JPH06174505A - ガス供給設備異常監視装置 - Google Patents

ガス供給設備異常監視装置

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JPH06174505A
JPH06174505A JP4330235A JP33023592A JPH06174505A JP H06174505 A JPH06174505 A JP H06174505A JP 4330235 A JP4330235 A JP 4330235A JP 33023592 A JP33023592 A JP 33023592A JP H06174505 A JPH06174505 A JP H06174505A
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pressure
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伸二 宮内
Shinichi Nakane
伸一 中根
Kazutaka Asano
一高 浅野
Makoto Tsuboi
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス非使用時においてもガス供給設備異常を
常時監視し、かつガス供給設備異常監視を圧力調整器の
閉塞時の閉塞圧特性のばらつきや圧力検出手段、圧力検
出回路等の温度特性等の影響を回避する。 【構成】 ガス使用停止直後のガス閉塞圧を記憶するガ
ス閉塞圧記憶手段15、および時間を計時する計時手段
14が設けられている。これによって圧力センサ6から
の測定圧力信号とガス流量検出手段7からのガス流量信
号と計時手段14からの時計信号とによって、ガス使用
停止以降のガス閉塞圧を計時手段14からの所定時間毎
の計時信号入力時にガス閉塞圧記憶手段15にガス閉塞
圧基準値として更新させ、かつ更新後のガス閉塞圧基準
値と更新時以降の圧力センサ6からの測定圧力信号とを
比較することによって、ガス供給設備の異常を検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス供給路、ガス供給
圧力調整機器等の異常を検出するガス供給設備異常監視
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガスメータから下流側については、ガス
メータにガス器具の使用時間を監視し、規定値以上の長
時間使用はガス器具の消し忘れと判断し、ガスの供給を
停止するガス遮断装置が組み込まれるようになってい
る。また、ガスメータから上流側については、ガス配管
内のガス圧と、ガスメータからガス器具等へ供給される
ガス流量とにより、ガス圧力変動を監視し、異常検出を
行うものが提案されている。
【0003】この種の従来のガスメータの上流側のガス
供給設備異常を検出する装置について図8を用いて説明
する。
【0004】図8において、1はガスボンベ、2はボン
ベ1の元栓、3は圧力調整器、4はガスメータ、5はガ
ス配管、6はガス配管5に接続されたガス圧力を測定す
る圧力センサ、7はガス配管5内のガス流量を測定する
流量センサ、8はガス器具である。さらに、9は流量セ
ンサ7からの流量信号を入力するコンパレータ、10は
圧力センサ6からの圧力検出信号を入力するコンパレー
タ、11はゲート回路でコンパレータ9、10からの出
力信号を入力し、論理積演算した出力をタイマ回路12
へ出力するように接続され、タイマ回路12は、所定時
間以上ゲート回路11から出力信号が継続すれば次段の
出力手段13へ信号を出力するように接続されている。
そして、流量センサ7が所定流量以上検出時に、すなわ
ち、ガス器具8使用時に、圧力センサ6からの圧力検出
信号が所定の上限値(例えば、330mmH2 O)以上
か、所定の下限値(例えば、230mmH2 O)以下で
あれば、ゲート回路11が異常時の出力信号をタイマ回
路12へ出力し、タイマ回路12では、この状態が所定
時間継続時に出力手段13へ異常である出力信号を出力
する。出力手段13では、所定のガス供給設備異常を示
すLEDを点灯あるいは点滅させたり、ガスの供給を停
止させたりする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、ガス使用時におけるガス供給設備異常の検
出は行えるが、ガス非使用時、すなわちガス閉塞時のガ
ス供給設備異常の検出が行えない。すなわち、ガスの使
用停止後から次の使用時まではガス漏れ等の発生を検出
できず危険回避が行えない。また、ガス閉塞時に外気温
度、日光等によりガス供給設備内のガスの温度上昇によ
る膨張現象からの圧力上昇の有無によって閉塞時のガス
供給設備の異常(漏れ等)を検出する場合、圧力調整器
の閉塞時の閉塞圧特性によって、ガス使用停止時の閉塞
圧検出値のばらつきのため、その後天候等が不順であっ
た場合、所定量の圧力上昇が検出できなかったり、圧力
検出手段や圧力検出回路等の温度特性によって、圧力上
昇と反対の温度特性を有するものでは、ガス漏れ等の異
常検出が行えなかったり、誤検出するという課題があっ
た。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、ガス
非使用時においてもガス供給設備異常を常時監視し、か
つガス供給設備異常監視を圧力調整器の閉塞時の閉塞圧
特性のばらつきや圧力検出手段、圧力検出回路等の温度
特性等の影響を回避できる信頼性の高いガス供給設備異
常監視装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成する、第1の解決手段として、ガス流体の圧力を測
定する圧力センサと、ガス流量を計量するガス流量検出
手段と、ガス流体を供給するガス配管と、ガス使用停止
直後のガス閉塞圧を記憶するガス閉塞圧記憶手段と、時
間を計時する計時手段と、圧力センサからの測定圧力信
号とガス流量検出手段からのガス流量信号と計時手段か
らの計時信号とを入力し、ガス使用停止以降のガス閉塞
圧を計時手段からの所定時間毎の計時信号入力時に、ガ
ス閉塞圧記憶手段にガス閉塞圧基準値として更新させ、
かつ更新後のガス閉塞圧基準値と更新時以降の圧力セン
サからの測定圧力信号とを比較し、ガス供給設備の異常
判定を行うガス圧力監視手段とから構成したものであ
る。
【0008】また、第2の解決手段として、ガス流体の
圧力を測定する圧力センサと、ガス流量を計量するガス
流量検出手段と、ガス流体を供給するガス配管と、ガス
使用停止直後のガス圧力をガス閉塞圧基準値として記憶
するガス閉塞圧記憶手段と、ガス非使用時の圧力センサ
からの測定圧力信号とガス閉塞圧基準値とを入力し比較
判定した比較結果信号を出力する比較手段と、圧力セン
サからの測定圧力信号とガス流量検出手段からのガス流
量信号と比較手段からの比較結果信号を入力し、ガス使
用停止以降の圧力センサからの測定圧力信号が前記ガス
使用停止直後のガス閉塞圧基準値より低いときガス閉塞
圧記憶手段にガス閉塞圧基準値として更新させ、かつ、
更新後のガス閉塞圧基準値と更新時以降の圧力サンセか
ら測定圧力信号とを比較し、ガス供給設備の異常判定を
行うガス圧力監視手段とから構成したものである。
【0009】
【作用】本発明は上記構成によって、下記の作用が得ら
れる。
【0010】第1の解決手段により、ガス非使用時にお
いて、ガス閉塞圧力を所定時間経過毎に更新し、常に更
新されたガス閉塞圧基準値によって、外気温度、日光等
によりガス供給設備内のガスの温度上昇による膨張現象
での圧力上昇の有無を判定する。よって、圧力調整器の
閉塞時の閉塞圧特性のばらつきや圧力検出手段、圧力検
出回路等の温度特性による影響を所定時間毎に解消する
こととなる。
【0011】第2の解決手段により、さらに圧力調整器
の閉塞時の閉塞圧特性のばらつきで初期閉塞圧力値を異
常に高く検出した場合でも、閉塞圧基準値を圧力調整器
の調整圧力値まで更新できるため、外気温度、日光等に
よるガス供給設備内のガスの温度上昇での圧力上昇の有
無を検出する機会を常に確保できる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を図1から図5を参照し
て説明する。なお上記従来例と同一相当部分には同一符
号を付与して説明する。
【0013】実施例1 図1は実施例1のガス供給設備異常監視装置の制御ブロ
ック図である。同図において、14は、時間を計時する
計時手段、15は、ガス閉塞圧検出値を記憶するガス閉
塞圧記憶手段、16は、圧力センサ6からの測定圧力信
号とガス流量検出手段(以下、流量センサとする)7か
らのガス流量信号と計時手段14からの計時信号とを入
力し、ガス非使用時のガス閉塞圧を計時手段14からの
所定時間毎の計時信号入力時に、ガス閉塞圧記憶手段1
5にガス閉塞圧基準値として更新させ、かつ更新後のガ
ス閉塞圧基準値と更新時以降の圧力センサ6からの測定
圧力信号とを比較し、ガス供給設備の異常判定を行うガ
ス圧力監視手段である。
【0014】さらにガス圧力監視手段16は、ガス漏れ
またはガス供給設備異常検出時に、電話回線インターフ
ェース17を介して電話回線により、ガス供給業者等
(図示せず)へ通報するように接続されている。
【0015】ガス圧力監視手段16は圧力センサ6から
圧力検出信号を、流量センサ7からガス流量信号を入力
し、次のようなガス圧力正常・異常判定を行う。
【0016】図2は各時刻:Tにおける圧力センサ6か
らの圧力検出信号:Pである。圧力検出信号は、ガス圧
力に比例したアナログ出力信号を出力するように構成さ
れている。
【0017】図3は各時刻:Tにおける外気温度:Ta
である。ガス配管5内のガスの温度は、ほぼ外気温度
(Ta)に近い値を示す。
【0018】<ガス非使用時の圧力変動検査(ガス漏れ
検査)>図2に示すように、T=T1〜T2〜T3のガ
ス非使用時において、ガス配管5への日照、外気温度変
動等によるガス圧力上昇(閉塞ガスの圧力上昇:ボイル
ーシャルルの法則によると、37.8[mmH2 O/℃]
である。)が発生する。このときガス配管5内の温度
は、図3に示すようにほぼ外気温度と同様に、6:00
頃より上昇し、14:00頃まで上昇傾向を示す。この
間ガス圧力監視手段16は、T=T1〜T2のガス非使
用時におけるガス圧力上昇時に、ガス閉塞圧記憶手段1
7に記憶されたT=T1における初期閉塞圧力値と、計
時手段14からの所定時間(15〜30分)毎に検出し
たガス閉塞圧力値とを比較することにより閉塞圧力上昇
が確認されるため、ガス供給設備である圧力調整器3、
ガス配管5、ガスメータ4やガス消費設備であるガス器
具8等からガス漏れがないことを判明する。
【0019】このとき、初期閉塞圧力値は、図2のA,
Bのように圧力調整器3の特性(温度特性、経年変化
等)によってばらつきが生じる。しかし、図3のように
外気温度:Taが、一日を通じて一定量以上有る場合や
日照等の影響を受ける場所にガス供給設備が有る場合
は、圧力上昇はかなり発生するので初期閉塞圧力値A,
Bいずれの場合でもT=T2の近傍にて、所定の圧力上
昇判定レベル(ΔPS)を越えるためガス供給設備等か
らのガス漏れの発生は無いと判定できる。
【0020】ところが、外気温度:Taは、天候不順、
曇や雨天等の場合には、必ずしも大きな圧力上昇は発生
しない。また、ガスの使用停止時が外気温度等の低下傾
向の時である場合もある。
【0021】図4、5に示すように、T=T4〜T5〜
T6〜T7のガス非使用時において、使用停止時には、
ガス配管5への日照、外気温度上昇等の発生が無く、一
定時間経過後、外気温度上昇等によりガス圧力上昇が発
生する場合がある。このときガス配管5内の温度は、図
5に示すようにガス使用停止時より外気温度が低下し、
その後T=T5頃より上昇傾向を示す。この間ガス圧力
監視手段16は、T=T4〜T7のガス非使用時におけ
るガス圧力上昇時に、ガス閉塞圧記憶手段17に記憶さ
れたT=T4における初期閉塞圧力値と、計時手段14
からの所定時間(15〜30分)毎に検出したガス閉塞
圧力値とを比較することになるが、このとき、初期閉塞
圧力値は、図4のC,Dのように圧力調整器3の閉塞圧
特性(温度特性、経年変化等)によって、図2と同様に
ばらつきが生じる。ここで、初期閉塞圧力値が、低い
(C)場合でも、高い(D)の場合でも、この初期閉塞
圧力値から外気温度低下によって、ガス供給設備内のガ
ス収縮のための所定の圧力レベル(圧力調整器の調整
圧:PK)まで圧力調整器のガバナ特性により閉塞圧力
値は低下する。
【0022】ガス圧力監視手段16は、計時手段14か
らの計時信号を入力し、ガス非使用時のガス閉塞圧を所
定時間毎の計時信号入力時に、ガス閉塞圧記憶手段15
にガス閉塞圧基準値として更新させるため、T=T5
に、初期閉塞圧力値が閉塞圧力値(PK)に更新され
る。
【0023】その後、T=T6の時、所定の圧力上昇判
定レベル(ΔPS)を越える(図4のF点)ため、この
時点でガス供給設備からのガス漏れの発生は無いと判定
できる。
【0024】また、T=T4〜T5〜T6〜T7のガス
非使用時において、ガス配管5への日照、外気温度上昇
等の発生があった場合に、外気温度上昇等によりガス圧
力上昇が発生しなければ、ガス圧力監視手段16はガス
供給設備(圧力調整器3、ガスメータ4、ガス配管5
等)からの漏れがあると判定できる。このような状況
が、所定頻度発生したとき、ガス圧力監視手段16は、
ガス供給設備(圧力調整器3、ガスメータ4、ガス配管
5等)からの漏れがあると確定して、電話回線インター
フェース17を介して電話回線により、ガス供給業者等
(図示せず)へ通報することになる。
【0025】さらに、図6に示すように、周囲温度(T
c)に対して同一圧力値に対して正、負の温度特性(Δ
Vo/ΔTc:図6のG、ΔVo’/Tc:図6のH)
を有する圧力検出手段(圧力センサ6)や圧力検出回路
等があった場合にも、一定時間毎に閉塞圧力値を更新す
るために、温度特性の影響を所定時間毎に解消すること
となり、所定の圧力上昇判定レベル(ΔPS)を越える
圧力上昇があったとき、この時点でガス供給設備からの
ガス漏れの発生は無いと判定できる。
【0026】なお本実施例では、圧力センサ6と流量セ
ンサ7とはガスメータ4の外部に接続されるように構成
されているが、ガスメータ4に内蔵する構成でも同様の
効果を有することは言うまでもない。
【0027】また、圧力センサ6や流量センサ7を圧力
調整器3に内蔵する構成でも同様の効果を有することは
言うまでもない。
【0028】さらに、ガス圧力監視手段16は、マイク
ロコンピュータによるフソトウェアロジックにより実現
してもよいし、デジタル回路によって実現しても同様の
効果を有することは言うまでもない。
【0029】実施例2 図7は実施例2のガス供給設備異常監視装置の制御ブロ
ック図である。同図において、実施例1と同一相当部分
には同一符号を付与して説明する。
【0030】18は、ガス非使用時の圧力センサ6から
の測定圧力信号とガス閉塞圧記憶手段15からのガス閉
塞圧基準値とを入力し比較判定した比較結果信号を出力
する比較手段、19は、圧力センサ6からの測定圧力信
号と流量センサ7からのガス流量信号と比較手段18か
らの比較結果信号を入力し、ガス使用停止以降の圧力セ
ンサ6からの測定圧力信号が前記ガス使用停止直後のガ
ス閉塞圧基準値より低いときガス閉塞圧記憶手段15に
ガス閉塞圧基準値として更新させ、かつ、更新後のガス
閉塞圧基準値と更新時以降の圧力センサ6からの測定圧
力信号とを比較し、ガス供給設備の異常判定を行うガス
圧力監視手段である。
【0031】さらにガス圧力監視手段19は、ガス漏れ
またはガス供給設備異常検出時に、電話回線インターフ
ェース17を介して電話回線により、ガス供給業者等
(図示せず)へ通報するように接続されている。
【0032】ガス圧力監視手段19は圧力センサ6から
圧力検出信号を、流量センサ7からガス流量信号を入力
し、次のようなガス圧力正常・異常判定を行う。
【0033】以下、実施例1と同様に、図2〜図5を基
に説明する。 <ガス非使用時の圧力変動検査(ガス漏れ検査)>図2
に示すように、T=T1〜T2〜T3のガス非使用時に
おいて、ガス配管5への日照、外気温度変動等によるガ
ス圧力上昇(閉塞ガスの圧力上昇:ボイル−シャルルの
法則によると、37.8[mmH2 O/℃]である。)が
発生する。このときガス配管5内の温度は、図3に示す
ようにほぼ外気温度と同様に、6:00頃より上昇し、
14:00頃まで上昇傾向を示す。この間ガス圧力監視
手段19は、T=T1〜T2のガス非使用時におけるガ
ス圧力上昇時に、ガス閉塞圧記憶手段17に記憶された
T=T1における初期閉塞圧力値と、圧力センサ5によ
って検出されたガス閉塞圧力値とを比較することにより
閉塞圧力上昇が確認されるため、ガス供給設備である圧
力調整器3、ガス配管5、ガスメータ4やガス消費設備
であるガス器具8等からガス漏れがないことが判明す
る。このとき、初期閉塞圧力値は、図2のA,Bのよう
に圧力調整器3の特性(温度特性、経年変化等)によっ
てばらつきが生じる。しかし、図3のように外気温度:
Taが、一日を通じて一定量以上有る場合や日照等の影
響を受ける場所にガス供給設備が有る場合は、圧力上昇
はかなり発生するので初期閉塞圧力値A,Bいずれの場
合でもT=T2の近傍にて、所定の圧力上昇判定レベル
(ΔPS)を越えるためガス供給設備等からのガス漏れ
の発生は無いと判定できる。
【0034】ところが、外気温度:Taは、天候不順、
曇や雨天等の場合には、必ずしも大きな圧力上昇は発生
しない。また、ガスの使用停止時が外気温度等の低下傾
向の時である場合もある。
【0035】図4、5に示すように、T=T4〜T5〜
T6〜T7のガス非使用時において、使用停止時には、
ガス配管への日照、外気温度上昇等の発生が無く、一定
時間経過後、外気温度上昇等によりガス圧力上昇が発生
する場合がある。このときガス配管5内の温度は、図5
に示すようにガス使用停止時より外気温度が低下し、そ
の後T=T5頃より上昇傾向を示す。この間比較手段1
8は、T=T4〜T7のガス非使用時におけるガス圧力
上昇時に、ガス閉塞圧記憶手段17に記憶されたT=T
4における初期閉塞圧力値と、圧力センサ5によって検
出したガス閉塞圧力値とを比較することになるが、この
とき、初期閉塞圧力値は、図4のC,Dのように圧力調
整器3の閉塞圧特性(温度特性、経年変化等)によっ
て、図2と同様にばらつきが生じる。ここで、初期閉塞
圧力値が、低い(C)場合でも、高い(D)の場合で
も、この初期閉塞圧力値から外気温度低下によって、ガ
ス供給設備内のガス収縮のため所定の圧力レベル(圧力
調整器の調整圧:PK)まで圧力調整器3のガバナ特性
により閉塞圧力値は低下する。
【0036】比較手段18は、ガス非使用時のガス閉塞
圧が初期閉塞圧力値より低いときに、この結果の信号を
ガス圧力監視手段19へ出力する。ガス圧力監視手段1
9は、このときの圧力センサ5で検出されたガス閉塞圧
力値をガス閉塞圧記憶手段15にガス閉塞圧基準値とし
て更新するため、T=T5に、初期閉塞圧力値が閉塞圧
力値(PK)に更新される。
【0037】その後、T=T6の時、所定の圧力上昇判
定レベル(ΔPS)を越える(図4のF点)ため、この
時点でガス供給設備からのガス漏れの発生は無いと判定
できる。
【0038】また、T=T4〜T5〜T6〜T7のガス
非使用時において、ガス配管5への日照、外気温度上昇
等の発生があった場合に、外気温度上昇等によりガス圧
力上昇が発生しなければ、ガス圧力監視手段19はガス
供給設備(圧力調整器3、ガスメータ4、ガス配管5
等)からの漏れがあると判定できる。このような状況
が、所定頻度発生したとき、ガス圧力監視手段16は、
ガス供給設備(圧力調整器3、ガスメータ4、ガス配管
5等)からの漏れがあると確定して、電話回線インター
フェース17を介して電話回線により、ガス供給業者等
(図示せず)へ通報することになる。
【0039】なお本実施例では、圧力センサ6と流量セ
ンサ7とはガスメータ4の外部に接続されるように構成
されているが、ガスメータ4に内蔵する構成でも同様な
効果を有することは言うまでもない。
【0040】また、圧力センサ6や流量センサ7を圧力
調整器3に内蔵する構成でも同様の効果を有することは
言うまでもない。
【0041】さらに、ガス圧力監視手段19は、マイク
ロコンピュータによるソフトウェアロジックにより実現
してもよいし、デジタル回路によって実現しても同様の
効果を有することは言うまでもない。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように本発明のガス供給設
備異常監視装置によれば、以下に示す効果がある。
【0043】ガス非使用時においてもガス供給設備異常
監視が可能となり、ガス供給設備異常監視装置の信頼性
が大きく向上する。
【0044】また、圧力調整器の閉塞時の閉塞圧特性の
ばらつきや圧力検出手段、圧力検出回路等の温度特性に
よる影響を回避して、常時ガス供給設備の異常監視が行
える。
【0045】さらに圧力調整器の閉塞時の閉塞圧特性の
ばらつきで初期閉塞圧力値を異常に高く検出した場合で
も、閉塞圧基準値を所定の圧力値まで更新できるため、
その後の外気温度、日光等によるガス供給設備内のガス
の温度上昇での圧力上昇の有無を検出する機会を常に確
保でき、誤検出、誤動作の無い信頼性の高いガス供給設
備の異常(ガス漏れ、圧力調整器異常等)監視を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるガス供給設備異常監
視装置の制御ブロック図
【図2】同装置における圧力変化特性図
【図3】同装置における外気度変化特性図
【図4】同装置における圧力変化特性図
【図5】同装置における外気度変化特性図
【図6】同装置の圧力検出手段、圧力検出回路の周囲温
度変化に対する圧力検出出力電圧特性図
【図7】本発明の第2実施例におけるガス供給設備異常
監視装置の制御ブロック図
【図8】従来のガス供給設備異常監視装置の制御ブロッ
ク図
【符号の説明】
3 圧力調整器 5 ガス配管 6 圧力センサ 7 ガス流量検出手段 14 計時手段 15 ガス閉塞圧記憶手段 16 ガス圧力監視手段 18 比較手段 19 ガス圧力監視手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坪井 誠 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス流体の圧力を調整する圧力調整器と、
    前記ガス流体の圧力を測定する圧力センサと、ガス流量
    を計量するガス流量検出手段と、前記ガス流体を供給す
    るガス配管と、ガス使用停止直後のガス閉塞圧を記憶す
    るガス閉塞圧記憶手段と、時間を計時する計時手段と、
    前記圧力センサからの測定圧力信号と前記ガス流量検出
    手段からのガス流量信号と前記計時手段からの計時信号
    とを入力し、ガス使用停止以降のガス閉塞圧を前記計時
    手段からの所定時間毎の計時信号入力時に前記ガス閉塞
    圧記憶手段にガス閉塞圧基準値として更新させ、かつ前
    記更新後のガス閉塞圧基準値と更新時以降の前記圧力セ
    ンサからの測定圧力信号とを比較し、ガス供給設備の異
    常判定を行うガス圧力監視手段とで構成されたガス供給
    設備異常監視装置。
  2. 【請求項2】ガス流体の圧力を調整する圧力調整器と、
    前記ガス流体の圧力を測定する圧力センサと、前記ガス
    流量を計量するガス流量検出手段と、前記ガス流体を供
    給するガス配管と、ガス使用停止直後のガス圧力をガス
    閉塞圧基準値として記憶するガス閉塞圧記憶手段と、ガ
    ス使用停止以降の前記圧力センサからの測定圧力信号と
    前記ガス閉塞圧基準値とを入力し比較判定した比較結果
    信号を出力する比較手段と、前記圧力センサからの測定
    圧力信号と前記ガス流量検出手段からのガス流量信号と
    前記比較手段からの比較結果信号を入力し、ガス使用停
    止以降の前記圧力センサからの測定圧力信号が前記ガス
    使用停止直後のガス閉塞圧基準値より低いとき前記ガス
    閉塞圧記憶手段にガス閉塞圧基準値として更新させ、か
    つ、前記更新後のガス閉塞圧基準値と更新時以降の前記
    圧力センサからの測定圧力信号とを比較し、ガス供給設
    備の異常判定を行うガス圧力監視手段とで構成されたガ
    ス供給設備異常監視装置。
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