JPH0613826A - オーディオ信号の高低域成分強調方法 - Google Patents

オーディオ信号の高低域成分強調方法

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JPH0613826A
JPH0613826A JP4188863A JP18886392A JPH0613826A JP H0613826 A JPH0613826 A JP H0613826A JP 4188863 A JP4188863 A JP 4188863A JP 18886392 A JP18886392 A JP 18886392A JP H0613826 A JPH0613826 A JP H0613826A
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JP
Japan
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frequency component
processing
signal
audio signal
command
Prior art date
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Pending
Application number
JP4188863A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Uda
一彦 右田
Ryoichi Akimoto
良一 秋元
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 Bass/Treカットの場合や、信号の周
波数特性がフラットの場合に、トータルのS/Nが悪化
を招くことなく、かつ、Bass/Treブースト処理
を行う場合に信号波形の歪みを防止する高低域成分強調
方法を提供することを目的とする。 【構成】 Bass/Treブースト処理を行うか否か
を判別し(ステップS11)、Bass/Treブース
ト処理を行う場合には、アッティネート係数を設定する
第1の指令信号を生成し(ステップS12)、かつ、そ
の設定したアッティネート係数に基づいて第2の指令信
号に基づく音量の調整量を変更する変更信号を生成し
(ステップS13)、Bass/Treブースト処理を
行わない場合には、アッティネート係数を「1」に設定
する第1の指令信号を生成する(ステップS16)構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーディオ信号に音場
創生処理を施すDSP(ディジタル・シグナル・プロセ
ッサ)を使用した高低域成分強調方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、音源から発せられるオーディオ信
号に音場創生処理を施すDSPが普及してきている。こ
れは、オーディオ信号にコンサートホールやライブハウ
ス等の音場の環境を創生して合成し、臨場感豊かなオー
ディオ信号として出力するものである。
【0003】このようなDSPを使用した装置において
は、ユーザーの好みに応じた音場設定により、設定され
た音場創生処理を施すが、その他ポジショニング補正、
EQ処理、並びに、オーディオ信号の高域成分及び低域
成分を強調するBass/Treble Boost制
御(以下、「Bass/Tre制御」という。)、及び
音量のレベル調整の制御も可能である。
【0004】図3にこのようなDSPを使用した場合
の、従来の高低域成分強調方法であるBass/Tre
制御、音量レベル調整の制御を実現する構成のブロック
図を示す。図3において、1は入力されるLch及びR
chの2チャンネルのアナログ信号a及びbを、16ビ
ットのディジタル信号cに変換するA/Dコンバータ、
2はこの16ビットのディジタル信号cにBass/T
re制御処理を施すDSP、3はBass/Tre制御
処理されたディジタル信号dを2チャンネルのアナログ
信号e及びfに変換するD/Aコンバータ、4はD/A
コンバータ3からのアナログ信号e及びfのレベルを調
整して、Lch及びRchの2チャンネルのオーディオ
信号g及びhとして出力する電子ボリューム、5は高域
成分強調処理及び低域成分強調処理のための指令、及び
電子ボリューム4の音量の調整量を設定する指令を入力
する操作キー、6は操作キー5からの指令に応じて、D
SP2に対して、アッティネート係数を設定するための
第1の指令信号iを送出し、電子ボリューム4に対し
て、音量の調整量を決定するための第2の指令信号jを
送出するマイコンである。
【0005】図3の構成に基づいて、従来の高低域成分
強調方法について説明する。マイコン6は、操作キー5
からBass/Tre UP又はDOWNの指令信号を
受けると、DSP2にその指令に応じた係数のデータを
送出し、VOLUME UP又はDOWNの指令を受け
ると、電子ボリューム4にそのデータを送出する。
【0006】DSP2においては、マイコン6から受け
た係数により、図4のフローチャートに示す処理動作を
行う。すなわち、16ビットのディジタル信号に対して
アッティネート処理(ステップS1)、Bass処理
(ステップS2)、Tre処理(ステップS3)及びク
リップ処理(ステップS4)を行って、16ビットのデ
ィジタル信号をD/Aコンバータ3に供給する。一方、
電子ボリューム4においては、D/Aコンバータ3でア
ナログ信号に変換され、Lch及びRchの2つのチャ
ンネルに分離されたオーディオ信号に対して、マイコン
6からの音量調整のデータに応じてそれぞれレベル調整
を行う。
【0007】従来の高低域成分強調方法においては、B
ass/Tre処理を行うために、二つの方法が採られ
ていた。その第1は、ステップS1のアッティネート処
理の係数を「0.5」ないし「0.3」として、Bas
s/Tre処理をしたときに16ビットオーバーフロー
を生じないようにする制御方法である。
【0008】その第2は、アッティネート処理の係数を
「1」とし、Bass/Treをブーストした場合に、
16ビットのディジタル信号にオーバーフローが生じた
とき、クリップ処理でこれをカットする制御方法であ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記第1
の制御方法においては、Bass/Treカットの場合
や、信号の周波数特性がフラットの場合に、トータルの
S/Nが悪化し、例えば係数「0.5」の場合には6d
Bの悪化を招くという問題があった。
【0010】また、第2の制御方法においては、DSP
2からのディジタル信号dが16ビット以内であれば、
D/A変換したアナログ信号e及びfは、図5に示すよ
うに歪みのない信号波形となる。しかし、クリップ処理
されたディジタル信号をアナログ信号に変換すると、図
6に示すように歪んだ信号波形となり、音源から入力さ
れたオーディオ信号を忠実に再現することができないと
いう問題があった。
【0011】本発明は上記従来の問題を解決するもので
あり、Bass/Treカットの場合や、信号の周波数
特性をフラットにする場合に、トータルのS/Nが悪化
を招くことなく、かつ、Bass/Treブースト処理
を行う場合でも信号波形の歪みを防止するオーディオ信
号の高低域成分強調方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、高域成分強調処理及び低域成分強調処理を
行うか否かを判別し、前記高域成分強調処理及び低域成
分強調処理を行う場合には、アッティネート係数を設定
する前記第1の指令信号を生成し、かつ、前記設定した
アッティネート係数に基づいて前記第2の指令信号に基
づく音量の調整量を変更する変更信号を生成し、前記高
域成分強調処理及び低域成分強調処理を行わない場合に
は、前記アッティネート係数を「1」に設定する前記第
1の指令信号を生成する構成とした。
【0013】
【作用】したがって本発明によれば、高域成分強調処理
及び低域成分強調処理を行うか否かに応じて、アッティ
ネート係数を変更するとともに、高域成分強調処理及び
低域成分強調処理を行う場合には、前に設定された音量
の調整量を変更することにより、高域成分強調処理及び
低域成分強調処理を行わない場合に、トータルのS/N
が悪化を招くことなく、かつ、高域成分強調処理及び低
域成分強調処理を行う場合でも信号波形の歪みを防止す
ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照して説明す
る。
【0015】図1は本発明によるオーディオ信号の高低
域成分強調方法を適用した装置の概略ブロック図であ
る。図1において、図3と同じ構成要素は同一の符号で
表しその説明は省略する。ただし、電子ボリューム4の
増幅率の範囲は、(表1)に示すように−12dBから
−∞まで変化するものとする。
【0016】
【表1】 また、図1において、7は新たに付加された増幅器であ
り、電子ボリューム4からのアナログ信号g及びhを増
幅して、出力オーディオ信号k及びmとして送出する。
増幅器7の増幅率は12dBの固定となっている。
【0017】次に、図1におけるマイコン6が実行する
高低域成分強調の動作について、図2のフローチャート
を参照して説明する。まず、操作キー5からの指令によ
り、Bass/Treブースト処理であるかどうかを判
別し(ステップS11)、Bass/Treブースト処
理である場合には、アッティネートの係数設定の第1の
指令信号であるデータをDSP2に送出する(ステップ
S12)。(表2)に操作キー5からのBass/Tr
eステップに対するアッティネート係数の値について示
す。
【0018】
【表2】 この(表2)において、Bass/Treステップが+
2dB以上であれば、アッティネート処理を行い、0d
B以下であれば、アッティネート処理は行わない。例え
ば、操作キー5で設定されたBass/Treステップ
が+4dBであるとすると、DSP2のアッティネート
係数は「0.63」となる。この場合には、ディジタル
信号dはディジタル信号cから−4dB減衰した信号と
なる。また、オーバーフローは生じないので、クリップ
処理を行うことなくD/Aコンバータ3でアナログ信号
に変換することができる。
【0019】このアッティネートの係数設定の後、電子
ボリューム4に対してデータ値を変更する変更信号を送
出する(ステップS13)。その変更信号による変更量
は、(表2)より+4dBとなる。例えば、電子ボリュ
ーム4の増幅率が−20dBに設定されているとする
と、これを4dBアップして−16dBに変更するので
ある。従って、トータルの増幅率は−20dBとなり、
前に設定された値と変わらない。その後、DSP2にお
けるBass処理及びTreble処理のデータを送出
して(ステップS14,S15)、この高域成分強調処
理及び低域成分強調処理の動作を終了する。
【0020】ステップS11において、Bass/Tr
eブースト処理を行わない場合、すなわちBass/T
reカットの場合や周波数特性がフラットの場合には、
アッティネート係数を「1」として(ステップS1
6)、その後、DSP2におけるBass処理及びTr
eble処理を解除するデータを送出して(ステップS
17,S18)、電子ボリューム4の設定値を変更する
ことなく、すなわち変更信号を送出することなく動作を
終了する。
【0021】このように、操作キー5からの指令に応じ
て、アッティネート係数の設定をすると同時に、電子ボ
リューム4の増幅率を変更するので、Bass/Tre
カットの場合や、信号の周波数特性がフラットの場合
に、トータルのS/Nが悪化を招くことなく、かつ、B
ass/Treブースト処理を行う場合でも信号波形の
歪みを防止することができる。
【0022】なお、上記実施例では、増幅率が固定した
増幅器を新たに設けたが、入/出力の利得を無視すれ
ば、これを電子ボリュームに含める構成にすることも可
能である。この場合には、マイコン内のあるいは外付け
のROMの変更のみで、本発明を実現することができ
る。
【0023】
【発明の効果】上記実施例で明らかなように、本発明に
よるオーディオ信号の高低域成分強調方法によれば、高
域成分強調処理及び低域成分強調処理を行うか否かを判
別し、この処理を行う場合には、アッティネート係数を
設定する前記第1の指令信号を生成し、かつ、前記設定
したアッティネート係数に基づいて前記第2の指令信号
に基づく音量の調整量を変更する変更信号を生成し、前
記処理を行わない場合には、前記アッティネート係数を
「1」に設定する前記第1の指令信号を生成することに
より、高域成分強調処理及び低域成分強調処理を行わな
い場合に、トータルのS/Nが悪化を招くことなく、か
つ、高域成分強調処理及び低域成分強調処理を行う場合
でも信号波形の歪みを防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高低域成分強調方法を適用した実施例
の構成のブロック図である。
【図2】図1におけるマイコンの高低域成分強調の動作
を示すフローチャートである。
【図3】従来の高低域成分強調方法を適用した構成のブ
ロック図である。
【図4】図3におけるマイコンの高低域成分強調の動作
を示すフローチャートである。
【図5】図3におけるD/Aコンバータから出力される
信号波形の図である。
【図6】図3におけるD/Aコンバータから出力される
歪のある信号波形の図である。
【符号の説明】
1 A/Dコンバータ 2 DSP 3 D/Aコンバータ 4 電子ボリューム 5 操作キー 6 マイコン 7 増幅器 a,b 入力オーディオ信号 c,d ディジタル信号 e〜h アナログ信号 i,j 指令信号 k,m 出力オーディオ信号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力オーディオ信号に対して第1の指令
    信号に基づいて高域成分強調処理及び低域成分強調処理
    を施す音場創生処理用DSPと、第2の指令信号に基づ
    いて前記DSPで音場創生処理されたオーディオ信号の
    音量を調整して出力オーディオ信号を送出する音量調整
    手段と、操作指令に応じて前記第1及び第2の指令信号
    を生成する制御手段とを備えた高低域成分強調方法であ
    って、 前記高域成分強調処理及び低域成分強調処理を行うか否
    かを判別し、 前記高域成分強調処理及び低域成分強調処理を行う場合
    には、アッティネート係数を設定する前記第1の指令信
    号を生成し、かつ、前記設定したアッティネート係数に
    基づいて前記第2の指令信号に基づく音量の調整量を変
    更する変更信号を生成し、 前記高域成分強調処理及び低域成分強調処理を行わない
    場合には、前記アッティネート係数を「1」に設定する
    前記第1の指令信号を生成することを特徴とするオーデ
    ィオ信号の高低域成分強調方法。
  2. 【請求項2】 前記高域成分強調処理及び低域成分強調
    処理を行うか否かにかかわらず、前記入力オーディオ信
    号に対する出力オーディオ信号の増幅率を略同一にする
    ことを特徴とする請求項1記載のオーディオ信号の高低
    域成分強調方法。
JP4188863A 1992-06-24 1992-06-24 オーディオ信号の高低域成分強調方法 Pending JPH0613826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1233509A1 (en) * 2001-02-14 2002-08-21 Thomson Licensing S.A. Digital audio processor

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