JPH06176400A - 光ディスク基板及びそれを用いた光ディスク - Google Patents

光ディスク基板及びそれを用いた光ディスク

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JPH06176400A
JPH06176400A JP5227135A JP22713593A JPH06176400A JP H06176400 A JPH06176400 A JP H06176400A JP 5227135 A JP5227135 A JP 5227135A JP 22713593 A JP22713593 A JP 22713593A JP H06176400 A JPH06176400 A JP H06176400A
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optical disk
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 光ディスク基板内周部に形成される基準面と
その外側に形成される読み取り面間に段差を有する光デ
ィスク基板を成形時の収縮に基づいて設計した金型を用
い射出成形法により製造する。この時、基準面の厚さが
読み取り面の厚さよりも薄くても良い。例えば、固定部
5と可動部6により構成される金型の基準面に対応する
スリーブ14の金型面14aをパンチ15から可動ミラ
ー13に向けて傾斜面とする。 【効果】 基準面の平面性が良好で、高品質な光ディス
ク基板を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク基板及びそ
れを用いた光ディスクに係わり、詳細には上記光ディス
ク基板を製造する際に用いられる金型の形状に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録方式は、磁性薄膜を部分的に
キュリー点または温度補償点を越えて昇温し、この部分
の保磁力を消滅させて外部から印加される記録磁界の方
向に磁化の向きを反転することを基本原理とするもの
で、光ファイルシステムやコンピューターの外部記憶装
置、あるいは音響、映像情報の記録装置等において実用
化されつつある。
【0003】上記光磁気記録方式には、大きく分けて光
変調方式と磁界変調方式があるが、このうち磁界変調方
式は、オーバーライト可能であることから注目されてお
り、上記磁界変調方式に対応する記録媒体として、例え
ば直径64mm程度の小型光磁気ディスク等が開発され
ている。
【0004】上記のような小型光磁気ディスクは、ポリ
カーボネイト等からなる透明な光ディスク基板の一主面
に、膜面と垂直方向に磁化容易軸を有し、且つ磁気光学
効果の大きな記録磁性層(例えば希土類−遷移金属合金
非晶質薄膜)や反射層,誘電体層を積層することにより
記録部を形成し、さらにこの記録部上に紫外線硬化樹脂
等よりなる保護膜を覆う如く形成してなるものである。
【0005】上記光ディスク基板は、円盤状で、例えば
図7に示すように内周部に基準面21、その外側に読み
取り面22を有している。上記基準面21は記録再生装
置への取付け面であり、取付けの都合上、基準面21中
央にはセンターホール23と称される穴部が穿設されて
おり、上記読み取り面22は情報の記録再生を行う面と
して形成されており、これら基準面21と読み取り面2
2間には段差が形成されている。よって、当然のことな
がら上記の小型光磁気ディスクも図7に示した形状を有
している。また、通常、光ディスク基板24の基準面2
1は読み取り面22よりも薄く形成されている。
【0006】このような光ディスク基板は、量産性,寸
法精度が良好であることから、射出成形法によって製造
される。すなわち、上述のような基準面と読み取り面間
に段差を有し、基準面中央にセンターホールを有する形
状の光ディスク基板を形成できる金型中に溶融させた樹
脂を高圧下で金型内に射出注入し、固化させて成形を行
い、光ディスク基板を得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に光ディスク基板を射出成形によって製造すると、得ら
れる光ディスク基板の基準面の平面性が損なわれるとい
う問題が発生している。当然のことながら、射出成形法
により成形を行う際には、樹脂を溶融させた後に高圧下
で金型内に射出注入し固化を行うため、固化の際、樹脂
の収縮が若干発生する。この時、製造される光ディスク
基板の形状は図7に示したように、基準面21と読み取
り面22間に段差を有し、基準面21中央にセンターホ
ール23を有するものであり、このような形状の光ディ
スク基板を射出成形によって成形すると、固化時に図6
に示すようにディスク基板24に図中矢印Pで示す方向
に樹脂の収縮が生じ、基準面21の中央部、すなわちセ
ンターホール23が落ち込んだ形状となり、基準面21
は傾斜面となり、基準面21の平面性を損なってしま
う。上記光ディスク基板の基準面21が読み取り面より
も薄い場合には、樹脂の収縮が更に発生しやすく、基準
面21の平面性を損ないやすい。
【0008】前述のように、光ディスク基板の基準面2
1は記録再生装置への取付け面であるため、該基準面2
1の平面性が損なわれると、これを用いて形成される光
磁気ディスクに情報を記録再生する際、光磁気ディスク
の回転時に偏心が起こり、光磁気ディスクは上下にバタ
ツキながら回転することとなり、情報の記録再生を正確
に行うことが不可能となる。
【0009】また、光ディスク基板にこのような変形が
発生すると製品として使用することが出来ず、製造歩留
りの低下を招く。
【0010】そこで本発明は、従来の実情に鑑みて提案
されたものであり、光ディスク基板の射出成形時に樹脂
の収縮が発生しても、該光ディスク基板の基準面の平面
性を損なうことがなく、製造歩留りを低下させることの
ない金型を提供することを目的とし、基準面の平面性が
良好で、高品質な光ディスク基板及びそれを用いた光デ
ィスクを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、光ディスク基板内周部に形成される基準
面と基準面の外側に形成される読み取り面間に段差を有
する光ディスク基板を成形時の収縮変形量に基づいて設
計された金型を用い、射出成形法によって製造すること
を特徴とするものである。
【0012】また、本発明の光ディスク基板において
は、光ディスク基板の基準面の厚さが読み取り面の厚さ
よりも薄いこと、さらには、金型の基準面を形成する金
型面が基準面中心から読み取り面側に向かって傾斜する
傾斜面とされていることを特徴とするものである。さら
に、本発明の光ディスクは、光ディスク基板内周部に形
成される基準面と基準面の外側に形成される読み取り面
間に段差を有する光ディスク基板を成形時の収縮変形量
に基づいて設計された金型を用い、射出成形法によって
製造された光ディスク基板を用いることを特徴とするも
のである。
【0013】
【作用】記録再生装置への取付け面であり中央にセンタ
ーホールの穿設された基準面を内周部に有し、その外側
に読み取り面を有し、これら基準面と読み取り面間に段
差を有する形状の光ディスク基板を射出成形した場合、
固化時に樹脂が光ディスク基板中心に向かって収縮する
ため基準面の平面性を損なうという問題が発生する。
【0014】本発明の光ディスク基板においては、光デ
ィスク基板内周部に形成される基準面と基準面の外側に
形成される読み取り面間に段差を有する光ディスク基板
を成形時の収縮変形量に基づいて設計された金型を用い
て射出成形法によって製造するため、樹脂の収縮により
光ディスク基板の基準面の平面性を損なうことがない。
【0015】また、本発明の光ディスク基板において
は、光ディスク基板の基準面の厚さが読み取り面の厚さ
よりも薄いこと、さらには、金型の基準面を形成する金
型面が基準面中心から読み取り面側に向かって傾斜する
傾斜面とされていることから、固化時に光ディスク基板
中心に向かって樹脂の収縮が生じても、形成される基準
面の傾斜により相殺され、光ディスク基板の基準面の平
面性を損なうことがない。
【0016】したがって、このような光ディスク基板を
用いれば、情報の記録及び/又は再生に際して偏芯が生
じたり、ディスクが上下にばたつくといったことのない
正確な記録再生が行える光ディスクが獲得される。
【0017】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて、図面を参照しながら説明する。なお、本実施例で
は、本発明を光磁気ディスクに適用した場合を例にして
説明する。
【0018】本実施例の光磁気ディスクは、図1に示す
ように光ディスク基板31上に第1の誘電体層32,記
録磁性層33,第2の誘電体層34,反射層35よりな
る記録部36が形成され、さらに該記録部36を覆って
保護層37が形成されてなるものである。
【0019】上記光ディスク基板31は、図2に示すよ
うに円盤状で、内周部に基準面1、その外側に読み取り
面2を有している。上記基準面1は記録再生装置への取
付け面であり、取付けの都合上、基準面1中央にはセン
ターホール3と称される穴部が穿設されており、上記読
み取り面2は情報の記録再生を行う面として形成されて
おり、その表面には図示しないセクターマーク等の情報
信号がピットとして記録され、これら基準面1と読み取
り面2間には段差が形成されている。また、光ディスク
基板4の基準面1は読み取り面2よりも薄く形成されて
おり、本実施例の光ディスク基板においては、基準面1
の厚さaが0.8mm、読み取り面2の厚さbが1.2
mmとされている。
【0020】このような光ディスク基板は、図3に示さ
れるような金型に溶融樹脂を高圧下で射出注入し、固化
させることによって製造される。上記金型は、樹脂供給
部に接続される固定部5と固定部5に対向する可動部6
により構成されており、固定部5と可動部6の対向部に
光ディスク基板の形状を有する空間16を形成してい
る。
【0021】上記固定部5は、内部に樹脂供給孔8が穿
設されるスプルブッシュ7と内部に空気吸引孔10の設
けられた固定ミラー9により構成されており、略円筒状
の固定ミラー9中央に略円柱状のスプルブッシュ7が配
された形状とされている。該固定ミラー9の一主面9a
の光ディスク基板の読み取り面に対応する位置にセクタ
ーマーク等を形成するためのリング状のスタンパー11
が設置され、該スタンパー11を固定するために固定ミ
ラー9のスタンパー11内周に対応する位置にスタンパ
ー内周ガイド9bが突設され、かつ固定ミラー9のスタ
ンパー11外周に対応する位置にはスタンパー11を外
周より押さえ込んで固定するスタンパーホルダー12が
配設されている。また可動部6は、可動ミラー13とス
リーブ14およびパンチ15により形成されており、略
円筒状の可動ミラー13中央に略円筒状のスリーブ14
および略円柱状のパンチ15が配された形状となされて
おり、光ディスクの読み取り面に対応する位置に可動ミ
ラー13、基準面に対応する位置にスリーブ14、セン
ターホールに対応する位置にパンチ15が設けられてい
る。なお、パンチ15は可動である。
【0022】この時、可動部6の可動ミラー13の外径
が固定部5の固定ミラー9のスタンパーホルダー12に
より形成される隙間に嵌合する大きさとされており、固
定部5のスプルブッシュ7が固定ミラー9よりも突出し
て配され、可動部6のパンチ15の先端15aがスプル
ブッシュ7の樹脂供給孔8の先端部8aに嵌合するよう
になされており、スリーブ14が可動ミラー13よりも
奥まった位置に配されているため、スタンパーホルダー
12により形成される隙間に可動ミラー13を嵌合させ
て固定部5と可動部6を対向させると、固定部5と可動
部6間に基準面と読み取り面間に段差を有する光ディス
ク基板の形状を有する空間16が形成される。なお、図
4に示すように樹脂注入後にパンチ15を樹脂供給孔8
に嵌合させることにより、センターホールを形成でき
る。
【0023】なお、本実施例の光ディスク基板を製造す
る金型においては、可動部6のスリーブ14の基準面に
対応する金型面14aがパンチ15側から可動ミラー1
3側に向けて傾斜するように形成されている。ここで、
図5に示すようにスリーブ18の基準面に対応する金型
面18aが平面である従来の金型によって得られた光デ
ィスク基板では、図6に示すようにP方向に収縮するに
際して、基準面21全面に亘る領域D1 とセンターホー
ル23に対応した領域D2 で収縮率が異なることから、
センターホール23に落ち込みが発生し基準面21が傾
斜面となってしまう。この傾斜面の傾斜角度θは、基準
面21全面に亘る領域D1 の収縮率をS1 、センターホ
ール23に対応した領域D2 の収縮率をS2 とすると、
数1によって求められる。
【0024】
【数1】
【0025】例えば、基準面1の厚さaが0.8mm、
読み取り面2の厚さbが1.2mmである場合には、S
1 は0.6%,S2 が0.58〜0.59%であり、落
ち込みによって発生する傾斜の傾斜角度θは0.8°〜
1.6°、落ち込み量dは30〜50μm程度にまで至
ることになる。
【0026】一方、本実施例では、このような光ディス
ク基板基準面の落ち込み変形を予め考慮して、基準面に
対応する金型面14aに落ち込み変形によって形成され
る傾斜とは逆傾きの傾斜,すなわち図4に示すようにパ
ンチ15側と可動ミラー13側のスリーブ14の金型面
14aの高さの差Cが0.03mmとなるような傾斜角
0.8°〜1.6°の傾斜が付けられている。したがっ
て、空間16に射出注入された樹脂が固化する際に、光
ディスク基板中央方向に樹脂の収縮が発生し、基準面1
のセンターホール3の落ち込みが発生しても、本実施例
の光ディスク基板においては、該光ディスク基板を形成
する金型中のスリーブ14の基準面に対応する金型面1
4aが傾斜面とされいることから相殺され、平面性の良
好な基準面1を得ることができる。なお、本実施例の光
ディスク基板においては基準面の平面度を30μm以下
にすることが可能である。
【0027】よって、上述のような金型を用いて光ディ
スク基板を製造する際には、固定ミラー9内に設けられ
る空気吸引孔10より空間16内の空気を脱気し、高圧
下で樹脂供給部よりスプルブッシュ7の樹脂供給孔8を
介して空間16に溶融樹脂17を射出注入し、パンチ1
5を樹脂供給孔8に嵌合させてセンターホールを形成
し、固化させて光ディスク基板の製造を行う。
【0028】本実施例の光磁気ディスクは、図1に示す
ように、このようにして製造される光ディスク基板31
上に第1の誘電体層32,記録磁性層33,第2の誘電
体層34,反射層35よりなる記録部36を積層し、さ
らにこの記録部36の表面を保護層37で覆って構成さ
れる。記録部36を構成する機能膜のうち第1の誘電体
層32及び第2の誘電体層34としては、酸化物や窒化
物等が使用可能であるが、誘電体層中の酸素が記録磁性
層に悪影響を及ぼす虞れがあることから窒化物がより好
ましく、酸素および水分を透過させず且つ使用レーザ光
を十分に透過し得る物質として窒化珪素あるいは窒化ア
ルミニウム等が好適である。
【0029】また、上記記録磁性層33は、膜面に垂直
な方向に磁化容易方向を有する非晶質の磁性薄膜であっ
て、磁気光学特性に優れることは勿論、室温にて大きな
保磁力を持ち、且つ200℃近辺にキュリー点を持つこ
とが望ましい。このような条件に叶った記録材料として
は、希土類−遷移金属合金非晶質薄膜等が挙げられ、な
かでもTbFeCo系非晶質薄膜が好適である。この記
録磁性層33には、耐蝕性を向上させる目的で、Cr等
の添加元素が添加されていてもよい。
【0030】反射層35は、前記第2の誘電体層34と
の境界でレーザ光を70%以上反射する高反射率の膜に
より構成することが好ましく、非磁性金属の蒸着膜が好
適である。また、この反射層は、熱的に良導体であるこ
とが望ましく、入手の容易さや成膜の容易さ等を考慮す
ると、アルミニウムが適している。
【0031】これらの各層32,33,34,35は、
蒸着やスパッタ等の,いわゆる気相メッキ技術により形
成される。このとき各層の膜厚は任意に設定することが
できるが、通常は数百〜数千Å程度に設定される。これ
ら膜厚は、各層単独での光学的性質のみならず、組み合
わせによる効果を考慮して決めることが好ましい。これ
は、例えば記録磁性層33の膜厚がレーザ光の波長に比
べて薄い場合に、レーザ光が記録磁性層33を透過して
各層境界で反射した光と多重干渉し、膜厚の組み合わせ
により記録磁性層33の実効的な光学及び磁気光学特性
が大きく変動するためである。
【0032】さらに、上記記録部36上には上記保護層
37が形成されている。この保護層37は、記録部36
を大気中の水や酸素から隔離するために設けられてもの
である。この保護層36には、アクリル系紫外線硬化樹
脂等の紫外線硬化樹脂が用いられる。
【0033】このような構成の光磁気ディスクは、光デ
ィスク基板の基準面が精密に平面であるので、情報を記
録再生するに際して偏芯が生じたり、ディスクが上下に
ばたつくといったことがなく、正確な記録再生を行うこ
とが可能である。
【0034】本実施例では本発明の光ディスク基板を光
磁気ディスクに適用した場合を例にして説明したが、本
発明は光磁気ディスクに限らず各種光ディスクに適用可
能である。例えば、CD−ROM等では、上記ディスク
基板上にAl等の金属反射膜が成膜される。また追記型
光ディスクでは、上記光ディスク基板上に低融点金属薄
膜,相変化膜,有機色素を含有する膜等が形成される。
いずれの光ディスクにおいても、上記金型を用いて作製
された光ディスク基板を用いれば基準面が精密に平面で
あるので、同様に正確な記録再生を行うことが可能であ
る。
【0035】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明では、光ディスク基板内周部に形成される基準面と基
準面の外側に形成される読み取り面間に段差を有する光
ディスク基板を成形時の収縮変形量に基づいて設計され
た金型を用いて射出成形法によって製造するため、樹脂
の収縮により光ディスク基板の基準面の平面性を損なう
ことがなく、製造歩留りが良好で高品質な光ディスク基
板を得ることができる。
【0036】また、本発明の光ディスク基板において
は、光ディスク基板の基準面の厚さが読み取り面の厚さ
よりも薄いこと、さらには、金型の基準面を形成する金
型面が基準面中心から読み取り面側に向かって傾斜する
傾斜面とされていることから、固化時に光ディスク基板
中心に向かって樹脂の収縮が生じても相殺され、光ディ
スク基板の基準面の平面性を損なうことがなく、製造歩
留りが良好で高品質な光ディスク基板を得ることができ
る。
【0037】したがって、上記光ディスク基板を用いれ
ば、情報の記録及び/又は再生に際して偏芯が生じた
り、ディスクが上下にばたつくといったことのない正確
な記録再生が行える光ディスクが獲得できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスクの一構成例を示す
要部概略斜視図である。
【図2】本発明を適用した光ディスク基板を示す断面図
である。
【図3】本発明を適用した光ディスク基板を製造する金
型の一構成例を示す断面図である。
【図4】本発明を適用した光ディスク基板を製造する金
型を示す要部拡大断面図である。
【図5】従来の金型を示す要部拡大断面図である。
【図6】従来の金型によって製造された光ディスク基板
を示す断面図である。
【図7】光ディスク基板を示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・・・・基準面 2・・・・・・読み取り面 3・・・・・・センターホール 4・・・・・・光ディスク基板 5・・・・・・固定部 6・・・・・・可動部 13・・・・・可動ミラー 14・・・・・スリーブ 15・・・・・パンチ 16・・・・・空間

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク基板内周部に形成される基準
    面と基準面の外側に形成される読み取り面間に段差を有
    する光ディスク基板を成形時の収縮変形量に基づいて設
    計された金型を用い、射出成形法によって製造すること
    を特徴とする光ディスク基板。
  2. 【請求項2】 基準面の厚さが読み取り面の厚さよりも
    薄いことを特徴とする請求項1記載の光ディスク基板。
  3. 【請求項3】 基準面を形成する金型面が基準面中心か
    ら読み取り面側に向かって傾斜する傾斜面とされている
    ことを特徴とする請求項2記載の光ディスク基板。
  4. 【請求項4】 記録部を形成する基板として請求項1記
    載の光ディスク基板を用いることを特徴とする光ディス
    ク。
JP22713593A 1992-09-29 1993-09-13 光ディスク基板及びそれを用いた光ディスク並びに金型 Expired - Lifetime JP3655928B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996006432A1 (fr) * 1994-08-25 1996-02-29 Sony Corporation Disque optique
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