JPH0614233A - 固体撮像素子の微調整装置及び保持部材 - Google Patents

固体撮像素子の微調整装置及び保持部材

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JPH0614233A
JPH0614233A JP4190169A JP19016992A JPH0614233A JP H0614233 A JPH0614233 A JP H0614233A JP 4190169 A JP4190169 A JP 4190169A JP 19016992 A JP19016992 A JP 19016992A JP H0614233 A JPH0614233 A JP H0614233A
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JP4190169A
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Takeshi Sasamuro
岳 笹室
Hiroyuki Umeda
弘幸 梅田
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固体撮像素子の微調整装置の改良を目的とす
る。 【構成】基盤58上に載置した第1の調整装置53と第
2の調整装置57とからなり、前記第1の調整装置53
は、固体撮像素子51を取り付けた保持部材52を保持
する撮像素子保持機構59と、バックフォーカスを調整
するための直進状送り機構61と、前記固体撮像素子5
1の傾きを調整するための第1のあおり機構60と第2
のあおり機構62とを備え、一方、前記第2の調整装置
57は、光学系56を保持するための光学系保持機構6
3と、前記光学系56と前記固体撮像素子51との光軸
ずれを調整するための水平直進状送り機構66と垂直直
進状送り機構65と、前記光学系56の光軸Lを中心軸
にして前記光学系56を回転させて画像傾斜調整をする
ための回転機構64とを備えた固体撮像素子の微調整装
置50。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像素子(CCD
素子)を用いた多板式テレビカメラなどにおいて、固体
撮像素子を光学部品(撮像レンズ,プリズム)に対し位
置調整するための固体撮像素子の微調整装置及び保持部
材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、多板式テレビカメラなどにお
いては、撮像レンズ群から射出される被写体の撮像光を
三色分解プリズム(色分解プリズム)により赤色
(R),緑色(G),青色(B)の三色に分解し、その
分解した各色成分の被写体像を3個の夫々の固体撮像素
子にて撮像し、各色の映像信号にそれぞれ光電変換し、
各種の信号を処理して、例えばNTSC方式の複合カラ
ー映像信号(テレビ信号)を得るようになっていること
は周知のことである。上記した各色成分の被写体像を撮
像するための固体撮像素子は、固体撮像素子を保持する
保持部材を介して色分解プリズムの各射出面側に固定さ
れている。
【0003】これら色分解プリズムの各射出面側に固定
された固体撮像素子は、各光軸上においてバックフォー
カス調整やミクロンオーダのレジストレーションずれ補
正調整を、それぞれの動作状態で正確に調整した後、固
定されている。
【0004】その調整のために、上述した固体撮像素子
を保持する保持部材自身に調整手段を設けることもでき
るが、保持部材が大型化し、重量も重くなるという欠点
がある。
【0005】また、撮像部(撮像レンズ,プリズム,固
体撮像素子)の組み立てに際し、微調整装置を用いて調
整を行なった後、固体撮像素子を固定する方法が一般に
行われている。
【0006】以下、この固体撮像素子の微調整装置につ
いて説明する。
【0007】図5は、固体撮像素子の微調整装置10の
一従来例を示した斜視図で、光学部品11(若しくはそ
の保持部)と分離して使用するように構成されたもので
ある。即ち、固体撮像素子12を保持する保持具13
が、左右方向に回転する第1のあおり機構14に取り付
けられ、第1のあおり機構14が上下方向に回転する第
2のあおり機構15に取り付けられている。第2のあお
り機構15は、左右の直線方向(X軸方向)に移動する
第1の直進状送り機構16に取り付けられ、第1の直進
状送り機構16は上下の直線方向(Y軸方向)に移送す
る第2の直進状送り機構17に取付けられている。第2
の直進状送り機構17は上下方向に回転する回転機構1
8に取り付けられ、回転機構18は光軸方向(Z軸方
向)に移動する第3の直進状送り機構19に取り付けら
れ、この第3の直進状送り機構19に基板20上に取り
付けられている。第1と第2のあおり機構14,15及
び回転機構18は、ウォームとウォームホィールなどの
組み合わせにより微動することができ、第1,第2及び
第3の直進状送り機構16,17及び19はねじ軸とナ
ットの螺合等により微動することができるようになって
いる。従って、固体撮像素子12は、第1と第2のあお
り機構14,15によって面平行が調整され、第1と第
2の直進状送り機構16,17により光軸が合わされ
る。また第3の直進状送り機構19の前進後退によって
焦点が合わされ、回転機構18によって回転方向が調整
されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の各
調整は、いずれもミクロンオーダの高精度が要求され、
これを確保するには微調整装置10自身が調整操作の際
に移動しないように安定させる必要があり、したがって
装置の安定のため微調整装置が大型化し、かつ、高重量
となる。また、固体撮像素子を保持する微調整装置10
にすべての調整手段を設けると、微調整装置が複雑化す
ると共に、不安定な形状の微調整装置となり、ミクロン
オーダの高精度の調整には不適であるなどの問題があっ
た。そこで本発明は装置全体の軽量化及び安定性を図
り、高精度の調整を容易とした固体撮像素子の微調整装
置及び保持部材を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するためになされたものであり、撮像レンズとプリズ
ムとから構成される多板式撮像装置の光学系の射出面に
固体撮像素子を固定する際に行われる、バックフォーカ
ス調整と、前記光学系の光軸Lに垂直な平面に対して前
記固体撮像素子の傾きを調整するあおり調整と、前記光
学系と前記固体撮像素子の光軸合わせ調整と、前記固体
撮像素子の出力画像と被写体との画像傾斜調整に用いら
れる固体撮像素子の微調整装置であって、前記調整の際
の基準となる水平なる仮想基準軸Zを設定した第1の調
整装置と、前記第1の調整装置と対向させて前記仮想基
準軸Z上に設けた第2の調整装置とからなり、前記第1
の調整装置には、前記仮想基準軸Zが前記固体撮像素子
の撮像面内を通るように、保持部材を介して前記固体撮
像素子を保持するための撮像素子保持機構と、前記仮想
基準軸Z上を微動させてバックフォーカスを調整するた
めの直進状送り機構と、前記仮想基準軸Zと直交する垂
直軸Yに対して前記固体撮像素子の傾きを調整するため
の、前記仮想基準軸Zと直交するあおり軸を有する第1
のあおり機構と、 前記仮想基準軸Zと直交する水平軸
Xに対して前記固体撮像素子の傾きを調整するための、
前記仮想基準軸Zから垂下し前記固体撮像素子の撮像面
を通る鉛直線G上にあおり軸を有する第2のあおり機構
とを備え、一方、前記第2の調整装置には、前記仮想基
準軸Zと前記光学系の光軸Lが略直線となるように、前
記光学系を保持するための第2の保持機構と、前記仮想
基準軸Zと前記光学系の光軸Lとの前記水平軸X方向の
ずれを調整するための水平直進状送り機構と、前記仮想
基準軸Zと前記光学系の光軸Lとの前記垂直軸Y方向の
ずれを調整するための垂直直進状送り機構と、前記仮想
基準軸Zを中心軸にして前記光学系を回転させて前記画
像傾斜の調整をするための回転機構とを備えたことを特
徴とする固体撮像素子の微調整装置を提供するものであ
り、さらに、前記固体撮像素子の微調整装置に用いる固
体撮像素子の保持部材であって、前記プリズムの射出面
を遮らない開口部と、前記プリズムの両側面を挟持する
突出片を一面に形成した第1の保持部材と、前記固体撮
像素子を取り付けるための、前記固体撮像素子の厚さよ
り大なる深さの凹部を形成した第2の保持部材とからな
り、前記第1の保持部材の他面に対向させて、前記固体
撮像素子を取り付けた前記第2の保持部材を、前記開口
部より前記固体撮像素子が露出するように仮固定し、前
記バックフォーカスと前記あおりの調整を行った後、第
1の保持部材を前記突出片を介して前記プリズムに固定
し、さらに、前記仮固定を解除して第2の保持部材を微
動させて、前記光学系と前記固体撮像素子の光軸合わせ
の調整と、前記画像傾斜の調整を行った後、第1の保持
部材に第2の保持部材を固定するように構成したことを
特徴とする前記固体撮像素子の保持部材を提供するもの
である。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である固体撮像素
子の微調整装置50の概略図である。
【0011】本発明の固体撮像素子の微調整装置50
は、固体撮像素子51が取り付けられた保持部材52を
保持する第1の調整装置53と、撮像レンズ54とプリ
ズム55とからなる光学系56を保持する第2の調整装
置57とに大別され、この第1の調整装置53と第2の
調整装置57とは、第1の調整装置53の後述する仮想
基準軸Zと、第2の調整装置57が保持する光学系56
の光軸Lが略直線となるように基盤58上に載置されて
いる。
【0012】この第1の調整装置53は、光学系56に
対し固体撮像素子51のバックフォーカスと、光学系5
6の光軸Lに垂直な平面の傾きを調整するもので、撮像
素子保持機構59と、第1のあおり機構60と、直進状
送り機構61と、第2のあおり機構62とを備えてい
る。また、これら機構の基準軸となる仮想基準軸Zが設
定されている。
【0013】さらに、第2の調整装置57は、光学系5
6と固体撮像素子51の光軸合わせ調整と、固体撮像素
子51の出力する画像傾斜を調整するもので、光学系保
持機構63と、回転機構64と、垂直直進状送り機構6
5と、水平直進状送り機構66とを備えている。
【0014】上述した各機構について図を用いて詳述す
る。
【0015】図2は、第1の調整装置53の側断面図で
ある。
【0016】第1の保持機構59は、後述する保持部材
52を介して固体撮像素子51を挟持するものであり、
第1の調整装置53に設けた仮想基準軸Zが挟持された
固体撮像素子51の撮像面内を通るように設計されてい
る。
【0017】また、この固体撮像素子51が取り付けら
れた保持部材52を挟持した撮像素子保持機構59は、
第1のあおり機構60の可動部材60dに取り付けられ
ている。この第1のあおり機構60は、円弧状の蟻溝6
0aを有する支持部材60bと、円弧状の蟻掛け60c
を有する可動部材60dを摺動自在に係止した機構から
なるもので、円弧状の蟻溝60a及び蟻掛け60cの円
中心軸は仮想基準軸Zと水平直交するように設計されて
いる。また、摺動する可動部材60dは、一方をスプリ
ング60eで押圧し、他方を調整ねじ60fで係止され
ており、この調整ねじ60fを回転させて可動部材60
dを押圧することによりスプリング60eの押圧力に抗
して可動部材60dを微動させて、円中心軸をあおり軸
にしてあおりを可能とするものである。
【0018】したがって、この第1のあおり機構60の
調整により垂直軸Yに対して固体撮像素子51の傾きを
垂直に調整することができる。
【0019】さらに、この第1のあおり機構60の支持
部材60bは、直進状送り機構61の可動部材61d上
に取り付けられている。この直進状送り機構61は、直
線状の蟻溝61aを仮想基準軸Zと平行に設けた支持部
材61bと、直線状の蟻掛け61cを有する可動部材6
1dを摺動自在に係止されており、可動部材61dの摺
動方向の一方はスプリング61eで他方向に押圧され、
他方向を調整ねじ61fで係止し、この調整ねじ61f
を回転させて可動部材61dを押圧して直進状送りを可
能とするものである。したがって、この直進状送り機構
61の調整により固体撮像素子51を、仮想基準軸Z上
を微動させてバックフォーカスを調整することができ
る。
【0020】また、この直進状送り機構61の支持部材
61bは、第2のあおり機構62の可動部材62d上に
取り付けられている。この第2のあおり機構62は、前
述した第1のあおり機構60と同一の機構からなるもの
で、その説明は省略するが、る。しかし、第1のあおり
機構60と異なる点は、第1のあおり機構60の円弧状
の蟻溝60a及び蟻掛け60cの円中心軸は仮想基準軸
Zと水平直交するのに対し、第2のあおり機構62の円
弧状の蟻溝62a及び蟻掛け62cの円中心軸は、仮想
基準軸Zより垂下し固体撮像素子51の撮像面を通る鉛
直線G上に設けた点である。即ち、第1のあおり機構6
0は垂直面を回動するが、第2のあおり機構62は水平
面を回動するものであり、この第2のあおり機構62の
調整により水平軸Xに対して固体撮像素子51の傾きを
水平に調整することができる。
【0021】さらに、第2の調整装置57について説明
する。
【0022】図3は、第2の調整装置57の射出側から
見た断面図である。
【0023】光学系保持機構63は、ネジ63bを介し
て撮像レンズ54の取付部54aを固定保持するための
光学系取付部材63aからなり、この光学系取付部材6
3aは回転機構64の可動部材64d上に垂設されてい
る。
【0024】回転機構64は、前述した第1のあおり機
構60と第2のあおり機構62と同様に、円弧状の蟻溝
64aを有する支持部材64bと、円弧状の蟻掛け60
cを有する可動部材64dを摺動自在に係止した機構か
らなるもので、円弧状の蟻掛け64cを有する可動部材
64dの回動軸は、第2の保持機構63が保持する光学
系56の光軸Lと一致するように設計されている。ま
た、摺動する可動部材64dは、一方をスプリング64
eで押圧し、他方を調整ねじ64fで係止されており、
この調整ねじ64fを回転させて可動部材64dを押圧
することによりスプリング64eの押圧力に抗して可動
部材64dを円弧状に微動可能とするものである。即
ち、調整ねじ64fを回転させることにより、光軸Lを
中心にして光学系56を回転方向に微動させることがで
きる。
【0025】また、回転機構64の支持部材64bは、
垂直直進状送り機構65の可動部材65d上に取り付け
られている。
【0026】この垂直直進状送り機構65は、直線状の
蟻溝65aを垂直に設けた支持部材65bと、直線状の
蟻掛け65cを垂直に設けた可動部材65dを上下摺動
自在に係止した機構からなるもので、調整ねじ65fを
回転させて可動部材65dを上方に押圧あるいは可動部
材65dを自重降下させて垂直直進状送りを可能とする
ものである。したがって、この垂直直進状送り機構65
の調整により光学系56の光軸Lを上下方向に調節し
て、固体撮像素子54と光学系56の光軸の上下方向の
位置ずれを調整することができる。
【0027】さらに、垂直直進状送り機構65の支持部
材65bは、水平直進状送り機構66の可動部材66d
上に取り付けられている。
【0028】この水平直進状送り機構66は、光学系5
6の光軸Lと直交する水平軸と平行する直線状の蟻溝6
6aを有する支持部材66bと、直線状の蟻掛け66c
を有する可動部材66dを摺動自在に係止した機構から
なるもので、調整ねじ66fを回転させることにより可
動部材66dの水平直進状送りを可能とするものであ
る。したがって、この水平直進状送り機構66の調整に
より光学系56の光軸Lを水平方向に調節して、固体撮
像素子51と光学系56の光軸Lの水平方向の位置ずれ
を調整することができる。
【0029】上述した如く本発明の固体撮像素子の微調
整装置50は構成されているが、この固体撮像素子の微
調整装置50に用いられる保持部材52について更に説
明する。
【0030】図4は、固体撮像素子51の保持部材52
の一実施例の斜視図である。
【0031】プリズム55の射出面を遮らない開口部5
2cと、プリズム55の両側面を挟持する突出片52d
を一面に形成した第1の保持部材52aと、固体撮像素
子51を取り付けるための、固体撮像素子51の厚さよ
り大なる深さの段部52eを形成した第2の保持部材5
2bとからなり、この第1の保持部材52aを突出片5
2dを介してプリズム55に固定し、この第1の保持部
材52aに対向させて、固体撮像素子51を取り付けた
第2の保持部材52bを、開口部52cを介してその固
体撮像素子51がプリズム55の射出面に対向するよう
に第1の保持部材52aに固定するものである。
【0032】上述した本発明の固体撮像素子51の微調
整装置50と保持部材52を用いた調整方法について工
程順に説明する。 工程1、第1の保持部材52aの突出片52dが形成さ
れた対面と、第2の保持部材52bの固体撮像素子51
を取り付けた面を対向させて仮固定し、第2の保持部材
52bの固体撮像素子51を取り付けた段部52eを、
第1の調整装置53の保持機構59で挟持する工程と、
工程2、撮像レンズ54とプリズム55とから構成され
る光学系56を、第2の調整装置57の保持機構63に
ネジ63bを用いて固定する工程と、工程3、第1の調
整装置53の直進状送り機構61の調整ねじ61fを調
節して、 仮想基準軸Z上を微動させて固体撮像素
子51のバックフォーカスを調整 する工程と、工
程4、第1の調整装置53の第1のあおり機構60の調
整ねじ60fを調節して、仮想基準軸Zに垂直な平面の
垂直方向の固体撮像素子51の傾きを調整する工程と、
工程5、第1の調整装置53の第2のあおり機構62の
調整ねじ62fを調節して、仮想基準軸Zに垂直な平面
の水平方向の固体撮像素子51の傾きを調整する工程
と、工程6、第1の保持部材52aを突出片52dを介
してプリズム55に接着固定した後、第1の保持部材5
2aと第2の保持部材52bの仮固定を開放し、
第2の保持部材52bを微動可能にする工程と、工程
7、第2の調整装置57の水平直進状送り機構66の調
整ねじ66fを調節して、光学系56と固体撮像素子5
1の水平方向の光軸を合致させる工程と、工程8、第2
の調整装置57の垂直直進状送り機構65の調整ねじ6
5fを調節して、光学系56と固体撮像素子51の垂直
方向の光軸を合致させる工程と、工程9、第2の調整装
置57の回転機構64の調整ねじ64fを調節して、仮
想基準軸Z(光学系56の光軸L)を回転中心とし回転
方向の調整をする工程と、工程10、第1の保持部材52
aに第2の保持部材52bを固定する工程とによって、
固体撮像素子51と、撮像レンズ54とプリズム55か
らなる光学系56の調整は全て完了する。
【0033】上述した如く本発明の固体撮像素子の微調
整装置50は、仮想基準軸Zを基準軸にして全ての調整
を行なうものであり、X軸方向とY軸方向のあおり調整
と回転方向の調整をバックフォーカス調整後に行って
も、バックフォーカスがずれたりすることがなくなり、
従来行われていた修正作業を省くことができるという効
果がある。
【0034】
【発明の効果】上述したように本発明は、撮像レンズと
プリズムとから構成される多板式撮像装置の光学系の射
出面に固体撮像素子を固定する際に行われる、バックフ
ォーカス調整と、光学系の光軸Lに垂直な平面に対して
固体撮像素子の傾きを調整するあおり調整と、光学系と
固体撮像素子の光軸合わせ調整と、固体撮像素子の出力
画像と被写体との画像傾斜調整に用いられる固体撮像素
子の微調整装置であって、調整の際の基準となる水平な
る仮想基準軸Zを設定した第1の調整装置と、第1の調
整装置と対向させて仮想基準軸Z上に設けた第2の調整
装置とからなり、第1の調整装置には、仮想基準軸Zが
固体撮像素子の撮像面内を通るように、保持部材を介し
て固体撮像素子を保持するための撮像素子保持機構と、
仮想基準軸Z上を微動させてバックフォーカスを調整す
るための直進状送り機構と、仮想基準軸Zと直交する垂
直軸Yに対して固体撮像素子の傾きを調整するための、
仮想基準軸Zと直交するあおり軸を有する第1のあおり
機構と、仮想基準軸Zと直交する水平軸Xに対して固体
撮像素子の傾きを調整するための、仮想基準軸Zから垂
下し固体撮像素子の撮像面を通る鉛直線G上にあおり軸
を有する第2のあおり機構とを備え、一方、第2の調整
装置には、仮想基準軸Zと光学系の光軸Lが略直線とな
るように、光学系を保持するための光学系保持機構と、
仮想基準軸Zと光学系の光軸Lとの水平軸X方向のずれ
を調整するための水平直進状送り機構と、仮想基準軸Z
と光学系の光軸Lとの垂直軸Y方向のずれを調整するた
めの垂直直進状送り機構と、仮想基準軸Zを中心軸にし
て光学系を回転させて画像傾斜の調整をするための回転
機構とを備えたことにより、水平軸X方向と垂直軸Y方
向のあおり調整と回転方向の調整を仮想基準軸Z(光軸
L)を中心軸にして行なうことができるのでバックフォ
ーカス調整を行った後に、バックフォーカスがずれるこ
とがなくなり、従来行われていた修正作業を省くことが
できるという効果がある。
【0035】また、固体撮像素子の微調整装置50に用
いる保持部材を、プリズムの射出面を遮らない開口部
と、プリズムの両側面を挟持する突出片を一面に形成し
た第1の保持部材と、固体撮像素子を取り付けるため
の、固体撮像素子の厚さより大なる深さの凹部を形成し
た第2の保持部材とから構成して、固体撮像素子を取り
付けた第2の保持部材を第1の保持部材の他面に対向さ
せて、開口部より固体撮像素子が露出するように仮固定
し、バックフォーカスとあおりの調整を行った後、第1
の保持部材を突出片を介してプリズムに固定し、さら
に、仮固定を解除して第2の保持部材を微動させて、光
学系と固体撮像素子の光軸合わせの調整と、画像傾斜の
調整を行った後、第1の保持部材に第2の保持部材を固
定するように構成したことにより、固体撮像素子を取り
付けた光学系が小型軽量化され、かつ高精度な調整作業
が極めて容易になるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である固体撮像素子の微調整
装置の概略図である。
【図2】第1の調整装置の側断面図である。
【図3】第2の調整装置の射出側から見た断面図であ
る。
【図4】固体撮像素子の保持部材の一実施例の斜視図で
ある。
【図5】固体撮像素子の微調整装置の一従来例を示した
斜視図である。
【符号の説明】
50 本発明の固体撮像素子の微調整装置 51 固体撮像素子 52 保持部材 53 第1の調整装置 54 撮像レンズ 55 プリズム 56 光学系 57 第2の調整装置 58 基盤 59 撮像素子保持機構 60 第1のあおり機構 61 直進状送り機構 62 第2のあおり機構 63 光学系保持機構 64 回転機構 65 垂直直進状送り機構 66 水平直進状送り機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮像レンズとプリズムとから構成される多
    板式撮像装置の光学系の射出面に固体撮像素子を固定す
    る際に行われる、バックフォーカス調整と、前記光学系
    の光軸Lに垂直な平面に対して前記固体撮像素子の傾き
    を調整するあおり調整と、前記光学系と前記固体撮像素
    子の光軸合わせ調整と、前記固体撮像素子の出力画像と
    被写体との画像傾斜調整に用いられる固体撮像素子の微
    調整装置であって、 前記調整の際の基準となる水平なる仮想基準軸Zを設定
    した第1の調整装置と、前記第1の調整装置と対向させ
    て前記仮想基準軸Z上に設けた第2の調整装置とからな
    り、 前記第1の調整装置には、 前記仮想基準軸Zが前記固体撮像素子の撮像面内を通る
    ように、保持部材を介して前記固体撮像素子を保持する
    ための撮像素子保持機構と、 前記仮想基準軸Z上を微動させてバックフォーカスを調
    整するための直進状送り機構と、 前記仮想基準軸Zと直交する垂直軸Yに対して前記固体
    撮像素子の傾きを調整するための、前記仮想基準軸Zと
    直交するあおり軸を有する第1のあおり機構と、 前記
    仮想基準軸Zと直交する水平軸Xに対して前記固体撮像
    素子の傾きを調整するための、前記仮想基準軸Zから垂
    下し前記固体撮像素子の撮像面を通る鉛直線G上にあお
    り軸を有する第2のあおり機構とを備え、 一方、前記第2の調整装置には、 前記仮想基準軸Zと前記光学系の光軸Lが略直線となる
    ように、前記光学系を保持するための光学系保持機構
    と、 前記仮想基準軸Zと前記光学系の光軸Lとの前記水平軸
    X方向のずれを調整するための水平直進状送り機構と、 前記仮想基準軸Zと前記光学系の光軸Lとの前記垂直軸
    Y方向のずれを調整するための垂直直進状送り機構と、 前記仮想基準軸Zを中心軸にして前記光学系を回転させ
    て前記画像傾斜の調整をするための回転機構とを備えた
    ことを特徴とする固体撮像素子の微調整装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の固体撮像素子の微調整装置
    に用いる固体撮像素子の保持部材であって、 前記プリズムの射出面を遮らない開口部と、前記プリズ
    ムの両側面を挟持する突出片を一面に形成した第1の保
    持部材と、 前記固体撮像素子を取り付けるための、前記固体撮像素
    子の厚さより大なる深さの段部を形成した第2の保持部
    材とからなり、 前記第1の保持部材の他面に対向させて、前記固体撮像
    素子を取り付けた前記第2の保持部材を、前記開口部よ
    り前記固体撮像素子が露出するように仮固定し、前記バ
    ックフォーカスと前記あおりの調整を行った後、第1の
    保持部材を前記突出片を介して前記プリズムに固定し、 さらに、前記仮固定を解除して第2の保持部材を微動さ
    せて、前記光学系と前記固体撮像素子の光軸合わせの調
    整と、前記画像傾斜の調整を行った後、第1の保持部材
    に第2の保持部材を固定するように構成したことを特徴
    とする固体撮像素子の保持部材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007259166A (ja) * 2006-03-24 2007-10-04 Sanyo Electric Co Ltd 撮像素子のアオリ調整方法及び該方法で調整された撮像素子を有するカメラ機器
JP2010057038A (ja) * 2008-08-29 2010-03-11 Toshiba Teli Corp カメラマウント組立装置およびカメラマウントの組立方法

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