JPH0616756A - ブロック共重合体 - Google Patents

ブロック共重合体

Info

Publication number
JPH0616756A
JPH0616756A JP14333792A JP14333792A JPH0616756A JP H0616756 A JPH0616756 A JP H0616756A JP 14333792 A JP14333792 A JP 14333792A JP 14333792 A JP14333792 A JP 14333792A JP H0616756 A JPH0616756 A JP H0616756A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl
azo group
general formula
silicone
block copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14333792A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Noguchi
武 野口
Tsuyoshi Mise
剛志 三瀬
Hiroshi Inoue
弘 井上
Akira Ueda
明 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka City
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Highpolymer Co Ltd
Osaka City
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Highpolymer Co Ltd, Osaka City filed Critical Showa Highpolymer Co Ltd
Priority to JP14333792A priority Critical patent/JPH0616756A/ja
Publication of JPH0616756A publication Critical patent/JPH0616756A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Macromonomer-Based Addition Polymer (AREA)
  • Polyamides (AREA)
  • Polymerization Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 撥水性、剥離性、耐候性等の表面特性に優れ
たブロック共重合体及びその樹脂組成物の提供。 【構成】 一般式(I) (RはH、アルキル基等、aは0〜6、AはNH,
O、Bは(CH,(CHCHO)CH
,等、dは1〜20、eは1〜50。)で表される
繰り返し単位を有し、1分子中に2個以上のアゾ基を有
する数平均分子量が1000〜10万の高分子アゾ開始
剤の存在下にシリコーン鎖を側鎖とする重合性不飽和単
量体(シリコーンマクロモノマー)、またはそれを主成
分とする重合性不飽和単量体の混合物を重合させて得ら
れるアゾ基含有ビニル系プレポリマーに更に重合性不飽
和単量体を一時または逐時に添加して重合させて得られ
るブロック共重合体及びその樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は側鎖にシリコーン鎖を有
する新規なビニル−ビニル系ブロック共重合体及びその
樹脂組成物に関する。このブロック共重合体は、側鎖に
シリコーン鎖をブロック状に有しており、通常知られて
いるランダム共重合体と異なってシリコーン鎖ブロック
部分が容易に他の重合性不飽和単量体ブロックと相分離
するため、シリコーン鎖の表面偏析が促進される。従っ
て、このブロック共重合体及びこのブロック共重合体を
含む樹脂組成物は撥水性、離型性、表面滑性、耐候性な
どに優れているのでプラスチック用表面改質剤、撥水性
塗料、剥離材料(本発明においては、これらの用途に使
用する材料を一括して表面改質剤という。)などの分野
に好適である。
【0002】
【従来の技術】従来、撥水性、耐候性等に優れたシリコ
ーン樹脂を用いてビニル系樹脂を改質しようとする場
合、両者の間の相溶性が劣るためポリマーブレンドをし
て対処することが多いが、これによって得られる樹脂組
成物は均一性に乏しく、含まれるシリコーン樹脂は安定
したドメインまたはマトリックスとして存在しえず、結
果として表面に移行したシリコーン樹脂が摩擦や溶剤に
より容易に除去されるので効率的かつ実用的な改質剤と
ならなかった。
【0003】この欠点を克服する改質剤として、シリコ
ーン鎖を側鎖とするビニル系共重合体及びシリコーン鎖
を主鎖に含むビニル−シリコーン系ブロック共重合体が
提案されている。
【0004】シリコーン鎖を側鎖とするビニル系共重合
体の典型的なポリマーとしては片末端にメタアクリル基
のような重合性官能基を持つシリコーンオリゴマー(い
わゆるシリコーンマクロモノマー)と通常の重合性不飽
和単量体をランダム共重合させたポリマー[例えば川上
ら、Makromol.Chem.,185,9(19
84)]があり、現在ではこれに使用できる種々の分子
量のシリコーンマクロモノマーが市販されるようになっ
た。しかしながら、このシリコーンマクロモノマーも分
子量が高くなるにつれ重合性末端官能基の反応性が低下
するため、未反応物が残存し易くなり、これが接着剤層
へ移行して接着性を妨害をするなどの問題がある。
【0005】後者のビニル−シリコーン系ブロック共重
合体の製造法について、例えばリビングアニオン重合法
[例えばM.Mortonら、J.Appl.Poly
m.Sci.,,2707(1964)]やヒドロシ
リル化法[例えばP.Choumontら、Polym
er,22(5)、663(1981)]等が知られて
いるが、共に重合条件のコントロールが困難であり、適
用可能な重合性不飽和単量体が限られるという問題があ
った。
【0006】広範な重合性不飽和単量体に適用できるよ
うにするには、シリコーン含有高分子ラジカル開始剤を
用いる方法がビニル−シリコーン系ブロック共重合体の
合成に適している。その製造法として、ビス(シリルピ
ナコレート)[例えば、J.V.Crivelloら、
J.Polym.Sci.Polym.Chem.E
d.,24,1197(1986)]、ペルオキシ末端
シロキサン型高分子開始剤[例えば西郷ら、特開昭63
−57642]、アゾ基含有ポリシロキサンアミド[例
えば、井上ら、J.Polym.Sci.Part
A,Polym.Chem.,26,1077(198
8)]、シロキサンイニファーター[例えばラメッシュ
チャンド クマーら、特開平3−97735]などの
使用が提案されているが、これら高分子開始剤の合成が
比較的困難なものが多く、所望のシリコーン成分を含有
するブロック共重合体を得るためには高分子開始剤を比
較的多量に使用しなければならないという問題があっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題を克服するためにシリコーンマクロモノマーと他
の重合性不飽和単量体から側鎖にシリコーン鎖を有する
新規なポリマーであるビニル−ビニル系ブロック共重合
体の発明、グラフト共重合体とブロック共重合体の両者
の構造を有する、いわゆるグラフト・ブロック共重合体
の製造法を確立すると共に両者のそれぞれの機能より撥
水性、剥離性、耐候性などに優れた特性を発揮するプラ
スチック用改質剤、撥水性材料、耐衝撃改良剤等の表面
改質剤を開発することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によって上記目的
を達成しうるビニル−ビニル系ブロック共重合体とその
組成物が提供される。
【0009】即ち本発明は一般式(I)
【化9】 と一般式(II)
【化10】 及び/または一般式(III )
【化11】 で示される繰り返し単位を有する数平均分子量1000
〜10万のアゾ基含有ビニル系プレポリマーおよびその
製造方法、一般式(VI)
【化12】 と一般式(II)
【化13】 および/または一般式(III )
【化14】 およびラジカル重合性不飽和単量体の繰り返し単位を有
し、シリコーン鎖を有するビニル−ビニル系ブロック共
重合体及びその製造方法、更に該ビニル−ビニル系共重
合体を含有する表面改質剤、を開発することにより前記
の目的を達成した。
【0010】本発明において使用される前記一般式
(I)で表される繰り返し単位を有するアゾ基含有高分
子ラジカル開始剤は1分子中に少なくとも2個のアゾ基
を有する、数平均分子量が1000〜10万の化合物で
ある。
【0011】前記一般式(I)において、R1 、R2
3 における低級アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イ
ソブチル、ペンチル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直
鎖または分岐状のアルキル基をあげることができる。更
にハロゲン化アルキル基としては上記アルキル基がハロ
ゲン化されたもの、例えばクロロメチル、ブロモメチ
ル、3,3,3−トリフルオロプロピル基などを挙げる
ことができる。これ以外にもアラルキル基、アリール基
などであってもよい。
【0012】一般式(I)で表される繰り返し単位を有
するアゾ基含有ビニル系プレポリマーとしては一般式
(VII )
【化15】 で表される構成成分と一般式(VIII) −A−B−A− ……(VIII) (式中AとBは前記と同じ)で表される構成成分とが交
互に結合していることはもちろんのこと、一般式(VII
)で表される構成成分の一部が一般式(IX) −CO−Y−CO− ……(IX) (式中Yは二塩基酸残基を示す。)で表される構成成分
で置き換えられたものも包含する。一般式(IX)で置き
換えうる量は高分子アゾ開始剤の重合活性が消失しない
量を限度とする。この場合、B成分としては、アルキレ
ン鎖またはポリオキシエチレン鎖であるよりはシロキサ
ン鎖であることが好ましく、アゾ基含有ビニル系プレポ
リマーを製造する際、一般式(IV)または(V)で示さ
れるシリコーンマクロモノマーとの相溶性が高く、重合
性が容易となる。
【0013】二塩基酸の例としては、マロン酸、コハク
酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、フマル酸、イタコン酸、テレフタル酸、イソフタル
酸、フタル酸等を挙げることができる。
【0014】前記本発明で使用するアゾ基含有重合体か
らなる高分子ラジカル開始剤は、例えば一般式(X) H−A−B−A−H ……(X) (但し、式中、Hは水素原子を示し、AとBは前記と同
じ)で表される両末端反応性ジアミンまたはジヒドロキ
シ化合物と、一般式(XI)
【化16】 で表されるアゾ基含有二塩基酸ジハライドとの反応によ
り高収率で製造することができる。また、高分子アゾ開
始剤のうち、前記一般式(VIII)で表される構成成分を
有するものを製造する場合には、アゾ基を含有する上記
一般式(X)の二塩基酸ジハライドの一部を他の二塩基
酸ジハライドに代えた混合物を用いれば良い。
【0015】アゾ基含有高分子ラジカル開始剤の製造
は、塩基触媒の存在下で行うのが好ましい。塩基触媒と
しては、例えばトリエチルアミン、トリブチルアミン、
N,N−ジメチルアニリン、ビペリジン、ピリジン、
1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノネン−5,
1,8−ジアザビシクロ[5,4,0]ウンデセン−
7,水酸化ナトリウム等を挙げることができ、これらか
ら適宜選択することができる。
【0016】また、アゾ基含有高分子ラジカル開始剤の
製造は、通常溶媒中で行われる。溶媒としては、例えば
テトラヒドロフラン、ジエトキシエタン、ジオキサン等
のエーテル類、四塩化炭素、クロロホルム、トリクレン
等のハロゲン化炭化水素類、n−ヘキサン、トルエン、
キシレン等の炭化水素類、アセトニトリル、N,N−ジ
メチルホルムアミド等を挙げることができる。
【0017】一般式(X)で表されるジヒドロキシ化合
物またはジアミン化合物と一般式(XI)で表されるアゾ
基を含有する二塩基酸ジハライドとの使用割合は特に限
定されず、適宜決定されるが、高分子量のものにするに
は両者をほぼ等モル程度の割合にするのが好ましい。塩
基触媒を用いる場合、その使用量は原料化合物(XI)に
対して1〜3倍モル程度用いるのが好ましい。
【0018】反応温度は、特に限定されないがアゾ基の
分解を防止し、かつ生成物を高分子量にするには−10
〜80℃が好ましい。反応時間は特に限定されないが、
0.5〜24時間が好ましい。反応温度は段階的に低温
から室温まで上昇させる方法をとっても良い。
【0019】目的物の分取は、用いた原料、塩基触媒、
溶媒等に応じて適宜行われる。例えば粘稠な反応溶液を
溶媒で希釈した後、副生した四級アンモニウム塩を水洗
し取り除いた後、乾燥、溶媒除去することによって行わ
れる。
【0020】かくして得られる高分子ラジカル開始剤
は、前記のとおり構成成分(VII )および(VIII)、ま
たは構成成分(VII )および(VIII)またはこれらと
(IX)の繰り返し単位からなるオリゴマーまたはポリマ
ーである。その性状は特に分子量や構成成分の種類によ
って種々変動するが、通常無色または淡黄色で粉末状、
粘稠油状、またはゴム様の物質である。また溶媒に対す
る溶解性も上記と同様に分子量は構成成分の種類によっ
て変動するが、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエ
ーテル類、四塩化炭素、クロロホルム等のハロゲン化炭
化水素類、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、シクロヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸
アミルなどのエステル類等に溶解するものが多い。
【0021】アゾ基含有高分子ラジカル開始剤の数平均
分子量が1000未満では実質的に一分子中のアゾ基の
量がかなり低くなるため多段階で重合を行う本法ではブ
ロック共重合の効率が低下し、本来の目的を達成できな
くなる恐れがある。そのため可能な限り数平均分子量を
高くすることが望ましいが、あまりに高くすることによ
って溶解性が低下することも避けなければならないので
数平均分子量を10万以下にしなければならない。
【0022】上記アゾ基含有高分子ラジカル開始剤を用
いるアゾ基含有ビニル系プレポリマーの製造は重合性不
飽和単量体に対して高分子ラジカル開始剤を0.1〜3
0重量%添加し、シリコーンマクロモノマーまたはそれ
を主成分とする重合性不飽和単量体の混合物を重合させ
ることによって行われる。この際に用いられるシリコー
ンマクロモノマーとしては片末端に(メタ)アクリル基
やスチレニル基のような重合性官能基を有する一般式
(IV)及び(V)で示されるポリシロキサンである。
【0023】シリコーンマクロモノマーは、長鎖のシリ
コーン鎖を有する高分子量程表面改質性は高くなるが、
分子量があまりに高いとアゾ基含有ビニル系プレポリマ
ー合成の際の反応性が低下するので、1,000〜1
0,000くらいのシリコーンマクロモノマーを使用す
ることが好ましい。遊離のシリコーンマクロモノマーが
残るときは表面改質剤としたときに他のトラブルの原因
となる。
【0024】その他の重合性不飽和単量体としては、
(メタ)アクリル酸エステル[(メタ)アクリル酸メチ
ル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル2−
エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウリル、(メ
タ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリ
ル酸グリシジル等]、重合性不飽和脂肪酸[(メタ)ア
クリル酸、マレイン酸、フマル酸等]、スチレン、ビニ
ルトルエン、酢酸ビニル、塩化ビニル、アクリロニトリ
ル等、多数の重合性不飽和単量体が使用されるが特に限
定されるものでない。
【0025】高分子ラジカル開始剤によるシリコーンマ
クロモノマーまたはそれを主成分とする重合性不飽和単
量体混合物の重合は、有機溶媒として例えばベンゼン、
トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭化水素類、
酢酸エチル、酢酸n−ブチル等のエステル類、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類、N−メチルピロリドン、N,N−ジメ
チルホルムアミド等の含窒素類、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、ブチルアルコール等のアルコー
ル類が挙げられるが、完全に溶解状態で重合しても良い
が、分散または乳化状態で重合が進行しても良い。
【0026】この第1段階の重合に際しては、通常30
〜150℃とし、反応時間は30分〜24時間とするの
が適当であるが、この重合によって得られるプレポリマ
ーが第2段階の重合を開始するようにアゾ基を残存させ
ると共にシリコーンマクロモノマーをできるかぎり重合
させるために重合温度と時間を適宜選ぶことができる。
【0027】上記のようにして得られたアゾ基を含有す
るプレポリマーを再沈殿法等により精製し、更に第2の
重合性不飽和単量体またはその混合物を溶媒と共に溶解
して第2段階の重合を行えばほぼ完全なシリコーン鎖を
側鎖とするビニル−ビニル系ブロック共重合体を製造す
ることができる。しかし、このアゾ基を含有するプレポ
リマーを製造した後、そのまま同一反応器内で更に重合
性不飽和単量体、またはその混合物を添加して所定の温
度及び時間、反応させることによって同様なビニル−ビ
ニル系ブロック共重合体が得られるが、その際には若干
のランダム共重合体も混在してくる。
【0028】シリコーン鎖を側鎖とするビニル−ビニル
系ブロック共重合体の製造は、アゾ基含有プレポリマー
をラジカル重合性不飽和単量体またはその混合物と溶媒
にとかして加熱することにより容易に行える。重合性不
飽和単量体としては、例えば(メタ)アクリル酸エステ
ル[例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アク
リル酸エチル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸ラウ
リル、(メタ)アクリル酸ステアリル、(メタ)アクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸グリシ
ジル等]、重合性不飽和脂肪酸[(メタ)アクリル酸、
クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマル酸等]、
スチレン類(例えばスチレン、ビニルトルエン等)、脂
肪族ビニルエステル(酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル
等)、塩化ビニル、(メタ)アクリロニトリル、マレイ
ン酸またはフマル酸とC1 〜C18なる一価アルコール類
とのジエステル類、含フッ素ビニル単量体(例えばヘキ
サフルオロプロピレンまたはテトラフルオロエチレン
等)(メタ)アクリルアミド類[例えばN−メチロール
(メタ)アクリルアミド、N−メトキシメチル(メタ)
アクリルアミド、N−(イソ)ブトキシメチル(メタ)
アクリルアミド等]、ジエン類(ブタジエン、イソプレ
ン、クロロプレン等)等、多数の重合性不飽和単量体が
使用でき、ラジカル重合性を有する不飽和単量体であれ
ばすべてに適用され、なんら限定されるものではない。
【0029】アゾ基含有ビニル系プレポリマーと重合性
不飽和単量体(またはその混合物)の使用割合はアゾ基
含有プレポリマー2〜80重量%に対して重合性不飽和
単量体(またはその混合物)20〜98重量%である。
アゾ基含有プレポリマーの使用割合は目的とするブロッ
ク共重合体中の所望のシリコーン含有率に応じて適宜選
ぶことができる。
【0030】アゾ基含有ビニル系プレポリマーによる重
合性不飽和単量体またはその混合物の重合反応は通常有
機溶媒の存在下で行われる。有機溶媒としては、例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭
化水素類;酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸アミル等
のエステル類;メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類;N−メチルピロリ
ドン、N,N−ジメチルホルムアミド等の含窒素類;エ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、ブチルアル
コール等のアルコール類があげられる。
【0031】また、重合反応に際しては必要に応じて分
子量調節剤としてラウリルメルカプタン、オクチルメル
カプタン、2−メルカプトエチルアルコール、チオグリ
コール酸オクチル等のような連鎖移動剤を使用すること
ができる。
【0032】アゾ基含有プレポリマーと重合性不飽和単
量体またはその混合物の反応は通常30〜150℃とす
るのが適当であり重合の進行に伴って変化させても良
い。反応時間は通常1〜48時間である。
【0033】このようにしてアゾ基含有プレポリマーを
重合性不飽和単量体の重合反応開始剤として用いること
により、未反応シリコーンマクロモノマーの含有のな
い、シリコーン鎖を側鎖とするビニル−ビニル系ブロッ
ク共重合体が極めて容易に製造される。得られるブロッ
ク共重合体におけるシリコーン含有率は重合性不飽和単
量体またはその混合物に対するアゾ基含有プレポリマー
の使用割合を適宜変えることにより任意に選択できる。
使用するシリコーンマクロモノマーについては、ブロッ
ク共重合体の用途に応じてシリコーン側鎖の分子量及び
その使用割合を選ぶことができる。
【0034】本発明のブロック共重合体及びその樹脂組
成物は、必要に応じて顔料、充填材、骨材、可塑剤、そ
の他の添加剤を配合し、撥水性、剥離性、耐熱性、耐候
性等に優れたコーティング剤、接着剤やプラスチックフ
ィルム、繊維処理剤(加工剤、金属塗装、成形品等の改
質剤などとして有用である。
【0035】
【作用】本発明は、アゾ基含有重合体を高分子ラジカル
開始剤として、シリコーンマクロモノマーを重合させ、
アゾ基を含有し、側鎖にシリコーン鎖を有する新規なビ
ニル系プレポリマーを開発した。
【0036】このビニル系プレポリマーを重合開始剤と
してラジカル重合性不飽和単量体を重合せしめ、側鎖に
シリコーン鎖を有するビニル−ビニル系ブロック共重合
体を開発した。
【0037】このビニル−ビニル系ブロック共重合体
は、一分子中において側鎖にシリコーン鎖を有するビニ
ル主鎖部分をブロック状に有しており、またラジカル重
合性不飽和単量体鎖部分もブロック状になっている。こ
のため他のプラスチック等とのブレンドも容易であるだ
けでなく、シリコーン鎖部分の偏析も極めてスムーズに
行われることになる。
【0038】またシリコーン含有ポリマーにおいて問題
とされる未反応シリコーンモノマーの残存は、第一段に
おいてシリコーンマクロモノマーを反応させており、第
二段でラジカル重合性単量体をブロック共重合するよう
にすることにより、例えシリコーンマクロモノマーを分
離せず、第二段の反応を連続して行ってもシリコーンマ
クロモノマーは第二段反応においても消費されるためほ
とんど問題とならない程度に減少できる。
【0039】
【実施例】以下、実施例及び比較例をあげて本発明を更
に詳細に説明する。 (参考例1)温度計、撹拌機、還流冷却器及び塩化カル
シウム管のついた四つ口フラスコに1,6−ヘキサメチ
レンジオール[(前記一般式(VIII)において、A=
O,B=−(CH26 −]5.6g(0.047mo
l)、トリエチルアミン9.6g(0.09mol)及
びクロロホルム50mlを入れ、充分撹拌した。このフ
ラスコを氷水で冷却しながら、4,4’−アゾビス(4
−シアノペンタン酸クロライド)15.0g(0.04
7mol)とクロロホルム170mlからなる溶液を3
0分かけて滴下した。滴下終了後、35℃恒温油浴中で
2時間加熱撹拌の後、クロロホルム50mlを追加して
希釈し、分液漏斗に移して水を加え振とうして洗浄し
た。次にクロロホルム相を分離し硫酸ナトリウムで乾燥
した後、室温減圧下で濃縮乾固して生成物20.9gを
得た。この生成物は 1H−NMR及び赤外吸収スペクト
ルよりポリ(1,6−ヘキサメチレン−4,4’−アゾ
ビス−4−シアノペンタノエート)であることが確認さ
れた。この平均分子量はGPC分析によりMn=7,1
00、Mw=14,100、Mw/Mn=1.99であ
った。また、数平均分子量(Mn)で計算したときの平
均アゾ基数が20個であった。以下これをアゾ基含有高
分子ラジカル開始剤(1−1)と略記する。
【0040】(参考例2)温度計、撹拌機、還流冷却器
及び塩化カルシウム管のついた四つ口フラスコに1,6
−ヘキサメチレンジオール[(前記一般式(VIII)にお
いて、A=O、B=−(CH26 −]11.8g
(0.10mol)、トリエチルアミン20.2g
(0.20mol)及びクロロホルム100mlを入
れ、充分撹拌した。このフラスコを氷水で冷却しなが
ら、4,4’−アゾビス(4−シアノペンタン酸クロラ
イド)31.7g(0.10mol)とクロロホルム3
50mlからなる溶液を30分かけて滴下した。滴下終
了後、35℃恒温油浴中で2時間加熱撹拌の後、クロロ
ホルム100mlを追加して希釈し、分液漏斗に移して
水を加え振とうして洗浄した。次にクロロホルム相を分
離し硫酸ナトリウムで乾燥した後、室温減圧下で濃縮乾
固して生成物33.1gを得た。この生成物は 1H−N
MR及び赤外吸収スペクトルよりポリ(1,6−ヘキサ
メチレン−4,4’−アゾビス−4−シアノペンタノエ
ート)であることが確認された。この平均分子量はGP
C分析によりMn=7,000、Mw=17,200、
Mw/Mn=2.46であった。また、数平均分子量
(Mn)で計算したときの平均アゾ基数が19個であっ
た。以下これをアゾ基含有高分子ラジカル開始剤(1−
2)と略記する。
【0041】(実施例1)ガラス管中でアゾ基含有高分
子ラジカル開始剤(1−1)0.6g(アゾ基含有量
0.0017mol)とN,N−ジメチルホルムアミド
6mlの溶液を入れ、次いで3−メタアクリロキシプロ
ピルトリス(トリメチルシロキシ)シラン[チッソ
(株)、MTTSと略]6.0g(0.014mol)
とベンゼン1mlの溶液を添加した。ガラス管内の雰囲
気を窒素ガスで置換した後減圧下で溶封した。このアン
プルを60℃の恒温槽に入れ振とうしながら2時間反応
させた。反応終了後、ポリマーをメタノールに沈殿させ
て分離し、乾燥させた後5.8gのアゾ基含有プレポリ
マーを得た。このアゾ基含有プレポリマーはGPC分析
の結果、Mn=43,000、Mw=140,000、
Mw/Mn=3.26であった。このアゾ基含有プレポ
リマー5.6gをメタアクリル酸メチル10.0g
(0.10mol)とベンゼン5mlに溶解したものを
同様なガラス管に入れ、窒素ガス置換の後減圧下で溶封
した。このアンプルを60℃の恒温槽中で振とうさせな
がら5時間重合させた。反応終了後、ポリマーをメタノ
ールに沈殿させて分離し、乾燥させ14.5gのMTT
S−メタアクリル酸メチルブロック共重合体を得た。石
油エーテルによってソックスレー抽出で精製した試料に
ついてGPC分析によりMn=210,000、Mw=
1,170,000、Mw/Mn=5.57であった。
また 1H−NMR分析によりMTTS含有率は35.9
重量%であった。
【0042】(実施例2)アゾ基含有高分子ラジカル開
始剤(1−1)0.2g(アゾ基含有量0.00055
mol)とテトラヒドロフラン7gの溶液をガラス管に
入れ、次いでシリコーンマクロモノマー[チッソ(株)
FM0711、分子量1000]5.0g(0.005
mol)を添加した。この際にやや濁った状態となる
が、そのままガラス管内雰囲気を窒素ガスで置換した後
減圧下で溶封した。このアンプルを60℃の恒温槽に入
れ、振とうしながら2.5時間反応させた。反応終了
後、メタノールを加えてポリマーを分離し、乾燥して
3.5gのアゾ基含有プレポリマーを得た。GPC分析
による分子量はMn=51,000、Mw=280,0
00、Mw/Mn=5.49であった。このアゾ基含有
プレポリマー3.0gをメタアクリル酸メチル10.0
g(0.10mol)と5gのベンゼンに溶解して上記
と同様にガラス管に入れ窒素置換後ガラス管を溶封し
た。このアンプルを60℃の恒温槽中で振とうしながら
3.5時間反応させた。反応後、ポリマーをメタノール
で沈殿させて分離し、乾燥させて6.9gのシリコーン
マクロモノマー−メタアクリル酸メチル系ブロック共重
合体を得た。このブロック共重合体を石油エーテルにて
ソックスレー抽出した試料についてGPC分析を行った
結果、Mn=136,000,Mn=455,000、
Mw/Mn=3.35であった。また 1H−NMR分析
によりブロック共重合体中のシリコーンマクロモノマー
含有率は17.0重量%であった。
【0043】(実施例3)アゾ基含有高分子ラジカル開
始剤(1−2)0.35g(アゾ基含有量0.001m
ol)とメチルエチルケトン5mlの溶液をガラス管に
入れた後、シリコーンマクロモノマー[チッソ(株)、
FMO721、分子量5000]5.0g(0.001
mol)とトルエン3mlの溶液を添加した。ガラス管
内雰囲気を窒素ガスで置換した後ガラス管を溶封した。
このアンプルを60℃の恒温槽中に入れ振とうしながら
1時間反応させた。得られた粘稠液体をメタノールで洗
浄した後減圧下で乾燥した。この液体はGPC分析の結
果、Mn=99,000、Mw=125,000、Mw
/Mn=1.26の高分子量側ピークと共に低分子量側
にシリコーンマクロノモノマーに起因するピークが認め
られた。ガラス管に、この液体4.0gを入れ、更にメ
タアクリル酸メチル10.0g(100mmol)とト
ルエン5mlを添加して溶液とした後、窒素置換し、減
圧下で溶封した。このアンプルを60℃の恒温槽中で振
とうしながら4時間重合させた。反応後、ポリマーをメ
タノールで沈殿させ分離し、乾燥させると9.2gのポ
リマーが得られた。石油エーテルで抽出で生成した試料
についてGPC分析した結果、Mn=62,000、M
w=543,000、Mw/Mn=8.76であった。
また 1H−NMR分析により共重合体中のシリコーンマ
クロノモノマー含有率は6.6重量%であった。
【0044】(比較例1)ガラス管にα,α’−アゾビ
スイソブチロニトリル0.065g(0.0004mo
l)、MTTS4.1g(0.0095mol)、メタ
アクリル酸メチル7.0g(0.07mol)及びベン
ゼン5mlを入れ、ガラス管内雰囲気を窒素ガスで置換
した後、減圧下で溶封した。そのアンプルを60℃の恒
温槽中で振とうしながら4時間反応させた後、内容物を
メタノール中に投入しポリマーを分離した。減圧乾燥に
より5.8gのMTTS−メタアクリル酸メチル系ラン
ダム共重合体を得た。石油エーテルによるソックスレー
抽出で精製した試料について、GPC分析の結果、Mn
=132,000、Mw=244,000、Mw/Mn
=1.85であった。また、 1H−NMR分析により共
重合体中のMTTS含有率は36.5重量%であった。
【0045】(比較例2)ガラス管にα,α’−アゾビ
スイソブチロニトリル0.05g(0.0003mo
l)、シリコーンマクロモノマー[チッソ(株)、FM
O711、分子量1000]2.0g(0.002mo
l)、メタアクリル酸メチル10.0g(0.10mo
l)及びトルエン6mlを入れ、ガラス管内雰囲気を窒
素ガスで置換した後、減圧下で溶封した。そのアンプル
を60℃の恒温槽中で振とうしながら3.5時間反応さ
せた。反応後、内容物をメタノールに投入しポリマーを
沈殿させ、5.0gのシリコーンマクロモノマー−メタ
アクリル酸メチル系ランダム共重合体を得た。石油エー
テルによるソックスレー抽出で精製した試料について、
GPC分析の結果、Mn=59,000、Mw=24
6,000、Mw/Mn=4.17であった。また、 1
H−NMRの結果、共重合体中のシリコーンマクロモノ
マー含有率は14.1重量%であった。
【0046】(比較例3)ガラス管にα,α’−アゾビ
スイソブチロニトリル0.04g(0.0002mo
l)、シリコーンマクロモノマー[チッソ(株)、FM
O721、分子量5000]1.0g(0.0002m
ol)、メタアクリル酸メチル11.0g(0.11m
ol)及びトルエン6mlを入れ、ガラス管内雰囲気を
窒素ガスで置換した後、減圧下で溶封した。そのアンプ
ルを60℃で振とうしながら3.5時間反応させた。反
応後、内容物をメタノールに投入しポリマーを沈殿さ
せ、5.5gのシリコーンマクロモノマー−メタアクリ
ル酸メチル系ランダム共重合体を得た。石油エーテルに
よるソックスレー抽出で精製した試料について、GPC
分析の結果、Mn=57,000、Mw=287,00
0、Mw/Mn=5.04であった。また、 1H−NM
Rの結果、共重合体中のシリコーンマクロモノマー含有
率は9.9重量%であった。
【0047】《性能検査》実施例1〜3及び比較例1〜
3で得られたシリコーンマクロモノマーとメタアクリル
酸メチルからなるビニル−ビニル系ブロック共重合体と
ランダム共重合体について、そのクロロホルム溶液から
ガラス製シャーレにキャストしフィルムを作製した。そ
のキャストフィルムを50℃で2日乾燥した後、空気側
表面について表面性能を測定した。各フィルムの表面性
能として、対水接触角、粘着テープに対する180度剥
離強さ、ESCAケイ素/炭素比(Si/C)を測定し
た。各測定法は以下のとおりである。 対水接触角……エルマ社製接触角測定装置(G−1)を
使用して水滴を置き23℃、50%RHで測定した。 粘着テープに対する180度剥離強さ……19ミリ幅の
粘着テープ(住友3M社製、Scotch#250)を
キャストフィルムに貼りつけ、インストロン1125形
を用いて100mm/minのクロスヘッド速度で23
℃、50%RHで測定した。 ESCAケイ素/炭素比(Si/C)……島津製作所製
X線光電子分析装置(ESCA760)を用いて測定し
【0048】表1にキャストフィルムの空気側表面にお
ける対水接触角、粘着テープに対する180度剥離強
さ、及びESCAケイ素/炭素比をまとめて示す。表1
から、シリコーンマクロモノマー濃度がほぼ同じであっ
てもシリコーンマクロモノマーの分子量が1000以上
になるとブロック共重合体の空気側表面におけるケイ素
表面濃度がランダム共重合体より高くなることが分か
る。また、その結果として粘着テープに対する180度
剥離強さが大きく低下した。これは長いシリコーン側鎖
を有するグラフト共重合体でもシリコーン鎖と重合性不
飽和単量体部分とが相分離を起こすが、ビニル−ビニル
系ブロック共重合体とすることによって一種のシリコー
ン−ビニル系グラフト・ブロック共重合体とみなされ、
更にその相分離が促進されたものと理解される。従っ
て、シリコーン鎖を側鎖とするビニル−ビニル系ブロッ
ク共重合体では相分離によってシリコーン鎖の表面への
偏析がより顕著となるため剥離性、撥水性、耐候性など
の表面機能の向上に対しては非常に有効であることが判
明した。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明により得られるシリコーン鎖を側
鎖とするビニル−ビニル系ブロック共重合体、及びその
樹脂組成物は従来のシリコーン鎖を含有するグラフト共
重合体やブロック共重合体に比べて高い撥水性、剥離
性、耐候性等の表面特性を示しここれらの性能が要求さ
れる分野において有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08G 69/48 NRH 9286−4J (72)発明者 上田 明 大阪府高石市西取石7−1−25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 と一般式(II) 【化2】 及び/または一般式(III ) 【化3】 で示される繰り返し単位を有する数平均分子量1000
    〜10万のアゾ基含有ビニル系プレポリマー。
  2. 【請求項2】 一般式(IV) 【化4】 及び/または一般式(V) 【化5】 で示されるシリコーン鎖を側鎖とする重合性不飽和単量
    体に対し、アゾ基含有重合体からなる高分子ラジカル開
    始剤を0.1〜30重量%の存在下に、すべてアゾ基が
    分解しない条件下で重合させることを特徴とするアゾ基
    含有ビニル系プレポリマーの製造方法。
  3. 【請求項3】 一般式(VI) 【化6】 と一般式(II) 【化7】 及び/または一般式(III ) 【化8】 およびラジカル重合性不飽和単量体の繰り返し単位を有
    し、シリコーン鎖を有するビニル−ビニル系ブロック共
    重合体。
  4. 【請求項4】 ラジカル重合性不飽和単量体を、請求項
    1記載のアゾ基含有ビニル系プレポリマーを開始剤とし
    てブロック共重合させた請求項3記載のビニル−ビニル
    系ブロック共重合体の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のビニル−ビニル系ブロッ
    ク共重合体を含有する表面改質剤。
JP14333792A 1992-05-09 1992-05-09 ブロック共重合体 Pending JPH0616756A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14333792A JPH0616756A (ja) 1992-05-09 1992-05-09 ブロック共重合体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14333792A JPH0616756A (ja) 1992-05-09 1992-05-09 ブロック共重合体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0616756A true JPH0616756A (ja) 1994-01-25

Family

ID=15336441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14333792A Pending JPH0616756A (ja) 1992-05-09 1992-05-09 ブロック共重合体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0616756A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6684728B2 (en) 2000-10-27 2004-02-03 Pubot Giken Co., Ltd. Rectilinear motion driving apparatus
CN1303172C (zh) * 2005-02-25 2007-03-07 华南理工大学 双组分室温交联水性有机硅橡胶防水涂料及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6684728B2 (en) 2000-10-27 2004-02-03 Pubot Giken Co., Ltd. Rectilinear motion driving apparatus
CN1303172C (zh) * 2005-02-25 2007-03-07 华南理工大学 双组分室温交联水性有机硅橡胶防水涂料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6306992B1 (en) Carbosiloxane dendrimer and dendrimer-containing organic polymers
JPS58167606A (ja) ラジカル共重合によるグラフト共重合体の製造方法
Lim et al. Synthesis and Characterization of Poly (dimethyl siloxane)− Poly [alkyl (meth) acrylic acid] Block Copolymers
JP2008525620A (ja) フルオロアクリレート−メルカプト官能性コポリマー
US5171809A (en) Silicone polymers, copolymers and block copolymers and a method for their preparation
JPH0826160B2 (ja) 高分子材料用表面改質剤
JPS61252230A (ja) アゾ基含有ポリシロキサンアミド
CA3030061C (en) Polyacrylate-polysilane block copolymers
Hamurcu et al. Preparation and characterization of block and graft copolymers using macroazoinitiators having siloxane units
JPH0616756A (ja) ブロック共重合体
US5633335A (en) Copolymer of silicone macromonomer and alicyclic epoxy monomer
JP2658152B2 (ja) ポリシロキサン基含有重合体
JP2000053716A (ja) マクロアゾ化合物
US5162396A (en) Silicone polymers, copolymers and block copolymers and a method for their preparation
US5189112A (en) Polymers having pendant thiuram disulphide functions
US5089581A (en) Novel polydiorganosiloxylated thiuram disulfides and radical polymerization of vinyl monomers therewith
US4906713A (en) "Acrylic" ladder polymers
JPH02102211A (ja) くし状またはブロック状構造を有する変性されたポリオルガノ―オルガノシロキサンの製造方法
JP2003055419A (ja) 高分子材料用表面改質剤及びその用途
JPH0778088B2 (ja) ジメチルポリシロキサン―ビニル系ポリマーのブロック共重合体及びそれを用いた被覆組成物
JP2551306B2 (ja) 貯蔵安定性に優れるシリコーン系グラフトポリマーの製造方法
JP2001354773A (ja) オルガノシロキサン結合ビニル系重合体の製造方法
JPH083254A (ja) シリコーン系ブロック共重合体エマルジョンの製造方法
JP2976517B2 (ja) 共重合体およびその製造方法
JPH07278296A (ja) アゾ基含有重合体の製造方法およびブロック共重合体の製造方法