JPH06156420A - 自動束線機 - Google Patents

自動束線機

Info

Publication number
JPH06156420A
JPH06156420A JP4307004A JP30700492A JPH06156420A JP H06156420 A JPH06156420 A JP H06156420A JP 4307004 A JP4307004 A JP 4307004A JP 30700492 A JP30700492 A JP 30700492A JP H06156420 A JPH06156420 A JP H06156420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire rod
wire
loop
main body
rotating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4307004A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahito Okuda
政仁 奥田
Hiroshi Kamiya
洋 神谷
Yoshio Miyajima
義夫 宮島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takuwa Corp
Original Assignee
Takuwa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takuwa Corp filed Critical Takuwa Corp
Priority to JP4307004A priority Critical patent/JPH06156420A/ja
Publication of JPH06156420A publication Critical patent/JPH06156420A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E04BUILDING
    • E04GSCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
    • E04G21/00Preparing, conveying, or working-up building materials or building elements in situ; Other devices or measures for constructional work
    • E04G21/12Mounting of reinforcing inserts; Prestressing
    • E04G21/122Machines for joining reinforcing bars
    • E04G21/123Wire twisting tools

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 線材による結束作業を手作業を必要とするこ
となく能率よく自動的に行い、しかも正確に行うことに
ある。 【構成】 内周面に線材をループ状に誘導する線材誘導
路23を有し被結束部材を囲繞する開閉可能なループ状
誘導部材13を本体1に設け、また本体1には回転中心
部に線材入口通路69を有する回転部材35を回転可能
に設ける。回転部材35には線材入口通路69よりの線
材Wを線材誘導路23に対して送り出しおよび引き戻し
送りする正逆送り手段43、53と、線材誘導路23に
送り出された線材の先端を受け入れて当該先端を着脱可
能に係止する線材クランプ手段47、61、63と、線
材Wの切断を行う線材カッタ75とを設ける。本体1に
は正逆送り手段43を正逆駆動し、また回転部材35を
回転駆動するモータ7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動束線機に関し、特
に針金等の金属線材を用いて各種部材の結束を行うハン
ディタイプの自動束線機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート建築に於ける鉄筋の結
束線(針金)による結束から食品等の袋詰の口閉じま
で、大小各種部材を針金等の金属線材を用いて結束する
ことは従来より行われている。
【0003】この金属線材を用いた各種部材の結束は、
部材の長さ、形状等前工程処理された物で被結束部材の
周りに金属線材を2、3回巻き、その金属線材の両端を
数回捩って金属線材に張力を与えると同時に金属線材の
締結することにより行われており、この結束作業は多く
の場合、手作業により行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】手作業による結束作業
は、面倒で、能率が悪く、特に鉄筋コンクリート建築の
建築現場に於ける鉄筋の結束は、作業位置、姿勢が悪い
ことにより作業者に与える疲労が大きいことがあり、重
労働になることがある。
【0005】本発明は、上述の如き問題点に着目してな
されたものであり、金属線材の部材の前工程であるR曲
げ、切断等をなくし部材の無駄をなくすると共に、結束
作業を手作業、筋肉労働を必要とすることなく能率よく
自動的に行い、しかも正確に行うハンディタイプの自動
束線機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の如き目的は、本発
明によれば、本体と、前記本体に設けられ内周面に線材
をループ状に誘導する線材誘導路を有し被結束部材を囲
繞するループ状誘導部材と、前記本体に回転可能に装着
され回転中心部に線材入口通路を有する回転部材と、前
記回転部材に設けられ前記線材入口通路よりの線材を前
記線材誘導路に対して送り出しおよび引き戻し送りする
正逆送り手段と、前記回転部材に設けられ前記線材誘導
路に送り出された線材の先端を受け入れて当該先端を着
脱可能に係止する線材クランプ手段と、前記回転部材に
設けられた前記線材入口通路と前記線材誘導路との間に
て線材の切断を行う線材切断手段と、前記本体に設けら
れ前記正逆送り手段を正逆駆動し且つ前記回転部材を回
転駆動する駆動手段とを有していることを特徴する自動
束線機によって達成される。
【0007】本発明による自動束線機に於いては、前記
回転部材は前記本体に回転可能に且つ軸線方向に移動可
能に装着され前記本体に対する軸線方向移動により駆動
手段の駆動歯車が前記正逆送り手段を正逆駆動する回転
入力歯車と自身を回転させるための回転入力歯車の何れ
に択一的に着脱可能に噛合するよう構成されてよい。
【0008】また本発明による自動束線機に於いては、
前記線材クランプ手段は、前記正逆送り手段と連動され
前記正逆送り手段の送り出し動作によりアンクランプ状
態になり前記正逆送り手段の引き戻し送り動作によりク
ランプ状態になるよう構成されていてよい。
【0009】また本発明による自動束線機に於いては、
前記ループ状誘導部材は開閉可能に構成されていてよ
い。
【0010】また本発明による自動束線機に於いては、
前記本体は手にて握られる握手部を有してよい。
【0011】
【作用】上述の如き構成によれば、ループ状誘導部材の
内側に被結束部材を配置し、駆動手段により正逆送り手
段を正方向駆動して正逆送り手段により線材をループ状
誘導部材の線材誘導路へ送り出し、その先端を線材クラ
ンプ手段にまで到達させ、線材クランプ手段により線材
の先端をクランプし、この後に駆動手段により正逆送り
手段を逆方向駆動して正逆送り手段により線材を引き戻
し送りする。これにより線材はループ状誘導部材内の被
結束部材の外周に巻き付けられる共に緊張される。次に
駆動手段により回転部材が回転され、この回転部材の回
転により線材の両端が捩られると共に線材切断手段によ
り線材が切断され、結束が完了する。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0013】図1〜図4は本発明による自動束線機の一
実施例を示している。これらの図に於いて、符号1は本
体を示しており、本体1は回転部材支持部3と円筒状の
握手部5とを有している。握手部5は、中空構造をな
し、減速歯車装置7を有するモータ9とモータ9に電力
を供給するバッテリ11とを内蔵している。バッテリ1
1は再充電可能なバッテリであってよい。
【0014】本体1の回転部材支持部3の前面部にはル
ープ状誘導部材13が設けられている。ループ状誘導部
材13は、半円状の固定側ループ状誘導部材15と、枢
軸17により図2にて実線により示されている閉じ位置
と仮想線により示されている開き位置との間に回動可能
に取り付けられた可動側ループ状誘導部材19とにより
構成され、可動側ループ状誘導部材19が閉じ位置にあ
る状態下にては固定側ループ状誘導部材15と可動側ル
ープ状誘導部材19とを連結案内金具21により相互連
結されて被結束部材を囲繞する円環状の閉ループを形成
し、可動側ループ状誘導部材19が開き位置にある状態
下にて被結束部材の出し入れを許す開放状態になる。
【0015】可動側ループ状誘導部材19は、図2によ
く示されている如く、開き位置にある状態に於いては枢
軸17より前方(図2にて左方)に位置する戻し片部1
9aを有している。
【0016】ループ状誘導部材13は固定側ループ状誘
導部材15の側と可動側ループ状誘導部材19の側とで
全体に上下に傾斜しており、固定側ループ状誘導部材1
5と可動側ループ状誘導部材19の内周面には各々線材
誘導路溝23が形成されている。固定側ループ状誘導部
材15と可動側ループ状誘導部材19の線材誘導路溝2
3は、可動側ループ状誘導部材19が閉じ位置にある状
態下にては互いに連続してループ状をなしている。この
実施例に於いては線材誘導路溝23は上下2段に形成さ
れ、この段数により線材巻き付け数が決まる。
【0017】固定側ループ状誘導部材15にはこれの下
段側の線材誘導路溝23に対応する線材湾曲案内板25
が取り付けられている。可動側ループ状誘導部材19の
取付基部側にはこれの上段側の線材誘導路溝23に開口
する線材取出し窓27が形成され、またこの部分には線
材を線材誘導路溝23より線材取出し窓27を通過させ
て可動側ループ状誘導部材19の外側へ導く線材外出し
案内板29が取り付けられている。
【0018】回転部材支持部3の前面部にはリミットス
イッチ31が取り付けられており、リミットスイッチ3
1は、スイッチ動作片31aを閉じ位置に位置した可動
側ループ状誘導部材19のピン33により押圧されるこ
とにより、可動側ループ状誘導部材19が閉じ位置にあ
ることを検出する。このリミットスイッチ31により可
動側ループ状誘導部材19が閉じ位置にあることを検出
するとモータ7の正転始動制御が行われる。
【0019】回転部材支持部3には逆転引き締めセンサ
34が設けられており、逆転引き締めセンサ34は線材
Wの先端が後述の線材先端ストッパ片65に当接する位
置にまで到達したことを検出する。逆転引き締めセンサ
34が線材Wの先端の到達を検出することによりモータ
7の逆転始動制御が行われる。
【0020】本体1の回転部材支持部3内にはコの字形
の回転部材35がこれと一体の軸体37により図にて水
平な軸線周りに回転可能に且つ軸線方向(図1〜図3に
て左右方向)に移動可能に設けられている。
【0021】回転部材35は軸39を回転可能に支持し
ており、軸39にはピン41により線材送りローラ43
が固定装着されていると共にゴムパッキン45を介して
線材クランプローラ47が摩擦係合している。線材送り
ローラ43の外周面には線材案内周溝49が形成されて
いる。
【0022】回転部材35は軸51により押し付けロー
ラ53を回転可能に且つ線材送りローラ43に離接する
方向に変位可能に支持している。押し付けローラ53
は、一端を軸55により回転部材35に回動可能に取り
付けられ他端をばね57により図3で見て反時計廻り方
向へ付勢された押さえレバー59により、線材送りロー
ラ43に押し付けられ、線材Wを線材送りローラ43の
線材案内周溝49との間に挟み込む。
【0023】線材送りローラ43は、図3にて時計廻り
方向へ回転、即ち正転することにより押し付けローラ5
3によって線材案内周溝49に押し付けられている線材
Wを回転部材支持部3の前面部の開口3aを経て固定側
ループ状誘導部材15の線材湾曲案内板25の配設部へ
送り出し、図3にて反時計廻り方向へ回転、即ち逆転す
ることにより線材Wを固定側ループ状誘導部材15より
引き戻し送りする。
【0024】線材クランプローラ47の外周面には線材
クランプ板61が固定装着されている。回転部材35に
は線材クランプローラ47と対向する固定の線材受け板
63が装着されており、線材受け板63の端部には線材
先端ストッパ片65が設けられている。線材クランプロ
ーラ47と線材受け板63とは可動側ループ状誘導部材
19の線材取出し窓27より取り出された線材Wを受け
入れる間隙をおいて対向しており、この間隙部の終端に
線材先端ストッパ片65が位置している。
【0025】線材クランプ板61は、軸39の正転(図
3にて時計廻り方向の回転)によりストッパピン67に
当接するアンクランプ位置に位置し、軸39の逆転(図
3にて反時計廻り方向の回転)により線材受け板63に
対向するクランプ位置に位置する。
【0026】回転部材35の軸体37にはこれを中心軸
線方向に貫通する線材入口通路69が形成されており、
線材Wは本体1外の線材リール71(図6参照)より線
材入口通路69および線材案内管部73を通って回転部
材35の内側に導入される。線材リール71は本体1の
重量軽減のために本体1とは別構成になっており、これ
は、建築現場に於ける鉄筋の結束用のものである場合
等、携帯性を要求される場合は、作業者のベルトに吊り
下げられる如き携帯構造になっていればよい。なお、線
材リール71は握手部5の下部に一体化されていても構
わない。
【0027】回転部材35には線材カッタ75が設けら
れている。線材カッタ75は、図5によく示されている
如く、回転部材35に固定された円柱状の内刃部材77
と回転部材35より回転可能に支持されて内刃部材77
に外接嵌合する円筒状の外刃部材79とを有しいる。内
刃部材77と外刃部材79の各々にはこれらを径方向に
貫通する線材挿通孔81、83とが形成されている。線
材カッタ75は、整合状態の線材挿通孔81と83に線
材Wを通された状態にて外刃部材79が内刃部材77に
対して回転変位することにより、線材挿通孔81と83
とが回転方向に相対変位して非整合状態になることによ
って線材Wを剪断式に切断する。
【0028】尚、外刃部材79には線材挿通孔83が互
いに180度回転変位した二つの位置に各々設けられて
いるが、その一方は外刃部材79の回転方向に長い長孔
とされ、この部分では線材Wの切断が行われず、線材W
の切断は一カ所のみで行われる。
【0029】外刃部材79にはレバー85が取り付けれ
ており、また回転部材支持部3にはレバー駆動板カム8
7とレバー戻し板カム89とが固定装着されており、レ
バー85は、回転部材35の回転と本体1に対する図1
にて左方への移動によりレバー駆動板カム87と係合し
て外刃部材79を1/4程度回転させ、またレバー戻し
板カム89と係合して外刃部材79を元の回転位置に戻
す動作を行う。
【0030】回転部材35の軸体37には平歯車91が
ピン93により固定装着されていると共に軸39にはベ
ベル歯車95がピン97により固定装着されている。モ
ータ7の出力軸99には平歯車101とベベル歯車10
3とがピン105により固定装着されている。回転部材
35が図示されている如き初期軸線方向位置にある状態
下に於いては平歯車101が平歯車91との噛合より離
脱してベベル歯車103がベベル歯車95と噛合し、こ
れに対し回転部材35が図示されている如き初期軸線方
向位置により本体1に対して図1にて左方へ変位した前
進位置に位置している状態下に於いては平歯車101が
平歯車91と噛合し、ベベル歯車103がベベル歯車9
5との噛合より離脱する。
【0031】回転部材35の軸体37の先端部にはリテ
ーナリング107が固定装着されており、リテーナリン
グ107と回転部材支持部3に設けられた支持ブロック
109との間には回転部材35を本体1に対して図1に
て左方へ付勢する圧縮コイルばね111が装着されてい
る。これにより初期状態に於いては、回転部材35は図
示されている如き初期軸線方向位置に位置する。平歯車
91には初期位置設定孔113が形成され、回転部材支
持部3には初期位置設定ピン115が固定装着されてお
り、図1に示されている如く、初期位置設定孔113に
初期位置設定ピン115が係合することにより、回転部
材35はベベル歯車103とベベル歯車95とが噛合す
る初期回転位置にて本体1に対して回り止め固定され
る。
【0032】回転部材支持部3の支持ブロック109に
は分割溝119を有するゼネバカム121が軸117に
より回転可能に装着されている。リテーナリング107
にはゼネバ駆動ピン122が取り付けられており、ゼネ
バ駆動ピン122は回転部材35が前進位置に位置する
ことによりゼネバカム121の分割溝119と係合す
る。ゼネバ駆動ピン122は、ゼネバカム121の分割
溝119と係合した状態にて回転部材35の一回転に伴
い一回転することにより、ゼネバカム121を分割溝1
19の個数に応じて分割回転する。
【0033】回転部材支持部3にはゼネバカム121の
回転位置を検出する回転位置センサ123が固定装着さ
れている。回転位置センサ123は、ゼネバカム121
の回転位置を検出し、これに基づいてモータ7による回
転部材35の回転回数設定制御と回転停止位置を上述の
初期回転位置に設定する制御とが行われる。
【0034】本体1の握手部5には線材送りローラ43
を寸動させるための寸動用スイッチ125が設けられて
いる。
【0035】回転部材支持部3には回転部材35の軸部
37の先端部に対応する位置に線材送り込み受け台12
9が設けられており、また線材送り込み受け台129の
上方部には枢軸131により線材手送りレバー133が
回動可能に設けられている。線材手送りレバー133
は、手にて回動されることにより、線材送り込み受け台
129上の線材Wを摩擦力により軸部37を線材入口通
路69内へ手送りする作用を行う。
【0036】次に上述の如き構成よりなる自動束線機の
動作を図6〜図8を参照して説明する。
【0037】先ず線材手送りレバー133を手にて回動
操作して線材リール71の線材Wをこれの先端が線材送
りローラ43と押し付けローラ53とに突き当たるまで
線材入口通路69内へ手送りする。
【0038】次に可動側ループ状誘導部材19を開き位
置に位置させて結束しようとするもの、即ち被結束部材
Pがループ状誘導部材13の内側に入るように握手部5
を手にて握って本体1を動かす。被結束部材Pがループ
状誘導部材13の内側に入った状態にて本体1を前方へ
動かし、可動側ループ状誘導部材19の戻し片部19a
を被結束部材Pに押し当て、この押し当てにより可動側
ループ状誘導部材19を閉じ位置へ移動させる。これに
より固定側ループ状誘導部材15と可動側ループ状誘導
部材19とが連結案内金具21により相互連結され、ル
ープ状誘導部材13は被結束部材Pを囲繞する円環状の
閉ループをなし、これに伴い線材誘導路溝23は連続ル
ープ状をなす。
【0039】可動側ループ状誘導部材19が閉じ位置に
位置することによりリミットスイッチ31がオン状態に
なり、モータ7が正転始動する。このモータ7の正転に
よる回転が噛合状態にあるベベル歯車103と95を介
して軸39に伝達され、線材送りローラ43が図6
(B)に示されているように反時計廻り方向に回転す
る。線材送りローラ43の反時計廻り方向の回転(正
転)により図6に示されている如く、線材Wが回転部材
支持部3の開口3aを経て固定側ループ状誘導部材15
の線材湾曲案内板25の配設部へ送り出され、この線材
Wは、先ず線材湾曲案内板25に案内されてループ状誘
導部材13の線材誘導路溝23の下段に入り、下段の線
材誘導路溝23を一周したのちループ状誘導部材13の
傾斜配置によって上段の線材誘導路溝23に進入し、こ
の上段の線材誘導路溝23を一周したのち線材外出し案
内板29に案内されて線材取出し窓27を通過して可動
側ループ状誘導部材19の外側へ導出され、回転部材支
持部3の開口3aを通って線材クランプローラ47と線
材受け板63との間に進入し、線材Wの先端が線材先端
ストッパ片65に突き当たる。
【0040】このことが逆転引き締めセンサ34により
検出されると、モータ7が逆転駆動され、軸39が逆回
転する。これにより線材送りローラ43と線材クランプ
ローラ47とが図7(B)に示されているように、時計
廻り方向へ回転(逆転)し、図6(B)から図7(B)
の如く、線材クランプ板61が線材受け板63に対向す
るクランプ位置に位置し、線材Wの先端部分が挟み込み
クランプされる。
【0041】また線材送りローラ43の時計廻り方向へ
回転により線材Wが引き戻され、線材Wの先端が上述の
如のクランプされていることから、線材Wの引き戻しに
応じてループ状誘導部材13の線材誘導路溝23にある
線材Wがループ形状を縮径しつつ線材誘導路溝23より
抜け出して被結束部材Pの周りに巻き付き、引き締めら
れる。これにより被結束部材Pは線材Wの2回巻き付き
により締め付けられる。
【0042】尚、この線材Wの引き戻しにより線材手送
りレバー133は図にて時計廻り方向へ回動して元の位
置に戻る。
【0043】次に本体1を手前(図にて右方)に引く
と、図8に示されている如く、圧縮コイルばね111の
ばね力に抗して回転部材35が本体1に対して図にて左
方へ相対変位することになり、この変位により回転部材
35が初期軸線方向位置より前進位置へ移動し、ベベル
歯車103がベベル歯車95との噛合より離脱して平歯
車101が平歯車91と噛合する。
【0044】平歯車101が平歯車91と噛合すること
により、モータ7の回転が平歯車91に伝達され、回転
部材35が軸体37の中心軸線周りに回転する。この回
転部材35の回転により線材カッタ75のレバー85が
レバー駆動板カム87に係合して外刃部材79を回転さ
せ、この外刃部材79の回転により線材挿通孔81と8
3とが回転方向に相対変位して線材Wが切断される。ま
たこの回転部材35の回転により線材Wの両端が捩られ
る。
【0045】線材Wの両端が所定回数に亘って捩られた
ことがゼネバカム121の回転に基づいて回転位置セン
サ123により検出されると、モータ7の回転が停止さ
れ、回転部材35が初期回転位置にて回転停止する。
尚、この時にはレバー戻し板カム89の作用により線材
カッタ75の外刃部材79は元の回転位置に戻ってい
る。
【0046】この状態にて本体1を前方(図にて左方)
へ押すと、回転部材35が本体1に対して図にて右方へ
相対変位することになり、この変位により回転部材35
が初期軸線方向位置に戻り、平歯車101が平歯車91
との噛合より離脱してベベル歯車103がベベル歯車9
5と噛合する。このときには初期位置設定孔113に初
期位置設定ピン115が初期位置設定孔113に係合
し、回転部材35が再び初期回転位置にて本体1に対し
て回り止め固定される。
【0047】この後に寸動用スイッチ125を操作する
こによりモータ7を正転させると、このモータ7の正転
による回転が噛合状態にあるベベル歯車103と95を
介して軸39に伝達され、線材送りローラ43が反時計
廻り方向に回転する。線材送りローラ43の反時計廻り
方向の回転(正転)により線材Wの切断端側が回転部材
支持部3の開口3aより前方へ押し出される。また線材
クランプローラ47の反時計廻り方向の回転により線材
クランプ板61がアンクランプ位置に戻り、線材Wの先
端部分の挟み込みクランプが解除され、線材Wのクラン
プ側の端部が線材クランプローラ47と線材クランプ板
61との間より引き抜かれ得る状態になり、被結束部材
Pに巻き付いてこれを結束している線材Wと本体1とが
分離される。これにより被結束部材Pの結束が完了す
る。
【0048】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による自動束線機によれば、線材の巻き付け、捩りの結
束作業がモータを動力源して全て自動的に行われるか
ら、結束作業が、手作業、筋肉労働を必要とすることな
く能率よく、しかも経験を必要とすることなく正確に行
われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動束線機の一実施例を示す縦断
面図である。
【図2】本発明による自動束線機の一実施例を示す平面
図である。
【図3】本発明による自動束線機の一実施例を示す底面
図である。
【図4】本発明による自動束線機の一実施例を示す正面
図である。
【図5】本発明による自動束線機の線材カッタを示す斜
視図である。
【図6】(A)、(B)は本発明による自動束線機の動
作の第一段階を示す縦断面図と平面図である。
【図7】(A)、(B)は本発明による自動束線機の動
作の第二段階を示す縦断面図と平面図である。
【図8】(A)、(B)は本発明による自動束線機の動
作の第三段階を示す縦断面図と平面図である。
【符号の説明】
1 本体 5 握手部 9 モータ 13 ループ状誘導部材 15 固定側ループ状誘導部材 19 可動側ループ状誘導部材 23 線材誘導路溝 35 回転部材 43 線材送りローラ 47 線材クランプローラ 53 押し付けローラ 59 押さえレバー 61 線材クランプ板 63 線材受け板 65 線材先端ストッパ片 75 線材カッタ 77 内刃部材 79 外刃部材 81、83 線材挿通孔 91 平歯車 95 ベベル歯車 101 平歯車 103 ベベル歯車 133 線材手送りレバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、前記本体に設けられ内周面に線
    材をループ状に誘導する線材誘導路を有し被結束部材を
    囲繞するループ状誘導部材と、前記本体に回転可能に装
    着され回転中心部に線材入口通路を有する回転部材と、
    前記回転部材に設けられ前記線材入口通路よりの線材を
    前記線材誘導路に対して送り出しおよび引き戻し送りす
    る正逆送り手段と、前記回転部材に設けられ前記線材誘
    導路に送り出された線材の先端を受け入れて当該先端を
    着脱可能に係止する線材クランプ手段と、前記回転部材
    に設けられた前記線材入口通路と前記線材誘導路との間
    にて線材の切断を行う線材切断手段と、前記本体に設け
    られ前記正逆送り手段を正逆駆動し且つ前記回転部材を
    回転駆動する駆動手段とを有していることを特徴する自
    動束線機。
  2. 【請求項2】 前記回転部材は前記本体に回転可能に且
    つ軸線方向に移動可能に装着され前記本体に対する軸線
    方向移動により駆動手段の駆動歯車が前記正逆送り手段
    を正逆駆動する回転入力歯車と自身を回転させるための
    回転入力歯車の何れに択一的に着脱可能に噛合するよう
    構成されていることを特徴する請求項1に記載の自動束
    線機。
  3. 【請求項3】 前記線材クランプ手段は前記正逆送り手
    段と連動連結され前記正逆送り手段の送り出し動作によ
    りアンクランプ状態になり前記正逆送り手段の引き戻し
    送り動作によりクランプ状態になることを特徴とする請
    求項1または2に記載の自動束線機。
  4. 【請求項4】 前記ループ状誘導部材は開閉可能に構成
    されていることを特徴する請求項1〜3の何れかに記載
    の自動束線機。
  5. 【請求項5】 前記本体は手にて握られる握手部を有し
    ていることを特徴する請求項1〜4の何れかに記載の自
    動束線機。
JP4307004A 1992-11-17 1992-11-17 自動束線機 Pending JPH06156420A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4307004A JPH06156420A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 自動束線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4307004A JPH06156420A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 自動束線機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06156420A true JPH06156420A (ja) 1994-06-03

Family

ID=17963864

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4307004A Pending JPH06156420A (ja) 1992-11-17 1992-11-17 自動束線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06156420A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021127568A (ja) * 2020-02-10 2021-09-02 マックス株式会社 結束機
US20210316428A1 (en) * 2018-09-07 2021-10-14 Max Co., Ltd. Binding machine
EP4089019A1 (en) * 2015-07-22 2022-11-16 Max Co., Ltd. Reel for binding machine

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4089019A1 (en) * 2015-07-22 2022-11-16 Max Co., Ltd. Reel for binding machine
US20210316428A1 (en) * 2018-09-07 2021-10-14 Max Co., Ltd. Binding machine
EP3848535A4 (en) * 2018-09-07 2022-06-08 Max Co., Ltd. BINDING MACHINE
US11890732B2 (en) 2018-09-07 2024-02-06 Max Co., Ltd. Binding machine
JP2021127568A (ja) * 2020-02-10 2021-09-02 マックス株式会社 結束機
US11850653B2 (en) 2020-02-10 2023-12-26 Max Co., Ltd. Binding machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3393684B2 (ja) 物品の結束方法及び結束装置
EP0810153B1 (en) Article binding method and apparatus
EP1484249B1 (en) Reinforcing bar binding machine
KR101312707B1 (ko) 휴대용 전동 결속 장치
US5613530A (en) Hand held twist tie apparatus
US5505504A (en) Apparatus for tying one or more articles
JPS63191719A (ja) 結束機
JPH06156420A (ja) 自動束線機
JPS58177275A (ja) ワイヤタイプ鉄筋結束工具
JP2561279B2 (ja) 結束機
US5649675A (en) Fishing rod eyelet wrapping device
JPH06167115A (ja) 棒材の結束装置
JPH0834406A (ja) 物品の結束方法及び結束装置
JPH0834405A (ja) 物品の結束装置及び該結束装置の結束ヘッドユニット並びに駆動・送線ユニット
JP3443441B2 (ja) 物品の結束装置
JPH0776328A (ja) 物品の結束方法及び結束装置
JP3194320B2 (ja) テープ結束装置
SU1082688A1 (ru) Устройство дл скручивани концов обв зочной проволоки
JP2721090B2 (ja) 汎用結束機
JP2771402B2 (ja) 汎用結束機
JP2738477B2 (ja) 汎用結束機
JPH0468212B2 (ja)
JPH0360989B2 (ja)
JPS5939027B2 (ja) 金属線材を使用した結束機
JPH09271298A (ja) 結束装置