JPH06139291A

JPH06139291A - 情報検索方法およびシステム

Info

Publication number: JPH06139291A
Application number: JP4292515A
Authority: JP
Inventors: Toshihisa Aoshima; 利久青島; Tetsuzo Uehara; 徹三上原; Junichi Tono; 純一東野
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1992-10-30
Filing date: 1992-10-30
Publication date: 1994-05-20

Abstract

(57)【要約】【目的】ＣＤ−ＲＯＭ等の電子的な大容量記録媒体で
逐次提供される情報に対して、予め登録した検索条件に
よる高速な検索を行い、利用者の要求する条件に合う情
報を指定した部署に早期に配布する情報検索方法および
システムを提供することである。【構成】検索対象の情報を含むＣＤ−ＲＯＭ等の記録
媒体をその記録媒体のアクセス装置１０６に搭載した時
点に、その検索対象の情報から抽出される２次情報を別
途ハードディスク等の高速記憶装置２０８に記憶保持
し、最初にその高速記憶装置２０８に保持した２次情報
１０５ｂに関する条件検索を実施し、次にその検索に適
合した情報の内容に関する条件検索を実行する。ここ
で、検索対象の情報が、例えば特許公報類の文書の場合
には、２次情報は特許公開番号や特許国際分類コードや
出願人コード等の書誌情報であり、特許明細書の名称、
要約部、請求項などの特定範囲におけるキーワードを含
む場合もある。その検索結果は予め登録した場所に、Ｆ
ＡＸ送信または電子メール送信する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、ニュースや特許公報類
のように新規の情報が電子的な記録媒体で逐次発行さ
れ、かつその情報量が大規模である対象の検索方法およ
び検索システムに関し、特に新規情報に対して、予め登
録した検索条件による予約検索方法（選択的情報提供、
ＳＤＩ：Selective Dissemination of Information
とも言う）に好適な情報検索方法およびシステムに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】近年、ニュースや文献情報がＣＤ−ＲＯ
Ｍ（コンパクトディスク・リードオンリーメモリー）等
の電子的な大容量記録媒体により発行されるようになっ
た。特に、国内特許の分野では毎週５０００件以上の新
しい特許が公開され、１９９２年までは（財）日本特許
情報機構が、特許明細書のイメージ情報をＣＤ−ＲＯＭ
に格納して発行している。１９９３年からは、特許庁が
特許公報類のＣＤ−ＲＯＭを発行することになった。こ
の特許庁発行のＣＤ−ＲＯＭには、特許明細書類の書誌
事項や明細書本文が文字コードとイメージの混在形式で
記録されている。従って、この文字コードの情報に対し
てキーワード検索が可能である。一方、これらのＣＤ−
ＲＯＭを対象とした市販の検索装置はそのほとんどがス
タンドアローンの利用形態で１枚のＣＤ−ＲＯＭを検索
対象にしたものである。しかし、大量に発行されるＣＤ
−ＲＯＭの検索には、ＣＤ−ＲＯＭの交換などが煩わし
く使い勝手が悪い。また複数の人が同じ検索装置を同時
に使用できないので不便である。例えば、特願平３−０
８２２３１号によれば、複数のＣＤ−ＲＯＭの検索をネ
ットワークを介して検索するシステムを提示しており、
この問題を回避する。しかし、数１０００件以上の大量
文書の格納された電子的な記録媒体の効率的な検索方法
についての記載は無い。ところで、一般の情報検索シス
テムには、過去の指定された期間に発行された情報に対
して検索を行なう”遡及検索”と、予め検索条件を登録
しておき、新着のデータに対して、登録の検索条件に合
致した情報を抽出する”予約検索”がある。例えば、特
願平１−１１２３３０号に記載されているデータベース
予約検索システムでは、複数の利用者による予約検索の
結果を並行して送信している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、１
枚のＣＤ−ＲＯＭに記録される情報量は５００Ｍバイト
を有するため、検索条件の適合判定のために、それらの
情報のすべてを主記憶装置や他の高速アクセス記憶装置
に転送して記憶することはできない。また、検索対象の
情報から抽出した書誌情報だけの条件検索では、十分な
絞り込みができない場合がある。また、逐次発行される
検索対象の記録媒体が到着する毎に、利用者が検索要求
を発行するのは煩わしく、予約した検索条件に合う情報
のみを効率よく利用者に転送するシステムが望まれる。
本発明の第１の目的は、ＣＤ−ＲＯＭ等の電子的な大容
量記録媒体で、逐次提供される情報の高速な検索を実現
する情報検索方法およびシステムを提供することにあ
る。また、第２の目的は、ＣＤ−ＲＯＭ等の電子的な大
容量記録媒体で逐次提供される情報の中で、利用者の要
求する情報にできるだけ効率よく絞り込む情報検索方法
およびシステムを提供することにある。さらに、第３の
目的は、ＣＤ−ＲＯＭ等の電子的な大容量記録媒体で逐
次提供される情報に対して、予め登録した検索条件によ
る検索を行い、その検索結果を利用者ごとに指定した部
署に早期に配布する情報検索方法およびシステムを提供
することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記第１の目的を達成す
るために、本発明の情報検索方法およびシステムは、検
索対象の情報を含む記録媒体をその記録媒体のアクセス
装置（ＣＤ−ＲＯＭ装置または光ディスク装置、あるい
は、これらを同時に複数搭載可能なライブラリ装置）に
搭載した時点に、その検索対象の情報から抽出される２
次情報を別途高速記憶装置（ハードディスク装置）に記
憶保持し、その高速記憶装置に保持した２次情報を参照
して検索処理を実行することに特徴がある。例えば、検
索対象の情報が特許公報類の文書の場合には、２次情報
は特許公開番号や特許国際分類コードや出願人コード等
の書誌情報である。また、その２次情報に、特許明細書
の名称、要約部、請求項などの特定範囲に含まれるキー
ワードを付加することもできる。また、上記第２の目的
を達成するために、本発明の情報検索方法およびシステ
ムは、検索対象の情報を含む記録媒体をその記録媒体の
アクセス装置に搭載した時点に、その検索対象の情報か
ら抽出される２次情報を別途高速記憶装置に記憶保持
し、最初にその高速記憶装置に保持した２次情報に関す
る条件検索を実施し、次にその検索に適合した情報の内
容を記録媒体から高速記憶装置に転送した後、転送情報
の内容に関する条件検索を実行することに特徴がある。
また、上記第３の目的を達成するために、本発明の情報
検索方法およびシステムは、予め複数の利用者の検索条
件と検索結果の配布場所を登録しておき、検索対象の情
報を含む新規の記録媒体をその記録媒体のアクセス装置
に搭載した時点に、その検索条件による検索処理を実行
し、その検索結果を予め登録した場所に転送することに
特徴がある。この場合、検索結果の配布方法は、ＦＡＸ
送信または電子メール送信とする。

【０００５】

【作用】本発明においては、大容量の文書の検索に当
り、文書から抽出される２次情報は、通常元の検索対象
の１／１０以下の容量であり、高速記憶装置での保持が
可能となり、検索条件との照合も高速となる。この検索
条件として２次情報だけで済む場合もあるが、さらに、
２次情報による検索条件に適合した情報の内容に関して
条件検索を行うことにより、真に利用者の要求する情報
に絞り込むことができる。このとき、先の２次情報によ
る検索条件に適合した情報の内容を、高速記憶装置に転
送しておくことにより、情報の内容に関する条件検索が
高速化する。また、予め検索条件と検索結果の配布場所
を登録しておき、新規の検索データが届く毎に、自動的
に検索処理を行うことにより、利用者の検索実行のため
の手間が削減し、検索漏れがなくなる。

【０００６】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。本発明の情報検索方法は、キーボードやマウス等の
入力装置と表示装置とＣＤ−ＲＯＭアクセス装置が接続
されたワークステーションまたはパソコン上で実現され
る。（第１の実施例）図１は、本発明の第１の実施例におけ
る情報検索システムの構成図である。本実施例では、Ｃ
Ｄ−ＲＯＭに記録された特許明細書公報の検索を実行す
る場合について説明する。図１の１０１は処理装置で、
利用者が設定した検索条件に基づいてＣＤ−ＲＯＭに格
納されている特許の検索処理を実行する。１０２はディ
スプレイ装置で、対話表示や検索結果の表示を行う。１
０３はキーボードで、利用者が検索条件等を入力するの
に用いる。１０４はマウスで、ディスプレイ装置の画面
上の表示対象を選択指示するのに用いる。１０５はハー
ドディスク装置で、後述する検索対象の書誌データ、利
用者ごとの検索条件や検索結果等を記憶する。なお１０
１から１０５は、通常のワークステーション（ＷＳ）ま
たはパソコン（ＰＣ）での標準のハードウェアである。
１０６はＣＤ−ＲＯＭアクセス装置で、検索対象の特許
明細書公報が記憶されたＣＤ−ＲＯＭを搭載し、ＣＤ−
ＲＯＭ内の情報を読みだすことができる。ＣＤ−ＲＯＭ
アクセス装置は、ＳＣＳＩインタフェースで１０１の処
理装置と接続される。

【０００７】図２は、本発明の第１の実施例における予
約検索処理の手順を示すフローチャートである。まず、
各利用者は、予め検索条件、検索結果の配布先等を入力
し、検索システムに登録する（処理３０１）。この場合
の対話画面の表示例は図３に示す通りである。利用者
は、ユーザＩＤ（４０１）、検索条件として国際分類コ
ードＩＰＣ、出願人コード、検索キーワード（４０
２）、検索結果の出力先（４０３）、出力内容の種別
（４０４）をキーボードから入力する。前記検索条件の
各指定項目はそれぞれ複数個の要素の論理和、論理積の
指定が可能であり、項目間の指定は論理積として条件化
される。なお、検索結果の出力方法として、電話回線を
用いたＦＡＸ出力か電子メールによる配送を選択できる
が、ここでは、ＦＡＸ出力を指定している。また、検索
結果の出力内容の選択肢として、書誌事項のみ、書誌事
項＋要約（一口メモ）、明細書の先頭頁、明細書の全頁
が用意されており、予約検索結果として、利用者の欲す
るレベルの情報が提供可能となる。画面上では、以上の
指定の確認表示（４０５）を行った後、予約検索条件の
登録可否を問い合わせる。可の応答によって、システム
への登録処理を行う。否の応答であれば、以上の入力を
キャンセルして、先頭の対話処理に戻る。また、複数の
利用者による検索条件や検索結果の配布場所、出力内容
の種別を登録したテーブルは、図４に示す通りである。
このテーブルは、図１のハードディスク装置１０５に１
つのファイルとして存在し、前記登録処理により更新さ
れる。以上の処理は、図１の処理装置１０１の中の特許
検索要求受付プロセス１０１ａで実行される。予約検索
処理の次のステップでは、新着データの書誌の抽出を行
う（処理３０２）。ここで検索対象とする特許庁発行の
ＣＤ−ＲＯＭの内容は、平成３年１２月特許庁発行の
「ＣＤ−ＲＯＭ公開公報仕様」に記載されている。ま
た、ＣＤ−ＲＯＭに記載のデータは、項目別にファイル
化されて格納されている。図５は、本実施例に必要な部
分を抜粋して説明したものである。目次ファイル（６０
１）には、そのＣＤ−ＲＯＭに格納されている全特許の
書誌事項の大半が、公開番号順に格納されている。ただ
し、公開日、出願日、明細書の頁数は、目次ファイルに
は含まれていないので、次の明細書テキストファイル
（６０２）から抽出しなければならない。明細書テキス
トファイルは、特許１件毎のファイルとなっており、文
書の内容を表わす本文中には、文書の論理構造と出力レ
イアウト用のタグが挿入されている。これらのタグを利
用して、文書内容の効率的な検索、表示を行うことがで
きる。図６は書誌データのレコード形式を示すもので、
図５に示した目次ファイル（６０１）と明細書テキスト
ファイル（６０２）から抽出した情報から成る。この書
誌データは、新着のＣＤ−ＲＯＭをアクセス装置１０６
に搭載した時点に、ＣＤ−ＲＯＭ装置制御プロセス１０
１ｚとＣＤ−ＲＯＭ内の書誌抽出プロセス１０１ｂによ
って作成され、ハードディスク装置１０５内の書誌ファ
イル１０５ｂに記憶される。次に、書誌検索を行う（処
理３０３）。この処理は図１の書誌検索プロセス１０１
ｃで実行され、既に予約された検索条件のうち、キーワ
ードを除く、国際分類コードＩＰＣや出願人コードから
なる条件を書誌検索条件とする。すなわち、各利用者毎
の書誌検索条件と、既作成の書誌ファイル１０５ｂの各
レコードの中の国際分類コードＩＰＣや出願人コードを
比較照合して、書誌検索条件に適合する特許公開番号を
各利用者ごとに集計し、検索結果ファイル１０５ｄに一
時保存する。次に、書誌検索条件に適合した特許文書の
抽出を行う（処理３０４）。すなわち、書誌検索条件に
適合した特許公開番号の特許文書であるテキストファイ
ルを、ＣＤ−ＲＯＭから抽出し、ハードディスク装置１
０５内の検索文書データファイル１０５ｃに記憶する。
このとき、各利用者間で同じ特許が書誌検索条件に適合
している場合もあるので、利用者毎の書誌検索条件に適
合した全部の特許公開番号をマージ・ソートして、重複
の無いようにテキストファイルを取得する。次に、文書
内容に関するキーワード検索を行う（処理３０５）。既
に予約された検索条件のうち、キーワード部分を取りだ
し、キーワード検索条件とする。利用者毎に登録したキ
ーワードが、書誌検索条件に適合した特許公開番号の検
索文書（既抽出）の中に含まれるか否かを調べて（テキ
スト・サーチ）、キーワード検索条件に適合する特許公
開番号を利用者毎に集計する。さらに、検索結果とし
て、図４のテーブルに登録済みの検索結果の出力内容に
従って、必要な情報を編集した検索結果ファイル１０５
ｄを出力する。ここで、書誌事項のみの出力については
書誌ファイル１０５ｂを、要約の出力については検索文
書ファイル１０５ｃのテキストファイルから取り出すこ
とができる。なお、明細書の先頭頁や明細書の全頁の出
力については、該当の特許番号のイメージデータをＣＤ
−ＲＯＭから抽出し、前記抽出の検索文書ファイル１０
５ｃ内のテキストファイルとの情報を組み合わせて、明
細書の各頁を構成する必要がある。このキーワード検索
から検索結果の作成処理は図１の内容検索プロセス１０
１ｄで実行される。最後に、前記作成の検索結果を、図
４のテーブルに登録済みの指定のＦＡＸに配送する（処
理３０６）。ＦＡＸの出力処理は、図１のＦＡＸ出力プ
ロセス１０１ｆで実行される。このとき、検索結果のテ
キストデータは、すべてイメージに変換される。図１の
１０７は遠隔にあるＦＡＸで、ＦＡＸアダプタと電話回
線を通じて接続される。以上の処理において、検索条件
にキーワードの指定がなければ、処理３０４と３０５は
スキップできる。なお、書誌抽出処理３０２において、
図７の７１０に示すように、特許文書の特定範囲、例え
ば特許名称、要約及び特許請求の範囲からキーワードを
抽出して、前記の書誌情報に加えることができる。ま
た、要約部分の文章を１口メモとして書誌情報に加える
ことができる。これらの情報を含む書誌をここでは２次
情報と呼び、処理３０２を２次情報抽出処理とも言う。
次に、書誌（２次情報）検索処理３０３において、処理
３０２で抽出したキーワードや１口メモの中に、検索条
件であるキーワードが存在するか否かのチェックを追加
することにより、キーワードを含めた条件検索を行うこ
とができる。このとき、処理３０４，３０５は省略する
こともできるし、全文検索が必要ならば実行するように
設定することもできる。以上の説明は予約検索の場合で
あったが、検索条件の事前登録処理３０１がない場合に
は、処理３０３の前に検索条件と結果の出力方法を指定
することにより、対話形式でのＣＤ−ＲＯＭ検索を実行
することができる。この場合、既に処理３０２において
書誌データが抽出されているので、高速な検索が実現さ
れる。また、対話形式でのＣＤ−ＲＯＭ検索において
は、検索結果をディスプレイ装置に表示したり、検索結
果の内容に応じてその場で検索条件を更新したりするこ
とができる。また、検索条件に適合した特許明細書を表
示して、即座に内容を確認することも可能である。図８
は検索結果表示画面の例であり、実行した検索条件と、
その検索条件に適合した文書の件数と、該当文書の書誌
事項の表示を行う。要約表示は、書誌事項の表示欄で選
択指示した特許の要約を表示している。なお、ここで同
画面上の検索条件欄を直接更新し、画面下段の検索実行
ボタンを押下することにより、更新した検索条件による
再検索を実行することもできる。また、同画面下段の明
細書表示ボタンを押下することにより、そのとき選択指
示状態にある特許明細書を表示する。この特許明細書表
示は図９に示す通りであり、先頭頁の表示構成を示すも
のである。

【０００８】（第２の実施例）図１０は、本発明の第２
の実施例における情報検索システムの構成図である。本
実施例では、遠隔からネットワークを介してＣＤ−ＲＯ
Ｍの検索を行ない、ネットワークとしてＥｔｈｅｒｎｅ
ｔのＬＡＮを用いる。また、第１の実施例では、処理装
置が、ユーザの対話処理、検索処理、ＣＤ−ＲＯＭ装置
制御の全てを実行していたが、本実施例では、処理装置
２０１はＣＤ−ＲＯＭ装置１０６の制御用とし、その他
の処理は、ネットワークに接続されたもう１つの処理装
置２０２にて実行する。利用者が使用するＷＳまたはＰ
Ｃは、処理装置２０３、ディスプレイ装置２０４、キー
ボード２０５、マウス２０６、ハードディスク２０７の
部分で、仮想端末接続（リモートログイン）機能によ
り、処理装置２０２の機能を呼出し、対話処理を実行す
る。処理装置２０２の中の処理２０２ａ〜２０２ｆは、
図１に示した処理１０１ａ〜１０１ｆと同様の処理を行
う。異なる点は、書誌抽出や検索結果の出力処理におい
て、ＣＤ−ＲＯＭの内容を取得する場合に、ネットワー
クを介して処理装置２０１に要求を出し、処理装置間で
情報の転送を行う点である。このために処理装置２０１
の中に、要求の受付応答を行う要求受付プロセス２０１
ａが存在する。また、処理装置２０２内の検索条件要求
受付プロセス２０２ａは、遠隔の複数の処理装置からの
要求を受付けるように、マルチプロセスの構成をとる。
また、前記要求受付プロセス２０１ａも、複数の処理装
置からＣＤ−ＲＯＭアクセス要求を受付可能とするよう
にマルチプロセスの構成をとる。処理装置２０１と２０
２の連携により、ＣＤ−ＲＯＭの入力処理と、書誌デー
タの作成や書誌及び内容による検索処理や検索結果の表
示処理を並行して処理できるようになり、全体の性能を
向上させることができる。なお、処理装置１と処理装置
２の機能分担は固定的なものではなく、例えば、書誌抽
出処理２０２ｂを処理装置１に移動することも可能であ
る。さらにユーザとの対話処理（２０２ａの処理の１
部）と表示処理２０２ｅを処理装置２０３にて行う構成
とすることも可能である。また、処理装置２０１に接続
の装置として、複数枚のＣＤ−ＲＯＭを搭載でき抽出る
ＣＤ−ＲＯＭライブラリ装置２１０を新たに設ける。本
実施例では、６枚のＣＤ−ＲＯＭを搭載する装置を７台
連結して４２枚のＣＤ−ＲＯＭを収納できるライブラリ
装置２１０とした。これにより、４、５か月分の特許公
報のＣＤ−ＲＯＭを収納できる。新着のＣＤ−ＲＯＭが
到着した時点に、ライブラリ搭載の最も古いＣＤ−ＲＯ
Ｍと新着のＣＤ−ＲＯＭを交換し、新着のＣＤ−ＲＯＭ
に対して書誌抽出プロセス２０２ｂにより書誌を抽出す
る。新着のＣＤ−ＲＯＭから抽出した書誌に対し、既登
録済の検索条件による前述同様の書誌検索（プロセス２
０２ｃ）および内容検索（プロセス２０２ｄ）を行うこ
とにより同様の予約検索が可能である。予約検索結果
は、前述同様ＦＡＸ出力（プロセス２０２ｆ）による配
布を行うことができる。また、検索処理を行う処理装置
２０２と利用者が操作している処理装置２０４がネット
ワーク接続していることを利用し、検索結果の表示ファ
イルを利用者の処理装置にメール送信（プロセス２０２
ｇ）することも可能である。メール送信の結果、検索結
果データはディスク２０７に格納される。ＣＤ−ＲＯＭ
ライブラリ装置２１０の接続により、複数枚のＣＤ−Ｒ
ＯＭの新着に対しても、１回の検索処理の実行で予約検
索処理が達成される。また、予約検索処理が一通り終了
した時点で、新着のＣＤ−ＲＯＭに対する書誌データ
を、既存の書誌データに追加し、交換した古いＣＤ−Ｒ
ＯＭに格納されていた特許番号の範囲の書誌データを削
除することにより、ライブラリに搭載のＣＤ−ＲＯＭに
対応する書誌データに更新することができる。この書誌
データにより、ＣＤ−ＲＯＭライブラリ装置２１０に搭
載のすべてのＣＤ−ＲＯＭに格納されている文書の検索
が可能となる。このライブラリ装置は更に数台の拡張が
可能で、過去数年分のＣＤ−ＲＯＭに対する遡及検索に
用いることも可能となる。なお、ＣＤ−ＲＯＭライブラ
リ装置２１０は、図１に示した単体の処理装置１０１に
対しても接続可能であり、１枚のＣＤ−ＲＯＭアクセス
装置１０６との共存により、検索頻度の高い最近のＣＤ
−ＲＯＭをライブラリ装置に収納し、ライブラリ装置に
入り切らない過去のＣＤ−ＲＯＭは、利用者により要求
が発生した時点にＣＤ−ＲＯＭをセットすることによ
り、ＣＤ−ＲＯＭ検索の操作性が向上する。

【０００９】第１、第２の実施例では、ＣＤ−ＲＯＭに
記録された検索対象の文書の検索例を示したが、光ディ
スクに記録された文書の検索についても、処理装置に光
ディスクアクセス装置を接続することにより、ＣＤ−Ｒ
ＯＭと同様の検索機能を実現できる。また、ＣＤ−ＲＯ
Ｍアクセス装置を接続した処理装置と、光ディスクアク
セス装置を接続した処理装置の両方をネットワークに接
続し、図１０に示した処理装置２０２が、複数の異なる
記録媒体のアクセス装置を管理し、利用者の要求に応じ
て、アクセスすべき処理装置を選択するような検索シス
テムを構成することも可能である。なお、上記実施例で
は、特許公報の文書を対象にしたが、定期的に発行され
る論文やニュース等の文書においても、本実施例の検索
処理方法は同様に適用できる。

【００１０】

【発明の効果】本発明によれば、複数枚のＣＤ−ＲＯＭ
等の電子的な大容量記録媒体で、逐次提供される情報に
対し、予約した検索条件による高速な検索と検索結果の
配布が実現される。また、新規の検索データが届く毎に
自動的に検索処理が行われ、利用者の検索実行のための
手間が削減し、検索漏れがなくなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例における情報検索システ
ムの構成図である。

【図２】本発明の第１の実施例における予約検索処理の
手順を示すフローチャートである。

【図３】本発明の第１の実施例における予約検索条件設
定の対話画面を示す図である。

【図４】本発明の第１の実施例における予約検索条件等
を設定したテーブルの構成図である。

【図５】本発明の第１の実施例における特許ＣＤ−ＲＯ
Ｍのファイル構成を示す図である。

【図６】本発明の第１の実施例における特許書誌（２次
情報）データのレコード形式を示す図である。

【図７】本発明の第１の実施例における特許書誌（２次
情報）データのレコード形式を示す図である。

【図８】本発明の第１の実施例における検索結果表示画
面を示す図である。

【図９】本発明の第１の実施例における特許明細書表示
画面を示す図である。

【図１０】本発明の第２の実施例における情報検索シス
テムの構成図である。

【符号の説明】

１０１検索処理を行う処理装置１０５記録媒体から抽出した書誌及び書誌検索条件に
適合した文書等を記憶保持するハードディスク装置１０６単体のＣＤ−ＲＯＭアクセス装置２０１ＣＤ−ＲＯＭアクセス装置を制御する処理装置２０２検索処理を行う処理装置２０３検索利用者の操作する処理装置２１０ＣＤ−ＲＯＭライブラリ装置２０８記録媒体から抽出した書誌及び書誌検索条件に
適合した文書等を記憶保持するハードディスク装置

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】検索対象の情報を含む記録媒体をアクセ
スする装置と、該情報を検索する処理装置とを備えたシ
ステムの情報検索方法において、該記録媒体を該アクセ
ス装置に搭載した時点に、検索対象の情報から抽出され
る２次情報を高速記憶装置に記憶保持し、該２次情報を
参照して検索処理を実行することを特徴とする情報検索
方法。
【請求項２】検索対象の情報を含む記録媒体をアクセ
スする装置と、該情報を検索する処理装置とを備えたシ
ステムの情報検索方法において、該記録媒体を該アクセ
ス装置に搭載した時点に、検索対象の情報から抽出され
る２次情報を高速記憶装置に記憶保持し、最初に該高速
記憶装置に保持した２次情報に関する条件検索を実施
し、次に該検索に適合した情報の内容を記録媒体から高
速記憶装置に転送した後、転送情報の内容に関する条件
検索を実行することを特徴とする情報検索方法。
【請求項３】請求項１、２記載の情報検索方法におい
て、予め複数の利用者の検索条件と検索結果の配布場所
を登録しておき、検索対象の情報を含む新規の記録媒体
をアクセス装置に搭載した時点に、該検索条件による検
索処理を実行し、検索結果を予め登録した場所に転送す
ることを特徴とする情報検索方法。
【請求項４】請求項１、２記載の情報検索方法におい
て、検索対象が文書情報である場合、当該文書の書誌情
報と該文書の特定範囲に含まれるキーワードを抽出し、
抽出情報を高速記憶装置に格納し、予約登録された書誌
情報と該文書の特定範囲に含まれるキーワードからなる
検索条件による検索処理を該抽出情報を参照して実行す
ることを特徴とする情報検索方法。
【請求項５】請求項１、２記載の情報検索方法におい
て、検索対象の情報は特許公報を含む文書であり、２次
情報は特許公開番号と特許国際分類コードと出願人コー
ドを含む書誌情報であることを特徴とする情報検索方
法。
【請求項６】請求項１、２記載の情報検索方法におい
て、検索対象の情報は特許公報を含む文書であり、２次
情報は、特許公開番号と特許国際分類コードと出願人コ
ードを含む書誌情報と、該文書の特定範囲に含まれるキ
ーワードであることを特徴とする情報検索方法。
【請求項７】請求項２記載の情報検索方法において、
上記条件検索は、利用者が設定したキーワードに対する
該文書中のテキストサーチであることを特徴とする情報
検索方法。
【請求項８】請求項３記載の情報検索方法において、
上記検索結果はＦＡＸ送信で配布することを特徴とする
情報検索方法。
【請求項９】請求項３記載の情報検索方法において、
上記検索結果は電子メール送信で配布することを特徴と
する情報検索方法。
【請求項１０】情報検索システムにおいて、検索対象
の情報を含む記録媒体をアクセスする装置と、該アクセ
ス装置の制御機能、ユーザとの対話処理機能、該記録媒
体を該アクセス装置に搭載した際、検索対象の情報から
２次情報を抽出する処理、該２次情報を参照して検索を
行なう処理、該検索に適合した情報の内容に関する条件
検索を行なう処理を含む検索機能を有する処理装置と、
該処理装置に接続され、前記検索条件、２次情報、検索
文書、検索結果を記憶する高速記憶装置とを備えたこと
を特徴とする情報検索システム。
【請求項１１】ネットワーク上に構成した情報検索シ
ステムにおいて、検索対象の情報を含む記録媒体をアク
セスする装置と、該アクセス装置の制御機能、ユーザと
の対話処理機能、該記録媒体を該アクセス装置に搭載し
た際、検索対象の情報から２次情報を抽出する処理、該
２次情報を参照して検索を行なう処理、該検索に適合し
た情報の内容に関する条件検索を行なう処理を含む検索
機能、および、予め登録した検索条件と検索結果の配布
場所に基づいて検索結果を転送する機能を有する処理装
置と、該処理装置に接続され、前記検索条件、２次情
報、検索文書、検索結果を記憶する高速記憶装置とを備
え、該処理装置は、ネットワーク上の他装置から入力さ
れた検索条件に基づいて動作することを特徴とする情報
検索システム。
【請求項１２】ネットワーク上に構成した情報検索シ
ステムにおいて、検索対象の情報を含む記録媒体をアク
セスする装置と、該アクセス装置の制御機能を有する第
１の処理装置と、ユーザとの対話処理機能、該記録媒体
を該アクセス装置に搭載した際、検索対象の情報から２
次情報を抽出する処理、該２次情報を参照して検索を行
なう処理、該検索に適合した情報の内容に関する条件検
索を行なう処理を含む検索機能、および、予め登録した
検索条件と検索結果の配布場所に基づいて検索結果を転
送する機能を有する第２の処理装置と、該処理装置に接
続され、前記検索条件、２次情報、検索文書、検索結果
を記憶する高速記憶装置とを備え、第２の処理装置は、
ネットワーク上の他装置から入力された検索条件に基づ
いて動作することを特徴とする情報検索システム。
【請求項１３】上記アクセス装置は、ＣＤ−ＲＯＭ装
置か光ディスク装置であることを特徴とする請求項１
０、１１、１２記載の情報検索システム。
【請求項１４】上記アクセス装置は、同時に複数のＣ
Ｄ−ＲＯＭか光ディスクを搭載可能なライブラリ装置で
あることを特徴とする請求項１０、１１、１２記載の情
報検索システム。
【請求項１５】上記高速記憶装置は、ハードディスク
装置であることを特徴とする請求項１０、１１、１２記
載の情報検索システム。