JP3244943B2 - インクジェット記録方法及び記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法及び記録装置

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JP3244943B2
JP3244943B2 JP13569594A JP13569594A JP3244943B2 JP 3244943 B2 JP3244943 B2 JP 3244943B2 JP 13569594 A JP13569594 A JP 13569594A JP 13569594 A JP13569594 A JP 13569594A JP 3244943 B2 JP3244943 B2 JP 3244943B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク滴を記録媒体に
付着させて文字や画像を形成するインクジェット記録方
法及び記録装置に係り、特に、高解像度記録、あるい
は、高階調記録に適するインクジェット記録方法及び記
録方法に関する。
【0002】本発明は、通常の紙、専用紙、布、OHP
用紙、等の記録媒体を用いる機器すべてに適用できる。
具体的な適用機器としては、プリンタ、複写機、ファク
シミリ等を挙げることができる。
【0003】
【従来の技術】インクジェット記録は、低騒音、低ラン
ニングコスト、装置の小型化が容易、カラ−化が容易、
等の利点がある。カラ−インクジェット記録は、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロ−(Y)の3色のイン
クを使用し、あるいは、それらの3色にブラック(B
k)を加えた4色のインクを使用して行う。また、グリ
−ン(G)、レッド(R)、ブル−(B)等のインクを
使用して、カラ−記録を行うものもある。
【0004】従来のインクジェット記録において、イン
クのにじみのない画像を得るためには、インク吸収層を
有する専用紙を使用する必要があった。近年はインクの
改良により、プリンタや複写機等で大量に使用される
「普通紙」への印字適性を持たせた方法も実用化されて
いる。
【0005】しかしながら、「普通紙」への高解像度の
記録品位はまだ不十分なレベルに留まっているのが現状
である。その原因は、記録媒体に付着したインクのにじ
みによるところが大きい。
【0006】インクのにじみを少なくすることを考慮し
て設計した専用紙に記録した場合と普通紙へ記録した場
合とを、同じ体積のインク滴で比較すると、当然、普通
紙でのにじみは専用紙より大きくなる。従って、普通紙
での高解像度の記録は専用紙より不利である。そこで、
普通紙での記録はより小さい体積のインク滴で記録すれ
ば良い。
【0007】また、普通紙への平均的な単位面積当りの
インク量の低減によってもにじみを減少させることは可
能である。ただしこの場合には、グレー階調記録時の記
録特性を悪化させ、また、特にカラー記録時に原画像の
色相の変化を誘発し、さらには、記録画像の解像度を低
減してしまう欠点がある。
【0008】一方、解像度を高める擬似的方法としてス
ムージング処理に関する公知技術は多い。例えば、米国
特許明細書4809021には、3種以上の大きさのド
ットを使用してスムージング記録する記載がある。これ
は、多種の大きさのドットを使用して、例えば文字等を
滑らかに記録する技術である。この方法では、多種の大
きさのドットを常に記録するための準備が必要である。
例えば、多種のノズル径を有する記録ヘッドと、記録す
べき画像を各ノズル径に対応したデータに変換する部分
が必要である。
【0009】また、画像品位を高める方法としてエッジ
強調に関する提案も多数ある。例えば、特開平1ー21
2176号公報には、画像信号を2次微分して原画像の
信号をスムージングしたデータと演算し、エッジ部分を
強調することが記載されている。これは、解像度の一定
なエッジ強調に関する提案である。その他エッジ強調に
関する提案は多く、公知の手段が多数ある。
【0010】上述のように、従来のインクジェット記録
においては、画像品位を高めるため種々の提案がなされ
ている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
インクジェット記録においては、種々の入力データに応
じて高解像度で、かつ高品位な画像を得ることはできな
かった。
【0012】そこで、本発明は入力データによらず高解
像度で高品位の記録を行うことができるインクジェット
記録方法及び記録装置を提供することを目的をする。
【0013】さらに、本発明は普通紙に対しても高解像
度の記録を行うことができるインクジェット記録方法及
び記録装置を提供することを目的をする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を達成
するため、インクを吐出する記録ヘッドを用いて記録を
行うインクジェット記録方法において、低解像度で相対
的に量の多いインクを吐出して記録を行う第1の記録モ
ードと、高解像度で相対的に量の少ないインクを吐出し
て記録を行う第2の記録モードを設定し、低解像度また
は高解像度の入力データを、設定された前記第1または
第2の記録モードに応じた解像度の前記記録ヘッドを駆
動する記録データに変換し、変換された記録データに基
づいて、前記設定手段で設定された記録モードに応じた
記録制御を行う工程を有することを特徴とする。
【0015】また、本発明は、インクを吐出する記録ヘ
ッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置におい
て、低解像度で相対的に量の多いインクを吐出して記録
を行う第1の記録モードと、高解像度で相対的に量の少
ないインクを吐出して記録を行う第2の記録モードを設
定する設定手段と、低解像度または高解像度の入力デー
タを、この設定手段によって設定された前記第1または
第2の記録モードに応じた解像度の前記記録ヘッドを駆
動する記録データに変換する変換手段と、この変換手段
によって変換された記録データに基づいて、前記設定手
段で設定された記録モードに応じた記録制御を行う記録
制御手段とを有することを特徴とする。
【0016】
【作用】上記構成によれば、低解像度または高解像度の
入力データを記録モードに応じた解像度の記録ヘッドを
駆動する記録データに変換し、変換された記録データに
基づいて設定された記録モードに応じた記録を行うこと
ができるので、入力データの解像度によらず高品位の記
録を行うことができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。
【0018】(実施例1)低解像度のデータを高解像度
記録 図1は、本発明を適用可能な一実施例としてインクジェ
ット記録装置の斜視図を示す。記録装置100の給紙位
置に挿入された記録媒体106は、送りローラ109に
よって記録ヘッドユニット103の記録可能領域へ搬送
される。記録可能領域における記録媒体の下部には、金
属製のプラテン108が設けられる。キャリッジ101
は、2つのガイド軸104と105によって定められた
方向に移動可能な構成となっており、記録領域を往復走
査する。キャリッジ101には、4色のインクを供給す
るインクタンクとそれらのインクを吐出する記録ヘッド
とを含む記録ヘッドユニット103が搭載されている。
本実施例のインクジェット記録装置に設けられる4色の
インクは、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ
(M)、イエロー(Y)である。107はスイッチと表
示パネルであり、各種記録モードの設定や記録装置の状
態を表示する。
【0019】図2は、記録ヘッドユニットの斜視図であ
る。ブラックインクを収容するブラックインクタンク2
1と、他の三色のカラーインクが一体となって収容され
るカラーインクタンク20は、それぞれパイプにより記
録ヘッド102に連結され、各タンクのインクが記録ヘ
ッド102に供給される。吐出口面22には、Bk、
C、M、Y、の各色に対応した複数の吐出口からなる吐
出口列23がある。各色の吐出口の数はそれぞれ32個
である。各色32個ある吐出口の間隔は、ドットピッチ
が約70μmとなる、360dpiの密度で直線状に配
置している。また、各色の吐出口列は、8ドットピッチ
分の間隔を設けて配置されている。また各色の吐出口
は、Bk,C,M,Yの順に記録されるように配列され
ている。
【0020】本実施例のインクジェット記録装置は、イ
ンクの液路(ノズル)に対応して電気・熱変換体を配置
し、記録情報に対応する駆動信号を電気・熱変換体に印
加してノズルからインクを吐出させる、いわゆるバブル
ジェット記録方式を採用するものである。
【0021】図3は、記録ヘッドの電気熱変換体付近の
拡大断面図、図4は、記録ヘッドの電気熱変換体付近の
拡大正面図である。
【0022】記録ヘッドの電気・熱変換体である発熱体
30は、図4に示すように、全てのノズルに対してそれ
ぞれ独立に発熱可能な構成の2個の発熱体、H1とH2
が設けられている。
【0023】通常の低解像度での記録時は360dpi
の記録密度で記録する。この時のインク吐出時には、各
吐出口に対応したH1とH2とが同時に発熱される。発
熱体H1,H2の発熱により急速に加熱されたノズル内
のインクは膜沸騰により気泡を形成し、この気泡生成の
圧力により図3に示すようにインク滴35が記録媒体3
1に向かって吐出され、記録媒体上に文字や画像を形成
する。この場合の吐出される各色のインク滴の体積は約
40ngである。
【0024】これに対し、高解像度記録時は、各ノズル
のH1だけが発熱するよう制御され、吐出される各色の
インク滴の体積は低解像度の記録時よりも少ない約20
ngである。
【0025】このように、同一のノズルから異なる体積
を吐出することが可能な記録ヘッドを使用して、小さい
体積のインクのみを使用して、高解像度の記録を行っ
た。異なるインク体積の吐出を得るためには、このよう
に各ノズルに2個の電気熱変換体を使用する方法以外に
も、例えば、インク吐出時に電気熱変換体に与えるパワ
ーを制御したり、インクの温度を制御したりすることに
よっても可能であり、本発明においてはいずれの方法も
適用することができる。
【0026】吐出口23の各々には、吐出口に連通する
インク液路が設けられており、インク液路が配設される
部位の後方にはこれら液路にインクを供給するための共
通液室32が設けられる。吐出口の各々に対応するイン
ク液路には、これら吐出口からインク滴を吐出するため
に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体であ
る発熱体30(図4に示すH1、H2)やこれに電力を
供給するための電極配線が設けられている。これら、発
熱体30や電極配線は、シリコン等からなる基板33上
に成膜技術によって形成される。発熱体30の上にはイ
ンクと発熱体が直接接触しないように保護膜36が形成
されている。さらに、この基板上に樹脂やガラス材より
なる隔壁34を積層することによって上記吐出口、イン
ク液路、共通液室等が構成される。
【0027】このように、電気熱変換体を使用した記録
ヘッドは、インク滴吐出時に熱エネルギー印加により形
成される気泡を使用しているため、通称バブルジェット
記録ヘッドと呼ばれている。
【0028】ここで、本実施例において、通常の低解像
度記録である360dpiの記録時は、吐出される各色
のインク滴の体積を約40ngとし、高解像度記録時に
吐出される各色のインク滴の体積を約20ngとした。
この理由を以下に示す。
【0029】これは、普通紙における360dpiでの
1画素あたりの平均的な最大インク吸収量が約80ng
であることから定めた。2次色であるレッド(R)、グ
リーン(G)、ブルー(B)の色を記録するときには、
Y、M、Cのインク滴を2ドット混色する。このため、
各色のインク滴の体積は、普通紙上で溢れ出ないよう
に、最大吸収量の半分の約40ngとしてある。
【0030】次に、720dpiの高解像度記録時は、
本来、1ドットのインクの体積を360dpi記録時の
1/4である10ngとし、360dpi記録時に1ド
ット記録していた領域に対し4ドットを記録すべきであ
る。しかしながら、所望の記録位置に所望のタイミング
で通常の4分の1である約10ngのインク滴を安定に
吐出でき、しかも複数のノズルを配置したマルチノズル
の記録ヘッドを安価に量産することはかなりの困難であ
る。それは、ノズルの加工精度や微細なゴミの目詰り等
による生産性の低下のためである。さらに、通常の記録
時の約40ngのインク滴吐出と、高密度記録のための
約10ngのインク滴吐出とを両立することは、技術的
に困難である現状の生産技術では、小さいインク滴の体
積を20ngにすることは、吐出するインク滴の体積を
10ngにすることに比べ、現実的に可能であり、本発
明の適用により画像品位に優れた高解像の記録を行うこ
とができる。
【0031】また、今後の生産技術の進歩により、10
ng、さらには、5ngとより少ない体積のインク滴を
安定に吐出することが可能な記録ヘッドが生産可能にな
った場合には、本発明を適用することにより、さらに高
解像度の記録が可能になる。
【0032】記録媒体における、単位面積当りの平均的
な最大インク吸収量の決定は、通常、特定の面積を均一
にぬりつぶした領域を記録した場合を最悪値として設計
する。それは、均一にぬりつぶした部分のインクは記録
媒体の内側に限って浸透することができるためである。
これに対して、エッジ部付近は記録領域の外にインクが
溢れ出て浸透することが可能であり、この限りではな
い。
【0033】一方、文字や画像を記録する場合には、そ
のエッジ部をより濃く記録すると品位が良いことが一般
に知られている。
【0034】そこで、360dpi角を単位面積とした
単位面積当りのインク記録量を、エッジ部は単色で最大
80ng(2色で160ng)、エッジ部でない部分は
単色最大40ng(2色80ng)とする処理を加えた
記録データでの記録を試み、良好な結果を得た。
【0035】図20は、本実施例に係る記録装置の機能
ブロック図である。
【0036】まず、記録装置にデータが入力される。こ
のデータは、記録データと、記録装置を制御するための
制御データであり、記録モードを決定するためのモード
データも含まれる。記録モード判別手段300では、入
力されたデータのうち、記録データとモードデータに基
づいて、第1の記録モードか、第2の記録モードかを判
別し、それに応じたモード設定をする。
【0037】この判別は、本実施例では以下の2種類
(手動選択、自動選択)を選択可能としている。 ユーザ設定で決定するモードデータにより決定する。
具体的には、ユーザが記録装置のパネルで選択する。又
は、ホストコンピュータ内で処理するプリンタドライバ
でユーザが設定する。これは、記録する頁単位で設定可
能である。 自動設定で決定する。具体的には、更に、以下の種類
がある。
【0038】1.入力された記録データが、360dp
i以下の解像度である場合には、全て第1の記録モード
で記録し、720dpiの高解像度データがあると、第
2の記録モードで記録する。このモードは、入力された
データに忠実な解像度で記録する場合に好適である。入
力画像そのものを重視する場合に適している。
【0039】2.記録データが文字データの場合のみ、
第1の記録モードで記録する。このモードは、文字を高
速に記録し、文字以外の部分を高画質で記録したい場合
に好適である。文字は読む目的、また、画像は見る目的
で記録する場合に適している。
【0040】3.記録データが文字データの場合のみ、
第2の記録モードで記録する。このモードは、文字以外
の部分を高速に記録し、文字の部分を高画質で記録した
い場合に好適である。文字の品位を重視し、それに他の
画像が付加された記録物を得る場合に適している。
【0041】4.記録データが黒色の文字データの場合
のみ、第1の記録モードで記録する。このモードは、黒
色の文字のみを高速に記録し、それ以外の部分を高画質
で記録したい場合に好適である。黒の文字は読む目的、
また、他の色の文字や画像は見る目的で記録する場合に
適している。
【0042】5.記録データが黒色の文字データの場合
のみ、第2の記録モードで記録する。このモードは、黒
色の文字のみを高画質で記録し、それ以外の部分を高速
に記録したい場合に好適である。黒色の文字の品位を重
視し、それに他の画像が付加された記録物を得る場合に
適している。
【0043】6.記録データが黒色データの場合のみ、
第1の記録モードで記録する。このモードは、黒色のみ
を高速で記録し、それ以外の部分を高画質で記録したい
場合に好適である。
【0044】この場合は、更に2つの場合に分けられ
る。1つは、Y,M,Cを含む記録領域全体(C,M,
Yに隣接したBkも領域に含む)のみを高画質で記録す
る場合であり、もう1つは、Y,M,Cデータのみを高
画質で記録する場合である。いずれも、カラー記録画像
を重視した記録時に好適である。
【0045】7.記録データが黒色データの場合のみ、
第2の記録モードで記録する。このモードは、黒色のみ
を高画質で記録し、それ以外の部分を高速で記録したい
場合に好適である。
【0046】この場合は、更に2つの場合に分けられ
る。1つは、Bkを含む記録領域全体(Bkに隣接した
Y,M,Cを含む)のみを高画質で記録する場合であ
り、もう1つは、Bkデータのみを高画質で記録する場
合である。いずれも、黒色の記録画像を重視した記録時
に好適である。
【0047】8.記録データがビットマップデータの場
合のみ第2の記録モードで記録する。このモードは、ビ
ットマップデータのみを高画質で記録し、それ以外の部
分を高速に記録したい場合に好適である。
【0048】9.記録媒体が普通紙である場合のみ、第
2の記録モードで記録する。このモードでは、記録媒体
に応じて最適記録モードで記録する場合に好適である。
例えば、トランスペアレント(OHP)シートでは、第
1モード(低解像度)で記録する。トランスペアレント
(OHP)シートに記録した文字や画像は、オーバーヘ
ッドプロジェクターで投射すると、高い解像度で記録し
てもその解像度が反映されない。従って、低解像度で記
録してもよく、高速に記録することができる。この場合
の具体的実施にあたっては、記録装置に光学センサ等の
記録媒体判別センサを設け、自動判別としても良い。こ
れらの各々、または、これらを組合せてモードを自動設
定する。
【0049】第1の記録モードである高速記録モード
と、第2の記録モードである高品位記録モードとは、記
録品位と記録速度の点で相反する特徴を有しているの
で、上記のような目的によって選択するのが望ましい。
【0050】モード設定の範囲は、記録する頁単位で設
定可能である。また、頁内でも記録領域によって自動的
に変更可能である。この場合、頁内のしかも記録ヘッド
の同一走査内で、第1と第2の記録モードが混在する場
合には、記録ヘッドの走査は、高解像度記録である第2
の記録モードとして動作し、第2の記録モードは第1の
記録モードを包含する。
【0051】第1の記録モードでは、第1の液滴吐出設
定手段301が、吐出するインク滴の体積が40ngに
なるよう設定する。具体的には、上述した発熱体30
(H1、H2)の両方を使用するよう設定する。次い
で、第1の記録条件設定手段302が、紙送り量や、記
録ヘッドの発熱体30へ供給する記録データ等の第1の
記録設定処理を行う。
【0052】一方、第2の記録モードでは、第2の液滴
吐出設定手段304が、吐出するインク滴の体積が20
ngになるよう設定する。具体的には、上述した発熱体
30(H1、H2)のいずれか一方を使用するよう設定
する。次いで、高解像度処理手段305が高解像度化処
理を行う。この処理の詳細は以下で説明する。続いて、
データ部分加工処理手段306において、詳細は後述す
るスムージング処理や間引き処理を行う。続いて、第2
の記録条件設定手段307が、紙送り量や、記録ヘッド
の発熱体30へ供給する記録データ等の第2の記録条件
設定処理を行う。
【0053】最後に、記録ヘッド等を含む記録装置制御
系303に記録データを送り、記録ヘッドやキャリッジ
部また、ラインフィード部等を、第1または第2の記録
条件設定手段で設定された条件に従い、記録データと記
録モードにあわせて制御する。
【0054】ここで、高解像度記録モードは高解像度の
高品位な記録を得るために必要であることはいうまでも
ないが、低解像度記録モードも重要である。それは、低
解像度記録モードの方が記録速度が速い、つまり、デー
タ処理時間や記録ヘッドの走査回数による時間が短いた
めである。
【0055】このように、記録モードを自由に変更ある
いは設定可能な点が、記録方法としてきわめて有効であ
る。
【0056】図8は、図20の高解像度処理手段305
及びデータ部分加工処理手段306の処理を示すフロー
チャートである。詳細には、入力データが第1の解像度
である低解像度データの場合に、入力データを第2の解
像度である高解像度データに変換し、スムージング及び
間引き処理をするフローチャートを示す。また、図13
〜図16は、データ変換の例を示す図である。これらの
図でデータ変換過程を説明する。
【0057】この実施例では、第1の解像度である低解
像度とは、360dpi以下の解像度のことを言い、第
2の解像度である高解像度とは、720dpiの解像度
のことを言う。
【0058】まず、STEP1では、データを入力す
る。データは低解像度である360dpiでのデータで
ある。
【0059】図12は、入力された低解像度の原画像の
データを示す。黒丸(●)は文字Aを記録するドット配
置である。なお、この図は現実のフォントではなく、説
明のため模式的に示している。原画像のデータは、36
0dpiの解像度で、1画素に1ドットの記録を行うデ
ータである。ここで、縦横の升目は、360dpiの解
像度、つまり70.6μm単位での最小記録画素を示
す。以下の図でも同様である。
【0060】STEP2では、入力された低解像度のデ
ータのエッジ部(エッジ領域)を検出する。図13は、
原画像のエッジ部を検出したデータを示す。黒丸(●)
はエッジ部を示し、白丸(○)はエッジでない部分を示
す。エッジ部の検出処理は、注目する低解像度の入力デ
ータの周囲に記録データがあるかないかで判断処理す
る。周囲に記録データが無ければエッジ部であり、あれ
ばエッジ部ではない。エッジ部であればSTEP5へ、
エッジ部で無ければSTEP3へ進む。
【0061】STEP3は、高解像度化処理である。図
14は、原画像を720dpiに変換したデータを示
す。単純に360dpiの1画素のデータを720dp
iの4個に置き換えたものである。STEP4は、デー
タの間引き処理(変換)で、エッジ部でない領域の入力
データに対し、360dpi角の領域に記録する色のイ
ンク滴が最大2ドットとなるように記録データを変換す
る。最も簡単な方法は、対角の2ドットのデータを間引
く。エッジ部でない部分はもともと1ドットのデータで
あったので、この処理によって記録するデータが全く欠
落してしまう不都合は発生しない。この処理により得ら
れた間引き用のデータ(間引くドットが0、それ以外が
1)をデータAとする。次に、STEP7へ進む。
【0062】STEP5は、高解像度化処理であり、処
理内容は、STEP3と同様である。STEP6は、ス
ムージング処理である。図15は、図14のデータをス
ムージング処理する過程を示す図である。スムージング
処理は、ここでは、「上側のでっぱり部をカットし下側
のくぼみを付加する」アルゴリズムを採用する。カット
したデータは横線、付加したデータは縦線で示す。ここ
で得られたデータをデータBとする。
【0063】STEP7は、エッジ部のデータとエッジ
部でなかったデータとを結合する。具体的には、エッジ
部でなかったデータから得られた間引き用のデータA
と、エッジ部であったスムージングデータBとの論理積
をとり、記録データとする。
【0064】以上により、360dpi角を単位面積と
した単位面積当りのインク記録量を、 1、原画像でのエッジ部と、スムージング処理により付
加されたデータ部は、1色当り最大4ドット、2色を許
容すれば8ドット、すなわち最大160ng 2、原画像でエッジ部ではなかった部分は、1色当り最
大2ドット、2色を許容すれば最大4ドット、すなわち
80ng とした。
【0065】ここで、1色当り各、最大4ドット、最大
2ドット、としたのは、それより少ない場合もありうる
ためである。前者では、エッジ処理とスムージング処理
により、少ない場合がありうる。また、後者では原画像
のデータが多値データの場合に、記録するインクを記録
媒体に均一に記録する処理により、少ない場合がありう
る。
【0066】以上の処理により、エッジ部はスムージン
グ処理され、且つ、360dpi記録時より強調されて
記録された。また、エッジ部ではない部分は単位面積当
りの記録インク量を360dpi記録時と同じで記録し
た。エッジ部ではない部分はスムージング処理の意味は
もともとないため、処理されたデータの記録品位での劣
化となる副作用はない。
【0067】ここで、360dpiピッチの記録ヘッド
を使用した720dpiの高解像度の記録ドット配置は
次のように行った。
【0068】図9は、高解像度の記録ドット配置を実現
する説明図である。図では、説明のため吐出口の数を7
個とした。番号は主走査の回数を示し、横線は記録可能
ラインを示す。副走査の量は低解像度のピッチ単位では
3.5、つまり高解像度のピッチ単位ではノズル数と同
じ7である。例えば4回の主走査で高解像度で22ライ
ンの有効画像記録領域を得る。本実施例では、実際には
各色32個の吐出口を有しているので、このうちの31
個のノズルを使用して、高解像度のピッチ単位でノズル
数と同じ31ピッチの副走査を行った。
【0069】なお、上記実施例では低解像度のデータに
基づいてエッジ部を検出したため、高解像度化処理をS
TEP3、5の2カ所で行ったが、高解像度のデータに
基づいてエッジ部を検出するアルゴリズムを採用すれ
ば、エッジ部検出処理(STEP2)の前に高解像度化
処理を行っても良い。
【0070】また、以上の例では、エッジ部(領域)は
原画像の1ドット分である1層とした。これは、1層だ
けでなく2層でも、また3層としてもよく、使用するイ
ンクと記録媒体と記録解像度、及び、記録するインク体
積に基づいて設定すればよい。インク吸収性のよい条件
下では、10層程度でも良い結果を得る場合がある。
【0071】図10は、4層のエッジをエッジ部として
処理した例である。同図は、低解像度で16×16ドッ
トの正方形の内部をすべて記録する場合である。
【0072】このように、1〜10層をエッジ部と認識
して処理してもよい。4層をエッジ部と認識して処理す
るには、前記のエッジ処理を4回繰り返すことによって
容易になされる。1回目のエッジ処理でエッジでないと
判断された部分を抽出し、抽出された部分に対してさら
にエッジ処理する。これをあと2回繰り返すと計4回の
エッジ処理を行ったことになり、これまでの処理でエッ
ジ部と判断された部分の論理和のデータが4層のエッジ
部である。
【0073】なお、本実施例では記録媒体が普通紙であ
る場合を前提にして説明してきたが、例えば、インクの
受容層を有したコート紙のように専用紙であっても本発
明は有効である。これは、インクのにじみの少ない記録
媒体であれば、本発明を使用して、さらに縦横各2倍の
解像度である1440dpiでの記録が可能となる。
【0074】また、例えば、新しい提案により、あるい
は、記録ヘッドの生産技術の発達により、インク吐出体
積がより少ない記録ヘッドが安価で安定して生産可能に
なった場合でも、本発明により、さらに高解像度であ
る、例えば1440dpiでの記録が可能となる。ある
いは、多少の記録ピッチの変更で、1200dpiでの
記録が可能となる。
【0075】(実施例2)エッジ処理方法の他の方法 実施例2は、原画像に対して、エッジ部のみの解像度化
を、簡単な処理により良好に行うものである。図12に
示す原画像に対して、次の様な処理を行った。
【0076】図17は、原画像を高解像度記録のために
ドットを小さくするとともに、原画像に対してエッジ検
出処理を行ったものを示す。●はエッジ部で、○はエッ
ジでない部分を示す。
【0077】図18は、原画像のデータに対し、原画像
のエッジ部のデータの対角線状の格子点l1にドットを
追加した場合を示す。これを処理Cとする。
【0078】図19は、原画像のデータに対し、原画像
のエッジ部のデータの対角線状の格子点l1を含む隣接
2ドットの中間格子点l2にドットを追加した場合を示
す。これを処理Dとする。
【0079】処理Cは、360dpi角の単位面積に対
し、エッジ部は最大2ドット、エッジ部でない部分は最
大1ドットを記録する。処理Dは、360dpi角の単
位面積に対し、エッジ部は最大4ドット、エッジ部でな
い部分は最大1ドットを記録する。
【0080】処理Cは、記録媒体に対して比較的インク
の吸収が良くない場合に好適であり、処理Dは、特にエ
ッジ部を強調する場合に好適な方法である。
【0081】さらに、処理Cの利点は、処理Dや実施例
1に比べ、記録速度を高速にできる利点がある。それ
は、この方法では、低解像度である原画像の記録格子点
に対し、縦横が半ピッチずれた位置(格子点l1)に付
加したドットを記録するだけのため、低解像度記録時の
2倍のスキャン相当で記録できる。縦横ともに低解像度
の2倍の記録ドット位置(格子点l1,l2)のある処
理Dや実施例1では、4倍のスキャン相当が必要であ
る。このように、原画像のエッジ部のデータの対角線状
の格子点l1にのみ追加ドットを記録する方法は、記録
品位の向上のみならず、高解像度で且つ比較的高速な記
録を実現できるメリットがある。
【0082】(実施例3)高解像度データはエッジ部の
み高解像度で記録する 実施例1では、低解像度データから高解像度データを得
て記録する方法を示した。これに対して、予め、高解像
度のデータが記録装置に入力される場合には、実施例1
に示したSTEP6でのドットの追加(スムージング処
理)は不要となる。本実施例では、エッジ部でない部分
の記録データを適度に間引く処理により、エッジ部の高
解像度記録部はそのまま高解像度で、又、エッジ部でな
い部分は実質的な解像度の低下なく記録媒体へのインク
滴の記録密度を下げることが可能になる。
【0083】図21は、入力データが第2の解像度であ
る高解像度データの場合に、入力データに間引く処理を
するフローチャートを示す。
【0084】まず、STEP11では、データを入力す
る。データは高解像度である720dpiでのデータで
ある。
【0085】STEP12では、入力された低解像度の
データのエッジ部(エッジ領域)を検出する。STEP
13は、データの間引き処理(変換)で、エッジ部でな
い領域の入力データに対し、記録データを適度に間引く
ように変換する。簡単な方法は、1/2の解像度、ここ
では360dpi角の領域に記録する色のインク滴が最
大2ドットとなるように記録データを変換する。最も簡
単な方法は、対角の2ドットのデータを間引く。この処
理により得られた間引き用のデータ(間引くドットが
0、それ以外が1)をデータAとする。
【0086】STEP14は、エッジ部のデータとエッ
ジ部でなかったデータとを結合する。具体的には、エッ
ジ部でなかったデータから得られた間引き用のデータA
と、エッジ部であったデータ、つまり入力データとの論
理積をとり、記録データとする。
【0087】以降は、実施例1と同様に記録が行われ
る。
【0088】(実施例4)異色隣接部は低解像度で記録
する 実施例1では、単一色で記録する場合を中心に説明して
きたが、カラー記録時には、2色以上のインクで記録す
る。2種以上の異なる色のインクが隣接して記録される
場合には、異色の隣接部では、単一色ではエッジ部とな
るが、記録領域としては、エッジ部にならない。
【0089】本実施例では、異なる色の隣接部は低解像
度での記録と同様の処理で記録する。
【0090】図11は、BkとYが隣接する場合の例
で、黒丸(●)はBkで、白丸(○)はYを示す。原画
像は、各色16×12ドットのぬりつぶしデータであ
る。BkとYの隣接部で、BkデータとYデータの論理
和データがエッジ部でない領域は、各色ともエッジ部で
はないとして処理され、インク滴の記録密度が下げられ
ている。
【0091】図22は、入力データが第1の解像度であ
る低解像度データの場合に、入力データを第2の解像度
である高解像度データに変換し、スムージング及び間引
き処理をするフローチャートを示す。同図中、STEP
21〜27は、図8のSTEP11〜17と同様である
ので、説明は省略する。
【0092】STEP21で低解像度データを入力し、
STEP22でエッジ部であると判断されると、STE
P28で異色境界部か否かが判断される。ここでは、4
層以上隣接する場合を境界部と判別する。例えば、領域
A1は異色境界部ではないと判断するので、図8と同様
STEP25へ進むが、領域A2は異色境界部と判断す
るので、STEP23へ進み、間引き処理が行われる。
【0093】(実施例5)間引の他の方法 実施例5を示す図23は、図16に示した非エッジ部に
おけるデータの間引き方の他の例を示す。この実施例
は、非エッジ部を高解像度のデータを用いるのではな
く、低解像度のデータを用いるものである。高解像度記
録のためのドットは20ngであり、低解像度のための
ドットは40ngであるから、高解像度データ2ドット
の代りに低解像度データ1ドットを用いれば、同様の間
引き効果を得ることができる。
【0094】(実施例6)他の方式の記録ヘッドを使用
する場合 図7に本発明が適用されるシリアル方式インクジェット
カラープリンターの例を示す。
【0095】印字ヘッド1は複数のノズル列を有し、イ
ンク滴を吐出することにより記録媒体上にドット形成に
より画像記録を行うデバイスである。本実施例では、異
なる大きさのインク滴径(つまりは異なるインク吐出
量)を積極的に生成するために電気・機械変換体である
ピエゾ素子を用いている。ピエゾ素子に印加する電圧値
を制御することによって、同一ノズルから異なる吐出量
のインクをが吐出することが可能である。また異なる印
字ヘッドからは異なる色インクが吐出され、これらのイ
ンク滴の混色により記録媒体上にカラー画像が形成され
る。印字ヘッド列1K(黒)、1C(シアン)、1M
(マゼンタ)、1Y(イエロー)はキャリッジ201上
に搭載されており、片方向の一走査中ではこの順番で記
録媒体上に画像を形成する。
【0096】図6は、各色の印字ヘッド列とインクタン
クの構成を示す図である。例えばレッド(以下R)の画
像を形成する場合、まずマゼンタ(以下M)のインク滴
が記録媒体上に着弾され、そのあとMの記録ドット上に
イエロー(以下Y)が着弾されて混色し、レッドのドッ
トとして見えるようになる。以下同様にグリーン(以下
G)の画像を形成する場合はC、Yの順番に、ブルー
(以下B)の画像を形成する場合はC、Mの順番にそれ
ぞれインク滴を着弾し、カラー画像を形成する。
【0097】キャリッジ201はキャリジ駆動モーター
8からの動力をベルト6、7により伝達されて摺動軸上
を移動する。この主走査方向の動作中に桁方向の印字が
行われる。回復ユニット400は印字ヘッドの状態を常
に良好に保つ機能を有しており、非印字状態ではキャッ
プ列420が印字ヘッドの吐出面を閉塞し乾燥等を防止
する。このためキャリッジ201が回復ユニット400
と対向する位置をホームポジション(以下HP)と称し
ている。通常印字動作はこのHPからキャリッジが移動
し印字を行うので本例では図12左から右に印字を行う
ことになる。副走査方向の送りは不図示の紙送りモータ
ーにより記録媒体が送られる。同図A方向が紙送り方向
である。9は記録ヘッドへの電気信号を供給するフレキ
シブルケーブルである。またインクの供給はキャリッジ
201上に搭載されたインクカセット10K、10C、
10M、10Yから行われる。インクの供給は、図示の
構成に限らず、記録装置本体に設けたインクタンクか
ら、フレキシブルケーブルと同様にインク供給のための
チューブ列を設けることによりキャリッジ上の印字ヘッ
ドまで各色毎に供給する構成であっても良い。
【0098】図5は図6に示す記録ヘッドの詳細を示
す。記録ヘッドの構成としては、例えば、特開昭63ー
237669号公報に示すような、電気機械変換体を使
用した構成の記録ヘッドが用いられる。電気機械変体で
ある圧電素子38を使用し、圧電素子を駆動する駆動条
件を変化させて2種の異なるインク体積を得ることが可
能である。駆動条件とは、駆動エネルギーである電圧値
や駆動時間を制御することであり、また、駆動波形の制
御でもよい。
【0099】(まとめ)上述した各実施例の特徴をまと
めると以下のようになる。記録モードにより、高解像度
記録と、低解像度記録を用途に応じて使い分けて記録す
る。記録モードは手動、または、自動設定可能であり、
頁単位で切り替え可能、または、頁内でも切り替え可能
である。
【0100】1、低解像度のデータを高解像度化して記
録する。
【0101】記録データのエッジ部を検出する手段、低
解像度のデータを縦横2倍の高解像度に変換する手段、
低解像度記録時の約1/2の単位インク滴を吐出する手
段、スムージング処理手段を有し、入力される低解像度
データのエッジ部はスムージング処理し、各色とも、低
解像度の最小記録画素の単位面積に、最大4個のインク
滴で高解像度記録位置に記録し、また、低解像度データ
のエッジ部でない部分は、各色とも同単位面積に最大2
個のインク滴で記録する。
【0102】2、高解像度データはエッジ部のみとし、
エッジでない部分は低解像度化して記録する。入力デー
タが高解像度データの場合には、エッジ部はそのまま記
録し、エッジ部以外の部分は低解像度化処理して記録ド
ッド数(記録媒体に対するインクの打ち込み数)を減らし
て記録する。インクあふれの防止と、記録の高速化を図
ることができる。
【0103】3、上記1、2、において、2種以上の異
なる色のインクを記録する場合、異なる色の隣接部は低
解像度での記録と同様の処理で記録する。
【0104】4、入力データが高解像度データの場合に
は、エッジ部以外のデータを適度に間引く。
【0105】5、エッジ部は、記録する条件により、記
録データの最外郭から1〜10画素の領域とする。
【0106】6、入力データが低解像度データであるか
高解像度データであるかを判別し、記録解像度が低解像
度記録モードあるか高解像度記録モードであるかを設定
し、 、記録解像度が低解像度記録モードで、入力データが
低解像度データである場合には、そのまま記録する。
【0107】、記録解像度が低解像度記録モードで、
入力データが高解像度データである場合には、入力デー
タを適度に間引いて記録する。
【0108】、記録解像度が高解像度記録モードで、
入力データが低解像度データである場合には、入力デー
タを高解像度化処理して記録する。
【0109】、記録解像度が高解像度記録モードで、
入力データが高解像度データである場合には、入力デー
タを適度に間引いて記録する。
【0110】以上説明したように各実施例によれば、や
や小さい体積のインク滴を吐出して、記録したインクが
記録媒体上であふれることなく、従来の低解像度の入力
データをその2倍の解像度で記録することが可能とな
る。
【0111】さらには、普通紙での高解像度の記録が可
能となる。また、高解像度で記録可能であることは、高
階調性で記録可能となることでもある。
【0112】さらに、入力データが高解像度データの場
合にも、エッジ部以外のデータを適度に間引くことによ
り、高解像度のまま記録することが可能となる。
【0113】(その他)本発明は、特にインクジェット
記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を
形成し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを
用いた記録装置において優れた効果をもたらすものであ
る。
【0114】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0115】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通
するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示
する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの圧
力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示す
る特開昭59−138461号公報に基いた構成として
も本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッドの
形態がどのようなものであっても、本発明によれば記録
を確実に効率よく行うことができるようになるからであ
る。
【0116】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0117】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0118】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0119】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。加えて、熱エネルギによる昇温を、インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギとして使用せし
めることで積極的に防止するため、またはインクの蒸発
を防止するため、放置状態で固化し加熱によって液化す
るインクを用いてもよい。いずれにしても熱エネルギの
記録信号に応じた付与によってインクが液化し、液状イ
ンクが吐出されるものや、記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギの付与
によって初めて液化する性質のインクを使用する場合も
本発明は適用可能である。このような場合のインクは、
特開昭54−56847号公報あるいは特開昭60−7
1260号公報に記載されるような、多孔質シート凹部
または貫通孔に液状又は固形物として保持された状態
で、電気熱変換体に対して対向するような形態としても
よい。本発明においては、上述した各インクに対して最
も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行するもので
ある。
【0120】さらに加えて、本発明インクジェット記録
装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の
画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等と組
合せた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態を採るもの等であってもよい。
【0121】
【発明の効果】本発明によれば、低解像度または高解像
度の入力データを記録モードに応じた解像度の記録ヘッ
ドを駆動する記録データに変換し、変換された記録デー
タに基づいて設定された記録モードに応じた記録を行う
ことができるので、入力データの解像度によらず高品位
の記録を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用可能な記録装置の斜視図である。
【図2】記録ヘッドユニットの斜視図である。
【図3】記録ヘッドの拡大断面図である。
【図4】記録ヘッドの拡大断面図である。
【図5】本発明に適用可能な他の記録ヘッドの詳細を示
す図である。
【図6】本発明に適用可能な他の記録ヘッドを示す図で
ある。
【図7】本発明に適用可能な他の記録装置の斜視図であ
る。
【図8】入力データを記録データに変換するフローチャ
ートである。
【図9】高解像度の記録ドット配置を実現する説明図で
ある。
【図10】4層のエッジをエッジ部として処理した例を
示す図である。
【図11】異色境界部の記録例を示す図である。
【図12】入力データの原画像を示す図である。
【図13】原画像のエッジ部を示す図である。
【図14】高解像度に変換したデータを示す図である。
【図15】スムージング処理したデータを示す図であ
る。
【図16】実施例1の記録データを示す図である。
【図17】実施例2の原画像をエッジ検出したデータを
示す図である。
【図18】実施例2の処理を示す図である。
【図19】実施例2の他の処理を示す図である。
【図20】実施例1の機能ブロックを示す図である。
【図21】実施例3のフローチャートを示す図である。
【図22】実施例4のフローチャートを示す図である。
【図23】実施例5の記録データを示す図である。
【符号の説明】
20 カラーインクタンク 21 ブラックインクタンク 22 吐出口面 23 吐出口 30 発熱体 31 記録媒体 35 インク滴 38 圧電素子 100 記録装置 101 キャリッジ 102 記録ヘッド 103 記録ヘッドユニット 300 モード判別手段 301 第1の液滴吐出設定手段 302 第1の記録条件設定手段 303 記録装置制御系 304 第2の液滴吐出設定手段 305 高解像度化処理手段 306 データ部分加工処理 307 第2の記録条件設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 1/52 H04N 1/46 B (72)発明者 加藤 真夫 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤ ノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−8476(JP,A) 特開 平5−96721(JP,A) 特開 平3−275371(JP,A) 特開 平4−365181(JP,A) 特開 平4−309071(JP,A) 特開 平5−229176(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00 B41J 2/05 B41J 2/21 G06T 1/00 G06T 11/00 H04N 1/52

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出する記録ヘッドを用いて記
    録を行うインクジェット記録方法において、 低解像度で相対的に量の多いインクを吐出して記録を行
    う第1の記録モードと、高解像度で相対的に量の少ない
    インクを吐出して記録を行う第2の記録モードを設定
    し、低解像度または高解像度の入力データを、 設定された前
    記第1または第2の記録モードに応じた解像度の前記記
    録ヘッドを駆動する記録データに変換し、 変換された記録データに基づいて、前記設定手段で設定
    された記録モードに応じた記録制御を行う工程を有する
    ことを特徴とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 前記変換工程は、第2の記録モードが設
    定され、入力データが低解像度データのとき、入力デー
    タを高解像度データに変換するとともに、変換された高
    解像度データの連続領域のみを間引いたデータに変換す
    ることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録
    方法。
  3. 【請求項3】 インクを吐出する記録ヘッドを用いて記
    録を行うインクジェット記録装置において、 低解像度で相対的に量の多いインクを吐出して記録を行
    う第1の記録モードと、高解像度で相対的に量の少ない
    インクを吐出して記録を行う第2の記録モードを設定す
    る設定手段と、低解像度または高解像度の入力データを 、この設定手段
    によって設定された前記第1または第2の記録モードに
    応じた解像度の前記記録ヘッドを駆動する記録データに
    変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された記録データに基づい
    て、前記設定手段で設定された記録モードに応じた記録
    制御を行う記録制御手段とを有することを特徴とするイ
    ンクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、第2の記録モードが設
    定され、入力データが低解像度データのとき、入力デー
    タを高解像度データに変換するとともに、変換された高
    解像度データの連続領域のみを間引いたデータに変換す
    ことを特徴とする請求項3記載のインクジェット記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は、低解像度の入力データ
    のエッジ部にデータを付加し、エッジ部以外の部分は、
    そのまま、あるいは、入力データを2度記録するよう付
    加することにより高解像度データに変換することを特徴
    とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段は、低解像度の入力データ
    のエッジ部のデータの隣接する縦横と斜め方向の両者、
    又は、斜め方向のみ、の中間位置にデータを付加するこ
    とにより、入力データのエッジ部にデータを付加するこ
    とを特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記変換手段は、エッジ部でない部分の
    データのみを間引いたデータに変換することを特徴とす
    る請求項4記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記エッジ部は、記録領域の周囲領域で
    あることを特徴とする請求項5記載のインクジェット記
    録装置。
  9. 【請求項9】 前記エッジ部は、複数色の場合には複数
    色データの論理和データの周囲領域であることを特徴と
    する請求項8記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記変換手段は、第1モードが設定さ
    れ、入力データが高解像度データのとき、入力データを
    間引いたデータに変換することを特徴とする請求項3記
    載のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記変換手段は、エッジ部でない部分
    のデータのみを間引いたデータに変換することを特徴と
    する請求項10記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記エッジ部は、記録領域の周囲領域
    であることを特徴とする請求項11記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  13. 【請求項13】 前記エッジ部は、複数色の場合には複
    数色データの論理和データの周囲領域であることを特徴
    とする請求項12記載のインクジェット記録装置。
  14. 【請求項14】 前記記録ヘッドは、熱エネルギーを用
    いてインクを吐出することを特徴とする請求項1記載の
    インクジェット記録方法
  15. 【請求項15】 前記記録ヘッドは、機械エネルギーを
    用いてインクを吐出することを特徴とする請求項1記載
    のインクジェット記録方法
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