JPH0615860Y2 - しぼり出し容器の開閉装置 - Google Patents

しぼり出し容器の開閉装置

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JPH0615860Y2
JPH0615860Y2 JP1984054001U JP5400184U JPH0615860Y2 JP H0615860 Y2 JPH0615860 Y2 JP H0615860Y2 JP 1984054001 U JP1984054001 U JP 1984054001U JP 5400184 U JP5400184 U JP 5400184U JP H0615860 Y2 JPH0615860 Y2 JP H0615860Y2
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JP
Japan
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hole
outer cylinder
sheet member
container
inner cylinder
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JP1984054001U
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JPS60167759U (ja
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光治 林田
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Mikasa Sangyo Co Ltd
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Mikasa Sangyo Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は焼肉用たれ又は液状のり、その他の各種液体
商品を収容するしぼり出し容器の開閉装置に関するもの
である。
[従来の技術] この考案の考案者はさきに同様の装置の考案を行い、実
用新案登録出願を行った(実願昭58-84286号)。
本考案は上記出願済み考案の改良に係るものであるた
め、まず上記出願済み考案について説明する。
この出願済み考案は第10図に示すようなもので、しぼ
り出し容器の閉止装置に関するものである。
この出願済み考案の目的は、一般のしぼり出し容器が、
次のような欠点を有するのでそれを改良するものであっ
た。
それは一般のしぼり出し容器が、それを手に持って使用
する場合に、その開口部を開放すると、しぼり出す前に
その手の保持力だけで、該しぼり出し容器から微量の内
容液が注出されてしまい、意に反してその容器の口部近
傍を汚損する場合がある。
上記出願済み考案の装置はそのような問題を解決するた
めになされたもので、そのしぼり出し容器を使用する際
に手に持った場合の、その保持力だけで、意に反して微
量の注出がされ、口部近傍を汚損するのを防止できる、
しぼり出し容器の閉止装置を提供することであった。
上記の目的を達するこの出願済み装置を図について述べ
ると、第10図において、aはしぼり出し容器であり、
bはその容器口部cに設けられた閉止装置で、内筒d及
び外筒eが底壁fにより口部gが一体に形成され、該口
部gの下部に取付部hが設けられている。iはシート部
材で、一例としてアルミニウム箔により形成され、前記
外筒e及び内筒dの両上端面に亙って付着させられてい
る。
jは蓋であり、前記外筒eに螺合するように形成されて
いる。kは突起、lは注出口を示す。又m、nはそれぞ
れ螺条、oは谷間を示す。これを使用する場合、しぼり
出し容器aを一方の手に持ち、他方の手でまず外筒eか
らシート部材iを剥離する。この場合その次にはシート
部材iが内筒dから剥離することが認識され、かつ剥離
されると解放されることが予想されるので、容器aを持
つ手の握力を弱め、解放した場合の準備をすることがで
きる。そのためシート部材iを内筒dから剥離した場合
は握力が弱められているため、その握力によって、意に
反して内容液が排出されてしまう事態を防止することが
できる。
又仮りに、上記のように準備しようとしても間に合わず
に、又は失念して手の保持力によって微量の注出がなさ
れた場合、その注出分は前記内筒dと外筒e間の底壁f
にしたたり落ち、そこに収容される。そのため容器a外
面が汚損することは防止される。
[考案が解決しようとする課題] しかし上記出願済みの装置においてもなお前記のように
シート部材iを内筒d上端から剥離した場合に、意に反
して内容液が注出口lから注出されて前記底壁f上にし
たたり落ち、そこに溜ることは好ましいことではない。
この考案はこのような問題を解決するためになされたも
ので、その目的は容器を保持する保持力によって、意に
反して内容液が、注出口から注出されて、前記底壁上に
溜ってしまうのを防止できる、しぼり出し容器の開閉装
置を提供することである。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するこの考案について述べるとそれ
は、しぼり出し容器1に取り付けた取付部2に設けられ
た、上方の開口した外筒4;該外筒4の内側に連接し、
谷間6bを形成して設けられた内筒6;上端部に、上記
外筒4と同一高さでかつ水平方向に平滑な天壁6aと、
該天壁6aの中心に通口5を形成して断面ほぼ截頭円錐
形に形成された上記内筒6;前記取付部2、外筒4、及
び内筒6により形成された注出口7;上記天壁6a上面
及び前記外筒4の上端部にそれぞれ剥離可能に貼付して
設けられた、両面に合成樹脂層を有するアルミ箔から成
るシート部材8;前記外筒4に螺合させた蓋9;該蓋9
内面に設けられた、前記天壁6aの通口5の半径方向外
側にシート部材8を介して同芯状に圧接する、通口5よ
り大径の、リング状の突条9a;及び該突条9aの内側
に同芯状に、かつ環状の逆溝状部を介して設けられた、
前記通口5に対応する位置のシート部材8に接する、通
口5より小径の円状突起9b;前記注出口7の内側に設
けられた弾性体製の板体10に形成された切れ目11又
は前記通口5より小さい小孔12;を具備することを特
徴とするしぼり出し容器の開閉装置である。
[作用] 使用者はまず一方の手でしぼり出し容器1を持ち、他方
の手で、蓋9を外し、次に外筒4の上端からシート部材
8を剥離する。
そうして、次に内筒6上端から剥離する際に手の保持力
を弱め、意に反する注出に準備することができる。そし
てシート部材8を内筒6上端部から剥離した場合、しぼ
り出し容器1を保持する手の保持力は弱いながら、該し
ぼり出し容器1内の内容液体を注出するように作用す
る。しかしこの場合、前記注出口7の内側には弾性体製
の板体10が設けられ、該板体10に切れ目11又は通
口5より小さい小孔12が形成されていることにより、
その力は液体が切れ目11又は小孔12を通る場合の抵
抗により、弱められ、内容液が前記通口5から注出され
て前記底壁f上に溜るのを防止することができる。
[実施例] 第1図において1はしぼり出し容器であり、可撓性の材
料により形成された入れもの又は瓶等に形成されてい
る。2はこの容器の口部に取付ける取付部、4はこの取
付部2に一体に設けられた外筒で、上部に開口3が形成
されている。又6は内筒であり、上部に通口5を有し、
かつ下部を前記外筒4に接続させられている。7はこう
して形成された注出口を示す。そして前記両筒4、6の
上端部にシート部材8が融着等により付着させられてい
る。このシート部材8はアルミニウム箔により形成さ
れ、その両面に薄い合成樹脂層が形成されている。9は
蓋であり、前記外筒4に螺合により装着させられてい
る。そして前記注出口7の内側に、ゴム又は軟質の合成
樹脂のような弾性体製の板体10が形成され、同板体1
0に第5図に示すように切れ目11が形成されている。
また該切れ目11に替えて、第2図〜第4図に示すよう
に、前記通口5よりも小さい小孔12が形成されてい
る。そしてこの小孔12は同図に示すように、円形、四
角形、三角形等が適宜に形成されている。又板体10は
第7図に示すように複数個形成してもよい。そしてこの
場合両板体10の各小孔12は同一形状のものあって
も、又異なる形状のものであってもよく、又それらの両
小孔11は垂直方向において重なるように、又は齟齬す
るように形成してもよい。又切れ目11と小孔12を併
用しもよい。
又前記板体10は、第8図に示すように下方に突出する
ように曲げられていてもよく又は第9図に示すように、
上方に突出するように曲げられていてもよい。
なお前記取付部1は一例としてフランジ状に形成され、
これも一例として示めされる合成樹脂シートによる袋体
に溶着されている場合が示されているが、この外に、上
記フランジ状の取付部1を、箱体、カン、瓶等に取付け
てもよく、又はこの取付部1に係合部又は螺合部を形成
して上記各種容器に係合、螺合等させてもよい。なお1
3は谷間、14は液体の通路、15は螺条を示す。
[考案の効果] この考案は前記のように構成され、前記天壁6a上面及
び外筒4の上面に、両面に合成樹脂層を有するアルミ箔
から成るシート部材8を剥離可能に貼付し、それに加え
て前記注出口7の内側に切れ目11又は小孔12を形成
した弾性体製の板体10を設けたことにより、前記シー
ト部材8を剥離する場合にまず外筒4上面から剥離する
際、しぼり出し容器を保持する握力で、意に反して内容
液が出てしまう状態に、力を抜いて保持し、最初の準備
をすることができ、次に前記天壁6a上面から剥離する
場合も第二の準備をすることができる。そしてその状態
において、初めて前記しぼり出し容器を普通にに握るこ
とにより、前記板体10の切れ目11又は小孔12等か
ら、かつ通口5から内容液を出さしめることができる。
即ち前記の、二度に亘り、握力を強めてはならない準備
操作を行う構成を設けたことにより、手の保持力のみに
よって、意に反して内容液の出てしまうのを防止するこ
とができる。又前記弾性体製の板体10はシート部材8
に協力して内容液が手の握力によってきわめて容易に出
てしまうのを防止することができる。
更に又それにもかかわらず、前記天壁6aからシート部
材8を剥離した際に、通常の握力により内容液が出てし
まった場合は、その出た分は、前記内筒6と外筒4の谷
間4bに入るから、手等を汚損することを防止すること
ができる。又前記内筒6の天壁6aは前記外筒4と同一
高さでかつ水平方向に平滑に形成され、又該天壁6aに
通口5を形成し、そして蓋9の内面において、前記天壁
6aの通口5の半径方向の外側に、シート部材8を介し
て同芯状に圧接する、通口5より大径のリング状の突条
9aを設けたことにより、この圧接は突条で行われるた
め単位面積当りの圧力を高くすることができ、しぼり出
し容器に何等かの圧力がかかった場合に内容液の出てし
まうのを防止することができる。又それに加えて蓋9の
内面において、前記突条9aの内側に同芯状に、かつ環
状の逆溝状部を介して設けられた、通口5に対応する位
置のシート部材8に接する、通口5より小径の円状突起
9bを設けたことにより、シート部材8の下面の合成樹
脂層は、通口5において直角に切り立ったように形成さ
れている縁辺に接する部分は、その直上からは、環状の
逆溝があるため加圧されないので、仮にその直上から加
圧された場合にその直角の縁辺により上記合成樹脂層が
傷つけられて、その部分から内容液が前記アルミ箔に接
してしまうのを防止することができる。
しかも内容液が手の保持力のみによって、意に反してシ
ート部材8を押し上げて外に出てしまうのを防止でき
る。
又アルミ箔の両面に合成樹脂層を設けてシート部材8を
形成したことにより、下面の合成樹脂層は容器内容品と
アルミ箔の接触による内容品の変化を防止できると共
に、上面の合成樹脂層は、前記突条9a、突起9b等の
回動の際の、アルミ箔との摩擦をなくすことができ、ア
ルミ箔の破損を防止することができる。
又アルミ箔は両面に合成樹脂層を設けてサンドイッチ状
に形成したことにより強度を大巾に向上させることがで
き、容器1に握力等により圧力が及ぼされた際、前記シ
ート部材8が、前記通口5、及び円状突起9bによって
もたらされる剪断力によって破損させられるのを防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の実施例を示し、第1図は
しぼり出し容器の開閉装置の断面図、第2図は第1図に
示す装置の部分の斜視図、第3図〜第5図はそれぞれこ
の考案の第2、第3、第4の各実施例を示し、それぞれ
第2図に相当する図、第6図は第5図に示す部材の作用
を示す図、第7図はこの考案の第5の実施例を示す第1
図に相当する図、第8図及び第9図はそれぞれこの考案
の第6及び第7の実施例を示し、いづれもしぼり出し容
器の開閉装置の部分の断面図、第10図はこの考案の考
案者がさきに出願開示したこの考案と同種の装置の断面
図である。 1……しぼり出し容器 2……取付部 3……開口 4……外筒 5……通口 6……内筒 7……注出口 8……シート部材 9……蓋 10……板体 11……切れ目 12……小孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】しぼり出し容器1に取り付けた取付部2に
    設けられた、上方の開口した外筒4;該外筒4の内側に
    連接し、谷間6bを形成して設けられた内筒6;上端部
    に、上記外筒4と同一高さでかつ水平方向に平滑な天壁
    6aと、該天壁6aの中心に通口5を形成して断面ほぼ
    截頭円錐形に形成された上記内筒6;前記取付部2、外
    筒4、及び内筒6により形成された注出口7;上記天壁
    6a上面及び前記外筒4の上端部にそれぞれ剥離可能に
    貼付して設けられた、両面に合成樹脂層を有するアルミ
    箔から成るシート部材8;前記外筒4に螺合させた蓋
    9;該蓋9内面に設けられた、前記天壁6aの通口5の
    半径方向の外側にシート部材8を介して同芯状に圧接す
    る、通口5より大径の、リング状の突条9a;及び該突
    条9aの内側に同芯状に、かつ環状の逆溝状部を介して
    設けられた、前記通口5に対応する位置のシート部材8
    に接する、通口5より小径の円状突起9b;前記注出口
    7の内側に設けられた弾性体製の板体10に形成された
    切れ目11又は前記通口5より小さい小孔12;を具備
    することを特徴とするしぼり出し容器の開閉装置。
JP1984054001U 1984-04-12 1984-04-12 しぼり出し容器の開閉装置 Expired - Lifetime JPH0615860Y2 (ja)

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JPS60167759U JPS60167759U (ja) 1985-11-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0647792Y2 (ja) * 1990-07-26 1994-12-07 東洋物産株式会社 押出し式容器の排出部
KR100307580B1 (ko) * 1999-05-20 2001-09-24 이영일 플라스틱 용기 마개

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JPS5411428Y2 (ja) * 1974-07-01 1979-05-23
JPS5556133U (ja) * 1978-10-13 1980-04-16

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