JPH06135015A - インクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録方法

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JPH06135015A
JPH06135015A JP4293016A JP29301692A JPH06135015A JP H06135015 A JPH06135015 A JP H06135015A JP 4293016 A JP4293016 A JP 4293016A JP 29301692 A JP29301692 A JP 29301692A JP H06135015 A JPH06135015 A JP H06135015A
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JP4293016A
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Mamoru Sakaki
守 坂木
Jiro Moriyama
次郎 森山
Toshiji Inui
利治 乾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録画像の色境界において、隣接する画素の
インクが互いに影響し合って発生するインクのにじみを
防止し、高品位な記録画像を得る。 【構成】 コード情報により印字された領域の色境界に
ついて、その周囲に隣接するドットを間引いて記録を行
う。 【効果】 ブリーディングの発生がなく、いかなる背景
色であっても、鮮明なキャラクターの記録が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録方
法に関し、特に複数の色のインク液滴を用いて多色画像
の記録を行う、インクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)の3色、または必要に応じて、ブ
ラック(Bk)を追加した4色のカラーインクを用い
て、記録を行うインクジェット記録方式に於いては、速
やかに付着したインクを乾燥、定着させる記録媒体を必
要としてきた。
【0003】付着したインクの乾燥、定着が遅く、記録
媒体上での隣り合うインク滴の混ざり合いが、異色の印
字領域の境界で発生すると、境界部がぼけて不鮮明な画
像となる問題がある。この現象をブリーディング(境界
にじみ)と称している。
【0004】一方、特定の記録媒体を用いずに、上記ブ
リーディングの問題を解決する方法としては、画像情報
を制御し、境界部を構成する所定の領域のドットを印字
しないことにより、境界部でのインクのにじみを発生さ
せない方法も提案されている。
【0005】たとえば特開平3−146355号公報に
は、フォア色に隣接する。バックグランド色の画素ドッ
トにはインクを打ち込まず、その部分を白ヌケ部とする
方法(記録装置)が示されている。この方法は、あらか
じめ画像情報をフォア部(表地)と、バックグランド
(裏地=背景)にわけて入力することにより、フォア部
と実際に画像情報を削除するバックグラウンド部にわけ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記の明
細書中には、特定の画像からフォア部とバックグラウン
ド部を具体的に区別する方法が記載されていない。実際
に一方の印字領域が、他方の印字領域に囲まれるように
して、色の異なる印字境界部が形成されるとは限らず、
単に隣接するだけの場合も多い。この場合にも境界にじ
みは発生するが、単に隣接するだけの場合にはフォア
部、バックグラウンド部をいう特定ができないためにど
ちらの印字領域から、対応する画素ドットを間引くかが
問題となる。
【0007】間引きを実施する印字領域を指定する方法
として、ひとつは色を指定する方法がある。一つの例と
して、明度の低い色に隣接する明度の高い方の色の印字
領域から対応する画素ドットを間引く方法があげられ
る。例えば、BkとYの印字領域の境界部では、Bkド
ットに隣接する。画像ドットのYを記録しないように間
引くと、ブリーディングの発生を抑制できるとともに、
白ヌケ部分が目立ちにくい利点がある。
【0008】この場合の問題点は、明度の低い色の印字
領域に囲まれた明度の高い色によるキャラクター(アル
ファベット、文字、漢字等)が印字される場合である。
この場合キャラクター部分の印字領域の方から隣接する
画素ドットを間引いてしまうとキャラクター部分の大半
を白ヌケが占めてしまい、キャラクターを形成する色が
判別できなくなる問題がある。
【0009】本発明の目的は、色境界部を構成する画素
ドットを、インクを打ち込まない白ヌキとする(間引き
を行う)ことにより、色境界部に於いて隣接する双方の
インクが、互いに影響しないようにして、インクにじみ
を防止し、これをもって記録媒体を選択しなくとも、高
品位な画像を得ることのできるインクジェット記録方法
を提供することである。
【0010】更に、本発明のもうひとつの目的は、いか
なる記録画像に対しても間引き部分の白ヌキを目立たぬ
ようにした間引きの方法を提供し、記録画像によって間
引き方を選択しなくとも、高品位な画像を得ることので
きるインクジェット記録方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
画像情報に基づき複数色の記録液滴を吐出して記録媒体
上に、画像を記録するインクジェット記録方法に於い
て、前記、画像に於いて、コード情報により規定される
印字領域に沿った所定領域に対応する画像情報を前記、
記録液滴を吐出しない情報とする処理を行う記録制御を
行うことを特徴とする。
【0012】更に、前記画像に於いて、コード情報に対
応しない印字領域の色境界に於いては、少なくともブラ
ック(Bk)の印字領域の色境界に沿った所定領域に対
応する画像情報を吐出しない情報とする処理を行う記録
制御を行うことを特徴とする。
【0013】
【作用】以上の構成により、特殊な記録媒体を用いずに
どんな形状、色の組合わせをもつ画像に対しても、ブリ
ーディングの発生がなく、白ヌキが目立たない鮮明な画
像を提供でき、特に色の組合わせに関係なくコード情報
の周囲が間引かれるため、間引き制御の結果、キャラク
ター(文字、アルファベット、漢字)を形成する色が判
別できなくなるような問題を発生しない。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を説明
する。
【0015】図1は本発明に懸かる従来のカラーインク
ジェット記録装置の斜視図である。図1において、キャ
リッジ1はリードスクリュー4、ガイド軸5上を不図示
のキャリッジモーター508と連動したリードスクリュ
ー4とによって平行移動させられる。キャリッジ1上に
は印字ヘッド2が固定され、またカートリッジガイド3
に沿って着脱自在のカラーカートリッジ10、ブラック
カートリッジ11が装着され、インクが供給される。
【0016】印字ヘッド2から吐出されるインクは印字
ヘッド2に対向する被記録媒体、つまり記録用紙6上に
着弾し、画像を形成する。記録用紙6は不図示の排紙モ
ーターと、連動する給紙ローラー7、排紙ローラー8、
紙押さえ板9とによって印字と連動して排紙されて行
く。
【0017】図2にキャリッジ1の詳細を示す。カラー
カートリッジ10、ブラックカートリッジ11は印字ヘ
ッド2の後部から取付けられ、図4(a)に図示のパイ
プ204、205、206、207からインクを供給す
る。カラーカートリッジ10はシアン、マゼンタ、イエ
ローのインクを一つの筐体に備え、それぞれのインクは
隔離壁によって分離されている。
【0018】図3に印字ヘッド2の詳細を示す。201
はインクジェット吐出原理にかかわるとヒーター等を形
成するシリコン基板。202は印字ヘッド2の駆動回路
を含むプリント基板。203はシリコン基板201、プ
リント基板202を備えるアルミプレート。204、2
05、206、207はカラーカートリッジ10、ブラ
ックカートリッジ11からのインクをディストリビュー
ター208を通じて印字ヘッド2の吐出部分に供給する
ためのパイプ。2Y、2M、2C、2Bkはそれぞれイ
エロー、シアン、マゼンタ、ブラックのインクを吐出す
るノズル群。本発明に懸かる印字ヘッド2は、それぞれ
の色のノズルは一列に配列されている。また、各色のノ
ズル数は、2Yで24、2Mで24、2Cで24、2B
kで64とする。そして、ノズル2Yと2M、ノズル2
Mと2Cの間にはノズル2Y、2M、2C、2Bkと等
ピッチで8ノズル分の間隔が設けられている。ノズル2
Cと2Bkの間には同様に16ノズル分の間隔が設けら
れている。
【0019】リードスクリュー4、ガイド軸5沿ってキ
ャリッジ1が移動する方向を主走査方向と呼ぶ。また、
主走査方向とは垂直な方向に各色のヘッドノズルは配列
され、その配列方向を副走査方向と呼ぶ。
【0020】図11に該ノズル2Y、2M、2C、2B
kの内部の詳細を示す。シリコン等の基板221上に電
気熱エネルギー変換素子(ヒーター)223を、配線と
ともに半導体と同様の工程を経て等間隔に形成し、各ヒ
ーター223の間に樹脂層を積層して隔壁228を形成
し、各隔壁228の上に板上の液路形成部材227を接
合し、その上に、硝子等の天板225を接合しノズル2
22、液路226および共通液室224を形成してい
る。
【0021】図12は印字ヘッド2の一つのノズルにつ
いて、そのインクの吐出原理について説明している。
【0022】(a)吐出待機状態。223aはインク。
223bは液路。
【0023】(b)インク吐出用ヒーター223が電気
信号によって加熱され、気泡223cが発生した様子。
【0024】(c)継続的に電気信号がヒーター223
に与えられ、気泡223cが成長している様子。
【0025】(d)インク223aの液滴が吐出した様
子。
【0026】(e)ヒーター223が電気的に切断さ
れ、インク223aがノズルの吐出口まで再充填した様
子。 以上のプロセスにおいて、ヒーター223の温度上昇が
急峻に立ち上がると同時にヒーター223近傍のインク
223aの温度上昇が追従し、気泡発生が良好に行われ
ることが望まれるが、外気温・インクの特性等によって
単相の電気パルスの印加だけでは必ずしも理想的な吐出
状態を実現することは困難である。そこで、ヒーターの
加熱前に、あらかじめノズル223b周囲に保温してお
く手法、および、気泡発生用の電気的パルスの直前にプ
リヒートパルスなるパルスを印加する手法がとられる。
【0027】以下図5乃至図7は、上記説明したカラー
インクジェット記録装置により記録した画像を、模式的
に表わしたものであり、枠内に10×10の画素が記録
される。図中の〇はBkドット、XはYドットを表わ
す。
【0028】図5(a)に示す様に記録を行ったところ
BkとYの印字境界部でブリーディングを発生し、境界
が不鮮明となり、品位に乏しい画像しか得られなかっ
た。
【0029】図5(b)は、本発明の実施形態のひとつ
であり、境界部のBkドットに隣接するY印字領域の画
像ドットの1ドットずつを間引いた例である。
【0030】図5(c)は、同様に、境界部のYドット
に隣接する。Bk印字領域の画素ドットの1ドットずつ
を間引いた例である。
【0031】図5(b)(c)の模式図に示される通り
の印字を同様に行ったところ、ブリーディングを発生せ
ず、高品位な画像が得られた。ただし図5(c)の方法
の場合、図5(b)の方法を比較して、境界部の白ヌキ
が目立った。
【0032】図6(a)は、Y印字領域中に、コード情
報に基づくアルファベット文字「A」のBk文字が印字
された部分の模式図である。図6(b)は、本発明の実
施形態のひとつであり、境界部のBkドットに隣接する
Y印字領域の画素ドットの1ドットずつを間引いた例で
ある。
【0033】前述の方法と同じ方法を用いて、図6
(a)、(b)に示される通りの印字を行った。図6
(a)に基づく画像は、ブリーディングがひどく、文字
Aの画像品位が悪かったのに比べ、図6(b)に基づく
画像はブリーディングもなく、Yの背景中に鮮明なAの
文字が確認できた。
【0034】図7(a)は、図6(a)に於けるYとB
kの印字領域を反転させたものである。同様に図7
(b)は、コード情報に基づき印字されたキャラクター
「A」のYドットに隣接する。背景のBkドットの1ド
ットを間引いた本発明の実施形態のひとつである。一
方、図7(c)は、背景のBkドツトに隣接するキャラ
クター「A」中のYドット、1ドット分を間引いた場合
の模式図である。同様に印字を行ったところ、図7
(a)の方法では、Aの文字が判読できない状態であっ
た。図7の方法では、Bk背景中に鮮明なYの文字
「A」が確認された。一方図8の方法では「A」の文字
は判読できたが、エッジが不鮮明で品位が悪く、又、コ
ード情報の方を間引いたため、「A」の文字の色Yは確
認できなかった。
【0035】以上のように、コード情報により印字され
た領域の色境界は、その周囲の部分を常に間引いて記録
することにより、鮮明なカラーのキャラクターが印字さ
れる。
【0036】次に、本発明の動作について、図8に示す
フローチャートに従って説明する。
【0037】図8に示すフローチャートのステップS1
ではまず入力データをYMCK各色に対応したデータに
変換する。
【0038】ステップS2では、注目画素の有無を判定
する。記録データが無い場合にはステップS3へ進み、
注目画素は記録を行わない不吐出データとし、ステップ
S8へ進む。ステップS2において記録データがある場
合、ステップS4へ進み、注目画素について吐出データ
とし、ステップ5へ進む。
【0039】ステップS5で、注目画素の記録データ
が、コード情報に基づくデータであるか否かを判定す
る。
【0040】記録データがコード情報でない場合には、
ステップS8に進み、隣接画素に記録データがあれば隣
接画素を吐出データとし、隣接画素に記録データがなけ
れば、非吐出データとする。すなわち隣接画素のデータ
に特別な処理は行わない。
【0041】ステップS3の処理を行った場合も同様に
ステップS8に進む。
【0042】ステップ5で注目画素がコード情報に基づ
くデータの場合には、ステップS6に進み、隣接画素の
記録データがコード情報に基づくデータであるか否か判
定する。更にステップS6でYesの場合には、ステッ
プS7にすすみ、隣接の画素の色が注目画素と同じであ
るか否かを判定する。
【0043】ステップS6、S7がともにYesの場
合、すなわち隣接画素の記録データが注目画素と同じ色
であるか、またはコード情報である場合には、ステップ
S8へ進み、それ以外の場合はステップS9へすすむ。
ステップS9に於いては、隣接画素の記録データの有無
にかかわらず、その隣接画素は非吐出データとする処理
を行う。
【0044】ステップS8、S9の処理の後は、ステッ
プS10へ進み、ヘッド駆動回路14を駆動して記録ヘ
ッド15で記録動作する。
【0045】ステップS2からS9は、本発明で示され
る駆動データ作成ルーチンである。
【0046】図9は、本発明に適用可能なカラーインク
ジェット記録装置のブロック図である。92は、入力デ
ータをY.M.C.Bkの4色に対応した各色のデータ
に変換するYMCK変換回路、駆動データ作成回路93
は、図8に示したフローチャートのステップS2〜S9
の処理を行う。ヘッド駆動回路94は、駆動データ作成
回路93による各色の駆動データに基づき、記録ヘッド
95を駆動する。
【0047】以上説明したような構成によって、鮮明な
カラーのキャラクターが印字できる。
【0048】(その他の実施例)本発明の実施例では、
コード情報に基づいて記録されるキャラクターについ
て、その周囲のドットを間引く方法について説明した
が、更に、コード情報以外の部分について、従来の方法
を用いてBkに隣接する周囲のドットを間引いて記録し
ても良い。Bkに隣接する他の色のドットを間引くこと
により、更にブリーディングの発生がなく白ヌキ部分の
目立たない鮮明な画像が形成される。
【0049】また、図1に好適なカラーインクジェット
記録装置の例を示した。該装置は各色のインクに対応し
た吐出口が縦一列に配列されている。本発明はこれに限
定されるものではなく、図10に示すような各色の吐出
口の例を横に配列するようなカラーインクジェット記録
装置であっても適用できる。図10(a)において、キ
ャリッジ101上には夫々マルチノズル(例えば128
ノズル)の記録ヘッド121〜124が並設されてお
り、ヘッド121はブラック(Bk)、ヘッド122は
シアン(C)、ヘッド123はマゼンタ(M)、ヘッド
124はイエロ(Y)のインクを夫々吐出する。各記録
ヘッドには可撓性のパイプ3を介して夫々インクタンク
4から各色のインクが供給されると共に、多数の導線を
配列して埋設した可撓性の絶縁ベルト151〜154を
介して各ノズルの駆動信号が供給される。一方、キャリ
ッジ101は2本のガイドレール108上の載せられて
下り、該キャリッジ101に連結した無端ベルト109
をパルスモータ110で駆動することによりキャリッジ
101をX方向に往復走行させて主走査を行う。また、
記録紙112はローラ対113、114により展張され
ており、該ローラ対の一方114に連結したパルスモー
タ115で記録紙112をY方向に給送し副走査を行
う。以上により、記録紙112にカラーの画像やキャラ
クターを記録する。
【0050】図10(b)は、記録ヘッド121〜12
4の吐出口部分を示す図である。132は吐出口131
を形成するための吐出口面である。吐出口131の列は
キャリッジ101にほぼ垂直に設けてあり、図10
(a)に示すX方向と同じ方向へ走査されて記録を行
う。
【0051】以上のような装置を用いた本発明の方法
は、入力された画像情報に基づき、画像中の境界部分を
識別し、いずれか一方の印字領域がコード情報に基づく
ものであれば、コード情報の周囲のエリアを白ヌキし、
コード情報に基づくものがなければ、特定の色(例えば
Bk)の印字領域に隣接するエリアを白ヌキとする。
【0052】本発明に於いては、コード情報がない場合
には、少なくともBkの印字領域に隣接するエリアを白
ヌキにすることが好ましい。
【0053】なお、上記実施例に於いては、白ヌキがな
される領域は色境界に沿った画素ドットの一例とした
が、本発明の適用は、これに限らず打ち込まれるインク
量等に鑑みて所望の領域とすることもできる。
【0054】本発明の適用可能なカラーインクジェット
記録装置として熱エネルギーを利用する方式を説明した
が、ピエゾ等の振動を利用した機械式のインクジェット
記録装置であってもよい。
【0055】また本発明は、特にインクジェット記録方
式の中でも熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、
記録装置に於いて、優れた効果をもたらすものである。
【0056】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的
にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡
を形成出来るので有効である。この気泡の成長、収縮に
より吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、
少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
62号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
採用すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0057】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。
【0058】
【発明の効果】以上のような本発明の方法によれば、コ
ード情報により印字された領域の色境界に於いて、その
周囲部分が常に白ヌキとされることから、ブリーディン
グの発生がなく、いかなる背景色ができても、鮮明なカ
ラーのキャラクター(アルファベット、漢字等)が印字
される。
【0059】更に少なくとも、コード情報以外の部分に
於いて、Bkに隣接する周囲ドットを白ヌキとすること
によって、ブリーディングがなく、白ヌキ部分の目立た
ない鮮明な画像が形成される。
【0060】この結果、記録媒体として、インク吸収能
力に優れた特定の記録媒体を用いることがなくても、高
品位な画像を得ることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係かるインクジェット記録装置の斜視
図である。
【図2】本発明に係かるインクジェット記録装置に搭載
されるキャリッジの詳細図である。
【図3】インクジェットヘッドの詳細図である。
【図4】インクジェットヘッドの内部詳細図である。
【図5】記録画像の画素ドット構成図である。
【図6】記録画像の画素ドット構成図である。
【図7】記録画像の画素ドット構成図である。
【図8】本発明の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明にインクジェット記録装置のブロック図
である。
【図10】本発明の適用可能な他のインクジェット記録
装置を示す図である。
【図11】インクジェットヘッドの吐出原理を説明する
図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 2 印字ヘッド 3 カートリッジガイド 92 YMCK変換回路 93 駆動データ作成回路 94 ヘッド駆動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像情報に基づき、複数色の記録液滴を
    吐出して、記録媒体上に画像を記録するインクジェット
    記録方法に於いて、 前記、画像に於いてコード情報により規定される印字領
    域に沿った所定領域に対応する画像情報を、前記記録液
    滴を吐出しない情報とする処理を行う記録制御、 を行うことを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 前記、画像に於いて、コード情報に対応
    しない印字領域の色境界に於いては、少なくともブラッ
    ク(Bk)の印字領域の色境界に沿った所定領域に対応
    する画像情報を吐出しない情報とする処理を行う記録制
    御、 を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録方法。
JP4293016A 1992-10-30 1992-10-30 インクジェット記録方法 Pending JPH06135015A (ja)

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