JPH0615928U - ブローチ盤のスライド固定装置 - Google Patents

ブローチ盤のスライド固定装置

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JPH0615928U
JPH0615928U JP5468792U JP5468792U JPH0615928U JP H0615928 U JPH0615928 U JP H0615928U JP 5468792 U JP5468792 U JP 5468792U JP 5468792 U JP5468792 U JP 5468792U JP H0615928 U JPH0615928 U JP H0615928U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
bed
broaching
piston
fixing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP5468792U
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English (en)
Inventor
正則 狭間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH0615928U publication Critical patent/JPH0615928U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型の固定装置でスライドが強固に固定でき
るようにする。 【構成】 ベッド1上に加工すべきワーク4の軸線と直
交する方向に移動自在なスライド2を介してブローチユ
ニットを設け、このブローチユニットの主軸に、ワーク
を加工するブローチ工具を取付けたブローチ盤におい
て、ベッド1に形成されたスライドウエイ1aに下方向
より摺接することによりスライド2の上下方向の移動を
規制するホルダプレート6内に、スライド移動方向に沿
って複数のシリンダ6aを形成して、これらシリンダ6
a内にピストン6bを上下動自在に収容すると共に、各
シリンダ6aへ供給した油圧により各ピストン6bをス
ライドウエイ1aの下面に圧着することにより、ベッド
1に対してスライド2を固定するようにしたもので、ス
ライド2を2方向より強固に固定できるため、加工中振
動などが発生するのを抑制することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はクランク軸などのワークをブローチ加工するブローチ盤のスライド 固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来内燃機関に使用するクランク軸などのワークはクランクシャフトミラーを 使用して旋削加工していたが、最近では加工精度の向上と生産性の向上を図るた め、ブローチ盤を使用して加工する方法が採用されるようになっている。 一方ブローチ盤で加工する場合、ワークの軸線と直交する方向に移動自在なス ライドにブローチ工具を取付け、加工する際スライドを固定した状態で加工を行 っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来ではスライドを垂直方向またはスライドの移動方向で固定して加工を行っ ているため、スライドを強固に固定することができず、その結果加工中に振動が 発生して加工精度の低下を招ねく不具合があった。 またスライドを強固に固定しようとすると、固定装置が大型となって高価とな る不具合があった。 この考案は上記従来の不具合を改善するためになされたもので、ブローチ工具 の取付けられたスライドが強固に固定できるブローチ盤のスライド固定装置を安 価に提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために、ベッド上に加工すべきワークの軸線と 直交する方向に移動自在なスライドを介してブローチユニットを設け、このブロ ーチユニットの主軸に、ワークを加工するブローチ工具を取付けたブローチ盤に おいて、ベッドに形成されたスライドウエイに下方向より摺接することによりス ライドの上下方向の移動を規制するホルダプレート内に、スライド移動方向に沿 って複数のシリンダを形成して、これらシリンダ内にピストンを上下動自在に収 容すると共に、各シリンダへ供給した油圧により各ピストンをスライドウエイの 下面に圧着することにより、ベッドに対してスライドを固定するようにしたもの である。
【0005】
【作 用】
上記構成によりスライドを垂直方向及びスライドの移動方向の2方向より固定 することができるため、ブローチ加工中振動が発生するのを抑制することができ る。
【0006】
【実 施 例】
この考案の一実施例を図面を参照して詳述する。 図において1はブローチ盤のベッドで、このベッド1上にスライド2を介して ブローチユニット3が設けられている。上記スライド2は下部に設けられたナッ ト部2aがベッド1の中央に設けられたねじ軸4に螺合されていて、ねじ軸4を サーボモータよりなるスライド送りモータ5により回転することにより、スライ ド2を介してブローチユニット3を矢印A方向へ移動できるようになっている。
【0007】 上記ベッド1の上部両側には図3に示すようにスライドウエイ1aがスライド 2の移動方向全体に亘って突設されていて、このスライドウエイ1aの側面にス ライド2の両側より下方へ突設されたガイド部2bが摺接されていると共に、ガ イド部2bの下面にはスライドウエイ1aの下面に摺接して、スライド2の上下 方向の移動を規制するホルダプレート6が固着されている。 そしてこれらホルダプレート6内にスライド移動方向に多数のシリンダ6aが 等間隔で一直線状に形成されている。
【0008】 上記シリンダ6a内には図5に示すように、所定のはめ合いでピストン6bが 上下動自在に収容されている。 各ピストン6bの外周面には環状溝6cが形成されていて、この環状溝6cに シール7が嵌挿されていると共に、各ピストン6bの上面には、滑性の高い材料 を溶射することにより耐摩耗層6dが形成されている。 またピストン6bの収容された各シリンダ6aの下部は、ホルダプレート6内 に形成された油路6eにそれぞれ連通されていて、油路6eより各シリンダ6a 内に供給された油圧により各ピストン6bの上面がスライドウエイ1aの下面に 圧着できるようになっており、これによってベッド1に対してスライド2を固定 できるようになっている。
【0009】 一方上記ブローチユニット3にはスライド2の移動方向と直交する方向に主軸 10が設けられている。 この主軸10はブローチユニット3内に設けられた歯車列11を介して、ブロ ーチユニット3の側面に取付けられたサーボモータよりなるブローチ工具回転モ ータ12に接続されていて、サーボモータ12により矢印B方向へ回転されるよ うになっていると共に、主軸10にはブローチ工具13が取付けられていて、こ のブローチ工具13によりワーク14をブローチ加工するようになっている。 上記ワーク14は主軸10と平行するよう支持されていて、図示しない主軸モ ータによりブローチ工具13の回転方向Bと逆の矢印C方向へ回転されるように なっている。
【0010】 次に作用を説明すると、ワーク14を加工するに当って、まずスライド送りモ ータ5によりねじ軸4を回転させて、スライド2をワーク14方向へ移動させ、 加工位置に停止させる。 スライド2を加工位置に停止させたら、図示しない油圧源よりホルダプレート 6の油路6eを介して各シリンダ6aへ油圧を供給し、各シリンダ6a内のピス トン6bをスライドウエイ1aの下面に圧着させて、ベッド1に対してスライド 2を固定する。 この状態でワーク14を矢印C方向へ回転させながら、ブローチ工具回転モー タ12により主軸10を矢印B方向へ回転させて、ブローチ工具13によりワー ク14をブローチ加工するもので、加工中スライド2は多数のピストン6bによ りベッド1に強固に固定されているため、振動が発生するのを抑制することがで きる。
【0011】 すなわち、ピストン6bをスライドウエイ1aの下面に圧着させることにより 、スライド2の垂直方向の動きを固定すると同時に、シリンダ6a内に所定のは め合いで収容されている多数のピストン6bによりスライド2の移動方向の動き についてもはめ合いの隙間以上の移動を固定できるため、2方向よりスライド2 を強固に固定できるようになる。 またワーク14の加工が完了したら、各シリンダ6a内の油圧を抜いてスライ ド2の固定を解除し、スライド2を後退させるが、このときピストン6bの一部 がスライドウエイ1aの下面に密着された状態にあっても、ピストン6bの上面 に滑性のある耐摩耗層6dが形成されているため、スライド2の移動時ピストン 6bの上面が焼き付いたり、異常摩耗するのを防止することができる。
【0012】
【考案の効果】
この考案は以上詳述したように、スライドに設けられたホルダプレート内に、 スライドの移動方向に複数のシリンダを形成して、これらシリンダ内に収容した ピストンを油圧によりベッドのスライドウエイに圧着し、スライドウエイを上下 方向より挟着することによりスライドをベッドへ固定するようにしたもので、ス ライドを垂直方向及びスライドの移動方向より固定するようにしたことから、従 来の一方向のみで固定していた場合に比べてスライドをより強固に固定すること ができる。 これによってブローチ加工中の振動の発生を抑制することができるため、精度 の高い加工が可能になると共に、固定装置をコンパクトに構成できるため、安価 に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例になるブローチ盤の側面図
である。
【図2】この考案の一実施例になるブローチ盤のスライ
ド部分の平面図である。
【図3】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図4】図2のY−Y線に沿う断面図である。
【図5】図4のZ円内の拡大図である。
【符号の説明】
1…ベッド、1a…スライドウエイ、2…スライド、3
…ブローチユニット、6…ホルダプレート、6a…シリ
ンダ、6b…ピストン、6d…耐摩耗層、10…主軸、
13…ブローチ工具、14…ワーク。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド1上に加工すべきワーク4の軸線
    と直交する方向に移動自在なスライド2を介してブロー
    チユニット3を設け、このブローチユニット3の主軸1
    0に、ワーク14を加工するブローチ工具13を取付け
    たブローチ盤において、ベッド1に形成されたスライド
    ウエイ1aに下方向より摺接することによりスライド2
    の上下方向の移動を規制するホルダプレート6内に、ス
    ライド移動方向に沿って複数のシリンダ6aを形成し
    て、これらシリンダ6a内にピストン6bを上下動自在
    に収容すると共に、各シリンダ6aへ供給した油圧によ
    り各ピストン6bをスライドウエイ1aの下面に圧着す
    ることにより、ベッド1に対してスライド2を固定する
    ようにしてなるブローチ盤のスライド固定装置。
  2. 【請求項2】 ピストン6bの上面に滑性を有する耐摩
    耗層6dを形成してなる請求項1記載のスライド固定装
    置。
JP5468792U 1992-08-04 1992-08-04 ブローチ盤のスライド固定装置 Pending JPH0615928U (ja)

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JP5468792U JPH0615928U (ja) 1992-08-04 1992-08-04 ブローチ盤のスライド固定装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP5468792U JPH0615928U (ja) 1992-08-04 1992-08-04 ブローチ盤のスライド固定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0615928U true JPH0615928U (ja) 1994-03-01

Family

ID=12977710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5468792U Pending JPH0615928U (ja) 1992-08-04 1992-08-04 ブローチ盤のスライド固定装置

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JP (1) JPH0615928U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62502184A (ja) * 1985-06-28 1987-08-27 ベーリンガー ベルクツオイクマシーネンゲーエムベーハー 円形ブロ−チ盤
JPH0453644A (ja) * 1990-06-15 1992-02-21 Murata Mach Ltd 工作機械の可動スピンドル台装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62502184A (ja) * 1985-06-28 1987-08-27 ベーリンガー ベルクツオイクマシーネンゲーエムベーハー 円形ブロ−チ盤
JPH0453644A (ja) * 1990-06-15 1992-02-21 Murata Mach Ltd 工作機械の可動スピンドル台装置

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