JPH06134188A - 衣料乾燥機 - Google Patents

衣料乾燥機

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Publication number
JPH06134188A
JPH06134188A JP4311414A JP31141492A JPH06134188A JP H06134188 A JPH06134188 A JP H06134188A JP 4311414 A JP4311414 A JP 4311414A JP 31141492 A JP31141492 A JP 31141492A JP H06134188 A JPH06134188 A JP H06134188A
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JP
Japan
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hot air
air
dryer
porous membrane
water
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4311414A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Tsubaki
泰廣 椿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP4311414A priority Critical patent/JPH06134188A/ja
Publication of JPH06134188A publication Critical patent/JPH06134188A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンデンサにかかる熱負荷が循環熱風ではな
く、循環熱風中の水分凝縮分のみであることを最大限に
利用する衣料乾燥機の提供。 【構成】 乾燥機内の熱風202の循環路の途中に、直
径が10〜50Åの無数の細孔が貫通する多孔質膜10
0、或いはガスの溶解拡散による無孔質膜を、その一面
が前記循環熱風に晒され、他面が真空ポンプ208の減
圧作用によって減圧面となるようにして装着すると共
に、真空ポンプ208に続くコンデンサ209に、ペル
チェ効果を利用した電子冷却装置214を搭載し、水蒸
気を冷却してドレン210として系外に排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家庭用、業務用、或いは
工業用の熱風式衣料乾燥機、特に熱エネルギーの外部逸
散を防止して省エネを実現する衣料乾燥機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】衣料の乾燥機としては、従来より家庭用
に広く用いられているドラム式衣料乾燥機がある。その
基本構造を図4に基づいて説明すると、衣料乾燥機30
0は回転ドラム301を内蔵しており、同回転ドラム3
01にはドア303から衣料302が出し入れされるよ
うになっており、同回転ドラム301には小プーリ30
9、ベルト318、大プーリ310及び回転ドラムシャ
フト317を介してモータ308により回転が与えられ
る。また同モータ308にはファン307が取付けられ
ており、外気316を吸気口315から吸い込み、ヒー
タ306と吹出ノズル304を経由して回転ドラム30
1内に60〜80℃の熱風316′を吹込む。この吹込
まれた熱風316′は衣料302に吹きつけられ、衣料
302から蒸発した水分は熱風316′と共に湿った熱
風となり、フィルタ311を経由して排気口314から
系外へ排出される。またこれらの他に回転ドラムシャフ
ト317を支えるための軸受312、同軸受312を固
定し回転ドラム301系全体を支持するためのバックプ
レート313等がある。
【0003】以上の構成から成る衣料乾燥機は、そのま
までは室内に湿った熱風を排出し、室内の湿度及び温度
を上げる弊害があるため、通常はダクトを接続して室外
へ排気することが多い。このタイプを通常排気形と称
し、その乾燥フロー図は図5に示す通りである。即ち、
吸気孔401からファン403によって吸入された25
〜30℃の空気402は、ヒータ404に送られて60
〜80℃に加熱され回転ドラム405内の衣料406に
吹き付けられる。この熱風は衣料406から蒸発した水
分に混じり、湿った40〜60℃の熱風となって排気口
407から排出される。このときの弊害は上述した通り
である。この弊害を軽減するために、前記排気形に対し
て、湿った熱風を排出することなしに系内を循環させる
除湿形と呼ばれる衣料乾燥機が最近普及してきた。これ
は湿った熱風を系外に排出することなく系内を循環させ
るもので、この除湿形には空冷式と水冷式があり、それ
ぞれ図6及び図7で示している。
【0004】まず図6の空冷式について説明すると、空
気402はファン403からヒータ404、回転ドラム
405、衣料406、空気/空気熱交換器408、ファ
ン403へと循環し、この間に衣料406から蒸発した
水分を空気/空気熱交換器408によって凝縮し、ドレ
ン配管411から排出する。空気/空気熱交換器408
の冷却源は一般に室内空気409が使われ、ファン41
0によって空気/空気熱交換器408に送られる。この
空冷式の除湿形乾燥機では、熱交換された室内側の空気
409が昇温するため室内の温度が上昇するという欠点
がある。
【0005】これに対し水冷式除湿形と呼ばれる乾燥機
は図7に示す通りであり、前記空冷式と異なる部分は熱
交換機412が水冷式となっていることである。この水
冷式の場合には系内の熱風のエネルギーは冷却水413
に与えられ、温水となって捨てられることになるため、
空冷式のように室内の温度をあげることがない。しかも
冷却水としては一般に水道水が使用されるため、排水を
洗濯機のすすぎ水に利用する等の節水法がとられてい
る。また以上の除湿形の変形例として特開昭54−15
0774号公報に、ドレン配管411の開口部に多孔質
のフィルタを設け、フィルタ内での毛管現象を利用して
凝縮水を排出する方法が提案されているが、これは空気
/空気熱交換器408又は熱風交換器412により既に
凝縮された水の通路を改善してなるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上の如く説明した従
来法では、排気形、除湿形を問わず、共にヒータに入る
空気は常温(25〜30℃)であったので、ヒータには
常にこの温度を60〜80℃に昇温するための電気エネ
ルギーを供給する必要があった。ところで本発明者等
は、先に特開平1−265999号公報において、図8
に示すように被乾燥衣料506を収納した回転ドラム5
05からファン503に至る熱風循環経路502の途中
に、直径が10〜50Åの無数の細孔が貫通する耐熱性
の多孔質膜100を、その一面が前記循環熱風502に
晒され、他面が減圧面となるようにして装着し、熱風中
の水分を前記10〜50Åの無数の細孔に凝縮させ、こ
の凝縮した水分を、真空ポンプ508によって減圧側に
貫通穴を経由し移動させて再蒸発させたのち、コンデン
サ509に送り込むことによってドレン510として系
外へ排出するシステムを提案した。これにより乾燥に必
要なエネルギーが従来法の1/2にできたが、この図8
に示すものでは室内空気511又は水によってコンデン
サ509を冷却するようになっており、付帯設備として
のファン512、或いは冷却水供給設備が必要であり、
コンデンサ部が大型となる欠点があった。本発明は前記
コンデンサ部を、同コンデンサにかかる熱負荷が循環熱
風ではなく、循環熱風中の水分凝縮分のみであること最
大限に利用した衣料乾燥機を提案し、これにより前記従
来の課題を解決しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、乾燥
機内の熱風循環路の途中に、直径が10〜50Åの無数
の細孔が貫通する多孔質膜、或いはガスの溶解拡散によ
る無孔質膜を、その一面が前記循環熱風に晒され、他面
が減圧面になるようにして装着し、かつ同減圧面側に配
設されるコンデンサ部に、ペルチェ効果を利用した電子
冷却装置を搭載してなるもので、これを課題解決のため
の手段とするものである。
【0008】
【作用】10〜50Åの細孔を有する耐熱性多孔質膜の
一方の面で熱風中の水蒸気を凝縮させ、他方の面を減圧
することにより、前記凝縮された水分を減圧側に再蒸発
させて熱風中の水蒸気を除去する。このとき空気は水分
により細孔を通り抜けることが阻止されると共に、熱風
には何らの熱交換作用も働かず、水分だけが細孔を通り
抜けるため、熱風温度の低下を招かない。また細孔を通
り抜けた水分は再蒸発してコンデンサ部で冷却されドレ
ンとなって系外へ排出される。
【0009】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の実施例を示す衣料乾燥機に採用する
10〜50Åの細孔を有する管状多孔質膜100の外観
図、図2は同管状多孔質膜100による水分除去の原理
図である。また図3は家庭用衣料乾燥機に前記管状多孔
質膜100をモジュール化して組込んだ時の乾燥フロー
である。さて管状多孔質膜100は、10〜50Åの細
孔を無数に有するもので、使用素材としてはセラミッ
ク、ポリイミド等が挙げられる。この管状多孔質膜10
0の壁断面を分子レベルまで拡大すると、図2の如き断
面構造の如くなり、その作用原理が熱風側(イ)におい
ては水蒸気101の毛管凝縮による凝縮液102が形成
され、また減圧側(ロ)においては水分102が再蒸発
する状況を模型的に示している。このとき細孔は水で満
たされているため、熱風は減圧側(ロ)には洩れない。
毛管凝縮は多孔質膜の細孔径が10〜100Åの範囲で
認められるが、乾燥機の実質的な湿度変化(P/PS
0.2〜0.7)に相当する水蒸気を除去するには10
〜50Å程度の細孔径を選定する必要がある。
【0010】次に本発明の実施例を示す乾燥フローを図
3について説明すると、回転ドラム205から排出され
る40〜60℃の湿った熱風は、管状多孔質膜モジュー
ル201に入り、管状膜100の管内部を通過してファ
ン203へと送られるが、この管状膜100を通過する
ときに図2に示した原理によって、熱風中の水蒸気が管
状多孔質膜100の管内面の細孔部で凝縮し、真空ポン
プ208の減圧作用によって1〜10mmHgに減圧された
後、管状多孔質膜100の貫通穴を経て管外面に移動し
て再蒸発する。この気化した水蒸気は吸入管207、真
空ポンプ208、排出管213、コンデンサ209を通
ってドレンとなり、ドレン配管210から大気中へ排出
される。またコンデンサ209には電子冷却装置214
が搭載され、水蒸気を冷却してドレンとして系外に排出
させる。
【0011】なお、本実施例では10〜50Åの細孔を
有する膜形状として収納性が良くコンパクト化が可能な
管状膜、例えば時開昭61−238303号公報、又は
特開昭62−33521号公報で提案されている管状多
孔質膜を採用しているが、膜形状は管状や多孔質に限る
ものではなく、所謂平膜や、最近進歩の著しいガスの溶
解拡散による無孔質膜から成る中空繊維膜であっても同
等の効果が期待でき、またこれらの組合せは自由であ
る。更に本実施例では、家庭用衣料乾燥機に本発明を適
用した場合を例示したが、本発明は家庭用のみに限定さ
れるものではなく、広く工業的に使用されている回転ド
ラム式熱風衣料乾燥機(タンブラ乾燥機と呼ばれ、原理
的にも構造的にも図4と類似している)にもそのまま適
用できることは当然であり、また回転ドラム式以外の他
の如何なる循環式熱風乾燥機にも適用が可能である。因
に特開昭62−35321号公報で開示されている10
Å細孔の多孔質アルミナ管(外径10mmφ、長さ50cm
L)を使用して得られたモジュールを、家庭用乾燥機に
組込んだときの除湿能力結果を示すと表1の如くなる。
【表1】
【0012】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明による
と、ヒータに送られる循環空気温度は40〜60℃であ
り、従来の循環空気温度25〜30℃に比べて15〜3
0℃も高く、そのためヒータの昇温すべき設定温度60
〜80℃との温度差が従来の約1/2となり、その昇温
に要する電気エネルギーも従来に比べて約半減できた。
以上の如く本発明によると、循環熱風中の水蒸気を循環
熱風の温度を低下させることなく除去することが可能と
なるため、衣料乾燥に必要な電気エネルギーを従来の乾
燥機に比べて半減でき、しかも電子冷却装置を搭載した
ことによりコンデンサを小型化できる等の優れた効果を
奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に適用される1実施例の管状多孔質膜の
斜視図である。
【図2】図1の多孔質膜による除湿の原理を示す説明図
である。
【図3】本発明の衣料乾燥機における乾燥フロー図であ
る。
【図4】従来の家庭用衣料乾燥機の断面図である。
【図5】図4の乾燥機による乾燥フロー図である。
【図6】図5と異なる従来の乾燥機における乾燥フロー
図である。
【図7】図5,図6と更に異なる従来の乾燥フロー図で
ある。
【図8】従来の他の衣料乾燥機の乾燥フロー図である。
【符号の説明】
100 管状多孔質膜 101 水蒸気 102 水分 201 管状多孔質膜モジュール 202 循環熱風 203 ファン 204 ヒータ 205 回転ドラム 206 衣料 207 吸入管 208 真空ポンプ 209 コンデンサ 210 ドレン配管 213 排出管 214 電子冷却装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】なお、本実施例では10〜50Åの細孔を
有する膜形状として収納性が良くコンパクト化が可能な
管状膜、例えば開昭61−238303号公報、又は
特開昭62−33521号公報で提案されている管状多
孔質膜を採用しているが、膜形状は管状や多孔質に限る
ものではなく、所謂平膜や、最近進歩の著しいガスの溶
解拡散による無孔質膜から成る中空繊維膜であっても同
等の効果が期待でき、またこれらの組合せは自由であ
る。更に本実施例では、家庭用衣料乾燥機に本発明を適
用した場合を例示したが、本発明は家庭用のみに限定さ
れるものではなく、広く工業的に使用されている回転ド
ラム式熱風衣料乾燥機(タンブラ乾燥機と呼ばれ、原理
的にも構造的にも図4と類似している)にもそのまま適
用できることは当然であり、また回転ドラム式以外の他
の如何なる循環式熱風乾燥機にも適用が可能である。因
に特開昭62−35321号公報で開示されている10
Å細孔の多孔質アルミナ管(外径10mmφ、長さ50
cmL)を使用して得られたモジュールを、家庭用乾燥
機に組込んだときの除湿能力結果を示すと表1の如くな
る。
【表1】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥機内の熱風循環路の途中に、直径が
    10〜50Åの無数の細孔が貫通する多孔質膜、或いは
    ガスの溶解拡散による無孔質膜を、その一面が前記循環
    熱風に晒され、他面が減圧面になるようにして装着し、
    かつ同減圧面側に配設されるコンデンサ部に、ペルチェ
    効果を利用した電子冷却装置を搭載したことを特徴とす
    る衣料乾燥機。
JP4311414A 1992-10-27 1992-10-27 衣料乾燥機 Withdrawn JPH06134188A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4311414A JPH06134188A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 衣料乾燥機

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JP4311414A JPH06134188A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 衣料乾燥機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06134188A true JPH06134188A (ja) 1994-05-17

Family

ID=18016922

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4311414A Withdrawn JPH06134188A (ja) 1992-10-27 1992-10-27 衣料乾燥機

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JP (1) JPH06134188A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4916580A (en) * 1987-09-24 1990-04-10 Hitachi, Ltd. Back-light device
JP2009041177A (ja) * 2001-08-23 2009-02-26 Shen Wei (Usa) Inc アロエ・ベラのグローブおよび製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4916580A (en) * 1987-09-24 1990-04-10 Hitachi, Ltd. Back-light device
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20000104