JPH0617608U - 爪切り器保持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】手が不自由な者でも爪切り器を手に持たないで
爪が切れること。 【構成】爪切り器取付け板（１６））を有する側板（１
３）（１４）を基台（１２）上に設ける。爪切り器取付
け板（１６）に爪切り器（１）の刃（４）（５）が指台
（１５）の方に向くよう固定する。指台（１５）を下方
向に押し下げることにより、バネ板の結合部（１１）と
テコ板の端（１０）の間隔が詰まり刃（４）（５）が接
触し指台（１５）の上にある指の爪を切ることが出来
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、爪切り器を手にもたなくても爪を切ることが出来る、爪切り器保 持具に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

爪切り器（１）は、二枚のバネ板（２）（３）の各々の一方の端に刃（４）（ ５）を設け、もう一方の端（６）（７）を結合固定し、刃（４）の手前にテコ板 （９）をピン（８）で取付けたもので、使用するときはテコ板の端（１０）とバ ネ板（２）（３）の結合部（１１）に指をあて、テコ板の端（１０）とバネ板の 結合部（１１）との間隔がつまるように力を加えて刃（４）（５）を接触させ、 刃（４）と刃（５）の間に置かれた爪を切る、テコを利用した道具である。手を 負傷したり、マヒなどの障害で爪切り器（１）が手に持てない場合や、指先に相 応の力が無い場合は自力で自分の爪を切ることができなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案の爪切り器保持具は、このような手の不自由な者でも爪切り器を手に 持つことなく簡単に爪を切ることができる爪切り器保持具を提供することにある 。

【０００４】

【課題を解決しようとする手段】

爪切り器（１）を使用状態にして爪切り器取付け板（１６）に固着し、指台（ １５）を下向運動することにより、爪切り器（１）のテコ板の端（１０）とバネ 板の結合部（１１）の間隔を短縮し、爪切り器（１）の刃（４）（５）を接触さ せることを特徴とする。

【０００５】

【作用】

爪切り器取付け板（１６）に、使用状態にした爪切り器（１）の刃（４）（５ ）を指台（１５）に向けて固定する。爪切り器（１）のバネ板の結合部（１１） は爪切り器取付け板（１６）に、テコ板の端（１０）は基台（１２）の上面に接 する。爪の切断部が刃（４）（５）の間になるよう位置して指を指台（１５）に 乗せる。指台（１５）に乗せた指で指台（１５）を下に押し下げるとテコ板の端 （１０）は、基台（１２）の上面をしゅう動しつつ、バネ板の結合部（１１）と の間隔をつめ、バネ板（２）（３）が作用して刃（４）（５）が接触し爪を切る ことが出来る。指台（１５）にのせた指の押し下げる力を抜けば、爪切り器取付 け板（１６）はバネ板（２）（３）の復元力に依り、テコ板の端（１０）を介し て押し上げられるから、つづけて爪を切ることが出来る。また指台（１５）にの せた指の力だけで指台（１５）を押し下げることが不可能の時は他の手を添えて 指台（１５）上の指又は爪切り器取付け板（１６）の先端を押し下げれば、容易 に爪を切ることが出来る。

【０００６】

【実施例】

この考案の実施例について説明する。

【０００７】 爪切り器取付け板（１６）の保持が可能であれば側板（１３）（１４）を柱状 にすることも出来る。

【０００８】

【考案の効果】

爪切り器（１）を手に持たないでも爪を切ることができるので障害者でも自身 で簡単に爪を切ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案の平面図。

【図２】 図１のＹ−Ｙ’に沿っての断面図。

【図３】 在来の爪切り器。

【図４】 この考案の側面図。

【符号の説明】

１ 爪切り器 ２ バネ板 ３ バネ板 ４ 刃 ５ 刃 ６ バネ板の端
７ バネ板の端 ８ ピン ９ テコ板 １０ テコ板の端
１１ バネ板の結合部 １２ 基台 １３ 側板 １４ 側板
１５ 指台 １６ 爪切り器取付け板

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】指台（１５）を有する爪切り器取付け板
   （１６）を、可動状に側板（１３）（１４）に保持し、
   基台（１２）に側板（１３）（１４）を固定した爪切り
   器保持具。