JPH06141509A - 回転機 - Google Patents
回転機Info
- Publication number
- JPH06141509A JPH06141509A JP28870592A JP28870592A JPH06141509A JP H06141509 A JPH06141509 A JP H06141509A JP 28870592 A JP28870592 A JP 28870592A JP 28870592 A JP28870592 A JP 28870592A JP H06141509 A JPH06141509 A JP H06141509A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- bearing
- rotating machine
- frame
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Motor Or Generator Cooling System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、回転機の温度上昇を抑制するため
のものである。 【構成】 回転機のシャフト7を互いに熱伝達率の異る
2種類以上の材質にして熱伝達率の高い材質をシャフト
7の内側に配置し、かつ異る材質の嵌合部に空間Aを設
けると同時に熱伝達率の高い方の材質のシャフト7に通
風路を設けた。
のものである。 【構成】 回転機のシャフト7を互いに熱伝達率の異る
2種類以上の材質にして熱伝達率の高い材質をシャフト
7の内側に配置し、かつ異る材質の嵌合部に空間Aを設
けると同時に熱伝達率の高い方の材質のシャフト7に通
風路を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は回転機の冷却に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転機を図5〜7を用いて説明す
る。図5は回転機の断面を示す全体構成図であり、図6
は回転機の断面を示す部分構成図であり、図7は図6の
部分拡大図である。図中、1はフレーム、2は固定子、
3は固定子2に装着された巻線、4はシャフト7に装置
された回転子、5はブラケット、6はブラケット5に収
納された軸受、8はシャフト7に嵌合したファン、9は
ファン8を保護するカバー、10は熱伝導経路を示す矢
印である。Aはフレーム1と固定子2との間に生じる隙
間である。
る。図5は回転機の断面を示す全体構成図であり、図6
は回転機の断面を示す部分構成図であり、図7は図6の
部分拡大図である。図中、1はフレーム、2は固定子、
3は固定子2に装着された巻線、4はシャフト7に装置
された回転子、5はブラケット、6はブラケット5に収
納された軸受、8はシャフト7に嵌合したファン、9は
ファン8を保護するカバー、10は熱伝導経路を示す矢
印である。Aはフレーム1と固定子2との間に生じる隙
間である。
【0003】次に、回転機の動作について説明する。
今、回転機が運転していると回転機は銅損、鉄損等の損
失を発生せしめ回転子7等は温度上昇する。回転子7に
発生した損失は熱となりフレーム1の表面、ブラケット
5の表面及びシャフト7を介して熱は放散され、固定子
2に伝達された熱はフレーム1へと伝達され外気へと熱
が放散される。又、ファン8による冷却風はフレーム及
びブラケット表面の冷却を促進する。
今、回転機が運転していると回転機は銅損、鉄損等の損
失を発生せしめ回転子7等は温度上昇する。回転子7に
発生した損失は熱となりフレーム1の表面、ブラケット
5の表面及びシャフト7を介して熱は放散され、固定子
2に伝達された熱はフレーム1へと伝達され外気へと熱
が放散される。又、ファン8による冷却風はフレーム及
びブラケット表面の冷却を促進する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
回転機の回転子に生じた熱は主にシャフト7を介して外
部に放散されるため、熱放散通路上にあるシャフトに嵌
合する軸受内輪の温度が高くなり軸受のグリースが流出
して軸受が焼損する問題点があった。又、フレーム1と
固定子2は各々の部品による偏心部に隙間Aが生じるた
め、固定子2の熱がフレーム1へ伝達しにくくなり回転
機の冷却が充分できなかった。
回転機の回転子に生じた熱は主にシャフト7を介して外
部に放散されるため、熱放散通路上にあるシャフトに嵌
合する軸受内輪の温度が高くなり軸受のグリースが流出
して軸受が焼損する問題点があった。又、フレーム1と
固定子2は各々の部品による偏心部に隙間Aが生じるた
め、固定子2の熱がフレーム1へ伝達しにくくなり回転
機の冷却が充分できなかった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので回転機の冷却能力の向上を図るこ
とを目的としている。
ためになされたもので回転機の冷却能力の向上を図るこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る回転機
は、熱伝導率の異る材質からなる中空軸のシャフトと、
上記シャフトを支承する軸受の内径側円筒の嵌合部間に
円周方向に空隙を設けたものである。
は、熱伝導率の異る材質からなる中空軸のシャフトと、
上記シャフトを支承する軸受の内径側円筒の嵌合部間に
円周方向に空隙を設けたものである。
【0007】第2の発明に係る回転機は、固定子の外周
に固着したフレームと、上記フレームの開口部に回転子
を保持する負荷側及び反負荷側ブラケットとを備え、上
記フレームの内周面にローレット目を施したものであ
る。
に固着したフレームと、上記フレームの開口部に回転子
を保持する負荷側及び反負荷側ブラケットとを備え、上
記フレームの内周面にローレット目を施したものであ
る。
【0008】
【作用】第1の発明における中空軸のシャフトは中空に
通風させ、円周方向の空隙は熱の伝達を抑制する。
通風させ、円周方向の空隙は熱の伝達を抑制する。
【0009】第2の発明におけるフレームに施したロー
レット目は、固定子とフレームを密着結合に寄与する。
レット目は、固定子とフレームを密着結合に寄与する。
【0010】
【実施例】実施例1.以下、本発明の一実施例について
説明する。図1はこの発明の一実施例である回転機の構
成図である。図中、従来と同一符号は同一又は相当部分
を示す。7aはシャフト7に嵌合し、且つ、シャフト7
より熱伝導率の高いシャフト、aはシャフト7とシャフ
ト7aとの嵌合に設けた空間、bはシャフト7の円筒状
の空間とシャフト7aの円筒状の通風路。11は熱伝達
経路を示す矢印である。
説明する。図1はこの発明の一実施例である回転機の構
成図である。図中、従来と同一符号は同一又は相当部分
を示す。7aはシャフト7に嵌合し、且つ、シャフト7
より熱伝導率の高いシャフト、aはシャフト7とシャフ
ト7aとの嵌合に設けた空間、bはシャフト7の円筒状
の空間とシャフト7aの円筒状の通風路。11は熱伝達
経路を示す矢印である。
【0011】次に、本発明の動作について説明する。回
転機に発生した損失による発熱はシャフト7を介してフ
ァンあるいは軸受を介して軸受に接するブラケット表面
より放散されるがシャフト7とシャフト7aとは焼きば
め等で嵌合されており、シャフト7を介して熱伝導率の
高いシャフト7aに発生した熱が伝わりシャフト7aの
温度が上昇する。しかしながら、通風路bを通じて冷却
風が通過し熱放散を促進している。その一方、空間aが
熱を遮蔽して軸受への熱伝達を抑制している。
転機に発生した損失による発熱はシャフト7を介してフ
ァンあるいは軸受を介して軸受に接するブラケット表面
より放散されるがシャフト7とシャフト7aとは焼きば
め等で嵌合されており、シャフト7を介して熱伝導率の
高いシャフト7aに発生した熱が伝わりシャフト7aの
温度が上昇する。しかしながら、通風路bを通じて冷却
風が通過し熱放散を促進している。その一方、空間aが
熱を遮蔽して軸受への熱伝達を抑制している。
【0012】実施例2.図2はこの発明の他の実施例を
示すものであり、図中、cはシャフト7とシャフト7b
の円筒状の空間内周にスクリュー状の溝を設けた通風路
cである。通風路cによって一層効果的にシャフト7a
の熱放散を促進している。
示すものであり、図中、cはシャフト7とシャフト7b
の円筒状の空間内周にスクリュー状の溝を設けた通風路
cである。通風路cによって一層効果的にシャフト7a
の熱放散を促進している。
【0013】実施例3.図3、図4はこの発明の他の実
施例を示すものであり、図中、21は鋼板を筒状に成形
し固定子鉄心を固着する内周面にローレット目加工を施
したフレームである。フレーム1に固定子2を圧入時、
フレーム1の内周面のローレット目の山と谷の内、山の
部分は固定子2の外周面の面圧によって圧縮されつぶさ
れる。従って、フレーム1の内径及び固定子2の外径が
真円に対して偏心しているにも拘らずフレーム1の内周
面と固定子2の外周面は密着接触する。
施例を示すものであり、図中、21は鋼板を筒状に成形
し固定子鉄心を固着する内周面にローレット目加工を施
したフレームである。フレーム1に固定子2を圧入時、
フレーム1の内周面のローレット目の山と谷の内、山の
部分は固定子2の外周面の面圧によって圧縮されつぶさ
れる。従って、フレーム1の内径及び固定子2の外径が
真円に対して偏心しているにも拘らずフレーム1の内周
面と固定子2の外周面は密着接触する。
【0014】実施例4.鋼板を筒状に成形し固定子鉄心
を固着する内周面にローレット目加工と更に、熱の良伝
導性の樹脂又は接着剤をフレーム1の内周面に塗布する
ことにより(図示せず)固定子圧入時に隙間Aをローレ
ット目の山と谷部分に樹脂又は接着剤が入り込んで固定
子2とフレーム1の接触面が固定子2の外周の全面にわ
たるようになる。
を固着する内周面にローレット目加工と更に、熱の良伝
導性の樹脂又は接着剤をフレーム1の内周面に塗布する
ことにより(図示せず)固定子圧入時に隙間Aをローレ
ット目の山と谷部分に樹脂又は接着剤が入り込んで固定
子2とフレーム1の接触面が固定子2の外周の全面にわ
たるようになる。
【0015】
【発明の効果】第1の発明においては熱伝導率の異る材
質からなる中空軸のシャフトと、上記シャフトを支承す
る軸受の内径側円筒の嵌合部間に円周方向に空隙を設け
たので軸受内輪の温度上昇を抑制しつつ冷却効果を向上
することができるものが得られる効果がある。
質からなる中空軸のシャフトと、上記シャフトを支承す
る軸受の内径側円筒の嵌合部間に円周方向に空隙を設け
たので軸受内輪の温度上昇を抑制しつつ冷却効果を向上
することができるものが得られる効果がある。
【0016】第2の発明においては固定子の外周に固着
したフレームと、上記フレームの開口部に回転子を保持
する負荷側及び反負荷側ブラケットとを備え、上記フレ
ームの内周面にローレット目を施したので固定子とフレ
ームを密着させ結合度を向上するので冷却効果を向上す
ることができるものが得られる効果がある。
したフレームと、上記フレームの開口部に回転子を保持
する負荷側及び反負荷側ブラケットとを備え、上記フレ
ームの内周面にローレット目を施したので固定子とフレ
ームを密着させ結合度を向上するので冷却効果を向上す
ることができるものが得られる効果がある。
【図1】この発明の一実施例による回転機の構造を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】この発明の他の実施例による回転機の構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図3】この発明の他の実施例による回転機の構造を示
す断面図である。
す断面図である。
【図4】この発明の他の実施例による回転機の構造を示
す部分拡大図である。
す部分拡大図である。
【図5】従来の回転機の構造を示す断面図である。
【図6】従来の回転機の構造を示す部分構成図である。
【図7】従来の回転機の構造を示す部分拡大図である。
1 フレーム 2 固定子 12 通風路 13 通風路 14 熱伝達経路
Claims (2)
- 【請求項1】 熱伝導率の異る材質からなる中空軸のシ
ャフトと、上記シャシャフトを支承する軸受の内径側円
筒の嵌合部間に円周方向に空隙を設けたことを特徴する
回転機。 - 【請求項2】 固定子の外周に固着したフレームと、上
記フレームの開口部に回転子を保持する負荷側及び反負
荷側ブラケットとを備え、上記フレームの内周面にロー
レット目を施したことを特徴とする回転機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28870592A JPH06141509A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 回転機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28870592A JPH06141509A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 回転機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06141509A true JPH06141509A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17733622
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28870592A Pending JPH06141509A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 回転機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06141509A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008220112A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Mitsubishi Electric Corp | 固定子及び密閉型圧縮機及び回転機 |
JP2011152041A (ja) * | 2011-03-25 | 2011-08-04 | Mitsubishi Electric Corp | 固定子及び密閉型圧縮機及び回転機 |
CN106329780A (zh) * | 2015-06-26 | 2017-01-11 | 岳克森 | 空心轴电动机、电动机降温***及超导储电备用*** |
CN110868019A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-03-06 | 武汉麦迪嘉机电科技有限公司 | 一种风冷式外转子永磁直驱同步皮带传输滚筒电动机 |
JP2021027719A (ja) * | 2019-08-06 | 2021-02-22 | ファナック株式会社 | ファン付きモータ |
EP3799264A1 (de) * | 2019-09-30 | 2021-03-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Antriebswelle einer dynamoelektrischen maschine und deren herstellungsverfahren |
DE102021123696A1 (de) | 2021-09-14 | 2023-03-16 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Elektrische Axialflussmaschine |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP28870592A patent/JPH06141509A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008220112A (ja) * | 2007-03-07 | 2008-09-18 | Mitsubishi Electric Corp | 固定子及び密閉型圧縮機及び回転機 |
JP2011152041A (ja) * | 2011-03-25 | 2011-08-04 | Mitsubishi Electric Corp | 固定子及び密閉型圧縮機及び回転機 |
CN106329780A (zh) * | 2015-06-26 | 2017-01-11 | 岳克森 | 空心轴电动机、电动机降温***及超导储电备用*** |
JP2021027719A (ja) * | 2019-08-06 | 2021-02-22 | ファナック株式会社 | ファン付きモータ |
EP3799264A1 (de) * | 2019-09-30 | 2021-03-31 | Siemens Aktiengesellschaft | Antriebswelle einer dynamoelektrischen maschine und deren herstellungsverfahren |
WO2021063745A1 (de) * | 2019-09-30 | 2021-04-08 | Siemens Aktiengesellschaft | Antriebswelle einer dynamoelektrischen maschine und deren herstellungsverfahren |
EP3799264B1 (de) | 2019-09-30 | 2023-04-19 | Siemens Aktiengesellschaft | Antriebswelle einer dynamoelektrischen maschine |
CN110868019A (zh) * | 2019-12-11 | 2020-03-06 | 武汉麦迪嘉机电科技有限公司 | 一种风冷式外转子永磁直驱同步皮带传输滚筒电动机 |
DE102021123696A1 (de) | 2021-09-14 | 2023-03-16 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Elektrische Axialflussmaschine |
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