JPH06170259A - ローラミル - Google Patents

ローラミル

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JPH06170259A
JPH06170259A JP32560592A JP32560592A JPH06170259A JP H06170259 A JPH06170259 A JP H06170259A JP 32560592 A JP32560592 A JP 32560592A JP 32560592 A JP32560592 A JP 32560592A JP H06170259 A JPH06170259 A JP H06170259A
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JP
Japan
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raw material
cleaning
roller mill
charging chute
chute
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JP32560592A
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English (en)
Inventor
Toshiyuki Ueda
敏之 上田
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイドフィードタイプのローラミルについ
て、運転を中断することなく、原料投入シュートの清掃
および清掃治具のメンテナンスが行える清掃装置を備
え、原料を破砕テーブル中央へ安定して供給できて稼働
効率の向上が図れるものとする。 【構成】 原料投入シュート(9) を、粉砕テーブル(3)
の上面に対して傾斜した傾斜部(9a)と、該傾斜部(9a)に
連接して設けられた直立部(9b)とから構成されたものと
する一方、この原料投入シュート(9) の傾斜部(9a)と直
立部(9b)との連接部に、その傾斜部(9a)を伸延する方向
に設けられた分岐部(11)と、該分岐部(11)と原料投入シ
ュート(9) との間に設けられた開閉蓋(11a) と、分岐部
(11)の内部に収納されると共に前記傾斜部(9a)内を往復
して該傾斜部(9a)の内面を清掃する清掃治具(12)と、分
岐部(11)に設けられた清掃治具清掃口(11b) とを有する
清掃装置(10)を接続してなるローラミルとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水砕スラグ、セメント
クリンカ、セメント原料、石膏等の原料の粉砕を行うロ
ーラミルに関し、更に詳しくは、原料投入シュートの内
面に付着した原料の除去を行う清掃装置を備えたローラ
ミルに関する。
【0002】
【従来の技術】水砕スラグ、セメントクリンカ、セメン
ト原料、石膏等の原料を粉砕する粉砕機としては種々の
形式のものがあるが、近年、その中でも、例えばボール
ミルに比べて粉砕効率が優れている等の理由で、ローラ
ミルが多用されるようになってきている。
【0003】〔図2〕を用いてローラミルの一般的な構
成および作動を説明する。〔図2〕は、原料投入シュー
トの清掃装置を備えたセンターフィードタイプのローラ
ミルの全体縦断面図である。但し、その清掃装置(20)に
ついては後述するので、ここでは説明を省略する。
【0004】〔図2〕において、(1) はケーシングであ
り、このケーシング(1) の内下部には、粉砕テーブル
(3) が、電動機(2) で駆動される減速機(2a)によって垂
直軸心回りに回転自在に支持されている。また、この粉
砕テーブル(3) 上には、複数の破砕ローラ(4) が、該粉
砕テーブル(3) の上面外周部を円周方向に等分する位置
に、回転自在に配設されている。また、破砕ローラ(4)
は、ピン(5a)によって揺動自在に支持されるアーム(5)
を介して油圧シリンダ(6) のピストンロッド(6a)に連結
されており、油圧シリンダ(6) を作動させてピストンロ
ッド(6a)を縮ませることによって前記粉砕テーブル(3)
の上面に押圧される。
【0005】(19)は原料投入シュートであって、この原
料投入シュート(19)は、前記ケーシング(1) の頂部中央
を垂直に貫通して設けられており、原料はこの原料投入
シュート(19)を通過して前記粉砕テーブル(3) 上に供給
される。なお、〔図2〕における原料投入シュート(19)
は後述するように特殊な形状をなしているが、一般的に
は円管形状をなしている。
【0006】粉砕テーブル(3) 上に供給された原料は、
粉砕テーブル(3) の回転による遠心力を受けてその外周
部に移動し、この粉砕テーブル(3) と圧接されつつ回転
する前記破砕ローラ(4) との間に噛み込まれて粉砕され
る。一方、この粉砕テーブル(3) 外周の外側方には、上
下方向の貫通穴である複数の噴射ノズル(7) が配置され
ており、前記ケーシング(1) の下方から導入したガスが
これら噴射ノズル(7) から上方に向けて噴出される。そ
して、粉砕された原料は、そのガス流に乗って上昇し、
ケーシング(1) の内上部に設けられたセパレータ(8) に
よって分級され、一定粒度以上の微粉末となった原料の
みがセパレータ(8) を通過し、このセパレータ(8) より
上方のケーシング(1) 上部に設けられた排出口(1a)から
排出・回収される。また、セパレータ(8) を通過できな
い比較的粗い原料粉末は、粉砕テーブル(3) 上に落下し
て、再び粉砕処理を受ける。
【0007】ところで、ローラミルは、原料投入シュー
トの取り付け位置によって、センターフィードタイプと
サイドフィードイプとに分類される。
【0008】センターフィードタイプは、〔図2〕に示
したように、原料投入シュート(19)が、ケーシング(1)
の頂部中央を垂直に貫通して設けられているもので、粉
砕テーブル(3) の垂直軸心方向から原料を供給するタイ
プのことである。
【0009】サイドフィードイプは、〔図4〕に全体縦
断面図として示したように、原料投入シュート(29)が、
粉砕テーブル(3) の上面に対して傾斜した傾斜部(29a)
と、この傾斜部(29a) に連接して設けられ、ローラミル
内を負圧に保つために内部に図示省略のエアーシール部
を有する直立部(29b) とから構成されていると共に、そ
の傾斜部(29a) がケーシング(1) の側壁部を粉砕テーブ
ル(3) に向かって斜めに貫通して設けられているもの
で、粉砕テーブル(3) の垂直軸心外から原料を供給する
タイプのことである。
【0010】通常、ローラミルにおいて、粉砕すべき原
料は、原料投入シュートを通過する時にその一部が原料
投入シュートの内面に付着してしまい、これを放置して
おくと原料の通路が狭められ、当該ローラミル内への正
常な原料供給が阻害される。そこで、原料投入シュート
を清掃する装置が、特にセンターフィードタイプに対し
て、多数考えだされており、例えば、特開平4-145958
号、特開平4-176344号、特開平4-200656号等の各公報に
このような清掃装置が記載されている。
【0011】それらのうちで、特開平4-200656号公報に
記載されている清掃装置について、〔図2〕および〔図
3〕を用いて以下に説明する。〔図3〕は原料投入シュ
ートの清掃装置の説明断面図であって、 (a)図は縦断面
図、 (b)図は (a)図のA−A線部分拡大断面図である。
【0012】原料投入シュート(19)は、上部フランジ(1
9b) と下部フランジ(19c) との間に、上下方向に長尺で
あって、板幅方向が半径方向に向けて等間隔に円環状に
複数個配列された平板(19d) と、各平板(19d) の内接円
より小さな外径を有して上部フランジ(19b) に同心円状
に接続された短管(19a) とから構成されている。また、
上部フランジ(19b) の下方には、短管(19a) の外径より
大きな内径を有し、かつ各平板(19d) の内接円より小さ
な外径を有する円環状の重錘(21)と、この重錘(21)に連
結されて下方へ伸び、かつ、各平板(19d) 間に介装され
る複数のL字形のスクレーパ(22)とが収納される。 (b)
図がこの状態を示している。一方、重錘(21)は、上部フ
ランジ(19b) に設けた透孔(19e) を貫通するワイヤ(23)
に繋がっており、また、ワイヤ(23)は滑車(24)で誘導さ
れた後、ケーシング(1) 外に設置された電動ウインチ(2
5)に連結される。従って、重錘(21)およびスクレーパ(2
2)は、電動ウインチ(25)の正転逆転に応じて、原料投入
シュート(19)内で昇降可能になっている。当該清掃装置
(20)は、以上に述べた重錘(21)、スクレーパ(22)、ワイ
ヤ(23)、滑車(24)および電動ウインチ(25)で構成されて
いる。
【0013】この従来のローラミルでは、原料投入シュ
ート(19)が上記構成となっているので、原料の付着は起
こり難い。また、隣合う平板(19d) 間にまたがって原料
が付着した場合には、当該ローラミルの運転中に電動ウ
インチ(25)を操作することによって、重錘(21)と共にス
クレーパ(22)を原料投入シュート(19)内面に沿うように
して昇降・往復運動させて、平板(19d) 内面の付着物を
切削脱落させる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、センターフ
ィードタイプのローラミルでは、原料投入シュートがロ
ーラミルの頂部に垂直に設けられているので、原料をそ
の高い位置まで運ぶ付帯設備が大掛かりになることと、
その原料投入シュートとセパレータとを同心軸で設ける
必要があることから、構造が非常に複雑なものとなり、
製造コストや原料投入シュートの交換コスト等がサイド
フィードタイプよりも大きくなって、その点において不
利であった。
【0015】また、サイドフィードタイプのローラミル
では、原料投入シュートが傾斜して設けられているため
に、原料の原料投入シュートへの付着がセンターフィー
ドタイプよりも発生し易い。そこで、これを防止するた
めに原料投入シュートの傾斜角度を大きくするという措
置がとられていた。しかし、原料投入シュートの傾斜角
度を大きくすると、原料投入シュートの先端部がローラ
ミルの中心に届かなくなり、その結果、原料を粉砕テー
ブルの中央に落下させて各粉砕ローラに均等に供給する
ことができなくなっていた。
【0016】一方、数多く提案されている従来のセンタ
ーフィードタイプのローラミルの清掃装置については、
以下のような問題点がある。まず、特開平4-145958号公
報に記載されている清掃装置では、原料投入シュートの
清掃を行う度毎に清掃装置を着脱する必要があり、その
清掃装置を着脱する時および原料投入シュートを清掃し
ている時は、ローラミルの運転を停止する必要が生じる
点が問題となっていた。
【0017】特開平4-176344号公報に記載されている清
掃装置では、その清掃装置が原料投入シュート内に常設
され、かつ原料の通過を阻害しない構成になっているの
で、原料投入シュートの清掃を行う度毎に清掃装置を着
脱する必要がなくなると共に、ローラミルの運転を停止
する必要もなくなっている。しかし、原料投入シュート
の清掃を行うことによって清掃装置にも原料が付着する
ので、清掃装置自体の清掃が必要となり、その清掃に際
してローラミルの運転を停止する必要が生じ、更にま
た、ローラミルの通常運転時に清掃装置を原料投入シュ
ート外に収納しておくことができないので、清掃装置が
常に原料の流れの中にさらされ、これが清掃装置への原
料の付着を助長するという問題点があった。
【0018】特開平4-200656号公報に記載されている清
掃装置は前述の通りものであり、これによると、原料投
入シュートを二段構造とすることで原料の通過しない空
間を設け、原料投入シュートの清掃を行う時以外は、そ
の空間に清掃装置を収納することができるようにしてい
るので、上記の問題点は大幅に改善された。しかし、そ
れでもなお、原料投入シュートの清掃を行うことによっ
て原料が付着した清掃装置自体を清掃するためには、ロ
ーラミルの運転を停止しなければならないという問題点
は解決されなかった。
【0019】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
べき課題としてなされたもので、製造コスト等を低減す
るためにサイドフィードタイプの原料投入シュートを採
用してなお、原料の破砕テーブル中央への供給を可能と
し、かつ、ローラミルの運転を中断することなく、原料
投入シュートの清掃および清掃治具のメンテナンスが行
える清掃装置を備えるローラミルを提供することを目的
とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は以下の構成とされている。すなわち、本
発明に係るローラミルは、粉砕テーブル(3) の上面に複
数の回転自在な粉砕ローラ(4) を配置し、原料を前記粉
砕テーブル(3) の上面に原料投入シュート(9)を経由し
て供給すると共に、粉砕テーブル(3) の上面と所定の粉
砕圧力を与えられた粉砕ローラ(4) の周面との間で原料
を粉砕するローラミルにおいて、前記原料投入シュート
(9) が、前記粉砕テーブル(3) の上面に対して傾斜した
傾斜部(9a)と、該傾斜部(9a)に連接して設けられた直立
部(9b)とから構成されていると共に、前記傾斜部(9a)と
前記直立部(9b)との連接部に前記傾斜部(9a)を伸延する
方向に設けられた分岐部(11)と、該分岐部(11)と原料投
入シュート(9) との間に設けられた開閉蓋(11a) と、前
記分岐部(11)の内部に収納されると共に前記傾斜部(9a)
内を往復することによって前記傾斜部(9a)の内面を清掃
する清掃治具(12)と、前記分岐部(11)に設けられた清掃
治具清掃口(11b) とを有する清掃装置(10)を備えている
ことを特徴とするものである。
【0021】
【作用】本発明のローラミルでは、サイドフィードタイ
プの原料投入シュート(9) に清掃装置(10)を適用したの
で、原料の原料投入シュート(9) への付着が発生して
も、その清掃装置(10)を利用して原料投入シュート(9)
の清掃を容易に行うことができ、よって、原料の付着を
防止する目的で原料投入シュート(9) の傾斜部(9a)の傾
斜を大きくする必要がなくなり、原料を破砕テーブル
(3) の中央に供給するに適切な傾斜部(9a)の傾斜の大き
さを選択することができる。
【0022】また、清掃装置(10)を、原料投入シュート
(9) から分岐して設けたことより、該原料投入シュート
(9) 内の清掃を行う時以外には、つまりローラミルの通
常運転時には、清掃治具(12)を分岐部(11)の内部に収納
し、該清掃治具(12)が原料の流れにさらされて原料付着
量が増加することを防ぐことができる。
【0023】また、清掃装置(10)の分岐部(11)に清掃治
具清掃口(11b) を設けているので、これを開放すること
で分岐部(11)内の清掃治具(12)に直接的アクセスするこ
とができ、よって、原料投入シュート(9) を清掃するこ
とで原料の付着した清掃治具(12)自体を、着脱すること
なく、清掃することができる。更に、原料投入シュート
(9) と分岐部(11)との間に開閉蓋(11a) を設けているの
で、清掃治具(12)を清掃するために清掃治具清掃口(11
b) を開放しても、該開閉蓋(11a) を閉じることで原料
投入シュート(9) と分岐部(11)との間を遮断し、内圧を
負圧に保って運転される当該ローラミル内への大気流入
を防止できるので、清掃治具(12)の清掃を当該ローラミ
ルの運転を継続したまま行うことができる。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。〔図1〕は、本発明の実施例のローラミルを示す
断面図であって、(a) 図は全体縦断面図、(b) 図は原料
投入シュートおよび清掃装置の縦断面図である。
【0025】なお、〔図1〕の (a)図において、〔図
2〕と同一符号を付しているものは、その構成および作
動が、〔従来の技術〕の項で同〔図2〕により説明した
ものと同様であるので、ここでは説明を省略することに
する。
【0026】〔図1〕において、(9) は原料投入シュー
ト、(10)は清掃装置であって、以下、この原料投入シュ
ート(9) および清掃装置(10)について説明する。
【0027】原料投入シュート(9) は、当該ローラミル
内の粉砕テーブル(3) の上面に対して傾斜した傾斜部(9
a)と、この傾斜部(9a)に連接して設けられ、ローラミル
内を負圧に保つために内部に図示省略のエアーシール部
を有する直立部(9b)とから構成されている。
【0028】清掃装置(10)は、原料投入シュート(9) の
傾斜部(9a)と直立部(9b)との連接部に、その傾斜部(9a)
を伸延する方向に設けられた分岐部(11)と、この分岐部
(11)の内部に収納された清掃治具(12)とを備えてなるも
のとされている。
【0029】また、その清掃治具(12)は、原料投入シュ
ート(9) の傾斜部(9a)内面に当接し、かつ清掃中に原料
が原料投入シュート(9) 内を通過することを妨げないよ
うな形状、例えば、籠形や中空円筒形状等のものとされ
ている。また、この清掃治具(12)の上端にはワイヤロー
プ(13)が連結され、そのワイヤロープ(13)は、分岐部(1
1)の上端面に設けられたワイヤロープ貫通孔(11c) を通
り、2つの滑車(14)、(15)を介して分岐部(11)の上端部
外側面に設けられたウインチ装置(16)に連結されてい
る。
【0030】また、この清掃装置(10)の分岐部(11)と原
料投入シュート(9) との連接部には開閉蓋(11a) が設け
られており、この開閉蓋(11a) の開閉によって、分岐部
(11)と原料投入シュート(9) との間が開放・遮断され
る。また、その分岐部(11)の下側面には、清掃治具(12)
の清掃等のメンテナンスを行うための清掃治具清掃口(1
1b) が設けられている。
【0031】ここで、原料の付着が発生した原料投入シ
ュート(9) を清掃するときの清掃装置(10)の作動を説明
する。まず、当該ローラミルの通常運転中は、清掃治具
(12)は分岐部(11)内に収納されており、これにより原料
投入シュート(9) 内を通過する原料がこの清掃治具(12)
に付着することは防止できる。また、開閉蓋(11a) は閉
められており、これにより内圧を負圧に保って運転され
ている当該ローラミル内に大気が流入することは防止で
きる。
【0032】原料投入シュート(9) を清掃するには、ま
ず開閉蓋(11a) を開けて原料投入シュート(9) と分岐部
(11)との間を開放する。次に、ウインチ装置(16)を作動
させて清掃治具(12)を原料投入シュート(9) 内に進入さ
せる。そして、ウインチ装置(16)の正逆回転によって、
清掃治具(12)を原料投入シュート(9) の傾斜部(9a)内で
適当な回数往復させ、その傾斜部(9a)の内面に付着した
原料を除去する。清掃が終了した後は、ウインチ装置(1
6)によって清掃治具(12)を分岐部(11)内に引き戻して収
納し、最後に開閉蓋(11a) を閉めて原料投入シュート
(9) と分岐部(11)との間を遮断する。
【0033】なお、この清掃時に、分岐部(11)のワイヤ
ロープ貫通孔(11c) を経て当該ローラミル内に大気が流
入することが考えられるが、そのワイヤロープ貫通孔(1
1c)は、ワイヤロープ(13)が通って摺動するに足る程度
の小さな孔であるので、ローラミルのケーシング(1) の
各部からの漏れに比較すると全く問題にならない。つま
り、当該ローラミルは、清掃装置(10)を含めて気密を保
っている。また、清掃装置(10)の清掃治具(12)は、前述
したように、原料が原料投入シュート(9)内を通過する
ことを妨げないように構成されているので、この原料投
入シュート(9) を清掃する時にローラミルの運転を阻害
することがない。従って、本実施例のローラミルでは、
その運転を停止することなく、原料投入シュート(9) を
清掃することができる。
【0034】次に、原料投入シュート(9) の清掃を行う
ことによって原料が付着した清掃治具(12)の清掃につい
て説明する。原料投入シュート(9) の清掃を行った後、
分岐部(11)内に収納された清掃治具(12)には、原料投入
シュート(9) の傾斜部(9a)から削り落とした原料および
清掃中に外部から供給された原料が付着しており、従っ
て、この清掃治具(12)自体を清掃する必要がある。そこ
で、原料投入シュート(9) の清掃後、清掃治具清掃口(1
1b) を開放し、その開口部を通じて分岐部(11)内に収納
された清掃治具(12)の清掃を行えば良い。この時、開閉
蓋(11a) は閉められているので、清掃装置(10)を介して
ローラミル内に大気が流入することは防止できる。従っ
て、本実施例のローラミルでは、清掃治具(12)を清掃す
る際にも、その運転を停止させる必要がない。
【0035】なお、上記の実施例においては、清掃治具
(12)を動かす手段としてウインチ装置(16)を採用してい
るが、この他にも、例えばシリンダによるロッドの伸縮
を利用するという方法も採用できる。
【0036】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明のローラミ
ルでは、サイドフィードタイプの原料投入シュートに清
掃装置を適用したので、原料の付着を防止するために原
料投入シュートを大きく傾斜させる必要がなくなり、そ
の原料投入シュートの傾斜部の傾斜を小さくして原料を
破砕テーブル中央に供給することができる。更に、清掃
装置の清掃治具を収納する分岐部と原料投入シュートと
の間に開閉蓋を設けることによって、ローラミル内への
大気流入を防止し、また、その分岐部に清掃治具清掃口
を設けることによって、清掃治具を着脱することなく清
掃可能としたので、その運転を中断することなく、原料
が付着した原料投入シュートの清掃および清掃治具自体
の清掃を行うことができ、もって、その稼働の安定化と
効率向上とを達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のローラミルを示す断面図であ
って、(a) 図は全体縦断面図、(b) 図は原料投入シュー
トおよび清掃装置の縦断面図である。
【図2】従来の原料投入シュートの清掃装置を備えたセ
ンターフィードタイプのローラミルの全体縦断面図であ
る。
【図3】従来のセンターフィードタイプの原料投入シュ
ートの清掃装置の説明断面図である。
【図4】従来のサイドフィードタイプのローラミルの全
体縦断面図である。
【符号の説明】
(3) --粉砕テーブル (4) --破砕ローラ (9) --原料投入シュート (9a)--傾斜部 (9b)--直立部 (10)--清掃装置 (11)--分岐部 (11a)-- 開閉蓋 (11b)-- 清掃治具清掃口 (12)--清掃治具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉砕テーブル(3) の上面に複数の回転自
    在な粉砕ローラ(4)を配置し、原料を前記粉砕テーブル
    (3) の上面に原料投入シュート(9) を経由して供給する
    と共に、粉砕テーブル(3) の上面と所定の粉砕圧力を与
    えられた粉砕ローラ(4) の周面との間で原料を粉砕する
    ローラミルにおいて、前記原料投入シュート(9) が、前
    記粉砕テーブル(3) の上面に対して傾斜した傾斜部(9a)
    と、該傾斜部(9a)に連接して設けられた直立部(9b)とか
    ら構成されていると共に、前記傾斜部(9a)と前記直立部
    (9b)との連接部に前記傾斜部(9a)を伸延する方向に設け
    られた分岐部(11)と、該分岐部(11)と原料投入シュート
    (9) との間に設けられた開閉蓋(11a) と、前記分岐部(1
    1)の内部に収納されると共に前記傾斜部(9a)内を往復す
    ることによって前記傾斜部(9a)の内面を清掃する清掃治
    具(12)と、前記分岐部(11)に設けられた清掃治具清掃口
    (11b) とを有する清掃装置(10)を備えていることを特徴
    とするローラミル。
JP32560592A 1992-12-04 1992-12-04 ローラミル Withdrawn JPH06170259A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012521868A (ja) * 2009-03-27 2012-09-20 エフ・エル・スミス・エー・エス 粒状材料をミルに供給するためのフィードシャフト
JP2016140854A (ja) * 2015-02-05 2016-08-08 三菱日立パワーシステムズ株式会社 炭素含有固体燃料供給装置、炭素含有固体燃料粉砕装置および炭素含有固体燃料粉砕装置の制御方法
CN115350740A (zh) * 2022-08-20 2022-11-18 黑龙江省稻无疆农业科技有限责任公司 一种多功能环保降噪音成套留胚碾米设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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