JPH0615085Y2 - 支持具 - Google Patents

支持具

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JPH0615085Y2
JPH0615085Y2 JP5662888U JP5662888U JPH0615085Y2 JP H0615085 Y2 JPH0615085 Y2 JP H0615085Y2 JP 5662888 U JP5662888 U JP 5662888U JP 5662888 U JP5662888 U JP 5662888U JP H0615085 Y2 JPH0615085 Y2 JP H0615085Y2
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roof
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corrugated slate
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JP5662888U
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Inventor
良雄 古内
Original Assignee
三晃金属工業株式会社
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、既設の波形スレート屋根をそのままにして、
その上から新設屋根を簡易且つ整然と葺成することがで
きる屋根の支持具に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来より、波形状のスレートの屋根が存在しているが、
これらが長期の使用により、老朽化したり、或いは腐食
したりして、雨水が室内に浸入するようになると、新た
な屋根に葺き替える必要が生じ、その波形スレート屋根
を撤去して新たな屋根に葺き替えしていた。
この撤去に際しては、会社,工場等では撤去時に塵埃等
がたちこめたり、取り外した溝板等種々の部品が落下し
たり、雨天の場合には室内が漏れるため、設備品,製品
等の保護のため、テント,天幕等を敷かなければなら
ず、さらには会社,工場等の仕事又は操業を一旦中断し
なければならず、会社,工場に与える損失、損害も甚大
であった。また、体育館では、その床面は、雨に漏れる
と競技中等にスリップ事故が多発したり、或いはその床
面が反ったりして、公式競技が不可能になること等から
天幕等を敷くことは必須であった。
また、一般住宅においては、居住のまま葺き替え作業を
行うと、雨に降られる可能性もあって、撤去した箇所
は、その日の内に新たな屋根葺成を行わなければなら
ず、作業に一貫性がなく、面倒で作業能率が悪い欠点が
あった。
何れの場合にも、既設の波形スレート屋根の撤去に手間
と時間を要し、さらには会社,工場等の業務,作業等を
停止させるのみならず、新たな屋根に葺き替えるのに施
工日数が増加し、施工費が割高になる等の欠点があっ
た。
このため、その既設の波形スレート屋根をそのままにし
て上に新設屋根を葺成する風潮にあるが、その支持具の
良好なものが存在しなかった。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで考案者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を
重ねた結果、その考案を、平坦状な上面部の表面側の略
中央に螺子杆を設け、上面部の裏面側に垂下片を適宜の
間隔をおいて対設し、該垂下片の下端より接合片を形成
して支持上部とし、円弧状底部の幅方向両端より立上り
側部を形成し、該立上り側部の上端より、被接合片を形
成して支持下部とし、該支持下部に対して前記支持上部
が適宜ずれて固着可能に設けた支持具としたことによ
り、既設の波形スレート屋根をそのままにして、その上
から新設屋根を整然として葺成することができ、前記課
題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第9図に基づいて説
明する。
Aは支持上部であって、略平坦状且つ長方形又は正方形
の方形状に形成された上面部1の表面側の略中央箇所に
螺子杆2が垂直に立設されている。そして、その上面部
1の裏面側には、適宜の間隔をおいて平行に垂下片3,
3が形成され、該垂下片3,3の下端より、外向きに接
合片4,4が形成されている。その垂下片3と接合片4
とは金属板が直角に屈曲されて、一体的に形成され、そ
の屈曲箇所にはリブ5が膨出形成されることもある(第
3図参照)。
Bは支持下部であって、断面略偏平U字状の円弧状底部
6の幅方向両端より立上り側部7,7が形成され、該立
上り側部7,7の上端より、外向きに被接合片8が形成
されている。円弧状底部6と立上り側部7,7と被接合
片8,8は、金属板が屈曲されて一体的に形成されてい
る。その円弧状底部6の略中央箇所には貫孔6aが穿設
されている。
また、立上り側部7と被接合片8との屈曲箇所にはリブ
9が膨出形成され、さらに補強板10が形成されること
もある(第4図参照)。
その支持下部Bの被接合片8に前記支持上部Aの接合片
4が当接して支持上部Aが支持下部B上に載置され(第
4図参照)、支持下部Bに対して支持上部Aが適宜ずれ
て固着可能に設けられている(第6図参照)。該固着の
具体的構成として、接合片4及び被接合片8には貫孔4
a、8aが穿設されており、支持下部B上に支持上部A
を載置したときに、貫孔4a、8aが対応するようにな
っている(第3図乃至第5図参照)。貫孔4a、8a
は、共に長孔に形成されたり、いずれか一方が長孔で他
方が丸孔である実施例も存在する。該貫孔4a、8aに
ボルト・ナット等の固着具11が設けられ、固着具11
が締められた状態において支持下部Bに対して該幅方向
に(第4図左右方向)、支持上部Aを適宜移動させ、固
着具11を締めつけることによって支持上部Aと支持下
部Bとを固着させることができる。
また、支持上部Aと支持下部Bとは、その接合片4と被
接合片8とを共に長手方向を一致させて当接させるもの
であるが、第5図に示すように、接合片4と被接合片8
とを直交させて当接させる実施例も存在する。上記の場
合であっても、貫孔4a、8aは常に対応するように穿
設されている。
図中12は固着具、13は座金である。
Cは既設の波形スレート屋根であって、円弧状の谷部1
4と円弧状の山部15とが交互に連続して形成されてい
る。その波形スレート屋根Cは、複数の単位波形スレー
ト屋根板C,C,…より構成され、これらが所定間
隔に併設された母屋等の構造材16上に長手方向及び幅
方向両端にて重合して波形スレート屋根Cが葺成されて
いる。
Dは新設屋根であって、既設の波形スレート屋根C上に
葺成されるものであり、新設屋根板D,D,…及び
キャップ材D,D,…より構成される。新設屋根板
は、主板17の幅方向両端に連結用屈曲部18,1
8が形成されており、その主板17は、新設山部17a
と新設谷部17bとが交互に連続形成されている。そし
て、隣接する新設屋根板D,Dの対向する連結用屈
曲部18,18に、キャップ材Dが嵌合され、新設屋
根Dが葺成されている。19は吊子であって、吊子本体
19aに舌片19b,19bが形成されたものである。
該舌片19bが新設屋根板Dの連結用屈曲部18に巻
着される。
〔作用〕
まず、既設の波形スレート屋根Cの谷部14上で、且つ
構造材16上に本考案の支持具を載置し、支持下部Bの
円弧状底部6をドリルビス等の固着具12にて固着す
る。
次いで、構造材16上にて隣接する支持具間に新設屋根
板Dを載置し,対向する連結用屈曲部18,18間に
吊子19を設けて、該吊子19を支持具の螺子杆2にナ
ット20にて固着し、舌片19b,19bを対向する連
結用屈曲部18,18に巻着し、キャップ材Dを被嵌
する。
〔考案の効果〕
本考案においては、平坦状な上面部1の表面側の略中央
に螺子杆2を設け、上面部1の裏面側に垂下片3,3を
適宜の間隔をおいて対設し、該垂下片3,3の下端より
接合片4,4を形成して支持上部Aとし、円弧状底部6
の幅方向両端より立上り側部7,7を形成し、該立上り
側部7,7の上端より、被接合片8,8を形成した支持
下部Bとし、該支持下部Bに対して前記支持上部Aが適
宜ずれて固着可能に設けた支持具としたことにより、ま
ず第1に波形スレート屋根Cを構成する単位波形スレー
ト屋根板Cが直線状に葺成されていなくとも、新設屋
根板D,D,…を直線状に葺成することができ、第
2に波形スレート屋根C上に好適に取りつけることがで
きるし、第3に既設の波形スレート屋根Cを撤廃するこ
となくその上に新設屋根Dを葺成することができる等の
効果を奏する。
これらの効果について詳述すると、まず、第8図に示す
ように、下地となる既設の波形スレート屋根Cは、所定
長さで(約1.8m)、これが長手方向(例えば、軒先側か
ら棟側)に、複数が端部で重合されつつ、取りつけられ
ているが、実際には、その長手方向に対する単位波形ス
レート屋根板Cをみると、全体の芯出しのセンターは
略正確であるが、このセンター線に対して、僅か数mm乃
至2、3cmずれ、センター線に対して角度θ屈曲され、
全体としてジグザグ状に蛇行して取りつけられているこ
とが極めて多い。このようになるのは、その長手方向の
長さが僅かであることと、屋根上等の高所の現場作業に
よるためと推察される。
ところで、本考案では、支持下部Bに対して前記支持上
部Aが適宜ずれて固着可能に設けたことにより、その蛇
行していることが多い既設の波形スレート屋根Cに適宜
の箇所に、本考案の支持具を取りつけ、この支持下部B
の取付位置が、自動的に決定したとしても、その上側の
支持上部Aは適宜ずらすことができるために、その支持
具の螺子杆2,2,…位置は、第9図に示すように、長
手方向に対して真正の一直線上にすることができ、これ
によって、長手方向に長尺で直線状の新設屋根Dを極め
て整然として葺成することができる。そのずれは、第6
図に示すように、螺子杆2を中心とすると、左右側にΔ
L,ΔLだけである。
また、本考案の支持具の支持下部Bの下面側は円弧状底
部6として形成されているため、これを、既設の波形ス
レート屋根Cの谷部に取りつければ、その支持具の荷重
を面接触に受けることができ、波形スレート屋根Cの老
朽化が進んで、且つ波形スレート屋根Cが脆い状態にな
ったとしても、その波形スレート屋根Cを破損しにく
く、取りつけることができる利点がある。
また、本考案の支持具を、既設の波形スレート屋根C上
に適宜取りつけ、これに新設屋根Dを葺成することで、
既設の波形スレート屋根Cをそのままにして補修(改
修)するため、建築物(工場,会社,体育館等)の機能
を損なうことなく施工できる利点も当然に奏する。
また、その既設の波形スレート屋根Cが新しく、前記新
設屋根Dとで、新設の二重屋根を葺成する場合でも、本
考案の支持具を使用でき、前記の作用と同様な効果を奏
することは勿論である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、その第1図
は本考案を使用して葺成した二重屋根の略示平面図、第
2図は第1図のII−II矢視断面図、第3図は本考案の斜
視図、第4図は本考案を断面として分解した断面図、第
5図は本考案の別の実施例の斜視図、第6図は本考案の
作用状態を示す正面図、第7図は既設の波形スレート屋
根の部分的な平面図、第8図は既設の波形スレート屋根
の一部の略示平面図、第9図は支持具を取りつけた状態
図である。 A……支持上部、1……上面部、 2……螺子杆、3……垂下片、 4……接合片、B……支持下部、 6……円弧状底部、7……立上り側部、 8……被接合片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平坦状な上面部の表面側の略中央に螺子杆
    を設け、上面部の裏面側に垂下片を適宜の間隔をおいて
    対設し、該垂下片の下端より接合片を形成して支持上部
    とし、円弧状底部の幅方向両端より立上り側部を形成
    し、該立上り側部の上端より、被接合片を形成して支持
    下部とし、該支持下部に対して前記支持上部が適宜ずれ
    て固着可能に設けたことを特徴とした支持具。
JP5662888U 1988-04-28 1988-04-28 支持具 Expired - Lifetime JPH0615085Y2 (ja)

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