JPH06163163A - 高圧放電灯点灯装置 - Google Patents
高圧放電灯点灯装置Info
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- JPH06163163A JPH06163163A JP31322692A JP31322692A JPH06163163A JP H06163163 A JPH06163163 A JP H06163163A JP 31322692 A JP31322692 A JP 31322692A JP 31322692 A JP31322692 A JP 31322692A JP H06163163 A JPH06163163 A JP H06163163A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新品の状態から寿命末期の状態までのあらゆ
る状態の高圧放電ランプを音響的共鳴現象を生じること
なく安定して高周波点灯させることができる高圧放電灯
点灯装置を提供する。 【構成】 電源回路部１から供給される直流電力をイン
バータ回路部２で高周波電力に変換して高圧放電ランプ
６に加えて、高圧放電ランプ６を高周波点灯させる。電
源回路部１と連動したタイマ回路部３を付設し、電源投
入時間（≒高圧放電ランプの点灯時間）に比例して増大
するタイマ回路部３の出力信号に比例してインバータ回
路部２の発振周波数を上昇させる。このようにすること
で、インバータ回路部２の発振周波数を常に高圧放電ラ
ンプ６が音響的共鳴現象が生じる最高の周波数より高い
状態に保つことが可能となる。
る状態の高圧放電ランプを音響的共鳴現象を生じること
なく安定して高周波点灯させることができる高圧放電灯
点灯装置を提供する。 【構成】 電源回路部１から供給される直流電力をイン
バータ回路部２で高周波電力に変換して高圧放電ランプ
６に加えて、高圧放電ランプ６を高周波点灯させる。電
源回路部１と連動したタイマ回路部３を付設し、電源投
入時間（≒高圧放電ランプの点灯時間）に比例して増大
するタイマ回路部３の出力信号に比例してインバータ回
路部２の発振周波数を上昇させる。このようにすること
で、インバータ回路部２の発振周波数を常に高圧放電ラ
ンプ６が音響的共鳴現象が生じる最高の周波数より高い
状態に保つことが可能となる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ＨＩＤランプ等の高
圧放電ランプを高周波点灯させる高圧放電灯点灯装置に
関するものである。
圧放電ランプを高周波点灯させる高圧放電灯点灯装置に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図１０に従来の高圧放電灯点灯装置のブ
ロック図を示す。この高圧放電灯点灯装置は、図１０に
示すように、電源回路部１から供給される直流電力をイ
ンバータ回路部２で高周波電力に変換して高圧放電ラン
プ６に供給することにより、高圧放電ランプ６を高周波
点灯させている。このとき、高圧放電ランプ６の点灯周
波数ｆ1 は、音響共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARを
超える値に設定されている。
ロック図を示す。この高圧放電灯点灯装置は、図１０に
示すように、電源回路部１から供給される直流電力をイ
ンバータ回路部２で高周波電力に変換して高圧放電ラン
プ６に供給することにより、高圧放電ランプ６を高周波
点灯させている。このとき、高圧放電ランプ６の点灯周
波数ｆ1 は、音響共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARを
超える値に設定されている。
【０００３】周知のように、高圧放電ランプを高周波点
灯させる場合には、音響的共鳴現象が生じ、その周波数
帯は、放電ランプの種類，形状によって異なるものの、
概ね数ｋHzないし数百ｋHzの範囲である。したがって、
点灯周波数ｆ1 を対象高圧放電ランプに応じた一定以上
の周波数に設定すれば、高圧放電ランプの安定した点灯
を実現することができるが、現在の技術では、点灯周波
数の上昇に伴って回路効率が低下することから、ｆ1 ＞
ｆARでかつｆ1 ≒ｆARとする場合が一般的である。
灯させる場合には、音響的共鳴現象が生じ、その周波数
帯は、放電ランプの種類，形状によって異なるものの、
概ね数ｋHzないし数百ｋHzの範囲である。したがって、
点灯周波数ｆ1 を対象高圧放電ランプに応じた一定以上
の周波数に設定すれば、高圧放電ランプの安定した点灯
を実現することができるが、現在の技術では、点灯周波
数の上昇に伴って回路効率が低下することから、ｆ1 ＞
ｆARでかつｆ1 ≒ｆARとする場合が一般的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例では、ｆ
1 ＞ｆARでかつｆ1 ≒ｆARとしているが、最近の研究の
結果、音響共鳴現象が生じる最高の周波数ｆARは高圧放
電ランプの点灯時間の増加に伴って上昇する傾向がある
ことが明らかになり、高圧放電ランプの点灯時間の増加
に伴って音響的共鳴現象が生じるという問題がある。
1 ＞ｆARでかつｆ1 ≒ｆARとしているが、最近の研究の
結果、音響共鳴現象が生じる最高の周波数ｆARは高圧放
電ランプの点灯時間の増加に伴って上昇する傾向がある
ことが明らかになり、高圧放電ランプの点灯時間の増加
に伴って音響的共鳴現象が生じるという問題がある。
【０００５】この発明の目的は、上記のような問題を解
消し、高圧放電ランプを新品の状態から寿命末期の状態
までのあらゆる状態で音響的共鳴現象を生じることなく
安定して高周波点灯させることができる高圧放電灯点灯
装置を提供することである。
消し、高圧放電ランプを新品の状態から寿命末期の状態
までのあらゆる状態で音響的共鳴現象を生じることなく
安定して高周波点灯させることができる高圧放電灯点灯
装置を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の高圧放電
灯点灯装置は、高圧放電ランプを高周波点灯させるもの
で、高圧放電ランプの点灯時間を検出し高圧放電ランプ
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数が常に高圧放電
ランプの点灯周波数未満となるように点灯時間の増加に
応じて高圧放電ランプの点灯周波数を上昇させる制御手
段を設けている。
灯点灯装置は、高圧放電ランプを高周波点灯させるもの
で、高圧放電ランプの点灯時間を検出し高圧放電ランプ
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数が常に高圧放電
ランプの点灯周波数未満となるように点灯時間の増加に
応じて高圧放電ランプの点灯周波数を上昇させる制御手
段を設けている。
【０００７】請求項２記載の高圧放電灯点灯装置は、請
求項１の高圧放電灯点灯装置において、高圧放電ランプ
の点灯時間の増加に応じて変化するランプ特性を高圧放
電ランプの点灯時間に代えて検出するようにしている。
請求項３記載の高圧放電灯点灯装置は、高圧放電ランプ
を高周波点灯させるもので、高圧放電ランプの点灯時間
を検出し高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高
の周波数が常に高圧放電ランプの点灯周波数未満となる
ように点灯時間の増加に応じて高圧放電ランプの物理的
状態を変化させて高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生
じる最高の周波数の上昇を抑制する制御手段を設けてい
る。
求項１の高圧放電灯点灯装置において、高圧放電ランプ
の点灯時間の増加に応じて変化するランプ特性を高圧放
電ランプの点灯時間に代えて検出するようにしている。
請求項３記載の高圧放電灯点灯装置は、高圧放電ランプ
を高周波点灯させるもので、高圧放電ランプの点灯時間
を検出し高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高
の周波数が常に高圧放電ランプの点灯周波数未満となる
ように点灯時間の増加に応じて高圧放電ランプの物理的
状態を変化させて高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生
じる最高の周波数の上昇を抑制する制御手段を設けてい
る。
【０００８】請求項４記載の高圧放電灯点灯装置は、請
求項３記載の高圧放電灯点灯装置における高圧放電ラン
プの物理的状態が高圧放電ランプへ供給する電力であ
り、制御手段により点灯時間の増加に応じて高圧放電ラ
ンプへ供給する電力を減少させるようにしている。請求
項５記載の高圧放電灯点灯装置は、請求項３記載の高圧
放電灯点灯装置における高圧放電ランプの物理的状態が
高圧放電ランプのランプ電圧であり、制御手段により高
圧放電ランプの定常点灯状態におけるランプ電圧を一定
に制御するようにしている。
求項３記載の高圧放電灯点灯装置における高圧放電ラン
プの物理的状態が高圧放電ランプへ供給する電力であ
り、制御手段により点灯時間の増加に応じて高圧放電ラ
ンプへ供給する電力を減少させるようにしている。請求
項５記載の高圧放電灯点灯装置は、請求項３記載の高圧
放電灯点灯装置における高圧放電ランプの物理的状態が
高圧放電ランプのランプ電圧であり、制御手段により高
圧放電ランプの定常点灯状態におけるランプ電圧を一定
に制御するようにしている。
【０００９】
【作用】請求項１記載の構成によれば、高圧放電ランプ
の点灯時間の増加に応じて高圧放電ランプの点灯周波数
が上昇することになり、高圧放電ランプが音響的共鳴現
象を生じる最高の周波数を常に高圧放電ランプの点灯周
波数未満とできる。請求項２記載の構成によれば、高圧
放電ランプの点灯時間の増加に応じて変化するランプ特
性の変化に応じて高圧放電ランプの点灯周波数が上昇す
ることになり、高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じ
る最高の周波数を常に高圧放電ランプの点灯周波数未満
とできる。
の点灯時間の増加に応じて高圧放電ランプの点灯周波数
が上昇することになり、高圧放電ランプが音響的共鳴現
象を生じる最高の周波数を常に高圧放電ランプの点灯周
波数未満とできる。請求項２記載の構成によれば、高圧
放電ランプの点灯時間の増加に応じて変化するランプ特
性の変化に応じて高圧放電ランプの点灯周波数が上昇す
ることになり、高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じ
る最高の周波数を常に高圧放電ランプの点灯周波数未満
とできる。
【００１０】請求項３記載の構成によれば、高圧放電ラ
ンプの点灯時間の増加に応じて高圧放電ランプの物理的
状態が変化して高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じ
る最高の周波数の上昇が抑制されることになり、高圧放
電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数を常に
高圧放電ランプの点灯周波数未満とできる。請求項４記
載の構成によれば、点灯時間の増加に応じて高圧放電ラ
ンプへ供給される電力が減少して高圧放電ランプが音響
的共鳴現象を生じる最高の周波数の上昇が抑制されるこ
とになり、高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最
高の周波数を常に高圧放電ランプの点灯周波数未満とで
きる。
ンプの点灯時間の増加に応じて高圧放電ランプの物理的
状態が変化して高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じ
る最高の周波数の上昇が抑制されることになり、高圧放
電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数を常に
高圧放電ランプの点灯周波数未満とできる。請求項４記
載の構成によれば、点灯時間の増加に応じて高圧放電ラ
ンプへ供給される電力が減少して高圧放電ランプが音響
的共鳴現象を生じる最高の周波数の上昇が抑制されるこ
とになり、高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最
高の周波数を常に高圧放電ランプの点灯周波数未満とで
きる。
【００１１】請求項５記載の構成によれば、高圧放電ラ
ンプの定常点灯状態におけるランプ電圧がランプ電力を
増減することによって一定に制御される結果、点灯時間
の増加に伴ってランプ電圧が上昇しようとするときに、
それを抑えるようにランプ電力が減少することになり、
結果的に高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高
の周波数の上昇が抑制されることになり、高圧放電ラン
プが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数を常に高圧放
電ランプの点灯周波数未満とできる。
ンプの定常点灯状態におけるランプ電圧がランプ電力を
増減することによって一定に制御される結果、点灯時間
の増加に伴ってランプ電圧が上昇しようとするときに、
それを抑えるようにランプ電力が減少することになり、
結果的に高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高
の周波数の上昇が抑制されることになり、高圧放電ラン
プが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数を常に高圧放
電ランプの点灯周波数未満とできる。
【００１２】
【実施例】以下この発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。 〔第１の実施例〕図１にこの発明の第１の実施例の高圧
放電灯点灯装置のブロック図を示す。この高圧放電灯点
灯装置は、図１０の構成に、制御手段として電源回路部
１と連動したタイマ回路部３を付設し、電源投入時間
（≒高圧放電ランプの点灯時間）に比例して増大するタ
イマ回路部３の出力信号に比例してインバータ回路部２
の発振周波数を連続的に上昇させるようにしたものであ
り、その他の構成は図１０の従来例と同様である。
説明する。 〔第１の実施例〕図１にこの発明の第１の実施例の高圧
放電灯点灯装置のブロック図を示す。この高圧放電灯点
灯装置は、図１０の構成に、制御手段として電源回路部
１と連動したタイマ回路部３を付設し、電源投入時間
（≒高圧放電ランプの点灯時間）に比例して増大するタ
イマ回路部３の出力信号に比例してインバータ回路部２
の発振周波数を連続的に上昇させるようにしたものであ
り、その他の構成は図１０の従来例と同様である。
【００１３】このようにすることで、インバータ回路部
２の発振周波数、つまり、高圧放電ランプ６の点灯周波
数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的共鳴現象を生じ
る最高の周波数ｆARより高い状態に保つことが可能とな
る。図２にタイマ回路部３の具体的な回路図を示す。こ
のタイマ回路部３は、カレントミラー回路を構成するト
ランジスタＴｒ1 ，Ｔｒ2 と可変抵抗器ＶＲ1 とダイオ
ードＤ1 とコンデンサＣ1 と演算増幅器ＯＰ1 とで構成
されている。このタイマ回路部３は、制御電源電圧ＶCC
と可変抵抗器ＶＲ1 で決定される電流ＩC1と同等の電流
がカレントミラー回路を構成するトランジスタＴｒ1 ，
Ｔｒ2 およびダイオードＤ1 を経て、コンデンサＣ1 に
流れ込み、コンデンサＣ1 が充電される。そして、ボル
テージフォロワとして動作しコンデンサＣ1 の電圧が加
えられる演算増幅器ＯＰ1 の出力電圧は、高圧放電ラン
プ６の点灯時間に比例して増大する。
２の発振周波数、つまり、高圧放電ランプ６の点灯周波
数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的共鳴現象を生じ
る最高の周波数ｆARより高い状態に保つことが可能とな
る。図２にタイマ回路部３の具体的な回路図を示す。こ
のタイマ回路部３は、カレントミラー回路を構成するト
ランジスタＴｒ1 ，Ｔｒ2 と可変抵抗器ＶＲ1 とダイオ
ードＤ1 とコンデンサＣ1 と演算増幅器ＯＰ1 とで構成
されている。このタイマ回路部３は、制御電源電圧ＶCC
と可変抵抗器ＶＲ1 で決定される電流ＩC1と同等の電流
がカレントミラー回路を構成するトランジスタＴｒ1 ，
Ｔｒ2 およびダイオードＤ1 を経て、コンデンサＣ1 に
流れ込み、コンデンサＣ1 が充電される。そして、ボル
テージフォロワとして動作しコンデンサＣ1 の電圧が加
えられる演算増幅器ＯＰ1 の出力電圧は、高圧放電ラン
プ６の点灯時間に比例して増大する。
【００１４】この実施例の高圧放電灯点灯装置は、高圧
放電ランプ６の点灯時間の増加に応じてインバータ回路
部２の発振周波数を上昇させるようにしたので、高圧放
電ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が
音響的共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態
に保つことができ、高圧放電ランプ６を新品の状態から
寿命末期の状態までのあらゆる状態で音響的共鳴現象を
生じることなく安定して高周波点灯させることができ
る。
放電ランプ６の点灯時間の増加に応じてインバータ回路
部２の発振周波数を上昇させるようにしたので、高圧放
電ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が
音響的共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態
に保つことができ、高圧放電ランプ６を新品の状態から
寿命末期の状態までのあらゆる状態で音響的共鳴現象を
生じることなく安定して高周波点灯させることができ
る。
【００１５】〔第２の実施例〕図３にこの発明の第２の
実施例の高圧放電灯点灯装置のブロック図を示す。この
高圧放電灯点灯装置は、図１０の構成に、制御手段とし
て高圧放電ランプ６のランプ電圧（ランプ特性の一種）
を検出するランプ電圧検出回路部４を付設し、ランプ電
圧の上昇に比例して上昇するランプ電圧検出回路部４の
出力信号に比例してインバータ回路部２の発振周波数を
連続的に増加させるようにしたものであり、その他の構
成は図１０の従来例と同様である。
実施例の高圧放電灯点灯装置のブロック図を示す。この
高圧放電灯点灯装置は、図１０の構成に、制御手段とし
て高圧放電ランプ６のランプ電圧（ランプ特性の一種）
を検出するランプ電圧検出回路部４を付設し、ランプ電
圧の上昇に比例して上昇するランプ電圧検出回路部４の
出力信号に比例してインバータ回路部２の発振周波数を
連続的に増加させるようにしたものであり、その他の構
成は図１０の従来例と同様である。
【００１６】このようにランプ電圧の上昇に比例してイ
ンバータ回路部２の発振周波数を上昇させることは、高
圧放電ランプ６の点灯時間に比例してインバータ回路部
２の発振周波数、つまり高圧放電ランプ６の点灯周波数
ｆ1 を上昇させるということと等価である。つまり、こ
の実施例は、一般に、高圧放電ランプのランプ電圧が点
灯時間に比例して上昇するという特性を利用することに
より、高圧放電ランプの点灯時間を直接計測することな
しに、高圧放電ランプの点灯時間の増加に比例してイン
バータ回路部２の発振周波数を上昇させることができる
ようにしている。
ンバータ回路部２の発振周波数を上昇させることは、高
圧放電ランプ６の点灯時間に比例してインバータ回路部
２の発振周波数、つまり高圧放電ランプ６の点灯周波数
ｆ1 を上昇させるということと等価である。つまり、こ
の実施例は、一般に、高圧放電ランプのランプ電圧が点
灯時間に比例して上昇するという特性を利用することに
より、高圧放電ランプの点灯時間を直接計測することな
しに、高圧放電ランプの点灯時間の増加に比例してイン
バータ回路部２の発振周波数を上昇させることができる
ようにしている。
【００１７】このようにすることで、高圧放電ランプ６
の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的共鳴
現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に保つこと
が可能となる。図４にランプ電圧検出回路部４の具体的
な回路図を示す。このランプ電圧検出回路部４は、高圧
放電ランプ６の両端間に現れるランプ電圧を抵抗Ｒ1 ，
Ｒ2 で分圧し、この分圧電圧をダイオードＤ2 ，抵抗Ｒ
3 ，Ｒ4 およびコンデンサＣ2で構成される積分回路に
よって整流・平滑する構成となっている。したがって、
出力は、ランプ電圧の上昇に比例して、つまり高圧放電
ランプの点灯時間の増加に比例して増大することにな
る。
の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的共鳴
現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に保つこと
が可能となる。図４にランプ電圧検出回路部４の具体的
な回路図を示す。このランプ電圧検出回路部４は、高圧
放電ランプ６の両端間に現れるランプ電圧を抵抗Ｒ1 ，
Ｒ2 で分圧し、この分圧電圧をダイオードＤ2 ，抵抗Ｒ
3 ，Ｒ4 およびコンデンサＣ2で構成される積分回路に
よって整流・平滑する構成となっている。したがって、
出力は、ランプ電圧の上昇に比例して、つまり高圧放電
ランプの点灯時間の増加に比例して増大することにな
る。
【００１８】この実施例の高圧放電灯点灯装置は、高圧
放電ランプ６のランプ電圧の上昇に応じてインバータ回
路部２の発振周波数を上昇させるようにしたので、高圧
放電ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状
態に保つことができ、高圧放電ランプ６を新品の状態か
ら寿命末期の状態までのあらゆる状態で音響的共鳴現象
を生じることなく安定して高周波点灯させることができ
る。
放電ランプ６のランプ電圧の上昇に応じてインバータ回
路部２の発振周波数を上昇させるようにしたので、高圧
放電ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状
態に保つことができ、高圧放電ランプ６を新品の状態か
ら寿命末期の状態までのあらゆる状態で音響的共鳴現象
を生じることなく安定して高周波点灯させることができ
る。
【００１９】〔第３の実施例〕図５にこの発明の第３の
実施例の高圧放電灯点灯装置のブロック図を示す。この
高圧放電灯点灯装置は、図１０の構成に、制御手段とし
て高圧放電ランプ６の光出力（ランプ特性の一種）を検
出する光出力検出回路部５を付設し、光出力の減少に対
応して上昇する光出力検出回路部５の出力信号に比例し
てインバータ回路部２の発振周波数を連続的に増加させ
るようにしたものであり、その他の構成は図１０の従来
例と同様である。
実施例の高圧放電灯点灯装置のブロック図を示す。この
高圧放電灯点灯装置は、図１０の構成に、制御手段とし
て高圧放電ランプ６の光出力（ランプ特性の一種）を検
出する光出力検出回路部５を付設し、光出力の減少に対
応して上昇する光出力検出回路部５の出力信号に比例し
てインバータ回路部２の発振周波数を連続的に増加させ
るようにしたものであり、その他の構成は図１０の従来
例と同様である。
【００２０】このように光出力の減少に対応してインバ
ータ回路部２の発振周波数を上昇させることは、高圧放
電ランプ６の点灯時間に比例してインバータ回路部２の
発振周波数、つまり高圧放電ランプ６の点灯周波数ｆ1
を上昇させるということと等価である。つまり、この実
施例は、一般に、高圧放電ランプの光出力が点灯時間に
比例して減少するという特性を利用することにより、高
圧放電ランプの点灯時間を直接計測することなしに、高
圧放電ランプの点灯時間の増加に比例してインバータ回
路部２の発振周波数を上昇させることができるようにし
ている。
ータ回路部２の発振周波数を上昇させることは、高圧放
電ランプ６の点灯時間に比例してインバータ回路部２の
発振周波数、つまり高圧放電ランプ６の点灯周波数ｆ1
を上昇させるということと等価である。つまり、この実
施例は、一般に、高圧放電ランプの光出力が点灯時間に
比例して減少するという特性を利用することにより、高
圧放電ランプの点灯時間を直接計測することなしに、高
圧放電ランプの点灯時間の増加に比例してインバータ回
路部２の発振周波数を上昇させることができるようにし
ている。
【００２１】このようにすることで、高圧放電ランプ６
の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的共鳴
現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に保つこと
が可能となる。図６に光出力検出回路部５の具体的な回
路図を示す。この光出力検出回路部５は、制御電源ＶCC
に抵抗Ｒ5 およびホトトランジスタＰＴの直列回路を接
続し、ホトトランジスタＰＴを高圧放電ランプ６に対し
ある一定の距離に固定した構成である。この光出力検出
回路部５は、高圧放電ランプ６の光がホトトランジスタ
ＰＴに照射されることで、高圧放電ランプ６の光出力に
比例したコレクタ電流Ｉ C2が流れる。したがって、光出
力検出回路部５の出力にはコレクタ電流ＩC2に比例した
コレクタ電圧ＶC が現れることになる。このコレクタ電
圧ＶC は、高圧放電ランプ６の光出力の減少に比例し
て、つまり高圧放電ランプ６の点灯時間の増加に比例し
て増大することになる。
の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的共鳴
現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に保つこと
が可能となる。図６に光出力検出回路部５の具体的な回
路図を示す。この光出力検出回路部５は、制御電源ＶCC
に抵抗Ｒ5 およびホトトランジスタＰＴの直列回路を接
続し、ホトトランジスタＰＴを高圧放電ランプ６に対し
ある一定の距離に固定した構成である。この光出力検出
回路部５は、高圧放電ランプ６の光がホトトランジスタ
ＰＴに照射されることで、高圧放電ランプ６の光出力に
比例したコレクタ電流Ｉ C2が流れる。したがって、光出
力検出回路部５の出力にはコレクタ電流ＩC2に比例した
コレクタ電圧ＶC が現れることになる。このコレクタ電
圧ＶC は、高圧放電ランプ６の光出力の減少に比例し
て、つまり高圧放電ランプ６の点灯時間の増加に比例し
て増大することになる。
【００２２】この実施例の高圧放電灯点灯装置は、高圧
放電ランプ６の光出力の減少に応じてインバータ回路部
２の発振周波数を上昇させるようにしたので、高圧放電
ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音
響的共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に
保つことができ、高圧放電ランプ６を新品の状態から寿
命末期の状態までのあらゆる状態で音響的共鳴現象を生
じることなく安定して高周波点灯させることができる。
放電ランプ６の光出力の減少に応じてインバータ回路部
２の発振周波数を上昇させるようにしたので、高圧放電
ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音
響的共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に
保つことができ、高圧放電ランプ６を新品の状態から寿
命末期の状態までのあらゆる状態で音響的共鳴現象を生
じることなく安定して高周波点灯させることができる。
【００２３】なお、上記第１，第２，第３の実施例で
は、タイマ回路部３の出力信号、ランプ電圧検出回路部
４の出力信号もしくは光出力検出回路部５の出力信号に
比例してインバータ回路部２の発振周波数を連続的に増
加させるようにしたが、発振周波数は、連続的ではなく
段階的に増加させるようにしてもよく、要はインバータ
回路部２の発振周波数を常に高圧放電ランプ６が音響的
共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態を保て
るように変化させればよい。
は、タイマ回路部３の出力信号、ランプ電圧検出回路部
４の出力信号もしくは光出力検出回路部５の出力信号に
比例してインバータ回路部２の発振周波数を連続的に増
加させるようにしたが、発振周波数は、連続的ではなく
段階的に増加させるようにしてもよく、要はインバータ
回路部２の発振周波数を常に高圧放電ランプ６が音響的
共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態を保て
るように変化させればよい。
【００２４】〔第４の実施例〕図７にこの発明の第４の
実施例の高圧放電灯点灯装置のブロック図を示す。この
高圧放電灯点灯装置は、図１０の構成に、制御手段とし
て電源回路部１と連動したタイマ回路部７を付設し、電
源投入時間（≒高圧放電ランプの点灯時間）に比例して
増大するタイマ回路部７の出力信号に比例して電源回路
部１の直流出力を減少させるようにしたものであり、そ
の他の構成は図１０の従来例と同様である。
実施例の高圧放電灯点灯装置のブロック図を示す。この
高圧放電灯点灯装置は、図１０の構成に、制御手段とし
て電源回路部１と連動したタイマ回路部７を付設し、電
源投入時間（≒高圧放電ランプの点灯時間）に比例して
増大するタイマ回路部７の出力信号に比例して電源回路
部１の直流出力を減少させるようにしたものであり、そ
の他の構成は図１０の従来例と同様である。
【００２５】このように、電源回路部１の直流出力を減
少させると、インバータ回路部２から高圧放電ランプ６
へ供給される高周波電力、つまりランプ電力（高圧放電
ランプ６の物理的状態）が減少する。このようにランプ
電力を減少させると、音響的共鳴現象が生じる最高の周
波数ｆARが低下することになり、高圧放電ランプの点灯
時間の増加に伴う音響的共鳴現象を生じる最高の周波数
ｆARの上昇を抑えることができる。
少させると、インバータ回路部２から高圧放電ランプ６
へ供給される高周波電力、つまりランプ電力（高圧放電
ランプ６の物理的状態）が減少する。このようにランプ
電力を減少させると、音響的共鳴現象が生じる最高の周
波数ｆARが低下することになり、高圧放電ランプの点灯
時間の増加に伴う音響的共鳴現象を生じる最高の周波数
ｆARの上昇を抑えることができる。
【００２６】このように、電源回路部１の直流出力を減
少させることで、インバータ回路部２の発振周波数、つ
まり高圧放電ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電
ランプ６が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARよ
り高い状態に保つことが可能となる。タイマ回路部７の
具体的な回路構成は、タイマ回路部３の回路構成（図２
参照）と同様であるので、図示は省略する。
少させることで、インバータ回路部２の発振周波数、つ
まり高圧放電ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電
ランプ６が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARよ
り高い状態に保つことが可能となる。タイマ回路部７の
具体的な回路構成は、タイマ回路部３の回路構成（図２
参照）と同様であるので、図示は省略する。
【００２７】この実施例の高圧放電灯点灯装置は、高圧
放電ランプ６の点灯時間の増加に応じて電源回路部１の
直流出力を減少させて音響的共鳴現象が生じる最高の周
波数ｆARの上昇を抑えるようにしたので、高圧放電ラン
プ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的
共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に保つ
ことができ、高圧放電ランプ６を新品の状態から寿命末
期の状態までのあらゆる状態で音響的共鳴現象を生じる
ことなく安定して高周波点灯させることができる。
放電ランプ６の点灯時間の増加に応じて電源回路部１の
直流出力を減少させて音響的共鳴現象が生じる最高の周
波数ｆARの上昇を抑えるようにしたので、高圧放電ラン
プ６の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的
共鳴現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に保つ
ことができ、高圧放電ランプ６を新品の状態から寿命末
期の状態までのあらゆる状態で音響的共鳴現象を生じる
ことなく安定して高周波点灯させることができる。
【００２８】〔第５の実施例〕図８にこの発明の第５の
実施例の高圧放電灯点灯装置のブロック図を示す。この
高圧放電灯点灯装置は、図１０の構成に、制御手段とし
て高圧放電ランプ６の電圧を監視するランプ電圧監視回
路部８を付設し、このランプ電圧監視回路部８の出力信
号を電源回路部１に供給することにより、高圧放電ラン
プ６のランプ電圧（高圧放電ランプ６の物理的状態）が
常に一定となるように電源回路部１の直流出力電圧を制
御するようにしたものであり、その他の構成は図１０の
従来例と同様である。
実施例の高圧放電灯点灯装置のブロック図を示す。この
高圧放電灯点灯装置は、図１０の構成に、制御手段とし
て高圧放電ランプ６の電圧を監視するランプ電圧監視回
路部８を付設し、このランプ電圧監視回路部８の出力信
号を電源回路部１に供給することにより、高圧放電ラン
プ６のランプ電圧（高圧放電ランプ６の物理的状態）が
常に一定となるように電源回路部１の直流出力電圧を制
御するようにしたものであり、その他の構成は図１０の
従来例と同様である。
【００２９】このように、ランプ電圧を監視して高圧放
電ランプ６のランプ電圧が常に一定となるように電源回
路部１の直流出力電圧を制御すると、点灯時間が増加す
ることによるランプ電圧の上昇を補償することができ
る。このことは、間接的に点灯時間の増加に従って高圧
放電ランプ６に供給されるランプ電力を減少させ、第４
の実施例と同様に、音響的共鳴現象が生じる最高の周波
数ｆARの上昇を抑制することになる。
電ランプ６のランプ電圧が常に一定となるように電源回
路部１の直流出力電圧を制御すると、点灯時間が増加す
ることによるランプ電圧の上昇を補償することができ
る。このことは、間接的に点灯時間の増加に従って高圧
放電ランプ６に供給されるランプ電力を減少させ、第４
の実施例と同様に、音響的共鳴現象が生じる最高の周波
数ｆARの上昇を抑制することになる。
【００３０】このようにすることで、高圧放電ランプ６
の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的共鳴
現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に保つこと
が可能となる。つまり、この実施例は、一般に、高圧放
電ランプのランプ電圧が点灯時間に比例して上昇すると
いう特性を利用して、ランプ電圧を一定に制御するとい
うことにより、高圧放電ランプの点灯時間を直接計測す
ることなしに、高圧放電ランプの点灯時間の増加に伴う
音響的共鳴現象が生じる最高の周波数ｆARの上昇を抑え
ることができる。
の点灯周波数ｆ1 を常に高圧放電ランプ６が音響的共鳴
現象を生じる最高の周波数ｆARより高い状態に保つこと
が可能となる。つまり、この実施例は、一般に、高圧放
電ランプのランプ電圧が点灯時間に比例して上昇すると
いう特性を利用して、ランプ電圧を一定に制御するとい
うことにより、高圧放電ランプの点灯時間を直接計測す
ることなしに、高圧放電ランプの点灯時間の増加に伴う
音響的共鳴現象が生じる最高の周波数ｆARの上昇を抑え
ることができる。
【００３１】図９にランプ電圧監視回路部４の具体的な
回路図を示す。このランプ電圧検出回路部４は、高圧放
電ランプ６の両端間に現れるランプ電圧を抵抗Ｒ6 ，Ｒ
7 で分圧し、この分圧電圧をダイオードＤ3 ，抵抗
Ｒ8 ，Ｒ9 およびコンデンサＣ3で構成される積分回路
によって整流・平滑し、得られた電圧を演算増幅器ＯＰ
2の非反転入力端子に入力し、演算増幅器ＯＰ2 の反転
入力端子に基準電圧Ｅ1 を入力する構成となっており、
演算増幅器ＯＰ2 の出力を電源回路部１に帰還するよう
にしている。
回路図を示す。このランプ電圧検出回路部４は、高圧放
電ランプ６の両端間に現れるランプ電圧を抵抗Ｒ6 ，Ｒ
7 で分圧し、この分圧電圧をダイオードＤ3 ，抵抗
Ｒ8 ，Ｒ9 およびコンデンサＣ3で構成される積分回路
によって整流・平滑し、得られた電圧を演算増幅器ＯＰ
2の非反転入力端子に入力し、演算増幅器ＯＰ2 の反転
入力端子に基準電圧Ｅ1 を入力する構成となっており、
演算増幅器ＯＰ2 の出力を電源回路部１に帰還するよう
にしている。
【００３２】このような構成により、演算増幅器ＯＰ2
の非反転入力端子への入力電圧が常に演算増幅器ＯＰ2
の反転入力端子の基準電圧Ｅ1 に一致するように、つま
り、ランプ電圧が常に一定になるように動作する。な
お、高圧放電ランプ６の点灯初期には、光出力が小さい
期間が存在するので、実用上は、高圧放電ランプ６の点
灯初期には、上記のランプ電圧一定制御を行わないよう
にする回路が必要となる。
の非反転入力端子への入力電圧が常に演算増幅器ＯＰ2
の反転入力端子の基準電圧Ｅ1 に一致するように、つま
り、ランプ電圧が常に一定になるように動作する。な
お、高圧放電ランプ６の点灯初期には、光出力が小さい
期間が存在するので、実用上は、高圧放電ランプ６の点
灯初期には、上記のランプ電圧一定制御を行わないよう
にする回路が必要となる。
【００３３】この実施例の高圧放電灯点灯装置は、ラン
プ電圧を監視して高圧放電ランプ６のランプ電圧が常に
一定となるように電源回路部１の直流出力電圧を制御し
たので、高圧放電ランプ６の点灯時間の増加に伴うラン
プ電圧の上昇によって高圧放電ランプ６が音響的共鳴現
象を生じる最高の周波数ｆARの上昇を抑えることがで
き、したがって高圧放電ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常
に高圧放電ランプ６が音響的共鳴現象を生じる最高の周
波数ｆARより高い状態に保つことができ、高圧放電ラン
プ６を新品の状態から寿命末期の状態までのあらゆる状
態で音響的共鳴現象を生じることなく安定して高周波点
灯させることができる。
プ電圧を監視して高圧放電ランプ６のランプ電圧が常に
一定となるように電源回路部１の直流出力電圧を制御し
たので、高圧放電ランプ６の点灯時間の増加に伴うラン
プ電圧の上昇によって高圧放電ランプ６が音響的共鳴現
象を生じる最高の周波数ｆARの上昇を抑えることがで
き、したがって高圧放電ランプ６の点灯周波数ｆ1 を常
に高圧放電ランプ６が音響的共鳴現象を生じる最高の周
波数ｆARより高い状態に保つことができ、高圧放電ラン
プ６を新品の状態から寿命末期の状態までのあらゆる状
態で音響的共鳴現象を生じることなく安定して高周波点
灯させることができる。
【００３４】
【発明の効果】請求項１記載の高圧放電灯点灯装置によ
れば、高圧放電ランプの点灯時間を検出し高圧放電ラン
プが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数が常に高圧放
電ランプの点灯周波数未満となるように点灯時間の増加
に応じて高圧放電ランプの点灯周波数を上昇させる制御
手段を設けたので、高圧放電ランプの点灯時間の増加に
応じて高圧放電ランプの点灯周波数を上昇させることが
できる。したがって、高圧放電ランプの点灯周波数を常
に高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波
数より高い状態に保つことができ、高圧放電ランプを新
品の状態から寿命末期の状態までのあらゆる状態で音響
的共鳴現象を生じることなく安定して高周波点灯させる
ことができる。
れば、高圧放電ランプの点灯時間を検出し高圧放電ラン
プが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数が常に高圧放
電ランプの点灯周波数未満となるように点灯時間の増加
に応じて高圧放電ランプの点灯周波数を上昇させる制御
手段を設けたので、高圧放電ランプの点灯時間の増加に
応じて高圧放電ランプの点灯周波数を上昇させることが
できる。したがって、高圧放電ランプの点灯周波数を常
に高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波
数より高い状態に保つことができ、高圧放電ランプを新
品の状態から寿命末期の状態までのあらゆる状態で音響
的共鳴現象を生じることなく安定して高周波点灯させる
ことができる。
【００３５】請求項２記載の高圧放電灯点灯装置によれ
ば、高圧放電ランプの点灯時間の増加に応じて変化する
ランプ特性を高圧放電ランプの点灯時間に代えて検出す
るようにしたので、高圧放電ランプの点灯時間の増加に
応じて変化するランプ特性の変化に応じて高圧放電ラン
プの点灯周波数を上昇させることができる。したがっ
て、高圧放電ランプの点灯周波数を常に高圧放電ランプ
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数より高い状態に
保つことができ、請求項１と同様の効果を達成できる。
ば、高圧放電ランプの点灯時間の増加に応じて変化する
ランプ特性を高圧放電ランプの点灯時間に代えて検出す
るようにしたので、高圧放電ランプの点灯時間の増加に
応じて変化するランプ特性の変化に応じて高圧放電ラン
プの点灯周波数を上昇させることができる。したがっ
て、高圧放電ランプの点灯周波数を常に高圧放電ランプ
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数より高い状態に
保つことができ、請求項１と同様の効果を達成できる。
【００３６】請求項３記載の高圧放電灯点灯装置によれ
ば、高圧放電ランプの点灯時間を検出し高圧放電ランプ
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数が常に高圧放電
ランプの点灯周波数未満となるように点灯時間の増加に
応じて高圧放電ランプの物理的状態を変化させて高圧放
電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数の上昇
を抑制する制御手段を設けたので、高圧放電ランプの点
灯時間の増加に応じて高圧放電ランプの物理的状態を変
化させて高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高
の周波数の上昇を抑制することができる。したがって、
高圧放電ランプの点灯周波数を常に高圧放電ランプが音
響的共鳴現象を生じる最高の周波数より高い状態に保つ
ことができ、請求項１と同様の効果を達成できる。
ば、高圧放電ランプの点灯時間を検出し高圧放電ランプ
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数が常に高圧放電
ランプの点灯周波数未満となるように点灯時間の増加に
応じて高圧放電ランプの物理的状態を変化させて高圧放
電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数の上昇
を抑制する制御手段を設けたので、高圧放電ランプの点
灯時間の増加に応じて高圧放電ランプの物理的状態を変
化させて高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高
の周波数の上昇を抑制することができる。したがって、
高圧放電ランプの点灯周波数を常に高圧放電ランプが音
響的共鳴現象を生じる最高の周波数より高い状態に保つ
ことができ、請求項１と同様の効果を達成できる。
【００３７】請求項４記載の高圧放電灯点灯装置によれ
ば、制御手段により点灯時間の増加に応じて高圧放電ラ
ンプへ供給する電力を減少させるようにしたので、点灯
時間の増加に応じて高圧放電ランプへ供給される電力を
減少させて高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最
高の周波数の上昇を抑制することができる。したがっ
て、高圧放電ランプの点灯周波数を常に高圧放電ランプ
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数より高い状態に
保つことができ、請求項１と同様の効果を達成できる。
ば、制御手段により点灯時間の増加に応じて高圧放電ラ
ンプへ供給する電力を減少させるようにしたので、点灯
時間の増加に応じて高圧放電ランプへ供給される電力を
減少させて高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じる最
高の周波数の上昇を抑制することができる。したがっ
て、高圧放電ランプの点灯周波数を常に高圧放電ランプ
が音響的共鳴現象を生じる最高の周波数より高い状態に
保つことができ、請求項１と同様の効果を達成できる。
【００３８】請求項５記載の高圧放電灯点灯装置によれ
ば、制御手段により高圧放電ランプの定常点灯状態にお
けるランプ電圧を一定に制御するようにしたので、点灯
時間の増加に伴ってランプ電圧が上昇しようとするとき
に、それを抑えるようにランプ電力を減少させて高圧放
電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数の上昇
を抑制することができる。したがって、高圧放電ランプ
の点灯周波数を常に高圧放電ランプが音響的共鳴現象を
生じる最高の周波数より高い状態に保つことができ、請
求項１と同様の効果を達成できる。
ば、制御手段により高圧放電ランプの定常点灯状態にお
けるランプ電圧を一定に制御するようにしたので、点灯
時間の増加に伴ってランプ電圧が上昇しようとするとき
に、それを抑えるようにランプ電力を減少させて高圧放
電ランプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数の上昇
を抑制することができる。したがって、高圧放電ランプ
の点灯周波数を常に高圧放電ランプが音響的共鳴現象を
生じる最高の周波数より高い状態に保つことができ、請
求項１と同様の効果を達成できる。
【図１】この発明の第１の実施例の高圧放電灯点灯装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図２】図１の高圧放電灯点灯装置におけるタイマ回路
部の具体的な回路図である。
部の具体的な回路図である。
【図３】この発明の第２の実施例の高圧放電灯点灯装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図４】図３の高圧放電灯点灯装置におけるランプ電圧
検出回路部の具体的な回路図である。
検出回路部の具体的な回路図である。
【図５】この発明の第３の実施例の高圧放電灯点灯装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図６】図５の高圧放電灯点灯装置における光出力検出
回路部の具体的な回路図である。
回路部の具体的な回路図である。
【図７】この発明の第４の実施例の高圧放電灯点灯装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図８】この発明の第５の実施例の高圧放電灯点灯装置
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図９】図８の高圧放電灯点灯装置におけるタイマ回路
部の具体的な回路図である。
部の具体的な回路図である。
【図１０】従来の高圧放電灯点灯装置の一例の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
１ 電源回路部 ２ インバータ回路部 ３ タイマ回路部 ４ ランプ電圧検出回路部 ５ 光出力検出回路部 ６ 高圧放電ランプ ７ タイマ回路部 ８ ランプ電圧監視回路部
Claims (5)
- 【請求項１】 高圧放電ランプを高周波点灯させる高圧
放電灯点灯装置において、 前記高圧放電ランプの点灯時間を検出し前記高圧放電ラ
ンプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数が常に前記
高圧放電ランプの点灯周波数未満となるように前記点灯
時間の増加に応じて前記高圧放電ランプの点灯周波数を
上昇させる制御手段を設けたことを特徴とする高圧放電
灯点灯装置。 - 【請求項２】 高圧放電ランプの点灯時間の増加に応じ
て変化するランプ特性を前記高圧放電ランプの点灯時間
に代えて検出するようにした請求項１記載の高圧放電灯
点灯装置。 - 【請求項３】 高圧放電ランプを高周波点灯させる高圧
放電灯点灯装置において、 前記高圧放電ランプの点灯時間を検出し前記高圧放電ラ
ンプが音響的共鳴現象を生じる最高の周波数が常に前記
高圧放電ランプの点灯周波数未満となるように前記点灯
時間の増加に応じて前記高圧放電ランプの物理的状態を
変化させて前記高圧放電ランプが音響的共鳴現象を生じ
る最高の周波数の上昇を抑制する制御手段を設けたこと
を特徴とする高圧放電灯点灯装置。 - 【請求項４】 高圧放電ランプの物理的状態が前記高圧
放電ランプへ供給する電力であって、制御手段により点
灯時間の増加に応じて前記高圧放電ランプへ供給する電
力を減少させるようにした請求項３記載の高圧放電灯点
灯装置。 - 【請求項５】 高圧放電ランプの物理的状態が前記高圧
放電ランプのランプ電圧であって、制御手段により前記
高圧放電ランプの定常点灯状態におけるランプ電圧を一
定に制御するようにした請求項３記載の高圧放電灯点灯
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31322692A JPH06163163A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 高圧放電灯点灯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31322692A JPH06163163A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 高圧放電灯点灯装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06163163A true JPH06163163A (ja) | 1994-06-10 |
Family
ID=18038635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31322692A Pending JPH06163163A (ja) | 1992-11-24 | 1992-11-24 | 高圧放電灯点灯装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06163163A (ja) |
Cited By (10)
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-
1992
- 1992-11-24 JP JP31322692A patent/JPH06163163A/ja active Pending
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