JPH0615385Y2 - 釈放形電磁装置 - Google Patents

釈放形電磁装置

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JPH0615385Y2
JPH0615385Y2 JP8373487U JP8373487U JPH0615385Y2 JP H0615385 Y2 JPH0615385 Y2 JP H0615385Y2 JP 8373487 U JP8373487 U JP 8373487U JP 8373487 U JP8373487 U JP 8373487U JP H0615385 Y2 JPH0615385 Y2 JP H0615385Y2
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yoke
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connecting portion
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は釈放形電磁装置、特にその組立作業性の改善
に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来の釈放形電磁装置の斜視図、第4図は第3
図のスライダー側から見た釈放形電磁装置の側面図、第
5図は第3図の釈放形電磁装置の電磁石装置の軸方向断
面図である。
図において、(1)は電磁石装置であり、(101)はボ
ビン(102)に巻回されたコイル、(103)はその
中に挿入されたプランジヤー、(104)は磁性材料か
らなるU字形ヨークであつて、両脚部(105),(1
06)とこれらを互いに接続部(107)とからなり、
一枚の磁性板をU字形に折曲げることにより簡単に安価
に製造しうるものである。コイル(101)はその軸線
が前記接続部(107)に対してほぼ垂直になるように
前記両脚部(105),(106)間に配設されてい
る。(108)は後述する釈放ばねの力に抗してプラン
ジヤー(103)をコイル(101)内へ吸引する永久
磁石、(109)はプランジヤー(103)が永久磁石
(108)に当つてこれを破損するのを防止するトラン
スフアーヨーク、(110)はU字形ヨーク(104)
と組合されて、U字形ヨーク(104)、永久磁石(1
08)、トランスフアーヨーク(109)およびプラン
ジヤー(103)を通る磁路を構成する端部ヨークであ
つて、この端部ヨーク(110)にはプランジヤー(1
03)を貫通させてこれを案内するガイド穴(111)
が形成されている。端部ヨーク(110)は(112)
の部分でU字形ヨーク(104)にかしめ付けられる。
(2)は電磁石装置(1)を支持する支持フレーム、(3)は支
持フレーム(2)に固定されたピン(4),(5)によつて図示の
非釈放位置と矢印(6)の方向に移動した釈放位置との間
に往復移動可能に支持されたスライダー(被作動部材)
であり、ピン(4)はスライダー(3)の上面(301)と摺
接し、ピン(5)はスライダー(3)に形成した長孔(30
2)に摺接してスライダー(3)を案内する。釈放位置は
プランジヤー(103)が図外のストツパに当ることに
より規定される。(7)はピン(8)により支持フレーム(2)
に装着された釈放ばねで、スライダー(3)の突部(30
3)に係合してスライダー(3)を常時矢印(6)の釈放方向
に付勢している。
(9)はスライダー(3)とプランジヤー(103)との間に
設けられ、一端(901)がピン(902)によりプラ
ンジヤー(103)の突出端(109)に枢支され、中
間部(903)がピン(8)に枢支された伝動部材で、ス
ライダー(3)の端面(304)が釈放ばね(7)の作用によ
り伝動部材(9)の他端(904)に当接している。(1
0)はピン(8)に巻装され一端が支持フレーム(2)に係止
され、他端が伝動部材(9)に係止されたひねりばねであ
つて、リセツト時(プランジヤー(103)の吸引位置
への復帰時)に永久磁石(108)の吸引力を補助する
弱いばね力を有する。なお、(113)はプランジヤー
(103)の内方端面で形成される可動側吸着面、(1
14)はトランスフアーヨーク(109)のプランジヤ
ー(103)に対向した面で形成される固定側吸着面で
ある。(115)はトランスフアーヨーク(109)の
凸部であり、この凸部(115)はボビン(102)に
嵌合されている。
かかる釈放形電磁装置は例えば漏電しや断器をトリツプ
させるために使用されるのでその場合について動作を説
明する。第3図乃至第5図はいずれもコイル(101)
が付勢されていない非釈放状態を示し、プランジヤー
(103)の可動側吸着面(113)は永久磁石(10
8)およびばね(10)の作用により釈放ばね(7)の力
に打勝つて固定側吸着面(114)に吸着されてプラン
ジヤー(103)はボビン(102)内へ吸引された非
釈放位置にあり、伝動部材(9)を介してスライダー(3)を
非釈放位置に保持している。この状態で漏電が生じると
漏電信号によりコイル(101)に電流が流れ、永久磁
石(108)の磁力がコイル(101)による磁力で相
殺されてプランジヤー(103)が釈放され、釈放ばね
(7)の作用によりスライダー(3)が矢印(6)の釈放方向に
釈放位置まで駆動される。この時、プランジヤー(10
3)も伝動部材(9)を介して可動側吸着面(113)が
固定側吸着面(114)から離れてボビン(102)か
ら突出した釈放位置に駆動される。このスライダー(3)
の動きにより開閉接点(図示せず)が開離されて漏電し
や断器がトリツプされる。
リセツトのためにはリセツト機構(図示せず)を設ける
のが普通でこのリセツト機構を操作してスライダー(3)
を釈放ばね(7)の力に抗して非釈放位置の方へ移動させ
るとプランジヤー(103)はばね(10)の力および
永久磁石(108)の吸引力によつてトランスフアーヨ
ーク(109)に吸着される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の釈放形電磁装置は以上のように構成され、簡単に
安価に製造しうるという理由でU字形ヨーク(104)
を使用しているが、U字形ヨーク(104)の両側は開
放されているので電磁石装置(1)の組立時に、また組立
後も振動等により永久磁石(108)、トランスフアー
ヨーク(109)等がプランジヤー(103)に対して
偏心する結果、永久磁石(108)の磁束もプランジヤ
ー(103)に対して偏心し、プランジヤー(103)
がボビン(102)内に斜めに出入りし、プランジヤー
(103)の動きが円滑でなくなる他、プランジヤー
(103)とボビン(102)との間に摩擦が生じこれ
らが摩損する問題点があつた。
この考案は従来のもののかかる問題点を解決するために
なされたもので、組立時に永久磁石、トランスフアーヨ
ーク等とプランジヤーとの同心関係を確保でき、かつ組
立後もこの同心関係を維持しうるようにした釈放形電磁
装置を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る釈放形電磁装置は、電磁石装置のU字形
ヨークの接続部とトランスフアーヨークとの間に、永久
磁石の嵌まる開口を有する非磁性材料からなるプレート
を配設し、このプレートを前記接続部の両側縁とこれに
対応するトランスフアーヨークの両側縁とに係止したも
のである。
〔作用〕
この考案においては、プレートを介してトランスフアー
ヨークがU字形ヨークに対して所定の位置関係に保持さ
れ、永久磁石はプレートの開口に嵌まることによりやは
りU字形ヨークに対して所定の位置関係に保持されるた
め、これら永久磁石およびトランスフアーヨークをプラ
ンジヤーに対して同心関係に組立保持することができ
る。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図および第2図につい
て説明する。第1図はこの考案の一実施例による釈放形
電磁装置の電磁石装置の分解斜視図、第2図は第1図の
ものを組立た状態を示す第1図の線II−IIに沿つた断面
図であり、前記従来のものと同一部分には同一符号を付
してその説明は省略する。
図において、(116)は非磁性材料からなるプレート
であつて、その中心部に永久磁石(108)がほぼぴつ
たり嵌まる開口(117)を有する。また、このプレー
ト(116)にはU字形ヨーク(104)の接続部(1
07)の両側縁(118),(119)に係止する係止
片(120),(121)と、トランスフアーヨーク
(109)の対応する側縁(122),(123)に係
止する係止片(124),(125)とが設けられてお
り、U字形ヨーク(104)の前記両側縁(118),
(119)には前記係止片(120),(121)と嵌
合する凹所(126),(127)が形成され、トラン
スフアーヨーク(109)の両側縁(122),(12
3)には前記係止片(124),(125)と嵌合する
凹所(128),(129)が形成されている。
かくして組立に際しては係止片(120),(121)
をU字形ヨーク(104)の接続部(107)の両側縁
(118),(119)に形成した凹所(126),
(127)に嵌めることによりプレート(116)がU
字形ヨーク(104)に対して係止されるため、プレー
ト(116)の開口(117)に永久磁石(108)を
嵌めることにより、永久磁石(108)はU字形ヨーク
(104)に対して位置決めされる。従つて、永久磁石
(108)はこれが未着磁であつても(一般に永久磁石
(108)は鉄粉を吸着しないように未着磁のまま組立
て、第2図のように端部ヨーク(110)をU字形ヨー
ク(104)にかしめ付けてから着磁するのが普通であ
る)、着磁されていても所定位置に位置決めされる。ま
た、プレート(116)の係止片(124),(12
5)をトランスフアーヨーク(109)の両側縁(12
2),(123)の凹所(128),(129)に嵌め
ることによりトランスフアーヨーク(109)はプレー
ト(116)、従つてまたU字形ヨーク(104)に対
して位置決めされる。従つて、U字形ヨーク(104)
をプランジヤー(103)に対して所定の位置関係に支
持しておけば(第3図のものでは支持フレーム(2)がこ
の役目を果たす)、永久磁石(108)およびトランス
フアーヨーク(109)は共にプランジヤー(103)
に対して同心関係に位置決めされることになり、組立後
もこの位置関係に保持される。従つて、永久磁石(10
8)およびトランスフアーヨーク(109)のプランジ
ヤー(103)に対する位置ずれによる永久磁石(10
8)の磁束の偏心はなくなり、プランジヤー(103)
はボビン(102)に真直ぐに出入りし、プランジヤー
(103)の動きが阻害されたり、プランジヤー(10
3)とボビン(102)との摩擦によるこれらの摩損の
問題もなくなる。更に、プレート(116)が永久磁石
(108)を取巻くことになるので、永久磁石(10
8)に鉄粉が付着しにくくなり、永久磁石(108)の
磁束のうちプランジヤー(103)を通らないでこれを
バイパスする磁束(130)の増加が抑制され、かかる
バイパス磁束の増加による釈放電流(プランジヤー(1
03)を釈放するのに要する電流)の変動を抑制する効
果もある。
なお、前記実施例では、U字形ヨーク(104)の接続
部(107)の両側縁(118),(119)並びにト
ランスフアーヨーク(109)の両側縁(122),
(123)にプレート(116)の係止片(120),
(121)並びに(124),(125)に係止する凹
所(126),(127)および(128),(12
9)をそれぞれ形成しているが、プレート(116)お
よびトランスフアーヨーク(109)をU字形ヨーク
(104)の両脚部(105),(106)間にぴつた
り嵌まる寸法にしておけば前記凹所(126)〜(12
9)はいずれも省略しても良い。更に、この考案に係る
釈放形電磁装置は漏電しや断器に限らず、他の用途にも
使用しうるものであり、被作動部材も用途に応じてスラ
イダー(3)以外の適宜の形態をとりうるものである。
〔考案の効果〕
以上のようにこの考案によれば、U字形ヨークの接続部
とトランスフアーヨークとの間に、永久磁石の嵌まる開
口を有する非磁性材料からなるプレートを配設し、この
プレートを前記接続部の両側縁とこれに対応するトラン
スフアーヨークの両側縁とに係止するという極めて簡単
な構成により、プランジヤーはボビンに真直ぐに出入り
しプランジヤーの動きが円滑になりまたプランジヤーと
ボビンの摩擦による摩損も生じず、更に永久磁石への鉄
粉の付着も防止できる等の作用効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による釈放形電磁装置の電
磁石装置の分解斜視図、第2図は第1図のものを組立て
た状態を示す第1図の線II−IIに沿つた断面図、第3図
は従来の釈放形電磁装置の斜視図、第4図は第3図のス
ライダー側から見た釈放形電磁装置の側面図、第5図は
第3図の釈放形電磁装置の電磁石装置の軸方向断面図で
ある。 図において、(1)は電磁石装置、(101)はコイル、
(102)はボビン、(103)はブランジヤー、(1
04)はU字形ヨーク、(105),(106)は脚
部、(107)は接続部、(108)は永久磁石、(1
09)はトランスフアーヨーク、(116)はプレー
ト、(117)は開口、(118),(119),(1
22),(123)はそれぞれ側縁、(120),(1
21),(124),(125)は係止片、(7)は釈放
ばねである。 なお、各図中同一符号は同一部または相当部を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両脚部とこれらを互いに接続する接続部と
    からなるU字形ヨーク、ボビンに巻回され軸線が前記U
    字形ヨークの接続部に対してほぼ垂直になるように前記
    両脚部間に配設されたコイル、前記ボビン内を軸方向に
    移動可能なプランジヤー、このプランジヤーを前記ボビ
    ンから突出させる方向に常時作用する釈放ばね、前記プ
    ランジヤーのボビン内端面に対向して前記接続部上に配
    置され前記プランジヤーを前記釈放ばねの作用に打勝つ
    て常時前記ボビン内へ吸引する永久磁石およびこの永久
    磁石上に前記プランジヤーのボビン内端面に対向して配
    置されたトランスフアーヨークを備え、前記コイルに通
    電することにより前記永久磁石の吸引力を相殺して前記
    釈放ばねにより前記プランジヤーを前記ボビンから突出
    させるようにした釈放形電磁装置において、前記U字形
    ヨークの接続部とトランスフアーヨークとの間に配設さ
    れ前記接続部の両側縁とこれに対応するトランスフアー
    ヨークの両側縁とに係止されると共に前記永久磁石の嵌
    まる開口を有する非磁性材料からなるプレートを設けた
    ことを特徴とする釈放形電磁装置。
  2. 【請求項2】プレートがU字形ヨークの接続部の両側縁
    とこれに対応するトランスフアーヨークの両側縁とに係
    止する係止片を有することを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の釈放形電磁装置。
JP8373487U 1987-05-29 1987-05-29 釈放形電磁装置 Expired - Lifetime JPH0615385Y2 (ja)

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KR20160038527A (ko) * 2014-09-30 2016-04-07 엘에스산전 주식회사 회로 차단기용 액츄에이터 및 그 제조방법

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