JPH061521A - シート材後処理装置 - Google Patents

シート材後処理装置

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JPH061521A
JPH061521A JP18753392A JP18753392A JPH061521A JP H061521 A JPH061521 A JP H061521A JP 18753392 A JP18753392 A JP 18753392A JP 18753392 A JP18753392 A JP 18753392A JP H061521 A JPH061521 A JP H061521A
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JP
Japan
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sheet material
bin
post
image forming
forming apparatus
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JP18753392A
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Naho Wakao
奈保 若生
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ビンユニットの最上部ビンから最下部ビンまで
の寸法を短縮する。 【構成】所定のビン42上にシート材Sを送り込むと
き、第2のキャリッジ47に設けたビン位置変更カム6
1により、所定のビン42のシート材受入側端42A
(支軸56)をセット位置から押し下げ、かつ、1つ上
のビン42のシート材受入側端42A(支軸56)をセ
ット位置から押し上げるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等の画像形成装
置から排紙された画像形成後のシート材を後処理(分
類、収納等)するためのシート材後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
〈従来の技術1〉複写機等の画像形成装置から排紙され
たシート材を後処理するシート材後処理装置として、例
えばソータのように、画像形成装置から排紙されたシー
ト材を分配収納するためのビンユニットを有しているも
のが知られている。
【0003】この種のシート材後処理装置には、ビンユ
ニットがシート材後処理装置本体に対して上下方向に位
置固定されているビンユニット固定型のものと、ビンユ
ニットがシート材後処理装置本体に対し上下方向に移動
可能とされているビンユニット移動型のものとがある。
【0004】ビンユニット固定型のシート材後処理装置
においては、画像形成装置から排紙されたシート材をキ
ャリッジ等で所定のビンに搬送して分配収納する。従
来、ビンユニットの各ビンはユニットフレームに対し所
定の間隔で固定されている。各ビンの間隔はキャリッジ
等で搬送されたシート材を受け入れ易い大きさになって
いる。
【0005】ビンユニット移動型のシート材後処理装置
においては、所定のビンが画像形成装置の排紙口と対向
する位置に位置するようにビンユニットを移動させて、
画像形成装置から排紙されたシート材を所定のビンに分
配収納する。この場合、シート材を収納する所定のビン
は、シート材が収納し易いようにビンの間隔を大きく拡
げられる。 〈従来の技術2〉複写機等の画像形成装置から排紙され
たシート材を後処理するシート材後処理装置は、画像形
成装置の排紙口側に画像形成装置と並列設置される。そ
して、シート材後処理装置本体のシート材受取部におい
て画像形成装置の排紙口から排紙されたシート材の受け
渡しを行う。
【0006】図21は、画像形成装置(ここでは複写
機)1と、この画像形成装置1から排紙されたシート材
を後処理する従来のシート材後処理装置(ここではソー
タ)2とを示す。
【0007】画像形成装置1における複写動作時の給紙
カセット3(又は給紙デッキ5)に積載されたシート材
Sの流れは次の通りである。
【0008】給紙ローラ6が時計方向に回転すると、給
紙カセット3(又は給紙デッキ5)に積載されたシート
材Sは1枚ずつ給紙され、搬送ローラ対7によってレジ
ストローラ対9へ送られ、更にこのレジストローラ対9
によって転写部である感光ドラム10下へ送られる。こ
こでシート材S上に感光ドラム10上に形成されたトナ
ー像が転写される。
【0009】トナー像の転写を終えたシート材Sは搬送
ベルト11によって定着ローラ対12へ送られ、ここで
トナー像の定着処理がなされて排紙ローラ対13によっ
て排紙口1Aを介して機外へ排紙される。
【0010】このようにして、画像形成装置1の排紙口
1Aから機外に排紙されたシート材Sはその先端がシー
ト材後処理装置本体15の上下ガイド16,17に導か
れてシート材後処理装置本体15内に搬入(シート材S
の受け渡し)される。
【0011】シート材後処理装置本体15内に搬入され
たシート材Sは、搬送ローラ対19,20によって搬送
され、更に排紙ローラ対21,22によって移動型のビ
ンユニット23の最上部ビン(排紙トレイ)23A又は
その他のビン23B上に排紙収納される。
【0012】この場合、ビンユニット23は、画像形成
装置1から排紙されたシート材Sを最上部ビン23Aに
収納するときは最上部ビン23Aが排紙ローラ対21と
対向する位置に位置するように移動する。また、画像形
成装置1から排紙されたシート材Sをその他のビン23
B上に収納するときは所定のビン23Bが排紙ローラ対
22と対向する位置に位置するように移動する。
【0013】画像形成装置1から排紙されたシート材S
を最上部ビン23Aに収納する場合、搬送ローラ対19
の下流に配置されたフラッパ25がパス26を開き、画
像形成装置1から排紙されたシート材Sをその他のビン
23Bに収納する場合、フラッパ25がパス27を開
く。
【0014】一般に、画像形成装置1の排紙口1Aとシ
ート材後処理装置本体15の上下ガイド16,17は上
下方向に位置固定されている。
【0015】また、一般に、シート材後処理装置本体1
5には、床上を移動させるための複数のキャスタ29が
備えられており、紙詰り発生時等にシート材後処理装置
2を画像形成装置1から容易に離せる(矢印A方向に移
動させて)ようになっている。画像形成装置1にも床上
を移動し易いように複数のキャスタ30が備えられてい
る。 〈従来の技術3〉複写機等の画像形成装置から排紙され
たシート材を後処理するシート材後処理装置として、例
えばソータのように、画像形成装置から排紙されたシー
ト材を分配収納するためのビンユニットを有しているも
のが知られている。
【0016】この種のシート材後処理装置には、ビンユ
ニットがシート材後処理装置本体に対して上下方向に位
置固定されているビンユニット固定型のものと、ビンユ
ニットがシート材後処理装置に対し上下方向に移動可能
とされているビンユニット移動型のものとがある。
【0017】ビンユニット固定型のシート材後処理装置
においては、画像形成装置から排紙されたシート材をキ
ャリッジ等で所定のビンに搬送して分配収納する。
【0018】ビンユニット移動型のシート材後処理装置
においては、所定のビンが画像形成装置の排紙口と対向
する位置に位置するようにビンユニットを移動させて、
画像形成装置から排紙されたシート材を所定のビンに分
配収納する。
【0019】このビンユニット固定型及びビンユニット
移動型のシート後処理装置のシート後処理モードには、
画像形成装置がシート材を1枚排紙する毎に排紙するビ
ンが変わるソートモード、複数枚の原稿の1部宛のシー
ト材を同一ビン内に排紙する1ビンソートモード、複数
枚の原稿の複数部宛の同一原稿のシート材を同一ビン内
に排紙するグループモード等がある。
【0020】また、この種のシート材後処理装置には、
ビンユニットの各ビン上に積載されたシート材を綴じる
ためのステイプル手段を備えているものがある。このス
テイプル手段でビン上に積載されたシート材を綴じる場
合、通常、ビン上に積載されたシート材をシート材押え
手段で押えて綴じ易くしている。
【0021】従来、この種のシート材後処理装置におい
ては、画像形成装置からビンユニットのビン上に排紙さ
れたシート材は、押えられることなく、排紙されたまま
の状態で順次積載されるようになっている。
【0022】図33はビンユニット移動型のシート材後
処理装置におけるソートモード時の排紙状態を示してお
り、図34は同シート材後処理装置における1ビンソー
トモード又はグループモード時の排紙状態を示してい
る。
【0023】画像形成装置101において所定の処理を
終えたシート材Sは、排紙ローラ対102により排紙口
103を介して機外へ排紙される。そして、機外へ排紙
されたシート材Sはその先端がシート材後処理装置本体
105の上下ガイド106,107に導かれてシート材
後処理装置本体105内に搬入される。
【0024】シート材後処理装置本体105内に搬入さ
れたシート材Sは、搬送ローラ対109,110によっ
て搬送され、更に排紙ローラ対111によって移動型の
ビンユニット112の各ビン113B上に排紙される。
【0025】図33に示すソートモードの時は、シート
材Sが1枚排紙される毎にビンユニット112が矢印方
向にシフトする。また、図34に示す1ビンソートモー
ド又はグループモードの時は、所定枚数又は所定部数の
シート材Sが排紙されるまでビンユニット112は停止
している。
【0026】また、ノンソートモードの場合、シート材
Sは、排紙ローラ対115によって最上部ビン(排紙ト
レイ)113A上に排紙される。
【0027】なお、図33中の符号116はパス11
7,119を切り換えるためのフラッパである。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】
〈第1の発明の課題〉しかし、従来の技術1で述べたよ
うに、従来のビンユニット固定型のシート材後処理装置
においては、ユニットフレームに固定された各ビンの間
隔を大きくしてシート材を収納し易くしているので、ビ
ンユニットが上下方向に大型化してしまう問題があっ
た。
【0029】このため、ビンユニットの下部に配置され
たビン内のシート材はかがみ込まなければ取り出せなか
った。
【0030】また、ビンユニット移動型のシート材後処
理装置においては、各ビンの間隔を小さくすることがで
きるので、ビンユニットが上下方向に大型化することは
ないが、ビンユニットを移動する際の騒音が大きく、高
級感が損なわれる欠点があった。
【0031】なお、従来のビンユニット固定型のシート
材後処理装置のビンユニットを小型化するための一方策
として、ビンユニットの所定のビンにシート材を収納す
る際に1つ上のビンを押し上げてシート材を収納し易く
すると共に通常時の各ビンの間隔を小さくした技術が提
案されている(特開昭51−105828号公報参
照)。
【0032】この提案技術においては、図13に示すよ
うに、例えばシート材を収納させるときに必要な各ビン
31,31の間隔をa、シート材収納のために必要な各
ビン31,31の間隔をbとすると、通常時の各ビン3
1,31の間隔cは、 c=(a+b)/2 となり、ここで、例えばa=35mm、b=10mmに設定
したとすると、c=22.5mmとなる。
【0033】従来の固定型ビンユニットの場合、ユニッ
トフレームに固定されている各ビン31,31の間隔は
シート材を収納させるときに必要な間隔aとされている
ので、20ビンを有しているビンユニットでは、最上部
ビンから最下部ビンまでの寸法は、 30mm×(20ビン−1)=665mm となる。
【0034】これに対し、提案技術の場合は、 22.5mm×(20ビン−1)≒428mm となり、約237mm短縮される。
【0035】そこで第1の発明は、上述の如き事情に鑑
みてなされたもので、ビンユニットの最上部ビンから最
下部ビンまでの寸法を短縮できるようにしたシート材後
処理装置を提供することを目的とする。本発明はビンユ
ニット固定型でけでなく、ビンユニット移動型のものに
も適用できる。 〈第2の発明の課題〉しかし、従来の技術2で述べた画
像形成装置1とシート材後処理装置2を図22に示すよ
うに、毛足の長い絨毯32上に設置した場合、普通、画
像形成装置1の方がシート材後処理装置2よりも重いの
で、両者の沈み状態が異なり(画像形成装置1の方が沈
み量が大きい)、その結果、シート材後処理装置2の上
下ガイド16,17が画像形成装置1の排紙口1Aに対
して上下方向のずれを生じてしまう問題があった。
【0036】このようになると、シート材後処理装置本
体15の上下ガイド16,17は画像形成装置1の排紙
口1Aから排紙されたシート材Sの先端を導くことが不
可能となり、画像形成装置1の排紙口1から排紙された
シート材Sは図示のようにシート材後処理装置本体15
との間で押し潰され、紙詰りを生じる。
【0037】また、このような問題は、画像形成装置1
とシート材後処理装置2が平面度の低い床上に設置され
た場合にも同様にして生じる。
【0038】そこで第2の発明は、上述の如き事情に鑑
みてなされたもので、床面の状態によって画像形成装置
の排紙口に対して上下方向のずれを生じたシート材後処
置装置本体の上下ガイドに対するずれ修正を行うことが
でき、画像形成装置との間でシート材の受け渡しが円滑
に行えるようにしたシート材後処理装置を提供すること
を目的とする。 〈第3の発明の課題〉しかし、従来の技術3で述べた従
来例のシート材後処理装置においては、画像形成装置1
01からビンユニット112のビン113B上に排紙さ
れたシート材Sは、押えられることなく、排紙されたま
まの状態で順次積載されるので、図34に示す1ビンソ
ートモード時又はグループモード時のように、画像形成
装置101から排紙されるシート材Sがビンユニット1
12の同一のビン113B上に連続的に積載されるよう
な場合、シート材Sをビン113B上に安定して積載す
ることが難しい問題があった。
【0039】即ち、一般に画像形成装置101から排紙
されるシート材Sにはカールがついている(画像定着器
等でつけられる)ので、シート材Sがビン113B上に
排紙されたとき、そのカールを潰した状態にしておかな
いと、後からビン113B上に排紙されたシート材Sが
前に排紙されたシート材Sのカールによってビン113
上から押し出されてしまったり、或いは、ビン113B
上に排紙できずに紙詰りが生じたりする。
【0040】このような問題は、シート材Sに新聞紙等
より再生された再生紙を用いた場合に顕著である。再生
紙の場合、カールが大きくつくからである。
【0041】なお、上記問題は、図33に示すソートモ
ード時には生じ難い。これは、ビン113B上に排紙さ
れたシートSのカールが1ビン上のビン113Bの下面
で潰されるからである。
【0042】そこで第3の発明は、上述の如き事情に鑑
みてなされたもので、画像形成装置から排紙されたシー
ト材にカールがついていても、シート材を安定した状態
でビンユニットの各ビン上に積載することができるシー
ト材後処理装置を提供することを目的とする。
【0043】
【課題を解決するための手段】
〈第1の発明の手段〉第1の発明は、シート材後処理装
置本体(41)に対し、画像形成装置(45)から排紙
されたシート材(S)を分配収納するためのビンユニッ
ト(43)を上下方向に備えるシート材後処理装置に係
る。
【0044】そして、第1の発明は上記目的を達成する
ため、前記ビンユニット(43)の各ビン(42)をユ
ニットフレーム(59)に対して、シート材受入側端
(42A)がセット位置からその上下方向に所定量移動
可能となるように取り付けると共に、前記画像形成装置
(45)から排紙されたシート材(S)が前記ビンユニ
ット(43)に分配収納されるとき、シート材(S)を
収納するビン(42)のシート材受入側端(42A)を
セットから下げると同時に、1つ上のビン(42)のシ
ート材受入側端(42A)をセット位置から上げるビン
位置変更手段(61)を備えたことを特徴とする。 〈第2の発明の手段〉第2の発明は、画像形成装置(8
1)との間で前記画像形成装置(81)から排紙された
シート材の受け渡しを行うシート材後処理装置本体(8
2)に床上を移動させるためのキャスタ(85)を備え
ているシート材後処理装置に係る。
【0045】そして、第2の発明は、上記目的を達成す
るため、前記キャスタ(85)に、車輪(89)軸位置
を上下方向に変更可能とする車輪軸位置変更手段(9
1,92,93)を設けたことを特徴とする。 〈第3の発明の手段〉第3の発明は、画像形成装置(1
01)から排紙されたシート材(S)を分配収納するた
めのビンユニット(112)と、前記ビンユニット(1
12)の各ビン(113B)上に積載されたシート材
(S)を綴じるためのステイプル手段(121)と、前
記ステイプル手段(121)がステイプル動作時に前記
ビン(113B)上に積載されたシート材(S)を押え
るためのシート材押え手段(122)と、前記ビンユニ
ット(112)、ステイプル手段(121)、シート材
押え手段(122)の各動作を制御するための制御手段
(136)と、を有しているシート材後処理装置に係
る。
【0046】そして、第3の発明は、上記目的を達成す
るため、前記画像形成装置(101)から排紙されるシ
ート材(S)が前記ビンユニット(112)の同一のビ
ン(113B)上に連続的に積載されるとき、ビン(1
13B)上に所定枚数のシート材(S)が排紙される毎
に前記シート材押え手段(122)によってシート材
(S)の押えが行われるように、前記制御手段(13
6)により前記シート材押え手段(122)を制御する
ようにしたことを特徴とする。
【0047】
【作用】
〈第1の発明の作用〉上記構成とした第1の発明によれ
ば、画像形成装置(45)から排紙されたシート材
(S)がビンユニット(43)に分配収納されるとき、
ビン位置変更手段(61)により、シート材(S)を収
納するビン(42)のシート材受入側端(42A)が通
常位置から押し下げられ、かつ、1つ上のビン(42)
のシート材受入側端(42A)が通常位置から押し上げ
られる。
【0048】従って、通常の各ビン(42,42)の間
隔が小さくてもシート材(S)を収納するときの各ビン
(42,42)の間隔はシート材(S)を収納し易い大
きさになる。
【0049】これにより、固定型のビンユニット(4
3)の最上部ビン(42)から最下部ビン(42)まで
の寸法を大幅に短縮することができ、ビンユニット(4
3)の下部に配置されたビン内のシート材(S)を取り
出す場合でもかがむ必要がない。 〈第2の発明の作用〉上記構成とした第2の発明によれ
ば、キャスタ(85)の車輪軸(89)位置を車輪軸位
置変更手段(91,92,93)によって変更すると、
シート材後処理装置本体(82)の上下ガイド(16,
17)の高さ位置を変えることができる。
【0050】従って、床面の状態によってシート材後処
理装置本体(82)の上下ガイド(16,17)が画像
形成装置(81)の排紙口(1A)に対して上下方向に
ずれを生じたとき、そのずれに応じてキャスタ(85)
の車輪軸(89)位置を変更すれば、上下ガイド(1
6,17)のずれを修正することができる。
【0051】これにより、画像形成装置(81)との間
でシート材(S)の受け渡しが円滑に行える。 〈第3の発明の作用〉上記構成とした第3の発明によれ
ば、画像形成装置(101)から排紙されるシート材
(S)が前記ビンユニット(112)の同一のビン(1
13B)上に連続的に積載されるとき、ビン(113
B)上に積載されたシート材(S)をシート材押え手段
(122)が押える。
【0052】従って、画像形成装置(101)から排紙
されたシート材(S)のカールは、シート材(S)がビ
ン(113B)上に積載されたとき、シート材押え手段
(122)によって潰される。
【0053】これにより、1ビンソートモード時又はグ
ループモード時に、シート材(S)を安定した状態でビ
ン(113B)上に積載することができる。
【0054】なお、上記カッコ内の符号は、図面を参照
するためのものであって、何等構成を限定するものでは
ない。
【0055】
【実施例】以下、第1の発明、第2の発明、第3の発明
の実施例を図面に基づいて説明する。 〈第1の発明の実施例1〉図1は第1の発明の実施例1
に係るシート材後処理装置(ソータ)の全体構成を示
す。
【0056】本シート材後処理装置40のシート材後処
理装置本体41には、多数のビン42を有する固定型の
ビンユニット43が備えられている。このビンユニット
43はシート材後処理装置本体41に対して上下方向に
固定されている。
【0057】また、シート材後処理装置本体41内に
は、画像形成装置45から排紙されたシート材Sをビン
ユニット43の所定のビン42上に送り込むための第1
のキャリッジ46と第2のキャリッジ47が設置されて
いる。
【0058】第1のキャリッジ46及び第2のキャリッ
ジ47は垂直に張設されたワイヤー49,50に吊持さ
れており、ワイヤー49,50の巻き込み、巻き戻しを
行うことによって上下方向に移動するようになってい
る。
【0059】第1のキャリッジ46は画像形成装置51
の排紙ローラ対52との間でシート材Sの受け渡しを行
い、第2のキャリッジ47は第1のキャリッジ46との
間でシート材Sの受け渡しを行う。両キャリッジ46,
47はキャリッジローラ対53,55を有している。
【0060】図2に示すように、ビンユニット43の各
ビン42のシート材受入側端42Aには支軸56が設け
られており、この支軸56がユニットフレーム57の両
側部に垂直形成された矩形状の長穴59,59に上下方
向に移動可能に嵌め込まれている。この場合、支軸56
は長穴59の下側に配置されている断面くの字状の板ば
ね60によって上方に付勢され、長穴59の中間位置
(セット位置)に位置している。
【0061】各ビン42の反シート材受入側端42Bは
ユニットフレーム57の所定の位置に上下方向に回転可
能に軸支(不図示)されている。
【0062】ビンユニット43の各ビン42のシート材
受入側端42Aは通常、セット位置に位置しているが、
画像形成装置45から排紙されたシート材Sを収納する
とき、第2のキャリッジ47の両側部に備えられた楔状
のビン位置変更カム(ビン位置変更手段)61,61に
より、図示のように、シート材Sを収納するビン42の
シート材受入側端42Aは板ばね60に抗して押し下げ
られ、かつ、1つ上のビン42のシート材受入側端42
Aは押し上げられる。
【0063】このように、シート材Sを収納するビン4
2のシート材受入側端42Aを押し下げ、1つ上のビン
42のシート材受入側端42Aを押し上げることによ
り、シート材Sを収納するときの各ビン42,42の間
隔をシート材Sを収納し易い大きさに確保する。
【0064】図3はビン位置変更カム61,61により
各ビン42,42の間隔を拡げた後、第2のキャリッジ
47が所定のビン42上に画像形成装置45から排紙さ
れたシート材Sを収納している状態を示している。この
シート材Sの収納が完了するまでの間、ビン位置変更カ
ム61,61は図2の状態で各ビン42,42の間隔を
拡げている。
【0065】左右のビン位置変更カム61,61は、図
4及び図5に示すように、第2のキャリッジ47の左右
の側板47A,47B部分に水平状態に取り付けられて
おり、前後方向(矢印方向)に移動可能になっている。
【0066】左右のビン位置変更カム61,61は下端
面に形成されているラック61Aに噛み合っているピニ
オンギヤ62の回転により、ガイド板63,65に案内
されて前後方向に移動する。
【0067】このような左右のビン位置変更カム61,
61は、第2のキャリッジ47がシート材Sを収納する
所定のビン42と対向する位置で移動停止したとき、キ
ャリッジローラ対55がシート材Sをビン42上に送り
込む前に、図2の位置まで前方に移動して上述のように
各ビン42,42の間隔を拡げる。
【0068】この後、キャリッジローラ対55が回転し
て、図3に示すように、所定のビン42上にシート材S
を送り込み、収納する。
【0069】キャリッジローラ対55は、側板47B側
に設置されているモータ66の回転がギヤ67,69を
介して伝えられることにより回転する。
【0070】キャリッジローラ対55によって所定のビ
ン42上へのシート材Sの収納が完了すると、左右のビ
ン位置変更カム61,61は後方に移動してホームポジ
ションに復帰する。
【0071】次に、本シート材後処理装置40の動作を
説明する。
【0072】画像形成装置45の排紙ローラ対52によ
り機外に排紙されるシート材Sをビンユニット43の所
定のビン42上に分配収納するとき、図6に示すよう
に、第1のキャリッジ46は画像形成装置45の排紙ロ
ーラ対52に対向するホームポジションに位置してい
る。また、第2のキャリッジ47は第1のキャリッジ4
6よりも低い位置に位置している。
【0073】この状態において、画像形成装置45の排
紙ローラ対52によりシート材Sが機外に排紙される
と、第1のキャリッジ46のキャリッジローラ対53が
回転してシート材Sの先端を挟持する(画像形成装置4
5からのシート材Sの受け渡し)。キャリッジローラ対
53はシート材Sの先端を挟持すると一旦回転停止す
る。
【0074】次に、第1のキャリッジ46と第2のキャ
リッジ47がシート材Sの受け渡しのための移動を開始
する。第1のキャリッジ46は矢印のように下方に移動
し、第2のキャリッジ47は矢印のように上方に移動す
る。そして、図7に示すように、双方が同レベルに達し
たとき、第1のキャリッジ46及び第2のキャリッジ4
7は互いに移動停止し、かつ、キャリッジローラ対5
3,55が回転して、第1のキャリッジ46から第2の
キャリッジ47へシート材Sが受け渡される。
【0075】第2のキャリッジ47のキャリッジローラ
対55はシート材Sの先端を挟持すると回転停止する。
この後、図8に示すように、第2のキャリッジ47はシ
ート材Sを収納するための所定のビン42と対向する位
置まで矢印のように下方に移動し、第1のキャリッジ4
6は矢印のように上方に移動してホームポジションに戻
る。この際、第1のキャリッジ46のキャリッジローラ
対53はシート材Sを送り込むために回転している。
【0076】第1のキャリッジ46及び第2のキャリッ
ジ47を所定位置に移動停止させるには、例えば、ワイ
ヤー49,50を駆動させるためのモータ(不図示)に
クロック円板を取り付け、そのクロック数をカウントし
たり、或いはマイクロスイッチ等のオン、オフ状態を検
知する方法等を採ればよい。
【0077】第2のキャリッジ47が所定のビン42と
対向する位置で移動停止すると、上述のように左右のビ
ン位置変更カム61,61が前方に移動して、所定のビ
ン42のシート材受入側端42Aを押し下げ、1つ上の
ビン42のシート材受入側端42Aを押し上げて、各ビ
ン42,42の間隔をシート材Sが収納し易い大きさに
拡げる(図2参照)。
【0078】そして、前方に移動した左右のビン位置変
更カム61,61が所定位置で移動停止すると、第2の
キャリッジ47のキャリッジローラ対55が回転して、
シート材Sを所定のビン42上に送り込む(図3参
照)。
【0079】本シート材後処理装置40においては、図
9に示すように、例えばシート材Sを収納させるときに
必要な各ビン42,42の間隔をa、シート材Sの収納
のために必要な各ビン42,42の間隔をbとすると、
通常時の各ビン42,42の間隔cは、 c=(a+2b)/3 となり、ここで例えばa=35mm,b=10mmに設定し
たとすると、c=55/3mmとなる。従って、ビンユニ
ット43が20ビンのものであると、ビンユニット43
の最上部ビン42から最下部ビン42までの寸法は、 (55/3)mm×(20ビン−1)≒348mm となり、同条件の従来のビンユニットが665mmであっ
たのに対し約317mm短縮される。 〈第1の発明の実施例2〉図10は第1の発明の実施例
2に係るシート材後処理装置(ソータ)の全体構成を示
す。
【0080】なお、本実施例2において、上記実施例1
と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成的、機能
的に変わらないものについてはその説明を省略する。
【0081】本シート材後処理装置70においては、画
像形成装置45の排紙ローラ対52によって機外に排紙
されたシート材Sを、搬入ローラ対71によってシート
材後処理装置本体41内に導き入れ、更に、このシート
材Sをビンユニット43の各ビン42に対応して配置さ
れている送り込みローラ対72によって所定のビン42
上に送り込むようになっている。
【0082】各送り込みローラ対72の上流にはフラッ
パ73が設置されており、このフラッパ73の切り換え
によってシート材Sを収納するためのビン42を選択す
る。
【0083】ビンユニット43のユニットフレーム57
には、シート材Sを収納するビン42のシート材受入側
端42Aを押し下げ、かつ、1つ上のビン42のシート
材受入側端42Aを押し上げるための複数のビン位置変
更リンク(ビン位置変更手段)75が設置されている。
【0084】このビン位置変更リンク75は、図11に
示すように、ユニットフレーム57の各ビン42,42
の中間位置に支軸76を中心に回転可能に取り付けられ
ている。そして、このビン位置変更リンク75が支軸7
6を中心に略水平状態から矢印方向に回転すると、図1
2に示すように、下側のシート材Sを収納するビン42
のシート材受入側端42A(支軸56)が押し下げら
れ、上側のビン42のシート材受入側端42A(支軸5
6)が押し上げられるようになっている。
【0085】このようなビン位置変更リンク75は、レ
バー77を介してフラッパ73と連結されており、フラ
ッパ73の切り換え動作に連動するようになっている。
【0086】図11はフラッパ73が搬送パスを閉じて
いる状態であり、このとき、ビン位置変更リンク75は
略水平状態にある。そして、フラッパ73が電磁ソレノ
イド(不図示)により支軸79を中心に矢印方向に回転
して搬送パスを開く位置に切り換えられると、ビン位置
変更リンク75は支軸76を中心に矢印方向に回転し、
図12に示すように、下側のビン42のシート材受入側
端42Aを押し下げ、かつ、上側のビン42のシート材
受入側端42Aを押し上げる。
【0087】なお、本発明は上述実施例に限定されず、
図1において、47を固定にし、43を上下動可能にし
ても、達成される。 〈第2の発明の実施例1〉図14は第2の発明の実施例
1に係るシート材後処理装置(ソータ)の要部構成を示
す。
【0088】なお、本実施例で示すシート材後処理装置
80と画像形成装置81は発明部分以外、従来の技術2
において説明したシート材後処理装置2及び画像形成装
置1と同様の構成になっている。
【0089】本シート材後処理装置80のシート材後処
理装置本体82と、画像形成装置81の画像形成装置本
体83には、床上を移動させるための複数のキャスタ8
5,86が設置されている。
【0090】シート材後処理装置本体82に設置されて
いるキャスタ85は、車輪軸位置が変更可能な構造とさ
れており、画像形成装置本体83に設置されているキャ
スタ86は車輪軸位置が固定された構造になっている。
【0091】キャスタ85は、図15に示すように、シ
ート材後処理装置本体82の下端面に固定された変形コ
字状の車輪取付台87と、この車輪取付台87に支持さ
れている車輪軸89と、この車輪軸89を用いて車輪取
付台87に回転可能に取り付けられている車輪90とか
らなっている。
【0092】車輪軸89は、車輪取付台87の左右側板
87A,87Bに垂直形成されている長円穴91,92
に嵌め込まれ、一端のフランジ89A部分で抜け止めさ
れ、他端のねじ部89Bに螺着される蝶ナット93で車
輪取付台87に固定されている。
【0093】このような車輪軸89を車輪90の中心穴
90Aに通すことによって、車輪90は車輪軸89に回
転可能に支持されている。
【0094】車輪取付台87の側板87Bの長円穴92
部分には、車輪軸89のセット位置を示す目盛り95が
刻設され、この目盛り95を用いることによって複数の
キャスタ85の車輪軸89の位置を同じ位置に合わせる
ことができる。
【0095】車輪90を支持している車輪軸89の上下
方向のセット位置を変える場合、蝶ナット93を弛めて
車輪取付台87との固定状態を解除し、長円穴91,9
2に沿って車輪軸89をスライドさせる。ここでは、長
円穴91,92及び蝶ナット93が車輪軸位置変更手段
となる。
【0096】今、シート材後処理装置80と画像形成装
置81が毛足の長い絨毯96上に設置されたことによ
り、シート材後処理装置本体82の上下ガイド(16,
17)が画像形成装置本体83の排紙口(1A)に対し
て上下方向にずれているとき、そのずれに応じて各キャ
スタ85の車輪軸89のセット位置を変更すれば、上下
ガイド(16,17)を排紙口(1A)に合わせること
ができる。 〈第2の発明の実施例2〉図16及び図17は上記第2
の発明の実施例1のシート材後処理装置80に備えられ
たキャスタ85の別の構成を示す。
【0097】本実施例のキャスタ85は、車輪取付台8
7の左右側板87A,87Bの長円穴91,92部分
に、図18に示すように、目盛りを兼用する複数の水平
状の溝97を形成して、この溝97に、車輪軸89のフ
ランジ89A部分に形成した突起99(図19参照)
と、側板87Bと蝶ナット93との間に介在された座金
100に形成されれている突起100A(図20参照)
を嵌め込んでいる。
【0098】このような構造では、車輪取付台87に対
しての車輪軸89の上下方向の固定力が高く、このため
に、シート材後処理装置80の重量が大きい場合でも、
車輪軸89が所定のセット位置からずれてしまうような
ことがない。 〈第3の発明の実施例〉図23及び図24は第3の発明
の実施例1に係るシート材後処理装置(ソータ)の全体
構成を示す。
【0099】本シート材後処理装置120はビンユニッ
ト移動型のシート材後処理装置である。本シート材後処
理装置120において、図33に示す上記従来例のシー
ト材後処理装置と同様の部材には同一符号を付すと共
に、構成的、機能的に変わらないものについてはその説
明を省略する。
【0100】本シート材後処理装置120においては、
シート材後処理装置本体105の、排紙ローラ対111
が位置する高さ付近に、ビンユニット112の各ビン1
13B上に積載されたシート材Sを綴じるためのステイ
プラ(ステイプル手段)121と、ステイプラ121が
動作時にビン113上のシート材Sを押えるためのシー
ト材押えアーム(シート材押え手段)122とが設置さ
れている。また、パス117の、搬送ローラ対110と
排紙ローラ対111の略中間部に、パス117を通るシ
ート材Sの後端を検知するための光透過型のシート材検
知センサ123が設置されている。
【0101】また、ビンユニット112には、各ビン1
13B上に積載されたシート材Sを整合するための整合
棒125が設置されている。
【0102】ステイプラ121は、図25に示すよう
に、支軸126を中心として矢印方向に回転可能に取り
付けられている。このステイプラ121は通常、点線図
示の位置にあり、ステイプル動作時に不図示の揺動モー
タにより実線図示の位置に回転移動する。
【0103】シート材押えアーム122は、図25に示
すように、支軸127を中心として矢印方向に回転可能
に取り付けられている。このシート材押えアーム122
は通常、点線図示の位置にあり、ステイプラ121のス
テイプル動作時に実線図示の位置に回転移動して、ビン
113B上に積載されたシート材Sを押える。
【0104】このように、シート材押えアーム122が
ビン113上に積載されたシート材Sを押えるので、ス
テイプラ121が実線図示の位置に回転移動するとき、
シート材Sを挟み易くなる。
【0105】シート材押えアーム122はアームソレノ
イド129によって駆動される。アームソレノイド12
9がオンすると、シート押えアーム122は実線図示の
位置に移動し、アームソレノイド129がオフになる
と、シート押えアーム122は点線位置に復帰する。
【0106】整合棒125は、図24に示すように、不
図示のモータにより回転軸130を中心として矢印方向
に回転するようになっている。
【0107】この整合棒125は、ビン113A上に1
枚のシート材Sの排紙が終ると、図26に示すように実
線位置から点線位置に回転移動する。これによって、ビ
ン113上に積載されたシート材Sは整合板131に当
てられて整合する。整合を終えた整合棒125は直ちに
実線位置に復帰する。
【0108】このようにして、各ビン113B上に積載
されたシート材Sは、ビンユニット112が上下方向に
シフトすることによって順次ステイプラ121により綴
じられる。
【0109】このとき、図25に示すように、まず、シ
ート材押えアーム122が実線位置に回転移動してビン
113B上に積載されたシート材Sを押え、次いで、ス
テイプラ121が実線位置に回転移動してビン113B
上に積載されたシート材Sの隅部を挟んでステイプルす
る。ステイプルを終えると、シート材押えアーム122
及びステイプラ121は直ちに点線位置に復帰する。
【0110】なお、図26中の符号132は、ビンユニ
ット112のシフト機構である。
【0111】本シート材後処理装置120においては、
図27に示すように、画像形成装置101のキーボード
の1ビンステイプルモードキー133によって1ビンス
テイプルモードが選択された場合、及びグループモード
キー135によってグループモードが選択された場合、
画像形成装置101全体を制御するCPU(制御手段)
136が、シート材Sの排紙動作に合わせてソレノイド
ディバイダ137に駆動信号を出力し、ステイプル用の
シート材押えアーム122を駆動するようにしている。
【0112】図27及び図28は1ビンステイプルモー
ドの場合を示している。シート材押えアーム122は、
画像形成装置101から排紙されたシート材Sがビン1
13B上に積載される毎にシート材Sを押える。
【0113】この1ビンステイプルモード時のCPU1
36の動作を図29を参照して説明する。
【0114】コピースタートボタンをオンし(S1)、
画像形成装置101から1枚目のシート材Sが排紙され
るのを待つ(S2)。
【0115】1枚目のシート材Sが所定のビン113B
上に排紙されると、整合棒125を作動させ(S3)、
1枚目のシート材Sの整合を行う。
【0116】そして、整合棒125が所定位置(図26
の点線位置)まで移動したか否かをチェックし(S
4)、所定位置まで移動したならば、整合棒135の退
避(復帰)を開始する(S5)。
【0117】この整合棒125の退避開始と同時にアー
ムソレノイド129をオンさせて、図27のように1枚
目のシート材Sをシート材押えアーム122で押える。
【0118】続いて、シート材検知センサ123がオフ
になったか否か、即ち、2枚目のシート材Sの後端が抜
けたか否かをチェックする(S7)。
【0119】そして、2枚目のシート材Sの後端がシー
ト材検知センサ123を抜けたら、アームソレノイド1
29をオフにして、図28のようにシート材押えアーム
122を退避(復帰)させる。
【0120】続けて、ステップ2〜ステップ8の動作を
所定数のシート材Sに対して繰り返す。
【0121】なお、ここでは、シート材Sが1枚排紙さ
れる毎にシート材押えアーム122によるシート材押え
を行うようにしたが、複数枚のシート材S毎にシート材
押えを行うようにしてもよい。また、ビン113B上に
排紙されたシート材Sが所定枚数を超えたらシート材押
えアーム122により押圧するようにしてもよい。
【0122】また、ここでは、1ビンステイプルモード
時の動作について説明したが、グループモード時におい
てもシート材押えアーム122を同様に制御して、ビン
113B上に排紙されたシート材を押えることができ
る。
【0123】このグループモードの場合、1枚目の原稿
をコピーした複数枚のシート材Sは順次1ビン目のビン
113B上に積載される。このとき、シート材Sが1枚
排紙される毎にシート材押えアーム122によるシート
材押えを行う。そして、1ビン目のビン113B上に所
定枚数のシート材Sが排紙され終ると、1ビン目のビン
113B上に積載されたシート材Sを整合棒125によ
り整合する。
【0124】この後、ビンユニット112が1ビン分シ
フトし、2ビン目のビン113B上に、2枚目の原稿を
コピーした複数枚のシート材Sが順次排紙され、1枚目
の原稿をコピーしたシート材Sのときと同じ動作が繰り
返される。
【0125】〈第3の発明の実施例2〉図30は第3の
発明の実施例2に係るシート材後処理装置(ソータ)の
全体構成を示す。
【0126】本シート材後処理装置140は、固定型の
ビンユニット141を備えたシート材後処理装置であ
る。
【0127】シート材後処理装置本体142には、上下
方向に垂直移動可能なキャリッジユニット143と、同
じく上下方向に垂直移動可能なステイプラユニット14
5(図31参照)とが備えられている。このキャリッジ
ユニット143とステイプラユニット145は駆動ワイ
ヤ156,157(図32参照)に吊持されている。
【0128】キャリッジユニット143は、排紙ローラ
対146と、その上流側に設置されたシート材検知セン
サ147とを有している。
【0129】このキャリッジユニット143は、図30
の位置において、画像形成装置149の排紙ローラ対1
50によって排紙口151を介して機外へ排紙されるシ
ート材Sを受け取り、その後、上下方向に移動して所定
のビン152にシート材Sを搬送する。
【0130】画像形成装置149から機外へ排紙された
シート材Sは上下ガイド153,155を介してキャリ
ッジユニット143に受け渡される。
【0131】ステイプラユニット145は、図31に示
すように、上記第3の発明の実施例1で示したと同様の
ステイプラ121とシート材押えアーム122とを有し
ている。
【0132】本シート材後処理装置140の場合、ビン
ユニット141が固定型であるので、ソートモードの時
でも、1ビンステイプルモード及びグループモードの時
と同じにカールによる影響(シート材Sの押し出し等)
を受ける。
【0133】このため、本シート材後処理装置140に
おいては、ソートモード時、1ビンステイプルモード
時、グループモード時の何れのモード時でも、ステイプ
ル用のシート材押えアーム121により、ビン152上
に排紙されたシート材Sを押えるようにする。
【0134】図32は、ソートモード時(ソートモード
キー160をオンする)の動作状態を示している。
【0135】シート材Sがキャリッジユニット143の
排紙ローラ対146によって排紙されている間、アーム
ソレノイド129がオンし、シート材押えアーム121
が実線図示のようにビン152上に積載されたシート材
Sを押える。
【0136】排紙ローラ対146によって排紙されてい
るシート材Sがシート材検知センサ147を抜けると、
アームソレノイド129がオフになり、シート材押えア
ーム121が点線図示のように退避する。
【0137】この後、ビン152上に排紙されたシート
材Sが上記第3の発明の実施例1で示したと同様の整合
棒125(図31参照)により整合される。
【0138】一方、ステイプラユニット145は次の排
紙が行われるビン152の位置へ移動する。そして、移
動後、アームソレノイド129がオンして、シート材押
えアーム121がビン152上に積載されたシート材S
を押える。
【0139】この間、キャリッジユニット143は、次
のシート材Sの搬送のため、画像形成装置149の排紙
口151と次の排紙を行うビン152との間を移動す
る。
【0140】ここでは、ソートモード時の動作について
説明したが、1ビンステイプルモード時及びグループモ
ード時においてシート材押えアーム122を同様に制御
して、ビン152上に排紙されたシート材Sを押えるこ
とができる。
【0141】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明のシー
ト材後処理装置においては、画像形成装置から排紙され
たシート材をビンユニットに分配収納するとき、シート
材を収納する所定のビンのシート材受入側端をセット位
置から押し下げ、かつ、1つ上のビンのシート材受入側
端をセット位置から押し上げるようにしたので、通常セ
ット時の各ビンの間隔を著しく小さくすることができ
る。
【0142】このため、ビンユニットの最上部ビンから
最下部ビンまでの寸法が大幅に短縮される。従って、ビ
ンユニットの下部に配置されたビン内のシート材もかが
まないで自然の姿勢で取り出すことができる。
【0143】また、第2の発明のシート材後処理装置に
おいては、シート材後処理装置本体に設置されたキャス
タの車輪軸位置を変更可能とする車輪軸位置変更手段を
設けたので、この車輪軸位置変更手段を用いてキャスタ
の車輪軸のセット位置を変更することにより、床面の状
態でシート材後処理装置本体の上下ガイドが画像形成装
置の排紙口からずれた場合でも、そのずれを修正して、
画像形成装置との間のシート材の受け渡しを円滑に行え
るようにすることができる。
【0144】また、第3の発明のシート材後処理装置に
おいては、画像形成装置から排紙されるシート材がビン
ユニットの同一ビン上に連続的に積載されるとき、ビン
上に所定枚数のシート材が排紙される毎にステイプル用
のシート材押え手段によってビン上に積載されたシート
材を押えるようにしたので、シート材についているカー
ルを潰すことができる。
【0145】このため、後からビン上に排紙されたシー
ト材が安定して積載されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の実施例1に係るシート材後処理装
置(ソータ)の全体構成を示す縦断側面図。
【図2】同シート材後処理装置の要部拡大縦断側面図。
【図3】同シート材後処理装置の要部拡大縦断側面図。
【図4】同シート材後処理装置に備えられた第2のキャ
リッジを示す斜視図。
【図5】同第2のキャリッジの平面図。
【図6】同シート材後処理装置の動作状態を示す縦断側
面図。
【図7】同シート材後処理装置の動作状態を示す縦断側
面図。
【図8】同シート材後処理装置の動作状態を示す縦断側
面図。
【図9】同シート材後処理装置における各ビンの間隔c
を説明するための概略図。
【図10】第1の発明の実施例2に係るシート材後処理
装置(ソータ)の全体構成を示す縦断側面図。
【図11】同シート材後処理装置に備えられたフラッパ
とビン位置変更リンクの動作を説明する側面図。
【図12】同シート材後処理装置に備えられたフラッパ
とビン位置変更リンクの動作を説明する側面図。
【図13】従来のシート材後処理装置(ソータ)におけ
る各ビンの間隔cを説明するための概略図。
【図14】第2の発明の実施例1に係るシート材後処理
装置(ソータ)の要部構成を示す側面図。
【図15】同シート材後処理装置に備えられたキャスタ
の分解縦断側面図。
【図16】第2の発明の実施例2に係るキャスタの分解
側面図。
【図17】図16のX−X線に沿う断面図。
【図18】同キャスタの車輪取付台に形成された長円穴
付近を示す斜視図。
【図19】同キャスタの車輪軸を示す斜視図。
【図20】同キャスタの座金を示す斜視図。
【図21】従来のシート材後処理装置(ソータ)及びこ
れを接続した画像形成装置(複写機)の縦断側面図。
【図22】従来のシート材後処理装置及びこれを接続し
た画像形成装置の縦断側面図。
【図23】第3の発明の実施例1に係るシート材後処理
装置(ソータ)の全体構成を示す縦断側面図。
【図24】同シート材後処理装置の要部構成を示す斜視
図。
【図25】同シート材後処理装置に備えられたステイプ
ラとシート材押えアームの構成を示す斜視図。
【図26】同シート材後処理装置の構成を示す横断平面
図。
【図27】同シート材後処理装置の発明部分の構成を示
す縦断側面図。
【図28】同シート材後処理装置の発明部分の構成を示
す縦断側面図。
【図29】同シート材後処理装置におけるCPUの1ビ
ンステイプルモード時の動作を示すフローチャート。
【図30】第3の発明の実施例2に係るシート材後処理
装置(ソータ)の全体構成を示す縦断側面図。
【図31】同シート材後処理装置の要部構成を示す斜視
図。
【図32】同シート材後処理装置の発明部分の構成を示
す縦断側面図。
【図33】従来例のビンユニット移動型のシート材後処
理装置(ソータ)のソートモード時の排紙状態を示す縦
断側面図。
【図34】同シート材後処理装置の1ビンソートモード
時又はグループモード時の排紙状態を示す縦断側面図。
【符号の説明】
41,82 シート材後処理装置本体 42,113B,152 ビン 42A シート材受入側端 43,112,141 ビンユニット 45,81 画像形成装置 57 ユニットフレーム 61 ビン位置変更カム(ビン位置変更手段) 75 ビン位置変更リンク(ビン位置変更手段) 85 キャスタ 89 車輪軸 91,92 長円穴(車輪軸位置変更手段) 93 蝶ナット(車輪軸位置変更手段) 101,149 画像形成装置(複写機) 121 ステイプラ(ステイプル手段) 122 シート材押えアーム(シート材押え手段) 136 CPU(制御手段) S シート材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材後処理装置本体に対し、画像形
    成装置から排紙されたシート材を分配収納するためのビ
    ンユニットを上下方向に備えるシート材後処理装置にお
    いて、 前記ビンユニットの各ビンをユニットフレームに対し
    て、シート材受入側端がセット位置からその上下方向に
    所定量移動可能となるように取り付けると共に、前記画
    像形成装置から排紙されたシート材が前記ビンユニット
    に分配収納されるとき、シート材を収納するビンのシー
    ト材受入側端をセットから下げると同時に、1つ上のビ
    ンのシート材受入側端をセット位置から上げるビン位置
    変更手段を備えたことを特徴とするシート材後処理装
    置。
  2. 【請求項2】 画像形成装置との間で前記画像形成装置
    から排紙されたシート材の受け渡しを行うシート材後処
    理装置本体に床上を移動させるためのキャスタを備えて
    いるシート材後処理装置において、 前記キャスタに、車輪軸位置を上下方向に変更可能とす
    る車輪軸位置変更手段を設けたことを特徴とするシート
    材後処理装置。
  3. 【請求項3】 画像形成装置から排紙されたシート材を
    分配収納するためのビンユニットと、前記ビンユニット
    の各ビン上に積載されたシート材を綴じるためのステイ
    プル手段と、前記ステイプル手段がステイプル動作時に
    前記ビン上に積載されたシート材を押えるためのシート
    材押え手段と、前記ビンユニット、ステイプル手段、シ
    ート材押え手段の各動作を制御するための制御手段と、
    を有しているシート材後処理装置において、 前記画像形成装置から排紙されるシート材が前記ビンユ
    ニットの同一のビン上に連続的に積載されるとき、ビン
    上に所定枚数のシート材が排紙される毎に前記シート材
    押え手段によってシート材の押えが行われるように、前
    記制御手段により前記シート材押え手段を制御するよう
    にしたことを特徴とするシート材後処理装置。
JP18753392A 1992-06-22 1992-06-22 シート材後処理装置 Pending JPH061521A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7193158B2 (en) 2002-06-20 2007-03-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Wiring board device
US9945115B2 (en) 2013-10-08 2018-04-17 Simpson Strong-Tie Company, Inc. Concrete anchor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7193158B2 (en) 2002-06-20 2007-03-20 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Wiring board device
US9945115B2 (en) 2013-10-08 2018-04-17 Simpson Strong-Tie Company, Inc. Concrete anchor

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