JPH06169133A - 電子冷却素子付半導体レーザモジュール - Google Patents

電子冷却素子付半導体レーザモジュール

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JPH06169133A
JPH06169133A JP34332692A JP34332692A JPH06169133A JP H06169133 A JPH06169133 A JP H06169133A JP 34332692 A JP34332692 A JP 34332692A JP 34332692 A JP34332692 A JP 34332692A JP H06169133 A JPH06169133 A JP H06169133A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor laser
laser
temperature
optical fiber
cooling element
Prior art date
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Pending
Application number
JP34332692A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Yagi
敏之 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06169133A publication Critical patent/JPH06169133A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体レーザの温度制御を精度よく行うこと
により、安定した出力光が得られる半導体レーザモジュ
ールを提供すること。 【構成】 半導体レーザ1およびレンズ2が固定される
レーザホルダ3と、半導体レーザ1に近接してレーザホ
ルダ3に取り付けられ、この半導体レーザ1の温度変化
を検出する温度検出素子と、温度検出素子により温度が
変化したことが検出されるとレーザホルダ3を介して半
導体レーザ1を加熱冷却する電子冷却素子8と、光ファ
イバ7がフェルール6を介して取り付けられる光ファイ
バリング5とを有する。レーザホルダ3は熱伝導性の高
い第1の素材3Aと溶接性の良い第2の素材3Bにより
形成され、第1の素材3Aに半導体レーザ1および温度
検出手段10が固定されるとともに電子冷却素子3に取
り付けられ、第2の素材3Bに光ファイバリング5が溶
接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体レーザモジュー
ル、より具体的には電子冷却素子により半導体レーザの
温度を一定に保つ電子冷却素子付半導体レーザモジュー
ルに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザは、温度変化により出力光
の特性が変化して不安定になるため、電子冷却素子など
により一定温度に保たれ、出力光の安定化が図られてい
る。図3および図4はパッケージ9に収納されたこのよ
うな電子冷却素子付半導体レーザモジュールの従来技術
を示したものであり、図3はその中央縦断面を、図4は
図3のB−B間でパッケージ9を切断したときの半導体
レーザ1などの平面図である。
【0003】図3に示すように、半導体レーザ1とレン
ズ2は、半導体レーザ1からの出力光を光ファイバ7に
結合させるのに適した位置に調整して配置され、半田な
どによってレーザホルダ4に固定されている。また、そ
の先端にフェルール6を装着した光ファイバ7は、レン
ズ2により集束されたレーザ1からの出力光が入射され
るように位置調整されて光ファイバリング5を介してY
AG溶接によりレーザホルダ4に固定されている。さら
にレーザホルダ4は台座11を介して半田などによって
電子冷却素子8に固定され、電子冷却素子8によりパッ
ケージ9に固着されている。
【0004】また、図4に示すように、周囲の温度が変
化すると抵抗値が変化する温度検出素子10が半導体レ
ーザ1に近接して台座11に挿入固定されている。な
お、温度検出素子10は、パッケージ9の外部に設けら
れたオートマチック・テンプリチャ・コントロール回路
(図示せず)と接続され、このコントロール回路に温度
変化を逐次通知する。
【0005】周囲温度の変化および半導体レーザ1の発
光に伴い、レーザホルダ4の温度が上昇すると、台座1
1に取り付けられた温度検出素子10の抵抗値が変化
し、半導体レーザ1の温度上昇がオートマチック・テン
プリチャ・コントロール回路で確認される。このコント
ロール回路は、半導体レーザ1の温度変化を検出する
と、電子冷却素子8に電流を供給し、レーザホルダ4と
ともに半導体レーザ1の加熱冷却を行う。このようにし
て、半導体レーザ1の温度が一定に保たれるように制御
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術では、半導体レーザ1が固定されているレー
ザホルダ4は、光ファイバ7の周辺の部品が溶接固定さ
れるため、YAG溶接性の良い金属、たとえばSUS3
04などが用いられている。しかし、この金属はYAG
溶接には適しているが、熱伝導性が極めて低いため、半
導体レーザ1の温度変化や電子冷却素子8の熱を迅速に
かつ十分に伝える金属として適していなかった。すなわ
ち、レーザホルダ4を用いた従来の半導体レーザモジュ
ールでは、半導体レーザ1の温度が変化してもこれを温
度検出素子10が検出するまでに時間がかかるととも
に、温度検出素子10で温度変化が検出されて電子冷却
素子8が動作しても半導体レーザ1を効率的に冷却する
ことができなかった。このように従来技術では半導体レ
ーザ1の温度制御の精度が低くなり、半導体レーザ1よ
り出力される出力光の特性が不安定になるという欠点が
あった。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、半導体レーザの温度制御を精度よく行うことによ
り、安定した出力光が得られる半導体レーザモジュール
構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、半導体レーザ1からの出力光をレンズ2
により集束して光ファイバ7に導くとともに、半導体レ
ーザ1の温度を一定に保つ電子冷却素子8を備えた半導
体レーザモジュールは、半導体レーザ1からの出力光が
レンズ2により光ファイバ7に結合するようにこの半導
体レーザ1およびレンズ2が固定されるレーザホルダ3
と、半導体レーザ1に近接してレーザホルダ3に取り付
けられ、この半導体レーザ1の温度変化を検出する温度
検出素子10と、温度検出素子10により温度が変化し
たことが検出されるとレーザホルダ3を介して半導体レ
ーザ1を加熱冷却する電子冷却素子8と、光ファイバ7
がフェルール6を介して取り付けられる光ファイバリン
グ5とを有する。そして、レーザホルダ3は部分的に熱
伝導性の高い第1の素材3Aと溶接性の良い第2の素材
3Bにより形成され、第1の素材3Aに半導体レーザ1
および温度検出素子10が固定されるとともに電子冷却
素子8が取り付けられ、第2の素材3Bに光ファイバリ
ング5が溶接される。
【0009】
【作用】本発明によれば、レーザホルダ3の熱伝導性の
高い第1の素材3Aに半導体レーザ1および温度検出素
子10が固定されるとともに電子冷却素子8が取り付け
られ、レーザホルダ3の溶接性の良い第2の素材3Bに
光ファイバリング5が溶接される。周囲温度の変化およ
び半導体レーザ1の発光によりこれの温度が変化し、こ
の温度変化を第1の素材3Aを介して温度検出素子10
が検出すると、電子冷却素子8が動作して第1の素材3
Aの加熱冷却を行い、半導体レーザ1の温度が一定に保
たれるよう制御される。
【0010】
【実施例】次に添付図面を参照して本発明による半導体
レーザモジュールの実施例を詳細に説明する。
【0011】図1および図2は本発明による電子冷却素
子付半導体レーザモジュールの実施例がパッケージ9に
収納され固定されたときの状態を示したものであり、図
1はその中央縦断面を、図2は図1のA−A間でパッケ
ージ9を切断したときの半導体レーザ1などの平面図で
ある。なお、本実施例では従来技術で説明したレーザホ
ルダ4の代わりに放熱片3Aと溶接片3Bにより形成し
たレーザホルダ3を用いたものであり、それ以外の各構
成要素は図3および図4に示した従来技術と同じであ
る。このため、従来と重複する各構成要素の説明はここ
では省略する。
【0012】本実施例のレーザホルダ3は、半導体レー
ザ1とレンズ2および温度検出素子10が組み込まれる
放熱片3Aと、光ファイバリング5が固定される溶接片
3Bが、図1に示すように結合されることにより形成さ
れている。レーザホルダ3を形成する放熱片3Aは、た
とえば銅タングステンのように熱伝導性の高い金属が用
いられ、また溶接片3BはSUS304などのようにY
AG溶接性の良好な金属が用いられる。溶接片3Bは円
筒形の形状であり、たとえば蝋付け溶接により図1に示
すように放熱片3Aと固着される。
【0013】半導体レーザ1とレンズ2は、半導体レー
ザ1からの出力光を光ファイバ7に結合するのに適した
位置に調整され、半田などによりレーザホルダ3の放熱
片3Aに固定される。また、先端にフェルール6が装着
された光ファイバ7は、レンズ2により集束された光が
入射するように調整され、光ファイバリング5を介して
YAG溶接によりレーザホルダ3の溶接片3Bに固定さ
れる。図2に示すように、レーザホルダ3の放熱片3A
の平面部は、パッケージ9内部に固定された電子冷却素
子8に直接半田などにより固定される。温度検出素子1
0はレーザホルダ3の放熱片3Aに挿入固定される。
【0014】本実施例の場合も、温度検出素子10はパ
ッケージ9の外部に設けられたオートマチック・テンプ
リチャ・コントロール回路(図示せず)と接続され、こ
のコントロール回路に温度変化を逐次通知する。
【0015】周囲温度の変化および半導体レーザ1の発
光に伴い、レーザホルダ3の温度が変化すると、放熱片
3Aに直接取り付けられた温度検出素子10の抵抗値が
変化し、半導体レーザ1の温度変化がオートマチック・
テンプリチャ・コントロール回路で確認される。このコ
ントロール回路は、半導体レーザ1の温度変化を検出す
ると、電子冷却素子8に電流を供給し、放熱片3Aとと
もに半導体レーザ1の加熱冷却を行う。このようにし
て、半導体レーザ1の温度が一定に保たれるように制御
される。
【0016】なお、本実施例で説明した内容は本発明を
説明するものであって、必ずしも本発明がこれに限定さ
れるものではなく、本発明の精神を逸脱すること無く可
能な当業者の変形または修正は本発明の範疇に含まれ
る。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、レーザホル
ダ3は平面部を有する熱伝導性の高い放熱片3AとYA
G溶接性の良い溶接片3Bにより構成される。半導体レ
ーザと温度検出素子10がレーザホルダ3の溶接片3B
に固定され、さらにレーザホルダ3の溶接片3Bの平面
部が電子冷却素子に直接半田などにより固定される。し
たがって、半導体レーザ1と温度検出素子10の間およ
び半導体レーザと電子冷却素子の間の熱抵抗を小さくで
き、温度制御の精度を高めることが可能となり、高性能
な半導体レーザモジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電子冷却素子付半導体モジュール
の実施例を示す中央縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A間の断面図である。
【図3】従来技術による電子冷却素子付半導体モジュー
ルの中央縦断面図である。
【図4】図3におけるB−B間の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザ 2 レンズ 3 レーザホルダ 3A 放熱片 3B 溶接片 5 光ファイバリング 6 フェルール 7 光ファイバ 8 電子冷却素子 9 パッケージ 10 温度検出素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザ(1) からの出力光をレンズ
    (2) により集束して光ファイバ(7) に導くとともに、半
    導体レーザ(1) の温度を一定に保つ電子冷却素子(8) を
    備えた半導体レーザモジュールにおいて、 半導体レーザ(1) からの出力光がレンズ(2) により光フ
    ァイバ(7) に結合するようにこの半導体レーザ(1) およ
    びレンズ(2) が固定されるレーザホルダ(3) と、 半導体レーザ(1) に近接してレーザホルダ(3) に取り付
    けられ、この半導体レーザ(1) の温度変化を検出する温
    度検出素子(10)と、 温度検出素子(10)により温度の変化が検出されるとレー
    ザホルダ(3) を介して半導体レーザ(1) を加熱冷却する
    電子冷却素子(8) と、 光ファイバ(7) がフェルール(6) を介して取り付けられ
    る光ファイバリング(5) とを有し、 レーザホルダ(3) は熱伝導性の高い第1の素材(3A)と溶
    接性の良い第2の素材(3B)により形成され、第1の素材
    (3A)に半導体レーザ(1) および温度検出素子(10)が固定
    されるとともに電子冷却素子(8) が取り付けられ、第2
    の素材(3B)に光ファイバリング(5) が溶接されることを
    特徴とする電子冷却素子付半導体レーザモジュール。
JP34332692A 1992-11-30 1992-11-30 電子冷却素子付半導体レーザモジュール Pending JPH06169133A (ja)

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ID=18360663

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JP (1) JPH06169133A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6116792A (en) * 1997-10-24 2000-09-12 Nec Corporation Semiconductor laser module
JP4609818B2 (ja) * 2000-03-31 2011-01-12 古河電気工業株式会社 半導体レーザモジュール

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6116792A (en) * 1997-10-24 2000-09-12 Nec Corporation Semiconductor laser module
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