JPH06162945A - カラー受像管 - Google Patents

カラー受像管

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JPH06162945A
JPH06162945A JP4305741A JP30574192A JPH06162945A JP H06162945 A JPH06162945 A JP H06162945A JP 4305741 A JP4305741 A JP 4305741A JP 30574192 A JP30574192 A JP 30574192A JP H06162945 A JPH06162945 A JP H06162945A
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magnetic shield
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internal magnetic
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和則 佐藤
Kazunori Nakane
和則 中根
Hiroshi Urata
拓 浦田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 シャドウマスク21のマスク本体22の周辺部に
取付けられたマスクフレーム23と内部磁気遮蔽体30とが
対向面間で複数個の固定点により固定されてなるカラー
受像管において、マスクフレームと内部磁気遮蔽体の対
向面のうち少なくとも一方に固定点以外の対向面間に隙
間を形成する凹部37を形成した。 【効果】 黒色酸化膜の剥離による耐電圧特性の劣化や
画像欠陥を軽減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー受像管に係
り、特にシャドウマスクの周辺部に取付けられたマスク
フレームと内部磁気遮蔽体との固定構造を改良したカラ
ー受像管に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にカラー受像管は、図7に示すよう
に、パネル1 および漏斗状のファンネル2 からなる外囲
器を有し、そのパネル1 の内面に、青、緑、赤に発光す
る3色蛍光体層からなる蛍光体スクリーン3 が形成さ
れ、この蛍光体スクリーン3 に対向して、その内側にシ
ャドウマスク4 が配置されている。このシャドウマスク
4は、多数の電子ビーム通過孔の形成されたマスク本体5
とこのマスク本体5 の周辺部に取付けられたマスクフ
レーム6 とからなる。そのマスクフレーム6 は、図8に
示すように、側壁7 の一端部に内側張出部8 をもつ断面
L字形に形成されている。さらにこのシャドウマスク4
のマスクフレーム6 には、ファンネル2 の径大部10の内
側に位置して、電子銃から放出される電子ビームを地磁
気などの外部磁界から遮蔽するための内部磁気遮蔽体9
が取付けられている。
【0003】通常上記マスクフレーム6 および内部磁気
遮蔽体9 は、軟鋼などの磁性材料からなり、その表面に
黒色酸化膜が形成されている。そしてこれらマスクフレ
ーム6 と内部磁気遮蔽体9 とは、マスクフレーム6 の内
側張出部8 およびこの内側張出部8 と対向する内部磁気
遮蔽体9 の取付面10などの各対向面に形成された複数個
の開孔12(図8にマスクフレームの開孔のみ図示)に弾
性クリップ13などを挿入して機械的に固定、あるいは上
記マスクフレーム6 の内側張出部8 と上記内部磁気遮蔽
体9 の取付面10とを複数箇所で溶接するなどの固定手段
により固定されている。
【0004】しかし上記のようにマスクフレーム6 に内
部磁気遮蔽体9 を取付けると、弾性クリップ13や溶接な
どによる固定点近傍では、比較的強固に固定されるが、
この固定点近傍以外の対向面では、単に接触するのみと
なるため、カラー受像管に衝撃や振動が加わり、その振
動がシャドウマスク4 や内部磁気遮蔽体9 に伝達される
と、摩擦により各対向面が傷付き、黒色酸化膜が剥離
し、その剥離した酸化膜のために、耐電圧特性の劣化
や、シャドウマスク4 の電子ビーム通過孔が目詰まりし
て画面欠陥を生ずるという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カラー
受像管のファンネルの径大部内側に配置される内部磁気
遮蔽体は、シャドウマスクのマスクフレームに機械的あ
るいは溶接などの固定手段により、複数箇所で固定され
ている。そのため、カラー受像管に衝撃や振動が加わ
り、その振動がシャドウマスクや内部磁気遮蔽体に伝達
されると、摩擦により各対向面が傷付き、その対向面の
黒色酸化膜が剥離し、その剥離した酸化膜のために、耐
電圧特性の劣化や、シャドウマスクの電子ビーム通過孔
の目詰りによる画面欠陥が生ずるなどの問題がある。
【0006】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、カラー受像管に衝撃や振動が加わ
り、その振動がシャドウマスクや内部磁気遮蔽体に伝達
されても、マスクフレームや内部磁気遮蔽体の黒色酸化
膜の剥離を低減して、耐電圧特性の劣化やシャドウマス
クの電子ビーム通過孔の目詰りによる画面欠陥を軽減す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】シャドウマスクのマスク
本体の周辺部に取付けられたマスクフレームと内部磁気
遮蔽体とが対向面間で複数個の固定点により固定されて
なるカラー受像管において、マスクフレームと内部磁気
遮蔽体の対向面のうち少なくとも一方に固定点以外の対
向面間に隙間を形成する凹部を形成した。
【0008】
【作用】上記のように、マスクフレームと内部磁気遮蔽
体の対向面のうち少なくとも一方に固定点以外の対向面
間に隙間を形成する凹部を形成すると、これらマスクフ
レームと内部磁気遮蔽体との対向面の接触面積を小さく
することができ、振動が伝達されても、摩擦による黒色
酸化膜の剥離を低減することができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例に基
づいて説明する。
【0010】図1にその一実施例であるカラー受像管を
示す。このカラー受像管は、周辺部にスカート部20が設
けられたほぼ矩形状のパネル1 および漏斗状のファンネ
ル2からなる外囲器を有し、そのパネル1 の内面に、
青、緑、赤に発光する3色蛍光体層からなる蛍光体スク
リーン3 が形成され、この蛍光体スクリーン3 に対向し
て、その内側にほぼ矩形状のシャドウマスク21が配置さ
れている。このシャドウマスク21は、多数の電子ビーム
通過孔の形成されたほぼ矩形状のマスク本体22とその周
辺部に取付けられた側壁および内側張出部をもつ断面L
字形のほぼ矩形状のマスクフレーム23とからなり、その
マスクフレーム23の側壁に取付けられた複数個の弾性支
持体24をパネル1 のスカート部20に固定された複数個の
スタッドピン25に係止することによりパネル1 の内側に
支持されている。一方、ファンネル2 のネック26内に、
3電子ビーム27を放出する電子銃28が配設されている。
さらにファンネル2 の径大部29の内側に、上記電子銃28
から放出される3電子ビーム27を地磁気などの外部磁界
から遮蔽するための内部磁気遮蔽体30が配置されてい
る。
【0011】上記マスクフレーム23および内部磁気遮蔽
体30は、軟鋼などの磁性材料からなり、その表面に黒色
酸化膜が形成されている。そしてこれらマスクフレーム
23と内部磁気遮蔽体30とは、図1(b)および図2
(a)に示すように、マスクフレーム23の内側張出部32
およびこの内側張出部32と対向する内部磁気遮蔽体30の
取付面33などの各対向面に複数個の開孔34,35が形成さ
れ、この各開孔34,35に挿入された弾性クリップ36によ
り機械的に固定されている。さらにこの例のマスクフレ
ーム23については、その内側張出部32の開孔34間に、断
面円弧状の溝からなる凹部37が形成され、図2(b)に
示すように、内部磁気遮蔽体30の取付面33がその凹部37
を覆っている。
【0012】ところで、上記のようにマスクフレーム23
を構成して内部磁気遮蔽体30を固定すると、マスクフレ
ーム23と内部磁気遮蔽体30の各対向面は、弾性クリップ
36により固定される開孔34,35近傍、すなわち弾性クリ
ップ36による複数の固定点近傍では、比較的密に接触し
て固定されるが、固定点間では、あまり密に接触せず、
これらマスクフレーム23や内部磁気遮蔽体30に振動が伝
達されると、摩擦が生ずる。しかしこの例のカラー受像
管については、マスクフレーム23の複数個の開孔35間に
凹部37が形成されているので、開孔34,35間に非接触部
分が形成され、各対向面の接触面積が減少する。その結
果、このマスクフレーム23や内部磁気遮蔽体30に振動が
伝達されても、摩擦による損傷、黒色酸化膜の剥離が減
少し、黒色酸化膜の剥離により生ずる耐電圧の低下やシ
ャドウマスク21の電子ビーム通過孔の目詰まりによる画
像欠陥を低減することができる。
【0013】つぎに若干の変形例について説明する。
【0014】上記実施例では、内部磁気遮蔽体の取付面
がマスクフレームの内側張出部に形成された凹部を覆う
ように固定された場合について述べたが、図3(a)に
示すように、内部磁気遮蔽体30の取付面32がマスクフレ
ーム23の内側張出部32の凹部37のたとえば一側部のみを
覆うように固定してもよく、また同(b)に示すよう
に、内側張出部32の凹部37の中央部のみを覆うように固
定してもよい。このように固定しても上記実施例と同様
の効果が得られる。
【0015】また上記実施例では、マスクフレームの内
側張出部に断面円弧状の凹部を形成したが、この凹部形
状は、要するに内部磁気遮蔽体の取付面との間に非接触
部分を形成するものであればよく、たとえば図4(a)
乃至(c)に示すように、断面三角形、矩形、W字形状
など、他の形状の凹部37でもよい。
【0016】また上記実施例では、マスクフレームの内
側張出部に凹部を形成したが、図5に示すように、この
凹部37は、内部磁気遮蔽体30の取付面33に形成してもよ
い。なお、図面には断面円弧状の凹部37を形成した場合
について示したが、この場合も凹部37の形状は、断面円
弧状に限定されるものではなく、各種形状に形成してよ
い。
【0017】さらに上記実施例では、マスクフレームの
内側張出部の開孔間に連続した凹部を形成したが、図6
に37a ,37b で示すように、複数個に分割して形成して
もよい。
【0018】
【発明の効果】シャドウマスクのマスクフレームと内部
磁気遮蔽体の対向面のうち、少なくとも一方に固定点以
外の対向面間に隙間を形成する凹溝を形成すると、これ
ら対向面の接触面積を小さくすることができ、マスクフ
レームや内部磁気遮蔽体に振動が伝達されても、摩擦に
よる損傷、黒色酸化膜の剥離を軽減でき、黒色酸化膜の
剥離による耐電圧の劣化やシャドウマスクの電子ビーム
通過孔の目詰まりによる画像欠陥などを低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の一実施例であるカラー
受像管の構成を示す図、図1(b)はそのシャドウマス
クのマスクフレームの構造を示す図である。
【図2】図2(a)は上記マスクフレームと内部磁気遮
蔽体との固定点での取付け構造を示す図、図2(b)は
固定点以外での取付け構造を示す図である。
【図3】図3(a)および(b)はそれぞれマスクフレ
ームと内部磁気遮蔽体との固定点以外での異なる取付け
構造を示す図である。
【図4】図3(a)乃至(c)はそれぞれマスクフレー
ムと内部磁気遮蔽体との固定点以外でのさらに異なる取
付け構造を示す図である。
【図5】マスクフレームと内部磁気遮蔽体との固定点以
外での他の異なる取付け構造を示す図である。
【図6】マスクフレームの異なる構造を示す図である。
【図7】従来のカラー受像管の要部構成を示す図であ
る。
【図8】そのマスクフレームの構造を示す図である。
【符号の説明】
1 …パネル 2 …ファンネル 3 …蛍光体スクリーン 21…シャドウマスク 22…マスク本体 23…マスクフレーム 30…内部磁気遮蔽体 32…内側張出部 33…取付面 34…開孔 35…開孔 36…弾性クリップ 37…凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャドウマスクのマスク本体の周辺部に
    取付けられたマスクフレームと内部磁気遮蔽体とが各対
    向面間で複数個の固定点により固定されてなるカラー受
    像管において、 上記マスクフレームと内部磁気遮蔽体とは上記各対向面
    の少なくとも一方に上記固定点以外の対向面間に隙間を
    形成する凹部が形成されていることを特徴とするカラー
    受像管。
JP30574192A 1992-11-17 1992-11-17 カラー受像管 Expired - Fee Related JP3396497B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100418548B1 (ko) * 2000-07-31 2004-02-11 가부시끼가이샤 도시바 칼라음극선관과 마스크프레임

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