JPH06142581A - 粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置 - Google Patents
粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置Info
- Publication number
- JPH06142581A JPH06142581A JP29973292A JP29973292A JPH06142581A JP H06142581 A JPH06142581 A JP H06142581A JP 29973292 A JP29973292 A JP 29973292A JP 29973292 A JP29973292 A JP 29973292A JP H06142581 A JPH06142581 A JP H06142581A
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- Japan
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- roll
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 原反の無駄を最小限に止めるために、原反の
端縁の位置に対応させて粘着剤の塗工幅を自在に変化さ
せられる粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置を提供す
る。 【構成】 原反ロールから順次引き出される原反Ｓが接
触するようにロール２を設け、これに近接して堰５を設
ける。堰５とロール２との間に粘着剤Ｇを貯溜して、ロ
ール２に粘着剤Ｇを塗布する。このロール２上の粘着剤
Ｇを原反Ｓに転写して粘着テープ、シートにする。堰５
に、その幅を定める移動自在の両側壁７，８を設け、こ
れにオイルシリンダ９，１０を結合する。原反の両側に
その端縁の位置を検知するセンサ１６を設け、このセン
サ１６からの位置情報信号を受け、これに対応して堰の
幅を定めるべくオイルシリンダ９，１０を制御する制御
装置１７を設ける。
端縁の位置に対応させて粘着剤の塗工幅を自在に変化さ
せられる粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置を提供す
る。 【構成】 原反ロールから順次引き出される原反Ｓが接
触するようにロール２を設け、これに近接して堰５を設
ける。堰５とロール２との間に粘着剤Ｇを貯溜して、ロ
ール２に粘着剤Ｇを塗布する。このロール２上の粘着剤
Ｇを原反Ｓに転写して粘着テープ、シートにする。堰５
に、その幅を定める移動自在の両側壁７，８を設け、こ
れにオイルシリンダ９，１０を結合する。原反の両側に
その端縁の位置を検知するセンサ１６を設け、このセン
サ１６からの位置情報信号を受け、これに対応して堰の
幅を定めるべくオイルシリンダ９，１０を制御する制御
装置１７を設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粘着テープ、シートの
原反に粘着剤を塗布するための装置に関するものであ
る。
原反に粘着剤を塗布するための装置に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の粘着剤塗布装置においては、粘着
剤を担持したロールに、原反ロールから順次引き出され
る粘着テープ、シートの原反を圧接させ、原反に粘着剤
を転写する方式が取られている。この場合、ロールに近
接して、所定幅の堰を設け、この堰の内側のロールとの
間に粘着剤を貯溜してロールに粘着剤を塗布している。
堰の幅は、原反の幅に対応して固定的に設定される。
剤を担持したロールに、原反ロールから順次引き出され
る粘着テープ、シートの原反を圧接させ、原反に粘着剤
を転写する方式が取られている。この場合、ロールに近
接して、所定幅の堰を設け、この堰の内側のロールとの
間に粘着剤を貯溜してロールに粘着剤を塗布している。
堰の幅は、原反の幅に対応して固定的に設定される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】粘着テープ、シートの
原反Ｓが、ＰＶＣ製のものは、製造工程においてセンタ
ー巻き又は表面巻きされて、図７に示すようにロール状
に形成される。この場合、巻き取りを高速で行うことに
起因し、巻き取り時の張力の変化により、巻き始め付近
と巻き終わり付近とでは原反Ｓの幅Ｗが異なってくる。
原反Ｓが、ＰＶＣ製のものは、製造工程においてセンタ
ー巻き又は表面巻きされて、図７に示すようにロール状
に形成される。この場合、巻き取りを高速で行うことに
起因し、巻き取り時の張力の変化により、巻き始め付近
と巻き終わり付近とでは原反Ｓの幅Ｗが異なってくる。
【０００４】すなわち、原反Ｓの製造は、図８に示すよ
うに、巻き始めは、径の大きいものから一気に紙芯の小
さい径になるため、張力が上がり、巻取幅は減少する
（）。しかし、制御が働いて張力が一定になると、幅
は安定する（）。径が太くなるにつれ巻取機側のトル
クを上げて行くために徐々に張力は上昇し、それに伴い
シートが縮小していく（）。
うに、巻き始めは、径の大きいものから一気に紙芯の小
さい径になるため、張力が上がり、巻取幅は減少する
（）。しかし、制御が働いて張力が一定になると、幅
は安定する（）。径が太くなるにつれ巻取機側のトル
クを上げて行くために徐々に張力は上昇し、それに伴い
シートが縮小していく（）。
【０００５】このように、巻き始め付近と巻き終わり付
近とでは原反の幅が異なっているのに対し、この原反で
粘着テープ、シートを製造する場合における、粘着剤の
塗工幅は一定であるため、縁に粘着剤の塗布されていな
い部分（耳）が過大に生じ、無駄が発生するという問題
点がある。従って、本発明は、無駄を最小限に止めるた
めに、原反の端縁の位置に対応させて粘着剤の塗工幅を
自在に変化させることができる粘着テープ、シートの粘
着剤塗布装置を提供することを課題としている。
近とでは原反の幅が異なっているのに対し、この原反で
粘着テープ、シートを製造する場合における、粘着剤の
塗工幅は一定であるため、縁に粘着剤の塗布されていな
い部分（耳）が過大に生じ、無駄が発生するという問題
点がある。従って、本発明は、無駄を最小限に止めるた
めに、原反の端縁の位置に対応させて粘着剤の塗工幅を
自在に変化させることができる粘着テープ、シートの粘
着剤塗布装置を提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明においては、上記
課題を解決するため、原反ロールから順次引き出される
粘着テープ、シートの原反が接触するようにロールを設
け、このロールに近接して、所定幅の堰を設け、この堰
の内側のロールとの間に粘着剤を貯溜して、ロールに粘
着剤を塗布し、さらにこのロール上の粘着剤を原反に転
写するようにした粘着剤塗布装置において、堰の幅を定
める移動自在の両側壁を設けると共に、この両側壁を移
動させる移動手段と、原反の両側に位置してその端縁の
位置を検知するセンサと、このセンサからの位置情報信
号を受け、これに対応して堰の幅を定めるべく移動手段
を制御する制御装置とを設けた。
課題を解決するため、原反ロールから順次引き出される
粘着テープ、シートの原反が接触するようにロールを設
け、このロールに近接して、所定幅の堰を設け、この堰
の内側のロールとの間に粘着剤を貯溜して、ロールに粘
着剤を塗布し、さらにこのロール上の粘着剤を原反に転
写するようにした粘着剤塗布装置において、堰の幅を定
める移動自在の両側壁を設けると共に、この両側壁を移
動させる移動手段と、原反の両側に位置してその端縁の
位置を検知するセンサと、このセンサからの位置情報信
号を受け、これに対応して堰の幅を定めるべく移動手段
を制御する制御装置とを設けた。
【０００７】さらに具体的一例として、位置センサを、
原反の両側の端縁を夫々挟むように設置された各一対の
光電管から構成し、移動手段を、一対のオイルシリンダ
から構成し、制御装置は、一対の光電管の一方がオン、
他方がオフ状態において側壁を定常位置に置き、両光電
管がオン又はオフ状態において側壁を所定距離だけ原反
の内方又は外方に移動させるべくオイルシリンダへの送
油を制御するように構成した。
原反の両側の端縁を夫々挟むように設置された各一対の
光電管から構成し、移動手段を、一対のオイルシリンダ
から構成し、制御装置は、一対の光電管の一方がオン、
他方がオフ状態において側壁を定常位置に置き、両光電
管がオン又はオフ状態において側壁を所定距離だけ原反
の内方又は外方に移動させるべくオイルシリンダへの送
油を制御するように構成した。
【０００８】
【作用】本発明の粘着剤塗布装置においては、堰の内側
に貯溜された粘着剤が、ロールに付着し、さらにこのロ
ールに圧接された原反の表面に粘着剤が転写される。粘
着剤の塗工幅は、堰の両側壁の位置により決定される。
しかして、原反の幅が変化すると、これをセンサが検知
してその位置情報信号を制御装置に送り、制御装置は、
その信号に応じて移動手段を制御し、堰の側壁を所定距
離だけ原反の内方又は外方に移動させ、原反の幅の変化
に対応する。従って、原反の縁に過大な粘着剤の塗布さ
れていない部分（耳）が生じることはない。
に貯溜された粘着剤が、ロールに付着し、さらにこのロ
ールに圧接された原反の表面に粘着剤が転写される。粘
着剤の塗工幅は、堰の両側壁の位置により決定される。
しかして、原反の幅が変化すると、これをセンサが検知
してその位置情報信号を制御装置に送り、制御装置は、
その信号に応じて移動手段を制御し、堰の側壁を所定距
離だけ原反の内方又は外方に移動させ、原反の幅の変化
に対応する。従って、原反の縁に過大な粘着剤の塗布さ
れていない部分（耳）が生じることはない。
【０００９】具体的一例では、原反の縁が一対の光電管
から成る位置センサの中間に位置して、一方がオン、他
方がオフ状態の不感帯範囲内にあるとき、オイルシリン
ダは動作せず、堰の側壁は定常位置に置かれる。原反の
幅の変化により、原反が光電管の双方から外れ、或いは
双方にかかって、両光電管が同時にオン又はオフ状態に
なると、移動手段であるオイルシリンダへの送油が制御
され、何れか一方或いは双方のオイルシリンダが動作
し、堰の側壁をしかるべき方向へ移動させ、粘着剤の塗
工幅を原反の幅の変化に追従させる。
から成る位置センサの中間に位置して、一方がオン、他
方がオフ状態の不感帯範囲内にあるとき、オイルシリン
ダは動作せず、堰の側壁は定常位置に置かれる。原反の
幅の変化により、原反が光電管の双方から外れ、或いは
双方にかかって、両光電管が同時にオン又はオフ状態に
なると、移動手段であるオイルシリンダへの送油が制御
され、何れか一方或いは双方のオイルシリンダが動作
し、堰の側壁をしかるべき方向へ移動させ、粘着剤の塗
工幅を原反の幅の変化に追従させる。
【００１０】
【実施例】図面を参照して本発明の一実施例を説明す
る。図１は本発明に係る粘着剤塗布装置の正面図、図２
は本発明に係る粘着剤塗布装置の側面図、図３はセンサ
設置部における原反の平面図、図４はセンサの拡大平面
図、図５は機器系統図、図６は制御のフロー図である。
る。図１は本発明に係る粘着剤塗布装置の正面図、図２
は本発明に係る粘着剤塗布装置の側面図、図３はセンサ
設置部における原反の平面図、図４はセンサの拡大平面
図、図５は機器系統図、図６は制御のフロー図である。
【００１１】図２に示すように、コーティングロール
２、メタリングロール３、バックアップロール４の３つ
のロールが、夫々矢印方向に同時に回転するように設け
られている。原反Ｓは、コーティングロール２とバック
アップロール４とに挾まれ、その間を通過して、順次図
示しないロールから引き出される。コーティングロール
２に近接して粘着剤Ｇを貯溜するための堰５が設けられ
ている。堰５は、一辺がコーティングロール２に接触し
てその軸線方向に延長する堰板６と、その両側から粘着
剤Ｇがこぼれ出るのを阻止し、従って、コーティングロ
ール２に対する粘着剤Ｇの塗布幅を決定する両側壁７，
８とから成る。側壁７，８は、ロール２の軸線方向に移
動可能である。堰５の内側のロール２との間に粘着剤Ｇ
を貯溜して、ロール２に塗布する。
２、メタリングロール３、バックアップロール４の３つ
のロールが、夫々矢印方向に同時に回転するように設け
られている。原反Ｓは、コーティングロール２とバック
アップロール４とに挾まれ、その間を通過して、順次図
示しないロールから引き出される。コーティングロール
２に近接して粘着剤Ｇを貯溜するための堰５が設けられ
ている。堰５は、一辺がコーティングロール２に接触し
てその軸線方向に延長する堰板６と、その両側から粘着
剤Ｇがこぼれ出るのを阻止し、従って、コーティングロ
ール２に対する粘着剤Ｇの塗布幅を決定する両側壁７，
８とから成る。側壁７，８は、ロール２の軸線方向に移
動可能である。堰５の内側のロール２との間に粘着剤Ｇ
を貯溜して、ロール２に塗布する。
【００１２】側壁７，８の外側には、それの移動手段で
あるオイルシリンダ９，１０が固定されており、それの
ロッド１１，１２が側壁７，８に結合されている。従っ
て、側壁７，８は、オイルシリンダ９，１０のロッド１
１，１２の出入りにより軸線方向に移動することができ
る。オイルシリンダ９，１０は、図５に示すように、エ
アパイロット切替弁１３を介して油圧ユニット１４接続
され、エアパイロット切替弁１４は電磁弁１５によりコ
ントロールされる。
あるオイルシリンダ９，１０が固定されており、それの
ロッド１１，１２が側壁７，８に結合されている。従っ
て、側壁７，８は、オイルシリンダ９，１０のロッド１
１，１２の出入りにより軸線方向に移動することができ
る。オイルシリンダ９，１０は、図５に示すように、エ
アパイロット切替弁１３を介して油圧ユニット１４接続
され、エアパイロット切替弁１４は電磁弁１５によりコ
ントロールされる。
【００１３】図３，４に示すように、原反Ｓの両側に位
置して、その端縁の位置を検知するセンサ１６が設けら
れている。位置センサ１６は、原反Ｓの両側の端縁Ｓ
ａ，Ｓｂを挟むように設置された一対の光電管Ａ，Ｂか
ら構成されている。図５に示すように、位置センサ１６
からの位置情報信号は、制御装置１７に送られる。制御
装置１７は、一対の光電管Ａ，Ｂの一方がオン、他方が
オフ状態において側壁７，８を初期の定常位置に置き、
両光電管Ａ，Ｂがオン又はオフ状態において側壁７，８
を所定距離だけ原反Ｓの内方又は外方に移動させるよう
制御する。即ち、制御装置１７は電磁弁１２を動作さ
せ、電磁弁１２の動作で、エアパイロット切替弁１０が
切り替わり、油圧ユニット１１から何れかのオイルシリ
ンダ９，１０へ送油され、ロッド１１，１２が出入りし
て側壁７，８を移動させる。なお、通常図１に示すよう
に、原反Ｓの両側縁には、粘着剤Ｇが塗布されない部
分、即ち耳Ｅが形成され、それらの間の幅Ｗ１にわたっ
て粘着剤Ｇが塗布される。
置して、その端縁の位置を検知するセンサ１６が設けら
れている。位置センサ１６は、原反Ｓの両側の端縁Ｓ
ａ，Ｓｂを挟むように設置された一対の光電管Ａ，Ｂか
ら構成されている。図５に示すように、位置センサ１６
からの位置情報信号は、制御装置１７に送られる。制御
装置１７は、一対の光電管Ａ，Ｂの一方がオン、他方が
オフ状態において側壁７，８を初期の定常位置に置き、
両光電管Ａ，Ｂがオン又はオフ状態において側壁７，８
を所定距離だけ原反Ｓの内方又は外方に移動させるよう
制御する。即ち、制御装置１７は電磁弁１２を動作さ
せ、電磁弁１２の動作で、エアパイロット切替弁１０が
切り替わり、油圧ユニット１１から何れかのオイルシリ
ンダ９，１０へ送油され、ロッド１１，１２が出入りし
て側壁７，８を移動させる。なお、通常図１に示すよう
に、原反Ｓの両側縁には、粘着剤Ｇが塗布されない部
分、即ち耳Ｅが形成され、それらの間の幅Ｗ１にわたっ
て粘着剤Ｇが塗布される。
【００１４】しかして、図４に示すように、原反Ｓの縁
Ｓａが一対の光電管Ａ，Ｂの中間に位置して、Ａがオ
ン、Ｂがオフ状態の不感帯Ｃの範囲内にあるとき、オイ
ルシリンダ９は動作せず、堰５の側壁７は定常位置に置
かれる。原反Ｓの幅の変化により、原反Ｓが光電管Ａ，
Ｂの双方から外れてＡ，Ｂオン、或いは原反Ｓが双方に
かかって、Ａ，Ｂオフの状態になると、移動手段である
オイルシリンダ９への送油が制御され、ロッド１１が出
入りして堰５の側壁７をしかるべき方向へ移動させ、粘
着剤の塗工幅Ｗ１又は耳Ｅの幅を変化させて原反の幅の
変化に追従させる。原反Ｓの他方の縁Ｓｂの側について
も同様に制御する。この間の流れを図６に示した。
Ｓａが一対の光電管Ａ，Ｂの中間に位置して、Ａがオ
ン、Ｂがオフ状態の不感帯Ｃの範囲内にあるとき、オイ
ルシリンダ９は動作せず、堰５の側壁７は定常位置に置
かれる。原反Ｓの幅の変化により、原反Ｓが光電管Ａ，
Ｂの双方から外れてＡ，Ｂオン、或いは原反Ｓが双方に
かかって、Ａ，Ｂオフの状態になると、移動手段である
オイルシリンダ９への送油が制御され、ロッド１１が出
入りして堰５の側壁７をしかるべき方向へ移動させ、粘
着剤の塗工幅Ｗ１又は耳Ｅの幅を変化させて原反の幅の
変化に追従させる。原反Ｓの他方の縁Ｓｂの側について
も同様に制御する。この間の流れを図６に示した。
【００１５】なお、当然のことではあるが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲でなされる各種の設計変更等も本発明の範
囲に含まれる。例えば、側壁の移動手段はオイルシリン
ダに限らず、ボールねじ式のもの、その他各種のものを
適用することができるし、位置センサも光電管式のもの
に限らない。
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲でなされる各種の設計変更等も本発明の範
囲に含まれる。例えば、側壁の移動手段はオイルシリン
ダに限らず、ボールねじ式のもの、その他各種のものを
適用することができるし、位置センサも光電管式のもの
に限らない。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、原反
ロールから順次引き出される粘着テープ、シートの原反
が接触するようにロールを設け、このロールに近接し
て、所定幅の堰を設け、この堰の内側のロールとの間に
粘着剤を貯溜して、ロールに粘着剤を塗布し、さらにこ
のロール上の粘着剤を原反に転写するようにした粘着剤
塗布装置において、堰の幅を定める移動自在の両側壁を
設けると共に、この両側壁を移動させる移動手段と、原
反の両側に位置してその端縁の位置を検知するセンサ
と、このセンサからの位置情報信号を受け、これに対応
して堰の幅を定めるべく移動手段を制御する制御装置と
を設けて粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置を構成し
たため、原反の端縁の位置に対応させて粘着剤の塗工幅
を自在に変化させることができる結果、原反の無駄を最
小限に止めることができる。
ロールから順次引き出される粘着テープ、シートの原反
が接触するようにロールを設け、このロールに近接し
て、所定幅の堰を設け、この堰の内側のロールとの間に
粘着剤を貯溜して、ロールに粘着剤を塗布し、さらにこ
のロール上の粘着剤を原反に転写するようにした粘着剤
塗布装置において、堰の幅を定める移動自在の両側壁を
設けると共に、この両側壁を移動させる移動手段と、原
反の両側に位置してその端縁の位置を検知するセンサ
と、このセンサからの位置情報信号を受け、これに対応
して堰の幅を定めるべく移動手段を制御する制御装置と
を設けて粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置を構成し
たため、原反の端縁の位置に対応させて粘着剤の塗工幅
を自在に変化させることができる結果、原反の無駄を最
小限に止めることができる。
【００１７】さらに、位置センサを、原反の両側の端縁
を夫々挟むように設置された各一対の光電管から構成
し、移動手段を、一対のオイルシリンダから構成し、制
御装置は、一対の光電管の一方がオン、他方がオフ状態
において側壁を定常位置に置き、両光電管がオン又はオ
フ状態において側壁を所定距離だけ原反の内方又は外方
に移動させるべくオイルシリンダへの送油を制御するよ
うに構成した場合には、動作を正確で確実なものにする
ことができると共に、小型化することができるという効
果を有する。
を夫々挟むように設置された各一対の光電管から構成
し、移動手段を、一対のオイルシリンダから構成し、制
御装置は、一対の光電管の一方がオン、他方がオフ状態
において側壁を定常位置に置き、両光電管がオン又はオ
フ状態において側壁を所定距離だけ原反の内方又は外方
に移動させるべくオイルシリンダへの送油を制御するよ
うに構成した場合には、動作を正確で確実なものにする
ことができると共に、小型化することができるという効
果を有する。
【図１】本発明に係る粘着剤塗布装置の正面図である。
【図２】本発明に係る粘着剤塗布装置の側面図である。
【図３】センサ設置部における原反の平面図である。
【図４】センサの拡大平面図である。
【図５】機器系統図である。
【図６】制御のフロー図である。
【図７】原反ロールの正面である。
【図８】原反の製造工程を示す概念図である。
２ コーティングロール ５ 堰 ７ 側壁 ８ 側壁 ９ オイルシリンダ（移動手段） １０ オイルシリンダ（移動手段） １６ 位置センサ １７ 制御装置 Ａ 光電管 Ｂ 光電管 Ｇ 粘着剤 Ｓ 原反
Claims (2)
- 【請求項１】 原反ロールから順次引き出される粘着テ
ープ、シートの原反が接触するロールに近接して、所定
幅の堰を設け、この堰の内側の前記ロールとの間に粘着
剤を貯溜して、前記ロールに粘着剤を塗布し、さらにこ
の粘着剤を前原反に塗布する粘着剤塗布装置において、
前記堰の幅を定める移動自在の両側壁と、この両側壁を
移動させる移動手段と、前記原反の両側に位置してその
端縁の位置を検知するセンサと、このセンサからの位置
情報信号を受け、これに対応して前記堰の幅を定めるべ
く前記移動手段を制御する制御装置とを具備したことを
特徴とする粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置。 - 【請求項２】 前記位置センサが、前記原反の両側の端
縁を夫々挟むように設置された各一対の光電管から成
り、前記移動手段が、一対のオイルシリンダから成り、
前記制御装置は、一対の光電管の一方がオン、他方がオ
フ状態において前記側壁を定常位置に置き、両光電管が
オン又はオフ状態において前記側壁を所定距離だけ前記
原反の内方又は外方に移動させるべく前記オイルシリン
ダへの送油を制御するように構成されていることを特徴
とする請求項１に記載の粘着テープ、シートの粘着剤塗
布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29973292A JPH06142581A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29973292A JPH06142581A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06142581A true JPH06142581A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17876299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29973292A Pending JPH06142581A (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 粘着テープ、シートの粘着剤塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06142581A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110918367A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-03-27 | 安徽集美空气处理设备有限公司 | 一种瓦楞纸上胶设备 |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP29973292A patent/JPH06142581A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110918367A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-03-27 | 安徽集美空气处理设备有限公司 | 一种瓦楞纸上胶设备 |
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