JPH06169389A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH06169389A
JPH06169389A JP4321007A JP32100792A JPH06169389A JP H06169389 A JPH06169389 A JP H06169389A JP 4321007 A JP4321007 A JP 4321007A JP 32100792 A JP32100792 A JP 32100792A JP H06169389 A JPH06169389 A JP H06169389A
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slave telephone
diode
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えトーンリンガを有する子電話機を接続し
た場合でも、交換機側からの呼出信号による子電話機の
鳴動を確実に防止する。 【構成】 ファクシミリ装置1に子電話機6を接続す
る。ダイオード25を、子電話機6とTELリレー22
との間に介在させ、電話回線5側から子電話機6側への
電流の通過のみを許容するように配置する。通信待機状
態で子電話機6がオンフックされているときには、切換
リレー24をa接点側に切り換え配置し、子電話機6と
電話回線5とをダイオード25を介して接続する。着信
時や子電話機6のオフフック時には、切換リレー24を
b接点側に切り換え配置し、子電話機6と電話回線5と
をダイオード25をパスした状態で接続する。通信待機
状態で、呼出信号が受信されたときには、子電話機6と
電話回線5とがダイオード25を介して接続されている
ので、子電話機6には前記呼出信号が正の半波となった
状態で入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、子電話機を接続可能な
ファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のファクシミリ装置においては、
子電話機を接続することにより、相手側がファクシミリ
装置の場合はファクシミリ通信を、相手側が電話機の場
合は通話を行うことができるようになっている。即ち、
受信時においては、交換機側から16Hzの呼出信号が
送信されてきて、その呼出信号が検出されると、電話回
線が閉結されて着信となる。そして、発信側からファク
シミリ装置であることを示すCNG信号が送信されてく
ると、ファクシミリ受信動作が開始される。又、子電話
機は、通信待機状態では電話回線と接続されているが、
着信されて電話回線が閉結されると、交換機側からの呼
出信号が停止されるため、子電話機は鳴動されない。し
かし、発信側が電話機かもしれないので、着信後に疑似
的にベル音を発生して子電話機を鳴動させ、使用者に着
信を知らせるようにしている。
【0003】又、この種のファクシミリ装置において
は、交換機側から16Hzの呼出信号が送信されてきて
から、電話回線が閉結されて着信となるまでの間、子電
話機がその呼出信号によって鳴動されるのを阻止する必
要がある。即ち、装置に着信される前に、子電話機の鳴
動に基づいて子電話機をオフフックしてしまうと、発信
側がファクシミリ装置の場合には、所定操作を行ってフ
ァクシミリ受信動作に移行させる必要が生じる。従っ
て、着信待機中は、子電話機の鳴動を防止することが必
要である。
【0004】そのため、従来のファクシミリ装置では、
交換機側からの呼出信号を検出したときに、直ちに子電
話機と電話回線との接続を開路して、その呼出信号が子
電話機に入力されるのを阻止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、交換機
側からの呼出信号を検出してから、子電話機と電話回線
との接続を開路するまでの間には若干のタイムラグが生
じるため、呼出信号が子電話機へ入力されるのを完全に
阻止することは困難である。
【0006】ここで、子電話機として、呼出信号により
直接駆動される磁石電鈴等の機械的なリンガを有する6
00形電話機等を使用した場合には、僅かに入力された
呼出信号によってリンガが鳴動されるというおそれはほ
とんどない。
【0007】ところが、電子式のリンガ(トーンリン
ガ)を有するいわゆるホームテレホン等の電話機におい
ては、呼出信号が少なくとも1周期分入力されると、ト
ーンリンガが鳴動されてしまうものであった。従って、
子電話機として、トーンリンガを有するものを使用する
と、例え呼出信号の検出直後に子電話機と電話回線との
接続を開路するようにしても、トーンリンガが鳴動する
おそれがあるという問題があった。
【0008】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、例えトーンリンガを有
する子電話機を接続した場合でも、交換機側からの呼出
信号による子電話機の鳴動を確実に防止することができ
るファクシミリ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明では、子電話機を接続可能で、通信待機状
態では、子電話機と電話回線との接続が閉路されるファ
クシミリ装置において、交換機側から呼出信号が送信さ
れてきたときに、子電話機へ入力される呼出信号を無効
化する無効化手段を設けたものである。
【0010】
【作用】従って、本発明によれば、通信待機状態では、
子電話機と電話回線との接続が閉路される。そして、交
換機側から呼出信号が送信されてきたときに、無効化手
段により、子電話機へ入力される呼出信号が無効化され
る。そのため、呼出信号が送信されてきても、子電話機
には呼出信号として入力されないので、子電話機は鳴動
されない。
【0011】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1に示すように、このファクシミ
リ装置1は、ファクシミリ装置本体2と、NCU(ネッ
トワークコントロールユニット)3と、付属電話機4と
を有している。ファクシミリ装置本体2は、相手側との
間で画データの送受信、即ちファクシミリ動作を行う。
NCU3は、電話回線5との接続を制御する。付属電話
機4は、相手側との間で通話動作を行う。
【0012】又、このファクシミリ装置1には、図示し
ないケーブルを介して子電話機6が接続され、この子電
話機6によっても相手側との間で通話動作を行うことが
できる。尚、この実施例では、子電話機6として、いわ
ゆるホームテレホン等のトーンリンガを有するものが使
用されている。
【0013】ここで、前記ファクシミリ装置本体2につ
いて説明する。CPU(中央処理装置)7には、ファク
シミリ装置本体2全体の動作及びNCU3の動作を制御
するためのプログラムを記憶したROM(リードオンリ
メモリ)8、及び各種情報を一時的に記憶するRAM
(ランダムアクセスメモリ)9が接続されている。モデ
ム10は、送受信データの変調、復調を行うとともに、
相手先の電話番号に対応したプッシュトーン(DTM
F)信号等を発生する。
【0014】又、モデム10内には、トーン発生回路1
1及びトーン検出回路12が設けられ、トーン発生回路
11は1100Hzの呼出し音(CNG)、2100H
zの被呼局識別信号(CED)、及び後述する疑似リン
グバックトーン等を発生する。そして、トーン検出回路
12は、それらCNG信号やCED信号の検出を行う。
【0015】又、前記CPU7には、原稿上の画像を読
み取るための読取部13、受信された画データに基づい
て記録紙上に印刷を行うための記録部14が接続されて
いる。更に、このCPU7には、ブザー音を発生して、
操作者に発信側からの着信を知らせるためのブザー15
や、電話番号等を入力するためのダイヤルキー等の操作
キー(図示しない)が接続されている。
【0016】次に、前記NCU3について説明する。C
MLリレー16は電話回線5を、前記ファクシミリ装置
本体2のモデム10側と後述する着信検出回路18側と
に選択的に接続するために設けられている。そして、フ
ァクシミリ装置本体2のCPU7の制御により、図1に
実線で示すように、CMLリレー16がa接点側に切り
換えられたときには、電話回線5が着信検出回路18側
に接続される。一方、図1に鎖線で示すように、CML
リレー16がb接点側に切り換えられたときには、電話
回線5がトランス17を介してモデム10側に接続され
る。
【0017】尚、このCMLリレー16の接点切り換え
時には、一方の接点との接続が保持された状態で他方の
接点への切り換えが行われ、その切り換え後、一方の接
点との接続が開放される。即ち、接点切り換えの際に、
両接点との接続が開放されてしまうという状態になるこ
とがなく、少なくとも一方の接点との接続は保持される
ようになっている。又、このCMLリレー16は、装置
の通信待機状態ではa接点側に切り換え配置されてい
る。
【0018】前記着信検出回路18はホトカプラから構
成されており、LED18aは前記CMLリレー16の
a接点側に接続され、ホトトランジスタ18bは前記C
PU7に接続される。そして、CPU7は、ホトトラン
ジスタ18bのオン/オフを監視し、電話回線5上の1
6Hzの呼出信号(リングトーン)の有無を検出する。
第1及び第2のオフフック検出回路19,20は、前記
付属電話機4及び子電話機6に接続され、各電話機4,
6のオフフック状態(ハンドセットを取り上げた状態)
を検出して、その検出結果をCPU7に出力する。
【0019】呼出電圧発生回路21は、各電話機4,6
のオフフックを検出するために、各電話機4,6に所定
電流を供給するためのものであり、入力電圧として+2
4Vが付与されている。即ち、電話機4,6がオフフッ
クされると、同電話機4,6に供給される電流の変化が
前記オフフック検出回路19,20により検出される。
そして、そのオフフック検出回路19,20による電流
変化の検出に基づいて、CPU7はオフフック状態を認
識する。又、呼出電圧発生回路21は、16Hzの疑似
ベル信号を発生して子電話機6のトーンリンガ(図示し
ない)を鳴動させ、使用者に発信側からの着信を知らせ
る機能も有している。尚、この疑似ベル信号について
は、後に詳述する。
【0020】又、この呼出電圧発生回路21は、電話機
4,6に対し、TELリレー22を介して電話回線5と
切り換え可能に接続されている。そして、CPU7の制
御により、図1に実線で示すように、TELリレー22
がa接点側に接続されたときには、電話機4,6が電話
回線5側に接続される。一方、図1に鎖線で示すよう
に、TELリレー22がb接点側に接続されたときに
は、電話機4,6が呼出電圧発生回路21に接続され
る。
【0021】尚、このTELリレー22の接点切り換え
時においても、前記CMLリレー16の場合と同じく、
一方の接点との接続が保持された状態で他方の接点への
切り換えが行われ、その切り換え後、一方の接点との接
続が開放される。又、装置の通信待機状態では、TEL
リレー22がa接点側に切り換え配置されて、電話機
4,6と電話回線5との接続が閉路されている。トラン
ス23は電話機4,6に接続され、その出力側は前記モ
デム10に接続されている。
【0022】無効化手段としてのダイオード25は、子
電話機6とTELリレー22との間に介在され、電話回
線5側から子電話機6側への電流の通過のみを許容する
ように配置されている。切換リレー24は電話回線5
を、ダイオード25を介して子電話機6に接続するか或
いはダイオード25をパスして子電話機6に接続するか
を選択的に切り換えるために設けられている。
【0023】即ち、CPU7の制御により、図1に実線
で示すように、切換リレー24がa接点側に接続された
ときには、子電話機6がダイオード25を介して電話回
線5に接続される。一方、図1に鎖線で示すように、切
換リレー24がb接点側に接続されたときには、子電話
機6がダイオード25をパスした状態で電話回線5に接
続される。尚、装置の通信待機状態では、切換リレー2
4がa接点側に切り換え配置されて、子電話機6と電話
回線5とがダイオード25を介して接続されている。
【0024】そして、図2に示すように、電話回線5を
介して交換機側から16Hzの呼出信号が送信されてく
ると、CPU7はその呼出信号を着信検出回路18を介
して検出する。そして、CPU7は、その呼出信号を所
定回数(本実施例では2回)検出すると、CMLリレー
16をb接点側に切り換えて、電話回線5をモデム10
側に接続させる。尚、同時に、CPU7は、図1に鎖線
で示すように、TELリレー22及び切換リレー24も
b接点側に切り換え、電話機4,6を呼出電圧発生回路
21に接続させる。このとき、子電話機6は、ダイオー
ド25をパスした状態で呼出電圧発生回路21に接続さ
れる。
【0025】その後、CPU7は、トーン検出回路12
による発信側からのCNG信号の検出を開始するととも
に、モデム10内のトーン発生回路11を作動させて、
発信側へ疑似リングバックトーンを所定回数(本実施例
では12回)送出させる。そして、CPU7は、トーン
検出回路12を介して発信側からのCNG信号を検出す
ると、発信側がファクシミリ装置であると判断して、所
定のファクシミリ手順に従ったファクシミリ動作を開始
させる。
【0026】又、疑似リングバックトーンの送出を4回
行った時点で、未だCNG信号が検出されない場合は、
CPU7は発信側が電話機であるかもしれないと判断す
る。そして、CPU7は、ブザー15を作動させてブザ
ー音を所定回数(本実施例では9回)発生させる。又、
同時に、CPU7は、呼出電圧発生回路21を作動させ
て16Hzの疑似ベル信号を発生させ、子電話機6のト
ーンリンガを所定回数(本実施例では9回)鳴動させ
る。これらブザー音やトーンリンガの鳴動によって、使
用者に発信側からの着信が知らされる。尚、図2に示す
ように、これらブザー音や疑似ベル信号は、2秒の間隔
をおいて1秒間ずつ発生される。
【0027】そして、これらブザー音やトーンリンガの
鳴動に基づいて、付属電話機4或いは子電話機6がオフ
フックされると、第1或いは第2のオフフック検出回路
19,20は、オフフック検出信号をCPU7に出力す
る。すると、CPU7は、CMLリレー16及びTEL
リレー22をa接点側に切り換え配置して、電話回線5
を電話機4,6に接続させ、通話可能状態にする。この
とき、切換リレー24はb接点側に配置されているの
で、子電話機6はダイオード25をパスした状態で電話
回線5に接続される。
【0028】尚、通話終了後に、子電話機6がオンフッ
クされると、CPU7は、図1に実線で示すように、切
換リレー24を再びa接点側に切り換えて、子電話機6
と電話回線5とをダイオード25を介して接続させる。
【0029】尚、前述の疑似リングバックトーンとは、
発信側に対して疑似的に送出される可聴信号のことであ
る。即ち、図2に示すように、交換機側から16Hzの
呼出信号(リングトーン)が2回送信されてきた時点
で、ファクシミリ装置本体2は着信を検出して発信側と
の間の回線を閉結させる。しかし、このような場合に、
例えば発信側が電話機の場合は、呼出信号が2回で停止
されてしまうにもかかわらず、本機から何ら応答がない
状態というのは不自然である。そのため、発信側から呼
出信号が2回送信されてきて着信を検出した時点で、発
信側に疑似リングバックトーンを送出することにより、
その不自然さを解消するようにしている。
【0030】尚、この疑似リングバックトーンは、前記
ブザー音や疑似ベル信号と同じく、2秒の間隔をおいて
1秒間ずつ送出されるようになっている。そして、疑似
リングバックトーンが送出されている間は、トーン検出
回路12によりCNG信号を検出することができないの
で、前述のCNG信号の検出は、疑似リングバックトー
ンが送出されていない2秒の間に行われる。即ち、疑似
リングバックトーンの送出と、CNG信号の検出とは、
交互に行われる。
【0031】次に、前記のように構成されたファクシミ
リ装置の作用を、図2のタイミングート及び図3、図4
のフローチャートに従って説明する。さて、このファク
シミリ装置の受信時には、CPU7の制御のもとで、図
3のフローチャートに示すような動作が行われる。即
ち、電話機4,6がオフフックされない状態で、交換機
側から16Hzの呼出信号が送信されてきて、その呼出
信号が2回検出されると(ステップS1〜S2)、CM
Lリレー16、TELリレー22、及び切換リレー24
がb接点側に切り換えられる(ステップS3)。そし
て、この状態で、発信側への疑似リングバックトーンの
12回の送出が開始される(ステップS4)。
【0032】そして、疑似リングバックトーンが4回送
出される間に、発信側からのCNG信号が検出される
と、発信側がファクシミリ装置であると判断されて、疑
似リングバックトーンの送出が停止される(ステップS
5〜S6)。そして、ファクシミリ受信動作に移行され
る(ステップS7)。
【0033】又、疑似リングバックトーンが4回送出さ
れる間に、CNG信号が検出されなかった場合には、発
信側が電話機であるかもしれないと判断されて、ブザー
音及び疑似ベル信号の発生が開始され、付属電話機4及
び子電話機6が9回鳴動される(ステップS8〜S
9)。尚、フローチャートには示していないが、ブザー
音及び疑似ベル信号が発生されている間にCNG信号が
検出された場合には、ファクシミリ受信動作に移行され
る。
【0034】そして、例えば、前記疑似ベル信号による
子電話機6の鳴動に基づいて、子電話機6をオフフック
すると、ブザー音や疑似ベル信号の発生及び疑似リング
バックトーンの送出が停止される(ステップS10〜S
11)。又、同時に、CMLリレー16及びTELリレ
ー22がa接点側に切り換えられて、子電話機6がダイ
オード25をパスした状態で電話回線5に接続され、通
話可能状態になる(ステップS12)。従って、発信側
が電話機の場合は、通話が行われる(ステップS1
3)。そして、通話が終了して子電話機6をオンフック
すると、切換リレー24がa接点側に切り換えられて、
子電話機6と電話回線5とがダイオード25を介して接
続される(ステップS14〜S15)。
【0035】又、ブザー音や疑似ベル信号が9回発生さ
れる間に、オフフックが検出されなかった場合には、フ
ァクシミリ受信動作が開始される(ステップS16〜S
17)。即ち、発信側で手動送信によりファクシミリ通
信が行われた場合には、CNG信号が送出されてこな
い。そのため、このような場合でも、オフフックするこ
となくファクシミリ受信できるように、着信から所定期
間中にCNG信号が検出されなかったら、自動的にファ
クシミリ動作に移行するようにしている。
【0036】以上のように、子電話機6は、通信待機状
態でオンフックされているときには、ダイオード25を
介して電話回線5と接続され、前記交換機側からの呼出
信号が2回検出されているときには、その呼出信号がダ
イオード25を介して子電話機6に入力される。従っ
て、図5(b)に示すように、子電話機6側には電話回
線5上の16Hzの呼出信号が正の半波となった状態で
入力されるが、子電話機6内のトーンリンガはその正の
半波に基づいて鳴動されることはない。つまり、トーン
リンガが鳴動されるには、呼出信号が少なくとも1周期
分入力される必要があるが、この実施例においては、呼
出信号が1周期分入力されることがない。
【0037】即ち、子電話機6へ入力される呼出信号
は、ダイオード25によって無効化されて、呼出信号と
しての役目を成さなくなる。従って、例え子電話機6が
トーンリンガを有するものであっても、交換機側からの
呼出信号によって子電話機6が鳴動することを確実に防
止することができる。
【0038】尚、図5(a)に示すように、ファクシミ
リ装置本体2側には、電話回線5上の16Hzの呼出信
号がそのままの状態で入力されるので、CPU7はその
呼出信号を着信検出回路18を介して確実に2回検出し
て、着信とすることができる。従って、ダイオード25
の影響によって着信動作に支障が生じたりするおそれは
ない。又、子電話機6は、着信時にダイオード25をパ
スした状態で呼出電圧発生回路21と接続され、オフフ
ック時においてもダイオード25をパスした状態で電話
回線5と接続されている。従って、ダイオード25の影
響によって、呼出電圧発生回路21からの疑似ベル信号
による子電話機6の鳴動に支障が生じたり、子電話機6
による通話動作に支障が生じたりすることを防止するこ
とができる。
【0039】次に、このファクシミリ装置の子電話機6
による発信時には、CPU7の制御のもとで、図4のフ
ローチャートに示すような動作が行われる。即ち、前述
の図3のステップS2において、子電話機6をオフフッ
クすると、切換リレー24がb接点側に切り換えられ
て、子電話機6がダイオード25をパスした状態で電話
回線5に接続される(ステップS18)。そして、所定
のダイヤル操作を行った後に、相手側でオフフックされ
ると、相手側との間で通話が行われる(ステップS19
〜S20)。そして、通話が終了して子電話機6をオン
フックすると、切換リレー24がa接点側に切り換えら
れて、電話回線5と子電話機6とがダイオード25を介
して接続される(ステップS21〜S22)。
【0040】即ち、子電話機6は、オフフック時にはダ
イオード25をパスした状態で電話回線5と接続され
る。従って、発信時においても、前記受信時と同じく、
ダイオード25の影響によって通話動作に支障が生じた
りすることを防止することができる。
【0041】以上のように、この実施例のファクシミリ
装置では、通信待機状態で子電話機6がオンフックされ
ているときには、切換リレー24がa接点側に切り換え
配置されて、子電話機6と電話回線5とがダイオード2
5を介して接続されている。そして、着信時や子電話機
6のオフフック時には、切換リレー24がb接点側に切
り換え配置されて、子電話機6と電話回線5とがダイオ
ード25をパスした状態で接続される。
【0042】従って、装置の通信待機状態で、交換機側
から16Hzの呼出信号が送出されてきて、その呼出信
号が2回検出されているときには、子電話機6と電話回
線5とはダイオード25を介して接続されている。その
ため、子電話機6には前記呼出信号が正の半波となった
状態で入力されるので、例え子電話機6がトーンリンガ
を有するものであっても、その2回の呼出信号によって
鳴動されるということはない。
【0043】従って、着信される前に、子電話機6の鳴
動に基づいて子電話機6をオフフックしてしまうという
おそれがなくなる。即ち、子電話機6は、発信側がファ
クシミリ装置ではなくて電話機であると判断されてか
ら、疑似ベル信号によって鳴動されるので、発信側がフ
ァクシミリ装置の場合に、鳴動に基づいて子電話機6を
オフフックしてしまうというおそれがほとんどなくな
る。従って、発信側からのファクシミリ通信や電話通信
をスムーズに受けることができる。
【0044】又、ファクシミリ装置本体2よりファクシ
ミリ送信を行う場合において、そのファクシミリ装置本
体2の図示しないダイヤルキー等を操作して発呼動作を
行っても、子電話機6と電話回線5とがダイオード25
を介して接続されているので、その発呼動作によるダイ
ヤルパルス信号により、子電話機6が鳴動されて伴鳴り
が発生するということもない。
【0045】尚、この発明は、前記実施例に限定される
ものではなく、以下のような態様で具体化することも可
能である。 (1)交換機側からの呼出信号が検出されたときに、直
ちにTELリレー22をb接点側に切り換えて、子電話
機6と電話回線5との接続を開路するように構成するこ
と。この場合も、切換リレー24はa接点側に配置され
ているので、子電話機6が鳴動することはない。 (2)交換機側からの呼出信号の検出回数を2回以外の
回数に設定すること。 (3)ブザー音や疑似ベル信号の発生回数、或いは疑似
リングバックトーンの送出回数を変更すること。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、例
えトーンリンガを有する子電話機を接続した場合でも、
交換機側からの呼出信号による子電話機の鳴動を確実に
防止することができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化したファクシミリ装置の一実施
例を示すブロック回路図である。
【図2】ファクシミリ装置の受信動作を示すタイミング
チャートである。
【図3】ファクシミリ装置の受信動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】ファクシミリ装置の子電話機による発信動作を
示すフローチャートである。
【図5】(a)は交換機からの呼出信号を示す波形図、
(b)はダイオードを通過して正の半波となった呼出信
号を示す波形図である。
【符号の説明】
6…子電話機、22…TELリレー、24…切換リレ
ー、25…無効化手段としてのダイオード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 子電話機を接続可能で、通信待機状態で
    は、子電話機と電話回線との接続が閉路されるファクシ
    ミリ装置において、交換機側から呼出信号が送信されて
    きたときに、子電話機へ入力される呼出信号を無効化す
    る無効化手段を設けたファクシミリ装置。
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