JPH06164214A - マイクロ波回路 - Google Patents
マイクロ波回路Info
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- JPH06164214A JPH06164214A JP4231523A JP23152392A JPH06164214A JP H06164214 A JPH06164214 A JP H06164214A JP 4231523 A JP4231523 A JP 4231523A JP 23152392 A JP23152392 A JP 23152392A JP H06164214 A JPH06164214 A JP H06164214A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マイクロ波を斜めより入力することが可能
で、電気特性が良好で、かつ製作が容易なマイクロ波回
路を得ることを目的とする。 【構成】 ストリップライン６を形成した２枚の基板３
を基板面相互に角度θ傾斜するように固定し、コネクタ
１をそのストリップライン３を伝送するマイクロ波と同
一方向に接合する。したがって、コネクタピン２とスト
リップライン３との間の電磁界モードの変換が１回とな
り、さらに、コネクタ１付近のマイクロ波の漏れが少な
くなる。
で、電気特性が良好で、かつ製作が容易なマイクロ波回
路を得ることを目的とする。 【構成】 ストリップライン６を形成した２枚の基板３
を基板面相互に角度θ傾斜するように固定し、コネクタ
１をそのストリップライン３を伝送するマイクロ波と同
一方向に接合する。したがって、コネクタピン２とスト
リップライン３との間の電磁界モードの変換が１回とな
り、さらに、コネクタ１付近のマイクロ波の漏れが少な
くなる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロ波試験用装
置およびマイクロ波関連機器に用いられるマイクロ波回
路に関するものである。
置およびマイクロ波関連機器に用いられるマイクロ波回
路に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図９は従来のマイクロ波回路を示す断面
図であり、図において、１はマイクロ波を伝送する同軸
ケーブルを接続するための同軸コネクタ、２はコネクタ
ピン、３は上部基板、４は下部基板である。５は上部基
板３と下部基板４間のトリプレートライン、６は下部基
板４上のストリップライン、７は金属ブロック、８は同
軸コネクタ１と金属ブロック７を導通させるためのスル
ーホール、９ａ，９ｂ，９ｃはそれぞれ導体面である。
図であり、図において、１はマイクロ波を伝送する同軸
ケーブルを接続するための同軸コネクタ、２はコネクタ
ピン、３は上部基板、４は下部基板である。５は上部基
板３と下部基板４間のトリプレートライン、６は下部基
板４上のストリップライン、７は金属ブロック、８は同
軸コネクタ１と金属ブロック７を導通させるためのスル
ーホール、９ａ，９ｂ，９ｃはそれぞれ導体面である。
【０００３】次に動作について説明する。マイクロ波は
同軸コネクタ１を通じて上部より入力され、コネクタピ
ン２を通じて上部基板３と下部基板４間のトリプレート
ライン５に伝送され、さらに、下部基板４上のストリッ
プライン６に伝送される。この時、マイクロ波はコネク
タピン２とトリプレートライン５との間およびトリプレ
ートライン５とストリップライン６との間において、電
磁界モードの変換がおこる。
同軸コネクタ１を通じて上部より入力され、コネクタピ
ン２を通じて上部基板３と下部基板４間のトリプレート
ライン５に伝送され、さらに、下部基板４上のストリッ
プライン６に伝送される。この時、マイクロ波はコネク
タピン２とトリプレートライン５との間およびトリプレ
ートライン５とストリップライン６との間において、電
磁界モードの変換がおこる。
【０００４】また、同軸ケーブルが接続された同軸コネ
クタ１の外部導体は、上部基板３と下部基板４を介した
スルーホール８を通じて、金属ブロック７とグランドを
共通にしている。また、上部基板３は、鉛直方向より同
軸コネクタ１を通じて入力されたマイクロ波がコネクタ
ピン２と下部基板４間から漏れるのを防ぐために設けら
れている。このように、ストリップライン６にマイクロ
波を伝送するマイクロ波回路では、鉛直方向より同軸コ
ネクタ１を通じてマイクロ波を入力していた。
クタ１の外部導体は、上部基板３と下部基板４を介した
スルーホール８を通じて、金属ブロック７とグランドを
共通にしている。また、上部基板３は、鉛直方向より同
軸コネクタ１を通じて入力されたマイクロ波がコネクタ
ピン２と下部基板４間から漏れるのを防ぐために設けら
れている。このように、ストリップライン６にマイクロ
波を伝送するマイクロ波回路では、鉛直方向より同軸コ
ネクタ１を通じてマイクロ波を入力していた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のマイクロ波回路
は以上のように構成されているので、マイクロ波を鉛直
方向より入力することしかできず、斜め方向より入力す
ることができなかった。また、マイクロ波はコネクタピ
ン２とトリプレートライン５との間およびトリプレート
ライン５とストリップライン６との間において、２度の
電磁界モードの変換がおこり、電磁界モードの整合をと
るのが困難であった。また、同軸コネクタ１と導体面９
ａとの隙間よりマイクロ波が漏れ、マイクロ波が減衰
し、さらに、同軸コネクタ１の外部導体と金属ブロック
７とをスルーホール８にてグランドを共通にする際、上
部基板３と下部基板４を介さなければならないので、製
作上困難になるなどの問題点があった。
は以上のように構成されているので、マイクロ波を鉛直
方向より入力することしかできず、斜め方向より入力す
ることができなかった。また、マイクロ波はコネクタピ
ン２とトリプレートライン５との間およびトリプレート
ライン５とストリップライン６との間において、２度の
電磁界モードの変換がおこり、電磁界モードの整合をと
るのが困難であった。また、同軸コネクタ１と導体面９
ａとの隙間よりマイクロ波が漏れ、マイクロ波が減衰
し、さらに、同軸コネクタ１の外部導体と金属ブロック
７とをスルーホール８にてグランドを共通にする際、上
部基板３と下部基板４を介さなければならないので、製
作上困難になるなどの問題点があった。
【０００６】請求項１の発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、マイクロ波を斜めより入
力することが可能で、電気特性が良好で、かつ製作が容
易なマイクロ波回路を得ることを目的とする。
消するためになされたもので、マイクロ波を斜めより入
力することが可能で、電気特性が良好で、かつ製作が容
易なマイクロ波回路を得ることを目的とする。
【０００７】請求項２の発明は、電磁界モードの整合を
とることができ、さらに電気特性が良好なマイクロ波回
路を得ることを目的とする。
とることができ、さらに電気特性が良好なマイクロ波回
路を得ることを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係るマ
イクロ波回路は、ストリップラインを形成した２枚の基
板と、その２枚の基板を基板面相互に傾斜するように固
定する基板取付面を有した金属ブロックと、その２枚の
基板上のストリップライン間を接続する導体薄と、その
ストリップラインとマイクロ波の伝送方向と同一方向に
接合されたコネクタピンを有するコネクタを固定しその
金属ブロックに取付けられたコネクタ板とを備えたもの
である。
イクロ波回路は、ストリップラインを形成した２枚の基
板と、その２枚の基板を基板面相互に傾斜するように固
定する基板取付面を有した金属ブロックと、その２枚の
基板上のストリップライン間を接続する導体薄と、その
ストリップラインとマイクロ波の伝送方向と同一方向に
接合されたコネクタピンを有するコネクタを固定しその
金属ブロックに取付けられたコネクタ板とを備えたもの
である。
【０００９】請求項２の発明に係るマイクロ波回路は、
ストリップラインを形成した２枚の基板と、その２枚の
基板を基板面相互に傾斜するように固定する基板取付面
を有した金属ブロックと、その２枚の基板上のストリッ
プライン間を接続する導体薄と、そのストリップライン
間の接続部よりマイクロ波の波長の１／２近傍離れたス
トリップライン上に設けられた分岐パターンとを備えた
ものである。
ストリップラインを形成した２枚の基板と、その２枚の
基板を基板面相互に傾斜するように固定する基板取付面
を有した金属ブロックと、その２枚の基板上のストリッ
プライン間を接続する導体薄と、そのストリップライン
間の接続部よりマイクロ波の波長の１／２近傍離れたス
トリップライン上に設けられた分岐パターンとを備えた
ものである。
【００１０】
【作用】請求項１の発明におけるマイクロ波回路は、傾
斜した基板上のストリップラインを伝送するマイクロ波
と同一方向にコネクタピンを接合させたことにより、コ
ネクタよりマイクロ波を斜めに入力することを可能に
し、さらに、コネクタピンとストリップラインとの間の
電磁界モードの変換を無くすと共に、コネクタ付近のマ
イクロ波の漏れを無くす。
斜した基板上のストリップラインを伝送するマイクロ波
と同一方向にコネクタピンを接合させたことにより、コ
ネクタよりマイクロ波を斜めに入力することを可能に
し、さらに、コネクタピンとストリップラインとの間の
電磁界モードの変換を無くすと共に、コネクタ付近のマ
イクロ波の漏れを無くす。
【００１１】請求項２の発明におけるマイクロ波回路
は、ストリップライン間の接続部よりマイクロ波の波長
の１／２近傍離れたストリップライン上に分岐パターン
を設けたことにより、分岐パターン上で導体薄による位
相が反転したマイクロ波の反射波をマイクロ波の最大値
で打ち消し、電磁界モードの整合をとる。
は、ストリップライン間の接続部よりマイクロ波の波長
の１／２近傍離れたストリップライン上に分岐パターン
を設けたことにより、分岐パターン上で導体薄による位
相が反転したマイクロ波の反射波をマイクロ波の最大値
で打ち消し、電磁界モードの整合をとる。
【００１２】
【実施例】実施例１．以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図１は請求項１の発明の一実施例によ
るマイクロ波回路を示す断面図であり、図において、１
はマイクロ波を伝送する同軸ケーブルを接続するための
同軸コネクタ（コネクタ）、２はコネクタピンであり、
このコネクタピン２はストリップライン６を伝送するマ
イクロ波と同一方向に接合されている。３は上面にスト
リップライン６を形成した２枚の基板、７は２枚の基板
３の辺同士を接合させ、その基板面が相互に角度θ分傾
斜するように固定できる基板取付面を有する金属ブロッ
クであり、２枚の基板３と金属ブロック７の基板取付面
は半田付けされている。１０はコネクタ１をねじにて固
定し、さらに、金属ブロック７にねじにて固定されたコ
ネクタ板、１１は２枚の基板３上のストリップライン６
間を接続する金リボン（導体薄）である。
ついて説明する。図１は請求項１の発明の一実施例によ
るマイクロ波回路を示す断面図であり、図において、１
はマイクロ波を伝送する同軸ケーブルを接続するための
同軸コネクタ（コネクタ）、２はコネクタピンであり、
このコネクタピン２はストリップライン６を伝送するマ
イクロ波と同一方向に接合されている。３は上面にスト
リップライン６を形成した２枚の基板、７は２枚の基板
３の辺同士を接合させ、その基板面が相互に角度θ分傾
斜するように固定できる基板取付面を有する金属ブロッ
クであり、２枚の基板３と金属ブロック７の基板取付面
は半田付けされている。１０はコネクタ１をねじにて固
定し、さらに、金属ブロック７にねじにて固定されたコ
ネクタ板、１１は２枚の基板３上のストリップライン６
間を接続する金リボン（導体薄）である。
【００１３】次に動作について説明する。マイクロ波は
同軸コネクタ１を通じて斜め上方より入力され、コネク
タピン２から基板３上のストリップライン６に伝送さ
れ、さらに、金リボン１１を介して次段のストリップラ
イン６に伝送される。この時、コネクタピン２とストリ
ップライン６との接合が伝送されるマイクロ波と同一方
向なので、伝送されるマイクロ波は電磁界モードの変換
をおこすことなく、さらに、コネクタピン２とストリッ
プライン６間でのマイクロ波の漏れも無い。
同軸コネクタ１を通じて斜め上方より入力され、コネク
タピン２から基板３上のストリップライン６に伝送さ
れ、さらに、金リボン１１を介して次段のストリップラ
イン６に伝送される。この時、コネクタピン２とストリ
ップライン６との接合が伝送されるマイクロ波と同一方
向なので、伝送されるマイクロ波は電磁界モードの変換
をおこすことなく、さらに、コネクタピン２とストリッ
プライン６間でのマイクロ波の漏れも無い。
【００１４】さらに、従来技術で示した上部基板３が不
要になるので、同軸コネクタ１の外部導体と金属ブロッ
ク７とのグランドの共通は、コネクタ１を固定するねじ
にて同軸コネクタ１の外部導体と金属ブロック７とを導
通させたり、あるいは、コネクタ１を固定するねじとコ
ネクタ板１０を固定するねじとを導通させることによ
り、容易にグランドを共通にすることができるので構造
を簡単にできると共に製作を容易にすることができる。
要になるので、同軸コネクタ１の外部導体と金属ブロッ
ク７とのグランドの共通は、コネクタ１を固定するねじ
にて同軸コネクタ１の外部導体と金属ブロック７とを導
通させたり、あるいは、コネクタ１を固定するねじとコ
ネクタ板１０を固定するねじとを導通させることによ
り、容易にグランドを共通にすることができるので構造
を簡単にできると共に製作を容易にすることができる。
【００１５】実施例２．図２はマイクロ波の多段増幅装
置を示す外観図であり、図において、１ａ，１ｂは入力
側コネクタおよび出力側コネクタ、１２ａ〜１２ｄは増
幅器であり４段構成されている。１３はケース、１４は
トランジスタである。また、図３は図２における増幅器
１２ｂを取りはずし、実施例１のマイクロ波回路を挿入
したものである。
置を示す外観図であり、図において、１ａ，１ｂは入力
側コネクタおよび出力側コネクタ、１２ａ〜１２ｄは増
幅器であり４段構成されている。１３はケース、１４は
トランジスタである。また、図３は図２における増幅器
１２ｂを取りはずし、実施例１のマイクロ波回路を挿入
したものである。
【００１６】次に動作について説明する。図２に示した
ようなマイクロ波の多段増幅装置では、入力側コネクタ
１ａおよび出力側コネクタ１ｂより、装置全体のマイク
ロ波特性を測定することはできるが、ケース１３内に組
み込んだ増幅器１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの個々
のマイクロ波特性はケース１３等のマイクロ波の影響に
より測定することはできない。しかし、図３に示したよ
うにマイクロ波回路を挿入することにより、増幅器１２
ｃ，１２ｄを組み合わせた時のマイクロ波特性を測定す
ることができる。同様に、増幅器１２ｃの換りにマイク
ロ波回路を挿入すれば、増幅器１２ｄ単体のマイクロ波
特性を測定することができ、さらに、増幅器１２ａの換
りにマイクロ波回路を挿入すれば、増幅器１２ｂ，１２
ｃ，１２ｄを組み合わせた時のマイクロ波特性を測定す
ることができる。
ようなマイクロ波の多段増幅装置では、入力側コネクタ
１ａおよび出力側コネクタ１ｂより、装置全体のマイク
ロ波特性を測定することはできるが、ケース１３内に組
み込んだ増幅器１２ａ，１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの個々
のマイクロ波特性はケース１３等のマイクロ波の影響に
より測定することはできない。しかし、図３に示したよ
うにマイクロ波回路を挿入することにより、増幅器１２
ｃ，１２ｄを組み合わせた時のマイクロ波特性を測定す
ることができる。同様に、増幅器１２ｃの換りにマイク
ロ波回路を挿入すれば、増幅器１２ｄ単体のマイクロ波
特性を測定することができ、さらに、増幅器１２ａの換
りにマイクロ波回路を挿入すれば、増幅器１２ｂ，１２
ｃ，１２ｄを組み合わせた時のマイクロ波特性を測定す
ることができる。
【００１７】実施例３．なお、上記実施例２では、マイ
クロ波回路を多段増幅装置内でマイクロ波入力回路とし
て用いた場合について示したが、図４に示すように、多
段増幅装置内の途中にマイクロ波回路を挿入し、マイク
ロ波を取り出すマイクロ波出力回路としても同様の効果
を奏する。
クロ波回路を多段増幅装置内でマイクロ波入力回路とし
て用いた場合について示したが、図４に示すように、多
段増幅装置内の途中にマイクロ波回路を挿入し、マイク
ロ波を取り出すマイクロ波出力回路としても同様の効果
を奏する。
【００１８】実施例４．図５に示すように、増幅器１２
ｂの両側にマイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回
路を置くことにより、増幅器１２ｂ単体のマイクロ波特
性を測定することができる。また、図６に示すように、
あらかじめマイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回
路を金リボン１１でつなぎマイクロ波特性を測定するこ
とにより、容易にマイクロ波特性データを較正すること
ができる。
ｂの両側にマイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回
路を置くことにより、増幅器１２ｂ単体のマイクロ波特
性を測定することができる。また、図６に示すように、
あらかじめマイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回
路を金リボン１１でつなぎマイクロ波特性を測定するこ
とにより、容易にマイクロ波特性データを較正すること
ができる。
【００１９】実施例５．図７に示すように、金属ブロッ
ク７の角度θを大きくすることにより、ケース寸法の小
さい多段増幅装置にも組み込むことができる。また、ケ
ース寸法に制約があり、同軸ケーブルを上部から引き込
む場合などに、角度θの大きな金属ブロック７を用いる
のは有効である。
ク７の角度θを大きくすることにより、ケース寸法の小
さい多段増幅装置にも組み込むことができる。また、ケ
ース寸法に制約があり、同軸ケーブルを上部から引き込
む場合などに、角度θの大きな金属ブロック７を用いる
のは有効である。
【００２０】実施例６．図８は請求項２の発明によるマ
イクロ波回路を示す断面図であり、図において、１５は
２枚の基板３のストリップライン６の接続部よりマイク
ロ波の波長λの１／２近傍離れたストリップライン６上
に設けられた分岐パターンである。この分岐パターン１
５により金リボン１１による位相が反転したマイクロ波
の反射波をマイクロ波の最大値で打ち消し、電磁界モー
ドを整合させることができ、マイクロ波の減衰を小さく
することができる。
イクロ波回路を示す断面図であり、図において、１５は
２枚の基板３のストリップライン６の接続部よりマイク
ロ波の波長λの１／２近傍離れたストリップライン６上
に設けられた分岐パターンである。この分岐パターン１
５により金リボン１１による位相が反転したマイクロ波
の反射波をマイクロ波の最大値で打ち消し、電磁界モー
ドを整合させることができ、マイクロ波の減衰を小さく
することができる。
【００２１】なお、上記実施例１〜実施例６において、
金リボン１１にて２枚の基板３上のストリップライン６
間を接続していたが、ストリップライン６の形状および
材料に応じてテフロン基板または銅薄を用いてもよい。
金リボン１１にて２枚の基板３上のストリップライン６
間を接続していたが、ストリップライン６の形状および
材料に応じてテフロン基板または銅薄を用いてもよい。
【００２２】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明によれば
ストリップラインを形成した２枚の基板を基板面相互に
傾斜するように固定し、コネクタピンをそのストリップ
ラインを伝送するマイクロ波と同一方向に接合するよう
に構成したので、コネクタよりマイクロ波を斜めに入力
することが可能になり、さらに、コネクタピンとストリ
ップラインとの間の電磁界モードの変換を無くすと共
に、コネクタ付近のマイクロ波の漏れが無くなり、電気
特性が良好で、かつ製作が容易なマイクロ波回路が得ら
れる効果がある。
ストリップラインを形成した２枚の基板を基板面相互に
傾斜するように固定し、コネクタピンをそのストリップ
ラインを伝送するマイクロ波と同一方向に接合するよう
に構成したので、コネクタよりマイクロ波を斜めに入力
することが可能になり、さらに、コネクタピンとストリ
ップラインとの間の電磁界モードの変換を無くすと共
に、コネクタ付近のマイクロ波の漏れが無くなり、電気
特性が良好で、かつ製作が容易なマイクロ波回路が得ら
れる効果がある。
【００２３】また、請求項２の発明によればストリップ
ラインを形成した２枚の基板を基板面相互に傾斜するよ
うに固定し、ストリップライン間の接続部よりマイクロ
波の波長の１／２近傍離れたストリップライン上に分岐
パターンを設けるように構成したので、分岐パターン上
で導体薄による位相が反転したマイクロ波の反射波をマ
イクロ波の最大値で打ち消し、電磁界モードの整合をと
ることができると共に、マイクロ波の減衰を小さくする
ことができ、さらに電気特性が良好なマイクロ波回路が
得られる効果がある。
ラインを形成した２枚の基板を基板面相互に傾斜するよ
うに固定し、ストリップライン間の接続部よりマイクロ
波の波長の１／２近傍離れたストリップライン上に分岐
パターンを設けるように構成したので、分岐パターン上
で導体薄による位相が反転したマイクロ波の反射波をマ
イクロ波の最大値で打ち消し、電磁界モードの整合をと
ることができると共に、マイクロ波の減衰を小さくする
ことができ、さらに電気特性が良好なマイクロ波回路が
得られる効果がある。
【図１】請求項１の発明の一実施例によるマイクロ波回
路を示す断面図である。
路を示す断面図である。
【図２】マイクロ波の多段増幅装置を示す外観図であ
る。
る。
【図３】多段増幅装置内でマイクロ波入力回路として用
いた場合を示す説明図である。
いた場合を示す説明図である。
【図４】多段増幅装置内でマイクロ波出力回路として用
いた場合を示す説明図である。
いた場合を示す説明図である。
【図５】多段増幅装置内でマイクロ波入力回路およびマ
イクロ波出力回路として用いた場合を示す説明図であ
る。
イクロ波出力回路として用いた場合を示す説明図であ
る。
【図６】マイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回路
を直接接続した場合を示す説明図である。
を直接接続した場合を示す説明図である。
【図７】請求項１の発明の他の実施例によるマイクロ波
回路を示す断面図である。
回路を示す断面図である。
【図８】請求項２の発明の一実施例によるマイクロ波回
路を示す断面図である。
路を示す断面図である。
【図９】従来のマイクロ波回路を示す断面図である。
１ 同軸コネクタ（コネクタ） ２ コネクタピン ３ ストリップライン ６ 基板 ７ 金属ブロック １０ コネクタ板 １１ 金リボン（導体薄） １５ 分岐パターン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成５年２月８日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１０】
【作用】請求項１の発明におけるマイクロ波回路は、傾
斜した基板上のストリップラインを伝送するマイクロ波
と同一方向にコネクタピンを接合させたことにより、コ
ネクタよりマイクロ波を斜めに入力することを可能に
し、さらに、コネクタピンとストリップラインとの間の
電磁界モードの変換を１回にすると共に、コネクタ付近
のマイクロ波の漏れを少なくする。
斜した基板上のストリップラインを伝送するマイクロ波
と同一方向にコネクタピンを接合させたことにより、コ
ネクタよりマイクロ波を斜めに入力することを可能に
し、さらに、コネクタピンとストリップラインとの間の
電磁界モードの変換を１回にすると共に、コネクタ付近
のマイクロ波の漏れを少なくする。
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１３
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１３】次に動作について説明する。マイクロ波は
同軸コネクタ１を通じて斜め上方より入力され、コネク
タピン２から基板３上のストリップライン６に伝送さ
れ、さらに、金リボン１１を介して次段のストリップラ
イン６に伝送される。この時、コネクタピン２とストリ
ップライン６間の電磁界モードの変換は１回で、さら
に、コネクタピン２とストリップライン６間でのマイク
ロ波の漏れも少ない。
同軸コネクタ１を通じて斜め上方より入力され、コネク
タピン２から基板３上のストリップライン６に伝送さ
れ、さらに、金リボン１１を介して次段のストリップラ
イン６に伝送される。この時、コネクタピン２とストリ
ップライン６間の電磁界モードの変換は１回で、さら
に、コネクタピン２とストリップライン６間でのマイク
ロ波の漏れも少ない。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００１８
【補正方法】変更
【補正内容】
【００１８】実施例４．図５に示すように、増幅器１２
ｂの両側にマイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回
路を置くことにより、増幅器１２ｂ単体のマイクロ波特
性を測定することができる。また、図６に示すように、
あらかじめマイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回
路を金リボン１１でつなぎマイクロ波特性を測定するこ
とにより、容易にマイクロ波特性データを校正すること
ができる。
ｂの両側にマイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回
路を置くことにより、増幅器１２ｂ単体のマイクロ波特
性を測定することができる。また、図６に示すように、
あらかじめマイクロ波入力回路およびマイクロ波出力回
路を金リボン１１でつなぎマイクロ波特性を測定するこ
とにより、容易にマイクロ波特性データを校正すること
ができる。
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２０
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２０】実施例６．図８は請求項２の発明によるマ
イクロ波回路を示す斜視図であり、図において、１５は
２枚の基板３のストリップライン６の接続部よりマイク
ロ波の波長λの１／２近傍離れたストリップライン６上
に設けられた分岐パターンである。この分岐パターン１
５により金リボン１１による位相が反転したマイクロ波
の反射波をマイクロ波の最大値で打ち消し、電磁界モー
ドを整合させることができ、マイクロ波の減衰を小さく
することができる。
イクロ波回路を示す斜視図であり、図において、１５は
２枚の基板３のストリップライン６の接続部よりマイク
ロ波の波長λの１／２近傍離れたストリップライン６上
に設けられた分岐パターンである。この分岐パターン１
５により金リボン１１による位相が反転したマイクロ波
の反射波をマイクロ波の最大値で打ち消し、電磁界モー
ドを整合させることができ、マイクロ波の減衰を小さく
することができる。
【手続補正５】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２１
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２１】なお、上記実施例１〜実施例６において、
金リボン１１にて２枚の基板３上のストリップライン６
間を接続していたが、必ずしも限定するものではなくス
トリップライン６の材料に応じて適当な導体リボンを用
いればよい。
金リボン１１にて２枚の基板３上のストリップライン６
間を接続していたが、必ずしも限定するものではなくス
トリップライン６の材料に応じて適当な導体リボンを用
いればよい。
【手続補正６】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２２】
【発明の効果】以上のように、請求項１の発明によれば
ストリップラインを形成した２枚の基板を基板面相互に
傾斜するように固定し、コネクタピンをそのストリップ
ラインを伝送するマイクロ波と同一方向に接合するよう
に構成したので、コネクタよりマイクロ波を斜めに入力
することが可能になり、さらに、コネクタピンとストリ
ップラインとの間の電磁界モードの変換を１回にすると
共に、コネクタ付近のマイクロ波の漏れが少なくなり、
電気特性が良好で、かつ製作が容易なマイクロ波回路が
得られる効果がある。
ストリップラインを形成した２枚の基板を基板面相互に
傾斜するように固定し、コネクタピンをそのストリップ
ラインを伝送するマイクロ波と同一方向に接合するよう
に構成したので、コネクタよりマイクロ波を斜めに入力
することが可能になり、さらに、コネクタピンとストリ
ップラインとの間の電磁界モードの変換を１回にすると
共に、コネクタ付近のマイクロ波の漏れが少なくなり、
電気特性が良好で、かつ製作が容易なマイクロ波回路が
得られる効果がある。
【手続補正７】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図８
【補正方法】変更
【補正内容】
【図８】請求項２の発明の一実施例によるマイクロ波回
路を示す斜視図である。
路を示す斜視図である。
【手続補正８】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 １ 同軸コネクタ（コネクタ） ２ コネクタピン ３ 基板 ６ ストリップライン ７ 金属ブロック １０ コネクタ板 １１ 金リボン（導体薄） １５ 分岐パターン
【手続補正９】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図３
【補正方法】変更
【補正内容】
【図３】
【手続補正１０】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図４
【補正方法】変更
【補正内容】
【図４】
【手続補正１１】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図５
【補正方法】変更
【補正内容】
【図５】
【手続補正１２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図６
【補正方法】変更
【補正内容】
【図６】
【手続補正１３】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図７
【補正方法】変更
【補正内容】
【図７】
Claims (2)
- 【請求項１】 マイクロ波をコネクタより入力し伝送す
るマイクロ波回路において、上記マイクロ波を伝送する
ストリップラインを形成した２枚の基板と、その２枚の
基板を基板面相互に傾斜するように固定する基板取付面
を有した金属ブロックと、その２枚の基板上のストリッ
プライン間を接続する導体薄と、上記ストリップライン
とマイクロ波の伝送方向と同一方向に接合されたコネク
タピンを有するコネクタを固定しその金属ブロックに取
付けられたコネクタ板とを備えたことを特徴とするマイ
クロ波回路。 - 【請求項２】 マイクロ波をコネクタより入力し伝送す
るマイクロ波回路において、上記マイクロ波を伝送する
ストリップラインを形成した２枚の基板と、その２枚の
基板を基板面相互に傾斜するように固定する基板取付面
を有した金属ブロックと、その２枚の基板上のストリッ
プライン間を接続する導体薄と、そのストリップライン
間の接続部よりマイクロ波の波長の１／２近傍離れたス
トリップライン上に設けられた分岐パターンとを備えた
ことを特徴とするマイクロ波回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4231523A JPH06164214A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | マイクロ波回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4231523A JPH06164214A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | マイクロ波回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06164214A true JPH06164214A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=16924828
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4231523A Pending JPH06164214A (ja) | 1992-08-07 | 1992-08-07 | マイクロ波回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06164214A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08125411A (ja) * | 1994-10-25 | 1996-05-17 | Nec Corp | Ｍｉｃアイソレータ接続回路 |
| JPH0936612A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | ストリップ線路回路 |
| JPH1041739A (ja) * | 1996-07-22 | 1998-02-13 | Nec Corp | マイクロストリップ線路及びそれを形成したマイクロ ストリップアンテナ |
| JPH1075116A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-03-17 | Toshiba Corp | アンテナ、接続装置、カップラ及び基板積層方法 |
| JP2000091802A (ja) * | 1998-09-11 | 2000-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波回路 |
| JP2017143514A (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | 日本電産エレシス株式会社 | 導波路装置および当該導波路装置を備えるアンテナ装置 |
-
1992
- 1992-08-07 JP JP4231523A patent/JPH06164214A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08125411A (ja) * | 1994-10-25 | 1996-05-17 | Nec Corp | Ｍｉｃアイソレータ接続回路 |
| JPH0936612A (ja) * | 1995-07-21 | 1997-02-07 | Mitsubishi Electric Corp | ストリップ線路回路 |
| JPH1075116A (ja) * | 1996-06-28 | 1998-03-17 | Toshiba Corp | アンテナ、接続装置、カップラ及び基板積層方法 |
| JPH1041739A (ja) * | 1996-07-22 | 1998-02-13 | Nec Corp | マイクロストリップ線路及びそれを形成したマイクロ ストリップアンテナ |
| JP2000091802A (ja) * | 1998-09-11 | 2000-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | マイクロ波回路 |
| JP2017143514A (ja) * | 2016-02-08 | 2017-08-17 | 日本電産エレシス株式会社 | 導波路装置および当該導波路装置を備えるアンテナ装置 |
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