JPH0616611Y2 - ミシンの下糸巻装置 - Google Patents

ミシンの下糸巻装置

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Publication number
JPH0616611Y2
JPH0616611Y2 JP3527187U JP3527187U JPH0616611Y2 JP H0616611 Y2 JPH0616611 Y2 JP H0616611Y2 JP 3527187 U JP3527187 U JP 3527187U JP 3527187 U JP3527187 U JP 3527187U JP H0616611 Y2 JPH0616611 Y2 JP H0616611Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
shaft
sewing machine
winding
thread
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3527187U
Other languages
English (en)
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JPS63143284U (ja
Inventor
俊一 片野坂
政志 田村
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はミシンの下糸巻装置に関し、特に、下糸用ボビ
ンに巻回される下糸の巻き具合を調節可能な下糸巻装置
に関する。
(従来の技術) 本考案にかかる従来技術として、実公昭38−2786
9号公報に開示される技術が知られている。第4図に示
すように、この下糸巻装置では糸巻軸22を台板23に
取付け、台板23の一端23aをミシンの天板21の内
側面に固定し、台板23の他端23bをやはり天板21
の内側面に弾性体24を介して調節ネジ25で取付けた
ものである。下糸の片巻状態を調節する場合には、調節
ネジ25を回動操作して台板23の他端23bを上下に
撓ませ、この移動により台板23に定着させたボビン2
7を上方または下方に傾斜させるものである。
一方、実公昭46−18842号公報に開示される技術
では、第5図に示すように、ボビン32の挿設される糸
巻軸31を作業者に向かって傾斜して機枠上方部に設
け、また糸巻軸31と少し離れた機枠上方部に枢軸33
を糸巻軸31とは非平行に設け、枢軸33を中心に糸案
内34を有する腕杆35を配設した。そして、腕杆35
を回動操作して糸道の角度を変化させることによって、
ボビン32に対する下糸の片巻状態を調節できるように
なっている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、前者の装置では弾性体24のたわみ量に限界が
あるため、台板23の上下調節幅も少ないといった不具
合がある。
また、後者の装置においても同様に、腕杆35の回動調
整範囲が90°程度であるため糸案内を経て延びる糸の
上限、下限の調節幅が少なく、充分な調整ができない、
といった不具合がある。
そこで、本考案は上記不具合を解決して、より簡易な構
成で調節幅を充分に有する下糸巻装置の提供を技術的課
題とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するために本考案において講じた技術的
解決手段は、ミシン機枠に配設される保持軸と、下糸用
ボビンが装着されるとともに前記保持軸に対して略垂直
に配設され前記保持軸を中心として回動可能な糸巻軸を
備えるミシンの下糸巻装置である。
(作用) 上記手段によれば、糸巻軸は保持軸に対して略垂直に配
設されているため、糸巻軸が保持軸を中心に回転する
と、装着されたボビンも保持軸とともに回転して傾斜す
る。傾斜角度は保持軸の回転角度とともに変化させるこ
とができ、ボビンの幅を充分に越える下糸調節幅を持た
せるこが可能となる。
(実施例) 本考案の一実施例を第1図〜第3図に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の下糸巻装置を備えたミシンの背面斜視
図を示す。アーム機枠1の背面側には背面空間が形成さ
れ、背面空間の内壁より突出したヒンジピン20(第2
図)には背面カバー3の下端が枢支され、この背面カバ
ー3によって背面空間は隠蔽されるようになっている。
背面カバー3には糸駒4が装着され、アーム機枠1に配
設される糸案内5を経由して背面空間内に設けられた糸
巻装置6のボビン7に導かれるようになっている。尚、
2はアーム機枠1の前面を構成するフロントパネルを示
す。
第2図に、第1図のA−O−A線に沿う断面図を示す。
このように、背面空間には糸巻腕取付板8がネジ9で固
定され、糸巻腕取付板8に糸巻腕軸10が固定されてい
る。11は糸巻腕で糸巻腕軸10に回動可能に挿着さ
れ、糸巻腕11の他端側の嵌合孔には糸巻保持部材12
の段軸部12aが、ウエーブワッシャ13、Eリング1
4を介して回動調整位置保持可能に嵌合している。
糸巻軸保持部材12には段軸部12aと直交する軸穴が
形成されており、この軸穴にボビン7の装着される糸巻
軸15が回転可能に配設されている。また、糸巻軸15
の他端にはゴム輪18の巻装された糸巻車16が嵌装さ
れている。17は糸巻腕バネで、糸巻車16のゴム輪1
8を図示しないハズミ車に係脱させる。また、19は上
軸を示す。
次に、本実施例の作用について説明する。ボビン7に巻
かれる下糸が、第3−1図の如く糸巻軸15に対して平
行で均等に巻回されている場合にはよいが、第3−2図
又は第3−3図に示すような片巻き状態の場合には、糸
巻保持部材12をそれぞれ矢印に示す方向に回動させ
る。これによって、糸案内5より案内された下糸のボビ
ン7に巻回される位置が下方あるいは上方に移動し、均
等に巻かれるようになる。
本実施例によれば、下糸の片巻状態の調節幅を大きくす
ることが可能となる。
また、下糸巻装置がアーム機枠内の背面空間に配置さ
れ、背面カバー3によって隠蔽されるため、背面カバー
3を閉じた状態ではアーム機枠1外に露出するものがな
く、使用者の衣服などを引っ掛ける恐れがない。
〔考案の効果〕
本考案によれば、糸巻軸を糸巻軸と略垂直に交差する保
持軸を中心に回動させることによって、下糸がボビンに
対して導かれる角度を大きく変化させることができ、こ
の結果、従来のものと比較して大幅に片巻の調節幅が大
きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のミシンの下糸巻装置の一実施例を示す
ミシンの背面斜視図、第2図は第1図のA−O−A線に
沿う断面図、第3図の第3−1図は下糸の正常な巻状
態、第3−2図は下糸がボビンの上方に偏った片巻状
態、第3−3図は下糸がボビンの下方に偏った片巻状
態、第4図は従来のミシンの下糸巻装置の部分断面図、
第5図は別の従来例のミシンの下糸巻装置の平面図をそ
れぞれ示す。 符号の説明 1……アーム機枠(ミシン機枠)、 7……下糸用ボビン、 12a……段軸部(保持軸)、 15……糸巻軸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ミシン機枠に配設される保持軸と、下糸用
    ボビンが装着されるとともに前記保持軸に対して略垂直
    に配設され前記保持軸を中心として回動可能な糸巻軸を
    備えるミシンの下糸巻装置。
JP3527187U 1987-03-11 1987-03-11 ミシンの下糸巻装置 Expired - Lifetime JPH0616611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3527187U JPH0616611Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11 ミシンの下糸巻装置

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JP3527187U JPH0616611Y2 (ja) 1987-03-11 1987-03-11 ミシンの下糸巻装置

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Publication Number Publication Date
JPS63143284U JPS63143284U (ja) 1988-09-21
JPH0616611Y2 true JPH0616611Y2 (ja) 1994-05-02

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JPS63143284U (ja) 1988-09-21

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