JPH0613686U - カーテン付き簡易式トイレ - Google Patents

カーテン付き簡易式トイレ

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JPH0613686U
JPH0613686U JP5402392U JP5402392U JPH0613686U JP H0613686 U JPH0613686 U JP H0613686U JP 5402392 U JP5402392 U JP 5402392U JP 5402392 U JP5402392 U JP 5402392U JP H0613686 U JPH0613686 U JP H0613686U
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curtain
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正行 中家
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正行 中家
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内で利用するのに適したカーテン付き簡易
式トイレを得る。 【構成】 中空台1の上には、簡易式トイレ2が載置さ
れている。また、この中空台1には、4本の支柱フレー
ム3、および手すりフレーム4が突設されており、各支
柱フレーム3の上端には、枠フレーム5が連結されてい
る。この枠フレーム5には、不透明なカーテン6が直接
取り付けられており、簡易式トイレ2の左右並びに後方
を覆い隠している。また、この枠フレーム5のカーテン
レールからは、他の2枚のカーテン7,8が吊り下げら
れており、簡易式トイレ2の前方を覆い隠したり、開放
する。さらに、中空台1は、十分な高さがあるため、そ
の前側にステップ9が形成されており、昇り易くなって
いる。また、この中空台1の下には、4つのキャスター
11が取り付けられており、このトイレが移動可能にさ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、移動可能なカーテン付き簡易式トイレに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の簡易式トイレとしては、様々なものが提供されており、簡単な ものでは、便座付きの容器に蓋を付設したものがあるが、これは蓋を外すと、臭 気が漂うという欠点があった。
【0003】 また、容器に溜められた***物に薬品を振り掛けて、臭気を防止するというも のがあるが、この薬品によって臭気を完全に消すまでには至らなかった。
【0004】 さらに、***物を容器に溜める場合、この容器内の***物の処理が煩わしいと いう不都合を生じた。
【0005】 ところで、病院、養老院等においては、病室内でほとんど寝て過ごし、歩行す ら困難な患者がいる。このような患者は、病室から便所に移動することができな いので、室内で用を足すしかない。しかしながら、先に述べたように簡易式トイ レとして適切なものがなかったので、このために患者は、不便な思いを度々して いた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように従来より、様々な簡易式トイレが提供されているものの、臭気を十 分に防止することができなかったり、あるいは後の処理が煩わしいという不都合 を生じていた。このため、従来の簡易式トイレを例えば病院、養老院等の病室内 で利用することは必ずしも好ましくなく、室内で利用するのに適した簡易式トイ レが強く望まれていた。
【0007】 そこで、この考案の課題は、臭気を防止することができ、かつ後の処理が簡単 で、また室内で利用するのにも適したカーテン付き簡易式トイレを得ることにあ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案においては、便器の下方に突設された筒 体と、合成樹脂性シートのチューブを長手方向に手繰り寄せて環状に折り畳むこ とにより形成され、この環状の中央に前記筒体を位置させて、この筒体を囲むよ うに配置され、前記チューブが引き出されて該筒体の内側で上方から下方へと導 かれる***物収納部材と、前記筒体の下方に配置され、閉じたときには、前記チ ューブを挟み込み溶着して閉塞する開閉手段、および該開閉手段の下方に配置さ れ、この開閉手段が開かれているときには、前記チューブを引き下げる引下げ手 段を少なくとも有するチューブ搬送ユニットと、前記チューブ搬送ユニットの下 方に配置され、このチューブ搬送ユニットの引下げ手段によって引き下げられた 前記チューブを溜める中空台と、前記便器を囲むようにして前記中空台に突設さ れたフレームと、このフレームに取り付けられ、このフレームの内側を覆い隠す カーテンとを備えて構成される。
【0009】
【作用】
この考案によれば、チューブ搬送ユニットの開閉手段は、***物収納部材のチ ューブを挟み込んで溶着し、このチューブを閉塞する。この状態で、便器から排 泄物が落とし込まれると、この***物は、便器下方の筒体の内側を通るチューブ の閉塞された部位まで落下し、ここに留まる。引き続き、開閉手段が開かれると 、引下げ手段は、チューブを引き下げる。この後、開閉手段によってチューブが 再び閉塞されると、チューブは、2箇所で閉塞されることとなる。すなわち、チ ューブは、***物の下側の部位と、上側の部位で閉塞される。したがって、*** 物は、チューブ内に密閉されて収納される。
【0010】 また、カーテンは、便器を囲むフレームに取り付けられ、このフレームの内側 を覆い隠している。このため、この内側で用を足している人は、他の人に見られ ないで済む。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を添付図面を参照して説明する。
【0012】 図1は、この考案に係わるカーテン付き簡易式トイレの一実施例を概略的に示 している。同図において、中空台1の上には、簡易式トイレ2が載置されている 。また、この中空台1には、4本の支柱フレーム3、および手すりフレーム4が 突設されており、この手すりフレーム4が各支柱フレーム3の略中央に連結され ている。さらに、各支柱フレーム3の上端には、枠フレーム5が連結されている 。この枠フレーム5には、不透明な3枚のカーテン6,7,8が垂れ下がってい る。1枚のカーテン6は、枠フレーム5に直接取り付けられており、簡易式トイ レ2の左右並びに後方を覆い隠している。また、他の2枚のカーテン7,8は、 枠フレーム5に取り付けられているカーテンレールから吊り下げられ、移動可能 に支持されており、簡易式トイレ2の前方を覆い隠したり、開放する。
【0013】 さらに、中空台1は、十分な高さがあるため、その前側にステップ9が形成さ れており、昇り易くなっている。また、この中空台1の下には、4つのキャスタ ー11が取り付けられており、このトイレが移動可能にされている。
【0014】 このように簡易式トイレ2の前後左右を各カーテン6,7,8によって覆い隠 しているので、このトイレを利用する人は、他の人から見られないで済む。また 、各支柱フレーム3、手すりフレーム4および枠フレーム5は、パイプフレーム であって、これらのパイプフレームと、3枚のカーテンからトイレの壁面を形成 しているので、このトイレの重量が軽くなっている。このトイレの軽量化と、中 空台1の下の各キャスター11により、このトイレを容易に移動することができ る。このため、例えば病室内での移動、病室から他の病室への移動が容易であり 、複数の人による共用が可能となる。また、このトイレを自動車を改造してなる 移動施設に搭載すれば、車内での利用も可能になる。
【0015】 なお、このトイレは、組立て分解を容易に行うことができる。すなわち、各カ ーテン6,7,8を枠フレーム5に取り付けたり、外すことができ、また各フレ ーム3,4,5を中空台1に取り付けたり、外すことができる。このため、この トイレを分解して運搬し、任意の場所に設置することを容易に行いうる。
【0016】 図2、および図3には、簡易式トイレ2の構成が示されており、図2は、この 簡易式トイレ2を示す斜視図であり、図3は、この簡易式トイレ2の断面図であ る。
【0017】 これらの図に示すように、この簡易式トイレ2では、このトイレ2の外壁を形 成する筐体12が中空台1に固定配置されており、この筐体12の内側には、棚 13が設けられている。この棚13の略中央には、穴が形成されており、この穴 の周縁に朝顔型の筒体14の開口端が連結され、ここに筒体14が突設されてい る。また、筐体12の内側において、チューブ搬送ユニット15が中空台1の上 に配設されており、このチューブ搬送ユニット15の搬送部16は、棚13の穴 の下に位置する。さらに、搬送部16の下の位置で、中空台1には、穴が設けら れている。また、このチューブ搬送ユニット15の駆動部17は、搬送部16に 並設され、その操作パネルが筐体12の側壁に取り付けられている。
【0018】 一方、筒体14の上側の開口端には、洋式便座18が固定されており、この洋 式便座18は、便座枠19によって囲まれている。この便座枠19には、蓋20 が取り付けられており、この蓋20を開閉することにより、洋式便座18を開放 したり、洋式便座18を覆い隠すことができる。また、便座枠19は、筐体12 に対して着脱自在であり、この便座枠19を筐体12から取り外したときには、 棚13の上側に***物収納部材22を収納することができる。
【0019】 この***物収納部材22は、比較的薄い合成樹脂性シートのチューブ23を長 手方向に手繰り寄せて、環状に折り畳んだものである。この***物収納部材22 は、棚13上で筒体14を囲むようにして配置されている。また、この***物収 納部材22のチューブ23は、便座枠19と洋式便座18間の隙間から導出され 、洋式便座18の上側面を摺動して、筒体14の内側を通り、さらにチューブ搬 送ユニット15の搬送部16を介して中空台1の内部に達している。
【0020】 チューブ搬送ユニット15の搬送部16は、チューブ23を挟み込んで閉塞し たり、このチューブ23を挟み込んでいないときに該チューブ23を引き下げる 。この搬送部16によってチューブ23が引き下げられる度に、中空台1には、 チューブ23が溜まっていくこととなる。この中空台1には、チューブ23を溜 めるためのチューブ溜め箱24が配置されている。
【0021】 中空台1の後側には、図4に示すように扉25が取り付けられており、この扉 25を開くことにより、チューブ溜め箱24を取り出して、このチューブ溜め箱 24内のチューブ23を廃棄することができる。
【0022】 なお、この中空台1の上には、チューブ搬送ユニット15の搬送部16の下に 位置する穴26、各支柱フレーム3を突設するための孔27、および手すりフレ ーム4を突設するための孔28が形成されている。
【0023】 チューブ搬送ユニット15の搬送部16は、図5、図6および図7に示すよう に構成されている。図5は、斜視図、図6は、上から見たときの平面図、図7は 、側面図である。
【0024】 これらの図から明らかなように、搬送部16は、支持フレーム31を有してお り、この支持フレーム31は、2本の軸32,33を回動自在に支持している。 一方の軸32は、支持フレーム31の外側で一対のギヤ35a,35b、および 一対のカム36a,36bを軸支し、支持フレーム31の内側で一対のローラ3 7a,37bを軸支している。また、他方の軸33は、支持フレーム31の外側 で一対のギヤ38a,38b、および一対のカム39a,39bを軸支し、支持 フレーム31の内側で一対のローラ40a,40bを軸支している。ここで、一 方の軸32の各ギヤと他方の軸33の各ギヤが噛み合っているので、一方の軸3 2を回動させると、他方の軸33が逆方向に回動する。
【0025】 この支持フレーム31は、コの字型の一対の挟持枠41a,41bを支持して おり、これらの挟持枠41a,41bの上側には、各平板42a,42bが取り 付けられている。これらの平板42a,42bの縁には、一対のシートヒータ4 3a,43bが固定されている。
【0026】 一方の挟持枠41aは、その下端を図8に示すように支持フレーム31に回動 自在に直接取り付けられている。また、他方の挟持枠41bは、揺動柱44を介 して支持フレーム31に連結されている。つまり、揺動柱44の下端が支持フレ ーム31に回動自在に直接取り付けられ、挟持枠41bの上側が揺動柱44に回 動自在に取り付けられている。さらに、この挟持枠41bは、その下端をリンク 棒45に回動自在に取り付けられている。
【0027】 また、一方の挟持枠41aと、揺動柱44は、各コイルバネ46,47によっ て相互に開く方向に付勢されており、カム36aと、カム39aに常に接触して いる。
【0028】 さらに、リンク棒45は、その一端をバネ48を介して支持フレーム31に連 結されており、このバネ48によって常に引っ張られている。また、リンク棒4 5の他端は、起伏腕49に回動自在に取り付けられている。この起伏腕49は、 ペダル支持棒51によって軸支されており、このペダル支持棒51は、支持フレ ーム31を貫通して回動自在に取り付けられている。さらに、このペダル支持棒 51は、L字型に折れ曲がり、その先端で再び折れ曲がって鉤状先端51aを形 成している。この鉤状先端51aは、ギヤ35aに形成されている溝52に嵌ま り込んでいる。
【0029】 また、ペダル支持棒51は、駆動部17を貫通して、筐体12の外部に導出さ れ、外部に導出された端にペダル53が取り付けられている。このペダル53を 踏み込むと、ペダル支持棒51が回動して、ペダル支持棒51の鉤状先端51a がギヤ35aの溝52に沿って移動し、鉤状先端51aが溝52から外れる。
【0030】 ここで、図7に示すようにカム36aと、カム39aによって挟持枠41aと 、揺動柱44が起こされている場合、この揺動柱44に連結されている挟持枠4 1bも起こされるので、一対の挟持枠41a,41bは、相互に対向する。この とき、ペダル支持棒51の鉤状先端51aがギヤ35aの溝52に嵌まり込んで おり、バネ48は、リンク棒45を介して起伏腕49を伏す方向に付勢する。こ のため、ペダル支持棒51の鉤状先端51aがギヤ35aの溝52の終点に至り 、起伏腕49が倒れることとなる。これに伴い、リンク棒45に連結されている 挟持枠41bの下端が左方向に引っ張られ、これにより挟持枠41bは、揺動柱 44との連結位置を支点として、上端を右方向に付勢される。この結果、一対の 挟持枠41a,41bが相互に対向するだけでなく、それらの上側の各平板42 a,42bの縁、つまり各シートヒータ43a,43bが相互に押しつけられる 。
【0031】 なお、各ギヤ35b,38b側にも、各ギヤ35a,38a側と同様に、揺動 柱44、リンク棒45、各コイルバネ46,47、バネ48、および起伏腕49 からなる機構が設けられている。
【0032】 駆動部17は、図2に示すように、そのパネル面が筐体1の側壁の一部を形成 している。このパネル面には、ペダル53が配置されるばかりでなく、メインス イッチ54、パイロットランプ55、およびダイヤル式カウンタ56が配置され ている。
【0033】 図9は、駆動部17の内部構成を示している。同図において、搬送用モータ6 1は、搬送部16の軸32に連結されており、この軸32を矢印A(図7に示す )の方向に回動させる。
【0034】 ペダルリミットスイッチ62は、常開接点であり、ペダル53が踏み込まれて 、ペダル支持棒51が十分に回動すると、このペダル支持棒51に設けられてい るカム(図示せず)によってオンにされる。
【0035】 ダイヤル式カウンタ56は、このトイレの使用に先立って予め操作されるもの であり、適宜の角度だけ時計回りに回動される。この後、このダイヤル式カウン タ56は、後述するようにトイレが使用される度に、少しずつ反時計回りに回動 され、元の位置まで戻ると、この旨を制御部63に通知する。
【0036】 パルス発生部64は、起動されると、パルス状の電流を発生し、この電流を各 シートヒータ43a,43bに流して、これらのシートヒータ43a,43bを 発熱させる。
【0037】 メインスイッチ54は、この駆動部17の電源をオンおよびオフにするための ものである。
【0038】 制御部63は、この駆動部17を統括的に制御しており、搬送用モータ61を 駆動したり、パルス発生部64を起動したり、オンとなっているメインスイッチ 54をオフにする。
【0039】 さて、先に述べた図7に示す状態においては、***物収納部材22のチューブ 23が便座枠21と洋式便座18間の隙間から導出され、洋式便座18の上側面 を摺動して筒体14の内側に導かれ、さらに搬送部16を介してチューブ溜め箱 23に達している。搬送部16では、このチューブ23を各平板42a,42b 間に挟み込んで閉じ、これにより平面状にされたチューブ23の両縁を各ローラ 37a,40a間、および各ローラ37b,40b間に挟み込んでいる。
【0040】 また、この状態において、制御部63は、パルス発生部64を一度だけ既に起 動している。パルス発生部64は、起動されたときに、パルス状の電流を各シー トヒータ43a,43bに流し、これらのシートヒータ43a,43bを発熱さ せる。これにより、チューブ23は、各平板42a,42b間に挟み込まれた部 位で溶着し、閉塞されている。
【0041】 ここで、洋式便座18から***物が落とし込まれると、この***物は、チュー ブ23の閉塞された部位、つまり各平板42a,42b間に挟み込まれた部位に 至り、これらの平板42a,42b上で留まる。
【0042】 この後、ペダル支持棒51のペダル53を踏み込むと、ペダル支持棒51が回 動して、ペダルリミットスイッチ62がオンとなる。制御部63は、このスイッ チ62がオンとなった旨を検知して、搬送用モータ61を回動させる。これによ り、搬送部16における軸32が矢印A(図7に示す)の方向に回動され、もう 1つの軸33が逆方向に回動される。
【0043】 このとき、ペダル支持棒51が回動していることから、ペダル支持棒51の鉤 状先端51aは、図10に示すように起き上がって、ギヤ35aの溝52から外 れる。この鉤状先端51aは、ギヤ35aの溝52から外れると、ギヤ35aが 回動していることから、このギヤ35aの滑らかな周縁を摺動する。
【0044】 各軸32,33の回動に伴い、カム36aと、カム39aもそれぞれの方向で 回動し、これらのカムの短径側が一方の挟持枠41aと、揺動柱44に接する。 このとき、一方の挟持枠41aと、揺動柱44は、各コイルバネ46,47の弾 性力によって、相互に開かれる。また、他方の挟持枠41bは、リンク棒45と の連結位置を支点として、上側を左方向に付勢され、揺動柱44と共に倒れる。 この結果、一対の挟持枠41a,41bは、相互に開いた状態となる。
【0045】 これらの挟持枠41a,41bが相互に開いた状態は、各軸32,33が1回 転する間保持される。
【0046】 一方、先に述べたように、チューブ23の両縁は、各ローラ37a,40a間 、および各ローラ37b,40b間に挟み込まれている。このため、各挟持枠4 1a,41bが開いている際、チューブ23は、各ローラ37a,40a、およ び各ローラ37b,40bの回動に伴い、下方へ引き下げられ、***物が溜まっ ている閉塞部位も引き下げられる。
【0047】 各ギヤ35a,38aが更に回転していくと、各カム36a,39aの長径側 が一方の挟持枠41aと、揺動柱44に接するので、一対の挟持枠41a,41 bは再び閉じていく。
【0048】 ここで、バネ48の張力によって起伏腕49が常に伏す方向に付勢されている ことから、各ギヤ35a,38aが1回転して、ペダル支持棒51の鉤状先端5 1aがギヤ35aの溝52に達すると、鉤状先端51aは、溝52に嵌まり込み 、これにより図7に示す状態に再び戻る。
【0049】 このとき、ペダル支持棒51のペダル53を踏み込んだときとは逆方向にペダ ル支持棒51が回動するので、ペダルリミットスイッチ62がオフになる。制御 部63は、このスイッチ62がオフとなった旨を検知して、搬送用モータ61を 停止させる。
【0050】 こうして各ギヤ35a,38aが1回転し、ペダルリミットスイッチ62がオ ンからオフに切り替わったときには、制御部63は、パルス発生部64を起動す る。パルス発生部64は、起動されると、各シートヒータ43a,43bを発熱 させ、これによりチューブ23を溶着して閉塞する。
【0051】 したがって、チューブ23は、***物を留める下側の部位で閉塞され、搬送部 16によって引き下げられた後に、再び閉塞される。すなわち、チューブ23は 、***物を留めた下側の部位と、その上側の部位で閉塞され、***物を密封する こととなる。
【0052】 こうしてチューブ23内に***物を密封すれば、この***物の臭気が漂うこと はなく、かつ***物が漏れ出すこともない。なお、***物を密封したチューブ2 3は、チューブ溜め箱24に溜められる。
【0053】 一方、先に述べたようにダイヤル式カウンタ56が適宜な角度だけ時計回りに 予め回動されており、制御部63は、パルス発生部64を起動したときに、この ダイヤル式カウンタ56を予め定められた微小角度だけ反時計回りに回動させる 。
【0054】 ここで、これまでに述べたペダル53の踏み込みから、チューブ23の引下げ および閉塞までの一連の動作は、トイレが使用される度に、繰り返し行われ、こ の度に、制御部63は、ダイヤル式カウンタ56を予め定められた微小角度だけ 反時計回りに回動させる。このため、チューブ23が引下げられる度に、ダイヤ ル式カウンタ56は、微小角度ずつ反時計回りに繰り返し回動され、最後に元の 位置に戻る。ダイヤル式カウンタ56は、反時計回りに繰り返し回動され、元の 位置に戻ると、この旨を制御部63に通知する。制御部63は、ダイヤル式カウ ンタ56が元の位置に戻ると、メインスイッチ54をオフにする。このメインス イッチ54がオフになった場合、ペダル53が踏み込まれて、ペダルリミットス イッチ62がオンになっても、搬送用モータ61は、作動しない。これにより、 チューブ23を引き下げることが停止される。
【0055】 また、***物収納部材22のチューブ23は、各ローラ37a,40a、およ び各ローラ37b,40bの回動によって引き下げられるので、1回に引き下げ られる長さは、これらのローラの円周の長さに相当する。このため、チューブ2 3の全長が分かっていれば、このチューブ23を引き下げうる回数、つまりペダ ル53の踏み込みから、チューブ23の引下げおよび閉塞までの一連の動作を繰 り返しうる回数が明らかとなる。
【0056】 そこで、***物収納部材22を配備した当初に、チューブ23を引き下げうる 回数をチューブ23の長さに応じて求め、この回数に応じた回動角度だけ、ダイ ヤル式カウンタ56を時計回りに予め回動しておけば、チューブ23が引下げら れる度に、ダイヤル式カウンタ56が少しずつ反時計回りに回動され、チューブ 23をほぼ使い切ったときに、ダイヤル式カウンタ56が元の位置に戻り、チュ ーブ23の引き下げが停止される。
【0057】 このようにチューブ23をほぼ使い切ったときに、メインスイッチ54をオフ にして、チューブ23の引き下げを停止すれば、そのときから、このトイレの使 用が不可能になるので、チューブ23の交換時期が明らかとなる。また、このと きには、チューブ溜め箱24を中空台1から引出し、使用済みのチューブ23を チューブ溜め箱24から取り出せばよい。
【0058】 このように上記実施例のトイレでは、チューブ23の各所を溶着して閉塞する ようにしているので、チューブ23内の***物を密閉することができる。このた め、***物の臭気が漂うことがなく、かつ***物が漏れ出すこともない。さらに 、後の処理は、チューブ溜め箱24内に溜まった使用済みのチューブ23を廃棄 するだけなので、簡単に済ませることができる。
【0059】 また、このトイレを使用する度に、チューブ23を引き下げているので、この 度に、洋式便座18の上側面でチューブ23が摺動して、この上側面におけるチ ューブ23が新たにされる。このため、人が着座する洋式便座18の上側を常に 清潔に保つことができる。
【0060】 なお、上記実施例における中空台1には、図1に示すステップ9が形成されて いるが、このステップ9の代わりに、図11に示すようにステップ用のフレーム 71と、フレーム71によって支持される各ステップ72とを設けてもよい。
【0061】 また、上記実施例では、洋式の簡易式トイレ2を示したが、和式の簡易式トイ レを中空台1に載置してもよい。図12および図13には、和式の簡易式トイレ の一例が示されており、図12は、この和式の簡易式トイレの斜視図、図13は 、この和式の簡易式トイレの断面図である。
【0062】 これらの図に示すように、この簡易式トイレ81は、中空台1の上に載置され ており、このトイレの筐体82の上には、和式便器83が配設され、この和式便 器83の両側に2枚の踏板84が固定配置されている。この筐体82の内部には 、棚85が配設されており、この棚85には、朝顔型の筒体87が突設されてい る。この筒体87の上側の開口端と、和式便器83との間には、僅かに間隙が空 いている。
【0063】 また、この棚85には、筒体87を囲むようにして、環状の***物収納部材8 8が配置されている。この***物収納部材88は、比較的薄い合成樹脂性シート のチューブを長手方向に手繰り寄せて、環状に折り畳んだものである。この*** 物収納部材88のチューブ89は、和式便器83と筒体87間の間隙を介して導 出され、筒体87の内側通って下へと導かれている。
【0064】 さらに、筐体82の内側において、チューブ搬送ユニット91が中空台1の上 に配設されている。このチューブ搬送ユニット91は、洋式の簡易式トイレ2に おけるチューブ搬送ユニット15と同一の構成であり、搬送部92および駆動部 93からなる。
【0065】 ここで、この和式の簡易式トイレを使用する度に、駆動部93のペダル94を 踏み込めば、搬送部92は、チューブ89を引き下げて閉塞する。これにより、 チューブ89は、中空台1の内部に溜められる。
【0066】
【効果】
以上説明したように、この考案によれば、***物をチューブ内に落とし込み、 このチューブを閉塞するようにしているので、***物の臭気が漂うことはなく、 かつ***物が漏れ出すようなこともない。また、後の処理は、使用済のチューブ を廃棄するだけなので、簡単に済ませることができる。
【0067】 さらに、フレームを便器の周囲に突設し、このフレームにカーテンを吊るすこ とにより、内側を覆い隠しているので、この内側で用を足している人は、他の人 に見られないで済む。また、フレームとカーテンによって外壁を形成しているの で、重量が軽く、移動し易いという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係わるカーテン付き簡易式トイレの
一実施例を示す斜視図
【図2】この実施例における簡易式トイレを示す斜視図
【図3】この実施例における簡易式トイレを示す断面図
【図4】この実施例における中空台を示す斜視図
【図5】この実施例における簡易式トイレのチューブ搬
送ユニットを示す斜視図
【図6】この実施例におけるチューブ搬送ユニットの搬
送部を示す平面図
【図7】この実施例における搬送部を示す側面図
【図8】この実施例における搬送部の一部分を示す分解
斜視図
【図9】この実施例におけるチューブ搬送ユニットの駆
動部の構成を示すブロック図
【図10】この実施例における搬送部の動作状態を示す
側面図
【図11】図1に示したステップの変形例を示す図
【図12】この考案における簡易式トイレの別の例を示
す斜視図
【図13】図12に示す簡易式トイレの断面図
【符号の説明】
1 中空台 2 簡易式トイレ 3 支柱フレーム 4 手すりフレーム 5 枠フレーム 6,7,8 カーテン 9 ステップ 11 キャスター 12 筐体 13 棚 14 筒体 15 チューブ搬送ユニット 16 搬送部 17 駆動部 18 洋式便座 19 便座枠 20 蓋 22 ***物収納部材 23 チューブ 24 チューブ溜め箱 25 扉

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器の下方に突設された筒体と、 合成樹脂性シートのチューブを長手方向に手繰り寄せて
    環状に折り畳むことにより形成され、この環状の中央に
    前記筒体を位置させて、この筒体を囲むように配置さ
    れ、前記チューブが引き出されて該筒体の内側で上方か
    ら下方へと導かれる***物収納部材と、 前記筒体の下方に配設され、閉じたときには、前記チュ
    ーブを挟み込み溶着して閉塞する開閉手段、および該開
    閉手段の下方に配設され、この開閉手段が開かれている
    ときには、前記チューブを引き下げる引下げ手段を少な
    くとも有するチューブ搬送ユニットと、 前記チューブ搬送ユニットの下方に配設され、このチュ
    ーブ搬送ユニットの引下げ手段によって引き下げられた
    前記チューブを内部に溜める中空台と、 前記便器を囲むようにして前記中空台に突設されたフレ
    ームと、 このフレームに取り付けられ、このフレームの内側を覆
    い隠すカーテンとからなるカーテン付き簡易式トイレ。
JP5402392U 1992-07-31 1992-07-31 カーテン付き簡易式トイレ Pending JPH0613686U (ja)

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