JPH0612853U - プロペラシャフトのバランス調整構造 - Google Patents

プロペラシャフトのバランス調整構造

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JPH0612853U
JPH0612853U JP5061592U JP5061592U JPH0612853U JP H0612853 U JPH0612853 U JP H0612853U JP 5061592 U JP5061592 U JP 5061592U JP 5061592 U JP5061592 U JP 5061592U JP H0612853 U JPH0612853 U JP H0612853U
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JP
Japan
Prior art keywords
propeller shaft
balance
shaft
adjustment structure
balance adjustment
Prior art date
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Pending
Application number
JP5061592U
Other languages
English (en)
Inventor
豊 鈴木
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Publication date
Application filed by 株式会社ユニシアジェックス filed Critical 株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロペラシャフトのバランス調整を車載状態
においても容易かつ正確に行なう。 【構成】 プロペラシャフト(1)端部のヨーク(6
2)にバランスリング(64)を取り付けるとともに、
バランスリング(64)にタップ穴(64b)を形成
し、このタップ穴(64b)にバランス調整用ボルト
(65)取り付け可能に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、プロペラシャフトのバランス調整構造,特に車載状態でプロペラシ ャフトのアンバランスを調整することができるプロペラシャフトのバランス調整 構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のプロペラシャフトのバランス調整構造としては、特開平3−1 6320号公報等に開示されたものが知られている。これは、プロペラシャフト 本体の端部にヨークを嵌合させるとともに、この嵌合部分に締付けリングを装着 した後、この締付けリングの一部を取り除くことにより、プロペラシャフトのア ンバランスを調整せんとするものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構造から成る従来のバランス調整構造にあっては、ヨーク の嵌合部分に装着される締付けリングの取り除き箇所を切除するには特殊な工具 を必要とし、切除作業が面倒であるばかりか、工具の使用に熟練を要する。また 、この切除作業を容易にするために締付けリングの板厚を薄くすることも考えら れるが、これではプロペラシャフトのアンバランスを十分に調整しきれないとい う問題も生じている。
【0004】 本考案は、かかる従来構造に起因する問題点を解消するために提案されたもの で、プロペラシャフトのバランス調整を容易かつ正確に行ない得るプロペラシャ フトのバランス調整構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本考案は、プロペラシャフト端部にバランスリン グを取り付けるとともに、このバランスリングに複数個の穴を形成し、この穴に 所定の質量バランス調整用ボルトを取り付け可能にしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案は、上記構造をとることにより、バランス調整用のボルトを取り付ける だけで調整が可能であるから、車載状態においても容易かつ正確にプロペラシャ フトのアンバランスを調整することができる。
【0007】
【実施例】
以下、図面に示した実施例にもとづき、本考案に係るプロペラシャフトのバラ ンス調整構造について説明する。
【0008】 図1は、本考案に係るプロペラシャフトのバランス調整構造を示す一部を破断 した側面図であるが、プロペラシャフト1は、第1ジョイント2、第1軸3、第 2ジョイント4、第2軸5および第3ジョイント6から構成され、これらを連続 的に連結し、かつ、第1軸3と第2ジョイント4間にセンターベアリング7が相 対回転自在に嵌装されており、全体として動力が伝達されるようになっている。
【0009】 第1ジョイント2にはラバーカップリングが用いられるが、本実施例における ラバーカップリングは、変速装置の出力軸(図示省略)とスプライン結合するシ ャフト21を有する。また、シャフト21側にボルト結合されるカラー22と、 第1軸3側にボルト結合されるカラー23とがそれぞれ3個づつ同一平面内にお いて環状かつ交互に配置され、そして、互いに隣接するカラー22および23の 間に弾性コード24が巻回されるとともに、カラー22,23および弾性コード 24を弾性体25によって囲繞した構造となっている。シャフト21と第1軸3 との突き合わせ端部には、シャフト21側に設けられた球面軸受26により、第 1軸3側に設けられたセンターリングシャフト27を揺動自在に支持するセンタ ーリング機構が形成されている。
【0010】 センターベアリング7は回転するシャフトを支持する軸受71を有し、軸受7 1は弾性支持体72を介しブラケット等により車体のクロスメンバに弾性的に支 持される。
【0011】 また、第2および第3のジョイント4および6は、十字状のジャーナル41, 61を二又状の対のヨーク42,62間に連結したカルダンジョイントが用いら れている。
【0012】 このように構成されたプロペラシャフト1は、第1ジョイント2が変速装置の 出力軸に、また、第3ジョイント6が終減速装置の入力軸に、それぞれ連結され 、駆動力を伝達することになる。
【0013】 図2は、図1におけるA部の拡大図、図3は図2のB−B矢視断面図であるが 、プロペラシャフト1の後端部に位置する第3ジョイント6の先端部には、二又 状のヨーク62がプロペラシャフト1本体を構成するチューブ63と突合わせ結 合されている。ヨーク62にはバランスリング64が圧入または溶接により確実 に固定され、バランスリング64の側面64aには、プロペラシャフト1の軸方 向と平行にタップ穴64bが形成されている。本実施例においては、円周上等ピ ッチで合計8個のタップ穴64bが前後からバランス調整用ボルト65を螺合で きるように形成されているが、タップ穴64bのピッチを狭くして数を増加させ る程、最適位相でのバランス調整が可能となる。
【0014】 上記構造から成るプロペラシャフト1のバランスを調整するにあたっては、ま ずプロペラシャフト1のアンバランス量および位相角がフィールドバランサーを 用いて測定される。この測定結果にもとづき、測定したアンバランスと逆位相に あるタップ穴64bを決定し、このタップ穴64bにアンバランスを打ち消す質 量を有するバランス調整用ボルト65を取り付け、バランス調整は完了する。
【0015】 なお、タップ穴64bに代えて貫通孔を形成し、この貫通孔にバランス調整ボ ルトを挿通し、ナットを用いて取付けるようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るプロペラシャフトのバランス調整構造によ れば、バランスリングにバランス調整用ボルトを取り付けるだけでプロペラシャ フトのアンバランスが調整できるから、車載状態においてもバランスの調整を容 易かつ正確に行なうことができる。
【0017】 また、バランスリングの側面両側に設けられるタップ穴の数を増加するととも にバランス調整用ボルトの重量の種類をふやすことにより、最適位相での調整が 可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプロペラシャフトのバランス調整
構造を示す一部を破断した側面図である。
【図2】図1におけるA部の拡大図である。
【図3】図2におけるB−B矢視断面図である。
【符号の説明】
1 プロペラシャフト 6 第3ジョイント 62 ヨーク 64 バランスリング 64b タップ穴 65 バランス調整用ボルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラシャフト端部にバランスリング
    を取り付けるとともに、このバランスリングに複数個の
    穴を形成し、この穴に所定の質量バランス調整用ボルト
    を取り付け可能にしたことを特徴とするプロペラシャフ
    トのバランス調整構造。
JP5061592U 1992-07-20 1992-07-20 プロペラシャフトのバランス調整構造 Pending JPH0612853U (ja)

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JP5061592U JPH0612853U (ja) 1992-07-20 1992-07-20 プロペラシャフトのバランス調整構造

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JPH0612853U true JPH0612853U (ja) 1994-02-18

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JP5061592U Pending JPH0612853U (ja) 1992-07-20 1992-07-20 プロペラシャフトのバランス調整構造

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JP (1) JPH0612853U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003042179A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Showa Corp バランサへの被検軸の取付構造
WO2024057747A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 日立Astemo株式会社 動力伝達軸及びプロペラシャフト

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