JPH06132018A - 無電極ランプ装置 - Google Patents

無電極ランプ装置

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JPH06132018A
JPH06132018A JP3278115A JP27811591A JPH06132018A JP H06132018 A JPH06132018 A JP H06132018A JP 3278115 A JP3278115 A JP 3278115A JP 27811591 A JP27811591 A JP 27811591A JP H06132018 A JPH06132018 A JP H06132018A
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filling
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エイチ. ウッド チャールズ
John F Waymouth
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 水銀を使用する必要性のない新規な高パワー
ランプを提供する。 【構成】 ランプ被包体内に、硫黄又はセレン、又はそ
れらの何れかの化合物を充填物として収容する。該充填
物は動作温度において少なくとも約1気圧の圧力を有す
る。被包体内には更に放電の開始を容易とさせる例えば
アルゴン又はキセノンなどのような不活性ガスを収容さ
せることが可能である。少なくとも約50ワット/cc
のパワー密度で該充填物に対してマイクロ波などのよう
な電磁エネルギを結合させ、該充填物をプラズマ化させ
て光を発生させる。その場合に得られる光は主に可視光
領域に分布しており且つスペクトル分布は極めて滑らか
であり、視感度効率が高く且つ演色性指数が高い。尚、
被包体は無電極型又は有電極型のものとすることが可能
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高パワーランプに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】高パワーランプは多くの照明適用に対し
て使用されている。家庭やオフィスにおいて一般的に使
用されている白熱灯及び蛍光灯などのランプは、多くの
商業上及び産業上の適用に対して十分な照明を与えるも
のではない。実際に、高パワー照明用に対して受入れら
れており且つ典型的に使用されているランプは、高強度
放電(HID)ランプとして知られているものである。
このランプは、構造が簡単であり、且つ、大略、ガラス
製の被包体から構成されており、該被包体は2個の電極
を有すると共に、充填物を収容しており、その充填物
は、該ランプが動作されると、蒸発し且つガス状とな
る。
【0003】HIDランプにおける充填物は、通常、そ
の主要な成分として水銀を有している。しかしながら、
水銀は極めて毒性が強く環境に対して有害な物質である
から、このことは望ましいことではない。従って、HI
Dランプが破壊する場合には、危険な水銀の煙が射出さ
れ、且つ該ランプの有用な寿命が過ぎると、水銀を含有
する被包体を安全に廃棄する簡単な方法はない。水銀を
含有するランプが広く使用されていることは深刻な環境
上の問題として認識されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、水銀を使用
する必要性のない新規な高パワーランプを提供すること
を目的とする。本発明の別の目的とするところは、水銀
を収容する必要性のない新規な高パワーランプバルブを
提供することである。本発明の更に別の目的とするとこ
ろは、比較的良好な性能指数を有する新規な高パワーラ
ンプ装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、水銀の
代わりに、ランプ被包体の充填物として硫黄又はセレン
を含有する物質が使用されている。本発明の第一の側面
によれば、硫黄元素又はセレン元素、又はこれらの元素
の化合物をランプ充填物内に含有させる。該充填物は、
少なくとも約1気圧の圧力で存在し、且つ比較的高いパ
ワー密度で電磁エネルギによって励起される。上述した
物質の各々は、室温において低い蒸気圧を有しており、
且つ典型的なランプ動作温度においては高い蒸気圧を有
している。本発明の好適実施例は硫黄充填物を使用する
ものである。
【0006】本発明の別の側面によれば、硫黄元素又は
セレン元素、又はこれらの元素の化合物がランプ充填物
の主要な放射(光発生)成分として使用される。尚、本
明細書において「主要な放射成分」という用語は、ラン
プの動作中にランプから射出される放射エネルギの最も
大きな部分を射出する充填物の放射成分のこと、又は充
填物内の唯一の放射成分である放射成分のことを意味し
ている。
【0007】ランプがどの程度よいものであるかを測定
する多数の方法があり、ランプ業界における当業者の間
で、種々の標準化された性能指数が使用されている。そ
の様な性能指数としては、ランプの視感度効率、定格寿
命、ルーメン維持、色度及び演色性指数(CRI)など
がある。最後に、ランプにより発生された光の色の安定
性も重要である。なぜならば、これは時間と共に変化す
る場合があるからである。これらの受入れられている指
数が理想的なものに近ければ近いほど、ランプの性能は
より良好である。
【0008】上述した如く、本発明ランプは、水銀を基
礎とするランプに関連する環境上の危険性を解消してお
り、且つ更に本発明ランプに対して得られる性能指数は
良好なものである。
【0009】本発明の第一実施例においては、無電極型
の高パワーランプ(装置)が提供され、それはマイクロ
波エネルギにより駆動される。高パワー無電極ランプは
従来公知であるが、必ずというわけではないが、通常、
水銀充填物を収容している。更に、無電極ランプ乃至は
ランプ装置は、光スペクトルの可視領域ではなく、紫外
線領域における出力を得るために主に使用されている。
本発明無電極ランプにおいては、少なくとも1気圧の充
填物圧力が使用され、該充填物は硫黄又はセレン、又は
それらの化合物を有している。更に、該充填物は、例え
ばアルゴン又はキセノンなどのような不活性ガスを有す
ることが可能である。この高圧力充填物は50ワット/
ccを超えるパワー密度であって、好適には100ワッ
ト/ccを超えるパワー密度で励起される。更に、例え
ば、金属ハライド、砒素、ボロンなどのような種々の添
加物を該充填物に含有させて、光スペクトルの異なった
領域の部分を強調させることが可能である。
【0010】本発明ランプの有用な光放射を発生させる
効率は比較的高い。実際上、水銀充填物を使用する従来
の無電極ランプと比べると著しく高いものである。この
様なランプを提供する能力は、むしろ驚くべき結果であ
る。なぜならば、本発明に基づいて使用される充填物物
質は、水銀よりも重量が軽く、且つ壁温度において安定
な分子を形成し、従って、それらは水銀よりも高い熱伝
導率を有するものと予測され、従ってより多くの熱がバ
ルブの壁へ失われるものと予測され、且つ有用な光放射
の発生効率は水銀ランプよりも低いものと予測されるの
が普通だからである。
【0011】本発明の更に別の実施例においては、電極
を有するアークランプ(装置)が提供される。これは、
前述した水銀を使用するHIDランプと類似したもので
あるが、水銀の代わりに、その充填物は硫黄又はセレン
を含有する物質を有している。無電極ランプの場合にお
ける如く、充填物に添加物を加えて、特定のスペクトル
領域を強調させることが可能である。例えば、このラン
プからのオレンジ及び赤の放射を増加させるためにナト
リウムを使用することが可能である。
【0012】従来技術においては、低圧で低パワーのラ
ンプが公知であり、それはスペクトルの科学的研究のた
めに研究室において使用されている(原子分光学)。こ
の様な研究室での研究においては、無電極ランプ及びア
ークランプ用の充填物として本明細書において提案され
るような充填物物質を包含する周期表の元素の各々を使
用し、この様な元素の原子スペクトル及び分子スペクト
ルを発生させることが行なわれる。しかしながら、この
様なランプは、高パワーの可視光用照明光源としては全
く不向きなものである。実際に、本発明ランプで発生さ
れるスペクトルを同一の充填物を使用する低パワー低圧
力原子分光用ランプで発生した原子又は分子スペクトル
と比較した場合、本発明の少なくとも幾つかの具体例の
場合には、原子分光用光源のスペクトルにおいて支配的
に表われていたスペクトルの紫外線部分が本発明ランプ
においては実質的に且つ予想外に抑圧されており、従っ
て視感度効率が高く且つ有害な紫外線放射が減少されて
いることが認められた。
【0013】
【実施例】図1を参照すると、本発明の第一実施例が示
されている。ランプ装置2は無電極ランプであり、それ
はマイクロ波エネルギによって駆動される。バルブ乃至
は被包体3は、高圧力充填物を有しており、且つ石英又
はその他の適宜の物質から構成されており、マイクロ波
空胴内に支持されており、且つ該空胴は導電性ハウジン
グ4とメッシュ5とから構成されている。マグネトロン
6がマイクロ波エネルギを発生し、該エネルギは導波路
7によって、マイクロ波空胴の結合用スロット8へ供給
される。
【0014】マイクロ波エネルギがバルブ(被包体)3
内の充填物を励起してプラズマ状態とさせ、光が該充填
物によって発生され、メッシュ5を介して空胴の外側へ
取出される。該メッシュは金属性であり、且つそれは実
質的にマイクロ波エネルギを通過させることはないが、
バルブ3によって発生された光を実質的に透過させるよ
うに構成されている。該バルブは回転体9によって回転
され、且つ該バルブ被包体は、プレナム10及びノズル
11を介して供給される冷却用のガスによって冷却され
る。
【0015】本発明の1側面によれば、バルブ4内の充
填物は、元素としての硫黄又はセレン、又はこれらの元
素のうちの一つの化合物を有している。本発明の別の側
面によれば、該充填物物質は、バルブ充填物の主要な照
射(光発生)成分として存在している。更に、放電を開
始させることを助ける充填物成分を使用することが望ま
しく、例えば、その目的のために、アルゴン又はキセノ
ンなどのような少量の不活性ガスを使用することが可能
である。
【0016】図1に示したランプは、高パワー高圧力ラ
ンプとして特性付けることが可能である。従って、バル
ブ3内の充填物は、充填物圧力が動作温度において少な
くとも1気圧又はそれ以上であり、好適には2乃至20
気圧であるような量存在している。更に、該空胴へ供給
されるマイクロ波エネルギの振幅は、該充填物へ結合さ
れるエネルギのパワー密度が少なくとも50ワット/c
cであり、且つ、好適には、100ワット/cc以上で
あるように設定される。使用可能な最大パワー密度は、
部分的には、バルブ冷却の関数であり、且つ現在の技術
においては、少なくとも数百ワット/ccのパワー密度
を使用することが可能であると予測される。理解すべき
ことであるが、「パワー密度」という用語において、そ
の体積(cc)は、バルブの体積ではなく光発生用ガス
の体積のことを意味している。更に理解すべきことであ
るが、バルブ内において使用される固体の形態における
主要な充填物質成分の絶対的な量は、どの物質が使用さ
れるか、例えば硫黄又はセレンの何れが使用されるかに
依存して変化する場合があるが、その量は、常に、動作
温度、即ち50ワット/cc又はそれ以上のパワー密度
における通常の動作期間中におけるバルブ温度における
所望の圧力範囲を発生させるようなものである。この充
填物圧力は、主に、主要な充填物物質によって制御さ
れ、それは、典型的には、ランプが動作する場合に、不
活性ガスの分圧よりも著しく高い分圧を有している。更
に、図1に示したランプによって与えられる照明は、充
填物内に種々の添加物を含ませることによりスペクトル
の種々の特定の領域において強調させることが可能であ
る。これらの特定の物質に限定するわけではないが、こ
の様な添加物の一例としては、金属ハライド、砒素、ボ
ロン及びビスマスなどがある。使用することが可能な多
数の金属ハライドのうちの幾つかの例としては、CdI
2 、HgCl2 及びInI3 などがある。更に、ある具
体例においては、多少の水銀を添加することにより、ラ
ンプの再始動時間を減少することにより動作を改善する
ことが可能である。
【0017】上述した如く、元素の形態での硫黄及びセ
レンを使用することに加えて、これらの元素の化合物を
使用することも可能である。例えば、InS、As2
3 、SeO2 、SeCl4 及び硫黄及びセレンのその他
の化合物を使用することが可能である。尚、本明細書に
おいて使用される「硫黄含有物質」という用語は、元素
としての硫黄と硫黄化合物の両方を包含するものであ
り、そのことは、セレンに対して使用される対応する用
語に対してもいえることである。理解すべきことである
が、充填物の主要な照射(光発生)成分は、これらの物
質のうちの一つのみでなく、硫黄含有物質とセレン含有
物質との結合から構成することも可能である。更に、主
要な照射成分は、元素の形態のものと特定の一つ又はそ
れ以上の物質の化合物との混合物から構成することも可
能である。
【0018】ランプ2の励起を行なうためにはマイクロ
波エネルギが好適であるが、RF領域における電磁エネ
ルギで励起を与えることも可能である。この場合には、
典型的に、バルブの周りに励起用のコイルを巻着させ
る。尚、本明細書において「電磁エネルギ」という用語
は、マイクロ波モードとRFモードの両方を包含する意
味で使用されている。又、図1に示したマイクロ波空胴
は反射器を有するものではないが、反射性の空胴を使用
することが可能であることは勿論である。
【0019】上述した如く、本発明ランプの性能インジ
ケータ(指数)は良好なものである。この点に関して、
可視光ではなく主に紫外線を発生するために従来使用さ
れている無電極ランプは、アークランプよりもより長い
時間の間ルーメン出力を高いレベルに維持する傾向にあ
り、且つこのことは、本発明の無電極ランプ実施例の特
性が優れている場合があることを注意すべきである。
【0020】本発明ランプの付加的な利点は、主要な放
射即ち光発生用充填物成分が単一の元素とすることが可
能であるという点である。従って、高パワー照明適用の
ために現在使用されているHIDランプの最も一般的な
タイプは金属ハライド型HIDランプであり、その場
合、所望のスペクトル出力を得るために、金属が別の一
つ又はそれ以上の金属のハライドと結合される。一般的
に使用される結合はHg+ScI3 +NaIである。添
加金属の分圧は、ランプ内の金属ハライドの量及びラン
プ上の最も低温スポットの温度によって決定される。そ
の結果は、製造公差及びランプの経時変化に起因するこ
れらのパラメータにおける変動が、該添加物の分圧にお
ける変化を発生させ、そのことが、出力量及び出力のス
ペクトル分布において変化を発生させる。一方、本発明
ランプは単一の放射用充填物物質を有するに過ぎない
か、又は本発明の1側面によれば、基本的に硫黄含有物
質又はセレン含有物質と、不活性ガスとから基本的に構
成される充填物を有するので、異なった割合で変化する
異なった充填物成分の分圧によって発生される影響が発
生することはない。
【0021】本発明ランプの別の利点は、それが、原子
放射ではなく主に分子放射を発生しているということで
あり、その結果、ピークなどのような急激な遷移部分の
ない滑らかなスペクトルが得られており、従って、より
良好な演色性指数が得られるということである。この点
に関して注意すべきことであるが、非金属は従来技術に
おいては充填物物質としてほとんど適用例が見付けられ
ておらず、そのことの一つの理由は、非金属の主要な原
子スペクトル線は可視領域内に存在するものではないと
いうことである。しかしながら、本発明は、少なくとも
ある具体例においては、支配的な光発生機構として分子
放射に依存しており、且つ主に可視光領域内の放射を与
えることが可能である。本発明ランプの一つの独特の効
果は、主に分子放射を発生する高い視感度効率のランプ
を提供することが可能であるということである。
【0022】本発明の無電極ランプ実施例の更に別の利
点は、それが、小型で、高パワーで可視光を発生する光
源であるという点である。従って、バルブの直径は典型
的に2乃至3cm程度又はそれ以下のものとすることが
可能であり、一方約140ルーメン/ワット又はそれ以
上の光出力を与えることが可能である。
【0023】本発明の別の実施例を図2に示してある。
これはアークランプ20であり、それは、電極24及び
26を有する石英被包体22から構成されており、且つ
充填物28を収容している。その充填物を励起させるた
めに、該電極の間にAC電圧が印加され、それにより該
電極の間に放電が発生する。本発明によれば、被包体2
2内の充填物は、硫黄含有物質又はセレン含有物質を有
している。本発明の別の側面によれば、この充填物物質
は、該充填物における主要な放射(光発生)成分であ
る。該物質は、元素としての硫黄又はセレンとすること
が可能であり、又はこれらの元素の化合物とすることが
可能である。更に、放電の開始を助けるための付加的な
ガスを少量設けることが可能であり、それは、例えばア
ルゴン又はキセノンなどのような不活性ガスとすること
が可能である。
【0024】無電極ランプの実施例の場合における如
く、充填物は、少なくとも約1気圧の圧力で存在してお
り、且つ、好適には、約2乃至20気圧の範囲内の圧力
で存在している。この圧力は、硫黄又はセレンを含有す
る物質によって主に制御され、その分圧は少なくとも約
1気圧である。更に、少なくとも60ワット/ccのパ
ワー密度が存在するように電極の間に電圧が印加され
る。電極22及び24は特別の物質から構成されるか又
はそれでメッキされており、電極を劣化させることがあ
るような電極と充填ガスとの間の化学反応が発生するこ
とを防止している。本発明の1側面によれば、電極はグ
ラファイト棒とすることが可能である。この様な電極の
基端部は電極再付着サイクルに関与することがないが、
該電極の先端部はそのサイクルの一部である場合がある
ので、充填ガスとの反応によって発生する場合のある
「テール腐食」を防止するために、より低い温度にある
電極基端部を保護することが必要である。図3及び4は
グラファイト電極の低温基端部を保護する二つの実施例
を示している。図3においては、グラファイト電極30
は、その基端部の周りにアルミナのスリーブ34を有し
ている。グラファイトは高温においてアルミナと反応す
る可能性があるので、プラチナからなるバリア層36が
グラファイト電極とアルミナスリーブとの間に介挿され
ている。電極先端部32は、スリーブを超えて延在して
おり、アルミナは動作温度が約1500°Kの点まで延
在することができるに過ぎない。
【0025】図4の実施例においては、プラチナバリア
層36′自身を使用してグラファイト電極とバルブ充填
物との間の反応を防止している。プラチナバリア層の高
さは、プラチナが露呈される最大温度を制限するために
実験的に決定される。図5はグラファイト電極をモリブ
デン封止用ホイルへ取付ける態様を示している。ホイル
42(約、0.001インチの厚さ)は折曲されており
且つグラファイト電極のベース38内に機械加工された
キー溝40内に挿入されている。封止した後に、該ホイ
ルは石英とモリブデンとの間の熱膨張係数の不整合に起
因しかなりの緊張状態とされるので、それは、きっちり
とウエッジ形状したキー溝内に引込まれる。このモリブ
デンホイルの端部をプラチナ化させる必要がある場合が
ある。なぜならば、充填ガスがホイルの端部までシール
領域内に入込む可能性があるからである。
【0026】本発明の更に別の側面によれば、主に耐火
性酸化物から構成することの可能な「不活性」電極を使
用することが可能である。これらの酸化物は、通常、導
電性ではなく、いわゆる「サーメット」の形態で調製す
ることにより導電性とされねばならない。その場合は、
金属粒子と耐火性酸化物粒子との混合物を圧縮し且つ耐
火性本体内へ焼結させる。図6は、サーメット電極を示
しており、サーメット50はプラチナ化タングステン棒
52の周りに圧着されている。プラチナ化タングステン
支持棒が、図5に示したのと同一の態様で、モリブデン
封止用リボン54に固着されている。露出されたタング
ステン棒基端部のプラチナコーティングは、該タングス
テンが、充填物の蒸気による攻撃から保護する作用をし
ている。サーメット電極は、トリヤ及びモリブデン又は
タングステンを含有することが可能であり、且つイット
リヤ−ルテニウム結合を含有する電極も公知である。図
6に示したような電極においては、金属粒子は耐火性酸
化物によって充填物の蒸気と反応することから遮断され
ており、且つ耐火性酸化物は対応するサルファイドより
も一層安定である。従って、例えば硫黄蒸気との反応は
比較的少ないものとなる。
【0027】一方、本発明によれば、プラチナ、レニウ
ム又はオスミウムからなる電極を使用することも可能で
ある。この様な電極は、該金属から純粋な形態で形成す
ることが可能であり、又は該金属をタングステンベース
上にコーティングさせることも可能である。ランプ電極
は、例えば硫化アルカリ土金属(例えば、BaS)など
のような電子放出性物質でコーティングすることが可能
である。このことは、所要の点火電圧を減少させ動作電
極損失を発生させる実効電極抵抗を減少させる。タング
ステン電極は、封止したベースから、安定なタングステ
ン/バルブ充填物質化合物を形成するのに動作中熱くな
り過ぎる電極の点までその長さに沿って硫化アルカリ土
金属物質でコーティングすることが可能である。
【0028】本発明の一実施例においては、無電極ラン
プ又はアークランプの何れかの充填物が、硫黄又はセレ
ンを含有する物質がバルブ充填物内の唯一の光発生用成
分であるように構成される。この様な実施例において
は、硫黄又はセレンを含有する物質は、例えばアルゴン
又はキセノンなどのような放電の開始を助ける少量のガ
スを除いて、充填物における唯一の物質とすることが可
能である。
【0029】本発明の具体的実施例としては、2.84
cmの内径を持った球形の無電極石英バルブを、0.0
62mgモル/ccの硫黄と60トールのアルゴンで充
填した。該バルブをマイクロ波空胴内に配置させ且つ約
280ワット/ccのパワー密度でマイクロ波エネルギ
により励起させたところ、図7に示した如きスペクトル
を持った可視光が得られた。このランプの視感度効率は
約140ルーメン/ワットであった。更に、得られたス
ペクトル分布から理解される如く、350nm以下のU
V照射は極めて少ない。この特徴は、本ランプの視感度
効率を増加させることに貢献しており、且つUV照射は
健康上危険性があるので、ランプの安全性を向上させて
いる。図7に関し更に注意すべきことであるが、このス
ペクトル分布は極めて滑らかであり何ら急激に変化する
ピークなどの急激な変化部分を有するものではない。こ
れは、本ランプが原子放射メカニズムではなく主に分子
放射メカニズムに起因しているという事実に基づくもの
である。
【0030】本発明の更に別の具体的実施例として、
2.84cmの内径を持った球形の無電極バルブを0.
053mgモル/ccの硫黄と、0.008mgモル/
ccのカドミウムと0.003mgモル/ccの要化カ
ドミウムで充填した。このランプを280ワット/cc
のパワー密度でマイクロ波エネルギにより励起させたと
ころ、図8に示す如きスペクトルを持った可視光が得ら
れた。このランプの視感度効率は約134ルーメン/ワ
ットであった。更に、注意すべきことは、このスペクト
ル分布は580nmにおいてショルダ乃至は小山を有し
ており、それはCdSによって発生されたものであり、
且つ更に650nmにおいて別のショルダ即ち小山が得
られており、それはCdIによって発生されたものであ
る。
【0031】更に別の具体的実施例として、12ccの
体積を持った無電極石英バルブを54mgのセレン(即
ち、5.7×10-5モル/cc)と、60トールのアル
ゴンで充填した。そのバルブをマイクロ波空胴内に配置
させ且つ3500ワットのマイクロエネルギで励起させ
た。その結果、図9に示したスペクトル分布がこのバル
ブの光出力から得られた。
【0032】以上、本発明の具体的実施の態様について
詳細に説明したが、本発明は、これら具体例にのみ限定
されるべきものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱す
ることなしに種々の変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、上述した説明においては、本ランプが主に
高パワーの可視光照明光源として説明したが、例えば、
UV(紫外線)などのようなその他の領域においての光
出力を得るために使用することが可能であることは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に基づく無電極型のランプ
装置を示した概略図。
【図2】 本発明の別の実施例に基づく有電極型のラン
プ装置を示した概略図。
【図3】 本発明の一実施例に基づく電極を示した概略
図。
【図4】 本発明の一実施例に基づく電極を示した概略
図。
【図5】 本発明の一実施例に基づく電極を示した概略
図。
【図6】 本発明の一実施例に基づく電極を示した概略
図。
【図7】 本発明の一実施例に基づいて硫黄充填物を使
用した無電極ランプからの光出力のスペクトル分布を示
した説明図。
【図8】 本発明の別の実施例に基づいて硫黄及び要化
カドミウムを含有する充填物を使用した無電極ランプか
ら得られた光出力のスペクトル分布を示した説明図。
【図9】 本発明の更に別の実施例に基づいてセレンを
含有する充填物を使用したランプから得られた光出力の
スペクトル分布を示した説明図。
【符号の説明】
3 無電極バルブ(被包体) 22 有電極バルブ(被包体) 24,26 電極 28 充填物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ジー. ユーリー アメリカ合衆国, メリーランド 20817, ベセスダ, イースト ハルバート ロ ード 6518 (72)発明者 チャールズ エイチ. ウッド アメリカ合衆国, メリーランド 20850, ロックビル, メイプル アベニュー 712 (72)発明者 ジョン エフ. ウエイマウス アメリカ合衆国, マサチューセッツ 01945, マーブルヘッド, ベネット ロード 16

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)硫黄含有物質又はセレン含有物質を有する充填物
    が前記被包体内に設けられており、前記充填物は動作温
    度において少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (c)前記充填物は放電の開始を助けるためのガスを有
    しており、 (d)放電を励起させるために少なくとも約50ワット
    /ccのパワー密度で前記充填物に対し電磁エネルギを
    結合させる励起手段が設けられている、ことを特徴とす
    る無電極ランプ装置。
  2. 【請求項2】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)硫黄元素を有する充填物が前記被包体内に設けら
    れており、前記充填物は動作温度において少なくとも約
    1気圧の圧力を有しており、 (c)放電を励起させるために少なくとも50ワット/
    ccのパワー密度で前記充填物に対し電磁エネルギを結
    合させる励起手段が設けられている、ことを特徴とする
    無電極ランプ装置。
  3. 【請求項3】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)硫黄含有物質を有する充填物が前記被包体内に設
    けられており、前記充填物は動作温度において少なくと
    も約1気圧の圧力を有しており、 (c)前記充填物は放電を開始させる助けとなるガスを
    有しており、 (d)放電を励起させるために少なくとも50ワット/
    ccのパワー密度で前記充填物に対し電磁エネルギを結
    合させる励起手段が設けられている、ことを特徴とする
    無電極ランプ装置。
  4. 【請求項4】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)基本的に硫黄含有物質と不活性ガスからなる充填
    物が前記被包体内に設けられており、前記充填物は動作
    温度において少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (c)放電を励起させて放射を発生させるために少なく
    とも50ワット/ccのパワー密度で前記充填物に対し
    マイクロ波エネルギを結合させる励起手段が設けられて
    いる、ことを特徴とする無電極ランプ装置。
  5. 【請求項5】 無電極ランプ装置において、 (a)硫黄元素が主要な放射成分である充填物を収容す
    る被包体が設けられており、前記充填物は動作温度にお
    いて少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (b)前記充填物を励起させるために少なくとも約50
    ワット/ccのパワー密度で前記被包体へ電磁エネルギ
    を結合させる励起手段が設けられている、ことを特徴と
    する無電極ランプ装置。
  6. 【請求項6】 無電極ランプ装置において、 (a)硫黄含有物質が主要な放射成分である充填物を収
    容する被包体が設けられており、前記充填物は動作温度
    において少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (b)前記充填物は、更に、放電を開始させる助けとな
    るガスを有しており、 (c)前記充填物を励起させるために少なくとも約50
    ワット/ccのパワー密度で前記被包体に対して電磁エ
    ネルギを結合させる励起手段が設けられている、ことを
    特徴とする無電極ランプ装置。
  7. 【請求項7】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)セレン元素を有する充填物が前記被包体内に設け
    られており、前記充填物は動作温度において少なくとも
    約1気圧の圧力を有しており、 (c)放電を励起するために少なくとも約50ワット/
    ccのパワー密度で前記充填物に対して電磁エネルギを
    結合させる励起手段が設けられている、ことを特徴とす
    る無電極ランプ装置。
  8. 【請求項8】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)セレン含有物質を有する充填物が前記被包体内に
    設けられており、前記充填物は動作温度において少なく
    とも約1気圧の圧力を有しており、 (c)前記充填物は、更に、放電を開始させる助けとな
    るガスを有しており、 (d)放電を励起させるために少なくとも50ワット/
    ccのパワー密度で前記充填物に対して電磁エネルギを
    結合させる励起手段が設けられている、ことを特徴とす
    る無電極ランプ装置。
  9. 【請求項9】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)基本的にセレン含有物質と不活性ガスとからなる
    充填物が前記被包体内に設けられており、前記充填物は
    動作温度において少なくとも約1気圧の圧力を有してお
    り、 (c)放電を励起するために少なくとも約50ワット/
    ccのパワー密度で前記充填物に対して電磁エネルギを
    結合させる励起手段が設けられている、ことを特徴とす
    る無電極ランプ装置。
  10. 【請求項10】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)セレン元素が主要な放射成分である充填物が前記
    被包体内に設けられており、前記充填物は動作温度にお
    いて少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (c)放電を励起するために少なくとも約50ワット/
    ccのパワー密度で前記充填物に対して電磁エネルギを
    結合させるための励起手段が設けられている、ことを特
    徴とする無電極ランプ装置。
  11. 【請求項11】 無電極ランプ装置において、 (a)放電を閉込めるための光透過物質からなる被包体
    が設けられており、 (b)セレン含有物質が主要な放射成分である充填物が
    前記被包体内に設けられており、前記充填物は動作温度
    において少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (c)前記充填物は、更に、放電を開始させる助けとな
    るガスを有しており、 (d)放電を励起させるために少なくとも約50ワット
    /ccのパワー密度で前記充填物に対して電磁エネルギ
    を結合させる励起手段が設けられている、ことを特徴と
    する無電極ランプ装置。
  12. 【請求項12】 アークランプ装置において、 (a)電極を具備する光透過物質からなる被包体が設け
    られており、 (b)基本的に硫黄及び放電の開始を助けるガスからな
    る充填物が前記被包体内に設けられており、前記充填物
    は少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (c)少なくとも60ワット/ccのパワー密度で前記
    充填物に対してエネルギを結合させるために前記電極に
    対し電圧を印加させる励起手段が設けられている、こと
    を特徴とするアークランプ装置。
  13. 【請求項13】 アークランプ装置において、 (a)電極を具備する光透過性物質の被包体が設けられ
    ており、 (b)硫黄含有物質が主要な放射成分である充填物が前
    記被包体内に設けられており、前記充填物は動作温度に
    おいて少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (c)少なくとも60ワット/ccのパワー密度で前記
    充填物に対しエネルギを結合させるために前記電極に対
    し電圧を印加させる励起手段が設けられている、ことを
    特徴とするアークランプ装置。
  14. 【請求項14】 アークランプ装置において、 (a)電極を具備する光透過物質の被包体が設けられて
    おり、 (b)基本的にセレン及び放電の開始を助けるガスから
    なる充填物が前記被包体内に設けられており、前記充填
    物は少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (c)少なくとも60ワット/ccのパワー密度で前記
    充填物に対してエネルギを結合させるために前記電極に
    対して電圧を印加する励起手段が設けられている、こと
    を特徴とするアークランプ装置。
  15. 【請求項15】 アークランプ装置において、 (a)セレン原子が主要な放射物質である充填物を収容
    する被包体が設けられており、前記充填物は動作温度に
    おいて少なくとも約1気圧の圧力を有しており、 (b)少なくとも60ワット/ccのパワー密度で前記
    充填物に対してエネルギを結合させるために前記電極に
    対して電圧を印加する励起手段が設けられている、こと
    を特徴とするアークランプ装置。
  16. 【請求項16】 無電極ランプバルブにおいて、光透過
    性被包体が設けられており、前記被包体は、硫黄含有物
    質及び不活性ガスを有する充填物を収容しており、前記
    硫黄含有物質及び不活性ガスの量はこれらの成分によっ
    て動作温度において少なくとも1気圧の充填物圧力を発
    生するようなものであり、前記硫黄の分圧が前記不活性
    ガスの分圧よりも著しく大きなものであることを特徴と
    する無電極ランプバルブ。
  17. 【請求項17】 無電極ランプバルブにおいて、光透過
    性被包体が設けられており、前記被包体は硫黄含有物質
    が主要な放射成分である充填物を収容しており、前記充
    填物は、更に、不活性ガスを有しており、前記充填物の
    成分の量は動作温度において少なくとも1気圧の充填物
    圧力を発生させるように設定されていることを特徴とす
    る無電極ランプバルブ。
  18. 【請求項18】 無電極ランプバルブにおいて、光透過
    性被包体が設けられており、前記被包体はセレン含有物
    質及び不活性ガスを有する充填物を収容しており、前記
    セレン含有物質及び不活性ガスの量は、それらの成分に
    よって動作温度において少なくとも1気圧の充填物圧力
    を発生させるように設定されており、前記セレンの分圧
    が前記不活性ガスの分圧よりも著しく大きいことを特徴
    とする無電極ランプバルブ。
  19. 【請求項19】 無電極ランプバルブにおいて、光透過
    性被包体が設けられており、前記被包体はセレン含有物
    質が主要な放射成分である充填物を収容しており、前記
    充填物は、更に、不活性ガスを有しており、前記充填物
    の量は、動作温度において少なくとも1気圧の充填物圧
    力を発生させるように設定されていることを特徴とする
    無電極ランプバルブ。
  20. 【請求項20】 アークランプバルブにおいて、光透過
    性被包体が設けられており、前記被包体は電極を有する
    と共に、硫黄含有物質が主要な放射成分である充填物を
    収容しており、前記充填物は更に不活性ガスを有してお
    り、前記硫黄含有物質及び前記不活性ガスの量は、動作
    温度において少なくとも1気圧の充填物圧力を発生させ
    るように設定されていることを特徴とするアークランプ
    バルブ。
  21. 【請求項21】 アークランプバルブにおいて、光透過
    性被包体が設けられており、前記被包体は電極を有する
    と共に硫黄含有物質及び不活性ガスを有する充填物を収
    容しており、前記硫黄含有物質及び不活性ガスの量は、
    これらの成分によって、動作温度において少なくとも1
    気圧の充填物圧力を発生させるように設定されており、
    前記硫黄の分圧が前記不活性ガスの分圧よりも著しく大
    きいものであることを特徴とするアークランプバルブ。
  22. 【請求項22】 アークランプバルブにおいて、光透過
    性被包体が設けられており、前記被包体は電極を有する
    と共にセレン元素が主要な放射成分である充填物を収容
    しており、前記充填物は更に不活性ガスを有しており、
    前記充填物の成分の量は動作温度において少なくとも1
    気圧の充填物圧力が発生されるように設定されており、
    前記充填物圧力は主に前記セレンによって制御されるこ
    とを特徴とするアークランプバルブ。
  23. 【請求項23】 アークランプバルブにおいて、光透過
    性被包体が設けられており、前記被包体は電極を有する
    と共に基本的にセレン元素と不活性ガスとから構成され
    る充填物を収容しており、前記成分の量は動作温度にお
    いて少なくとも1気圧の充填物圧力を発生させるように
    設定されていることを特徴とするアークランプバルブ。
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