JPH061272Y2 - シートカバー洗浄装置 - Google Patents

シートカバー洗浄装置

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JPH061272Y2
JPH061272Y2 JP6796189U JP6796189U JPH061272Y2 JP H061272 Y2 JPH061272 Y2 JP H061272Y2 JP 6796189 U JP6796189 U JP 6796189U JP 6796189 U JP6796189 U JP 6796189U JP H061272 Y2 JPH061272 Y2 JP H061272Y2
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JP
Japan
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seat cover
shaft
cleaning
roller
rope
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JP6796189U
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JPH037986U (ja
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正三 小崎
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Nippon Express Co Ltd
Original Assignee
Nippon Express Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は大型自動車などに使用されるシートカバーの洗
浄装置に関する。
[従来の技術] 積み荷をした大型自動車の荷台には、例えば、12m×4.
5mという大きなシートカバーが掛けられる。そして、
このシートカバーに埃が付着し、雨などによってこのシ
ートカバーが濡れると、シートカバーは汚れた状態にな
る。このシートカバーの汚れを落とすために従来は、そ
のシートカバーを床上に広げてそこに散水しながら作業
員はブラシによって擦り、その汚れを落とすようにして
いた。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のシートカバー洗浄において、シートカバーを
床上に広げてその洗浄を行っていたので、シートカバー
洗浄のための広いスペースが必要であった。そのため、
例えばガソリンスタンドなどで狭い所でシートカバーの
洗浄ができないという問題があった。
また、シートカバーを平らに広げて作業員がブラシなど
で洗浄していたので、その作業はかなり重労働であるば
かりでなく、洗浄後の水切りが悪いので、ブラシで擦り
落とした埃をきれいに洗い流すために大量の水が必要で
あるという問題がある。
本考案の目的は、狭い場所でのシートカバーの洗浄が可
能であり、かつ、労働力、および、使用水量を少なくし
たシートカバー洗浄装置を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 従来技術の課題を解決する本考案の構成は、両側に設け
たシートカバーの約1/2長からなる支柱の上部間にロー
ラ軸を横架してこのローラ軸にローラを軸支し、前記支
柱の下方に洗浄ブラシ取付軸を回転可能に横架するとと
もに、該洗浄ブラシ取付軸の上部にシートカバー昇降用
軸を回転可能に横架し、一方、シートカバー吊り下げ棒
に中央部を結んだロープの一端を、前記シートカバーの
昇降用軸に巻回するとともに、ロープの他端を上記ロー
ラを介して前記シートカバー昇降用軸に上記とは逆方向
に巻回させ、前記洗浄ブラシ取付軸よりも上方に位置し
て前記支柱間に洗浄ノズルを横架し、前記洗浄ブラシ取
付軸、および、シートカバー昇降用軸を回転する駆動装
置を設けたことを特徴とするものである。
[作用] このように構成することにより、シートカバー吊り下げ
棒に吊り下げられ、シートカバー昇降用軸の回転によ
り、当該軸に巻回されたロープを介して引き上げなが
ら、洗浄ノズルから噴出される洗浄液がシートカバー全
巾にわたって供給される。そして、洗浄後は引き上げら
れているシートカバーの表面に伝って流下しながらシー
トカバーはその下方にある洗浄ブラシで擦るようにして
洗浄され、埃は引き上げられているシートカバーの下方
向へと洗い流されていく。
次に、シートカバーが前部洗浄された後に、洗浄液の供
給を停止するとともに、洗浄ブラシ取付軸も停止して、
シートカバー昇降用軸を逆回転する。これによりシート
カバーは、シートカバー昇降用軸に巻回されているロー
プを介して巻き降ろされてその洗浄は完了する。
[実施例] 以下、本考案の一実施例について詳細に説明する。
第1図において、8は支柱であり、この支柱8は第2図
に示すように両側に立設されていて、その頂部は、横架
されたローラ軸11にて連結されている。この支柱8の高
さはシートカバー長さの約半分である。12は、ローラ軸
11に軸支されたローラである。支柱8の下方には、洗浄
ブラシ取付軸1,シートカバー昇降用軸2が夫々回転可
能に支柱8間にわたって軸支されている。洗浄ブラシ取
付軸1の一端には、スプロケット20が設けられて、モー
タ19のプーリにかけ渡されたチェーン、または、ベルト
により、モータ19の駆動力がスプロケット20を介して洗
浄ブラシ取付軸1に伝達されるようになっている。シー
トカバー昇降用軸2の一端にはスプロケット18が設けら
れ、減速機17のプーリにチェーン、または、ベルトにて
連結されている。これによりモータ16の回転は減速機1
7、または、スプロケット18を介してシートカバー昇降
用軸2に伝達される。モータ16は正転、および、逆転で
きるようになっている。
3は洗浄ノズルであり、支柱8の間に固定されている。
4は支柱8に固定されたブラケット22に回転可能に支持
されたガイドローラである。7はシートカバー吊り下げ
棒であり、多数個挿入されたフック13の係止部14をシー
トカバー15の止める孔25に差し込んで、シートカバー15
をシートカバー吊り下げ棒7に吊り下げるようにしてい
る。9は支柱8の間に固定された支柱の補強梁、10はこ
の補強梁9に立設してローラ軸11の撓みをなくすよう
にした補助柱である。21は洗浄ブラシであり、洗浄ブラ
シ取付軸1に螺旋状に、而も、その全域にわたって取り
付けられている。
6はロープであり、第5図に示すように巻き掛けされて
いる。図において、ロープ6の中央部はシートカバー吊
り下げ棒7に結ばれていて、その一端はガイドローラ5
を通してシートカバー昇降用軸2に巻き付けられ、その
他端はローラ12を通してシートカバー昇降用軸2に夫々
逆方向に巻き付けられている。
即ち、シートカバー昇降用軸2を正転したときにシート
カバー吊り下げ棒7は、ローラ12を通してシートカバー
昇降用軸2に巻き付けられたロープ6にて引き上げられ
るとともに、ロープ6の他端(ガイドローラ5側)は巻
き戻される。一方、シートカバー昇降用軸2を逆転した
ときに、シートカバー吊り下げ棒7は、ガイドローラ5
側のロープ端がシートカバー昇降用軸2に巻き付けられ
て引き下げられるとともに、ローラ12側のロープ6の他
端はシートカバー昇降用軸2から巻き戻されるようにな
っている。
このロープ掛けは第2図に示すように、シートカバー吊
り下げ棒7に対して複数個所に設けられ、このシートカ
バー吊り下げ棒7がシートカバー15の重さで撓まないよ
うになっている。本実施例では、7本のロープ掛けにな
っている。
次に第4図に示すように、洗浄ブラシ取付軸1に対して
シートカバー昇降用軸2は上方に位置し、かつ、シート
カバーを挟んでその両側になるように配置されている。
そして、洗浄ノズル3は、シートカバー15に対して洗浄
ブラシ21と同じ側に位置しており、シートカバー昇降用
軸2に近接して設けられている。要するに、洗浄ノズル
3は洗浄ブラシ21よりも上方に位置しておればよい。
23は洗浄ブラシ21に対抗して設けられた押さえローラで
あり、シリンダ24によりシートカバー15を洗浄ブラシ21
方向に押して洗浄効果を高めるようにしている。26は洗
浄ノズル支持梁である。
[作用の説明] 以上のように構成した本実施例の作用について説明す
る。
先ず、第4図に示すように汚れたシートカバー15の止め
孔25にフック13の係止部を挿入して、シートカバー15の
先端をシートカバー吊り下げ棒7に取り付ける。
次に、図示省略の弁を操作して洗浄ノズル3のノズル7a
から洗浄液を噴出させると同時に、モータ16,19を起動
する。これによりシートカバー15は、減速機17にて緩や
かに引き上げながら、高速回転している洗浄ブラシ21に
て洗浄される。
この洗浄に際して、洗浄ノズル3は洗浄ブラシ21より上
方に位置しているから、緩やかに引き上げられているシ
ートカバー15の表面を伝って、シートカバー15の全巾に
わたって均一に流下し、下方にある洗浄ブラシ21にてシ
ートカバー15の表面を擦るようにして洗浄する。そし
て、埃を含んだ汚れた洗浄液は、シートカバー15の表面
を伝って下方へと流れてゆき、洗浄されたシートカバー
15を汚すことはない。
また、洗浄ブラシ21にて擦られた後のシートカバー15
は、洗浄ノズル3から噴出される洗浄液にて洗い流され
る。
このようにして、シートカバー15は、引き上げながら洗
浄されるのであるが、支柱8の高さはシートカバー15の
約半分であるので第3図において、シートカバー吊り下
げ棒7がローラ12を乗り越えて、シートカバー15がロー
ラ12にて丁度二つ折りになった時に、シートカバー15の
末端が丁度洗浄ブラシ21の所の位置にするようになる。
これにより、シートカバー15の洗浄は完了する。
次に、洗浄ノズル3からの洗浄液の噴出を停止するとと
もに、モータ19を停止し、モータ16を逆回転させる。こ
れにより、シートカバー吊り下げ棒7はロープ6にて逆
に引っ張られ、ローラ12を乗り越えて二つ折りになって
いるシートカバー15はローラ12に案内されて逆方向に移
動する。この場合において、作業員は、シートカバー15
の末端を持って逆送されてくる洗浄済のシートカバー15
を折りたたむ。そして、フック13にて吊り下げられてい
るシートカバー15の端部が、シートカバー昇降用軸2に
達したときモータ16は停止し、作業員によってフック13
が止める孔25から外される。
また、シートカバー15は防水処理がされているので、そ
の表面に付着した水滴は、逆送されている途中で除去さ
れているので、シートカバー15を乾燥する必要はない。
[考案の効果] 以上詳述した通り本考案の構成によれば、次のような効
果が得られる。
(a)支柱の上部にローラを設け、下方にシートカバー昇
降用軸を設け、シートカバー吊り下げ棒に中央部に結ん
だロープの一端をシートカバー昇降用軸に巻き付けると
ともに、ロープの他端を、ローラを介してシートカバー
昇降用軸に互いに逆方向に巻き付けたので、シートカバ
ー昇降軸の正転、および、逆転によりシートカバーを二
つ折りにして引き上げ逆送することができ、支柱の高さ
を低く、かつ、設置スペースの小さな洗浄装置にするこ
とができた。その結果、例えばガソリンスタンドなどの
狭い場所への設置が可能となり、シートカバーの洗浄が
容易になる。
(b)シートカバー昇降用軸にてシートカバーを引き上げ
ながら洗浄ノズルにて洗浄液を噴出し、洗浄ブラシで洗
浄するようにしたので、その労力は軽減されるととも
に、洗浄液の無駄をなくし、水の使用量を大巾に少なく
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の要部を示す斜視図,第2図
は第1図に示した実施例の全体を示す正面図,第3図は
第2図の左側面図,第4図は第3図における要部を拡大
して示した一部縦断面図,第5図はロープ掛けを示した
正面図である。 1…洗浄ブラシ取付軸,2…シートカバー昇降用軸,3
…洗浄ノズル,6…ロープ,7…シートカバー吊り下げ
棒,8…支柱,11…ローラ軸,12…ローラ,15…シート
カバー,16,19…モータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両側に設けたシートカバーの約1/2長から
    なる支柱の上部間にローラ軸を横架してこのローラ軸に
    ローラを軸支し、前記支柱の下方に洗浄ブラシ取付軸を
    回転可能に横架するとともに、該洗浄ブラシ取付軸の上
    部にシートカバー昇降用軸を回転可能に横架し、 一方、シートカバー吊り下げ棒に中央部を結んだロープ
    の一端を、前記シートカバーの昇降用軸に巻回するとと
    もに、ロープの他端を上記ローラを介して前記シートカ
    バー昇降用軸に上記とは逆方向に巻回させ、前記洗浄ブ
    ラシ取付軸よりも上方に位置して前記支柱間に洗浄ノズ
    ルを横架し、前記洗浄ブラシ取付軸、および、シートカ
    バー昇降用軸を回転する駆動装置を設けたことを特徴と
    するシートカバー洗浄装置。
JP6796189U 1989-06-08 1989-06-08 シートカバー洗浄装置 Expired - Lifetime JPH061272Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6796189U JPH061272Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 シートカバー洗浄装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6796189U JPH061272Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 シートカバー洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH037986U JPH037986U (ja) 1991-01-25
JPH061272Y2 true JPH061272Y2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=31602000

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JP6796189U Expired - Lifetime JPH061272Y2 (ja) 1989-06-08 1989-06-08 シートカバー洗浄装置

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JP2010024734A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Iseki Poly-Tech Inc 掘進機

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JPH037986U (ja) 1991-01-25

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