JPH0617246U - 基板の固定構造 - Google Patents

基板の固定構造

Info

Publication number
JPH0617246U
JPH0617246U JP5502992U JP5502992U JPH0617246U JP H0617246 U JPH0617246 U JP H0617246U JP 5502992 U JP5502992 U JP 5502992U JP 5502992 U JP5502992 U JP 5502992U JP H0617246 U JPH0617246 U JP H0617246U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
resin
heat dissipation
dissipation plate
heat sink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5502992U
Other languages
English (en)
Inventor
雄二 鵜野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP5502992U priority Critical patent/JPH0617246U/ja
Publication of JPH0617246U publication Critical patent/JPH0617246U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板と放熱板を樹脂により接着する基板構造
において、コストを上げずに基板と放熱板を接着する樹
脂層の厚さを一定にする。 【構成】 絶縁フィラーの大きさを全て同一にし、基板
と放熱板間にこの絶縁フィラーを挟持するよう構成した
基板構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、樹脂によって金属製の放熱板に基板を接着固定する、基板の固定構 造に関する。
【0002】
【従来技術】
従来、接着性のある樹脂を用いて放熱板に基板を接着することが、例えば特開 平2−14557号公報等で知られている。これを図2を用いて説明する。図2 は基板を搭載した放熱板の断面図で、21は金属製の放熱板、22は図示せぬ配 線パターンや電子部品等を搭載した基板である。接着材である樹脂23は基板2 2と放熱板21との間に介入されており、この樹脂の硬化により、基板22と放 熱板21とを接続する。
【0003】 電子部品から発生する熱を、基板22から樹脂23を介して放熱板21へ発散 させる必要があるが、一般に樹脂23は放熱性が悪いため、樹脂23内に熱伝導 性のよい絶縁フィラー231を複数個混入して樹脂23全体の放熱性を高めるよ うにしている。 尚、この絶縁フィラー231の大きさは数ミクロン程度のものであるが、各絶 縁フィラー231の大きさ、形状等は不均一で統一されていない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
基板22を放熱板21に接着するには、まず放熱板21上に樹脂23を塗布し た後、作業者が基板22をこの樹脂23に対して軽く押し付け、張りつけるよう にしている。このようにして基板を接着した放熱板を一つの部品とするのである が、実際には樹脂23の塗布量や基板張りつけ時の押圧力のばらつきにより、樹 脂23の厚さL(図2で示す)はその部品毎に大きく異なってしまう。従って、 樹脂23の厚さLが小さすぎると、基板22の接着性が弱まり、基板22が剥が れてしまう問題を生ずることがある。一方、樹脂23の厚さLが大きすぎると、 基板22からの熱が放熱板21に伝わりにくくなり、その結果電子部品が過熱し て焼損してしまう恐れがある。従って、厚さLに対してはその最適な値がすべて の製品に対して共通に設定されることが必要である。尚、塗布量の設定や基板の 張りつけを自動機器で行ない、厚さLを一定にすることが考えられるが、自動機 器を設ける分コストがかかってしまう。
【0005】 更に基板22の樹脂23の接着面(すなわち裏面)にも配線パターンがある場 合には次のような問題も発生する。すなわち、樹脂23の塗布量が少なく、しか も基板22の樹脂23に対する押圧力が強いと配線パターンと金属製である放熱 板21とが直接接触し、該パターンがショートしてしまうことになる。そこでこ れを防止するために基板22と放熱板21との間にフィルム状の絶縁シートを介 入して配線パターンと放熱板21との接触を防ぐことが考えられるが、絶縁シー トを装着するための工程が増え、またシートを設ける分コストがかかる問題を生 じてしまう。
【0006】 本考案は、コストをかけずに、しかも樹脂の厚さを全ての部品に対してばらつ きなく一定にしようとするものである。
【0007】
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案は、金属製の放熱板上に複数の絶縁体が含 まれた樹脂が塗布され、該樹脂上に基板が搭載されて金属製の放熱板に基板を接 着固定する基板の固定構造において、前記各絶縁体の大きさを同一にし、前記放 熱板と前記基板との間に該絶縁体を挟持したことを特徴とする。
【0008】
【作用】
絶縁体の大きさを全て同一とし、該絶縁体を放熱板と基板との間に挟むように すると、絶縁体の大きさが樹脂の厚さとなる。この絶縁体の大きさは全て同じで あるので、各部品における樹脂の厚さは統一される。この絶縁体の大きさを放熱 、接着性のバランスを考えて最適な値に設定してやればよい。また基板の裏面に 配線パターンがある場合においても、絶縁体の介入により、配線パターンは金属 製の放熱板には接触せずパターンのショートを防止することができる。この絶縁 体は従来より利用されているので、絶縁シート等の専用手段を新たに設けなくて 良く、コストを低減することができる。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の一実施例を示す基板を固定した放熱板の断面図である。本例で は両面に配線パターンを実装した基板に適用している。 1はアルミ製の放熱板、2はその表面に配線パターン22、裏面に配線パター ン23を有した基板(セラミック)である。また基板2の表面には配線パターン 22と接続した電子部品21が実装されている。3は接着材であるエポキシ樹脂 で、その内部には絶縁体である球形の絶縁フィラー31が複数個混入されている 。絶縁フィラー31は熱伝導性がよく、例えば酸化ケイ素(SiO2 )からなる 。
【0010】 基板2と放熱板1間に樹脂3が介入されており、この樹脂3の硬化により基板 2が放熱板1に接着されるが、この基板2と放熱板1間に複数の絶縁フィラー3 1が挟持されている。すなわち、絶縁フィラー31の殆どはその底部が放熱板1 と接触しており、またその上部が基板2裏面の配線パターン23と接触している 。放熱板1は各絶縁フィラー31の直径は全て同じで、その大きさは約50ミク ロンである。尚、絶縁フィラー31は前工程にて予め作成され、これを樹脂3に 混入しておくのであるが、この絶縁フィラー31の大きさを同じにするには、前 工程にて、ろ過器を利用して50ミクロン程度のものだけ集めてやればよい。
【0011】 従って、基板2と放熱板1間の距離、すなわち樹脂3の厚さL(図1で示す) はこの絶縁フィラー31の直径に依存することになる。本例ではこの絶縁フィラ ー31の直径を50ミクロンとしたが、これは基板2の放熱性、接続性のバラン スを考慮して最適な値に設定されたものである。従って、樹脂の厚さLも約50 ミクロンとなり、基板2の放熱性,接続性共に良い状態となる。
【0012】 次に基板2の接着方法を説明する。 粘性の液体状である樹脂3は絶縁フィラー31が混入されてガラスケース等に 収められているが、この樹脂3を攪拌し、樹脂3内の絶縁フィラー31を均等に 拡散させるようにしておく。そしてこの樹脂3を、スクリーン印刷等により放熱 板1上に供給する。
【0013】 次にこの樹脂3上に、電子部品21を搭載した基板2を載せるのであるが、作 業者がこの基板2を樹脂3に対して軽く押し込むと、その押し込む途中で基板2 裏面のパターン23と絶縁フィラー31とが係合し基板2は止まる(裏面のパタ ーン23が放熱板1と接触しない)ので、この時押し込み作業を終了する。 次に樹脂3上に基板2を載せたものを熱処理にて加熱し、樹脂3を硬化させる 。これにより、基板2を放熱板1に接着固定させる。このようにして基板2を固 定した放熱板1をベースにして1つの部品、例えば電源モジュールとして図示せ ぬマザーボード等に固定する。
【0014】 以上のようにしてこの部品と同じものを複数作成するのであるが、絶縁フィラ ー31は全て同じ大きさであり、且つ樹脂3の厚さLはこの絶縁フィラー31の 大きさに依存(すなわちほぼ等しくなる)ので、これら作成した各製品における 樹脂3の厚さは全て同じで統一されることになる。また従来より使用されている 放熱用の絶縁フィラー31を、パターン23と放熱板1との絶縁手段と兼用して いるので、従来のように絶縁シートのような専用部材を新たに設ける必要はなく 、そのための新たな工程やコストを必要としない。
【0015】 尚、本例における部品を電源モジュールとしたが、これに限らず、その他セン サ等にも適用できる。また本例では裏面にも配線パターンがある基板を適用した が、裏面に配線パターンがない基板を適用した場合でも、樹脂の厚さを全ての部 品に対し同一にすることができる。
【0016】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、コストをかけずに、しかも樹脂の厚さを全ての部品に 対してばらつきなく一定にすることができ、基板の放熱性と接着性のバランスを 最適なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一例を示す基板を固定した放熱板の断
面図
【図2】従来例を示す基板を固定した放熱板の断面図
【符号の説明】
1・・・放熱板 2・・・基板 3・・・樹脂 31・・・絶縁フィラー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の放熱板上に複数の絶縁体が含ま
    れた樹脂が塗布され、該樹脂上に基板が搭載されて金属
    製の放熱板に基板を接着固定する基板の固定構造におい
    て、前記各絶縁体の大きさを同一にし、前記放熱板と前
    記基板との間に該絶縁体を挟持したことを特徴とする基
    板の固定構造。
JP5502992U 1992-08-05 1992-08-05 基板の固定構造 Withdrawn JPH0617246U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5502992U JPH0617246U (ja) 1992-08-05 1992-08-05 基板の固定構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5502992U JPH0617246U (ja) 1992-08-05 1992-08-05 基板の固定構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0617246U true JPH0617246U (ja) 1994-03-04

Family

ID=12987246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5502992U Withdrawn JPH0617246U (ja) 1992-08-05 1992-08-05 基板の固定構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617246U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170981A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016170981A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970066683A (ko) 액정장치, 액정장치의 제조방법 및 전자기기
JP2930133B2 (ja) 印刷配線板複合構造体
JPH1135893A (ja) シート状ホットメルト接着剤、および半導体装置
US5355280A (en) Connection arrangement with PC board
JP2001237274A5 (ja)
JP4069574B2 (ja) ディスプレイドライバモジュールおよびその製造方法
US6559523B2 (en) Device for attaching a semiconductor chip to a chip carrier
JPH02146757A (ja) 半導体装置
JPH0617246U (ja) 基板の固定構造
KR970067732A (ko) 접착 조성물의 수축으로 인한 파손이 적은 반도체 칩과 기판 사이의 전기적 접속을 갖는 반도체 소자 및 그 실장 방법
JP3743716B2 (ja) フレキシブル配線基板及び半導体素子の実装方法
JPH1187578A (ja) 熱伝導スペーサ及びヒートシンク
JPH10173007A (ja) ベアチップ搭載装置
JPH05121603A (ja) 混成集積回路装置
JPS62132331A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3264072B2 (ja) 電子部品およびその製造方法
JPH012331A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3764137B2 (ja) ヒートシンクの実装方法
JP2003023223A (ja) 回路用金属基板及び半導体装置
JPH11195860A (ja) 接着部材、該接着部材を備えたマルチチップモジュール、及び該接着部材による接着方法
JP4325816B2 (ja) Icチップの接続方法
JP3392593B2 (ja) ヒートシンクの実装構造
JPS6233337Y2 (ja)
JP2000150747A (ja) 混成集積回路装置
JPH113899A (ja) 半導体素子の固着方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19961107