JPH06133317A - チューナ装置 - Google Patents

チューナ装置

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JPH06133317A
JPH06133317A JP4276978A JP27697892A JPH06133317A JP H06133317 A JPH06133317 A JP H06133317A JP 4276978 A JP4276978 A JP 4276978A JP 27697892 A JP27697892 A JP 27697892A JP H06133317 A JPH06133317 A JP H06133317A
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JP
Japan
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signal
frequency
intermediate frequency
satellite
catv
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Application number
JP4276978A
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English (en)
Inventor
Katsuhide Ichikawa
勝英 市川
Hiroyuki Mizukami
博之 水上
Tatsuyuki Hayashi
竜之 林
Toshio Nagashima
敏夫 長嶋
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Advanced Digital Inc
Original Assignee
Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Hitachi Video and Information System Inc
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Publication date
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】CATVによる音声放送の多チャネル化に対応
が可能であり、さらには衛星および地上波テレビジョン
放送受信が可能なチューナ装置を提供する。 【構成】周波数変換を第1、第2の周波数変換器11
6,120により2回行い、第1の周波数変換器の変換
信号周波数を衛星、CATVで同一として、衛星および
CATV音声放送受信用周波数変換器を共用化した。 【効果】周波数変換を2回行い、衛星およびCATV音
声放送受信用周波数変換器を共用化することで音声放送
の多チャネル化にも対応でき、回路構成が簡単で使い勝
手性がよいチューナ装置を得ることができる。又、周波
数変換器により変換出力される中間周波数を衛星第2中
間周波信号周波数あるいは地上テレビジョン中間周波信
号周波数に等しい周波数に設定することにより、衛星テ
レビジョンおよび地上テレビジョン放送を容易に受信す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン信号及び衛
星放送信号を受信するチューナ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、放送衛星や通信衛星を利用した様
々なサービスが開始され、従来のテレビジョン信号に加
え、高精細テレビジョン信号やPCM音声信号の放送も
行われるようになってきた。特に、日本や欧州で行われ
ているPCM音声放送は、データ誤り率が低く、高忠実
度の音質が得られるとともに、占有帯域幅が狭く、映像
信号に比べ多チャネルの伝送が可能となる利点があり、
このうち欧州(主にドイツ、オーストリア)においは文
献「アイ・イー・イー・イー、コンシューマエレクトロ
ニクス、第35巻、第3号、第504項から第511
項、1989年、8月」(IEEE Trans.,CE,Vol.35,No3,
AUGUST 1989)に記載されている放送衛星による音声放送
(DSR:Digital Satellite Radio、以下、DSRと
略記する)が行われている。このDSR放送システムは
衛星放送1チャネル分の帯域である27MHzのうち1
6MHzを用いて16チャネル分の音声信号をQPSK
変調(直交移相変調)を行い時分割方式で伝送するもの
で、欧州では、950〜1750MHzの衛星第1中間
周波信号を118MHzの中間周波信号に周波数変換し
て出力するチューナ装置が用いられている。また、CA
TV放送においても2チャネル分の信号帯域(14MH
z)で同様の変調方式によりS2〜S3chの信号帯域
(中心周波数118MHz)を用いて放送が行われてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような音声放送が
受信可能な受信機では、CATVによるDSR放送が多
チャネル化した場合、S2〜S3ch以外のCATVに
よるDSR放送を受信することは考慮されていない。ま
た、衛星および地上波テレビジョン放送受信機の他にD
SR放送受信機が必要となり、機器の小型化や使い勝手
性も考慮されていない。
【0004】本発明の目的は、上記課題に沿い、CAT
VによるDSR放送の多チャネル化時にも受信が可能な
チューナ装置を提供することにある。また、本発明の他
の目的は、DSR放送に加え、衛星および地上波テレビ
ジョン放送の受信が可能なチューナ装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、衛星によるDSR放送を受信する場合には
1GHz帯の衛星第1中間周波信号を118MHz帯の
中間周波信号に周波数変換する方式として、第1の周波
数変換器により480MHz帯の衛星第2中間周波信号
に変換し、帯域選択後、第2の周波数変換器により11
8MHz帯の中間周波信号に変換する2段階の周波数変
換方式を採用した。またCATVによるDSR放送とし
て、欧州ではS2〜S20ch(110〜300MH
z)が使用可能であり、このRF信号帯域を118MH
z帯の中間周波信号に周波数変換する場合にも、第1の
周波数変換器により480MHz帯の衛星第2中間周波
信号に等しい周波数に変換し、帯域選択後、第2の周波
数変換器により118MHzの中間周波信号に変換を行
うダブルスーパ方式を採用した。さらにCATVによる
DSR放送を受信する場合にはCATVによるDSR放
送受信用の局部発振回路からの発振信号を、衛星による
DSR放送を受信する場合には衛星によるDSR放送受
信用の局部発振回路からの発振信号を選択して第1の周
波数変換器に導くスイッチ回路を付加した。
【0006】
【作用】本発明は、上記のように、衛星によるDSR放
送、CATVによるDSR放送どちらも第1の周波数変
換器と第2の周波数変換器により周波数変換を2回行う
こと、第1の周波数変換器で変換される信号の周波数を
衛星およびCATVどちらも同一とすること、さらには
衛星によるDSR放送受信時とCATVによるDSR放
送受信時とで第1の周波数変換回路に入力される局部発
振信号の発振信号を切り換えることにより、衛星による
DSR放送受信用とCATVによるDSR放送受信用の
第1の周波数変換器および第2の周波数変換器をそれぞ
れ共用化することが可能となり、CATVによるDSR
放送の多チャネル化に対応可能で、しかも衛星によるD
SR放送受信用とCATVによるDSR放送受信用で大
部分の回路の共用化が図れることとなり、より小型なチ
ューナ装置を得ることができる。さらに第1の周波数変
換器により変換される中間周波信号周波数を約480M
Hz帯の衛星第2中間周波信号に設定したことにより、
容易に衛星テレビジョン放送の受信も可能である。ま
た、第2の周波数変換器に入力される局部発振信号の発
振周波数をDSR放送受信時とCATVテレビジョン放
送受信時とで切り替えることにより、CATVテレビジ
ョン放送受信時には、地上波テレビジョン中間周波数
(欧州では38.9MHz)を出力することができ、C
ATVテレビジョン放送受信も可能となる。
【0007】
【実施例】以下本発明の第一の実施例を図1により説明
する。
【0008】図1に示すチューナは衛星によるDSR放
送およびCATVによるDSR放送が多チャネル化した
場合を考慮したチューナである。
【0009】図1において、100はチューナ装置、1
01は水平偏波方式の衛星第1中間周波信号入力端子、
102は垂直偏波方式の衛星第1中間周波信号入力端
子、103は101および102に入力された衛星第1
中間周波信号を選択する切り替えスイッチ、104は1
GHz帯の衛星第1中間周波信号を増幅するRF増幅回
路、105は衛星第1中間周波信号の利得制御回路、1
06は可変BPF(バンドパスフィルタ)、107はC
ATV信号入力端子、108は受信チャネル周波数に対
応して通過帯域周波数を切り替え可能なBPF、109
はCATV信号のRF増幅回路、110はCATV信号
の利得制御回路、111はBPF、112は衛星第1中
間周波信号およびCATV信号を選択する切り替えスイ
ッチ、113は衛星第1中間周波信号用電圧制御局部発
振回路、114はCATV信号用電圧制御局部発振回
路、115は局部発振回路113および114からの発
振信号のうち1信号を選択する切り替えスイッチ、11
6は第1の周波数変換回路、117は第1の周波数変換
回路116により衛星第2中間周波信号(欧州では47
9.5MHz)と等しい周波数に変換された信号(以
下、第3の中間周波信号)を増幅する中間周波信号増幅
回路、118は第3の中間周波信号帯のみを通過させる
BPF、119は第3の電圧制御局部発振回路、120
は第3の中間周波信号を第2の中間周波信号に周波数変
換する第2の周波数変換回路、121は第2の中間周波
信号を増幅する中間周波信号増幅回路、122は第2の
中間周波信号のみを通過させるBPF、123はBPF
122から出力される信号を検波し、利得制御回路10
5および110に加えるAGC電圧を出力するAGC電
圧出力回路、124は第2の中間周波信号を出力する出
力端子、125はAFS電圧入力端子、126は第2の
中間周波信号を音声信号に復調するDSR復調回路、1
27はDSR復調回路126により復調された信号を出
力する出力端子、128は選局回路、129は選局信号
入力端子、130はICで、切り替えスイッチ112、
115、第1の周波数変換回路116および中間周波信
号増幅回路117をIC化している。
【0010】図1で、衛星によるDSR放送を受信する
場合についてまず説明する。
【0011】選局信号が入力端子129に入力されるこ
とによって、DSR放送のチャネル番号を選択し、選局
回路128は衛星第1中間周波信号のRF増幅回路10
4および衛星第1中間周波信号用発振回路113の電源
をオンとする。
【0012】入力端子101および102に入力した衛
星第1中間周波信号(欧州DSR放送では、950〜1
750MHz)を受信チャネルによりスイッチ103で
選択し、RF増幅回路104に入力する。RF増幅回路
104で増幅した衛星第1中間周波信号はAGC電圧出
力回路により制御する利得制御回路105で入力信号レ
ベルに応じて減衰し、可変BPF106で帯域選択す
る。帯域選択した信号はスイッチ回路112を通して第
1の周波数変換回路116へ入力し、スイッチ回路11
5を通して入力した衛星第1中間周波信号用局部発振回
路の発振信号で衛星第2中間周波信号(欧州では47
9.5MHz)と等しい周波数の第3の中間周波信号に
周波数変換した後、第1の中間周波信号増幅回路117
で増幅する。増幅した信号のうち第3の中間周波信号帯
のみをBPF118で選択通過させ、第2の周波数変換
回路120へ入力する。第2の周波数変換回路120に
入力した第3の中間周波信号と、AFS電圧入力端子1
25に入力する電圧で発振周波数を制御した局部発振回
路119の発振信号により第2の中間周波信号(欧州で
は118MHz)に周波数変換し、周波数変換した信号
は第2の中間周波信号増幅回路121で増幅する。増幅
回路121で増幅した信号のうち第2の中間周波信号帯
のみをBPF122により通過させ、出力端子124に
出力する。このとき、BPF122から出力した信号は
AGC電圧出力回路123に入力し、ここで入力した信
号の信号レベルに対応したAGC電圧を発生すること
で、衛星によるDSR放送受信時には利得制御回路10
5の制御を、CATV信号によるDSR放送受信時には
利得制御回路110の制御を行う。また、出力端子12
4から出力した第2の中間周波信号は、DSR復調回路
126に入力する。DSR復調回路126では、第3の
局部発振回路の発振周波数を制御するAFS電圧をAF
S電圧入力端子125へ出力するとともに、第2の中間
周波信号を復調し出力端子127へ音声信号を出力す
る。
【0013】CATVによるDSR放送受信時には選局
回路128は、CATV信号のRF増幅回路109およ
びCATV信号用局部発振回路114の電源をオンとす
る。
【0014】入力端子107に入力したCATV信号
(欧州DSR放送では、110〜300MHz)は、歪
特性改善のために設けた通過帯域周波数を受信チャネル
に応じて切り替え可能なBPF108により帯域選択
し、RF増幅回路109で増幅した後、AGC電圧出力
回路からのAGC電圧で制御する利得制御回路110で
入力信号レベルに応じ減衰した信号はさらにBPF11
1で帯域選択する。帯域選択した信号はスイッチ回路1
12を通して第1の周波数変換回路116へ入力し、ス
イッチ回路115を通して入力するCATV信号用局部
発振回路114の発振信号で衛星第2中間周波信号(欧
州では479.5MHz)と等しい第3の中間周波信号
に周波数変換し、以下衛星によるDSR放送を受信する
場合と同様な動作を行う。
【0015】なお、衛星によるDSR放送受信する場合
において、1段の周波数変換器で1GHz帯の衛星第1
中間周波数を例えば118MHzに周波数変換しようと
した場合、1GHzのイメージ周波数が1000+11
8×2=1236MHzとなり、衛星第1中間周波数付
近となるため、十分なイメージ妨害除去特性を得ること
はできない。
【0016】本実施例では周波数変換器を2つ設け、2
段階でダウンコンバートする方式とすることで、十分な
イメージ妨害除去特性が得られるようにした。
【0017】また、CATVによるDSR放送を受信す
る場合において、チューナ装置に入力するRF信号(欧
州では110〜300MHz)と復調回路に出力する中
間周波信号(欧州では中心周波数118MHz)が近い
ため1つの周波数変換器で変換しようとした場合、局部
発振信号周波数が0〜404MHzとなる。しかし、こ
のように可変変化比が非常に大きい発振器を構成するこ
とは容易ではない。したがって、本実施例のように、第
1の周波数変換器でCATVによるDSR放送のRF信
号よりも高い周波数、たとえば、400MHz帯あるい
はCATV用コンバータの第1中間周波数信号帯に一度
アップコンバートし、帯域選択後、第2の周波数変換器
で100MHz帯の中間周波信号にダウンコンバートす
ることにより、多チャネル化されたCATVによるDS
R放送も受信を可能とし、この場合、規格化された中間
周波信号周波数帯を選択することにより、チューナ外部
からスプリアス妨害を受けにくいチューナ特性が得られ
る。また、衛星およびCATVによるDSR放送受信用
の周波数変換器を共用化することで構成部品の共用化が
図れ、さらに、第1の周波数変換器およびその周辺回路
をIC化することにより、より小型で、量産性に優れた
チューナ装置を得ることができる。
【0018】次に本発明の第二の実施例を図2により説
明する。
【0019】図2において、図1と同様の動作を行うも
のは図1と同じ番号を付し、説明を省略する。同図にお
いて、201は分波回路である。
【0020】図2で、衛星によるDSR放送を受信する
場合についてまず説明する。
【0021】入力端子101および102に入力したC
ATV信号と衛星第1中間周波信号を重畳した信号は受
信チャネルにより切り替えスイッチ103で選択し、分
波回路201に入力する。分波回路201に入力した信
号のうち衛星第1中間周波信号帯をRF増幅回路104
に入力する。以下、第1の実施例と同様の動作を行う。
【0022】CATVによるDSR放送を受信する場
合、CATV信号が重畳された信号が入力される入力端
子101あるいは102のうちCATV信号が重畳され
ている方の信号を切り替えスイッチ103で選択し、分
波回路201に入力する。分波回路201に入力した信
号のうちCATV信号帯をBPF108に入力し、以
下、第一の実施例と同様の動作を行う。
【0023】以上、本実施例によれば、衛星第1中間周
波信号にCATV信号が重畳された場合でも受信が可能
となる。このように衛星第1中間周波信号系とCATV
信号系が1系統であっても、図1に示した実施例のよう
に2系統であっても受信が可能であり、使い勝手性に優
れたチューナ装置を得ることができる。
【0024】次に本発明の第三の実施例を図3により説
明する。
【0025】図3に示すチューナは衛星によるDSR放
送およびCATVによるDSR放送が多チャネル化した
場合も考慮し、かつ従来の衛星テレビジョン放送および
CATVのテレビジョン放送の受信も可能なチューナ装
置である。
【0026】図3において、第1の実施例と同様の動作
を行うものは同じ番号を付し、説明を略す。同図におい
て、301は衛星テレビジョン放送受信用のAGC電圧
を入力する入力端子、302は衛星によるDSR放送受
信用のAGC電圧を入力する入力端子、303はCAT
Vテレビジョン放送受信用のAGC電圧を入力する入力
端子、304はCATVによるDSR放送受信用のAG
C電圧を入力する入力端子、305は衛星によるDSR
放送受信時には衛星によるDSR放送受信用のAGC電
圧入力端子302に入力された電圧を、衛星テレビジョ
ン放送受信時には衛星テレビジョン放送受信用のAGC
電圧入力端子301に入力された電圧を利得制御回路1
05に加えるように動作する切り替えスイッチ、306
はCATVによるDSR放送受信時にはCATVによる
DSR放送受信用のAGC電圧入力端子304に入力さ
れた電圧を、CATVテレビジョン放送受信時にはCA
TVテレビジョン放送受信用のAGC電圧入力端子30
3に入力された電圧を利得制御回路110に加わるよう
に動作する切り替えスイッチ、307は第3の中間周波
信号を衛星テレビジョン放送受信時と、DSR放送ある
いはCATVテレビジョン放送受信時とで切り替えるス
イッチ回路、308はCATVテレビジョン放送受信時
とDSR放送受信時と発振周波数が切り替え可能であ
り、かつ発振周波数が制御可能な局部発振回路、309
は第2の中間周波信号(欧州では118MHz)とCA
TVテレビジョン中間周波信号(欧州では38.9MH
z)を分波する分波回路、310はCATVテレビジョ
ン中間周波信号帯を通過させるBPF、311はCAT
Vテレビジョン中間周波信号を出力する出力端子、31
2は衛星第2中間周波信号帯の衛星テレビジョン信号を
出力する出力端子、313はCATVテレビジョン信号
を復調するCATVテレビジョン信号復調回路、314
はCATVテレビジョン信号復調回路313で復調され
た映像信号を出力する出力端子、315は衛星テレビジ
ョン放送を復調する衛星テレビジョン信号復調回路、3
16は衛星テレビジョンのベースバンド信号出力端子、
317はICで、切り替えスイッチ112、115、第
1の周波数変換回路116、中間周波信号増幅回路11
7、衛星第1中間周波信号用電圧制御局部発振回路11
3およびCATV信号用電圧制御局部発振回路114を
IC化している。
【0027】図3で、DSR放送を受信する場合につい
てまず説明する。
【0028】選局信号が入力端子129に入力すること
によって、DSR放送のチャネル番号を選択し、選局回
路128は、DSR復調回路126からのAGC電圧を
利得制御回路105および110に加えるように切り替
えスイッチ305および306を切り替える。また、局
部発振回路308の発振周波数を第2の中間周波信号周
波数が、DSR放送受信周波数となるような発振周波数
(361.5MHz)に切り替える。このとき、衛星に
よるDSR放送を受信する場合には、さらに選局回路1
28は衛星第1中間周波信号のRF増幅回路104およ
び衛星第1中間周波信号用局部発振回路113の電源を
オンとする。
【0029】入力端子101および102に入力した衛
星第1中間周波信号のうちの一方を受信チャネルにより
切り替えスイッチ103で選択し、RF増幅回路104
に入力する。RF増幅回路104で入力した信号を増幅
し、衛星第1中間周波信号はDSR復調回路126によ
り制御される利得制御回路105で入力信号レベルに応
じ減衰し、可変BPF106により帯域選択する。帯域
選択した信号はスイッチ回路112を通して第1の周波
数変換回路116へ入力し、スイッチ回路115を通し
て入力した衛星によるDSR放送受信用局部発振回路1
13の発振信号により衛星第2中間周波信号(欧州では
479.5MHz)と等しい第3の中間周波信号に周波
数変換する。第3の中間周波信号に周波数変換した信号
を第1の中間周波信号増幅回路117で増幅し、BPF
118で第3の中間周波信号帯のみを通過させ、切り替
えスイッチ307で第2の周波数変換回路120へ入力
する。第2の周波数変換回路120に入力した第3の中
間周波信号と、局部発振回路308の発振信号により第
2の中間周波信号(欧州では118MHz)に周波数変
換し、第2の中間周波信号増幅回路121で増幅し、分
波回路309に入力する。分波回路309では第2の中
間周波信号をBPF122に入力し、BPF122では
第2の中間周波信号帯のみを通過させ、出力端子124
へ出力し、DSR復調回路126に入力する。DSR復
調回路126では、入力信号レベルにより衛星によるD
SR放送受信時には利得制御回路105の制御を、CA
TVによるDSR放送受信時には利得制御回路110の
制御を行うとともに、局部発振回路308の発振周波数
を制御し、出力端子127へ復調した音声信号を出力す
る。
【0030】CATVによるDSR放送受信時には選局
回路128は、CATV信号のRF増幅回路109およ
びCATV信号用発振回路114の電源をオンとする。
【0031】入力端子107に入力したCATV信号
は、通過帯域周波数を受信チャネルに応じて切り替え可
能なBPF108により帯域選択し、RF増幅回路10
9に入力する。RF増幅回路109に入力した信号を増
幅した後、DSR復調回路126により制御する利得制
御回路110で入力信号レベルに応じ減衰し、BPF1
11で帯域選択した後、スイッチ回路112を通して第
1の周波数変換回路116へ入力し、スイッチ回路11
5を通して入力したCATV信号用局部発振回路114
の発振信号により衛星第2中間周波信号(欧州では47
9.5MHz)と等しい第3の中間周波信号に周波数変
換し、以下衛星によるDSR放送を受信と同様な動作を
行う。
【0032】次に衛星テレビジョン放送を受信する場合
について説明する。
【0033】選局信号が入力端子129に入力されるこ
とによって、衛星テレビジョン放送のチャネル番号を選
択し、選局回路128は衛星テレビジョン信号復調回路
315からのAGC電圧が利得制御回路105に加わる
ように切り替えスイッチ305を切り替える。
【0034】入力端子101および102に入力された
衛星第1中間周波信号のうちどちらか一方を受信チャネ
ルにより切り替えスイッチ103で選択し、RF増幅回
路104に入力する。RF増幅回路104に入力した信
号を増幅した後、衛星テレビジョン放送復調回路315
により制御する利得制御回路105で入力信号レベルに
応じ減衰され、可変BPF106で帯域選択する。帯域
選択した信号はスイッチ回路112を通して第1の周波
数変換回路116へ入力し、スイッチ回路115を通し
て入力した衛星第1中間周波信号用局部発振回路113
の発振信号により衛星第2中間周波信号と等しい第3の
中間周波信号に周波数変換し、第1の中間周波信号増幅
回路117に入力する。第1の中間周波信号増幅回路1
17に入力した信号を増幅した後、BPF118により
第3の中間周波信号帯のみを通過させ、切り替えスイッ
チ307で衛星テレビジョン信号出力端子312を介
し、衛星テレビジョン信号復調回路315に入力する。
衛星テレビジョン信号復調回路315では、入力レベル
により衛星テレビジョン放送受信時には利得制御回路1
05の制御を行うとともに、出力端子316へ復調され
たベースバンド信号を出力する。
【0035】次にCATVテレビジョン放送を受信する
場合について説明する。
【0036】選局信号が入力端子129に入力されるこ
とによって、CATVテレビジョン放送のチャネル番号
を選択し、選局回路128はCATVテレビジョン信号
復調回路313からのAGC電圧利得制御回路110に
加わるように切り替えスイッチ306を切り替える。ま
た、CATV信号のRF増幅回路109およびCATV
信号用発振回路114の電源をオンとし、さらに局部発
振回路308の発振周波数を第2の中間周波信号周波数
がCATVテレビジョン放送受信周波数と等しくなるよ
うな発振周波数(442.85MHz)に切り替える。
【0037】入力端子107に入力した、CATV地上
波テレビジョン信号は、通過帯域周波数を受信チャネル
に応じて切り替え可能なBPF108により帯域選択
し、RF増幅回路109で増幅した後、CATVテレビ
ジョン信号復調回路313により制御される利得制御回
路110で入力信号レベルに応じ減衰させた信号を、ス
イッチ回路112を通して第1の周波数変換回路116
へ入力し、スイッチ回路115を通して入力したCAT
V信号用局部発振回路114の発振信号により第3の中
間周波信号に周波数変換する。周波数変換した信号は、
第1の中間周波信号増幅回路117で増幅し、BPF1
18で第3の中間周波信号帯のみを帯域選択した後、切
り替えスイッチ307を介し、第2の周波数変換回路1
20へ入力する。第2の周波数変換回路120に入力し
た第3の中間周波信号と、局部発振回路308の発振信
号によりCATVテレビジョン放送中間周波信号(欧州
では38.9MHz)と等しい第2の中間周波信号に周
波数変換し、第2の中間周波信号増幅回路121により
増幅した後、分波回路309に入力する。分波回路30
9では第2の中間周波信号をBPF310に入力し、B
PF310では第2の中間周波信号帯のみを帯域選択
し、出力端子311を介しCATVテレビジョン信号復
調回路313に入力する。CATVテレビジョン信号復
調回路313では、入力レベルにより利得制御回路11
0の制御を行うとともに、出力端子314へ復調された
映像信号を出力する。
【0038】以上、本実施例によれば第1の周波数変換
器により変換される中間周波信号周波数を480MHz
帯の衛星第2中間周波信号に設定したことにより、容易
に衛星テレビジョン放送の受信ができるようにした。ま
た、第2の周波数変換器に入力される局部発振信号の発
振周波数をDSR放送受信時とCATVテレビジョン放
送受信時とで切り替えることにより、CATVテレビジ
ョン放送を受信するときは、CATVテレビジョン中間
周波数(欧州では38.9MHz)を周波数変換出力す
ることにより、CATVテレビジョン放送受信も容易に
できるようにした。なお、実施例1では、切り替えスイ
ッチ112、115、第1の周波数変換回路116およ
び中間周波信号増幅回路117をIC化した場合を示し
たが、本実施例のように、さらに衛星第1中間周波信号
用電圧制御発振回路113およびCATV信号用電圧制
御発振回路114もIC化することも可能である。また
DSR放送に用いられる周波数変換器を衛星テレビジョ
ンおよびCATVテレビジョン放送受信時にも共用化す
ることで構成部品の共用化が図れることとなり、より小
型で使い勝手性がよいチューナ装置を得ることができ
る。
【0039】
【発明の効果】以上述べてきたように本発明によれば、
衛星による音声放送もCATVによる音声放送も受信可
能であるだけでなく、衛星放送受信時においても、CA
TV受信時においても共用した周波数変換器で周波数変
換を2段に分けて行うことにより、従来考慮されていな
かったCATVによる音声放送の多チャネル化にも対応
できるだけでなく、回路構成が簡単でしかも使い勝手性
がよいチューナ装置を得ることができる。また、周波数
変換器により変換出力される中間周波数を衛星第2中間
周波信号周波数あるいは地上テレビジョン中間周波信号
周波数に等しい周波数に設定することにより、衛星テレ
ビジョンおよびCATVテレビジョン放送を容易に受信
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示すブロック図であ
る。
【図2】第2の実施例を示すブロック図である。
【図3】第3の実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
104,109…RF増幅回路、 118,122,310…バンドパスフィルタ、 116,120…周波数変換回路、 113,114,119,308…電圧制御局部発振回路、 117,121…中間周波信号増幅回路、 105,110…利得制御回路、 126…音声放送復調回路、 128…選局回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 竜之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立画像情報システム内 (72)発明者 長嶋 敏夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衛星放送信号を直接受信し、約1GHz帯
    の周波数に変換した衛星第1中間周波信号と、衛星放送
    信号をCATV放送局等で受信し、CATV周波帯に周
    波数変換して伝送される衛星放送信号と同一の信号変調
    方式のCATV信号を受信し、少なくとも一方の信号を
    第2の中間周波信号に周波数変換して出力するチューナ
    装置において、 少なくとも衛星第1中間周波信号とCATV周波数帯の
    信号の一方を前記CATV周波数帯よりも高い第3の中
    間周波信号周波数帯に周波数変換する第1の周波数変換
    器と、この第3の中間周波信号が入力され、前記第2の
    中間周波信号に変換する第2の周波数変換器を備えてた
    ことを特徴とするチューナ装置。
  2. 【請求項2】請求項1のチューナ装置は、少なくとも、
    衛星第1中間周波信号入力端子とCATV信号入力端子
    を備え、これら入力端子から入力された衛星第1中間周
    波信号とCATV信号を選択切り替えて第1の周波数変
    換器に入力する第1の切り換え回路を設けたことを特徴
    とするチューナ装置。
  3. 【請求項3】請求項2のチューナ装置において、衛星第
    1中間周波信号が入力される入力端子と第1の周波数変
    換器間には少なくとも希望信号を選択する帯域フィルタ
    を設けたことを特徴とするチューナ装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2又は3のチューナ装置は、
    少なくとも第1および第2第の可変周波数発振器を具備
    し、衛星放送を受信する場合には第1の可変周波数発振
    器の発振信号と、CATV信号を受信する場合には第2
    の可変周波数発振器の発振信号を選択切り替えて第1の
    周波数変換器に出力する第2の切り換え回路を設けたこ
    とを特徴とするチューナ装置。
  5. 【請求項5】請求項1又は2又は3又は4のチューナ装
    置において、前記第3の中間周波信号の中心周波数は、
    少なくとも402.78、479.5、611MHzのい
    づれかであり、第2の中間周波信号周波数は118MH
    zあるいは140MHzであることを特徴とするチュー
    ナ装置。
  6. 【請求項6】請求項5のチューナ装置において、第2の
    中間周波信号出力端子の他に、第1の周波数変換器の出
    力信号を出力する出力端子を設けたことを特徴とするチ
    ューナ装置。
  7. 【請求項7】請求項4又は6のチューナ装置は、少なく
    とも第3の中間周波信号を増幅する第1の中間周波信号
    増幅回路および第2の中間周波信号を増幅する第2の中
    間周波信号増幅回路を具備し、少なくとも第1の周波数
    変換器、第1、第2の切り替え回路、第1の中間周波信
    号増幅回路および第1、第2の可変周波数発振器を含む
    ICを有することを特徴とするチューナ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000046466A (ko) * 1998-12-31 2000-07-25 윤종용 멀티 채널 튜닝장치
KR20030094596A (ko) * 2002-06-07 2003-12-18 엘지이노텍 주식회사 지상파 및 위성파 공용튜너
US20150256787A1 (en) * 2014-03-04 2015-09-10 Sony Corporation Receiver apparatus, tuner, and circuit

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