JPH06146371A - トイレ用空調機 - Google Patents

トイレ用空調機

Info

Publication number
JPH06146371A
JPH06146371A JP30350592A JP30350592A JPH06146371A JP H06146371 A JPH06146371 A JP H06146371A JP 30350592 A JP30350592 A JP 30350592A JP 30350592 A JP30350592 A JP 30350592A JP H06146371 A JPH06146371 A JP H06146371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
water
toilet
main body
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP30350592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Itakura
倉 正 人 板
Tomio Oguma
熊 富 雄 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP30350592A priority Critical patent/JPH06146371A/ja
Publication of JPH06146371A publication Critical patent/JPH06146371A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、熱電変換素子によって温調さ
れた空気を使用者の腰部や大腿部などの低い位置に直接
送風できるようにすることである。 【構成】便器12に装置本体11を配設し、この装置本
体11内に、ペルチェ素子15を配設した。ペルチェ素
子15の第1熱変換面15aには熱交換フィン17が配
設され、ファン23によって吸引される空気によって熱
交換が行われ、送風口25より使用者の腰部等の低い位
置に向かって冷風が排出される。また、第2熱変換面1
5bには、水タンク21より水が供給パイプ19により
供給されて熱交換が行われ、熱交換された水は排出パイ
プ26より再び水タンク21に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトイレ用空調機に関し、
特に熱電変換素子を用いたトイレ用空調機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】本発明にかかる従来技術として、実開昭
63−190374号公報に開示されるトイレの冷房装
置が知られている。図7に示すように、この冷房装置で
は便器1の水洗をする水タンク2内にペルチェ素子3を
配設し、ペルチェ素子3の吸熱面より発生する冷気を、
フィン4とファン6を用いて水タンクから便器側に向か
って吐出させている。また、ペルチェ素子3の放熱面に
不可欠な熱交換処理は、水タンク2内に浸けたフィン5
を用いて水タンク2内の洗浄水に放熱させることにより
行い、冷房効果を効率よく行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、水タンク2内
にペルチェ素子3を配設すると、送風口の設置場所が水
タンク2の上方部に限られてしまうため、使用者の背中
付近にしか冷気を送風させることができなかった。
【0004】本発明は上記問題点を解決することを目的
とするものであり、請求項1記載の発明の目的は、熱電
変換素子によって温調された空気を使用者の腰部や大腿
部などの低い位置に直接送風できるようにすることであ
る。
【0005】また、請求項2記載の発明の目的は、従来
の冷房装置に必要であった水タンクの大幅な改造あるい
は水タンクの交換を不要とするトイレ用空調機を提供す
ることである。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
便器に配設される装置本体と、該装置本体内に配設され
第1熱変換面と第2熱変換面を有する熱電変換素子と、
前記第1熱変換面と熱交換する水を前記装置本体内に供
給する供給手段と、前記第1熱変換面と熱交換した水を
前記装置本体外に排出する排出手段と、前記装置本体内
に配設され前記第2熱変換面と熱変換する空気流が流れ
る導管と、該導管に配設されるファンと、前記装置本体
に形成され前記導管と連通する送風口を備えたことを特
徴とするトイレ用空調機である。
【0008】また、請求項2記載の発明は、前記供給手
段は、前記便器に洗浄水を供給する水タンクと水道水圧
源とを連通する通水管と、該通水管と前記装置本体とを
連通させる分岐管を備えていることを特徴とするトイレ
用空調機である。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明によれば、便器に配設した
装置本体に冷媒である水の供給手段と排出手段を設けた
ため、熱電変換素子の第1熱変換面に発生した熱(ある
いは吸熱された熱)は水によって常に奪取され、第2熱
変換面に吸熱された熱(発生した熱)は送風口より送風
されて、それぞれの面で熱交換を行うことができる。こ
うして、装置本体内の熱電変換素子に吸熱体あるいは放
熱体としての機能を働かせることができ、装置本体の送
風口から大腿部あるいは腰部等の低い位置に空気を送る
ことが可能となる。
【0010】また、請求項2記載の発明によれば、供給
手段は第1熱変換面に供給する水を、水タンクからでは
なく、水タンクに洗浄水を供給する通水管から分岐管を
用いて得るため、水タンクを改造、交換する必要がな
い。
【0011】
【実施例】本発明の第1実施例を図1、図2に基づいて
説明する。図1は、第1実施例のトイレ用空調機10の
断面を模式的に示す。トイレ用空調機10の装置本体1
1は便器12の後方上面に固定されており、その外観は
便器12の後方及び側方を囲むようにコ字状に形成され
ている。図2に示すように、本発明の特徴である空調ユ
ニット13は装置本体11内の両側部に配設されてお
り、装置本体11の中心部には局部洗浄を行う洗浄ユニ
ット14が配設されている。
【0012】次に空調ユニット13について説明する。
本実施例の空調ユニット13は、熱電変換素子の一種で
あるペルチェ素子15を用いて空調を行うものであり、
ペルチェ素子15は装置本体11内のベース部材16に
固定されている。ペルチェ素子15は、第1熱変換面1
5aを上面に、第2熱変換面15bを下面に備えてお
り、供給される電流の向きによって、吸熱面・放熱面と
して作用する面が変化する。
【0013】装置本体11内の上方の空間には、ベース
部材16によってダクト22が形成され、ダクト22に
は第1熱変換面15aに接着、螺着などの手段によって
熱的に接触する複数の熱交換フィン17が露出してい
る。熱交換フィン17は、アルミ材等の熱伝導性に優れ
た材料から形成されている。また、ダクト22において
熱交換フィン17の下流側にはファン23が配設されて
いる。ファン23はベース部材16の下面に固定された
駆動モータ24によって回転し、ダクト22内の空気を
装置本体11の先端部に形成された送風口25より使用
者に向けて排出するようになっている。尚、装置本体1
1の後方には図示しない吸引口が形成されており、ファ
ン23が回転するとこの吸引口よりダクト22内に空気
が送られる。また、送風口25には上下左右に風向きを
変えるルーバー25aが配設されており、送風方向はル
ーバー25aの向きによって大腿部、前方、上方など、
使用者の好みの場所に向けることができるようになって
いる。
【0014】ペルチェ素子15の第2熱交換面15bに
は熱交換室18が接続されている。
【0015】熱交換室18には、供給パイプ19の一端
が第2熱変換面15bに垂直に対向するよう挿設されて
いる。供給パイプ19の他端は、便器12の後方に配設
された水タンク21に接続されており、途中に配設され
たポンプ20により熱交換室18内の第2熱変換面15
bに向かって水を吐出するようになっている。また、熱
交換室18には、供給された水を排出する排水パイプ2
6が接続されており、排水パイプ26の他端は水タンク
21に接続されている。こうして、ポンプ20が作動す
ると、水タンク21内の洗浄水が、供給パイプ19、熱
交換室18、排水パイプ26、水タンク21と循環し
て、第2熱変換面15bと熱交換を行うようになってい
る。
【0016】ポンプ20、熱電変換素子15、駆動モー
タ24の作動については、制御部27からの作動信号に
よって制御される。この制御部27には、装置本体11
の向かって右側(図2にて下方側)の操作スイッチ29
により、温調開始の信号が入力されるようになってい
る。また制御部27は信号を受けると、反対側の空調ユ
ニット13にも同時に信号を送るため、左右の送風口2
5、25から同時に温風あるいは冷風が吐出されるよう
になっている。また、熱電変換素子15への通電の方向
については、冷風・温風切替スイッチ(図示せず)によ
って切り替えられ、冷風、温風を選択できるようになっ
ている。さらに、風量調節スイッチ(図示せず)を操作
することにより、駆動モータ24の回転数を変えて風量
を調節できるようになっている。
【0017】次に本装置の作動について説明する。冷房
運転を例にとって説明すると、使用者が操作スイッチ2
9をオンすると、ペルチェ素子15に電流が供給され、
第1熱交換面15aは吸熱面として、第2熱交換面15
bは発熱面として作用する。
【0018】第1熱変換面15aの吸熱作用によって熱
交換フィン17は冷却される。また、ペルチェ素子15
への通電と同時に、駆動モータ24、ポンプ20にも通
電がおこなわれる。駆動モータ24の作動によってファ
ン23が回転し、ダクト22内の冷却された空気を送風
口25より排出する。さらに、ポンプ20への通電によ
って第2熱変換面15bには水タンク21内の水が吐出
され、第2熱変換面15bの熱交換を始める。こうし
て、熱交換フィン17によって冷やされたダクト2内の
空気は、ファン23によって送風口25より使用者の大
腿部あるいは脚部に向かって排出される。
【0019】次に、本発明の第2実施例について図3、
図4に基づいて説明する。第2実施例でも第1実施例と
同一部分については同一の番号符号を付すことにより説
明を省略する。
【0020】第2実施例では、装置本体11内をベース
部材30が上下に二分割しており、図4は、ベース部材
30で分割された下方の空間の概略図を示す。このよう
に、局部洗浄を行う洗浄ユニット14は、ベース部材3
0で区切られた下方の空間に位置するようになってい
る。空調ユニット13は、上方の空間を温調された空気
が通るダクト31として使用し、下方の空間のうち水タ
ンク21に近い一部の空間を、ペルチェ素子15、供給
パイプ19、排出パイプ26及びポンプ20等の部材が
配設される空間として使用している。第2実施例では、
1つのペルチェ素子15より発生した熱を、左右両側に
配設された一対のファン23、駆動モータ24によっ
て、両端部の送付口25より排出するようになってい
る。
【0021】このため、第2実施例では、供給パイプ1
9、排出パイプ26等の水タンク21と装置本体11と
を結ぶパイプが第1実施例の半分の2本になり、トイレ
室内の空間に露出するパイプを減らすことができる。ま
た、装置本体11内のスペースが広がるため、洗浄ユニ
ット14の他、温風乾燥ユニット、自動開閉ユニット等
の多くの機能を配設させても、装置本体11の全体を大
型化させない。
【0022】次に第3実施例について説明する。第3実
施例については、第2実施例と基本的な構成は同じであ
るが、ペルチェ素子15の第2熱変換面15bに水を供
給する供給パイプ35と排水パイプ36の構成が異な
る。
【0023】第3実施例では、供給パイプ35は、水タ
ンク21に洗浄を供給する通水管37に分岐栓38を介
して接続されており、熱交換室18への水の供給は、水
タンク21を経ず直接に水道水圧源より供給されるよう
になっている。また、排水パイプ36の他端は便器12
に接続されており、便器12内に排水される。
【0024】このように、供給パイプ35を水タンク2
1に接続しなくても、冷媒となる水を熱交換室18内に
供給できるため、第3実施例では水タンク21の改造や
交換が不要である。従って、水タンク21の工事を行う
ことなく、本装置を設置することが可能となり、配設工
事にかかる費用を大幅に削減することができる。
【0025】尚、供給パイプ35は、装置本体11内で
さらに分岐させて、洗浄ユニット11と空調ユニット1
3の両方に水を供給することもできる。この場合には、
装置本体11より延在するパイプ数をさらに減らすこと
ができる。また、各実施例では、送風口25の下方に設
けられた操作スイッチ29を使用者がオンすることによ
り行われるようになっているが、便座上面に使用者が座
ったことを検知する着座検知センサーや、便器前に使用
者が存在することを検知する人検知センサーが使用者を
検知したときに、自動的に作動するようにすることもで
きる。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、便器に配
設した装置本体に冷媒である水の供給手段と排出手段を
設けたため、装置本体内に熱電変換素子を配設しても効
率よく熱交換が行われ、吸熱体あるいは放熱体としても
機能を作用させることが可能となる。従って、使用者に
より近い装置本体に送風口を設けることができ、大腿部
あるいは腰部等の低い位置に空気を送ることが可能とな
る。
【0027】また、請求項2記載の発明によれば、供給
手段が水タンクではなく、水タンクに洗浄水を供給する
通水管から分岐管に接続されているため、水タンクを改
造、交換する必要がない。従って、配設工事にかかる費
用を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例をのトイレ用空調機の断面
を模式的に示す。
【図2】第1実施例のトイレ用空調機の装置本体内にお
ける空調ユニット、洗浄ユニットの配置を示す。
【図3】本発明の第2実施例をのトイレ用空調機の断面
を模式的に示す。
【図4】第2実施例のトイレ用空調機の装置本体内にお
ける空調ユニット、洗浄ユニットの配置を示す。
【図5】本発明の第3実施例をのトイレ用空調機の断面
を模式的に示す。
【図6】第3実施例のトイレ用空調機の装置本体内にお
ける空調ユニット、洗浄ユニットの配置を示す。
【図7】従来のトイレ用空調機を示す。
【符号の説明】
10 トイレ用空調機 11 装置本体 15 ペルチェ素子(熱電変換素子) 15a 第1熱変換面 15b 第2熱変換面 19 供給パイプ(供給手段) 20 ポンプ 21 水タンク 22、31 ダクト(導管) 23 ファン 24 駆動モータ 25 送風口 26 排水パイプ(排出手段) 35 供給パイプ(分岐管) 37 通水管 38 分岐栓

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器に配設される装置本体と、該装置本
    体内に配設され第1熱変換面と第2熱変換面を有する熱
    電変換素子と、前記第1熱変換面と熱交換する水を前記
    装置本体内に供給する供給手段と、前記第1熱変換面と
    熱交換した水を前記装置本体外に排出する排出手段と、
    前記装置本体内に配設され前記第2熱変換面と熱変換す
    る空気流が流れる導管と、該導管に配設されるファン
    と、前記装置本体に形成され前記導管と連通する送風口
    を備えたことを特徴とするトイレ用空調機。
  2. 【請求項2】 前記供給手段は、前記便器に洗浄水を供
    給する水タンクと水道水圧源とを連通する通水管と、該
    通水管と前記装置本体とを連通させる分岐管を備えてい
    ることを特徴とする請求項1記載のトイレ用空調機。
JP30350592A 1992-11-13 1992-11-13 トイレ用空調機 Pending JPH06146371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30350592A JPH06146371A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 トイレ用空調機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30350592A JPH06146371A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 トイレ用空調機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06146371A true JPH06146371A (ja) 1994-05-27

Family

ID=17921784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30350592A Pending JPH06146371A (ja) 1992-11-13 1992-11-13 トイレ用空調機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06146371A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007240046A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Denso Corp 空調装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007240046A (ja) * 2006-03-07 2007-09-20 Denso Corp 空調装置
US7832214B2 (en) 2006-03-07 2010-11-16 Denso Corporation Air-conditioning device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4840207B2 (ja) 換気空調装置
JPH06146371A (ja) トイレ用空調機
JP2773014B2 (ja) スチームサウナ装置
JP3033202B2 (ja) システムバス
JP3142486B2 (ja) トイレ用空気調和機
JP4003340B2 (ja) 浴室用エアコン
JP3321859B2 (ja) 空調機
JP3073141B2 (ja) スチームサウナ装置
KR100430005B1 (ko) 욕실형 공기조화기의 토출기류 제어장치
JP3893974B2 (ja) 水洗トイレ装置の空調装置と空調装置付水洗トイレ装置
JP3133551B2 (ja) 空気調和機
JP3838776B2 (ja) トイレ装置
JP3035950B2 (ja) 空気調和機
JP3744843B2 (ja) 空気調和装置
JP3996995B2 (ja) トイレ装置
JPH0921159A (ja) 空調装置付温水洗浄便座
JP2003154831A (ja) 作業車両用空調装置
JPH04297743A (ja) エアシャワー付空気調和機のノズル機構
JPH0828888A (ja) 温水暖房機の室内機
JP3541442B2 (ja) 温水暖房機の室内機
JPS5819644A (ja) 空気調和機の送風機回転数制御装置
JP3024729B2 (ja) 温水暖房機の室内機
JPH08112220A (ja) トイレ装置
JPH07260174A (ja) 温水暖房機の室内機
JPH0552630U (ja) トイレ冷暖房装置