JPH06168252A - データ処理装置及び表示制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】チェックリスト機能を備えたデータ処理装置に
おいて、チェックリスト情報を期限単位で任意選択的に
表示でき、これにより、用件の管理効率を向上させる。 【構成】用件とその用件の期限、およびその用件を処理
したか否かを示すチェック欄からなるチェックリスト情
報を各項目毎にＲＡＭ１７の領域１７ａに格納してお
く。表示指示手段として、期限に関する第１の表示条件
を指示する手段と、チェック欄の状態に関する第２の表
示条件を指示する手段を備え、その各手段による表示指
示に従って、上記各項目の中から両条件を満足する項目
を選択し、その項目の上記チェックリスト情報を表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、チェックリスト機能を
備えた携帯型の個人情報機器として用いられるデータ処
理装置、およびチェックリスト情報の表示制御方法に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、携帯型の個人情報機器として用い
られるデータ処理装置には、チェックリスト機能を備え
たものがある。これは、図８に示すように、処理しなけ
ればならない用件と、その用件をいつまでに処理すべき
なのかを示す期限、そして、その用件を処理したか否か
をチェックするためのチェック欄を１つの情報管理単位
（レコード）とするチェックリスト情報を複数の項目毎
に管理し、一覧表示する機能である。このチェックリス
ト情報の表示により、ユーザは用件の処理状況を把握す
ることができる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
したようなチェックリスト情報の表示に際し、全ての項
目を表示する他、チェック欄のチェック状態に従って、
未チェックの項目を表示するか、またはチェック済みの
項目を表示するようにしていた。この場合、各項目の期
限に関係なく、チェック状態によってのみチェックリス
ト情報が表示されるため、例えば期限的に過ぎてしまっ
た項目や、まだかなり先の項目等も含まれる。このよう
に、期限的に必要のない項目まで表示されることから、
用件の処理状況を把握しずらいという不具合があった。

【０００４】本発明は上記のような点に鑑みなされたも
ので、チェックリスト機能において、チェックリスト情
報を期限単位で任意選択的に表示でき、これにより、用
件の管理効率を向上させたデータ処理装置及び表示制御
方法を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、用件とその用
件の期限、およびその用件を処理したか否かを示すチェ
ック欄からなるチェックリスト情報を各項目毎に管理し
ておき、上記期限に関する第１の表示条件および上記チ
ェック欄の状態に関する第２の表示条件の指示に従っ
て、上記各項目の中から上記第１および第２の表示条件
を満足する項目を選択し、その項目の上記チェックリス
ト情報を表示するようにしたものである。

【０００６】

【作用】上記の構成によれば、第１の表示条件と第２の
表示条件に基づいて、チェックリスト情報が表示される
ため、チェック状態だけでなく、期限的に絞り込んだ項
目のチェックリスト情報を得ることができ、その表示内
容から用件の処理状況を容易に把握することができる。

【０００７】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の一実施例を説
明する。

【０００８】図１は同実施例のデータ処理装置の構成を
示すブロック図である。本装置は、チェックリスト機能
を備えており、携帯型の個人情報機器として用いられ
る。チェックリスト機能は、用件とその用件の期限、お
よびその用件を処理したか否かを示すチェック欄からな
るチェックリスト情報を各項目毎に管理し、一覧表示す
る機能である。

【０００９】図１において、ＣＰＵ１１は、装置全体の
制御を行うものであり、ここでは上述したチェックリス
ト機能に係る表示制御処理を実行する。入力部１２は、
例えば感圧式タブレットからなる。また、表示部１３
は、例えばＬＣＤ（液晶表示装置）からなる。ここで、
同実施例では、入力部１２（タブレット）と表示部１３
（ＬＣＤ）とが一体化されており、共に同じ座標面を有
し、表示部１３の表示画面上の座標位置を入力部１２で
直接指定し得ると共に、表示部１３での表示情報が入力
部１２を介して視認し得るように構成されている。入力
制御部１４は、ＣＰＵ１１の制御の下で入力部１２の入
力制御を行う。表示制御部１５は、ＣＰＵ１１の制御の
下で表示部１３の入力制御を行う。

【００１０】ＲＯＭ１６は、ＣＰＵ１１の動作に必要な
プログラム等の各種情報を記憶している。ＲＡＭ１７に
は、各種情報を格納するための領域が設けられており、
ここではチェックリスト情報を格納するための領域１７
ａ、第１および第２の表示属性情報を格納するための領
域１７ｂが設けられている。第１の表示属性情報は、期
限に関するチェックリスト情報の表示を指示する情報で
ある。第２の表示属性情報は、チェック状態に関するチ
ェックリスト情報の表示を指示する情報である。また、
リアルタイマ１８は、ＣＰＵ１１のクロック信号に同期
して、現在の日時をカウントしている。

【００１１】図２はチェックリスト情報の表示画面を示
す図である。チェックリスト情報２０は、用件とその用
件の期限、およびその用件を処理したか否かを示すチェ
ック欄からなり、タグスイッチ２１と表示分類２２で表
示される。タグスイッチ２１は、全ての項目を表示する
ための「全部」、未チェックの項目を表示するための
「未チェック」、チェック済みの項目を表示するための
「チェック済」の３つのスイッチからなる。また、表示
分類２２は、全ての項目を表示するための「全部」、本
日以前の項目を表示するための「本日以前」、本日中の
項目を表示するための「本日中」、本日以降の項目を表
示するための「本日以降」、今週中の項目を表示するた
めの「今週中」の５つの分類からなる。

【００１２】デェフォルト状態では、タグスイッチ２１
が「全部」、表示分類２２が「全部」に設定され、図３
に示すようなチェックリスト情報２０が表示される。こ
の状態で、例えばタグスイッチ２１の「本日以降」を指
定すると、図３に示すように、本日以降の項目が表示さ
れ、本日以前の項目は画面に表示されない。次に、同実
施例の動作を説明する前に、チェックリスト情報の入力
方法について説明する。

【００１３】図示せぬタブレット固定スイッチをペンク
リックすると、チェックリスト機能が起動され、図５に
示すようなチェックリスト初期画面が表示される。チェ
ックリスト初期画面では、タグスイッチ２１が「全
部」、表示分類２２が「全部」に設定されている。

【００１４】ここで、メニューバー２３の「編集」をペ
ンクリックして、図示せぬプルアップメニューを開き、
その中の「新規入力」をペンクリックすると、図６に示
すような入力ダイアログ２４が表示される。同時に、入
力ウィンドウ２５が表示され、入力カーソルは入力ダイ
アログ２４内の「期限」の先頭に表示される。

【００１５】入力ダイアログ２４には、期限を入力する
ための入力欄２４ａおよび用件を入力するための入力欄
２４ｂが設けられている。期限の入力は、入力ウィンド
ウ２５（図示せぬテンキー）を通じて行う。用件の入力
は、入力カーソルの移動と同時に表示される文字入力用
の入力ウィンドウ２５を通じて行う。例えば入力欄２４
ａに「１９９２年６月１０日」という期限を入力し、入
力欄２４ｂに「レポートレジュメ提出」という用件を入
力したとすると、図７に示すようなチェックリスト情報
２０が表示される。次に、同実施例の動作を説明する。

【００１６】図４のフローチャートに示すように、例え
ばタブレット固定スイッチをペンクリックすることによ
り、チェックリスト機能を起動し、その表示を指示する
と（ステップＳ１）、ＣＰＵ１１はリアルタイマ１８か
ら現在の時刻を取得し（ステップＳ２）、表示条件Ａを
取得する（ステップＳ３）。表示条件Ａとは、期限に関
する表示条件であり、図２に示す表示分類２２の中のど
れが指定されたかによって決まる。ＣＰＵ１１は、この
表示条件Ａと現在時刻から、期限に関する第１の表示属
性情報をＲＡＭ１７の領域１７ｂに設定する（ステップ
Ｓ４）。

【００１７】次に、ＣＰＵ１１は、表示条件Ｂを取得す
る（ステップＳ５）。表示条件Ｂとは、チェック状態に
関する表示条件であり、図２に示すタグスイッチ２１の
中のどれが指定されたかによって決定される。ＣＰＵ１
１は、この表示条件Ｂとチェック欄の状態から、チェッ
ク状態に関する第２の表示属性情報をＲＡＭ１７の領域
１７ｂに設定する（ステップＳ６）。

【００１８】このようにして、第１および第２の表示属
性情報が設定されると、ＣＰＵ１１はその各表示属性情
報のアンドを取り、最終的に表示対象となる項目を決定
する（ステップＳ７）。そして、ＣＰＵ１１は、その決
定された項目のチェックリスト情報をＲＡＭ１７の領域
１７ａから読み出し、これを表示する（ステップＳ
８）。

【００１９】このように、表示条件Ａと表示条件Ｂに基
づいて、チェックリスト情報が表示される。この場合、
表示条件Ａは表示分類２２の指定項目を示し、表示条件
Ｂはタグスイッチ２１の指定項目を示す。したがって、
例えばタグスイッチ２１が「全部」の状態で、表示分類
２２の「本日以降」をペンクリックすると、図３に示す
ように、本日以降の全項目のチェックリスト情報が表示
されることになる。さらに、この状態から例えばタグス
イッチ２１の「未チェック」をペンクリックすれば、本
日以降でかつ未チェックの項目のチェックリスト情報が
表示され、また、「チェック済」をペンクリックすれ
ば、本日以降でかつチェック済みの項目のチェックリス
ト情報が表示される。このようにして、チェック状態だ
けでなく、期限的に絞り込んだ項目のチェックリスト情
報が表示されるため、その表示内容から用件の処理状況
を容易に把握することができる。

【００２０】

【発明の効果】以上のように本発明によれば、チェック
リスト情報を期限単位で任意選択的に表示することがで
きる。したがって、期限的に絞り込んだ項目のチェック
リスト情報を得ることができ、従来のようなチェック状
態によってのみチェックリスト情報を表示する方法と比
べ、その表示内容から用件の処理状況を容易に把握でき
るようになる。これにより、用件の管理効率を向上させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例に係るデータ処理装置の構成
を示すブロック図。

【図２】同実施例のチェックリスト表示画面を示す図。

【図３】同実施例のチェックリスト表示画面を示す図。

【図４】同実施例の動作を説明するためのフローチャー
ト。

【図５】同実施例のチェックリスト初期画面を示す図。

【図６】同実施例のチェックリスト入力方法を説明する
ための図。

【図７】同実施例のチェックリスト入力方法を説明する
ための図。

【図８】従来のチェックリスト表示方法を説明するため
の図。

【符号の説明】

１１…ＣＰＵ、１２…入力部、１３…表示部、１４…入
力制御部、１５…表示制御部、１６…ＲＯＭ、１７…Ｒ
ＡＭ、１７ａ…チェックリスト情報格納領域、１７ｂ…
表示属性情報格納領域、１８…リアルタイマ、２０…チ
ェックリスト情報、２１…タグスイッチ、２２…表示分
類、２３…メニューバー、２４…入力ダイアログ、２４
ａ…期限入力欄、２４ｂ…用件入力欄、２５…入力ウィ
ンドウ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 用件とその用件の期限、およびその用件
   を処理したか否かを示すチェック欄からなるチェックリ
   スト情報を各項目毎に管理したチェックリスト管理手段
   と、 上記期限に関する第１の表示条件を指示する第１の表示
   指示手段と、 上記チェック欄の状態に関する第２の表示条件を指示す
   る第２の表示指示手段と、 上記チェックリスト管理手段によって管理された上記各
   項目の中から、上記第１の指示手段によって指示された
   上記第１の表示条件と上記第２の指示手段によって指示
   された上記第２の表示条件とを満足する項目を選択する
   項目選択手段と、 この項目選択手段によって選択された項目の上記チェッ
   クリスト情報を表示する表示制御手段とを具備したこと
   を特徴とするデータ処理装置。
2. 【請求項２】 用件とその用件の期限、およびその用件
   を処理したか否かを示すチェック欄からなるチェックリ
   スト情報を各項目毎に管理しておき、 上記期限に関する第１の表示条件および上記チェック欄
   の状態に関する第２の表示条件の指示に従って、上記各
   項目の中から上記第１および第２の表示条件を満足する
   項目を選択し、 その項目の上記チェックリスト情報を表示するようにし
   たことを特徴とする表示制御方法。