JPH06172855A - 低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法 - Google Patents
低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法Info
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- JPH06172855A JPH06172855A JP33065792A JP33065792A JPH06172855A JP H06172855 A JPH06172855 A JP H06172855A JP 33065792 A JP33065792 A JP 33065792A JP 33065792 A JP33065792 A JP 33065792A JP H06172855 A JPH06172855 A JP H06172855A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シームレス工程で40%以上の未再結晶状態
からの空冷処理で、低降伏比の高靭性耐SSC鋼管を得
る。 【構成】 1100℃以上に加熱された鋼片を穿孔圧延
して得られた中空素管を、前段及び最終段の傾斜圧延前
にAr3 点〜1100℃およびAr3 点〜900℃に冷
却しそれぞれの傾斜圧延機で断面積減少率にして20〜
70%の加工を施し未再結晶組織率を40%以上にし、
その後冷却速度10℃/s以下の速度で冷却する。 【効果】 傾斜圧延機は剪断ひずみが大きいため通常の
他の圧延機に比べて導入される転位は格段に多い。転位
密度の高いオーステナイト状態からの放冷処理により微
細フェライト組織が得られ、低降伏比高靭性の耐SSC
鋼管が得られる。
からの空冷処理で、低降伏比の高靭性耐SSC鋼管を得
る。 【構成】 1100℃以上に加熱された鋼片を穿孔圧延
して得られた中空素管を、前段及び最終段の傾斜圧延前
にAr3 点〜1100℃およびAr3 点〜900℃に冷
却しそれぞれの傾斜圧延機で断面積減少率にして20〜
70%の加工を施し未再結晶組織率を40%以上にし、
その後冷却速度10℃/s以下の速度で冷却する。 【効果】 傾斜圧延機は剪断ひずみが大きいため通常の
他の圧延機に比べて導入される転位は格段に多い。転位
密度の高いオーステナイト状態からの放冷処理により微
細フェライト組織が得られ、低降伏比高靭性の耐SSC
鋼管が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低降伏比高靭性シーム
レス鋼管の製造法に関するものである。
レス鋼管の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エネルギー資源の枯渇化により、
極北でのガス井、油井開発が活発化してきた。このた
め、生産物の輸送用機材としてのシームレス鋼管に対し
て、寒冷地での高圧操業の使用に耐えるため、低降伏比
で且つ高靭性(−60℃保証)高強度(X52以上)を
兼ね備えた性質が要求されている。高強度材に低降伏比
を付与するには、例えば「鉄と鋼、’87−S131
5」ではC量を増加、焼入後の焼戻し温度を低下するこ
となどが報告されている。しかしながら、C量の増加は
ラインパイプ用鋼の基本的な使用性能である溶接性を著
しく低下させ、その結果、現地溶接前に予熱が必要とな
るなどラインパイプ敷設時の作業性を著しく低下させ
る。一方、低温焼戻し処理で製造したラインパイプ用鋼
は低温靭性が不安定になるため寒冷地での使用に制約が
あった。
極北でのガス井、油井開発が活発化してきた。このた
め、生産物の輸送用機材としてのシームレス鋼管に対し
て、寒冷地での高圧操業の使用に耐えるため、低降伏比
で且つ高靭性(−60℃保証)高強度(X52以上)を
兼ね備えた性質が要求されている。高強度材に低降伏比
を付与するには、例えば「鉄と鋼、’87−S131
5」ではC量を増加、焼入後の焼戻し温度を低下するこ
となどが報告されている。しかしながら、C量の増加は
ラインパイプ用鋼の基本的な使用性能である溶接性を著
しく低下させ、その結果、現地溶接前に予熱が必要とな
るなどラインパイプ敷設時の作業性を著しく低下させ
る。一方、低温焼戻し処理で製造したラインパイプ用鋼
は低温靭性が不安定になるため寒冷地での使用に制約が
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記したよ
うな現状にかんがみ、鋼成分、熱間圧延条件を制御する
ことによって低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法を
提供することを目的とする。
うな現状にかんがみ、鋼成分、熱間圧延条件を制御する
ことによって低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の構成を要旨とする。すなわち重量%
として C :0.03〜0.20%、 Si:0.0
1〜2.5%、Mn:0.15〜2.5%、
P :0.020%以下、S :0.010%以下、
Al:0.005〜0.1%、Ti:
0.005〜0.1%、 Nb:0.005〜
0.1% N :0.01%以下 を含有し、更に必要によっては Cr:0.1〜1.5%、 Mo:0.0
5〜0.5%、Ni:0.1〜2.0%、
V :0.01〜0.1%、B :0.0003〜
0.0033%、希土類元素:0.001〜0.05
%、 Ca:0.001〜0.02%、Co:0.05
〜0.5%、 Cu:0.1〜0.5% の1種または2種以上を含有して残部が実質的にFeか
らなる鋼片を1100℃以上に加熱した後、熱間穿孔圧
延した中空素管をAr3 点〜1100℃まで冷却しその
直後の前段の傾斜圧延機で肉厚断面減少率で20〜70
%の成形加工を施し、更に前段の傾斜圧延機による加工
時の発熱で昇温した中空粗管を最終段の傾斜圧延機前で
Ar3 点〜900℃まで冷却し、その直後の最終傾斜圧
延機で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工を施し
て未再結晶組織を全肉厚断面の40%以上残し、その
後、形状矯正熱間連続圧延を行った後Ar1 点〜900
℃の温度まで降下した中空粗管を該温度より高い900
〜950℃に加熱後、仕上温度がAr3 点+50℃以上
の熱間仕上圧延を施し、冷却速度10℃/s以下の放冷
処理を行う低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法であ
る。
成するために以下の構成を要旨とする。すなわち重量%
として C :0.03〜0.20%、 Si:0.0
1〜2.5%、Mn:0.15〜2.5%、
P :0.020%以下、S :0.010%以下、
Al:0.005〜0.1%、Ti:
0.005〜0.1%、 Nb:0.005〜
0.1% N :0.01%以下 を含有し、更に必要によっては Cr:0.1〜1.5%、 Mo:0.0
5〜0.5%、Ni:0.1〜2.0%、
V :0.01〜0.1%、B :0.0003〜
0.0033%、希土類元素:0.001〜0.05
%、 Ca:0.001〜0.02%、Co:0.05
〜0.5%、 Cu:0.1〜0.5% の1種または2種以上を含有して残部が実質的にFeか
らなる鋼片を1100℃以上に加熱した後、熱間穿孔圧
延した中空素管をAr3 点〜1100℃まで冷却しその
直後の前段の傾斜圧延機で肉厚断面減少率で20〜70
%の成形加工を施し、更に前段の傾斜圧延機による加工
時の発熱で昇温した中空粗管を最終段の傾斜圧延機前で
Ar3 点〜900℃まで冷却し、その直後の最終傾斜圧
延機で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工を施し
て未再結晶組織を全肉厚断面の40%以上残し、その
後、形状矯正熱間連続圧延を行った後Ar1 点〜900
℃の温度まで降下した中空粗管を該温度より高い900
〜950℃に加熱後、仕上温度がAr3 点+50℃以上
の熱間仕上圧延を施し、冷却速度10℃/s以下の放冷
処理を行う低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法であ
る。
【0005】
【作用】以下本発明の製造法について詳細に説明する。
先ず、本発明において上記のような鋼成分に限定した理
由について説明する。C,Mnは、強度の確保のためお
よび細粒化を図るため重要である。少な過ぎるとその効
果がなく、多過ぎると溶接性の低下の原因となるためそ
れぞれ0.03〜0.20%、0.15〜2.5%とし
た。
先ず、本発明において上記のような鋼成分に限定した理
由について説明する。C,Mnは、強度の確保のためお
よび細粒化を図るため重要である。少な過ぎるとその効
果がなく、多過ぎると溶接性の低下の原因となるためそ
れぞれ0.03〜0.20%、0.15〜2.5%とし
た。
【0006】Siは、脱酸剤が残存したもので強度を高
める有効な成分である。少な過ぎるとその効果がなく、
多過ぎると介在物を増加して鋼の性質を低下させるため
0.01〜2.5%とした。
める有効な成分である。少な過ぎるとその効果がなく、
多過ぎると介在物を増加して鋼の性質を低下させるため
0.01〜2.5%とした。
【0007】P,Sは、本発明のなかで靭性の改善のた
めに特に重要な元素である。Pは、粒界偏析を起こして
加工の際き裂を生じ易く有害な成分であり、Sは、Mn
S系介在物を形成して熱間連続圧延で延伸し低温靭性に
有害な成分としてその含有量をそれぞれ0.010%以
下、0.010%以下とした。
めに特に重要な元素である。Pは、粒界偏析を起こして
加工の際き裂を生じ易く有害な成分であり、Sは、Mn
S系介在物を形成して熱間連続圧延で延伸し低温靭性に
有害な成分としてその含有量をそれぞれ0.010%以
下、0.010%以下とした。
【0008】Alは、Siと同様脱酸剤が残存したもの
で、鋼中の不純物成分として含まれるNと結合して結晶
粒の成長を抑えて耐SSC性の向上および低温靭性を改
善する。少な過ぎるとその効果がなく、多過ぎると介在
物を増加して鋼の性質を脆化するため0.005〜0.
1%とした。
で、鋼中の不純物成分として含まれるNと結合して結晶
粒の成長を抑えて耐SSC性の向上および低温靭性を改
善する。少な過ぎるとその効果がなく、多過ぎると介在
物を増加して鋼の性質を脆化するため0.005〜0.
1%とした。
【0009】Ti,Nbは、いずれもシームレス圧延中
の結晶粒径制御元素として本発明の成分の中で最も重要
な元素である。Tiは、鋼中の不純物成分として含まれ
るNと結合して、熱間穿孔圧延中の結晶粒制御および熱
間穿孔圧延した中空素管を最終段の傾斜圧延機前でAr
3 点〜900℃まで冷却し、その直後の最終傾斜圧延機
で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工後の結晶粒
径の粗大化を抑え低温靭性を改善させると共に、脱酸、
脱窒の作用から後述のBの焼入性を発揮させ強度を高め
る。少な過ぎるとその効果がなく、多過ぎるとTiCを
析出して鋼を脆化させるため0.005〜0.1%とし
た。一方、Nbは、傾斜圧延中の結晶粒成長抑制および
連続圧延後900℃〜Ar1 点の温度まで降下した該素
管を該温度より高い900〜950℃に加熱した場合の
γ粒の異常粗大化を抑制する重要な元素である。少な過
ぎるとその効果がなく、多過ぎてもその効果が飽和し、
しかも非常に高価であるため0.005〜0.1%とし
た。
の結晶粒径制御元素として本発明の成分の中で最も重要
な元素である。Tiは、鋼中の不純物成分として含まれ
るNと結合して、熱間穿孔圧延中の結晶粒制御および熱
間穿孔圧延した中空素管を最終段の傾斜圧延機前でAr
3 点〜900℃まで冷却し、その直後の最終傾斜圧延機
で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工後の結晶粒
径の粗大化を抑え低温靭性を改善させると共に、脱酸、
脱窒の作用から後述のBの焼入性を発揮させ強度を高め
る。少な過ぎるとその効果がなく、多過ぎるとTiCを
析出して鋼を脆化させるため0.005〜0.1%とし
た。一方、Nbは、傾斜圧延中の結晶粒成長抑制および
連続圧延後900℃〜Ar1 点の温度まで降下した該素
管を該温度より高い900〜950℃に加熱した場合の
γ粒の異常粗大化を抑制する重要な元素である。少な過
ぎるとその効果がなく、多過ぎてもその効果が飽和し、
しかも非常に高価であるため0.005〜0.1%とし
た。
【0010】Nは、Bの効果を低下させる有害な成分と
して、その含有量を0.01%以下とした。
して、その含有量を0.01%以下とした。
【0011】上記の成分組成の鋼で更に鋼の強度を高め
る場合Cr,Mo,Ni,Vなどの成分を必要に応じて
選択的に添加する。Cr,Mo,Ni,Vは、強度を高
めるために添加するものである。少な過ぎるとその効果
がなく、多過ぎてもその効果が飽和し、しかも非常に高
価であるため、それぞれ0.01〜1.5%、0.05
〜0.5%、0.1〜2.0%、0.01〜0.1%と
した。Bは、フェライトの析出を抑制し強度を高める。
少な過ぎるとその効果がなく、多過ぎても効果は変わら
ず、靭性や熱間加工性を劣化させるので0.0003〜
0.003%とした。
る場合Cr,Mo,Ni,Vなどの成分を必要に応じて
選択的に添加する。Cr,Mo,Ni,Vは、強度を高
めるために添加するものである。少な過ぎるとその効果
がなく、多過ぎてもその効果が飽和し、しかも非常に高
価であるため、それぞれ0.01〜1.5%、0.05
〜0.5%、0.1〜2.0%、0.01〜0.1%と
した。Bは、フェライトの析出を抑制し強度を高める。
少な過ぎるとその効果がなく、多過ぎても効果は変わら
ず、靭性や熱間加工性を劣化させるので0.0003〜
0.003%とした。
【0012】更に本発明は、近年のシームレス鋼管の使
用環境を鑑み上記の成分組成で構成される鋼の耐SSC
性を改善するために希土類元素などの成分を必要に応じ
て選択的に添加する。希土類元素、Caは、介在物の形
態を球状化させて無害化する有効な成分である。少な過
ぎるとその効果がなく、多過ぎると介在物を増加して耐
SSC性を低下させるのでそれぞれ0.001〜0.0
5%、0.001〜0.02%とした。Co,Cuは、
鋼中への水素侵入抑制効果があり耐SSC性に有効に働
く。少な過ぎるとその効果がなく、多過ぎるとその効果
が飽和するためそれぞれ0.05〜0.5%、0.1〜
0.5%とした。
用環境を鑑み上記の成分組成で構成される鋼の耐SSC
性を改善するために希土類元素などの成分を必要に応じ
て選択的に添加する。希土類元素、Caは、介在物の形
態を球状化させて無害化する有効な成分である。少な過
ぎるとその効果がなく、多過ぎると介在物を増加して耐
SSC性を低下させるのでそれぞれ0.001〜0.0
5%、0.001〜0.02%とした。Co,Cuは、
鋼中への水素侵入抑制効果があり耐SSC性に有効に働
く。少な過ぎるとその効果がなく、多過ぎるとその効果
が飽和するためそれぞれ0.05〜0.5%、0.1〜
0.5%とした。
【0013】次に熱間シームレス圧延条件を上記のよう
に限定した理由について説明する。上記のような成分組
成の鋼は転炉、電気炉などの溶解炉であるいは更に真空
脱ガス処理を経て溶製され、連続鋳造法または造塊分塊
法で鋼片を製造する。鋼片は、直ちにあるいは一旦冷却
された後高温に加熱し熱間穿孔圧延を行う。加熱温度
は、熱間穿孔圧延を容易にするため十分高くしておかね
ばならない。本発明の成分範囲内であれば1100℃以
上の温度で熱間穿孔加工上なんら支障が生じないので、
その温度は1100℃以上とした。
に限定した理由について説明する。上記のような成分組
成の鋼は転炉、電気炉などの溶解炉であるいは更に真空
脱ガス処理を経て溶製され、連続鋳造法または造塊分塊
法で鋼片を製造する。鋼片は、直ちにあるいは一旦冷却
された後高温に加熱し熱間穿孔圧延を行う。加熱温度
は、熱間穿孔圧延を容易にするため十分高くしておかね
ばならない。本発明の成分範囲内であれば1100℃以
上の温度で熱間穿孔加工上なんら支障が生じないので、
その温度は1100℃以上とした。
【0014】穿孔圧延が行われた中空素管は、前段の傾
斜圧延機前でAr3 点〜1100℃の温度に冷却し、直
ちに粗加工する傾斜圧延を行う。傾斜圧延機(エロンゲ
ータミルなど)は、シームレス鋼管の圧延に使用される
他の圧延機(マンドレルミル、プラグミルなど)や鋼板
の圧延機と異なり、剪断ひずみの成分が非常に大きい。
したがって、断面積減少率から予測されるひずみ量と比
べて実質的なひずみ量は格段に大きい。このため、傾斜
圧延機では小さな断面積減少率の加工であっても加工発
熱が大きく最終段の傾斜圧延温度をAr3 点〜900℃
に冷却する必要がある。Ar3 点〜900℃の温度に冷
却された中空粗管は最終段の傾斜圧延機で鋼管の最終形
状に近い外径、肉厚まで粗加工する傾斜圧延を行う。傾
斜圧延機は、剪断ひずみの成分が非常に大きいため、実
質的なひずみ量は格段に大きくなり、小さな断面積減少
率の加工であってもオーステナイト組織は大きな変形を
受け、その後のフェライト変態時に微細なフェライト組
織が生成される。
斜圧延機前でAr3 点〜1100℃の温度に冷却し、直
ちに粗加工する傾斜圧延を行う。傾斜圧延機(エロンゲ
ータミルなど)は、シームレス鋼管の圧延に使用される
他の圧延機(マンドレルミル、プラグミルなど)や鋼板
の圧延機と異なり、剪断ひずみの成分が非常に大きい。
したがって、断面積減少率から予測されるひずみ量と比
べて実質的なひずみ量は格段に大きい。このため、傾斜
圧延機では小さな断面積減少率の加工であっても加工発
熱が大きく最終段の傾斜圧延温度をAr3 点〜900℃
に冷却する必要がある。Ar3 点〜900℃の温度に冷
却された中空粗管は最終段の傾斜圧延機で鋼管の最終形
状に近い外径、肉厚まで粗加工する傾斜圧延を行う。傾
斜圧延機は、剪断ひずみの成分が非常に大きいため、実
質的なひずみ量は格段に大きくなり、小さな断面積減少
率の加工であってもオーステナイト組織は大きな変形を
受け、その後のフェライト変態時に微細なフェライト組
織が生成される。
【0015】図1の写真は、同一断面積減少率(40
%)のエロンゲータミル(A)と板圧延機(B)のそれ
ぞれで圧延した材料の金属組織を示した。この組織写真
よりエロンゲータミルでは、オーステナイト組織の変形
が板圧延機に比べて大きいことがわかる。すなわち、低
温でのエロンゲータ圧延では、未再結晶オーステナイト
組織に多くの転位が導入され微細なフェライト組織の生
成が促進される。この場合、圧延温度が900℃以上で
は未再結晶オーステナイト組織率が低下し、微細なフェ
ライト組織の生成が抑制され、目的とする細粒フェライ
ト鋼は得られないため圧延温度の上限を900℃とし
た。一方、圧延温度が低くなると圧延負荷の増大により
鋼の成形性が著しく低下し、目標とする外径、肉厚が得
られにくくなるためAr3 点以上とした。
%)のエロンゲータミル(A)と板圧延機(B)のそれ
ぞれで圧延した材料の金属組織を示した。この組織写真
よりエロンゲータミルでは、オーステナイト組織の変形
が板圧延機に比べて大きいことがわかる。すなわち、低
温でのエロンゲータ圧延では、未再結晶オーステナイト
組織に多くの転位が導入され微細なフェライト組織の生
成が促進される。この場合、圧延温度が900℃以上で
は未再結晶オーステナイト組織率が低下し、微細なフェ
ライト組織の生成が抑制され、目的とする細粒フェライ
ト鋼は得られないため圧延温度の上限を900℃とし
た。一方、圧延温度が低くなると圧延負荷の増大により
鋼の成形性が著しく低下し、目標とする外径、肉厚が得
られにくくなるためAr3 点以上とした。
【0016】中空粗管の温度制御方法は、放冷あるいは
強制冷却いずれによっても良い。また、圧下率は、小さ
いと微細なフェライト組織が生成しないため下限を20
%とした。一方、圧下率が余り大きすぎると、圧延が困
難になりパイプの成形性や表面品位の低下が起こるた
め、上限を70%とした。
強制冷却いずれによっても良い。また、圧下率は、小さ
いと微細なフェライト組織が生成しないため下限を20
%とした。一方、圧下率が余り大きすぎると、圧延が困
難になりパイプの成形性や表面品位の低下が起こるた
め、上限を70%とした。
【0017】最終段の傾斜圧延終了後、中空粗管を更に
形状矯正のための連続圧延を行い、Ar1 点〜900℃
の温度まで降下した該粗管は、該温度より高い900〜
950℃に再加熱する。この再加熱温度が高いと再結晶
が進行し転位密度の低下により微細なフェライト組織が
生成しないため上限を950℃とした。また、低すぎる
と再加熱後の最終仕上圧延での圧延温度が低下し形状の
確保が困難となるため下限を900℃とした。
形状矯正のための連続圧延を行い、Ar1 点〜900℃
の温度まで降下した該粗管は、該温度より高い900〜
950℃に再加熱する。この再加熱温度が高いと再結晶
が進行し転位密度の低下により微細なフェライト組織が
生成しないため上限を950℃とした。また、低すぎる
と再加熱後の最終仕上圧延での圧延温度が低下し形状の
確保が困難となるため下限を900℃とした。
【0018】再加熱後Ar3 +50℃以上の温度で熱間
最終仕上圧延を行う。圧延温度は、あまり低くなると形
状の確保が困難となるAr3 +50℃以上とした。熱間
最終仕上圧延後に完全γ状態から放冷処理を行う。放冷
開始温度は、均一な組織を確保し必要とする特性を確保
するためAr3 点以上とした。放冷後の組織は、焼入組
織や中間段階組織が出現し降伏比を高めるためフェライ
ト組織が望ましい。よって、放冷時の冷却速度は10℃
/s以下とする。以上の製造条件で得られる鋼は、低降
伏比で靭性の優れた耐SSC性シームレス鋼管の製造に
有効である。
最終仕上圧延を行う。圧延温度は、あまり低くなると形
状の確保が困難となるAr3 +50℃以上とした。熱間
最終仕上圧延後に完全γ状態から放冷処理を行う。放冷
開始温度は、均一な組織を確保し必要とする特性を確保
するためAr3 点以上とした。放冷後の組織は、焼入組
織や中間段階組織が出現し降伏比を高めるためフェライ
ト組織が望ましい。よって、放冷時の冷却速度は10℃
/s以下とする。以上の製造条件で得られる鋼は、低降
伏比で靭性の優れた耐SSC性シームレス鋼管の製造に
有効である。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。表1
は転炉で溶製し連続鋳造を経て製造された鋼片を熱間シ
ームレス圧延を行って直接焼入焼戻しした鋼管の降伏
比、靭性、および耐SSC性を示す。耐SSC性は、N
ACE TM01−77に従って定荷重方式によりσt
h(Threshold Stress)を求めて評価
した。本発明によって製造された鋼管は、低降伏比で高
靭性が得られ耐SSC性が向上することがわかる。
は転炉で溶製し連続鋳造を経て製造された鋼片を熱間シ
ームレス圧延を行って直接焼入焼戻しした鋼管の降伏
比、靭性、および耐SSC性を示す。耐SSC性は、N
ACE TM01−77に従って定荷重方式によりσt
h(Threshold Stress)を求めて評価
した。本発明によって製造された鋼管は、低降伏比で高
靭性が得られ耐SSC性が向上することがわかる。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】
【発明の効果】上記のような本発明法によって製造され
た鋼管は、低降伏比で更に細粒であるため低温靭性およ
び耐SSC性が優れ、極北の寒冷地や硫化物応力腐食環
境において使用される。
た鋼管は、低降伏比で更に細粒であるため低温靭性およ
び耐SSC性が優れ、極北の寒冷地や硫化物応力腐食環
境において使用される。
【図1】(A)は最終段の傾斜圧延後、(B)は板圧延
後における材料の未再結晶金属組織を示す100倍拡大
写真。
後における材料の未再結晶金属組織を示す100倍拡大
写真。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例について説明する。表1
は転炉で溶製し連続鋳造を経て製造された鋼片を熱間シ
ームレス圧延を行って放冷した鋼管の降伏比、靱性、お
よび耐SSC性を示す。耐SSC性は、NACE TM
01−77に従って定荷重方式によりσth(Thre
sholdStress)を求めて評価した。本発明に
よって製造された鋼管は、低降伏比で高靱性が得られ耐
SSC性が向上することがわかる。
は転炉で溶製し連続鋳造を経て製造された鋼片を熱間シ
ームレス圧延を行って放冷した鋼管の降伏比、靱性、お
よび耐SSC性を示す。耐SSC性は、NACE TM
01−77に従って定荷重方式によりσth(Thre
sholdStress)を求めて評価した。本発明に
よって製造された鋼管は、低降伏比で高靱性が得られ耐
SSC性が向上することがわかる。
Claims (4)
- 【請求項1】 重量%として、 C :0.03〜0.20%、 Si:0.01〜2.5%、 Mn:0.15〜2.5%、 P :0.020%以下、 S :0.010%以下、 Al:0.005〜0.1%、 Ti:0.005〜0.1%、 Nb:0.005〜0.1%、 N :0.01%以下 を含有して残部が実質的にFeからなる鋼片を1100
℃以上に加熱した後、熱間穿孔圧延した中空素管をAr
3 点〜1100℃まで冷却しその直後の前段の傾斜圧延
機で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工を施し、
更に前段の傾斜圧延機による加工発熱で昇温した中空粗
管を最終段の傾斜圧延機前でAr3 点〜900℃まで冷
却し、その直後の最終傾斜圧延機で肉厚断面減少率で2
0〜70%の成形加工を施して未再結晶組織を全肉厚断
面の40%以上残し、その後、形状矯正熱間連続圧延を
行った後Ar1 点〜900℃の温度まで降下した中空粗
管を該温度より高い900〜950℃に加熱後、仕上温
度がAr3 点+50℃以上の熱間仕上圧延を施し、冷却
速度10℃/s以下の放冷処理を行うことを特徴とする
低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法。 - 【請求項2】 重量%として、 C :0.03〜0.20%、 Si:0.01〜2.5%、 Mn:0.15〜2.5%、 P :0.020%以下、 S :0.010%以下、 Al:0.005〜0.1%、 Ti:0.005〜0.1%、 Nb:0.005〜0.1%、 N :0.01%以下 を含有して、更に Cr:0.1〜1.5%、 Mo:0.05〜0.5%、 Ni:0.1〜2.0%、 V :0.01〜0.1%、 B :0.0003〜0.0033% の1種または2種以上を含有して残部が実質的にFeか
らなる鋼片を1100℃以上に加熱した後、熱間穿孔圧
延した中空素管をAr3 点〜1100℃まで冷却しその
直後の前段の傾斜圧延機で肉厚断面減少率で20〜70
%の成形加工を施し、更に前段の傾斜圧延機による加工
発熱で昇温した中空粗管を最終段の傾斜圧延機前でAr
3 点〜900℃まで冷却し、その直後の最終傾斜圧延機
で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工を施して未
再結晶組織を全肉厚断面の40%以上残し、その後、形
状矯正熱間連続圧延を行った後Ar1 点〜900℃の温
度まで降下した中空粗管を該温度より高い900〜95
0℃に加熱後、仕上温度がAr3 点+50℃以上の熱間
仕上圧延を施し、冷却速度10℃/s以下の放冷処理を
行うことを特徴とする低降伏比高靭性シームレス鋼管の
製造法。 - 【請求項3】 重量%として、 C :0.03〜0.20%、 Si:0.01〜2.5%、 Mn:0.15〜2.5%、 P :0.020%以下、 S :0.010%以下、 Al:0.005〜0.1%、 Ti:0.005〜0.1%、 Nb:0.005〜0.1%、 N :0.01%以下 を含有して、更に 希土類元素:0.001〜0.05%、 Ca:0.001〜0.02%、 Co:0.05〜0.5%、 Cu:0.1〜0.5% の1種または2種以上を含有して残部が実質的にFeか
らなる鋼片を1100℃以上に加熱した後、熱間穿孔圧
延した中空素管をAr3 点〜1100℃まで冷却しその
直後の前段の傾斜圧延機で肉厚断面減少率が20〜70
%の成形加工を施し、更に前段の傾斜圧延機で加工発熱
で昇温した中空粗管をその最終段の傾斜圧延機前でAr
3 点〜900℃まで冷却し、その直後の最終傾斜圧延機
で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工を施して未
再結晶組織を全肉厚断面の40%以上残し、その後、形
状矯正熱間連続圧延を行った後Ar1 点〜900℃の温
度まで降下した中空粗管を該温度より高い900〜95
0℃に加熱後、仕上温度がAr3 点+50℃以上の熱間
仕上圧延を施し、冷却速度10℃/s以下の放冷処理を
行うことを特徴とする低降伏比高靭性シームレス鋼管の
製造法。 - 【請求項4】 重量%として、 C :0.03〜0.20%、 Si:0.01〜2.5%、 Mn:0.15〜2.5%、 P :0.020%以下、 S :0.010%以下、 Al:0.005〜0.1%、 Ti:0.005〜0.1%、 Nb:0.005〜0.1%、 N :0.01%以下 を含有して、更に Cr:0.1〜1.5%、 Mo:0.05〜0.5%、 Ni:0.1〜2.0%、 V :0.01〜0.1%、 B :0.0003〜0.0033% の1種または2種以上と 希土類元素:0.001〜0.05%、 Ca:0.001〜0.02%、 Co:0.05〜0.5%、 Cu:0.1〜0.5% の1種または2種以上を含有して残部が実質的にFeか
らなる鋼片を1100℃以上に加熱した後、熱間穿孔圧
延した中空素管をAr3 点〜1100℃まで冷却しその
直後の前段の傾斜圧延機で肉厚断面減少率で20〜70
%の成形加工を施し、更に前段の傾斜圧延機による加工
発熱で昇温した中空粗管を最終段の傾斜圧延機前でAr
3 点〜900℃まで冷却し、その直後の最終傾斜圧延機
で肉厚断面減少率で20〜70%の成形加工を施して未
再結晶組織を全肉厚断面の40%以上残し、その後、形
状矯正熱間連続圧延を行った後Ar1 点〜900℃の温
度まで降下した中空粗管を該温度より高い900〜95
0℃に加熱後、仕上温度がAr3 点+50℃以上の熱間
仕上圧延を施し、冷却速度10℃/s以下の放冷処理を
行うことを特徴とする低降伏比高靭性シームレス鋼管の
製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33065792A JPH06172855A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33065792A JPH06172855A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06172855A true JPH06172855A (ja) | 1994-06-21 |
Family
ID=18235126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33065792A Pending JPH06172855A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 低降伏比高靭性シームレス鋼管の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06172855A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-12-10 JP JP33065792A patent/JPH06172855A/ja active Pending
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