JPH06128527A - 透湿防水性被覆成形物の製造法 - Google Patents

透湿防水性被覆成形物の製造法

Info

Publication number
JPH06128527A
JPH06128527A JP4278985A JP27898592A JPH06128527A JP H06128527 A JPH06128527 A JP H06128527A JP 4278985 A JP4278985 A JP 4278985A JP 27898592 A JP27898592 A JP 27898592A JP H06128527 A JPH06128527 A JP H06128527A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solution
urethane resin
moisture
weight
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4278985A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Uchida
慎治 内田
Tomeyoshi Ohori
留好 大堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Kasei Corp
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Kasei Corp filed Critical Mitsubishi Kasei Corp
Priority to JP4278985A priority Critical patent/JPH06128527A/ja
Publication of JPH06128527A publication Critical patent/JPH06128527A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液、または当該
ポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液とウレタン樹脂溶液との
混合溶液に粒径0.02〜10μmの範囲のシリカ系微
粒子を樹脂総量に対して1〜50重量%配合し、次いで
成形物に塗布又は含浸させた後、湿式加工を行うことを
特徴とした透湿防水性被覆成形物の製造法。 【効果】 本発明方法によれば、透湿防水性被覆成形物
の製造に際し、ポリアミノ酸ウレタン樹脂を使用し、高
い透湿性を維持又は向上させて且つ、耐水性を向上させ
ることができる。それにより、従来課題とされていた登
山着、雨衣等の用途にも十分対応できる。又、耐水圧、
透湿度ともに優れているので、ソフトな風合いの防水布
を得る際にも有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透湿防水性被覆成形物の
製造法に関するものである。更に詳しくはポリアミノ酸
ウレタン樹脂を使用し、高い透湿性を維持又は向上させ
て且つ、耐水性を向上せしめた透湿防水性被覆成形物の
製造法に関するものである。即ち、高い防水性が要求さ
れる登山着、雨衣等に適した透湿防水性被覆成形物の製
造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、防水性、透湿性を有する衣料
等にポリウレタン樹脂(以下、PUと略記する)被覆を
した繊維物が使用されている。このPUにシリカ粒子を
配合し、撥水剤を併用する方法により、防水性、透湿性
を向上させること(特公昭63−57546)も提案さ
れているが、透湿性はまだ、充分ではなかった。またポ
リアミノ酸ウレタン樹脂(以下、PAUと略記する)の
溶液、またはPAUとウレタン樹脂との混合物(以下、
PAU−Uと略記する)の溶液を繊維物に塗布し、湿式
加工を行うことにより、透湿度の高い防水布を得ること
も行われている。
【0003】上記の防水布の性能は、微多孔膜を耐水圧
2000〜3000mmにコントロールした場合、透湿
度は8000〜12000g/m2 24hである。斯か
る性能は、通常のウレタン樹脂の約2倍に相当し、透湿
度は通常の防水性能を持たない衣服と同レベルである。
従って、上記の防水布は、ウィンドブレーカー、スキー
ウェアー等の高級品として用いられている。
【0004】しかしながら上記の防水布は耐水圧が不十
分で、防水性に欠けるので、例えば登山着、雨衣等の用
途には使用できない等の課題を残している。またソフト
な風合いの防水布を得るために樹脂の塗布量を少くする
(薄塗りする)と、微多孔化が低下して透湿度が低下す
るという問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みなされたものであり、その目的は高い透湿性を維持ま
たは更に向上させること、耐水圧を大きく向上させるこ
と、及びソフトな風合いの防水布を得るために薄塗りし
た場合の透湿度の低下を防いだ透湿防水性被覆成形物の
製造法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
はポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液または当該ポリアミノ
酸ウレタン樹脂溶液とウレタン樹脂溶液との混合溶液に
粒径0.02〜10μmの範囲のシリカ系微粒子を樹脂
総量に対して1〜50重量%配合し、次いで成形物に塗
布又は含浸させた後、湿式加工を行うことを特徴とする
透湿防水性被覆成形物の製造法に存する。
【0007】以下本発明を詳細に説明する。先ず、PA
U溶液について説明する。PAUはα−アミノ酸−N−
カルボン酸無水物(α−アミノ酸−NCAと略記する)
とウレタン成分とから造られる。α−アミノ酸−NCA
の具体例としては、アラニンNCA、ロイシンNCA、
アスパラギン酸−β−メチルエステルNCA、アスパラ
ギン酸−β−エチルエステルNCA、アスパラギン酸−
β−プロピルエステルNCA、グルタミン酸−γ−メチ
ルエステルNCA、グルタミン酸−γ−エチルエステル
NCA、グルタミン酸−γ−ペンジルエステルNCA、
フェニルアラニンNCA等のD体、L体またはDL体が
挙げられる。これらのNCAは、単独または混合して用
いることが出来る。そして、アミノ酸含量の多いPAU
溶液を製造する場合は、アミノ酸鎖の重合度を高くする
必要があることから、L体又はD体の光学活性α−アミ
ノ酸NCAを用いるのが好ましい。
【0008】ウレタン成分は末端にイソシアネート基を
有するウレタンプレポリマー、水、ヒドラジン又は活性
水素を有する有機アミンを原料とするものである。末端
にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーは、
ポリイソシアネートとポリオールとをNCO/OH当量
比が1以上の条件で反応させることにより得られる。
【0009】上記のポリイソシアネートとしては、通
常、芳香族ジイソシアネート、脂肪族ジイソシアネート
又は脂環式ジイソシアネートが用いられる。斯かるジイ
ソシアネートの具体例としては、トルエン−2,4−ジ
イソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、メタフェニレンジイソシアネート、1,6−
ヘキサンジイソシアネート、1,10−デカメチレンジ
イソシアネート、1,4−シクロヘキサンジイソシアネ
ート、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメ
チルシクロヘキシルイソシアネート(イソホロンジイソ
シアネート)等が挙げられる。
【0010】特に、芳香族ジイソシアネート又は芳香族
ジイソシアネートと脂肪族ジイソシアネートとの混合物
を使用するのが好ましい。脂肪族ジイソシアネートを単
独で使用した場合、湿式加工工程におけるPAU溶液の
多孔化が困難である。また、湿式加工工程において、多
孔化の容易な芳香族ウレタン樹脂をPAU溶液に混合す
る場合、脂肪族イソシアネートのみを使用したPAU溶
液は芳香族ウレタン樹脂と相分離を惹起し易い欠点があ
る。
【0011】ポリオールとしては、ポリエーテルポリオ
ール、ポリエステルポリオール、ポリカーボネートポリ
オールが挙げられ、数平均分子量が200〜300以上
のものが好ましい。これらのポリオールは、単独または
混合して用いることが出来る。上記のポリエーテルポリ
オールの具体例としては、ポリプロピレンエーテルグリ
コール、ポリエチレンポリプロピレンエーテルグリコー
ル、ポリテトラメチレンエーテルグリコール、ポリペン
タメチレンエーテルグリコール、ビスフェノールAにプ
ロピレンオキサイド又はエチレンオキサイドを付加して
得られる芳香環を有するグリコール等があげられる。
【0012】上記のポリエステルポリオールの代表例と
しては、ポリカプロラクトンポリオール、エチレングリ
コール又は1,4−ブタンジオール等のジオール類とア
ジピン酸、セバシン酸等の二塩基酸との反応物が挙げら
れる。上記のポリカーボネートポリオールの代表例とし
ては、ジエチルカーボネート又はエチレンカーボネート
に過剰モル比の1,6−ヘキサンジオール、1,5−ペ
ンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル又は1,4−ブタンジオールを加え、脱エタノール又
は脱エチレングリコール反応を行うことによって得られ
るものが挙げられる。
【0013】水はイソシアネート基と反応してアミノ基
を生成するのでアミンの代替として使用することが出来
る。そして、水道水、非脱塩水または脱塩水のいずれで
もよい。ヒドラジンは無水ヒドラジン又は含水ヒドラジ
ンのいずれでもよく、工業的には含水ヒドラジンの方が
安定性の面において有利である。
【0014】活性水素を有するアミンとしては、エチレ
ンジアミン、プロパンジアミン等の脂肪族1級ジアミ
ン、ピペラジン等の脂環式二級ジアミン又はフェニレン
ジアミン、ジフェニルメタンジアミン等の芳香族系ジア
ミンが適当である。α−アミノ酸NCAとウレタンプレ
ポリマーとの使用割合は、90:10〜1:99重量
比、好ましくは80:20〜3:97重量比の範囲であ
り、具体的には、目的とする製品物性に応じて決定され
る。例えば、耐水圧の優れた防水布を目的とする場合ま
たは人工皮革、不織布バインダーにおいて、弾性、接着
性、柔軟性を重視する場合はウレタンプレポリマー成分
の多い方が好ましい。
【0015】一方透湿度を重視する場合はα−アミノ酸
NCAが多い方が好ましい。ヒドラジン又は活性水素を
有するアミンの使用割合は、アミノ基としてウレタンプ
レポリマーのイソシアネート基に対し1/2当量以上、
好ましくは2/3当量以上に相当する割合である。水の
使用割合は、水とイソシアネート基との反応で生成する
アミノ基を基準として上記と同様に決定することが出来
る。
【0016】PAU製造時の溶媒は特に限定されない
が、ジメチルホルムアミド(以下DMFと略記する)を
主体とした溶媒を使用するのが湿式加工のために好まし
い。DMFを主体とした溶媒とは、DMF単独またはD
MFと他の溶媒との混合溶媒を示す。そして、混合溶媒
の場合、DMFの含有率は、通常50重量%以上、好ま
しくは70重量%以上、特に好ましくは90重量%以上
である。
【0017】上記の他の溶媒としては、非ハロゲン系の
炭化水素、エーテル、エステル、ケトン等が好ましい。
これらの溶媒の具体例としては、トルエン、キシレン、
シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メ
チルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチル等が
挙げられる。工業的には、DMF単独溶媒の方が汎用性
があり有利であるが、PAU溶液の使用上、他の溶媒の
共存が必要な場合、生成したPAU溶液に上記の他の溶
媒を混合して使用することが出来る。
【0018】DMFを主体とする溶媒の使用量は、α−
アミノ酸NCAとウレタンプレポリマーとの反応の最終
生成物(PAU溶液)中の樹脂分濃度が通常は3〜50
重量%の範囲とされるが、好ましくは10〜30重量%
の範囲とするのがよい。濃度が高すぎる場合、粘度が著
しく高くゲル状となり取扱いが困難である。一方、濃度
が低過ぎる場合は、高粘度(10000cps以上)の
ものが得られ難く汎用性に乏しい。
【0019】また、PAU溶液を製造する際の反応温度
は、α−アミノ酸NCAから高分子量のポリアミノ酸単
一ポリマーを合成できる温度が好ましく、具体的には、
10〜60℃の範囲が好適である。反応温度が60℃よ
り高い場合は、共重合の際にアミノ酸鎖の重合度が増加
せずに高分子量のものが得られない場合がある。また高
温で反応させた場合は、イソシアネート基とアミノ基と
の反応によって生じる尿素結合にイソシアネート基がビ
ュレット反応してゲル化を惹起する場合がある。
【0020】PAU溶液を製造する好ましい方法として
は、次の(1)〜(4)の方法が挙げられる。 (1)DMFを主体とした溶媒中において、α−アミノ
酸NCAとイソシアネート当量200以上のウレタンプ
レポリマーとを混合した後、水、ヒドラジン又は活性水
素を有するアミンを添加して反応させる方法。 (2)DMFを主体とした溶媒中において、イソシアネ
ート当量200以上のウレタンプレポリマーと水、ヒド
ラジン又は活性水素を有するアミンとを反応させた後、
α−アミノ酸NCAを添加して反応させる方法。 (3)DMFを主体とした溶媒中において、イソシアネ
ート当量200以上のウレタンプレポリマーと水、ヒド
ラジン又は活性水素を有するアミンとを反応させた後、
α−アミノ酸−N−カルボン酸無水物を添加して反応さ
せ、更に、水、ヒドラジン又は活性水素を有するアミン
を添加して反応させる方法。 (4)後述するウレタン樹脂溶液中にα−アミノ酸−N
−カルボン酸無水物を混合した後、水、ヒドラジン又は
活性水素を有する有機アミンを添加して反応させる方
法。
【0021】本発明においては、上記の各方法で得られ
るPAU溶液に後述のシリカ系微粒子を加えて使用する
ことにより、性能の改良された透湿性防水性被覆成形物
を製造する。そして、シリカ系微粒子の添加により性能
改良効果が最も大きくかつ生産性の良いPAU溶液は、
上記の(1)の方法によるPAU溶液であり、次いで、
(4)、(2)、(3)の方法によるPAU溶液の順序
である。
【0022】また、本発明においては、上記方法によっ
て得られたPAU溶液に後述するウレタン樹脂を添加す
ることが出来る。この場合、ウレタン樹脂の添加に先立
ち、PAU溶液にイソシアネート当量80以上のポリイ
ソシアネート化合物を添加する方法が好適であり、斯か
る場合においても、PAU溶液としては前記の(1)、
(2)又は(3)の方法によって得られたものを用いる
のが好ましい。
【0023】上記のイソシアネート当量80以上のポリ
イソシアネート化合物としては、前記のウレタンプレポ
リマー合成に使用するポリイソシアネート成分の大部分
が使用可能であり、代表的には、トルエン−2,4−ジ
イソシアネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、1,6−ヘキサンジイソシアネート(HMD
2)、3−イソシアネートメチル−3,5,5−トリメ
チルシクロヘキシルイソシアネート(IPD2)、4,
4′ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12
D2)等が挙げられる。また、上記のポリイソシアネー
トと前述のポリオールとをNCO/OH当量比1以上の
条件下に反応させて得られるウレタンプレポリマーも同
様に使用できる。
【0024】イソシアネート当量80以上のポリイソシ
アネート化合物のPAU溶液に対する使用割合は、PA
U溶液に残存するアミノ基によって異なるが、通常は、
PAU溶液中の樹脂分に対して1〜100重量%、好ま
しくは1〜30重量%、更に好ましくは1〜10重量%
である。PAU溶液とポリイソシアネート化合物との反
応は、通常10〜60℃、0.5〜5時間の条件下に実
施される。
【0025】PAU溶液に必要に応じて混合されるウレ
タン樹脂および(4)の製法においてPAU溶液の原料
として使用するウレタン樹脂は、ジイソシアネート、ポ
リオール及び鎖延長剤の三成分を基本原料として製造さ
れる。上記のジイソシアネートとしては、湿式加工工程
における多孔化が容易であるとの観点から、芳香族ジイ
ソシアネートが好ましい。そして、その具体例として
は、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、メ
タフェニレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネ
ート等が挙げられるが、4,4′−ジフェニルメタンジ
イソシアネートが最適である。また上記(4)の製法で
得たPAU溶液にウレタン樹脂を加える場合は、(4)
の製法で使用するウレタン樹脂の原料イソシアネートは
脂肪族系でもよくその代表例としてはHMD2,IPD
2,H12MD2等が挙げられる。
【0026】上記のポリオールとしては、PAU溶液の
製造時に使用されるのと同様のポリオールが使用可能で
ある。そして、ポリエーテルポリオールとしては、ポリ
プロピレンエーテルグリコール、ポリテトラメチレンエ
ーテルグリコールが好ましく、ポリエステルグリコール
としては、ポリブチレンアジペートポリカプロラクトン
グリコールが好ましい。
【0027】上記の鎖延長剤としては、低分子量のジオ
ール又はジアミンが用いられる。低分子量ジオールの代
表例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサメチレ
ングリコール等が挙げられる。また、低分子量ジアミン
の代表例としては、ヒドラジン、エチレンジアミン及び
ヘキサメチレンジアミン等の1級ジアミン又はピペラジ
ン等の二級ジアミンが挙げられる。
【0028】上記の各基本原料において、最も汎用性が
ある組み合わせは、芳香族ジイソシアネート、ポリエス
テルポリオール、低分子量ジオールである。この場合、
ポリエステルポリオールの1部をポリエーテルポリオー
ルで代替してもよい。そして、ポリオールとしてポリエ
ーテルポリオールを単独に又は主体的に使用する場合
は、鎖延長剤として低分子量ジアミンも使用可能であ
る。
【0029】溶媒を必要とする場合は、PAU溶液の製
造時に使用されるのと同種のDMFを使用するものが好
ましい。ウレタン樹脂の製法としては次の各方法を採用
することが出来る。鎖延長剤としてジオールを用いる場
合は、水溶性溶媒の存在下または不存在下、ポリオール
とジオールを混合し、これにジイソシアネートを添加す
るワンショット法、または、NCO/OH当量比1以上
の条件下にジイソシアネートとポリオールとを反応させ
て末端にイソシアネート基を持つプレポリマーを得、こ
れとジオールと反応させるプレポリマー法を採用するこ
とが出来る。
【0030】また、鎖延長剤としてジアミンを用いる場
合は、水溶性溶媒の存在下または不存在下予め、NCO
/OH当量比1以上の条件下にジイソシアネートとポリ
オールとを反応させて末端にイソシアネート基を持つプ
レポリマーを得、これを溶媒中ジアミンで鎖延長する方
法を採用することが出来る。溶媒中で鎖延長を行う場合
の樹脂分濃度は、通常10〜60重量%、好ましくは2
0〜40重量%である。何故ならば、濃度が低過ぎる場
合は、高分子量のウレタン樹脂が得られ難く、濃度が高
過ぎる場合は、ゲル化を惹起し易いからである。
【0031】なお、上記の水溶性溶媒としては、PAU
溶液の調製の際の溶媒と同様に、DMFを主体とした溶
媒が使用される。ウレタン樹脂をPAU溶液に混合する
場合、ウレタン樹脂の割合は、PAU溶液中の樹脂分お
よび芳香族系ウレタン樹脂の両者を基準にし、通常1〜
95重量%、好ましくは20〜90重量%、更に好まし
くは30〜90重量%の範囲である。PAU溶液中にア
ミノ酸成分が多い場合は、ウレタン樹脂の割合が多い方
が好ましい。また、上記の混合は、通常、常温で10分
〜5時間攪拌することによって行なうことが出来る。
【0032】本発明において、透湿防水性被覆成形物
は、前述のようなPAU溶液またはPAU−U溶液にシ
リカ系微粒子を混合し、次いで、イソシアネート系硬化
剤を加え、基材となる成形物に塗布または含浸させた
後、湿式加工を行うことにより製造される。本発明でい
うシリカ系微粒子とは親水性のSiO2 nH2 Oあるい
はその表面を有機物と反応させた
【0033】
【化1】
【0034】基を含む微粒子である。
【0035】
【化2】
【0036】その代表例としては日本シリカ製のニプシ
ールE150K、ニプシールE150J、ニプシールE
200、ニプシールE200A、ニプシールE220、
ニプシールE220A、ニプシールHD等の親水性シリ
カ、エアロジルR9721、ニプシールSS−10、ニ
プシールSS−15、ニプシールSS−20、ニプシー
ルSS−30p、ニプシールSS−40、ニプシールS
S−50、ニプシールSS50A、ニプシールSS−7
0等の疎水性シリカ等が挙げられる。
【0037】親水性のものと疎水性のものを比べると疎
水性の方が好ましい。親水性のものの添加量を多くする
と、防水性テスト(耐水圧テスト)で水圧をかけた時に
水がにじむ場合がある。本発明で用いるシリカ系微粒子
の平均粒径は、通常0.02〜10μm、好ましくは
0.1〜5μmでなければならない。シリカ系微粒子の
平均粒径が小さ過ぎる場合、湿式工程で得られる被覆成
形物の透湿度が低下し、また、大き過ぎる場合は、耐水
圧の向上効果が小さい。シリカ系微粒子の特に好ましい
平均粒径は、0.1〜3μmである。平均粒径が小さい
ほど耐水圧の向上効果が大きい。
【0038】本発明における樹脂溶液の成形物への塗布
又は含浸させる方式は、被塗布物の形状、物性に応じた
公知の方式を適用可能であり、例えば帯状物ではナイフ
コーター、ロールコーター、バーコーター等を用いた塗
布方式が適している。シリカ粒子の使用割合は樹脂分に
対して1〜50重量%であるが、使用目的即ち、厚塗
り、薄塗り法では、その最適な量は細分化される。
【0039】本発明における厚塗り法とはより高耐水圧
を目的として行われる方法であり、比較的樹脂の塗布量
が多い方法を意味する。より具体的にはコーターヘッド
と被塗布物の間に間隙を有する塗布方法であり、平滑な
被塗布物の場合は樹脂の塗布量が20g/m2 以上であ
る。この場合のシリカ粒子の樹脂に対する配合量は10
〜50重量%、好ましくは20〜50重量%、更に好ま
しくは20〜40重量%である。
【0040】また、薄塗り法(以下かきとり方式と記
す)とは比較的ソフトな風合いを得るために樹脂の塗布
量が少ない方法である。より具体的にはコーターヘッド
と被塗布物の凸部が少なくとも接触する方法であり、凹
凸が少ない被塗布物の場合は凹部までも接触することも
ある。この場合のシリカ粒子の樹脂に対する配合量は1
〜40重量%、好ましくは5〜30重量%、更に好まし
くは5〜15重量%である。この範囲以下の配合量では
多孔化しにくく、透湿度が低くなり、またこの範囲以上
の場合は耐水圧が低くなる。
【0041】以上の方法で被覆するに当り被塗物への接
着力を向上させる場合イソシアネート系硬化剤を加える
ことが好ましい。イソシアネート系硬化剤の代表例とし
ては、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイ
ソシアネート又はイソホロンジイソシアネートの三量体
を主体としたポリイソシアネート、前記イソシアネート
モノマーとトリメチロールプロパン又はグリセリン等と
の反応物、ポリイソシアネートとフェノール類またはメ
チルエチルケトオキシムとを反応させたブロックタイプ
のイソシアネート系硬化剤が挙げられる。
【0042】上記のイソシアネート硬化剤は、最終的に
調製された塗布液を基布に湿式コーティングし、乾燥後
熱処理を施す場合、塗布液中の樹脂分と基布との接着力
およびコーティング布の耐水圧向上に効果を示す。イソ
シアネート系硬化剤の使用割合は、PAU溶液またはP
AU−U溶液に対し、通常0.1〜20重量%、好まし
くは、1〜15重量%である。イソシアネート系硬化剤
の使用割合が上記範囲より少ない場合は、前記の効果が
殆ど奏せられず、また、上記範囲より多い場合は、被覆
成形物が硬くなり過ぎる。
【0043】湿式加工方法としては、基材に調製された
塗布液を塗布または含浸し、次いで、必要に応じて水蒸
気に接触させた後、水または水とDMFとの混合溶媒に
浸漬して凝固させ、更に、多量の水で洗浄して乾燥する
方法が挙げられる。塗布液には、必要に応じて公知の他
の添加成分を含有させることが出来る。また、基材とし
ては、織布、不織布または多孔質の他の基材を適宜使用
することが出来る。
【0044】本発明によれば被覆成形物の樹脂被覆厚
(塗布量)を多くした場合(樹脂分約20g/m2
上)透湿度を10000g/m2 以上に保持し耐水圧を
5000mm以上に、また原料組成によっては1000
0mm以上に向上させることが可能である。またかきと
り方式で塗布量を少くしてソフトな風合いにした場合シ
リカ系微粒子を加えないと透湿度が約50%低下し、5
000g/m2 24h程度になるが、本発明の方法によ
れば透湿度をほとんど低下させることなく(10000
g/m2 24h以上保持し)耐水圧もSiO2 微粒子を
加えない時の1000mm以上維持することが可能であ
る。
【0045】従って、本発明で製造される透湿防水性被
覆成形物は、上記のような特徴を活かし、防水布用樹脂
としては勿論、織布または不織布にコーティングした人
工皮革、テント、包装材、オムツカバー等に好適に使用
することが出来る。そして、被覆成形物の微多孔膜にお
ける孔径は、PAU溶液の組成、PAU溶液に添加する
ウレタン樹脂の組成と量、湿式加工条件等により調整す
ることが出来る。従って、本発明で製造される透湿防水
性被覆成形物は、上記の繊維加工の用途以外に、水蒸
気、酸素、炭酸ガス等の透過性の高い人工皮膚、密封包
帯、治療用フィルム等の医用向け製品、液体または気体
混合物の分離膜またはフィルター等に応用することも可
能である。
【0046】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。 (実施例1)ポリカプロラクトンポリオール(プララセ
ル220・・・水酸基価56.9)177.4gとトリ
レンジイソシアネート(2,4−トリレンジイソシアネ
ート/2,6−トリレンジイソシアネート=23/3
(重量比)313.2gとを70℃で6時間反応させ、
末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリマー
を得た。(NCO当量1180) 次にエチレンジアミン3.29gをDMF301.4g
に溶解し、これを撹拌しながら実施例1使用のウレタン
プレポリマー123.1gをDMF246.2gに溶解
したものを滴下反応させた。この滴下反応生成物にγ−
メチル−L−グルタメートNCA13.7gを添加反応
させ、粘度19000cp/25℃のものを得た。
【0047】上記のPAU溶液100重量部に平均粒径
1.7μmの疎水性シリカ微粒子(日本シリカ製、商品
名「ニプシールSS−20」)6重量部を加えて混合し
た後、DMF40重量部とブロックタイプのイソシアネ
ート硬化剤(大日本インキ株式会社製、商品名「バーノ
ックD500」)3重量部を加えて塗布液を調製した。
【0048】一方、染色後のナイロンタフタ(70デニ
ール/34フィラメント、経糸密度120/インチ、緯
糸密度90/インチ)に5重量%水溶液のフッソ系撥水
エマルジョン(旭硝子製、商品名「アサヒガード71
0」)を使用して絞り率35%のパッティング処理を行
い、更に、160℃にて1分間の熱処理を行った。次い
で、鏡面ロールを有するカレンダー加工機を使用し、温
度170℃、圧力30kg/cm、速度20m/分の条
件下で上記のナイロンタフタにカレンダー加工を行って
布帛を得た。
【0049】ナイフオーバーロールコーターを使用し、
上記の布帛に前記の塗布液を塗布厚120μmで塗布し
た後、20℃の水溶中に60秒浸漬して樹脂分を凝固さ
せ、更に、50℃の温水中に5分間浸漬し、続いて乾燥
を行ってPAUコーティング布帛を得た。次いで、上記
のコーティング布帛を5重量%水溶液フッソ系撥水剤エ
マルジョン(「アサヒガード710」)に浸漬し絞り率
30%にした撥水処理を行った場合と行わない場合につ
いて実施し、それを乾燥後、160℃で2分間の熱処理
を行って本発明の透湿防水性被覆成形物を得た。
【0050】(比較例1)比較例1としてPAU溶液に
SiO2 系微粒子を加えずに調整した塗布液を上記と同
様な方法で被覆成形物を得た。上記の各被覆成形物につ
いて、性能(耐水圧、透湿度)の比較を行い、その結果
を表1に示す。なお、耐水圧および透湿度は次の方法に
従って測定した。 耐水圧:JIS L1096に準拠 透湿度:JIS Z0208に準拠
【0051】
【表1】
【0052】実施例1と比較例1との比較から疎水性シ
リカ系微粒子を加えることにより透湿度と耐水圧が大き
く向上することがわかる。また撥水処理をしなくても耐
水圧の高いものが得られることがわかる。
【0053】(実施例2)実施例1で得たウレタンプレ
ポリマー123.1g、γ−メチル−L−グルタメート
NCA123.1gとをDMF483gに溶解し、この
溶液にエチレンジアミン3.73gをDMF180gに
溶解した溶液を滴下し反応を行い、粘度35000cp
/25℃のPAU溶液を得た。次いでPAU溶液19.
3重量部にポリウレタン樹脂溶液* 86重量部を加えて
混合してPAU−U溶液を調整した。(濃度25.6
%) 上記PAU−U溶液100重量部に対し、実施例1で使
用した疎水性シリカ系微粒子(ニプシールSS−20)
3重量部(樹脂分換算で10.5重量%)加えて混合し
た後、DMF40重量部とブロックタイプのイソシアネ
ート硬化剤(「バーノックD500」)3重量部を加え
て塗布液を調整した。(25.7%) *ポリウレタン樹脂溶液の製法
【0054】ポリブチレンアジペート(OH価56.
7)989.5gとエチレングリコール77.5gとを
70℃で溶融混合し、これにDMF4064g加えて溶
解した後、60℃に保持して、4,4′−ジフェニルメ
タンジイソシアネート(以下MDIと略記する)420
g加え70℃で3時間反応させた。その後、反応物にM
DI16g加え、粘度60000cpsのポリウレタン
樹脂溶液を得た。(濃度27%) 以下実施例1と同様にナイロンタフタ布帛に上記の塗布
液をコーティングするが塗布厚を実施例1と同じ12μ
mの場合とかきとり方式による薄塗りの場合について実
施し、被覆物へのアサヒガード710による撥水処理を
行い本発明の透湿防水性被覆成形物を得た。
【0055】(比較例2)ニプシールSS−20を加え
ない他は実施例2と同様な方法で被覆成形物を得た。 (比較例3)ニプシールSS−20の代りに粒径0.6
〜0.8μmのアルミナ(住友化学製AKP−15)を
加えた他は実施例2と同様な方法で被覆成形物を得た。
上記の各被覆成形物について、性能(耐水圧、透湿度)
の比較を行いその結果を表2に示す。
【0056】
【表2】
【0057】実施例2と比較例2との比較から明らかな
通り、PAU溶液にシリカ系微粒子(ニプシールSS−
20)を加えることにより厚塗りの場合は耐水圧の向上
が顕著で、薄塗りの場合透湿度の向上が大きい。一方シ
リカ系微粒子(ニプシールSS−20)の代りに粒径
0.6〜0.8μmのアルミナAKP−15を加えた場
合は厚塗り薄塗り双方ともその効果はほとんど見られな
い。
【0058】(実施例3)実施例2で得たPAU−U溶
液100重量部に対し、実施例1で使用した疎水性シリ
カ系微粒子(ニプシールSS−20)8重量部(樹脂分
換算で23.7重量%)加えて混合した後、DMF40
重量部とブロックタイプのイソシアネート硬化剤(「バ
ーノックD500」)3重量部加えて塗布液を調整し
た。以下実施例2と同様な方法でコーティングし本発明
の透湿防水性被覆成形物を得た。ニプシールSS−20
を加えない比較例2と比較した。
【0059】
【表3】 実施例3と比較例2とを比較すると厚塗りにおいては、
耐水圧向上に一方的に有効である。しかし薄塗りにおい
ては透湿度が大きく向上するものの耐水圧の低下が現れ
ている。即ち薄塗りの場合は疎水性シリカ系微粒子ニプ
シールSS−20の添加を実施例2の10.5重量%か
ら23.7重量%まで上げると透湿度13000から1
5000に向上するが耐水圧への悪影響が出ることがわ
かる。 (実施例4)実施例2で得たPAU−U溶液100重量
部に対し、粒径8.6μmの疎水性シリカ系微粒子(日
本シリカ製「ニプシールSS−30p」)を8重量部加
えて混合した後、DMF40重量部とブロックタイプの
イソシアネート硬化剤「バーノックD500」3重量部
加えて塗布液を調整した。以下実施例2と同様な方法で
コーティングし本発明の透湿防水性被覆成形物を得た。
【0060】
【表4】
【0061】シリカ系微粒子の粒径を1.7μmから
8.6μmまで大きくすると実施例3との比較例におい
て圧塗りの場合にあっては耐水圧向上が小さくなる。ま
た薄塗りの場合においては、透湿度はやや向上するが耐
水圧の低下が更に大きくなる。
【0062】
【発明の効果】本発明方法によれば、透湿防水性被覆成
形物の製造に際し、ポリアミノ酸ウレタン樹脂を使用
し、高い透湿性を維持又は向上させて且つ、耐水性を向
上させることができる。それにより、従来課題とされて
いた登山着、雨衣等の用途にも十分対応できる。又、耐
水圧、透湿度ともに優れているので、ソフトな風合いの
防水布を得る際にも有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 15/59

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液、または
    当該ポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液とウレタン樹脂溶液
    との混合溶液に粒径0.02〜10μmの範囲のシリカ
    系微粒子を樹脂総量に対して1〜50重量%配合し、次
    いで成形物に塗布又は含浸させた後、湿式加工を行うこ
    とを特徴とした透湿防水性被覆成形物の製造法。
  2. 【請求項2】 ポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液、または
    当該ポリアミノ酸ウレタン樹脂溶液とウレタン樹脂溶液
    との混合溶液に粒径0.02〜10μmの範囲のシリカ
    系微粒子を樹脂総量に対して1〜40重量%配合し、次
    いで成形物に薄塗り法により塗布させた後、湿式加工を
    行うことを特徴とした透湿防水性被覆成形物の製造法。
  3. 【請求項3】 湿式加工方法が、基材に調製された塗布
    液を塗布または含浸し、次いで、必要に応じて水蒸気に
    接触させた後、水または水とDMFとの混合溶媒に浸漬
    して凝固させ、更に、多量の水で洗浄して乾燥すること
    を特徴とする請求項1記載の透湿防水性被覆成形物の製
    造法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の成形物を塗布する際に、
    イソシアネート系硬化剤を添加することを特徴とする透
    湿防水性被覆成形物の製造法。
JP4278985A 1992-10-16 1992-10-16 透湿防水性被覆成形物の製造法 Pending JPH06128527A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4278985A JPH06128527A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 透湿防水性被覆成形物の製造法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4278985A JPH06128527A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 透湿防水性被覆成形物の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06128527A true JPH06128527A (ja) 1994-05-10

Family

ID=17604816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4278985A Pending JPH06128527A (ja) 1992-10-16 1992-10-16 透湿防水性被覆成形物の製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06128527A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525188A (ja) * 2007-03-23 2010-07-22 バードエアー,インコーポレイティド 建築用膜構造体およびその製造方法
CN103614063A (zh) * 2013-12-02 2014-03-05 苏州市姑苏新型建材有限公司 一种建筑用透明水性防水涂料及其制备方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010525188A (ja) * 2007-03-23 2010-07-22 バードエアー,インコーポレイティド 建築用膜構造体およびその製造方法
CN103614063A (zh) * 2013-12-02 2014-03-05 苏州市姑苏新型建材有限公司 一种建筑用透明水性防水涂料及其制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5234525A (en) Waterproof breathable fabric laminates and method for producing same
JP4022000B2 (ja) 透湿防水加工布帛およびその製造方法
US5239037A (en) Waterproof breathable polyurethane membranes and porous substrates protected therewith
JP4040895B2 (ja) ポリウレタンウレア発泡体シートおよび該シートを用いた合成皮革
JPH06136320A (ja) 透湿防水性被覆成形物の製造法
JP3209367B2 (ja) 透湿性防水布帛の製造方法
JP2002069855A (ja) 結露防止性に優れた透湿防水性積層布帛の製造方法
JPH06128527A (ja) 透湿防水性被覆成形物の製造法
JPH07229070A (ja) 透湿防水性コーティング布帛の製造方法
JPH11124774A (ja) 透湿性防水布帛およびその製造方法
JP3834123B2 (ja) 透湿防水性コーティング布帛及びその製造方法
JPH061875A (ja) 多孔質性シート材料の製造方法及びシート
JPH05247849A (ja) 透湿防水性被覆成形物の製造法
JPH0552331B2 (ja)
JPH0413469B2 (ja)
JPH06272168A (ja) 透湿防水性コーティング布帛
JPH04163373A (ja) コーティング布帛の製造方法
JP3746830B2 (ja) 防水加工布帛およびその製造方法
JPH11227143A (ja) ソフトな透湿防水性布帛の製造方法
JPH06280163A (ja) 透湿防水性コーティング布帛の製造方法
JPH02104771A (ja) コーティング布帛の製造方法
JPH07363B2 (ja) 透湿性防水布帛
JPH0432856B2 (ja)
JP2002129479A (ja) ソフト風合いの透湿防水性コーティング布帛の製造方法
JPH06123077A (ja) 透湿防水性コーティング布帛

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term