JPH06174634A - 光検出形流体用測定セル - Google Patents

光検出形流体用測定セル

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JPH06174634A
JPH06174634A JP35257692A JP35257692A JPH06174634A JP H06174634 A JPH06174634 A JP H06174634A JP 35257692 A JP35257692 A JP 35257692A JP 35257692 A JP35257692 A JP 35257692A JP H06174634 A JPH06174634 A JP H06174634A
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JP
Japan
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fluid
cell
measurement
light
measuring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP35257692A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Toyohara
慶一郎 豊原
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DKK Corp
Original Assignee
DKK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ある流体についての測定時と校正時、または
2種類の流体についての測定時における流体供給ライン
の切換作業を簡略化する。セル内の洗浄を不要にする。 【構成】 流体を介した測定光の受光信号に基づいて前
記流体に関する測定を行う光検出形流体用測定セルに関
する。第1の流体が第1の内部空間に供給され、第2の
流体が第2の内部空間に供給され、前記測定光aが内部
空間に照射されるセルケース100と、第1及び第2の
内部空間を相互に隔離し、かつ、第1及び第2の内部空
間の容積を変化させてこれらの内部空間の流体に測定光
aが交互に照射されるようにセルケース100内を移動
する隔離体201とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体試料を介した測定
光を検出して流体試料の分析を行うための光検出形流体
用測定セルに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、流体試料を透過した特定波長の
測定光を検出して有機汚濁物質を有する水質の測定装置
においては、発光部及び受光部を含む測定用光学系の劣
化や液体試料に接触するセル窓の汚れ等に起因して測定
値に誤差を生じるため、測定精度を高く保つべく適当な
周期で装置のゼロ校正やスパン校正を行う必要がある。
この場合、従来の校正手段としては、予め準備した校正
液を人為的に測定セル内に導入してゼロ調整や感度調整
を行ったり、校正液の導入から調整に至る一連の作業を
自動化した自動校正等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、何れの校正
手段においても、測定セル内に校正液を導入するために
液体試料及び校正液の供給ラインを切り換えなくてはな
らず、そのための作業が煩雑であって極めて能率が悪
く、また、配管構成も複雑なものであった。これらの問
題は、同一の測定セルを用いて2種類の液体試料を前後
して測定したい場合、更には、液体試料のみならず気体
試料を対象とする場合にも同様に存在する。また、特に
液体試料を対象とする場合においては、同一の測定セル
内に相前後して2種類の液体が導入されると共に液体試
料中には不純物質が含まれているため、測定精度や校正
精度を高く保つには液体を切り換えるたびにセル内を充
分に洗浄しなくてはならず、この洗浄作業が全体の処理
工程の複雑化、長期化を招いていた。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、供給ラインの煩
雑な切り換え作業を要することなく、流体試料と校正用
流体、あるいは2種類の流体試料等、2種類の流体を交
互に測定用光学系に導入できるようにし、しかも洗浄工
程を省略することができる光検出形流体用測定セルを提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、2種類の流体を第1及び第2の内部空間
に各々導入するセルケースと、第1及び第2の内部空間
を気密的、液密的に隔離する隔離体とを備えている。前
記セルケースには測定用光学系を構成する発光部及び受
光部が付設され、また、前記隔離体は、第1及び第2の
内部空間の容積を変化させて前記測定光が照射される内
部空間を切り換えるべくセルケース内を移動可能に構成
されている。
【0006】
【作用】本発明では、隔離体の移動によって測定光が照
射される内部空間が切り換わるため、第1及び第2の内
部空間に異なる種類の流体を導入して隔離体を移動させ
ることにより、流体試料に対する測定及び校正や、2種
類の流体試料についての測定を行うことができる。ま
た、隔離体はセルケース内面に密接しているため、隔離
体の移動と同時にセルケース内面や光学系の検出窓に付
着した不純物質を払拭することが可能である。
【0007】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の一実施例にかかる測定セルの構造を
示す斜視図であり、この測定セルは、液体試料中に特定
波長の測定光を通過させ、その受光信号から液体試料中
の汚濁物質等の濃度を測定して液体試料を分析するため
のものである。
【0008】図において、100は有底円筒状のセルケ
ースであり、その軸方向のほぼ中央部には、測定光aが
セルケース100の中心軸に直交するように対向配置さ
れた発光部101及び受光部102が取付けられてい
る。発光部101内には発光素子が、受光部102には
受光素子(何れも図示せず)がそれぞれ内蔵されてお
り、発光素子からの測定光は各部101,102の検出
窓(セル窓)101a,102aを介して受光素子に到
達する。なお、検出窓101a,102aはセルケース
100の内側に露出していてセルケース100の内周面
と同一の曲率に形成されている。
【0009】セルケース100の中心軸に沿って発光部
101及び受光部102の前後には、2種類の液体(例
えば液体試料と校正液、あるいは2種類の液体試料)の
供給部103,105と排出部104,106とが配置
されている。ここで、供給部103と排出部104、及
び、他の供給部105と排出部106は各々同軸上に配
置される。
【0010】上記セルケース100の内部には、この内
部を液密的に密閉した状態で第1及び第2の内部空間に
二分する隔離体としての隔離板201が収納されてい
る。この隔離板201はセルケース100の内周面に適
合するように円板状に形成されており、その背面には支
持ロッド202が連結されている。支持ロッド202
は、測定光aを遮らないように平面から見てほぼコ字形
に形成されている。また、隔離板201の外周端面には
シール材を周設すると共に、このシール材を払拭性の高
い材料にて形成することが望ましい。
【0011】支持ロッド202の後端部には駆動ロッド
203が連結されていると共に、この駆動ロッド203
はセルケース100後端部のシール部204内のスラス
ト軸受を介して外部の駆動装置に連結されている。駆動
ロッド203は、外部の駆動装置によりセルケース10
0の中心軸に沿って往復動自在であり、これにより支持
ロッド202を介して隔離板201もセルケース100
の内部を往復動する。この場合の往復動の行程は、少な
くとも測定光aが通過する空間を第1または第2の内部
空間に切り換えることができる距離とし、しかも、セル
ケース100の両端部にまで移動してすべての供給部1
03,105及び排出部104,106が連通すること
がない距離に設定される。
【0012】次に、この実施例の動作を説明する。ここ
では、測定装置を周期的に校正するため、測定光aが通
過する液体を試料と校正液とに切り換えるものとする。
このため、例えば、供給部103及び排出部104を介
してセルケース100の第1の内部空間に液体試料を流
通させ、供給部105及び排出部106を介して第2の
内部空間に校正液を流通させる。
【0013】こうしてセルケース100内に両液体を常
に流通させておき、試料測定時には、図1に一点鎖線で
示すように隔離板201を供給部105及び排出部10
6寄りに移動させて第1の内部空間の容積を増し、測定
光aを第1の内部空間の液体試料中に通過させて測定を
行う。なお、測定原理としては、特定波長の測定光が吸
収されたことを受光信号から検出して試料中の特定物質
の量や濃度を測定すること等があるが、その詳細は本発
明の要点ではないため、詳述を省略する。
【0014】次いで、測定装置の校正を行う場合、隔離
板201を供給部103及び排出部104寄りに移動さ
せて第2の内部空間の容積を増し、測定光aを第2の内
部空間の校正液中に通過させて測定を行い、ゼロ校正や
スパン校正を行う。この際、校正液としては測定セルの
外部にゼロ校正液とスパン校正液とを用意しておき、必
要に応じてこれらを切り換えて供給部105から第2の
内部空間へ導入すれば良い。
【0015】そして、校正が終了したら、隔離板201
を図の右側に移動させて再び測定を行い、以後、一定周
期にて測定及び校正を繰り返し実行する。この間、隔離
板201がセルケース100の内周面に密接して往復動
するのに伴い、検出窓101a,102aやセルケース
100の内周面に付着した液体試料や汚濁物質、校正液
等が払拭されるので、これらが不純物質として校正液や
液体試料中に混入する恐れはない。従って、セルケース
100内に洗浄液を供給する洗浄工程を省略することが
できる。
【0016】以上のような動作により、液体試料と校正
液とをセルケース100内に常時流通させた状態で測定
動作及び校正動作を一定周期で切り換えながら実行する
ことができる。なお、隔離板201の往復動は、マイク
ロコンピュータ等を有する制御回路を用いて駆動装置内
のモータの正転、逆転を一定周期で制御すること等によ
って可能であり、前記制御回路により光学系の制御や受
光部102における受光信号の処理、分析演算やその結
果の記憶、表示、外部への通信等を行えば、測定装置全
体の自動化が可能である。
【0017】次に、図2は本発明の他の実施例を示して
いる。この実施例は、隔離板201と駆動ロッド203
とを連結すると共に、測定光aが駆動ロッド203によ
り遮られないように発光部101及び受光部102をセ
ルケース100の中心軸に対し偏心させて配置したもの
である。この実施例によれば、隔離板201の支持構造
を簡素化できる利点があり、製造コストを低減すること
ができる。
【0018】なお、上記実施例では隔離板201の移動
により液体試料と校正液とを切り換える場合について説
明したが、2種類の液体試料を分析するためにこれらを
切り換える場合や、その他、気体試料についても同様な
用途に適用することができる。また、本発明は、実施例
のような光透過形のものばかりでなく、散乱光や反射光
により流体試料の分析を行う形式の測定セルにも適用可
能である。
【0019】セルケースは内部空間を有する筒形であれ
ばよいから、角筒状に形成しても良い。隔離体として
は、実施例のように板状に形成するのが製造上、コスト
上も有利であるが、隔離体を有底筒状に形成してセルケ
ースと共に二重筒を構成し、この隔離体の周面に測定光
及び流体を通過させるためのスリット等を適宜、形成す
れば、セルケースは隔離体に対し面接触状態になって隔
離体に対する好適なガイド部材とすることができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、隔離体を
移動させるだけで測定光が照射される流体を切り換える
ことができる。このため、試料流体の測定と測定装置の
校正、あるいは2種類の試料流体の測定等に際し、従来
のように流体の供給ルートを切り換えるための煩雑な作
業や配管構成が不要になり、測定作業や校正作業の簡便
化及び迅速化、構造の簡略化を図ることができる。
【0021】特に液体を導入する場合には、セルケース
内面に密接している隔離体の移動に伴ってセルケース内
面や光学系の検出窓に付着した不純物質を払拭すること
ができ、独立した洗浄工程を不要にして処理時間を一層
短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
100 セルケース 101 発光部 101a,102a 検出窓 102 受光部 103,105 供給部 104,106 排出部 201 隔離板 202 支持ロッド 203 駆動ロッド 204 シール部 a 測定光

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を介した測定光の受光信号に基づい
    て前記流体に関する測定を行う光検出形流体用測定セル
    において、 第1の流体が第1の内部空間に供給され、第2の流体が
    第2の内部空間に供給され、かつ、前記測定光が内部空
    間に照射されるセルケースと、 第1及び第2の内部空間を相互に隔離し、かつ、第1及
    び第2の内部空間の容積を変化させてこれらの内部空間
    に前記測定光が交互に照射されるように前記セルケース
    内を移動する隔離体と、 を備えたことを特徴とする光検出形流体用測定セル。
JP35257692A 1992-12-10 1992-12-10 光検出形流体用測定セル Withdrawn JPH06174634A (ja)

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JP35257692A JPH06174634A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 光検出形流体用測定セル

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JP35257692A JPH06174634A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 光検出形流体用測定セル

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JP35257692A Withdrawn JPH06174634A (ja) 1992-12-10 1992-12-10 光検出形流体用測定セル

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JP (1) JPH06174634A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140034319A (ko) * 2011-07-20 2014-03-19 씨.롭.해머스테인 게엠베하 앤 코. 케이쥐 하나 이상의 멈춤부를 포함하는 자동차 시트용 조절 장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140034319A (ko) * 2011-07-20 2014-03-19 씨.롭.해머스테인 게엠베하 앤 코. 케이쥐 하나 이상의 멈춤부를 포함하는 자동차 시트용 조절 장치

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