JPH06149725A - プロセッサ応用装置 - Google Patents

プロセッサ応用装置

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JPH06149725A
JPH06149725A JP4297167A JP29716792A JPH06149725A JP H06149725 A JPH06149725 A JP H06149725A JP 4297167 A JP4297167 A JP 4297167A JP 29716792 A JP29716792 A JP 29716792A JP H06149725 A JPH06149725 A JP H06149725A
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JP
Japan
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data
cpu
bus
dma
memory
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Application number
JP4297167A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Nagashima
宏彰 長島
Toshio Murai
俊雄 村井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明はCPUを制御の中枢とし、DMA(ダ
イレクト・メモリ・アクセス)転送を可能としたシステ
ムにおいて、DMA転送中にCPUによる他の処理を行
えるようにしたシステムを提供することにある。 【構成】メモリのアドレス空間を少なくとも2分割し、
また、DMA転送処理系402 とCPUによる処理系401,
403 とを分離/結合制御する切り替え手段407,408 を設
けると共に、前記分割されたメモリのアドレス空間の一
方を前記CPUによる処理系に、また、他方を前記DM
A転送処理系に分配して設け、それぞれ通信用のバッフ
ァメモリとして利用可能にし、DMA転送時には切り替
え手段によりDMA転送処理系とCPUによる処理系と
を分離して、CPUによる処理系をDMA転送処理中に
稼働可能にすることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外部とメモリ間でのデー
タ転送を直接行うDMAコントローラと、CPUに対し
て割り込みを発生するような周辺回路等を有するプロセ
ッサ応用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ・システムにおいて、外部
とシステム内部のメモリとの間でのデータ転送を高速で
行うための技術としてはダイレクト・メモリ・アクセス
(以下、DMAと呼ぶ)が一般的である。この技術はC
PUを介在させることなく、直接、メモリをリード・ラ
イト制御して外部とメモリとの間で、データを授受する
ことができるために、データの転送速度はメモリの動作
速度に近い速度が実現でき、連続するデータを送受する
に大変有利である。
【0003】このDMAはアクセスすべきメモリのアド
レスとリード・ライトの制御をCPUと無関係に行うD
MAコントローラと、CPUに対して割り込みを発生す
る周辺回路等を有するコンピュータシステムにおいて、
DMAコントローラに読出し開始アドレスまたは書き込
み開始アドレスと、アクセスすべきバイト数をセット
し、CPUをシステムバスから切り離してから、DMA
コントローラを起動させると、読出しモードのときは上
記開始アドレスからメモリをアドレス順に、上記バイト
数分、読出し操作し、システムバスにおけるデータバス
上に送出し、また、書き込みモードのときは上記開始ア
ドレスからメモリをアドレス順に、上記バイト数分、ア
クセスさせながらシステムバスにおけるデータバス上の
データを取り込んで書き込むと云うものである。
【0004】DMAを使用した従来における通信システ
ムの一例を図5に示す。図5において、41はCPU
(プロセッサ)であり、42はDMA(ダイレクト・メ
モリ・アクセス)コントローラ、43および44はそれ
ぞれインタフェース用LSI、45はメモリ、46はこ
れらが接続されるデータバスである。また、51および
52は伝送速度がそれぞれ異なるシリアルの通信路であ
り、図4の通信システムは、異なる2つの通信路51,
52とリアルタイムでデータ授受をを行うシステムを示
している。
【0005】CPUは例えば、マイクロプロセッサを使
用しており、プログラムを実行して演算や各種制御を実
施するものであり、プログラム実行やデータの入出力動
作に必要になメモリのアドレス制御等も行う。
【0006】通信路51はインタフェース用LSI 4
3に接続され、通信路52はインタフェース用LSI
44に接続されている。インタフェース用LSI 43
および44はそれぞれ内部と外部との間のデータ通信用
のLSIであり、受信モードではシリアルデータを受信
してパラレルデータに変換して出力し、送信モードでは
送信すべきパラレルデータをシリアルデータに変換して
出力する機能を有するものであって、受信モードではそ
れぞれシリアルの通信路である通信路51および52の
うち、対応する通信路からの受信データを取り込み、パ
ラレルバスであるデータバス46上に出力し、送信モー
ドではデータバス46上のパラレルデータを取り込ん
で、対応する通信路に出力するものである。
【0007】また、通信路51はCPU 41によるデ
ータ操作処理によっても十分間に合う程度の低速の伝送
路であるとし、通信路52はCPU 41を介在させた
データ操作処理では間に合わないような高速な伝送路で
あるとすると、低速な通信路51に繋がるインタフェー
ス用LSI 43は通信路51からデータ受信するとC
PU 41に対して割り込み要求をかけ、CPU 41
にこの受信データの取り込みを実施させ、また、CPU
41の制御のもとにデータバス46上のデータを取り
込ませ、この取り込ませたデータを通信路51へ送信さ
せることができる。
【0008】また、高速な通信路52に繋がるインタフ
ェース用LSI 44はDMAコントローラ42の制御
のもとに通信路52とデータバス46との間でデータ授
受を行うものであり、メモリ45はCPU 41もしく
はDMAコントローラ42の制御のもとにリードライト
のアクセスがなされ、データバス46との間でデータ授
受を行うことができる。メモリ45はCPU 41の実
行する各種プログラムを記憶する他、データ領域、プロ
グラム実行に当たってのCPU 41の作業領域そし
て、データ伝送の際のバッファメモリ等にも使用され
る。
【0009】DMAコントローラ42はメモリ45はC
PU 41の介在なしに直接、メモリ45のリードライ
ト制御を行うためのコントローラであり、DMA制御を
実施するときはCPU 41を停止状態にし、リードラ
イト制御およびアドレス制御を実施する。ここで、一方
の通信路51からデータを受信し、他方の通信路52に
送信する場合の処理を考えてみる。
【0010】通信路51から受信するデータの到来は通
信路51を介してインタフェース用LSI 43と対向
する送信側の相手装置の状態に依存することになるが、
このときデータが連続的に到着する場合はその時間間
隔、すなわち、周期の最小値がTであるとする。
【0011】このような条件下でのデータ受信に対して
のCPU 41の処理方式としては、インタフェース用
LSI 43からの割り込み要求を受け付け、データ到
着に応じてその都度バッファメモリ(この例ではメモリ
45上設けてある)に転送する形態が一般的である。ま
た、CPU 41が実行すべき命令は通常、メモリ45
に格納されており、CPU 41が動作するためには、
そのメモリ45へのアクセスが必要である。
【0012】一方、高速の通信路52に対するデータ転
送については、伝送レートが通信路51より相対的に高
速ならばDMAコントローラ42がメモリ45とインタ
フェース用LSI 44間でDMA転送するのが理想で
あるが、通信路51からの受信データはインタフェース
用LSI 43に取り込まれる毎にCPU 41に割り
込みをかけ、この取り込まれたデータをCPU 41に
よりメモリ45のバッファメモリ領域に一旦、格納さ
せ、このバッファメモリ領域の格納データをインタフェ
ース用LSI 44に送って通信路52へと送り出すか
たちになるので、通信路51からの受信データ取り込み
リアルタイムで行う場合にこの受信データ取り込みに伴
うインタフェース用LSI 43からの割り込み処理や
この割り込み処理に伴う入力データのバッファメモリに
対する格納等の処理と云ったCPU41での処理が必要
なことを考慮すれば、CPUの停止を強制するDMA転
送は実用上、困難になっていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】CPUを制御の中枢と
して使用し、伝送速度の異なる2つの通信路間のデータ
授受を行なわせるシステムにおいては、データ授受をリ
アルタイムで行う必要のある場合、通信路が低速であれ
ばその通信路とはCPUの制御のもとにデータを授受す
るインタフェースを使用し、バッファメモリに一旦、蓄
え、これを読出して送信側の通信路に対し、データを授
受するインタフェースを介してこの読出したデータを送
り出すようにすれば良いが、伝送路が高速の場合ではC
PUの制御のもとに転送していたのでは間に合わない。
【0014】高速伝送が要求される場合、一般的にはD
MA転送を行うが、これはCPUを停止状態におき、D
MAコントローラにより、リードライト制御とアドレス
制御を行ってゆくものであるから、受信側が低速の場合
にはリアルタイムで受信を行う必要があるときは、CP
Uを停止状態にするわけにゆかない。
【0015】すなわち、データ授受をリアルタイムで行
うためには、CPUの制御を必要とする入出力インタフ
ェースを使用している以上、このインタフェースのデー
タ授受に伴う割り込みに対する応答処理が必要となるこ
とから、CPUの停止を強要するDMA転送は事実上、
利用できず、従って、バッファメモリと高速側通信路の
入出力インタフェース間のデータ転送に関しては、DM
Aが使用できないと云う問題が生じ、方式設計に大幅な
制約を受ける云う問題があった。
【0016】そこで、この発明の目的とするところは、
通信路との間の高速なDMA転送実行中に、同時に通信
路からのデータ受信などの他のプロセスを処理できるよ
うにしたシステムを実現可能にするプロセッサ応用装置
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次のように構成する。すなわち、バスを介
してメモリとプロセッサとダイレクト・メモリ・アクセ
ス手段とを接続したシステムであって、前記プロセッサ
によるメモリ・アクセス制御に代えてダイレクト・メモ
リ・アクセス手段によりメモリを直接、アクセスしてメ
モリと外部とのデータ転送を行うことができるようにし
たプロセッサ応用システムにおいて、ダイレクト・メモ
リ・アクセス手段によるダイレクト・メモリ・アクセス
転送処理系とプロセッサによる処理系とを分離/結合制
御すべく、前記バスを切り替え制御する切り替え手段を
設けると共に、プロセッサの持つアドレス空間を分割し
て一方をプロセッサの処理系、他方をダイレクト・メモ
リ・アクセス転送処理系に割り当てて前記メモリを配置
し、且つ、プロセッサにはダイレクト・メモリ・アクセ
ス転送時に前記切り替え手段に分離制御させる処理機能
を持たせて構成する。
【0018】
【作用】上記の構成において、ダイレクト・メモリ・ア
クセス(DMA)転送処理系とプロセッサ(CPU)に
よる処理系とを分離/結合制御すべく、前記バスを切り
替え制御する切り替え手段が設けてあり、DMA転送処
理の際にはCPUは当該切り替え手段により前記処理系
を分離するように制御する。そのため、DMA転送処理
系とCPU処理系とはハードウェアとして分離された状
態になり、CPU処理系はDMA転送処理とは無関係に
なって独自に動作を続けることができる。
【0019】このように本発明によれば、メモリのアド
レス空間を少なくとも2分割し、また、DMA転送処理
系とCPUによる処理系とを分離/結合制御する切り替
え手段を設けると共に、前記分割されたメモリのアドレ
ス空間の一方を前記CPUによる処理系に、また、他方
を前記DMA転送処理系に分配して設け、それぞれ通信
用のバッファメモリとして利用可能にし、DMA転送時
には切り替え手段によりDMA転送処理系とCPUによ
る処理系とを分離して、CPUによる処理系をDMA転
送処理中に稼働可能にしたものであり、これにより、D
MA転送の処理中に、CPUによる処理を継続させるこ
とができるようになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。ここでは交換機に適用した例を図1に
ブロック図で示す。
【0021】図1において、1は交換機本体(PB
X)、2a〜2nはそれぞれポートプロセッサ、4a,
4bはリモート(遠隔)・シェルフである。ポートプロ
セッサ2a〜2nは実端末(例えば、電話端末やファク
シミリ端末、局回線)とのインタフェースをとるための
ものであって、通常は交換機本体1に収容される。
【0022】また、リモート・シェルフ4a,4bは交
換機内部のCPUと、ポートプロセッサ2a〜2nとの
通常のインタフェースを、交換機本体1外に拡張するた
めのインタフェースである。
【0023】本システムでは図に示すポートプロセッサ
2a〜2nは回線距離が、交換機本体1に収容される回
線の引き回し可能な距離の範囲外(許容範囲外)の距離
に設置されている。そのため、リモート・シェルフ4a
を交換機本体1に収容し、遠隔地にはリモート・シェル
フ4bを配設して、これらリモート・シェルフ4a,4
b間はディジタル専用回線5で繋ぐことにより、このデ
ィジタル専用回線5を介してリモート・シェルフ4a,
4bを対向設置すると共に、一方のリモート・シェルフ
4b(遠隔地側のリモート・シェルフ)を介してポート
プロセッサ2a〜2nを接続することにより、ポートプ
ロセッサ2a〜2n側の端末を交換機本体1に収容して
あるものとする。すなわち、遠隔地のポートプロセッサ
2a〜2nにはそれぞれ遠隔地側の実端末が接続されて
いるものとする。
【0024】このような構成の本システムは、交換機本
体1が構内交換機(PBX)である場合に、遠隔の事業
所を含めた広範囲の距離に内線等が分散されているよう
なケースが相当する。
【0025】図2にリモート・シェルフ4a,4bの内
部構成を示す。リモート・シェルフ4a,4bはCPU
401、XPC(X. 25プロトコルコントローラ)
402、インタフェース用LSI 403、メインメモ
リ404、DMA用バッファメモリ405、データバス
406、バス・アービタ407、バス・バッファ408
により構成されている。
【0026】これらのうち、CPU 401はリモート
・シェルフ内における制御の中枢を担うプロセッサであ
り、例えば、マイクロプロセッサを使用している。ま
た、CPU 401は通信規約「X. 25」のパケット
フォーマットに従うデータ・イメージをメインメモリ4
04上に展開し、アドレス、バイト数をXPC 402
に通知し、XPC 402に対してメインメモリ404
上に展開したデータをDMA転送処理させるように制御
する機能を有する。
【0027】また、XPC 402は通信規約「X. 2
5」のプロトコルをサポートする通信制御用LSIであ
り、DMA機能を内蔵しており、CPU 401から開
始アドレス、およびDMA転送するバイト数の情報を受
けて、この開始アドレスから指定バイト数分のデータを
読出して通信路502に送出し、あるいは開始アドレス
から指定バイト数分に達するまで逐次アドレスを更新し
つつ、通信路502からの受信データを書き込むと云っ
た制御を行うものである。
【0028】また、XPC 402はDMA機能を実行
開始するにあたり、CPU 401にその通知をすると
共に、DMA実行期間中はバス・アービタ407にそれ
を知らせるための信号を与えるようにしてあり、バス・
アービタ407はこの信号によってXPC 402の現
在の状態を把握することができるようになっている。
【0029】CPU 401のデータバス406は中間
にバス・バッファ408が介在され、このバス・バッフ
ァ408を境に図の左右領域A,Bに区分けできるよう
にしてあり、このバス・バッファ408によりデータバ
ス406を左領域Aと右領域Bに分断したり、統合した
りすることができる。
【0030】また、501および502はそれぞれ通信
路であり、通信路502はディジタル専用線であり、制
御情報はX. 25のプロトコルで伝送する。通信路50
1は低速通信路、例えば、ポートプロセッサ2a〜2n
(遠隔地側の場合)や交換機本体(PBX)1内部のシ
ステムバスに接続されるインタフェース(交換機側の場
合)に一端側が接続され、周期最小値T=125μsで
連続的に割り込みを発生し得る。尚、以下は低速通信路
を交換機本体(PBX)1側として説明する。
【0031】通信インタフェースLSI 403は交換
機本体1のインタフェースと、リモート・シェルフ40
3との間でのデータの授受を行うための回路であり、デ
ータバス406における領域A側に接続されている。そ
して、通信インタフェースLSI 403は交換機本体
1からデータを受信する毎にこれを取り込んでからCP
U 401に割り込み要求をかけ、また、CPU 40
1からの要求により、データバス46上のデータを取り
込んで通信路51に送り出すと云った動作をするもので
ある。
【0032】従って、CPU 401にはこの割り込み
要求を受けると現在の処理を中断して割り込み要求を受
け付け、この割り込み要求により通信インタフェースL
SI403にその取り込んだデータをデータバス406
に出力させ、これをメインメモリ404の所定の領域に
一時記憶させると云った処理機能を持たせてある。
【0033】メインメモリ404はCPU 401の各
種制御プログラムやデータを保持するものであり、デー
タバス406における領域A側に接続されている。DM
A用バッファメモリ405はDMA転送するデータの一
時保持用のメモリであり、データバス406における領
域B側に接続されている。
【0034】バス・アービタ407は、データバス40
6を領域A,Bに分断したり、統合したりするための制
御を行う調停回路であり、CPU 401の制御の元に
動作してバス・バッファ408を制御することにより、
このような調停動作をするものである。バス・バッファ
408はバス・アービタ407からの制御信号により、
データを通す状態になったり、ハイインピーダンス状態
になったりする。
【0035】本システムでは、図3に示すように、CP
U 401の持つアドレス空間のうち、CPU 401
の制御プログラムやそのプログラム実行に必要なデータ
の格納領域としてプログラム格納領域E1を定め、ま
た、通信インタフェースLSI403との間での授受デ
ータを格納するための第1のバッファ領域E2を定め、
更にまた、DMA転送用のデータ格納に供するDMA転
送用の第2のバッファ領域E3を定めて、それぞれ異な
るアドレス領域に割り付けてあり、これらのうちプログ
ラム格納領域E1と第1のバッファ領域E2はメインメ
モリ404の割り付けアドレスに割り付けてあり、第2
のバッファ領域E3はDMA用バッファメモリ404の
割り付けアドレスに割り付けてある。
【0036】そして、CPU 401により制御される
バス・アービタ407により、バス・バッファ408は
制御されてデータバス406を、XPC 402による
DMA転送時にはA,Bの2領域に分断し、DMA転送
が行われていないときはA,Bの2領域分断を解除する
ように制御される結果、DMA転送処理時でも、データ
バス406の領域AをDMA転送処理系である領域Bと
完全に隔離して、独立して動作可能な状態におくことが
できるようになっている。このような構成の本システム
の作用を説明する。
【0037】PBX側より通信路501を介して送信デ
ータが最小周期125μsで到来するとする。この送信
データは通信インタフェース403に取り込まれ、通信
インタフェース403はこの取り込み毎に割り込み要求
をCPU 401に出力する。CPU 401は割り込
み要求を受けると処理を中断してこの要求を受け付け、
通信インタフェース403に取り込まれたデータをメイ
ンメモリ404の第1のバッファ領域E2に格納する。
【0038】このようにして、PBX側より伝送されて
くる送信データは通信インタフェース403に取り込ま
れ、その都度の割り込み処理により、メインメモリ40
4の第1のバッファ領域E2に格納されてゆく。
【0039】そして、このメインメモリ404の第1の
バッファ領域E2に格納されたデータは、通信路502
に伝送するにあたって、DMA用バッファメモリ405
に転送される。この転送はCPU 401により、転送
処理のルーチン実行時に順次行われる。転送処理によ
り、所定量のデータがDMA用バッファメモリ405に
蓄積されると、CPU 401は通信路502への転送
をXPC 402に指令する。
【0040】このとき、CPU 401はDMA用バッ
ファメモリ405のアドレス空間のうち、転送すべきデ
ータが蓄積された領域の先頭アドレスと、転送すべきバ
イト数の情報をデータバス406に送り出し、XPC
402にセットさせる。そして、バス・アービタ407
にバス・バッファ406をハイインピーダンス状態にす
るように指令し、これによって、バス・アービタ407
はバス・バッファ408をハイインピーダンス状態に保
つ。従って、ハイインピーダンス状態になったバス・バ
ッファ408によりデータバス406はA,Bの2領域
に分断され、互いの領域が完全に隔離される。
【0041】一方、先頭アドレスと、転送すべきバイト
数の情報を受け、且つ、DMA転送の指令を受けたXP
C 402は前記先頭アドレスより順次、アドレス更新
しつつ、バッファメモリ405を読出し制御し、この読
出したデータを通信路502に送出する。
【0042】このとき、バス・バッファ408により分
断されたデータバス406のA領域ではDMA転送の影
響をなにも受けない状態になる。そのため、CPU 4
01はDMAによる動作停止を強制されることなく、制
御プログラムの実行を可能にする。従って、PBX側よ
り通信路501を介して送信データが到来する毎に通信
インタフェース403から発生する割り込み要求を受け
付けることができ、受信処理を継続することが可能にな
る。
【0043】また、XPC 402では転送すべきバイ
ト数分、読出しが終了したところでDMA転送を終了
し、バス・アービタ407に知らせる。これにより、バ
ス・アービタ407はバス・バッファ408のハイイン
ピーダンス状態を解き、データバス406の分断されて
いたA,Bの領域を統合する。
【0044】このように、異なる2つの通信路501お
よび通信路502の各々に対応するバッファメモリのマ
ッピングを独立にし、独立させたバッファメモリをDM
A処理系とCPU処理系の2つに分断させることができ
るようにすると共に両処理系を、隔離できるようにした
たため、DMA処理系とCPU処理系を別々に並行して
動作させることが可能になり、XPC 402が通信路
502との間でDMA転送処理中であっても、CPU
401は通信インタフェースLSI 403からの割り
込みに応じてリアルタイムでバッファリング処理を行う
ことが可能となる。
【0045】通信路502からの受信データのDMA転
送は、通信路502からデータを受信することにより、
通信インタフェース403bがDMA転送を要求し、こ
れによってXPC 402がCPU 401にDMAの
処理要求を出し、これによりCPU 401は開始アド
レスとバイト数をXPC 402に設定し、DMA転送
を指令すると共に、バス・アービタ407に指令を出し
てバスバッファ408をハイインピーダンスの状態にす
る。従って、ハイインピーダンス状態になったバス・バ
ッファ408によりデータバス406はA,Bの2領域
に分断され、互いの領域が完全に隔離される。
【0046】一方、先頭アドレスと、転送すべきバイト
数の情報を受け、且つ、DMA転送の指令を受けたXP
C 402は前記先頭アドレスより順次、アドレス更新
しつつ、バッファメモリ405にXPC 402の受信
データを書き込み制御する。
【0047】このとき、バス・バッファ408により分
断されたデータバス406のA領域ではDMA転送の影
響をなにも受けない状態になる。そのため、CPU 4
01はDMAによる動作停止を強制されることなく、制
御プログラムの実行を可能にする。
【0048】XPC 402では転送すべきバイト数
分、書き込みが終了したところでDMA転送を終了し、
バス・アービタ407に知らせる。これにより、バス・
アービタ407はバス・バッファ408のハイインピー
ダンス状態を解き、データバス406の分断されていた
A,Bの領域を統合する。
【0049】以上は、XPC 402が通信路502と
の間でデータを直接転送する場合を例に説明したが、D
MA転送系にも通信用のインタフェースLSIを介在さ
せて通信路502とDMA転送によるデータ授受を行う
構成とすることができる。その例を図4に示す。図4の
構成は基本的には図2のものと同じであるが、通信用の
インタフェースLSIをDMA転送系にも持たせてある
点が異なる。
【0050】この場合、403aは低速通信用の、ま
た、403bは高速通信用のインタフェースLSIであ
り、インタフェースLSI 403aは図2で説明した
ものと同じである。
【0051】高速通信用のインタフェースLSI 40
3bは通信路502からデータを受信するとXPC 4
02にDMA転送要求を出し、また、DMA制御信号に
よって受信データを順次、データバス406に出力した
り、データバス406からのデータを取り込んで通信路
502に出力すると云った動作をする。
【0052】また、XPC 402は通信規約「X. 2
5」のプロトコルをサポートする通信制御用LSIであ
り、DMA機能を内蔵しており、CPU 401から開
始アドレス、およびDMA転送するバイト数の情報を受
けて、バッファメモリ4405をダイレクトにアクセス
し、この開始アドレスから指定バイト数分のデータを読
出してデータバス406に送出し、あるいは開始アドレ
スから指定バイト数分に達するまで逐次アドレスを更新
しつつ、バッファメモリ405に書き込むと云った制御
を行うものである。また、XPC 402はDMA機能
を実行開始するにあたり、CPU 401にその通知を
すると共に、DMA実行期間中はバス・アービタ407
にそれを知らせるための信号を与えるようにしてあり、
バス・アービタ407はこの信号によってXPC 40
2の現在の状態を把握することができるようになってい
る。
【0053】このような構成の本システムはCPUの制
御のもとに送受信データを授受する低速通信系は図2で
説明したシステムの動作と同じである。また、DMA用
バッファメモリ405に転送された送信データをDMA
転送する場合は、CPU 401は通信路502への転
送をXPC 402に指令する。
【0054】このとき、CPU 401はDMA用バッ
ファメモリ405のアドレス空間のうち、転送すべきデ
ータが蓄積された領域の先頭アドレスと、転送すべきバ
イト数の情報をデータバス406に送り出し、XPC
402にセットさせる。そして、バス・アービタ407
にバス・バッファ406をハイインピーダンス状態にす
るように指令し、これによって、バス・アービタ407
はバス・バッファ408をハイインピーダンス状態に保
つ。従って、ハイインピーダンス状態になったバス・バ
ッファ408によりデータバス406はA,Bの2領域
に分断され、互いの領域が完全に隔離される。
【0055】一方、先頭アドレスと、転送すべきバイト
数の情報を受け、且つ、DMA転送の指令を受けたXP
C 402は前記先頭アドレスより順次、アドレス更新
しつつ、バッファメモリ405の内容を読出し制御し、
この読出したデータを通信インタフェースLSI 40
3bに取り込ませ、通信インタフェースLSI 403
bはこの取り込んだデータを通信路502に送出する。
【0056】このとき、バス・バッファ408により分
断されたデータバス406のA領域ではDMA転送の影
響をなにも受けない状態になる。そのため、CPU 4
01はDMAによる動作停止を強制されることなく、制
御プログラムの実行を可能にする。従って、PBX側よ
り通信路501を介して送信データが到来する毎に通信
インタフェース403aから発生する割り込み要求を受
け付けることができ、受信処理を継続することが可能に
なる。
【0057】また、XPC 402では転送すべきバイ
ト数分、読出しが終了したところでDMA転送を終了
し、バス・アービタ407に知らせる。これにより、バ
ス・アービタ407はバス・バッファ408のハイイン
ピーダンス状態を解き、データバス406の分断されて
いたA,Bの領域を統合する。
【0058】通信路502からの受信データのDMA転
送は、通信路502からデータを受信することにより、
通信インタフェース403bがDMA転送を要求し、こ
れによってXPC 402がCPU 401にDMAの
処理要求を出し、これによりCPU 401は開始アド
レスとバイト数をXPC 402に設定し、DMA転送
を指令すると共に、バス・アービタ407に指令を出し
てバスバッファ408をハイインピーダンスの状態にす
る。従って、ハイインピーダンス状態になったバス・バ
ッファ408によりデータバス406はA,Bの2領域
に分断され、互いの領域が完全に隔離される。
【0059】一方、先頭アドレスと、転送すべきバイト
数の情報を受け、且つ、DMA転送の指令を受けたXP
C 402は前記先頭アドレスより順次、アドレス更新
しつつ、バッファメモリ405に通信インタフェースL
SI 403bの受信データを書き込み制御する。
【0060】このとき、バス・バッファ408により分
断されたデータバス406のA領域ではDMA転送の影
響をなにも受けない状態になる。そのため、CPU 4
01はDMAによる動作停止を強制されることなく、制
御プログラムの実行を可能にする。
【0061】XPC 402では転送すべきバイト数
分、書き込みが終了したところでDMA転送を終了し、
バス・アービタ407に知らせる。これにより、バス・
アービタ407はバス・バッファ408のハイインピー
ダンス状態を解き、データバス406の分断されていた
A,Bの領域を統合する。
【0062】以上説明したように、本発明によれば、メ
モリのアドレス空間を少なくとも2分割し、また、DM
A転送処理系とCPUによる処理系とを分離/結合制御
する切り替え手段を設けると共に、前記分割されたメモ
リのアドレス空間の一方を前記CPUによる処理系に、
また、他方を前記DMA転送処理系に分配して設け、そ
れぞれ通信用のバッファメモリとして利用可能にし、D
MA転送時には切り替え手段によりDMA転送処理系と
CPUによる処理系とを分離して、CPUによる処理系
をDMA転送処理中に稼働可能にしたものであり、これ
により、DMA転送の処理中に、CPUによる処理を継
続させることができるようになり、DMA処理を行いつ
つ、CPUによる他の処理を実行可能として、システム
の潜在的性能を十分に生かす設計を可能とすることがで
きる。尚、本発明は上記し、且つ、図面に示す実施例に
限定することなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜
変形して実施し得るものである。
【0063】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
通信路との間の高速なDMA転送実行中に、同時に通信
路からのデータ受信などの他のプロセスを処理できるよ
うにしたシステムを実現可能にするマイクロプロセッサ
応用装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示すシステムブ
ロック図。
【図2】図1の要部の詳細を示すブロック図。
【図3】本システムでのメモリ空間の割り付け状況を説
明するメモリマップ。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】従来例を説明するためのブロック図。
【符号の説明】
1…交換機(PBX)本体、2a,2b,〜4n…ポー
トプロセッサ、5…ディジタル専用線、41,401…
CPU、42…DMAコントローラ、402…、40
3,403a,403b…通信インタフェースLSI、
45…メモリ、404…メインメモリ、405…DMA
用バッファメモリ、406…データバス、408…バス
・バッファ、407…バス・アービタ、501,502
…通信路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】バスを介してメモリ,プロセッサおよびダ
    イレクト・メモリ・アクセス手段とを接続したシステム
    であって、前記プロセッサによるメモリ・アクセス制御
    に代えてダイレクト・メモリ・アクセス手段によりメモ
    リを直接、アクセスしてメモリと外部とのデータ転送を
    行うことができるようにしたプロセッサ応用システムに
    おいて、 ダイレクト・メモリ・アクセス手段によるダイレクト・
    メモリ・アクセス転送処理系とプロセッサによる処理系
    とを分離/結合制御すべく、前記バスを切り替え制御す
    る切り替え手段を設けると共に、プロセッサの持つアド
    レス空間を分割して一方をプロセッサの処理系、他方を
    ダイレクト・メモリ・アクセス転送処理系に割り当てて
    前記メモリを配置し、且つ、プロセッサにはダイレクト
    ・メモリ・アクセス転送時に前記切り替え手段に分離制
    御させる処理機能を持たせて構成することを特徴とする
    プロセッサ応用装置。
JP4297167A 1992-11-06 1992-11-06 プロセッサ応用装置 Pending JPH06149725A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011525778A (ja) * 2008-06-23 2011-09-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdma移動局でのバックグラウンド・スキャニングの方法およびシステム

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JP2011525778A (ja) * 2008-06-23 2011-09-22 クゥアルコム・インコーポレイテッド Ofdma移動局でのバックグラウンド・スキャニングの方法およびシステム

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