JPH0615050Y2 - 防水層貫通ボルト - Google Patents

防水層貫通ボルト

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JPH0615050Y2
JPH0615050Y2 JP5744384U JP5744384U JPH0615050Y2 JP H0615050 Y2 JPH0615050 Y2 JP H0615050Y2 JP 5744384 U JP5744384 U JP 5744384U JP 5744384 U JP5744384 U JP 5744384U JP H0615050 Y2 JPH0615050 Y2 JP H0615050Y2
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JP
Japan
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flange
bolt
waterproof layer
connecting flange
male screw
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Application number
JP5744384U
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JPS60170405U (ja
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康博 中村
博 大矢
重文 安富
二郎 西村
哲夫 岩間
紳五 桑田
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Kajima Corp
Hitachi Metals Ltd
Original Assignee
Kajima Corp
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はビル等の屋上コンクリートスラブ内に防水層を
貫通して埋設するアンカーボルトの防水構造に関する。
コンクリート建築物の屋上に貯水槽やクーリングタワー
等を設置するに際し、コンクリートスラブ内にアンカー
ボルトを埋設し突出した端部に機器や装置類を固定す
る。このアンカーボルトは機器、装置の重量や運転負荷
に耐えるようコンクリートスラブ内に深く埋設しなけれ
ばならない。このためアンカーボルトはコンクリートス
ラブの上部を覆うアスファルト防水槽や防水シートを貫
通して埋設するので、雨水等がアンカーボルトとコンク
リートスラブの界面を伝って防水材層内部に浸水しトラ
ブルを起こしやすい。このため従来は埋設アンカーボル
トとコンクリート層との間にウレタン樹脂等のシール剤
を充填して浸水を防止する処置を施したりしていた。
また上記の問題を解決するためのものとして実開昭55
−156107号公報に開示された第1図のようなアン
カーボルトの防水構造が考案されている。
このものはこれ自体有用なものであるが、下記のような
問題点を有している。すなわち埋設ボルト1の上部にフ
ランジ3が一体で設けられているため、埋設ボルト1を
スラブ筋11に溶着した後、コンクリート10およびな
らしモルタル12を打設する際、フランジ3の下面にな
らしモルタル12の上面を正確にそろえるのは非常に困
難で、埋設ボルト1の下部のL字曲げ寸法の誤差やスラ
ブ筋11に溶着する際の誤差、またスラブ筋11を組み
付ける際の水平度誤差、さらにスラブ筋11上よりコン
クリート10を流し込む際のスラブ筋11の変形等が加
わって、埋設ボルト1のフランジ3の下面を複数本のア
ンカーボルトを全部同じ水平面にすることができない。
このため大きな狂いを生じたものではフランジ3の下面
とならしモルタル12上面との間に隙間を生じたままな
らしモルタル12の打設が行なわれる。
またならしモルタル12打設の際上部からはフランジ3
の陰となって見えにくいため、完全にフランジ3の下面
部にならしモルタル12が打設されたかを確認出来ず、
大きな狂いがなくとも隙間が生じた状態でならしモルタ
ル12の施工が終わる。このような場合、防水シート1
3を被せてから押さえモルタル15を打設するため、防
水シートによって前記ならしモルタル12とフランジ3
の下面に生じた隙間を押えモルタル15で埋めることは
できず、隙間が生じた状態でアンカーボルトの施工が終
わり、連結ボルト2に固定した機器や装置類の長期の運
転期間中に機器や装置類に振動が生じる。
また連結ボルト2に固定した機器や設備が不用となって
撤去する場合、埋設ボルト1は屋上表面より突出したま
までこれを取り去るためには溶断等でなければ容易に取
り去ることができない。
また埋設ボルト1のフランジ3上面に防水層13を挟着
する連結ボルト2は埋設ボルト1上部のめねじ孔4と螺
合して回転させながら挟着するため防水層が破断し易
く、さらにこの連結ボルトを回転させるのに大きな回転
トルクを与えなければ完全に防水層13を挟着すること
ができない。
本考案は上記の問題点を解消することを目的とし、その
要旨は埋設ボルトと表面に突出する突出ボルトとを締結
するめねじを上部と下部とに有し、防水層を挟着するフ
ランジを下部に有した連結フランジと、防水層を介して
前記フランジの上部に設けた押えフランジとにより、こ
の押えフランジを締め付ける締付ナットにより防水層を
挟着してなるもので、コンクリートスラブおよびならし
モルタルを打設した後、埋設ボルトに連結フランジを締
結して完全にスラブ上面にフランジを着座させることが
できると共に、突出ボルトは容易に取り外し可能なもの
である。
以下実施例を図面を参照して説明する。
第2図はこの考案の防水層貫通ボルトを示すもので、埋
設ボルト17は下部において配筋11と固定されるよう
にL字形に曲げられており、上部にはおねじ18が形成
されている。連結フランジ20は下面に埋設ボルト17
のおねじ18と螺合するめねじ22と、ならしモルタル
12の上面に着座するフランジ21が設けられ、上部に
は屋上表面に突出して機器等と連結する突出ボルト30
のおねじ31と螺合するためのめねじ23と、その外側
におねじ24が形成されている。押えフランジ40は連
結フランジ20の上部より挿入してその下面と連結フラ
ンジ20の上面との間で防水層13を挟着し、その上部
から締付ナット50を連結フランジ20のおねじ24に
螺合させて締め付ける構造となつている。なお連結フラ
ンジ20の上面と押えフランジ40の下面には、段部2
5および41を形成して防水層13の挟着を完全にする
ようになっている。
次にこの防水層貫通ボルトを施工の順序に従い説明す
る。
第3図において埋設ボルト17はおねじ18を上方に向
けて下部をコンクリートスラブのスラブ筋11に溶着し
おねじ部18をにはカバー19を被せた後、第4図のご
とくコンクリートスラブ10およびならしモルタル12
を打設する。この状態である程度固化したら、第5図の
ごとく連結フランジ20を埋設ボルト17のおねじ部1
8に、フランジ21の下面がならしモルタル12の上面
に確実に着座するまで螺合し上部にカバー26を被せ
る。この状態で第6図のごとくアスファルトシート等の
防水層13を被せ、連結フランジ20の上部のおねじぶ
24を突出させると共にフランジ21の上面を覆う。続
いて第7図のごとく押えフランジ40を連結フランジ2
0の上部から挿入して、締付ナット50で防水層13を
連結フランジ20との間に挟着する。次に第8図のごと
く突出ボルト30を連結フランジ20の上部のめねじ2
3に螺合し、突出ボルト30のおねじ部31にカバー3
2を被せる。この状態で第9図のごとく防水層13の上
部に押えモルタル15を打設して防水層貫通ボルトの施
工を完了する。
本考案は以上のとおりであり従来のものと比べて、コン
クリートスラブおよびならしモルタル共、埋設ボルトの
際まで完全に水平に打設することができると共に、なら
しモルタルの上面に確実にフランジを着座させることが
できるためモルタル面に対する水平度が確実に出せる。
またコンクリートスラブやならしモルタルに埋設ボルト
および連結フランジが確実に固着されているため強度が
強い。また連結フランジは防水層の上から単に挟着する
だけであるため防水層が破れることもなく、押えフラン
ジの締め付けも容易である。さらに機器等の設備が撤去
されて不用になった後の突出したアンカーボルトは容易
に取り外すことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のアンカーボルトの防水構造を示す断面
図、第2図は本考案実施例の防水層貫通ボルトを示す断
面図、第3図ないし第9図は本考案実施例の施工手順を
示す断面図である。 10:コンクリートスラブ、11:配筋、13:防水
層、17:埋設ボルト、18,24:おねじ、20:連
結フランジ、21:フランジ、22,23:めねじ、3
0:突出ボルト、40:押えフランジ、50:締付ナッ
ト、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西村 二郎 東京都調布市染地2−8―3 (72)考案者 岩間 哲夫 神奈川県鎌倉市津603―10 (72)考案者 桑田 紳五 東京都日野市南平1−10―1 鹿島建設高 幡アパート内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】端部におねじが形成された埋設ボルトと、
    下部において前記おねじに螺合するめねじと、コンクリ
    ートスラブの上面に着座するフランジとを有し、上部に
    おいて締付ナットと螺合するおねじと、該おねじの端部
    側に開口するめねじを有する連結フランジと、該連結フ
    ランジの上面に防水層を介して対向する押えフランジ
    と、前記連結フランジ上部のおねじと螺合して前記押え
    フランジを締結する締付ナットと、前記連結フランジ上
    部のめねじに螺合し床表面に突出する突出ボルトよりな
    ることを特徴とする防水層貫通ボルト。
JP5744384U 1984-04-20 1984-04-20 防水層貫通ボルト Expired - Lifetime JPH0615050Y2 (ja)

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JP5744384U JPH0615050Y2 (ja) 1984-04-20 1984-04-20 防水層貫通ボルト

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JP5744384U JPH0615050Y2 (ja) 1984-04-20 1984-04-20 防水層貫通ボルト

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Publication Number Publication Date
JPS60170405U JPS60170405U (ja) 1985-11-12
JPH0615050Y2 true JPH0615050Y2 (ja) 1994-04-20

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ID=30581976

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5069734B2 (ja) * 2009-10-14 2012-11-07 サンコーテクノ株式会社 基礎用あと施工アンカー
JP5675295B2 (ja) * 2010-11-18 2015-02-25 サンコーテクノ株式会社 基礎用あと施工アンカー

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