JPH06130409A - 接続部材およびそれを用いる液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

接続部材およびそれを用いる液晶表示装置の製造方法

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JPH06130409A
JPH06130409A JP28461192A JP28461192A JPH06130409A JP H06130409 A JPH06130409 A JP H06130409A JP 28461192 A JP28461192 A JP 28461192A JP 28461192 A JP28461192 A JP 28461192A JP H06130409 A JPH06130409 A JP H06130409A
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crystal display
conductive sheet
display panel
electrode terminals
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Kazuyoshi Hirayama
量祥 平山
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
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    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Non-Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示パネルに一対の偏光フィルムを貼付
ける際の静電気対策の工程を省略する。 【構成】 接続部材5は、導電シート1、樹脂被膜2お
よび異方性導電シート4から構成される。異方性導電シ
ート4に含まれる導電粒子3と導電シート1とが電気的
に接続されている。また導電シート1は、樹脂被膜2に
よって容易に異方性導電シート4から剥離可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば液晶表示パネ
ルと駆動回路基板とを電気的に接続するために用いられ
る接続部材に関し、さらにこの接続部材を用いる液晶表
示装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、ブラウン管などに比べ
て奥行きが薄くできる上、消費電力が少ないので薄型化
や小型化が比較的容易である。こうした特性は、近年の
ワードプロセッサやパーソナルコンピュータなどの情報
伝達機器の小型化への要望を満たし、これら情報伝達機
器の表示装置として、非常に多く使用されるに至ってい
る。
【0003】前記液晶表示装置は、対向する表面に透明
電極、配向膜などが形成された一対の透光性基板間に、
液晶分子を介在させ、前記表示電極に接続される電極端
子が、前記透光性基板周縁部に形成された液晶表示素子
を、一対の偏光フィルムで挟持して成る液晶表示パネル
と、前記液晶表示パネルを駆動する駆動回路チップが実
装された配線基板とを、配線基板に形成された接続端子
と前記電極端子とを電気的に接続して構成される。
【0004】液晶を表示装置に利用するためには、ある
程度広い面積にわたって液晶分子が一方向に揃って並ん
でいることが必要である。前記透光性基板の対向する表
面に配向膜を形成することで、配向膜中の分子の影響に
よって液晶分子の配向状態を制御し、前記液晶表示パネ
ルの画像の鮮明さを向上させている。
【0005】前記液晶表示装置の普及に伴い、その表示
品位の向上が求められている。表示品位に悪影響を及ぼ
す原因の1つとして、前記液晶表示パネルの製造工程に
おいて、液晶表示パネルと各種製造機械または人の指と
が触れることによって帯電する静電気がある。この静電
気によって、前記液晶表示パネル内の液晶分子の配向状
態が乱れ、表示品位が劣化する。
【0006】前記液晶表示パネルの製造工程において、
静電気が発生する工程の一例として、前記液晶表示素子
を一対の偏光フィルムで挟持する工程がある。
【0007】偏光フィルムは一般的に、電気絶縁性フィ
ルム(たとえばPVA;ポリビニルアルコール)の積層
構造であり、静電気が帯電しやすい性質を有する。特
に、この偏光フィルムを保護フィルムから剥離して、透
光性基板上に貼付ける際には、数100〜数1000V
の静電気が発生する。この発生した静電気は、液晶表示
パネルの電極端子および透明電極に帯電する場合があ
る。
【0008】このように液晶表示パネル内の電極に静電
気が帯電した状態では、液晶分子の配向状態が乱れる。
その結果として、液晶表示パネルの表示品位が著しく劣
化してしまう。このような液晶表示パネルの表示品位の
劣化という問題に対する防止策の一例として、金属箔を
前記電極端子間に貼付ける方法が行われている。
【0009】金属箔は、たとえば銅箔のような導電性シ
ートと、ニッケル(Ni)やカーボンなどの導電粒子を
含有する電気絶縁性を有する合成樹脂などから成る接着
剤とを、一体化したものである。前記導電粒子によっ
て、前記電極端子と前記導電性シートとが電気的に接続
される。また、前記液晶表示パネルに形成された複数の
電極端子は、前記導電性シートを介して電気的に接続さ
れ、液晶表示パネルの局所的な静電気の帯電を回避する
ことができる。
【0010】したがって、保護フィルムを剥離した一対
の偏光フィルムを前記液晶表示素子に貼付ける際、前述
したように偏光フィルムに静電気が帯電するが、前記金
属箔によって前記電極端子間が電気的に接続されている
ために、前記液晶表示パネル内の局所的な静電気の帯電
が回避され、液晶分子の配向状態の乱れが防止される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前述したように液晶表
示パネルの製造工程において、静電気による表示品位の
劣化という問題を防止する方法として、金属箔を電極端
子間に貼付けるという方法を行っている。
【0012】しかし、たとえば液晶表示素子に一対の偏
光フィルムを貼付けた後の工程として、液晶表示パネル
に形成された電極端子と、前記液晶表示パネルを駆動す
る駆動電圧を印加する駆動回路チップが実装された配線
基板上に形成された接続端子とを、異方性導電膜を間に
介して電気的に接続するという工程がある。この際、前
記金属箔を剥離しなければならず、作業上大変面倒であ
る。
【0013】本発明の目的は、液晶表示装置の製造段階
において、静電気の影響による液晶表示パネル内の液晶
分子の配向状態の乱れを防止することができる接続部材
およびそれを用いる液晶表示装置の製造方法を提供する
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、多数の導電粒
子を含有する電気絶縁性を有する合成樹脂材料をシート
状に形成して成る異方性導電シートと、導電性材料から
成り、前記異方性導電シートの一方表面に剥離可能に形
成される導電シートとから成り、前記導電シートと前記
導電粒子とが電気的に接続していることを特徴とする接
続部材である。
【0015】また本発明は、対向する表面に表示電極お
よび配向膜がそれぞれ形成された一対の透光性基板間に
液晶層を介在し、前記表示電極に接続される電極端子が
前記透光性基板の周縁部に形成される液晶表示素子を、
一対の偏光フィルムで挟持して成る液晶表示パネルと、
前記表示電極に印加される表示信号を出力する駆動回路
チップが実装され、前記電極端子に接続される接続端子
が形成された配線基板とを接続して構成される液晶表示
装置の製造方法において、前記液晶表示素子形成後、前
記電極端子が形成された透光性基板周縁部に、前述の接
続部材を、異方性導電シートが対向するように貼付け、
前記一対の透光性基板の液晶層とは反対側表面に、それ
ぞれ偏光フィルムを貼付けて液晶表示パネルを形成し、
前記接続部材の導電シートを剥離し、前記配線基板と液
晶表示パネルとを、接続端子と電極端子とが対向するよ
うに貼付け、貼付け部分を加圧および加熱して、対向す
る端子同士を電気的に接続することを特徴とする液晶表
示装置の製造方法である。
【0016】
【作用】本発明に従えば、異方性導電シートの一方表面
に剥離可能に導電シートが形成され、導電シートと異方
性導電シート内の導電粒子とが電気的に接続されて接続
部材が構成される。したがって、たとえば配線基板上に
形成された複数の接続端子に、接続部材を貼付けたと
き、各接続端子は導電粒子および導電シートを介して電
気的に接続される。したがって各接続端子を同電位とす
ることができる。
【0017】また本発明に従えば、液晶表示素子形成
後、複数の電極端子が形成された透光性基板周縁部に前
記接続部材を、異方性導電シートが対向するように貼付
ける。この状態では、接続部材を構成する異方性導電シ
ートに含まれる導電粒子を介して、液晶表示パネルに形
成された電極端子と導電シートとが電気的に接続され
る。したがって、導電シートを介して、液晶表示パネル
に形成された複数の電極端子同士が電気的に接続され、
各電極端子が同電位に保たれる。
【0018】したがって一対の偏光フィルムを液晶表示
素子に貼付ける工程において、偏光フィルムに帯電した
静電気が特定の電極端子だけに帯電することが防止さ
れ、液晶表示パネル内における局所的な静電気の帯電は
回避され、液晶分子の配向状態の乱れを防止することが
できる。
【0019】その後、導電シートを剥離し、異方性導電
シートを介して配線基板の接続端子と液晶表示パネルの
電極端子とが対向するように貼付け、貼付け部分を加圧
および加熱して、端子同士を接続する。
【0020】これによって、従来静電気対策として行っ
ていた金属箔を電極端子間に貼付け、その後剥離する作
業を、省略することができる。
【0021】
【実施例】図1は、本発明の一実施例である接続部材5
の断面図である。接続部材5は、導電シート1、樹脂被
膜2、および異方性導電シート4から成る。導電シート
1は、厚さ35μm程度の銅箔などの金属箔から成る。
樹脂被膜2は、前記異方性導電シート4と前記導電シー
ト1との剥離を容易にするために、前記導電シート1に
ポリテトラフルオロエチレンなどを塗布して形成した薄
膜である。ポリテトラフルオロエチレンは、表面張力が
比較的小さいので、接着性を妨げる物理的性質を有す
る。
【0022】樹脂被膜2をあまり厚く前記導電シート1
に塗布すると、導電シート1と前記異方性導電シート4
に含有される導電粒子3との間に、導電性が失われる。
しかし、ポリテトラフルオロエチレンなどの合成樹脂
を、溶剤に薄めて(1wt%程度)刷毛などによって前
記導電シート1に塗布することで、導電シート1と前記
導電粒子3との間に導電性が保たれる。これは前述した
方法に従ってポリテトラフルオロエチレンなどの合成樹
脂を、導電シート1に塗布することで、膜の厚さが1μ
m以下と非常に薄く、しかも多数の穴が点在する表面の
粗い被膜が形成されるため、穴の箇所で前記導電シート
1と前記導電粒子3とが接しているためと考えられる。
前記樹脂被膜2には、ポリテトラフルオロエチレンなど
の合成樹脂の他に、シリコン系およびパラフィン系の合
成樹脂を使用することも可能である。
【0023】異方性導電シート4を形成する合成樹脂材
料中には多数の導電粒子3が含まれている。導電粒子3
は、たとえばプラスチックなどの電気絶縁性を有する合
成樹脂から成る球体状の表面をニッケル(Ni)および
金(Au)などの導電性を有する金属で被膜したもの
や、半田などの金属を球状に形成したものである。導電
粒子3の粒子直径は、いずれの場合も10μm程度であ
る。
【0024】異方性導電シート4を形成する合成樹脂材
料は、熱可塑性樹脂(たとえばポリスチレンやポリブタ
ジエン)と、接着剤としての熱硬化性樹脂(たとえばエ
ポキシやウレタン)とで構成された、厚さ20μm程度
の樹脂である。
【0025】図2は、前記接続部材5を用いる液晶表示
装置の製造方法を説明する工程図であり、図3〜図8は
図2の各工程に対応する断面図である。液晶表示装置
は、液晶表示パネルと配線基板とを接続して構成され
る。液晶表示パネルは、表示電極および配向膜をそれぞ
れ形成した一対の透光性基板間に、液晶層を介在し、前
記表示電極に接続される電極端子が、前記透光性基板周
縁部に形成される液晶表示素子を、一対の偏光フィルム
で挟持して構成される。配線基板には、前記表示電極に
印加される表示信号を出力する駆動回路チップが実装さ
れ、前記電極端子に接続される接続端子が形成されてい
る。
【0026】工程a1では、液晶表示素子6が形成され
る。図3(1)は、前記液晶表示素子6の断面図であ
り、図3(2)は、図3(1)の切断面線A−Aから見
た断面図である。
【0027】ガラス、プラスチックなどから成る一対の
透光性基板7,8を対向して配置し、各基板7,8の対
向する表面には、ITO(インジウム錫酸化物)などか
ら成る複数の表示電極9,13および配向膜10,11
が形成されている。基板7,8間に液晶層12を介在さ
せシール材14にて封止して、液晶表示素子6は構成さ
れる。また、前記電極に接続される電極端子19が、前
記透光性基板7,8の周縁部に形成されている。
【0028】以後、基板7に関連して前記接続部材5を
用いた液晶表示装置の製造方法について説明するが、基
板8に関しても同様である。
【0029】工程a2において、前記接続部材5を、電
極端子19が形成された透光性基板7に貼付ける。図4
(1)は、前記液晶表示素子6を構成する透光性基板7
上に、前記接続部材5を貼付けた状態を示す断面図であ
り、図4(2)は、図4(1)の切断面線B−Bから見
た断面図である。
【0030】前述したように、導電シート1と導電粒子
3とは電気的に接続しており、導電粒子3を介して、前
記透光性基板7上に形成された複数の電極端子19と導
電シート4とは電気的に接続している。したがって電極
端子同士が、短絡されることになる。
【0031】工程a3において、前記液晶表示素子6に
一対の偏光フィルム15,16を貼付け、液晶表示パネ
ル20を形成する。図5(1)は、前記液晶表示素子6
に一対の偏光フィルム15,16を貼付けた液晶表示パ
ネル20の断面図であり、図5(2)は、図5(1)の
切断面線C−Cから見た断面図である。
【0032】偏光フィルム15,16は、電気絶縁性フ
ィルム(たとえばPVA;ポリビニルアルコール)の積
層構造であって、静電気が帯電しやすい性質を有する。
特に、偏光フィルム15,16を保護フィルムから剥離
して、透光性基板7,8に貼付ける際には、数100〜
数1000Vの静電気が帯電する。
【0033】したがって図5(1)に示したように、偏
光フィルム15,16を透光性基板7,8間に貼付けた
状態においては、偏光フィルム15,16に帯電した静
電気が特定の電極端子19のみに帯電し、電極端子およ
び表示電極間に電位差が生じる。
【0034】しかし図5(2)に示すように各電極端子
19が、前記接続部材5を介して電気的に接続されてい
るため、前記液晶表示パネル20内での表示電極への局
所的な帯電を回避することができる。したがって、液晶
表示パネル20の表示品位の著しい劣化を防止すること
ができる。
【0035】工程a4において、前記導電シート1およ
び前記樹脂被膜2を剥離する。図6(1)は、前記液晶
表示パネル20から、前記導電シート1と前記樹脂被膜
2を剥離した状態を示す断面図であり、図6(2)は、
図6(1)の切断面線D−Dから見た断面図である。
【0036】工程a5においては、前記異方性導電シー
ト4上に、表示電極9に印加される表示信号を出力する
駆動回路チップが実装された配線基板18を貼付ける。
このとき、電極端子19と接続端子17とが対向するよ
うに貼合わせる。図7(1)は、液晶表示パネル20上
に貼付けられた異方性導電シート4上に、前記接続端子
17を貼付けて構成される液晶表示装置21の断面図で
あり、図7(2)は、図7(1)の切断面線E−Eから
見た断面図である。
【0037】工程a6において、前記電極端子19と前
記接続端子17とが、前記異方性導電シート4を介して
熱圧着される。図8(1)は、前記液晶表示装置21に
おいて、前記異方性導電シート4を介して、電極端子1
9と接続端子17とが熱圧着された状態を示す断面図で
あり、図8(2)は、図8(1)の切断面線F−Fから
見た断面図である。
【0038】前記電極端子19と前記接続端子17との
間に前記異方性導電シート4を介した状態で、厚み方向
に熱圧着を行うことによって、異方性導電シート4を構
成する熱可塑性樹脂は、軟化しその厚みが圧縮され、熱
硬化性樹脂接着剤は、より一層強固に接着する。
【0039】したがって図8(2)に示すように、対向
する電極端子19と接続端子17とは、異方性導電シー
ト4を介して密着する状態となり、対向する電極端子1
9と接続端子17との間は、充分な導電性を有する。
【0040】また図8(2)に示すように、前記異方性
導電シート4を熱圧着した状態でも前記導電粒子3は電
気絶縁性を有する合成樹脂の中にあって間隔を保って存
在しており、液晶表示装置21上に形成された複数の電
極端子19間には充分な絶縁性が確保される。同様に配
線基板18に形成された複数の接続端子17の間にも、
充分な絶縁性が確保される。
【0041】本実施例において、導電シート1を構成す
る導電性材料として、銅箔などの金属箔を用いたが、本
発明においては必ずしもこれに限定されるものではな
い。
【0042】図9は、本発明の他の実施例である接続部
材25の断面図である。接続部材25は、導電シート2
4、前記樹脂被膜2および前記異方性導電シート4から
形成される。
【0043】導電シート24は、合成樹脂などから成る
シート22の一方表面全面にわたり、たとえばITO
(インジウム錫酸化物)などから成る金属層23を蒸着
させて形成される。
【0044】したがって、異方性導電シート4に含まれ
る導電粒子3と前記導電シート24を形成する金属層2
3とは、電気的に接続されている。
【0045】さらにその他の実施例として、ベンゼン核
を多く密に結合することによって形成される導電性を有
する合成樹脂や、テフロンフィルムにカーボン粒子を含
有させたものなども導電シートとして使用可能である。
【0046】本実施例において、異方性導電シート4を
構成する樹脂として、ポリスチレンやポリブタジエンな
どの熱可塑性成分およびエポキシやウレタンなどの熱硬
化性成分から成る樹脂を用いた。しかし本実施例に使用
した異方性導電シート4に使用可能な樹脂は、前述した
成分の樹脂に限定されるものではない。たとえばポリス
チレン、ポリエチレンおよびポリブタジエンの共重合樹
脂、該共重合樹脂とエポキシ樹脂との混合物などを使用
することも可能である。さらに、紫外線硬化樹脂を使用
することも可能である。
【0047】また本実施例において、導電粒子3を構成
する球状体の素材として、プラスチックなどの合成樹脂
を、前記球状体を被膜する導電性を有する金属の例とし
てニッケル、金を、さらに別の例として半田などの金属
を示した。しかし本実施例に使用した導電粒子3は、前
述した物質に限定されるものではない。たとえばニッケ
ルなどの金属を球状体に形成して使用することも可能で
ある。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液晶表示
パネルと配線基板とを接続する際に用いられる接続部材
を利用して液晶表示パネルに形成された各電極端子同士
を電気的に接続することが可能となる。したがって、液
晶表示パネルを一対の偏光フィルムで挟持する際に生じ
る静電気が液晶表示パネル内の表示電極に局所的に帯電
することを回避することが可能となる。よって、液晶表
示パネルを一対の偏光フィルムで挟持する際、静電気対
策として従来から行われている金属箔の貼付け、および
剥離工程を省略することが可能となる。これによって比
較的簡単な工程にて表示品位の良好な液晶表示装置を、
製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である接続部材5の断面図で
ある。
【図2】接続部材5を液晶表示素子6に固着する工程を
説明する工程図である。
【図3】液晶表示素子6の断面図である。
【図4】液晶表示素子6に接続部材5を貼付けた際の状
態を示す断面図である。
【図5】液晶表示パネル20の断面図である。
【図6】液晶表示パネル20から、導電シート1および
樹脂被膜2を剥離した状態を示す断面図である。
【図7】液晶表示装置21の断面図である。
【図8】液晶表示装置21において電極端子19と接続
端子17とが異方性導電シート4を介して、固着された
ときの状態を示す断面図である。
【図9】本発明の他の実施例である接続部材25の断面
図である。
【符号の説明】
1,24 導電シート 2 樹脂被膜 3 導電粒子 4 異方性導電シート 5,25 接続部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の導電粒子を含有する電気絶縁性を
    有する合成樹脂材料をシート状に形成して成る異方性導
    電シートと、 導電性材料から成り、前記異方性導電シートの一方表面
    に剥離可能に形成される導電シートとから成り、 前記導電シートと前記導電粒子とが電気的に接続してい
    ることを特徴とする接続部材。
  2. 【請求項2】 対向する表面に表示電極および配向膜が
    それぞれ形成された一対の透光性基板間に液晶層を介在
    し、前記表示電極に接続される電極端子が前記透光性基
    板の周縁部に形成される液晶表示素子を、一対の偏光フ
    ィルムで挟持して成る液晶表示パネルと、前記表示電極
    に印加される表示信号を出力する駆動回路チップが実装
    され、前記電極端子に接続される接続端子が形成された
    配線基板とを接続して構成される液晶表示装置の製造方
    法において、 前記液晶表示素子形成後、前記電極端子が形成された透
    光性基板周縁部に、請求項1記載の接続部材を、異方性
    導電シートが電極端子に対向するように貼付け、 前記一対の透光性基板の液晶層とは反対側表面に、それ
    ぞれ偏光フィルムを貼付けて液晶表示パネルを形成し、 前記接続部材の導電シートを剥離し、 前記配線基板と液晶表示パネルとを、接続端子と電極端
    子とが対向するように貼付け、 貼付け部分を加圧および加熱して、対向する端子同士を
    電気的に接続することを特徴とする液晶表示装置の製造
    方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3800631B2 (ja) * 1997-02-27 2006-07-26 セイコーエプソン株式会社 異方導電性接着剤の製造方法、接続構造体の製造方法及び液晶装置の製造方法

Cited By (1)

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JP3800631B2 (ja) * 1997-02-27 2006-07-26 セイコーエプソン株式会社 異方導電性接着剤の製造方法、接続構造体の製造方法及び液晶装置の製造方法

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