JPH06177857A - スペクトル拡散信号受信機 - Google Patents

スペクトル拡散信号受信機

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Publication number
JPH06177857A
JPH06177857A JP43A JP33061092A JPH06177857A JP H06177857 A JPH06177857 A JP H06177857A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33061092 A JP33061092 A JP 33061092A JP H06177857 A JPH06177857 A JP H06177857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
spread spectrum
spectrum
spread
frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Morita
雅弘 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06177857A/ja
Publication of JPH06177857A publication Critical patent/JPH06177857A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高レベル高密度の雑音下でも高いS/Nを得
る。 【構成】 受信したスペクトル拡散信号(図2a)を櫛
歯形特性フィルタ31に通す。このフィルタ31は、拡
散用の疑似ランダム符号の線スペクトルの主ローブ(1
3番目のものまで)のそれぞれを中心とし情報信号の周
波数の2倍をそれぞれ通過帯域とする。従ってフィルタ
31の出力は図2bのようになり、この出力がバイフエ
ーズ符号の逆変換が周波数変換部33で行われ、図3c
の信号とされ、この信号に対し復調部34でスペクトル
拡散復調される。これにより雑音は拡散されてレベルが
低い雑音43となり、信号は逆拡散された高いレベルの
信号44となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は有線通信、無線通信、
特に電力線搬送通信、宇宙通信など雑音が多い環境での
使用に適したスペクトル拡散信号を受信する受信機に関
する。
【0002】
【従来の技術】スペクトル拡散通信は、例えば図5Aに
示すような周波数特性をもつ信号11を疑似ランダム符
号信号でスペクトル拡散して図5Bの曲線12に示すよ
うに広い周波数帯域に分散させて伝送し、その伝送中に
雑音13が混入しても、受信側で疑似ランダム符号信号
でスペクトル逆拡散を行うことにより、信号は図5Cに
示すように元の信号11と同様の狭いかつレベルが大き
い周波数特性の信号14に復調され、雑音13は広い周
波数帯域に分散された雑音15となり、各スペクトルと
してはレベルが小さいものとなり、高いS/Nの信号を
得るようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし伝送路に図5D
に示すように広い周波数帯域にわたって大きいレベルの
雑音16が密に存在すると、この伝送路を通った信号を
スペクトル逆拡散しても、図5Eに示すように雑音15
はスペクトル拡散されても、多くの雑音の各拡散された
スペクトルの同一成分が加算され、レベルの低下はわず
かで、比較的大きなレベルの広帯域雑音17となり、ス
ペクトル拡散復調された信号14のレベルとの差が小さ
く、十分なS/Nが得られなくなる。
【0004】このようなことが生じないように、スペク
トルの拡散を十分広く行うことが考えられるが、そのた
めには疑似ランダム符号信号の符号長を長くしたり、拡
散帯域幅を広げたりすることになり、回路規模が大きく
なり、高価なものとなり、かつ信頼性が低下する問題が
ある。また、他の通信との関係で無制限に拡散帯域を広
げることはできない。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれば
スペクトル拡散復調部よりも前段に、その疑似ランダム
符号信号の線スペクトルを通過帯域とする櫛歯形特性フ
ィルタが設けられる。ここで線スペクトルを通過帯域と
する櫛歯形特性フィルタは、伝送しようとする情報(信
号)がオン、オフの信号の場合は前記線スペクトルのみ
を通過させるものが好ましい。伝送しようとする情報が
周波数帯域をもつ信号の場合は、線スペクトルの両側に
現れる情報成分の両側波帯又は片側波帯も通過させるも
のである。また何れの場合も、線スペクトルのすべてで
はない、そのレベルが大きい主な成分のみを通過させれ
ばよい。
【0006】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
における櫛歯形特性のフィルタとして線スペクトルの一
方の側波帯を通過させるものである。
【0007】
【実施例】この発明の理解を容易にするため、送信側に
ついてまず説明する。図3に示すように、スペクトル拡
散通信送信機においては、情報源21からの情報信号は
情報変調部22で搬送波を変調する。この変調は振幅変
調、周波数変調、位相変調(PSK)などである。この
変調出力はスペクトル拡散変調部23においてPN符号
発生部24からの疑似ランダム符号信号によりスペクト
ル拡散変調され、その変調出力は周波数変換部25で伝
送周波数帯域の信号に周波数変換された後、電力増幅部
26で増幅されてアンテナから電波として送信され、又
はインタフェース回路を介して有線伝送路へ送出され
る。
【0008】情報変調部22、及び周波数変換部25を
省略し、スペクトル拡散変調出力をバイフェーズ符号化
し、疑似ランダム符号としてM系列の〔3,1〕7ビッ
ト長のものを用い、PN符号発生部24を動作させるク
ロック発振器27からのクロックの周波数を175kH
z、情報源21の情報信号の速度を1200bpsとし
た場合に、各部のスペクトルについて説明する。
【0009】スペクトル拡散変調部23に供給される情
報信号は図4aに示すようなスペクトル電力密度であ
り、その帯域幅は1200Hzである。疑似ランダム符
号信号の線スペクトルは図4bに示すようにスペクトル
間隔が25kHz=RC /(2 n −1)(n=3,RC
=175kHz)、線スペクトルの包絡線は(sinx
/x)2 となる。スペクトル拡散変調出力は図4cに示
すように図2bの各スペクトルの両側に情報信号が側波
帯として現われたものとなり、この帯域幅は2.4kH
zとなる。このスペクトル拡散変調出力は周波数変換部
25でバイフエーズ符号化により図2aに示すようにス
ペクトルの全体が175kHz高い方にずれる。
【0010】次にこの発明の実施例を図1に示す。アン
テナ又はインタフエース回路を介して受信されたスペク
トル拡散信号は、この実施例では櫛歯特性フィルタ31
に通される。このフィルタ31は受信スペクトルに拡散
信号の拡散疑似ランダム符号信号の各スペクトルを通過
帯域とするものである。このフィルタ31の出力は高周
波増幅部32で増幅され、周波数変換部33で送信側の
周波数変換部25で行なった周波数変換を戻すように周
波数変換されてスペクトル拡散復調部34に供給され
る。PN符号発生部35からの疑似ランダム符号信号に
よりスペクトル拡散復調部34においてその入力信号は
逆拡散されて復調される。同期部36の時間弁別制御回
路37で受信されたスペクトル拡散信号の拡散疑似ラン
ダム符号に対するPN符号発生部35の疑似ランダム符
号の位相ずれが検出され、このずれがなくなるようにP
N符号発生部35が同期化される。スペクトル拡散復調
部34の復調出力は情報復調部38で復調され、情報信
号が取出されて出力端子39へ供給される。
【0011】櫛歯形特性フィルタ31の周波数特性は、
前記数値例の場合、PN符号発生部35の疑似ランダム
符号信号の周波数特性の主ローブにおける線スペクトル
(図2b)を中心とし、2.5kHzの周波数帯を通過
帯域とするものであり、この例では13番目の線スペク
トルまでを通過させる。従って、受信された信号に、図
2aに示すように、高レベルかつ高密度の雑音41が発
生していても、フィルタ31の出力の周波数成分は図2
bに示すように、疑似ランダム符号信号の1番目から1
3番目までの線スペクトルとの両側波帯と、その周波帯
の雑音42となる。このフィルタ31の出力は周波数変
換部33でバイフェーズ符号の逆変換が行われ、図2c
に示すようなスペクトルとなる。このスペクトル拡散復
調出力は図2dに示すように、雑音42は広い周波数帯
域に分散されて低いレベルの雑音43となり、信号は逆
拡散により集められ、大きなレベルの信号44になり、
高いS/Nが得られる。
【0012】櫛歯形特性フィルタ31の周波数特性とし
ては変調信号がオンオフ信号の場合は線スペクトルのみ
を通過させるものがよい。その他の変調信号の場合は線
スペクトルの一方の側波帯のみを通過させるものでもよ
い。従ってこの場合は前記数値例では1つの通過帯域は
2.5kHzの半分でよく、一層S/Nを高くすること
ができる。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように雑音が広い帯域にわた
り、密に、かつ高いレベルで存在していても、疑似ラン
ダム符号信号の主たる線スペクトルを通過周波数とする
櫛歯形特性のフィルタを、スペクトル拡散復調部よりも
前段に設けることにより、高いS/Nのスペクトル拡散
復調出力が得られる。しかも疑似ランダム符号の符号長
をそれ程長くする必要がなく、PN符号発生部の回路規
模も小さなものでよく、信頼性も高いものとなる。更に
周波数を有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すブロック図。
【図2】図1中の主要部におけるスペクトル電力密度分
布を示す図。
【図3】スペクトル拡散通信送信機を示すブロック図。
【図4】図3中の主要部におけるスペクトル電力密度分
布を示す図。
【図5】スペクトル拡散信号を説明するためのスペクト
ル電力密度分布を示す図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号をスペクトル拡散復調部におい
    て、疑似ランダム符号信号でスペクトル拡散復調するス
    ペクトル拡散受信機において、 上記スペクトル拡散復調部より前段に、上記疑似ランダ
    ム符号信号の線スペクトルを通過帯域とする櫛歯形特性
    フィルタが設けられていることを特徴とするスペクトル
    拡散信号受信機。
  2. 【請求項2】 受信信号をスペクトル拡散復調部におい
    て、疑似ランダム符号信号でスペクトル拡散復調するス
    ペクトル拡散受信機において、 上記スペクトル拡散復調部より前段に、上記疑似ランダ
    ム符号信号の線スペクトルの一方の側波帯を通過帯域と
    する櫛歯形特性フィルタが設けられていることを特徴と
    するスペクトル拡散信号受信機。
JP43A 1992-12-10 1992-12-10 スペクトル拡散信号受信機 Pending JPH06177857A (ja)

Priority Applications (1)

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JP43A JPH06177857A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 スペクトル拡散信号受信機

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JP43A JPH06177857A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 スペクトル拡散信号受信機

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JPH06177857A true JPH06177857A (ja) 1994-06-24

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ID=18234588

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JP43A Pending JPH06177857A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 スペクトル拡散信号受信機

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