JPH0615265A - 並列接続した軟水器の運転制御方法 - Google Patents
並列接続した軟水器の運転制御方法Info
- Publication number
- JPH0615265A JPH0615265A JP20042392A JP20042392A JPH0615265A JP H0615265 A JPH0615265 A JP H0615265A JP 20042392 A JP20042392 A JP 20042392A JP 20042392 A JP20042392 A JP 20042392A JP H0615265 A JPH0615265 A JP H0615265A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- water softening
- solenoid valve
- softener
- softening device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 並列に接続した複数の軟水器を正常に運転さ
せるための運転制御方法を提供する。 【構成】 軟水給水路１３に電磁弁７，８を備えた複数
の軟水器１，２を並列に接続し、この軟水器７，８を交
互に軟水供給運転をさせる構成において、この軟水器１
を所定時間運転後または、所定通水量を通水した後イオ
ン交換樹脂を再生するため、一方の電磁弁７を閉じると
ともに、他方の電磁弁８及び軟水器２に通信線１１を介
して信号を送り、電磁弁８を開き軟水器２を運転し、こ
の軟水器２が所定時間経過後または所定通水量を通水
後、再生動作を始めると、前記電磁弁８を閉じるととも
に、電磁弁７を開いて前記通信線１１を介して再生後の
軟水器１と交互に自動運転させることを特徴とする。
せるための運転制御方法を提供する。 【構成】 軟水給水路１３に電磁弁７，８を備えた複数
の軟水器１，２を並列に接続し、この軟水器７，８を交
互に軟水供給運転をさせる構成において、この軟水器１
を所定時間運転後または、所定通水量を通水した後イオ
ン交換樹脂を再生するため、一方の電磁弁７を閉じると
ともに、他方の電磁弁８及び軟水器２に通信線１１を介
して信号を送り、電磁弁８を開き軟水器２を運転し、こ
の軟水器２が所定時間経過後または所定通水量を通水
後、再生動作を始めると、前記電磁弁８を閉じるととも
に、電磁弁７を開いて前記通信線１１を介して再生後の
軟水器１と交互に自動運転させることを特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、硬度分を含む原水を
軟水にイオン交換処理する複数の軟水器の運転制御方法
に関するものである。
軟水にイオン交換処理する複数の軟水器の運転制御方法
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、ボイラ、温水器あるいは
冷却器等の冷熱機器類への給水ラインには、冷熱機器内
でのスケール付着を防止する必要から、給水に含まれる
硬度分を除去するための装置が接続されており、なかで
も、イオン交換樹脂を用いて硬度分を除去する方式の自
動再生式軟水器が広く普及している。この種の軟水器
は、Ｎａ+ 型のイオン交換樹脂を用い、水中に含まれる
Ｃａ2+あるいはＭｇ2+等の金属陽イオンをＮａ+ と置換
させ、硬度分を除くものであり、上記樹脂が陽イオンと
置換して飽和状態になり、硬度分の除去能力を失った場
合には塩水を反応させてその能力を再生するようになっ
ている。この場合、再生動作中は軟水を供給することが
できないため、２４時間、軟水を必要とするところで
は、２台の軟水器を用い、再生動作を行う時間帯をずら
して、常に少なくとも１台の軟水器を通水状態にして常
時軟水を供給できるようにしている。
冷却器等の冷熱機器類への給水ラインには、冷熱機器内
でのスケール付着を防止する必要から、給水に含まれる
硬度分を除去するための装置が接続されており、なかで
も、イオン交換樹脂を用いて硬度分を除去する方式の自
動再生式軟水器が広く普及している。この種の軟水器
は、Ｎａ+ 型のイオン交換樹脂を用い、水中に含まれる
Ｃａ2+あるいはＭｇ2+等の金属陽イオンをＮａ+ と置換
させ、硬度分を除くものであり、上記樹脂が陽イオンと
置換して飽和状態になり、硬度分の除去能力を失った場
合には塩水を反応させてその能力を再生するようになっ
ている。この場合、再生動作中は軟水を供給することが
できないため、２４時間、軟水を必要とするところで
は、２台の軟水器を用い、再生動作を行う時間帯をずら
して、常に少なくとも１台の軟水器を通水状態にして常
時軟水を供給できるようにしている。
【０００３】ところで、図２に示すように、複数の軟水
器２１，２２を並列に接続し交互に再生稼動させるため
に、軟水器の原水処理能力より所定の原水の通水量を処
理する稼動時間を設定し、この設定値に到達したときに
作動するタイマーを、それぞれの軟水器２１，２２の制
御器２３，２４内に設け、軟水給水路２５に挿入してあ
る電磁弁２６，２７を開閉するようにしている。又、複
数の軟水器を制御する台数制御装置を設けて制御する方
法もとられている。
器２１，２２を並列に接続し交互に再生稼動させるため
に、軟水器の原水処理能力より所定の原水の通水量を処
理する稼動時間を設定し、この設定値に到達したときに
作動するタイマーを、それぞれの軟水器２１，２２の制
御器２３，２４内に設け、軟水給水路２５に挿入してあ
る電磁弁２６，２７を開閉するようにしている。又、複
数の軟水器を制御する台数制御装置を設けて制御する方
法もとられている。
【０００４】しかしながら、前記タイマーによる運転制
御では、タイマーの不測の事故や故障等により、複数台
の軟水器が同時に再生作動し通水できなくなる場合や、
複数台が同時に通水しＳ／Ｖ値（通水量［リットル/h]
／樹脂量［リットル] ）が所定数値より変動するととも
に圧損等でアンバランスとなることがある。又、前記台
数制御装置を設置すれば大幅なコストアップとなる。
御では、タイマーの不測の事故や故障等により、複数台
の軟水器が同時に再生作動し通水できなくなる場合や、
複数台が同時に通水しＳ／Ｖ値（通水量［リットル/h]
／樹脂量［リットル] ）が所定数値より変動するととも
に圧損等でアンバランスとなることがある。又、前記台
数制御装置を設置すれば大幅なコストアップとなる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前述の問
題点に鑑み、並列に接続した複数の軟水器の軟水供給が
確実に交互運転できる安価な、並列接続した軟水器の運
転制御方法を提供することを目的とするものである。
題点に鑑み、並列に接続した複数の軟水器の軟水供給が
確実に交互運転できる安価な、並列接続した軟水器の運
転制御方法を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明は、軟水
給水路に電磁弁を備えた複数の軟水器を並列に接続し、
この軟水器を交互に軟水供給運転をさせる構成におい
て、この軟水器を所定時間運転後または、所定通水量を
通水した後イオン交換樹脂を再生するため、一方の電磁
弁を閉じるとともに、他方の電磁弁及び軟水器に通信線
を介して信号を送り、電磁弁を開き軟水器を運転し、こ
の軟水器が所定時間経過後または所定通水量を通水後、
再生動作を始めると、前記電磁弁を閉じるとともに、電
磁弁を開いて前記通信線を介して再生後の軟水器と交互
に自動運転させることを特徴としている。
給水路に電磁弁を備えた複数の軟水器を並列に接続し、
この軟水器を交互に軟水供給運転をさせる構成におい
て、この軟水器を所定時間運転後または、所定通水量を
通水した後イオン交換樹脂を再生するため、一方の電磁
弁を閉じるとともに、他方の電磁弁及び軟水器に通信線
を介して信号を送り、電磁弁を開き軟水器を運転し、こ
の軟水器が所定時間経過後または所定通水量を通水後、
再生動作を始めると、前記電磁弁を閉じるとともに、電
磁弁を開いて前記通信線を介して再生後の軟水器と交互
に自動運転させることを特徴としている。
【０００７】
【作用】この発明によれば、軟水器１の軟水供給が所定
時間経過または、所定給水量を通水すると軟水器１の制
御器が作動して電磁弁を閉じ再生動作に入ると同時に、
通信線を介して軟水器２の制御器へ再生信号を通報す
る。軟水器２の制御器は信号を検知して電磁弁を開き軟
水供給を開始し、通水時間または通水量を積算し所定時
間経過または、所定給水量を通水すると制御器が作動し
て電磁弁を閉じ再生動作に入ると同時に、通信線を介し
て軟水器１の軟水供給を開始させる。したがって、軟水
器１，２は、相互に通信線を介して通報するので再生動
作及び軟水供給が同時に行われることはない。
時間経過または、所定給水量を通水すると軟水器１の制
御器が作動して電磁弁を閉じ再生動作に入ると同時に、
通信線を介して軟水器２の制御器へ再生信号を通報す
る。軟水器２の制御器は信号を検知して電磁弁を開き軟
水供給を開始し、通水時間または通水量を積算し所定時
間経過または、所定給水量を通水すると制御器が作動し
て電磁弁を閉じ再生動作に入ると同時に、通信線を介し
て軟水器１の軟水供給を開始させる。したがって、軟水
器１，２は、相互に通信線を介して通報するので再生動
作及び軟水供給が同時に行われることはない。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図１は、軟水器１と軟水器２を並列に接
続し、交互に運転制御できるようにした構成の系統図で
あって、図中３，４は、樹脂筒、５，６は、制御器であ
って、内部にコントロールバルブ、タイマまたは通水積
算計ほか制御機器を配設している。７，８は、電磁弁で
前記制御器５，６の信号により弁を開閉する。９，１０
は信号線、１１は、通信線であって、制御器５と制御器
６との間を相互に信号を送信する。１２は原水供給路で
あり、１３は軟水供給路である。
細に説明する。図１は、軟水器１と軟水器２を並列に接
続し、交互に運転制御できるようにした構成の系統図で
あって、図中３，４は、樹脂筒、５，６は、制御器であ
って、内部にコントロールバルブ、タイマまたは通水積
算計ほか制御機器を配設している。７，８は、電磁弁で
前記制御器５，６の信号により弁を開閉する。９，１０
は信号線、１１は、通信線であって、制御器５と制御器
６との間を相互に信号を送信する。１２は原水供給路で
あり、１３は軟水供給路である。
【０００９】上記構成における運転制御方法を説明す
る。原水供給路１２よりの原水は、軟水器１の樹脂筒３
内でイオン交換樹脂の作用により硬度分が除去されて軟
水となり、軟水給水路１３を介して冷熱機器等へ給水す
る。この軟水器１の制御器５内に設けてあるタイマまた
は通水積算計が、所定時間経過または所定通水量を通水
すると、前記制御器５内の制御機器は信号線９を介して
電磁弁７を閉じると同時に、コントロールバルブを操作
して図示省略の塩水タンクより塩水を樹脂筒３内に導入
して樹脂の再生を開始する。一方、前記制御器５より通
信線１１を介して軟水器２の制御器６に軟水器１が再生
を始めたことを通報する。通報を受けた軟水器２の制御
器６は信号線１０を介して電磁弁８を開くとともに、コ
ントロールバルブを操作して樹脂筒４内の軟水を軟水給
水路１３を介して冷熱機器等へ給水する。この給水中の
軟水器２も前記軟水器１と同様に、所定時間経過後また
は所定通水量を通水すると、前記制御器６が作動して電
磁弁１０を閉じ樹脂筒４内の樹脂を再生すると同時に、
通信線１１を介して軟水器１の制御器５に再生開始を送
信する。軟水器１は、軟水器２の再生開始と同時に前記
同様の動作により軟水を給水する。上述のように、軟水
器１と軟水器２は通信線１１を介して相互に再生時期を
連絡し合ってそれぞれの電磁弁７，８を開閉するので、
軟水器１と軟水器２が同時に再生動作をしたり同時に軟
水を給水することはなく安全に交互運転することができ
る。又、制御器７，８を通信線１１を介して連通したの
で高価な制御装置は必要なく安価な運転制御方法を提供
することができる。
る。原水供給路１２よりの原水は、軟水器１の樹脂筒３
内でイオン交換樹脂の作用により硬度分が除去されて軟
水となり、軟水給水路１３を介して冷熱機器等へ給水す
る。この軟水器１の制御器５内に設けてあるタイマまた
は通水積算計が、所定時間経過または所定通水量を通水
すると、前記制御器５内の制御機器は信号線９を介して
電磁弁７を閉じると同時に、コントロールバルブを操作
して図示省略の塩水タンクより塩水を樹脂筒３内に導入
して樹脂の再生を開始する。一方、前記制御器５より通
信線１１を介して軟水器２の制御器６に軟水器１が再生
を始めたことを通報する。通報を受けた軟水器２の制御
器６は信号線１０を介して電磁弁８を開くとともに、コ
ントロールバルブを操作して樹脂筒４内の軟水を軟水給
水路１３を介して冷熱機器等へ給水する。この給水中の
軟水器２も前記軟水器１と同様に、所定時間経過後また
は所定通水量を通水すると、前記制御器６が作動して電
磁弁１０を閉じ樹脂筒４内の樹脂を再生すると同時に、
通信線１１を介して軟水器１の制御器５に再生開始を送
信する。軟水器１は、軟水器２の再生開始と同時に前記
同様の動作により軟水を給水する。上述のように、軟水
器１と軟水器２は通信線１１を介して相互に再生時期を
連絡し合ってそれぞれの電磁弁７，８を開閉するので、
軟水器１と軟水器２が同時に再生動作をしたり同時に軟
水を給水することはなく安全に交互運転することができ
る。又、制御器７，８を通信線１１を介して連通したの
で高価な制御装置は必要なく安価な運転制御方法を提供
することができる。
【００１０】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成したの
で、並列に接続した複数の軟水器が、同時に再生動作を
したり同時に軟水を給水することのない複数の軟水器の
運転制御方法であるので、供給する冷熱機器等へ連続し
て所定基準の軟水を給水することができる。又、別製の
台数制御装置も必要なく安価に提供することができる。
で、並列に接続した複数の軟水器が、同時に再生動作を
したり同時に軟水を給水することのない複数の軟水器の
運転制御方法であるので、供給する冷熱機器等へ連続し
て所定基準の軟水を給水することができる。又、別製の
台数制御装置も必要なく安価に提供することができる。
【図１】この発明を実施した並列接続した軟水器の運転
制御方法の構成を示す系統図である。
制御方法の構成を示す系統図である。
【図２】従来の並列接続した軟水器の系統図である。
１．軟水器 ２．軟水器 ７．電磁弁 ８．電磁弁 １１．通信線 １３．軟水給水路
Claims (1)
- 【請求項１】 軟水給水路１３に電磁弁７，８を備えた
複数の軟水器１，２を並列に接続し、この軟水器７，８
を交互に軟水供給運転をさせる構成において、この軟水
器１を所定時間運転後または、所定通水量を通水した後
イオン交換樹脂を再生するため、一方の電磁弁７を閉じ
るとともに、他方の電磁弁８及び軟水器２に通信線１１
を介して信号を送り、電磁弁８を開き軟水器２を運転
し、この軟水器２が所定時間経過後または所定通水量を
通水後、再生動作を始めると、前記電磁弁８を閉じると
ともに、電磁弁７を開いて前記通信線１１を介して再生
後の軟水器１と交互に自動運転させることを特徴とする
並列接続した軟水器の運転制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20042392A JPH0615265A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 並列接続した軟水器の運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20042392A JPH0615265A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 並列接続した軟水器の運転制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0615265A true JPH0615265A (ja) | 1994-01-25 |
Family
ID=16424061
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20042392A Pending JPH0615265A (ja) | 1992-07-03 | 1992-07-03 | 並列接続した軟水器の運転制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0615265A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1174393A1 (en) * | 2000-07-21 | 2002-01-23 | Kurita Water Industries Ltd. | A water softening system |
| KR20040063852A (ko) * | 2004-05-28 | 2004-07-14 | 이선희 | 홈네트워크 시스템을 사용하는 욕탕물의 가열 및 정화장치. |
| JP2012130833A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Hitachi Plant Technologies Ltd | フッ素含有排水の処理方法 |
-
1992
- 1992-07-03 JP JP20042392A patent/JPH0615265A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1174393A1 (en) * | 2000-07-21 | 2002-01-23 | Kurita Water Industries Ltd. | A water softening system |
| US6926835B2 (en) | 2000-07-21 | 2005-08-09 | Kurita Water Industries, Ltd. | Water softening device |
| KR20040063852A (ko) * | 2004-05-28 | 2004-07-14 | 이선희 | 홈네트워크 시스템을 사용하는 욕탕물의 가열 및 정화장치. |
| JP2012130833A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Hitachi Plant Technologies Ltd | フッ素含有排水の処理方法 |
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