座金を介装するとよい。
【0007】
【作用】図1を参照する。ボルト5が発生するばね6の
圧縮力は、テーパ結合するテーパ軸3aとボス4aとを
均一に密着させ嵌合面圧を高める。このため、熱流H1
が大きくて熱伝達効率が高く、よく冷却されている外扇
4が軸3を介して軸受1を冷却する効果が大きい。また
軸3の端面とボス4aの端面との軸方向距離を適正に保
てば、ばね6の力、すなわちテーパ軸3aとボス4aと
の嵌合面圧を高くて適正な値に維持管理できる。
圧縮力は、テーパ結合するテーパ軸3aとボス4aとを
均一に密着させ嵌合面圧を高める。このため、熱流H1
が大きくて熱伝達効率が高く、よく冷却されている外扇
4が軸3を介して軸受1を冷却する効果が大きい。また
軸3の端面とボス4aの端面との軸方向距離を適正に保
てば、ばね6の力、すなわちテーパ軸3aとボス4aと
の嵌合面圧を高くて適正な値に維持管理できる。
【0008】
【実施例】この発明の全閉外扇形回転電機の構造は、フ
レームに固定される固定子の内側に空隙を介して配置さ
れる回転子と、この回転子を固定する軸を軸受を介して
支承してフレームに取付けられるブラケットとからな
る。そしてブラケットを貫通する軸の端部に外扇を取付
けてファンカバーで覆う点で前記の従来例と同一であ
る。
レームに固定される固定子の内側に空隙を介して配置さ
れる回転子と、この回転子を固定する軸を軸受を介して
支承してフレームに取付けられるブラケットとからな
る。そしてブラケットを貫通する軸の端部に外扇を取付
けてファンカバーで覆う点で前記の従来例と同一であ
る。
【0009】図1は実施例の要部の断面図である。図に
おいて、軸受1に支承されてブラケット2を貫通する軸
3の端部のテーパ軸3aに、金属製の外扇4のボス4a
を軸3の端面が突出するようにテーパ結合する。軸3の
端面とボス4aの端面との軸方向距離より全圧縮高さが
小さいばね6をボス4aの端面に当接させ、ボルト5の
頭を軸3の端面に当接させてばね6を圧縮させる。この
とき、ばね6はばね座金でもよいが皿ばねがよいし、ボ
ルト5の頭と軸3の端面との間に座金7を介装するとよ
い。また外扇4の抜き取り用の穴8を複数設けるとよ
い。なお、この発明において、ボルト5の頭は、ナット
も含む。
おいて、軸受1に支承されてブラケット2を貫通する軸
3の端部のテーパ軸3aに、金属製の外扇4のボス4a
を軸3の端面が突出するようにテーパ結合する。軸3の
端面とボス4aの端面との軸方向距離より全圧縮高さが
小さいばね6をボス4aの端面に当接させ、ボルト5の
頭を軸3の端面に当接させてばね6を圧縮させる。この
とき、ばね6はばね座金でもよいが皿ばねがよいし、ボ
ルト5の頭と軸3の端面との間に座金7を介装するとよ
い。また外扇4の抜き取り用の穴8を複数設けるとよ
い。なお、この発明において、ボルト5の頭は、ナット
も含む。
【0010】このような構造によれば、ボルト5が軸3
の端面に当接して発生するばね6の圧縮力は、テーパ結
合するテーパ軸3aとボス4aとを均一に密着させ嵌合
面圧を高める。このため、熱流H1 が大きくて熱伝達効
率が高く、よく冷却されている外扇4が軸3を介して軸
受1を冷却する効果が大きい。また軸3の端面とボス4
aの端面との軸方向距離を適正に保てば、ばね6の力、
すなわちテーパ軸3aとボス4aとの嵌合面圧を高くて
適正な値に維持管理できる。
の端面に当接して発生するばね6の圧縮力は、テーパ結
合するテーパ軸3aとボス4aとを均一に密着させ嵌合
面圧を高める。このため、熱流H1 が大きくて熱伝達効
率が高く、よく冷却されている外扇4が軸3を介して軸
受1を冷却する効果が大きい。また軸3の端面とボス4
aの端面との軸方向距離を適正に保てば、ばね6の力、
すなわちテーパ軸3aとボス4aとの嵌合面圧を高くて
適正な値に維持管理できる。
【0011】
【発明の効果】この発明の全閉外扇形回転電機は、金属
製の外扇と軸とをテーパ結合するので、よく冷却される
外扇から軸への熱伝達効率を高めて軸受冷却効果を向上
し、あわせて軸端における応力集中を防止できるという
効果がある。
製の外扇と軸とをテーパ結合するので、よく冷却される
外扇から軸への熱伝達効率を高めて軸受冷却効果を向上
し、あわせて軸端における応力集中を防止できるという
効果がある。
【図1】実施例の要部の断面図
【図2】従来例の要部の断面図
1 軸受 2 ブラケッ
ト 3 軸 3a テーパ軸 4 外扇 4a ボス 5 ボルト 6 ばね H1 熱流
ト 3 軸 3a テーパ軸 4 外扇 4a ボス 5 ボルト 6 ばね H1 熱流
Claims (2)
- 【請求項1】軸受に支承されてブラケットを貫通する軸
の端部のテーパ軸に金属製の外扇のボスを軸の端面が突
出するようにテーパ結合し、軸の端面とボスの端面との
軸方向距離より全圧縮高さが小さいばねをボスの端面に
当接させ、ボルトの頭を軸の端面に当接させてばねを圧
縮させることを特徴とする全閉外扇形回転電機。 - 【請求項2】請求項1記載の全閉外扇形回転電機におい
て、ボルトの頭と軸の端面との間に座金を介装すること
を特徴とする全閉外扇形回転電機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32451892A JPH06178501A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 全閉外扇形回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32451892A JPH06178501A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 全閉外扇形回転電機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06178501A true JPH06178501A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18166699
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32451892A Pending JPH06178501A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | 全閉外扇形回転電機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06178501A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08223884A (ja) * | 1995-02-13 | 1996-08-30 | Denyo Kk | 直列結合式エンジン駆動溶接機の製造方法及びその組付構造 |
WO2007028684A1 (de) * | 2005-09-07 | 2007-03-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Elektrische maschine |
US7629717B2 (en) * | 2004-06-21 | 2009-12-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Totally-enclosed fan-cooled motor |
CN105024489A (zh) * | 2015-08-11 | 2015-11-04 | 中达电机股份有限公司 | 隔爆型变频电机冷却风机 |
EP3799264A1 (de) * | 2019-09-30 | 2021-03-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Antriebswelle einer dynamoelektrischen maschine und deren herstellungsverfahren |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP32451892A patent/JPH06178501A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08223884A (ja) * | 1995-02-13 | 1996-08-30 | Denyo Kk | 直列結合式エンジン駆動溶接機の製造方法及びその組付構造 |
US7629717B2 (en) * | 2004-06-21 | 2009-12-08 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Totally-enclosed fan-cooled motor |
WO2007028684A1 (de) * | 2005-09-07 | 2007-03-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Elektrische maschine |
CN105024489A (zh) * | 2015-08-11 | 2015-11-04 | 中达电机股份有限公司 | 隔爆型变频电机冷却风机 |
EP3799264A1 (de) * | 2019-09-30 | 2021-03-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Antriebswelle einer dynamoelektrischen maschine und deren herstellungsverfahren |
WO2021063745A1 (de) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | Siemens Aktiengesellschaft | Antriebswelle einer dynamoelektrischen maschine und deren herstellungsverfahren |
EP3799264B1 (de) | 2019-09-30 | 2023-04-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Antriebswelle einer dynamoelektrischen maschine |
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