JPH06142719A - 穿孔圧延機の芯出し測定装置 - Google Patents

穿孔圧延機の芯出し測定装置

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JPH06142719A
JPH06142719A JP32480592A JP32480592A JPH06142719A JP H06142719 A JPH06142719 A JP H06142719A JP 32480592 A JP32480592 A JP 32480592A JP 32480592 A JP32480592 A JP 32480592A JP H06142719 A JPH06142719 A JP H06142719A
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mill
roll
piercing
core
center
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JP32480592A
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Takumi Nakamura
工 中村
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Nippon Steel Corp
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Sumitomo Metal Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロール軸芯がミル芯を基準にしてどの位置に
あるかを測定する。 【構成】 穿孔圧延機のロール1のミル芯に対する位置
を計測する穿孔圧延機の芯出し計測装置において、穿孔
圧延機の入側または出側に設置したミル芯にほぼ一致す
るレーザ発光装置5と、該レーザ光線を受光するセンサ
ーヘッド、ロール間距離を非接触で測定できる非接触変
位計、ミル芯方向および鉛直方向に移動する非接触変位
計の移動量を測定するリニアエンコーダとからなる三次
元測定装置6と、該三次元測定装置で測定されたレーザ
光線の中心座標、非接触変位計で計測したロールまでの
距離、リニアエンコーダで測定した非接触変位計のミル
芯方向および鉛直方向への移動量に基づき、水平方向の
ミル芯とロールの芯ずれ量および交差角の角度ずれ量、
垂直方向のミル芯とロールの芯ずれ量および傾斜角の角
度ずれ量を演算表示する演算表示装置とからなる。 【効果】 ロールのミル芯に対する水平方向ならびに垂
直方向の芯ずれを正確に測定でき、製品の肉厚寸法精度
を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マンネスマン製管法
における穿孔圧延機のロールのミル芯に対する位置を主
ロール断面により計測判定する芯出し測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】マンネスマン製管法における穿孔圧延機
は、図12(a)図に示すとおり、ロール軸芯51、5
2が垂直面内で互いにミル芯Oaに対し反対方向に所定
の角度(θ)で傾斜しており、また、(b)図に示すと
おり、水平面内でも左右に一定の角度(φ)で交差して
いる。ロール間隔および交差角αの調整は、クレードル
53内に支持されたロールチョック54をロール開閉調
整用スクリュー55で駆動して行う。傾斜角θの調整
は、クレードル53を下部より回転して行う。従来、水
平面内のミル芯Oaとロール軸芯51、52との位置関
係は、ロール開閉調整用スクリュー55先端からミル芯
Oaまでの距離(La〜Ld)を測定し、ミル芯Oaから
ロール56、57表面までの距離は、図面通りであると
いう仮定の元に測定し調整してきた。また、垂直面内に
おいては、クレードル53の頂点とミル芯Oaとの距離
(Le)を光学式レベル計を用いて測定し、同様に図面
寸法と比較して調整してきた。
【0003】したがって、ロールがミル芯に対してどの
ような位置にあるかは、間接的にしか測定できず、被穿
孔材が実際に接触する部位とプラグの位置関係は実際ど
の位置にあるのか確認できない。このため、上記従来方
法では、ロールとプラグとの相対位置のずれによる偏芯
に起因する偏肉の発生があっても、必要修正量を測定で
きず、間接的に計算するしか方法がなかった。このよう
な穿孔圧延機におけるロール軸芯の調整は、通常3ケ月
毎に実施され、要求芯出し精度は±1mm程度であっ
た。
【0004】上記圧延機における芯出し方法としては、
第一スタンドの入側に近接してレーザ照射部を、また最
終スタンドの出側に近接して前記レーザ照射部の発射ビ
ームを受信するビーム検出器を設け、各一対のロールの
カリバーによって形成されたほぼ円形の空間にそれぞれ
該空間の中心と一致する中心部を有する治具を着脱自在
に取付け、前記レーザ照射部から第一スタンドの側壁と
垂直にレーザビームを発射し、各治具の中心部がレーザ
ビームのセンターと一致するように各一対のロールを軸
方向に修正する方法(特公昭60−7563号公報)、
レーザビームの通る孔を備え、圧延ロールに装着可能な
テンプレートを包含し、前記孔の軸線が前記ロールによ
って形成されるパスの軸線に一致し、パスの軸線に対す
るレーザビームの片寄りを決定する装置を備え、テンプ
レートが管を備えさらに弾性材料で載頭円錐形またはピ
ラミッド状に作った2個のエレメントを備え、かつ該エ
レメントがそれらの小面積端部を互いに対面させて前記
管に沿って軸線方向に移動できるように該管に取付けら
れている装置(特開昭64−5614号公報)、中心に
基準ターゲットを有し、マンドレルミルの各スタンドの
圧延ロール間に挟持された鼓型状の治具ロールと、前記
基準ターゲットの中心位置を測定する光学式読取装置か
らなる装置(実開平3−68901号公報)、多段鋼管
圧延機の圧延ロールの鋼管搬送方向入側から出側に向け
て平行光線を照射する光源と、該平行光源を前記圧延ロ
ールの鋼管搬送方向出側で受光する受光器と、該受光器
の受光結果に基づき得られた前記圧延ロールの位置によ
り芯出し位置を求めて表示する演算表示装置とを備えた
装置(実開平4−33401号公報)等の提案が行われ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記特公昭60−75
63号公報、特開昭64−5614号公報および実開平
3−68901号公報に開示の技術は、いずれもロール
間に治具を装入するもので、ロールに接触させた治具の
中心と、通過するレーザビームの位置関係からロール軸
芯測定を行うものである。しかし、穿孔圧延機において
は、ロール軸が水平面内で所定角度で交差しており、垂
直面内で互いに反対方向に傾斜している。しかも、穿孔
圧延機では、コーン型またはバレル型のロールが使用さ
れており、ロール間に治具を正確に挟持させることは極
めて困難で、芯出しの精度を確保することは不可能であ
る。また、実開平4−33401号公報に開示の装置
は、ロールの投影によりロール間の芯を測定するもの
で、ロールの最凸部の位置関係しか判定できないため、
穿孔圧延機のロール軸の傾斜を測定することができな
い。
【0006】この発明の目的は、ロール軸が互いに交差
および傾斜している穿孔圧延機のロール形状を三次元で
測定することによって、ロール軸芯がミル芯を基準にし
てどの位置にあるかを測定できる芯出し測定装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく種々試験検討を重ねた。その結果、ミル芯
となるレーザ発光装置を穿孔圧延機の入側または出側に
設置し、ロール間にレーザ受光装置と非接触変位計と2
方向のリニアエンコーダからなる三次元測定装置を配置
し、ロール形状を三次元で測定することによって、ロー
ル軸がミル芯を基準にしてどの位置にあるかを演算によ
り求められるとの結論に至り、この発明に到達した。
【0008】すなわちこの発明は、穿孔圧延機のロール
のミル芯に対する位置を計測する穿孔圧延機の芯出し計
測装置であって、穿孔圧延機の入側または出側に設置し
たミル芯にほぼ一致するレーザ発光装置と、穿孔圧延機
のロール間に設置したレーザ光線を受光するセンサーヘ
ッド、ロール間距離を非接触で測定できる非接触変位
計、ミル芯方向および鉛直方向に移動する非接触変位計
の移動量を測定するリニアエンコーダとからなる三次元
測定装置と、該三次元測定装置で測定されたレーザ光線
の中心座標、非接触変位計で計測したロールまでの距
離、リニアエンコーダで測定した非接触変位計のミル芯
方向および鉛直方向への移動量に基づき、水平方向のミ
ル芯とロールの芯ずれ量および交差角の角度ずれ量、垂
直方向のミル芯とロールの芯ずれ量および傾斜角の角度
ずれ量を演算表示する演算表示装置とからなる。
【0009】
【作用】この発明は、穿孔圧延機の入側または出側にミ
ル芯にほぼ一致するレーザ発光装置を設置し、穿孔圧延
機のロール間に前記レーザ光線を受光するセンサーヘッ
ド、ロールとの距離を非接触で測定できる非接触変位
計、ミル芯方向および鉛直方向に移動する非接触変位計
の移動量を測定するリニアエンコーダとからなる三次元
測定装置を設置したから、三次元測定装置の芯とレーザ
ビームのパス芯とのずれを測定することによって、三次
元測定装置芯のレーザビームのパス芯に対するずれ量が
測定できる。
【0010】この発明におけるレーザ発光装置は、ミル
芯の基準とするべく、ミル芯にほぼ一致するようにミル
の入側あるいは出側に設置する。また、レーザ発光装置
は、ミル芯と同一方向をZ軸、ミル芯に直角な水平方向
をX軸、ミル芯に直角な鉛直方向をY軸とすれば、X
軸、Y軸方向に移動可能で、また、X軸、Y軸各々の軸
まわりに回転可能となっており、ミル芯とほぼ一致させ
るよう照射方向を調節可能に設ける。しかしながら、レ
ーザビームとミル芯とは、一致させることは困難である
ので、予めミル芯との相対位置のわかっているレーザビ
ーム受光装置を、レーザ発光装置がミル入側にあるとす
れば出側に設置し、レーザビームとミル芯との誤差を計
測することにより、Z軸(パス方向)任意位置でのミル
芯とレーザビームの誤差を判定することができる。
【0011】例えば、図11に示すとおり、Z方向任意
位置αでのミル芯OaとレーザビームLbとの誤差量
は、図11(a)図、(b)図に示すとおり、予めレー
ザ発光装置41との相対位置の判明している受光装置4
2、43を用いて、次のように計算できる。誤差値(X
α、Yα)は、 Xα=(X2−X1)/(L2−L1)×(α−L1)+X1 Yα=(Y2−Y1)/(L2−L1)×(α−L1)+Y1
【0012】この発明における三次元測定装置は、穿孔
ロール断面を測定すると共に、ミル芯との位置関係を測
定するもので、通常は穿孔ロール間の下部ガイドシュー
が設置される架台上に、三次元測定装置の持つ座標を
X’軸、Y’軸、Z’軸とすれば、前記ミル芯の座標X
軸、Y軸、Z軸とX’軸、Y’軸、Z’軸が概ね一致す
るように取付けられる。ただし、三次元測定装置は、
Z’軸回りの回転を固定するため、X’軸方向が水平に
なるよう水準器をX’軸方向に取付けて配置する。そし
てロールのZ’軸方向複数位置で、Y’軸方向に非接触
変位計を走査させて連続したロール断面曲線を得る。し
たがって、ロール表面までのX’軸方向の距離を測定す
る非接触変位計は、Y’軸方向、Z’軸方向にスライド
可能で、その移動した距離は、それぞれリニアエンコー
ダにより測定される。また、ミル芯の基準となるレーザ
光線を受光する受光装置は、拡散板とCCDカメラまた
は半導***置検出装置(Position Sensi
tive Device 以下PSDという)から構成
される。レーザビームは、拡散板とCCDカメラ使用の
場合、拡散板に当たって拡散板上にレーザビームによる
スポットを形成し、PSD使用の場合は、PSDの受光
面にレーザビームによるスポットを形成する。このスポ
ットは、本装置では数mm程度の円形となるが、CCD
カメラまたはPSDで捉えた影像から画像処理装置を用
いてレーザスポットの中心座標を求めることができる。
【0013】演算表示装置は、非接触変位計により測定
された複数位置でのロール断面と各断面位置のレーザ光
線の座標からミル芯の位置を演算する。ただし、X’−
Y’面の座標原点を三次元測定装置芯とし、ミル芯の座
標を求める。この時ロール断面に垂線をおろし、ロール
最先端との接点の座標を求める。次に演算表示装置は、
三次元測定装置芯とミル芯との軸ずれの補正を行う。三
次元測定装置芯とミル芯との軸ずれの補正は、X’−
Z’平面投影図とY’−Z’平面投影図からZ’の原点
を三次元測定装置を設置する時の基準点におく。そして
各点の座標(X’、Y’、Z’)をミル芯の座標系
(X、Y、Z)に補正する。次に補正された座標からX
−Z面投影図、Y−Z面投影図を描き、X−Z投影面内
のそれぞれの点を通る直線を引いて作図し、ミル芯Oa
と比較することにより、ロールのX軸、すなわち水平方
向の芯ずれ量、交差角の角度ずれ量が表示され、ロール
開閉調整用スクリューによりロールチョックを調整する
ことによって芯出しを行う。また、Y−Z投影面内で
は、それぞれの点を通る直線を引き、ミル芯と比較する
ことにより、ロールの垂直方向の芯ずれ量、傾斜角のず
れ量が表示され、ライナー等の調整により芯出しを行
う。
【0014】
【実施例】以下にこの発明の詳細を実施の一例を示す図
1ないし図10に基づいて説明する。図1はレーザ発光
装置の設置位置を示す平面図、図2は三次元測定装置の
切欠き斜視図、図3は三次元測定装置の取付け状態を示
すもので、(a)図は平面図、(b)図は側面図、図4
は三次元測定装置の取付け部の拡大側面、図5は三次元
測定装置と演算表示装置との接続状況を示す概念図であ
る。図1ないし5において、1は穿孔圧延機のロール、
2はロール1をスピンドル3を介して駆動する減速機
で、図示しない電動機と接続されている。4はロール1
の出側テーブルに設けられたバーステディアで、3個の
ロールがリンク機構で開閉するバーステディアが複数、
たとえばNo.1〜No.8まで設けられている。5は
減速機2の中心に設置した出力1mWのHe−Neレー
ザ発光装置で、レーザスポット中心がミル芯Oaとほぼ
一致するよう、X軸方向、Y軸方向に角度調整して固定
されている。6はロール1、1間に設置した三次元測定
装置で、下部ガイドシューを取り外した下部架台7上に
X軸方向水平の水準器8により水平に配置する。三次元
測定装置6は、受光装置としてレーザ光線の拡散板9と
CCDカメラ10を使用する。拡散板9は、非接触変位
計11の測定部と同一X−Y面内になるように設置さ
れ、レーザ光線の軌跡をCCDカメラ10で撮影し、レ
ーザスポットの中心を座標値として読み取る座標読み取
り装置12を介して座標値が演算表示装置13に読み込
み記憶される。上記三次元測定装置6のCCDカメラ1
0は、三次元測定装置6の基準軸回りに回転できるよ
う、管14内に回転自在に設置され、CCDカメラ10
の回転角度は、角度検出器15で検出され、演算表示装
置13に入力される。
【0015】また、三次元測定装置6の非接触変位計1
1は、三次元測定装置6の基準軸と平行なZ’軸方向
に、基準軸に対して垂直なY’軸方向にスライド可能
で、Z’軸方向、Y’軸方向の基準位置に対する移動距
離は、リニアエンコーダ16、17によりそれぞれ測定
され、演算表示装置13に入力される。さらに非接触変
位計11は、三次元測定装置6の基準軸と水平なX’軸
方向のロール1、1表面との距離を測定し、演算表示装
置13に入力するよう構成されている。したがって、ロ
ール1、1表面のY’軸方向任意位置の基準軸との距離
を計測できる。演算表示装置13は、座標読み取り装置
12から入力されるレーザスポットの座標値と、非接触
変位計11から入力されるZ’軸方向複数位置での三次
元測定装置6の基準軸とロール1、1表面の距離と、リ
ニアエンコーダ16、17から入力されるZ’軸方向、
Y’軸方向の基準位置に対する移動距離に基づき、ロー
ル1、1のX’−Z’投影面およびY’−Z’投影面を
求め、ミル芯と比較してロール1、1のX軸方向の芯ず
れ量および交差角の角度ずれ量を演算表示すると共に、
ロール1、1のY軸方向の芯ずれ量および傾斜角の角度
ずれ量を演算表示するよう構成する。
【0016】上記のとおり構成したことにより、ロール
1、1の芯とミル芯Oaとのずれを測定する場合は、ロ
ール1、1間の下部ガイドシューを取り外した下部架台
7上に三次元測定装置6を設置し、レーザ発光装置5か
らレーザ光線を穿孔圧延機の出側に向けて照射する。そ
して三次元測定装置6の拡散板9に写るレーザスポット
をCCDカメラ10で撮影し、レーザスポットの中心位
置を座標読み取り装置12により読み取り、演算表示装
置13に記憶させる。ついでCCDカメラ10を角度検
出器15で角度検出しながら回転させる。するとレーザ
スポットの座標位置は、図6に示すとおり、三次元測定
装置6の軸芯、すなわちZ’軸を中心に円を描くから、
Z’軸の座標を読み取れば、レーザスポットとZ’軸と
の位置関係が明らかになる。したがって、予めZ座標が
明らかなにされているから、レーザスポットとミル芯の
関係からミル芯とZ’軸との位置関係を演算することが
できる。
【0017】穿孔圧延機のロール1、1は、図7に示す
とおり、二つの円錐を重ねたようなコーン型、または二
つの円錐を重ねた形であるが図7のように末広でなく、
ビア樽のように真中が膨らんでいるバレル型が使用され
ている。ロール間隔は、X軸−Y軸面内で被穿孔材入側
からゴージ18位置まで広がって狭まっていき、ゴージ
位置から逆に出側に向かって広がっている。そこでゴー
ジ18より入側では、図7に示すとおり、A−A、B−
Bの2断面、ゴージ18より出側では、C−C、D−D
の2断面の計4断面を非接触変位計11で計測すると共
に、A位置を基準にして非接触変位計11のB〜D位置
のY’軸、Z’軸方向への移動距離をリニアエンコーダ
16、17で測定し、演算表示装置13に入力する。
【0018】演算表示装置13は、図8(a)図に示す
とおり、A−A断面でのレーザスポットの座標からミル
芯Oaの位置を演算し、X’−Y’面の座標原点を三次
元測定装置6の芯Oとしてミル芯Oaの座標を求める。
このとき計測したロール断面に垂線をおろし、先端との
接点a1、a2の座標を求める。同様に図8(b)図〜
(d)図に示すとおり、演算表示装置13は、Ob、b
1、b2、Oc、c1、c2、Od、d1、d2の各座
標を求める。つぎに演算表示装置13は、三次元測定装
置6芯Oとミル芯Oaの芯ずれの補正を行う。三次元測
定装置芯Oとミル芯Oaとの軸ずれの補正は、図9
(a)図に示すX’−Z’平面投影図と、(b)図に示
すY’−Z’平面投影図を図に示し、Z’の原点を三次
元測定装置6を設置する時の基準点Pにおく。そして各
点の座標(X’、Y’、Z’)を下記式により新しいミ
ル芯の座標系(X、Y、Z)に補正する。 X=cosθX’+sinθZ’+α Y=cosψY’+sinψZ’+β Z=−sinθX’−sinψY’+cosθ・cos
ψZ’
【0019】次に演算表示装置13は、補正された座標
からX−Z面投影図、Y−Z面投影図を描き、図10
(a)図に示すX−Z投影面内のa1−b1−c1−d1
2−b2−c2−d2を通る直線を引いて作図する。そし
てミル芯Oaと比較することにより、ロール1、1のX
軸、すなわち水平方向の芯ずれ量、交差角θの角度ずれ
量が表示され、ロール開閉調整用スクリューによりロー
ルチョックを調整することによって芯出しを行う。ま
た、図10(b)図に示すY−Z投影面内では、a1
1−c1−d1、a2−b2−c2−d2を通る直線を引
き、ミル芯Oaと比較することにより、ロール1、1の
Y軸すなわち垂直方向の芯ずれ量、傾斜角ψのずれ量が
表示され、ライナー等の調整により芯出しを行う。
【0020】
【発明の効果】以上述べたとおり、この発明装置によれ
ば、穿孔圧延機のロールのミル芯に対する水平方向の芯
ずれ量、交差角の角度ずれ量ならびに垂直方向の芯ずれ
量、傾斜角のずれ量を正確に測定するこどができ、これ
に基づいてロール位置を修正すれば、製品の肉厚寸法精
度を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ発光装置の設置位置を示す平面図であ
る。
【図2】三次元測定装置の切欠き斜視図である。
【図3】三次元測定装置の取付け状態を示すもので、
(a)図は平面図、(b)図は側面図である。
【図4】三次元測定装置の取付け部の拡大側面である。
【図5】三次元測定装置と演算表示装置との接続状況を
示す概念図である。
【図6】CCDカメラを回転させた場合のレーザビーム
のスポットの軌跡を示す説明図である。
【図7】Z軸方向の複数位置でのロール表面間の距離の
測定位置を示すもので、(a)図はX軸方向、(b)図
はY軸方向の説明図である。
【図8】Z軸方向の複数位置でのロール表面間の距離の
測定結果に基づくロール断面図で、(a)図はA−A断
面図、(b)図はB−B断面、(c)図はC−C断面、
(d)図はD−D断面を示す。
【図9】三次元測定装置芯とミル芯との軸ずれの補正を
行うための説明図で、(a)図はX’Z’平面投影図、
(b)図はY’Z’平面投影図である。
【図10】補正された座標によるロールの投影図を示す
もので、(a)図はX−Z面投影図、(b)図はY−Z
面投影図である。
【図11】ミル芯とレーザビームの任意位置での誤差量
の算出説明図で、(a)図は水平(X軸)方向、(b)
図は垂直(Y軸)方向を示す。
【図12】穿孔圧延機のロール配置を示すもので、
(a)図は側面図、(b)図は平面図である。
【符号の説明】
1 ロール 2 スピンドル 3 減速機 4 バーステディア 5、41 レーザ発光装置 6 三次元測定装置 7 下部架台 8 水準器 9 拡散板 10 CCDカメラ 11 非接触変位計 12 座標読み取り装置 13 演算表示装置 14 管 15 角度検出器 16、17 リニアエンコーダ 42、43 受光装置 51、52 ロール軸芯 53 クレードル 54 ロールチョック 55 ロール開閉調整用スクリュー Oa ミル芯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穿孔圧延機のロールのミル芯に対する位
    置を計測する穿孔圧延機の芯出し計測装置において、穿
    孔圧延機の入側または出側に設置したミル芯にほぼ一致
    するレーザ発光装置と、該レーザ光線を受光するセンサ
    ーヘッド、ロール間距離を非接触で測定できる非接触変
    位計、ミル芯方向および鉛直方向に移動する非接触変位
    計の移動量を測定するリニアエンコーダとからなる三次
    元測定装置と、該三次元測定装置で測定されたレーザ光
    線の中心座標、非接触変位計で計測したロールまでの距
    離、リニアエンコーダで測定した非接触変位計のミル芯
    方向および鉛直方向への移動量に基づき、水平方向のミ
    ル芯とロールの芯ずれ量および交差角の角度ずれ量、垂
    直方向のミル芯とロールの芯ずれ量および傾斜角の角度
    ずれ量を演算表示する演算表示装置とからなる穿孔圧延
    機の芯出し測定装置。
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