JPH0617703U - Mr装置のバードケージコイル - Google Patents
Mr装置のバードケージコイルInfo
- Publication number
- JPH0617703U JPH0617703U JP5790992U JP5790992U JPH0617703U JP H0617703 U JPH0617703 U JP H0617703U JP 5790992 U JP5790992 U JP 5790992U JP 5790992 U JP5790992 U JP 5790992U JP H0617703 U JPH0617703 U JP H0617703U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- birdcage coil
- control line
- diode
- internal control
- circuit
- Prior art date
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- Pending
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- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 調整が不要であり且つ高周波電流が内部制御
線や外部制御線に流れることを確実に防止できるMR装
置のバードケージコイルを提供する。 【構成】 エレメントEa,Ebの中央に設けたスイッ
チ回路S1,S2と内部制御線φをダイオード1a,1
bを介して接続し、バードケージコイルをディスイネー
ブル状態にする時には前記ダイオード1a,1bを逆方
向バイアス状態とし、バードケージコイルをイネーブル
状態にする時には前記ダイオード1a,1bを順方向バ
イアス状態とする。 【効果】 無調整で確実に高周波電流が内部制御線や外
部制御線に流れるのを阻止できる。
線や外部制御線に流れることを確実に防止できるMR装
置のバードケージコイルを提供する。 【構成】 エレメントEa,Ebの中央に設けたスイッ
チ回路S1,S2と内部制御線φをダイオード1a,1
bを介して接続し、バードケージコイルをディスイネー
ブル状態にする時には前記ダイオード1a,1bを逆方
向バイアス状態とし、バードケージコイルをイネーブル
状態にする時には前記ダイオード1a,1bを順方向バ
イアス状態とする。 【効果】 無調整で確実に高周波電流が内部制御線や外
部制御線に流れるのを阻止できる。
Description
【0001】
この考案は、MR装置のバードケージコイルに関し、さらに詳しくは、調整の 手間を軽減できるMR装置のバードケージコイルに関する。
【0002】
図6は、実開平4−50006号公報に開示されたMR装置のバードケージコ イルの模式的外観図である。 このバードケージコイル501は、所定長のエレメントEa,Eb,…を、円 筒状に多数並べた構造をしている。 エレメントEa,Eb,…の中央には、スイッチ回路Sa,Sb,…が介設さ れている。 α,βは、スイッチ回路Sa,Sb,…の外部制御線である。
【0003】 図7は、スイッチ回路Sa,Sbの回路図である。 スイッチ回路Saでは、エレメントEaの前端側部分にコンデンサC1aの一 端とコンデンサC2aの一端を接続し、コンデンサC1aの他端とスイッチング ダイオードD1aのアノードを接続し、コンデンサC2aの他端とスイッチング ダイオードD2aのカソードを接続し、スイッチングダイオードD1aのカソー ドとスイッチングダイオードD2aのアノードとコンデンサC3aの一端を接続 し、コンデンサC3aの他端をエレメントEaの後端側部分に接続している。さ らに、スイッチングダイオードD1aのアノードから内部制御線φをスイッチ回 路Sb側に導出している。また、スイッチングダイオードD2aのカソードにブ ロッキング回路Baの一端を接続し、ブロッキング回路Baの他端から外部制御 線αを導出している。 ブロッキング回路Baは、コンデンサC4aとコイルLaからなり,RFパル スの周波数を共振点とするLC並列共振回路である。 スイッチ回路Sb,Sc,…も同様の構成である。
【0004】 このバードケージコイル501からRFパルスを送信し、受信専用サーフェイ スコイルでNMR信号を受信する場合の動作は次のようにする。 まず、RFパルスの送信時には、外部制御線α,βに順方向バイアス電流を流 し、スイッチ回路Sa,Sb,…のスイッチングダイオードD1a,D2a,D 1b,D2b,…をオンにし、エレメントEa,Eb,…の前端側部分と後端側 部分を電気的に接続して、バードケージコイル501をイネーブル(enable)状 態にする。 この時、ブロッキング回路Ba,Bb,…は、RFパルスによる高周波に共振 して高周波電流が内部制御線φや外部制御線α,βに流れるのを阻止する。但し 、エレメントEa,Eb,…の内部制御線の両端の高周波的に見た電位は、その 位置がエレメントEa,Eb,…の中央であるため実質的にゼロであるから、ブ ロッキング回路Ba,Bb,…がスルーであっても特に支障は生じない。
【0005】 一方、NMR信号の受信時には、外部制御線α,βに逆方向バイアスをかけ、 スイッチ回路Sa,Sb,…のスイッチングダイオードD1a,D2a,D1b ,D2b,…をオフにし、エレメントEa,Eb,…の前端側部分と後端側部分 を電気的に切り離して、バードケージコイル501をディスエーブルにする。こ の時、ブロッキング回路Ba,Bb,…は、NMR信号による高周波に共振して 高周波電流が内部制御線φや外部制御線α,βに流れるのを阻止する。このよう にして、受信専用サーフェイスコイルのQダウンを防止する。
【0006】
上記従来のMR装置のバードケージコイル501では、ブロッキング回路Ba ,Bb,…の共振点をRFパルスやNMR信号による高周波の周波数に一致させ るための調整が必要であり、手間がかかる問題点がある。また、ブロッキング回 路Ba,Bb,…の共振点がずれると、高周波電流が内部制御線φや外部制御線 α,βに流れてしまう問題点がある。 そこで、この考案の目的は、調整が不要であり,且つ,高周波電流が内部制御 線や外部制御線に流れることを確実に防止できるMR装置のバードケージコイル を提供することにある。
【0007】
この考案のMR装置のバードケージコイルは、所定長のエレメントを円筒状に 多数並べてなり,全てのエレメントまたは数本飛びのエレメントの中央にスイッ チ回路を介設し,それらスイッチ回路を内部制御線で接続し且つ所定のスイッチ 回路から外部制御線を導出してなるMR装置のバードケージコイルにおいて、ス イッチ回路と内部制御線をダイオードを介して接続し、当該バードケージコイル をディスエーブル状態にする時には前記ダイオードを逆方向バイアス状態とし、 当該バードケージコイルをイネーブル状態にする時には前記ダイオードを順方向 バイアス状態とすることを構成上の特徴とするものである。
【0008】
この考案のMR装置のバードケージコイルでは、ダイオードを介してスイッチ 回路と内部制御線を接続しており、バードケージコイルをディスエーブル状態に する時には前記ダイオードを逆バイアス状態にし、イネーブル状態にする時には 前記ダイオードを順方向バイアス状態とする。 そこで、ディスエーブル状態の時には、ダイオードがオフとなるから、高周波 電流が内部制御線や外部制御線に流れるのを阻止できる。 一方、イネーブル時には、ダイオードがスルーになるが、エレメントの内部制 御線の両端の高周波的に見た電位は実質的にゼロであるから、高周波電流は流れ ず、支障は生じない。 ダイオードは共振点調整を必要としないから、調整の手間がかからない。また 、共振点がずれて高周波電流が内部制御線や外部制御線に流れてしまう問題も生 じない。
【0009】
以下、図に示す実施例によりこの考案をさらに詳しく説明する。なお、これに よりこの考案が限定されるものではない。
【0010】 図1は、この考案の一実施例のバードケージコイル101を使用したMR装置 11の概略図である。 このMR装置11では、送信部TRから同軸ケーブルA1を介してバードケー ジコイル101に給電し、バードケージコイル101からRFパルスを患者に与 える。この時、バイアス部BIから外部制御線α,βを介してバイアスを与えて バードケージコイル101をイネーブル状態とする。 次に、バイアス部BIから外部制御線α,βを介してバイアスを与えてバード ケージコイル101をディスエーブル状態に変え、受信専用サーフェイスコイル SCで患者からのNMR信号を受信し、同軸ケーブルA2を介して受信部REで サンプリングする。
【0011】 図2は、バードケージコイル101の模式的外観図である。 このバードケージコイル101は、所定長のエレメントEa,Eb,…を、円 筒状に多数並べた構造をしている。 エレメントEa,Eb,…の中央には、スイッチ回路S1,S2,…が介設さ れている。 α,βは、スイッチ回路S1,S2,…の外部制御線である。
【0012】 図3は、スイッチ回路S1,S2の回路図である。 スイッチ回路S1では、エレメントEaの前端側部分にコンデンサC1aの一 端とコンデンサC2aの一端を接続し、コンデンサC1aの他端とスイッチング ダイオードD1aのアノードを接続し、コンデンサC2aの他端とスイッチング ダイオードD2aのカソードを接続し、スイッチングダイオードD1aのカソー ドとスイッチングダイオードD2aのアノードとコンデンサC3aの一端を接続 し、コンデンサC3aの他端をエレメントEaの後端側部分に接続している。さ らに、スイッチングダイオードD1aのアノードから内部制御線φをスイッチ回 路S2側に導出している。また、スイッチングダイオードD2aのカソードにブ ロッキング回路B1の一端を接続し、ブロッキング回路B1の他端から外部制御 線αを導出している。 ブロッキング回路B1は、ダイオード1aからなり,内部制御線φや外部制御 線α,βから見てスイッチングダイオードD1a,D2a,…と同方向を向いて いる。 スイッチ回路S2,S3,…も同様の構成である。
【0013】 さて、RFパルスの送信時には、スイッチ回路Sa,Sb,…のスイッチング ダイオードD1a,D2a,D1b,D2b,…に順バイアスがかかるように外 部制御線α,βに電流を流すことでスイッチ回路Sa,Sb,…のスイッチング ダイオードD1a,D2a,D1b,D2b,…をオンにし、エレメントEa, Eb,…の前端側部分と後端側部分を電気的に接続し、バードケージコイル10 1をイネーブル状態とする。 この時、ブロッキング回路B1,B2,…は、ダイオード1a,1b,…が順 バイアスでオンになるが、内部制御線φの両端の高周波的に見た電位は、その位 置がエレメントEa,Eb,…の中央であるため実質的にゼロであるから、高周 波電流は流れず、支障は生じない。
【0014】 一方、NMR信号の受信時には、(外部制御線α,βに逆方向バイアス電圧V α,Vβ)>(ダイオードの両端に誘起されるRF電圧VRF)とすることでスイ ッチ回路Sa,Sb,…のスイッチングダイオードD1a,D2a,D1b,D 2b,…をオフにし、エレメントEa,Eb,…の前端側部分と後端側部分を電 気的に切り離して、バードケージコイル101をディスエーブル状態にする。 この時、ブロッキング回路B1,B2,…は、ダイオード1a,1b,…が逆 バイアスでオフになるから、NMR信号による高周波電流が内部制御線φや外部 制御線α,βに流れるのを阻止する。従って、受信専用サーフェイスコイルSC のQの低下を防止できる。
【0015】 このバードケージコイル101では、ブロッキング回路B1,B2,…に並列 共振回路を用いていないから、共振点の調整が不要である。また、共振点のずれ の問題も生じない。
【0016】 なお、バードケージコイル101で送信・受信を行う場合は、送信時・受信時 ともにバードケージコイル101をイネーブル状態とする。また、送受信サーフ ェイスコイルやヘッドコイルを用いて送信・受信を行う場合は、常にバードケー ジコイル101をディスエーブル状態とする。
【0017】 図4は、この考案の他の実施例にかかるスイッチ回路S1,S2の回路図であ る。 この実施例では、スイッチ回路S1,S2をダイオードと抵抗の並列回路によ り構成すると共に、ブロッキング回路もダイオードと抵抗の並列回路により構成 している。
【0018】
この考案のMR装置のバードケージコイルによれば、スイッチ回路への内部制 御線や外部制御線に高周波電流が流れるのをダイオードを用いて阻止するので、 共振点調整の手間がかからない。また、共振点ずれの問題がないから確実に高周 波電流を阻止できる。
【図1】この考案の一実施例のバードケージコイルを使
用したMR装置の概略図である。
用したMR装置の概略図である。
【図2】この考案の一実施例のバードケージコイルの模
式的外観図である。
式的外観図である。
【図3】図2のバードケージコイルにおけるスイッチ回
路の回路図である。
路の回路図である。
【図4】この考案の他の実施例のバードケージコイルに
おけるスイッチ回路の回路図である。
おけるスイッチ回路の回路図である。
【図5】従来のバードケージコイルの模式的外観図であ
る。
る。
【図6】図5のバードケージコイルにおけるスイッチ回
路の回路図である。
路の回路図である。
11 MR装置 101 バードケージコイル BI バイアス部 S1,S2 スイッチ回路 B1,B2 ブロッキング回路 1a,1b ダイオード SC 受信専用サーフェイスコイル
Claims (1)
- 【請求項1】 所定長のエレメントを円筒状に多数並べ
てなり,全てのエレメントまたは数本飛びのエレメント
の中央にスイッチ回路を介設し,それらスイッチ回路を
内部制御線で接続し且つ所定のスイッチ回路から外部制
御線を導出してなるMR装置のバードケージコイルにお
いて、 スイッチ回路と内部制御線をダイオードを介して接続
し、当該バードケージコイルをディスエーブル状態にす
る時には前記ダイオードを逆方向バイアス状態とし、当
該バードケージコイルをイネーブル状態にする時には前
記ダイオードを順方向バイアス状態とすることを特徴と
するMR装置のバードケージコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5790992U JPH0617703U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | Mr装置のバードケージコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5790992U JPH0617703U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | Mr装置のバードケージコイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617703U true JPH0617703U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=13069123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5790992U Pending JPH0617703U (ja) | 1992-08-18 | 1992-08-18 | Mr装置のバードケージコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617703U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112534290A (zh) * | 2018-08-03 | 2021-03-19 | 医疗无线传感有限公司 | 可调谐超材料设备 |
-
1992
- 1992-08-18 JP JP5790992U patent/JPH0617703U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112534290A (zh) * | 2018-08-03 | 2021-03-19 | 医疗无线传感有限公司 | 可调谐超材料设备 |
JP2021533954A (ja) * | 2018-08-03 | 2021-12-09 | メディカル ワイヤレス センシング リミテッド | 調整可能なメタマテリアルデバイス |
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